2019年2月5日火曜日

やぎさんが好き!(4) やぎさんの頭突き

ワシは更に群れにぐいと肉薄した。
そしてボールからキャベツの葉を1枚ちぎってやぎさんに差し出すやいなや、
がんっ!
という強い衝撃をケツに感じた。
「誰じゃコラぁ、ワシのケツをどつくのは誰じゃ!」
温泉に行かない日(356) やぎさんに巻かれた
大きめのやぎさんにも優しくグーを差し出すと、やぎさんは数歩後じさりし、顎を下向きにして上目遣いでワシを睨んだ。
攻撃態勢に入ったんじゃ。
ぬう、構わぬ。
そのままその体制を継続しとると、結構俊敏な動きでワシに走りより、頭突きをカマしてきたよ。
可成り強力な一撃であった。
やぎさんが好き!(2) 滝頭公園
そのうち興が乗ってきたのかマサオくん、狭いスペースを上手く使って何歩か後じさりし、先程よりも可成り派手めにフェラーリポーズを決めてワシに向かって躍りかかってきた。
躍り上がっての頭突きじゃ。
やぎさんが好き!(3) Cafe de Clark
以上はここのブログでやぎさんについて書いたブログのうち、やぎさんの頭突きについて書いた部分の抜粋じゃ。
やぎさんが好きになって、最近は時間があって元気があればやぎさんに会いに行く。
以前は、柵の外から眺めておることが多かったが、最近はだいぶんに慣れてきて、頭をなでなでしたり、痒そうなところを掻いてあげたり、背中をぽんぽんしたり、つまり触れ合うことが多くなってきたんじゃが、その頻度が上がるにつれ、所謂「頭突き」を食らう機会が多くなってきたようじゃ。

やぎさん同士が「がん!」という激しい音をもって頭突きし合っとるのを見た時はびっくりした。
激しい感じじゃった。
なんでびっくりしたかと言うと、やぎさんというのは「大人しくて優しい」と思っとったからじゃ。

ワシがやぎさんのことが好きになったのは、いつもにこやかにわろとるからじゃ。
生物学的な事はとんとわからんが、やぎさんの口の辺りって口角が緩やかに優しくあがっとってニヤリとわろとるように見える。
あと、何でか知らんが目元も「へ」の字になっとることも多くて、その口角と目元の「へ」の字が加わると相乗効果でほんとにわろとるように見えるんじゃ。

ところがその優しいはずのやぎさんが、仲間同士でガチな感じの頭突きをカマしあったり、場合により上記のようにワシのようなやぎさん素人にもガンガン頭突きで迫ってくる。

ワシは不思議に思った。
やぎさんは、なんで頭突きをするんじゃろう。
嫌々ながら、ネットでちいと調べてみた。
某動物園の飼育係の話によれば、
『これは喧嘩や自分の力を誇示したい時に見られる行動らしい。
子供や老人、女性にはすぐに頭突きで威嚇する。
「遊んでくれ~」 とじゃれているだけの時もあるとは思うが、あまりにも容赦がなさすぎる
中途半端な角がある場合、危険である。
特に横や後ろから不意打ちのように突かれると危ない。
つきあげるように浣腸されたこともある。
子供の目線だと顔に直撃する可能性がある。
よって現在、園児たちが遊びに来た際も僕ら大人がついていない時は触らせないようにしている。』
http://rental-yagi.com/seikaku/
ヤギは群れの中で頭突きをするようにしてあいさつしたり、けんかをしたりする習性がある
時には立ち上がる。
つながれていても、お構いなしに引っ張ることもある。
こうした生態を知らずに飼い、同校に「どつかれた」「あんなに凶暴だとは思わなかった」「引き取ってほしい」と相談が来るようになった。
https://www.agrinews.co.jp/p42574.html
【Q】
それと、ヤギ同士が頭突きあいをしていたのですが、飼育員さんは「遊んでいるだけだよ」とおっしゃっていました。
遊びと喧嘩の区別はどうやって見分けているのですか?
【A】
こんにちは。
ヤギの行動をよく観察されていますね。
ヤギは、ヒトが近寄ったり、ゴハンを食べる時や仔ヤギがミルクを飲むときなどに尻尾を振ります。
おそらく嬉しい・楽しい等など、何らかの感情を表現しているのではないかと思います。
グルグル首を回す行動ですが、エサが欲しい・構って欲しいなどをアピールする時に頭を後ろに反るように回す事がありますが、このようにグルグルって程ではないので首に違和感があったのかもしれませんね。
ヤギの頭突きですが、「喧嘩と遊び」の違いをはっきりと伝えるのは難しいですね。頭突きをしている時の目つきや雰囲気などをみての判断になります。
https://blog.goo.ne.jp/safari641611/e/89710c277cad301ede0b8497aa69ceeb
うん。
喧嘩と遊びってのは、目つきや雰囲気でわかると云うのは何となく分かる。
何でかっていうと、前回のポストで書いたとおり、Cafe de Clarkのマサオくんの「目つきや雰囲気」が、明らかに遊びっぽかったからじゃ。

さっき引用したポストの引用を、もうちいと前後含めて再引用するよ。
手を出すと、ゆっくりじんわり頭突きならぬ優しく頭押しをしてくる。
お、来たなと思いつつワシも手で頭を押し返すと、マサオもぐいと押し返す。
やぎさんの頭突きについてはその意味をよく知らんのじゃが、マサオくんの場合は挨拶とか遊びの雰囲気が濃厚な気がしたな。
そのうち頭押しから軽い頭突きに移行してきたが、過激性というか凶暴性は全く感じられん。
そのうち興が乗ってきたのかマサオくん、狭いスペースを上手く使って何歩か後じさりし、先程よりも可成り派手めにフェラーリポーズを決めてワシに向かって躍りかかってきた。
躍り上がっての頭突きじゃ。
冒頭の写真通り、マサオくんには立派な角が生えとるから、まともに相まっては危ないのじゃが、マサオくんは前足を着地して頭をワシの手にぶつけて来るその瞬間、明らかに手加減ならぬ頭加減して力を抜いておる。
まともにブチかましたらこのおっさんはヤバいと判断したのに違いない。
(中略)
もうそろそろ帰らねばならん時間になったんで、
「くうむ、まさお、もう帰らねばならんのじゃ。すまんなあ、名残惜しいのう」
等と声を掛けながら立ち去ろうとすると、名残惜しそうに視線でこっちを追っかけて来る。
なんじゃろ、いろんなサイトでいろんなことを書いておって、学術的にも色んな意味でも山羊の頭突きとかは定義されとるんじゃろうけど、結局、やぎさんと心から触れ合えますか、それにより「頭突き」の定義とか取るべき行動も変わってきますよ〜、というような気がするんじゃ。
Cafe de Clarkのマサオくんは、一人住まいじゃったから、やぎさん好きな浮かれたおっさんが来て格好の暇つぶし材料が来たわい、と思って加減した感じで遊んでくれたのかも知れんし、滝頭公園のさくらとななは、とにかくお腹が空いとってイライラしとる時に草を持ったおっさんがへにゃらけた感じで近づいてきたから、取り敢えずはその草を食ったが全然量が足りんからイライラは解消せず、無闇に手を出してきたのでマジで頭突きをかましたのかもしれんし。

結論。
頭突きを含めてやぎさんは可愛い。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。