そこで残りの大山くんに会いに行くべく、ワシは立ち上がった。
立ち上がったのは去る6月10日で、今回の交通手段はいろんな状況に対応しやすいスイフトくんじゃ。
スイフトとの別れも近いという要因もあるんじゃが。
今回も前回同様たかたか行くよ。
ただし、決行日が6月10日で、これを書いとるのが7月3日。
初老を過ぎらば誰しもが短期記憶は失われがちであり、ワシも例外ではない。
ですので、内容的にはあまり充実しとらんが許されい。
【白山神社】
所在地: 浜松市北区三ヶ日町日比沢276
祭神:白山比賣命
創建時期:不詳
社格:村社(11等級)
境内社:山神社他7社
先ず訪れたのがこの白山神社なんじゃけど、ここちょっと不思議な神社で、まるでお寺のような山門がある。
本文では山門と書いたけどやはり神社っぽい © ill-health(ruephas) 2018 |
いっかな動かん。
入れん。
困ったワシは一計を案じ、要するにまるでドロボーであるかのごとく横っちょの隙間から境内に侵入したよ。
すまん白山比賣命。
事情を察してくれ。
先ず大家たる白山比賣命の住まう本殿に参拝し、その後本殿後方にある7社が並んで建っておるところにこれまた侵入せしめた。
なぜ侵入かというか、説明しよう。
この写真を見てくれ。
© ill-health(ruephas) 2018 |
で、左後方に見える建屋が大山くん他7社が犇めき合っとる長屋である。
その部分に注目してほしいのじゃが、玉垣の切れ目があってそこが入り口なんじゃろうけど、鎖のようなもので封鎖されとるのが見て取れるじゃろう。
一応「入ってはいかん」という神社側の意思表示と理解して差し支えあるまい。
ただしじゃ、その鎖はたとえ子供さんであってもひょいと脚を跨げば軽々と突破できる程度のバリア力しかなく、じゃからワシも短い足をひょいと伸ばしてやすやすと侵入に成功した。
そして大山くんがちゃんとおわした。
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右傾ぎなのは神道ゆえ当然のことじゃろう。
まあ兎に角、きちんと表札も掲げられとるし、隣近所の神様と諍いを起こしとる様子もなく、平穏に暮らしておるようで一安心じゃな。
ちなみに問題の門であるが、このような一文が掲げられとった。
よめるかな〜、よめねえだろ〜な〜 © ill-health(ruephas) 2018 |
この地方にも多忙によりなかなか伊勢神宮に詣でることができん人も多いじゃろうが、せめてこの白山神社を詣でれば代わりになるであろう。
いかん、長文すぎる。
たったか行こう。
【八柱神社】
所在地: 浜松市北区三ヶ日町鵺代696
祭神:正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊・天之穂日命・天津日子根命・活津日子根命・熊野久須毘命・狭依毘賣命・多紀理毘売命・多岐津比賣命
創建時期:不詳
社格:村社(11等級)
境内社:山神社他7社
名前の如く、中の人は8人構成。
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊なんて神様の名前は初めて見た。
長くてややこしい名前だなあ。
この神様、なんかの用事で自分の名前書いたり伝える時大変そうだと同情。
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今回は侵入が多いなあ。
少し探すと「山の神社」という表札をぶら下げとる、やはり木造コンパクトタイプの祠があり、賽銭をお供えして参拝。
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【神明神社】
所在地: 浜松市北区三ヶ日町下尾奈1430
祭神:天照皇大御神・栲幡千々姫命
創建時期:不詳
社格:村社(10等級)
境内社:山神社他10社
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あまてらすですからね、もう抗えませんし。
この神社も、まあ云えばパンピーである大山くんはじめ10社の神々を本当に立派に扱っていただいてまして、ほれこの通り。
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ただですね、この長屋建物の表札には11の神社があると記してあるのですが、木製の祠はえっと3社しかなくて、その3社のうちどこに大山くんがおるのかが全く判別できんのじゃよ。
さらに状況を混迷化させとる要因として、その神社の中には八柱神社とか千足神社とかがあって、もう本当にこの長屋にはどんだけ神様が住まわっとるか、下手するとうーんえーっと計算するに、11ー2+8+1000で、うむ、計算出来んくらいの大量の神様が住まわっとるかもしれん。
計算できたよ、最高で1001柱じゃろ。
これが本当ならばワシが行った神社の中で過去最高の人口密度、違うな、神口密度かもしれぬ。
こんなにたくさんいるかもなんじゃけど、手持ち資金は貧弱なのでできうる範囲のお賽銭しかお供えできんかったすまんことじゃ。
許せ。
大山くんは、ワシの予測では多分一番左の祠にいらっしゃると思うんじゃが、兎に角元気で居てくれろ。
【白山神社】
所在地: 浜松市北区三ヶ日町上尾奈652
祭神:伊弉諾尊・伊弉册尊・菊理媛命
創建時期:不詳
社格:村社(11等級)
境内社:山神社他4社
最後はまたもや白山神社。
ワシが幼少期におった岐阜にも白山神社がけっこうあったが、この辺にも白蛇様は多くすまわっとるようじゃ。
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iPhoneとかカーナビの地図を見ると、永遠に近いと思われる厳しい石段の西側にクルマでも行けそうなルートもあると思われたが、なんか参道行かずにクルマで楽に乗り付けるのはほれ、失礼な感じがするんで頑張った。
で、頑張ったんじゃけど、境内社は発見できんかったのは誠に残念。
境内隈なく調べたんじゃが小さな祠のようなものは一切なく、おそらく本殿ビルトインタイプの境内社と思われる。
ですので本殿内で意味のない諍いが起こらぬよう、お賽銭は70円として、各自10円ずつ行き渡るように配慮してみた。
はい。
これにて三ヶ日エリア大山くん関連神社総まくり終了。
案外結構満足感が得られました。
富士のときもそうじゃったけど、各県神社庁のサイトだけでは全く以て情報不足のため、今後も図書館をこまめにあたって大山くん関連神社を拾い集めていきたいと、まあそう思う次第であります。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。