2018年4月15日日曜日

法泉寺温泉 滝本館(2)

宝泉寺温泉 滝本館(ほうせんじおんせんたきもとかん:静岡県掛川市上西郷5174-1:0537-29-1126:¥1000のはず)。
ここについては2012年5月に撃沈しております。
しかし先週、やはり過去に撃沈済みであった倉真温泉の落合荘に行ってみたら予想外にあっさり入浴できたため、この勢いに乗じてみてはどうかと思い電話してみました。
「日帰り温泉出来ますか」
「うーん、えーっと、何時くらいに来れますか?」
「えーっとそうですね〜、11時位には行けそうです」
「う〜ん、それだったら大丈夫ですよ。入れます。どうぞいらしてください」
え、マジ?
6年前のあのお断りは何だったんだ?
しかし、電話での会話に一つヒントは隠されてます。
それはおそらく一昨日とか今日の午後おそめだったらアウトだったかもしれないということです。
まあそれについては改めて。

兎に角申し出た時間から遅れることがあっては残念な結果になるかもという恐怖が芽生えたため、さっさと出発。
幸いなことにR1は渋滞もなく、西郷ICで降りて北上、10時50分くらいに滝本館に無事到着。
玄関先には4枚の戒名札(業界隠語で、旅館とかの玄関先に掲げてある宿泊客が書かれた板のこと)が掲げてあり、今日は宿泊客と地元の会合があるようであります。
うんうん、なるほどなるほど。
予想通りです。
玄関の引き戸を開けると愛想のいい女将さんが笑顔で出迎えてくれて、その奥の厨房では宿屋の方が調理に精を出していらっしゃいます。
女将さんに500円を支払い(掲示には1人¥1000と書いてありましたが…)赤い絨毯が敷かれた階段を上がって右に行くとお風呂場です。
古い旅館なんですが、お風呂場に行く途中で目に入った客室ももちろん、脚を踏み入れたお風呂場も非常に綺麗に清掃されていて気持ちいいですな。
服を脱いで浴室への引き戸をガラリと開けると正面浴槽奥にはかなり大きなガラス窓(フィックスですが)があり、旅館内の林が見事な借景となってます。
浴槽は立派な岩風呂仕立てで最大10人でベスト4人くらいの大きさです。
手桶でお湯を掬ってかけ湯をしましたが、このあたりの倉真温泉や倉見赤石温泉と同じくぬるつるローション系の良い泉質。
循環はさせているようですが塩素臭は全く感じません。
このような旅館の日帰りの例に漏れず最初から最後まで貸し切りで、風情のある浴室と素晴らしい泉質を独り占めで堪能させていただきました。
どう?羨ましいだろ?

イノシシのせいで露天には入れず
くっそ、イノシシめ
© ill-health(ruephas) 2011-2018
で、ちなみに冒頭にも書きましが、ここに関しては「運が良ければのみ可」です。
地方にある小さな旅館はなかなか「日帰り」できないところが多いんですが、上手いことやれば入れる可能性が無くもないです。
同じようなことを先週書きましたけど、お風呂に入りたい日の前後、特に後ろに宿泊客がいれば日帰り入浴の可能性が少し高まります。
旅館としては、前日宿泊客が10時にチェックアウトしてその片付けが終わると少し手がすくと思うんですね。
で、その後当日のチェックイン客がいる場合は温泉はそのままの状態、つまり清掃はするかもしれないけれども基本は入浴可能な状態をキープすると思われます。
いない場合は燃料代が勿体無いため循環を停め、休止させると思われます。
ですので狙い目はチェックイン客がいる可能性が高い土曜の午前遅くか午後一番。
午後3時を過ぎるとチェックイン客のお迎え準備に少ない人的リソースをさかれはじめるので可能性は低くなります。
今日は日曜ですが、たまたま会合客とチェックイン客がいたためまさに「運良く」日帰りで楽しめたんだと思われます。
あと、この手の旅館に事前に入浴可否の確認のために電話をかけた時、結構何ていうんだろ、めんどくさそうというか愛想がないというかそんな感じの話っぷりに聞こえるときが結構多いです。
しかし殆どの場合、実際に赴いて見れば電話の印象が良い方に一変することが多いですね。
恐れず電話し、恐れず赴く。
これが大事です。
みなさんも是非お試しあれ。

あ、あと情報ですが西隣にある小杉館は「うちはふつうの旅館じゃないから」という非常に謎な理由であっさりお断りを喰らいました。

西前頭12枚目という好位置につけてます
敢闘賞でしょう
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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。