2021年3月28日日曜日

やぎさんが好き!(43) みかん狩りとくら園東 太陽光発電所

またもややぎさん情報が飛び込んできた。
飛び込み元はInstagramで、shin.yasai.toというアカウントさんの投稿じゃ。
この方、浜松市西区のイオンタウン志都呂の近くでたくさんのやぎさんを飼っておる人じゃと思うんじゃが、まだその場所を見つけきれておらん。
その中には「浜松市西区の北端のメガソーラーで飼われている」と書かれていて、場所を指し示す情報はこれだけじゃ。
これだけではわからんなあと思いつつも、ワシはGoogle Mapsを開いて西区の衛星写真を表示してみた。

 

改めて見てみると、西区広いなあ。
このエリアの北端のメガソーラーか。
このエリアの北側と云うと、舘山寺とか呉松とか、若しくは花川か和光の辺りになるんじゃが、太陽光発電に有利な南側に開けた斜面地があるのは呉松の辺りじゃろう。
それが証拠に呉松の辺りの山の緩やかな傾斜地には幾つかみかん園があり、みかん狩りをやっとるところもある。
まあまずこのへんじゃろうとアタリを付け、呉松周辺を探してみたら直ぐにあった。


ちょっと前に新設された東名舘山寺スマートICのすぐ北側にかなり大規模な太陽光発電所がある。
浜松市西太陽光発電所と、浜松東太陽光発電所という名前のようじゃ。
メガソーラーと云うからにはここに違いないと思ったワシは、曇天の下すぐさま真っ黃っ黄のスイスポくんに乗り込み、自宅からはそう遠くないそのメガソーラーに向かった。
Google Street Viewで確認したところでは、来客用の駐車スペースも整備されておる様子じゃからその点安心じゃ。
で、そこに辿り着く少し前にも小規模な(とは云っても結構大きい)太陽光発電所があり、最近は本当に太陽光発電所が増えたなあと思いつつ、発電パネルの下の辺りをなにげに見てみると何と、そこに何匹かのやぎさんがおるのを見つけた。
現場を確認したり帰宅後Google Mapsを確認してみたもののこの発電所の固有名詞を特定できる情報が全く見つからなかったため、以後「名称不明の太陽光発電所」(静岡県浜松市西区深萩町304−435:Google Mapsのプラスコードは「QJFX+JX 浜松市、静岡県」:発電所東側の空き地に停めても多分大丈夫)と呼ぶことにする。
やあ、さてはここか!と思い素早く後ろを確認し前も確認し他のクルマが走っておらんと解るやいなや、ワシはステアリング捌きも巧みにUターンをカマし、上手いこと駐車スペースを見つけて上手いこと駐車して素早く車から降り、迅速にやぎさん方面に向かった。
いやあ、かなりたくさんのやぎさんじゃなあ。
数えたら17匹のやぎさんがおってこの広々とした発電所の敷地内に住まわっておるようじゃ。
大きなやぎさんもおれば、まだ小さいこやぎさんもおって、こりゃあいいなあ。

いやあ、こりゃあたくさんおるなあ
© ill-health(ruephas) 2021

この写真じゃと、やぎさんの大量っぷりがなかなか伝わらん恨みがあるが、兎に角たくさんじゃ。
これほどたくさんのやぎさんを見たのは、豊橋にあるMaui(愛知県豊橋市大村町黒下77:地図から住所検索による地番)以来じゃろう。
そしてやぎさんを囲っとる柵の脇には半分枯れかかっておるものの、大量のみかんの葉っぱが山積みされておりいい香りがしておる。
周りを見渡してもこの発電所のオーナーとかやぎさんの飼い主と思しき人が見当たらんかったが、ワシは積まれたみかんの木から小振りな枝をもぎ取り、「ほーいほーい、べへへいいやぎさん、みかんの葉っぱじゃよう」と声を掛けながら柵越しに与えようとした。
すると直ぐにその大量のやぎさんたちがわ〜っと寄ってきて盛んにむしゃむしゃ食べ始めた。
どのやぎさんも、大きいのも小さいのも白いのも茶色いのも全員食欲旺盛でバリバリ葉っぱを食べ、あまり太くない枝であればそれもバリバリ食い込む。
誠にいい食いっぷりじゃ。
ただ、このやぎさんたちはあくまで人様が飼っておられるものじゃ。
もしかしてその人の餌やり方針とかあるかも知れんのであまりたくさん食わせるわけにもいかん。
じゃからワシは「へーい、べへへ〜い。少しずつ食べなされい」と云いながらちょっとずつ上げておった。
しかし皆、あまりに元気に食べるもんじゃから嬉しくなってジャカジャカ食べさせておったら、1台のクルマが敷地内に入ってきた。
中には年配のご夫婦が乗っておられて、クルマを停めるとワシの方に近づいてきた。
「あ、すみません。通りがかったらやぎさんが居るのが見えて、私やぎさん好きなもんですから餌あげちゃいましたごめんなさい」
「いやいいよ。どんどん上げていいよ」
どうもこの人が飼い主さんじゃろう。
「このみかんの葉っぱはあげてもいいんですか」
「いいよ。どんどん食べるから」
というと飼い主さんが藪から棒に大量のみかんの枝を抱えて、それをそのまま柵内に投入した。
結果がこれじゃ。

我も我もと…
© ill-health(ruephas) 2021

四方八方から老若男女大小関係なくやぎさんたちがわっと集まってきてばりぼりばりぼりじゃんじゃん食べとる。
奥に居る茶色いめすやぎさんなどは興奮したのかまだ生まれて間もないと思われるこやぎさんに頭突きをカマしたりして食べとる。
カマされたこやぎさんもそれが日常なのか如才なくスウェイで軽やかに逃れ、別方向から頭を入れてじゃかじゃか食べる。

小さいのも大きいのも関係なし
食ったもん勝ち
© ill-health(ruephas) 2021

「いやあ、可愛いですねえ」
「うん、こやぎはみんな今年の1月に生まれたばっかりでねえ。あの白黒の小さいやつがワシには一番かわいい」
まあ人のことは決して云えんが、結構恰幅体格が良く、強面な感じのその飼主のおっちゃんの表情が緩んでその口から「かわいい」などという単語を迷わず吐かせるのも、やぎさんの力じゃと思う。
ワシとて正直かわいいとしか思えん。
誰が見ても人種年齢性別政治的志向年収など一切関係なく、このやぎさんたちを見れば100%全員確実に「かわいい」と口を揃えるじゃろう。

いやあ、可愛いですねえ
© ill-health(ruephas) 2021

いやあ、もうくっそ可愛いですねえ
© ill-health(ruephas) 2021

そのうち近所のお子さんが3人やってきて、これまた脇に積んである大根の葉っぱとかをポンポン柵の中に投げ込み始め、それをやぎさんは美味そうに食べる。
そうこうしとると、飼い主さんが柵の中に入って奥の方に歩いていった。
するとそれに気づいたやぎさんたちは一斉にそちらの方に駆けていくではないか。
たくさんのやぎさんたちが一斉に駆ける姿はこれはなかなか壮観じゃ。
皆がぱ〜っと元気よく走っていくなあ。
残念なことに柵内は発電所じゃから危険であり、ワシは立ち入ることが出来ん。
しかし発電所敷地の外側を柵伝いに回っていって駆けていった方に行くことは出来る。
見ると駆けていった方には立派なやぎさんタワーが設えられており、早速何匹かのやぎさんがそのタワーに登ったり、やぎさん座りの体制のまま滑り台を滑り降りていく様子が見える。
柵からはやや遠くに位置しておるため間近に見ることは出来んが、なかなか楽しそうにしとるのは解る。

やぎさんは高いところが好きなんじゃ
© ill-health(ruephas) 2021


高所で戯れるやぎさんたち
© ill-health(ruephas) 2021

その姿を見て満足してワシは帰ったのじゃった。
しかし、菊川市の吉沢第3発電所(静岡県菊川市吉沢624−1)と云い、TOKAI 富士山静岡空港太陽光発電所(静岡県島田市湯日397:現場には行ったがやぎさんにはまだ会えておらず)と云い、太陽光発電所とやぎさんは、案外相性がいいのかも知れぬなあ。


2021年7月23日 追記)
このポストは元々は「やぎさんが好き!(43) 名称不明の太陽光発電所」でしたが、Google Mapsに「みかん狩りとくら園東 太陽光発電所」の名称を(勝手に)申請し証印されたため、タイトルを変更しています。

2021年3月27日土曜日

温泉に行かない日(478) もしかしたらこれは噂のアレなのか?

今朝、近所のコンビニに行ってクルマを停めてふと横を見るとヘンな風景になっておった。

勿論3ヶ所程画像を修正しとるよ
© ill-health(ruephas) 2021

画面左側はコンビニの駐車場で、普通ならばその部分の白枠内にクルマを停めるが、このクルマは縁石を乗り越してその奥にある草っ原に停車しとる。
コンビニとか飲食店では、来店客が1台でも多くクルマを停められるよう、店舗から一番遠い駐車スペースに詰め込むようにして従業員のクルマを停めとる事がよくあり、最初はこれもそうかと思った。
しかしこのコンビニは、残念ながら客がじゃんじゃん来て千客万来状態と云う感じではない。
1〜2台の従業員のクルマであれば普通に枠内に停めておいて差し支えないのになあと思いながら店内に入ってコーヒーを買い求め、タバコを吸いながらこの変な駐車のしかたをしとるクルマを仔細に眺めてみた。
まず気になったのはナンバーで、関西方面某県のものじゃった。
まあコンビニバイトは学生さんがやっとることも多く、更に学生さんは他府県から来る人も多いとは思うが大抵は地元民じゃろう。
あと、非常に見事にきっちりかっきりと草っ原のスペースに停めておる。
なかなかな腕前と言わざるを得ない。
クルマ前方のフェンスに寸止め状態じゃ。
ワシは自分で云うのも何じゃけど、車両のクリアランス感覚にはまあまあ自信がある方じゃ。
しかしその自信は横方向のものであって、前後方向についてはどうしても10〜20cm程度の誤差がある。
しかしてこのクルマは本当に寸止め状態に見える。
手練れの技とはこの事じゃろう。
しかしなあ、ううむ。
ワシは更に近寄ってよお〜く観察してみた。
すると、こんな感じになっておる。

いやあ…バンパーがもげかかっとる
© ill-health(ruephas) 2021

すると実際には寸止めではなく、フェンス下部の基礎ブロックにぶつかっておってバンパーが割れとると云うか外れかかっておる状態じゃった。

ははあ、成程、わかった。

これは多分アレじゃろう。
今、巷で噂の、
「アクセルとブレーキを踏み間違えてクルマをミサイル化させちゃいました。てへぺろ」
ってヤツに相違なかろう。
近所でそのようなものを見ることが出来るとはまさか思っておらなんだ。
いやあ、いいもの見せてもらいました。
これを他山の石として我が身を律しようと思う次第じゃ。

この場合の「他山の石」の使い方はこれでいいじゃろうか、ねえ痔民党の2F幹事長さん。
これで大丈夫じゃよね?

2021年3月26日金曜日

春野福祉センター すみれの湯(2)

la vie libreを後にしたワシは、久しぶりに春野福祉センター すみれの湯(静岡県浜松市天竜区春野町宮川1330:053-989-1129:¥200:11:00〜17:00:月曜定休)に行くことにした。
la vie libreからは3〜4km程度の近さじゃし、見ての通り入浴料も安い。
ただの沸かし湯じゃが脱衣室も浴室も何時行っても清潔で、おまけにサウナも付いとる。
ワシはサウナは好きでも嫌いでもないが、普通に風呂に入っておれば、横にいる人が「へ、このひと病気なんじゃない?」と心配になるくらい汗がダラダラと出てくるので敢えてサウナに入る必要はない。
しかし最近またもやサウナが流行っとるみたいじゃし、好きな人にとっては僅か200円でサウナにも風呂にも入り放題というのはかなり魅力的かも知れん。
ただし、水風呂はない。

階下にある浴室に行くと、先客が一人だけおったがどうやら地元のじいさまらしい。
温泉地によってはいわゆるジモ専と呼ばれる共同浴場があるが、まあそんな感じでここを使っとる地元の人はきっと多いじゃろうと思う。
そのじいさまは暫くして出ていってしもうた。
ワシはかけ湯代わりにシャワーをざぁ〜っと使い、浴槽にしずしずと入っていった。
あれ、熱いな。
ワシ、ここに4〜5回は来たことがあるが記憶ではこんなに熱くはなかったはずじゃ。
肩まで浸かるとたまらんと思い、まずは腰湯から始めた。
しかしダメだ。
10分と経たぬうちに頭部から肩口から背中から、もう止めどもなく汗が流れ始めた。
かけ湯代わりのシャワーは頭からはかぶっとらんが、もう髪の毛がびっしょりと濡れておる。
これはいかん。
ワシは浴槽を一旦出て浴槽脇の柱のあたりに座り込んで体を冷やすことにした。
浴室と更衣室の間にある引き戸が何故かほんの少し空いておって、いつもであれば「ちっ」と言いながら閉めるんじゃが、そこから結構勢いよく冷たい空気が流れ込んできてちょうどワシの体に当たるので今回はそのままとさせてもらった。
5分ほど休んでおると大分に体が冷めてきたので、次は肩まで浸かることにしてみた。
一回慣れてしまうと、お湯の「熱さ」についてはそんなには気にならなくなる。
しかし「暑さ」は別。
直ぐに暑くなり、その後は3〜4分お湯に浸かり、5分ほど浴槽の外で体を冷ますということを繰り返して時間を使った。
その間、先客一人と、ワシのだいぶ後から入ってきた客が一人だけ。
暑いながらも実質貸し切りで、大変贅沢な時間じゃった。

体を拭いて更衣室に行くと、壁にはこんな掲示がされておったよ。

黙浴!
実に堂々としとる
毅然としとる
この姿勢はワシも見習おう
© ill-health(ruephas) 2021

黙浴。
うむ、黙浴か。
よし、いいぞ。
最近この黙◯というような言い回しが増えてきたな。
黙食とか。
しかしこの「黙浴」はなかなかいいぞ。
「もくよく」といえば普通は「沐浴」(日本では赤子の入浴を指すことが多いが、もともとは宗教的な意味がある)じゃが、それに引っ掛けとるのは明らかじゃろう。
ただしじゃ。
本日のすみれの湯は、多くの時間がワシ一人じゃったから強いて黙浴せんでも自然に黙浴状態になってしまっておったのは皮肉なことじゃったな。
掲示物を見ると、このすみれの湯でも様々な武漢ウイルス対策をしておるようで、安心して入浴出来る環境じゃ。
対策費もかかるじゃろうから、少し値上げすればいいのに。

あともう一つ、特筆すべき事がある。
先だってからワシは「温泉コスパ」というのを算出して併記しておる。
このすみれの湯については、料金が安いためもともとそんなに悪くないスコアのはずじゃが、今回以降はトップを伺えるスコアを叩き出し続けること、確実じゃ。
下にある小さな表がそれじゃが、ここすみれの湯が突如かなり上位に躍り出ることが解った。
この温泉コスパというスコアは体験的に云うと、1を超えてくると「行って決して損はしない」温泉銭湯が多い。
その中にあって温泉コスパ、なんと4.3。
表を見ればその秘密は明らかじゃが、兎に角、マサオと諭吉はいい仕事をなすったということにつきよう。

 

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
6.0
入浴料
200
温泉コスパ
4.3

やぎさんが好き!(42) la vie libre

大のお気に入りのカフェであったCafe de Clarkが移転した。
移転先は春野で、名をla vie libre(ら ゔぃ りぶれ:静岡県浜松市天竜区春野町堀之内983-2-2:090-1754-1874)と云う。
因みに2021年3月26日現在、Google Mapsでは「la vie libla」となっておるがこれは明らかな間違いじゃろう(Google Mapsには修正の提案済み)。
ワシは外国語は基本苦手じゃが、この程度であれば何とか解る。
これはフランス語で、laは定冠詞(英語のtheと同じじゃね)、vieは人生、libreは自由じゃ。
じゃから直訳は「自由な人生」。
意訳するならばまあ「気ままな生活」といったところじゃろう。
まあ、あのClarkのお姉さんらしいネーミングじゃと思う。
そういや、前のカフェもフランス語じゃったな(Cafe de Clark:クラークのカフェ:クラークってのはお姉さんが以前飼っておったいぬさんの名前)。

まあそんなことはどうでも良くて、ワシは本日行ってみた。
実は今回が3回めで、1回めは開店前の様子を見に行った時、2回めは開店当日じゃった。
開店当日は流石に混んでおったからあまりゆっくりも出来ず、本日休みを貰って改めて訪れた。

さて問題はそう、マサオと諭吉じゃ。
Clarkは広いやぎさんスペースがあってふたりとも跳ね回っとったし、近隣に住宅もなかったのでたまには放牧状態になったりしとった。
今度のla vie libreは周りが住宅じゃし、やぎさんスペースはClarkの時よりは正直狭い。
奴らめ、しょぼんとしとらんかなと様子を見に行ったわけじゃ。
ワシは店に入る前に当然のごとく、駐車場脇のやぎさんスペースに向かった。
マサオはやぎさん座りをして寛いでおり、諭吉はウロウロと歩き回っておる。
柵のところに大量のキャベツが放置されておったのを見つけたワシは素早く周囲を確認した。
幸い辺りに人影ナシ。
ワシはさっとキャベツに近寄り、迅速に何枚かの葉っぱを剥ぎ取り、柵の脇に小走りに近寄って小声で「ほーいほれ。マサオ、諭吉。新鮮なキャベツの葉っぱじゃよ。ほれ来なされ」と云って差し出した。

如何にも罪がなさそうな笑顔を見せつつおしっこするマサオ
遠くを見つめてニヤリとする諭吉
© ill-health(ruephas) 2021

マサオはガタイがいい割にちまちま食べるやぎさんで、頭をこくこくと小さく上下に振りながら少しずつもしゃもしゃ食べる。
食べ終わるとこいつ、食べ物をあげたワシの恩も忘れて何故か頭突きをしてくる。
マサオには教育が必要じゃろうと感じた。
一方弟分の諭吉はマサオよりも大分に小さい体じゃが食い方は豪快で、ばりぼりばりぼり威勢良く食べる。
見ておってなかなか気持ちが良い。
そして諭吉が美味そうに食っとると、兄貴分風を吹かせたマサオがつっかかって行く。
マサオには充分な教育が必要じゃろうと感じた。
ひとしきりふたりと遊んでから、玄関の辺りで周りを見張っとる梅太郎の鼻っ面を指でぐっと掴んで耳をパタパタさせてからワシはカフェの中に入った。

本日は平日と云うのに、まあまあなかなかの繁盛ぶりで、奥様方(昔風に云えば「有閑マダム」)や若い二人などがおったし、また嬉しいことに近所の人もパスタを食べたりコーヒーを飲んだりしとった。
お姉さんに挨拶をした後、
「何ですかね。ちょっと前からマサオ、諭吉に兄貴分風吹かせてません?」
と訊くと、
「そうなんですよ。やぎさん小屋を作ったんですけどマサオが小屋を独り占めしてて諭吉を中に入れないんですよ。だから諭吉、雨の夜でも小屋の外のすこーしだけある軒の下に立ってるの。どうしようかしら」
これはいかん。
マサオには特段に充分な教育が必要じゃろうと強く感じた。

マサオの兄貴分顔にはやや無理がある
それを無視して葉っぱを食い込む諭吉
© ill-health(ruephas) 2021

ふたりは同じ場所に住む仲間じゃから喧嘩したり濫りに頭突きなどカマしてはいかんし、小屋も仲良く譲り合って使わにゃあいかん。
こういった事をマサオにはコンコンと語らねばならんじゃろうとワシは思った。

しかしやはりこのやぎさんスペース、正直手狭の感は否めん。
やぎさんスペースの裏は山になっておるから、柵を何とかそっちの方まで伸ばして山を駆け回れるようにすればいいかも知れんが、どうじゃろうかねえ。
また、マサオがムダに兄貴分風を吹かせまくるのであれば、もう一つ諭吉用の小屋を立ててみるというのもいいかも知れんと思ったりした。
Clarkの時からその辺の工作を一手に引き受けているお兄さんもおるので、今度あったら是非提案してみようと思う次第じゃ。


2021年3月21日日曜日

やぎさんが好き!(41) 宮内うどん → 多肉ランド Tony Tony

いやあ、3月に入ってすっかりサボっておる。
さて藪から棒に失礼なことじゃが、多肉植物とは葉っぱが厚ぼったいものを指し、今少し話題になっておる様子じゃ。
ワシはそっちの方面はとんとわからんので詳しくはない。
多肉植物という言葉から連想するのはサボテンじゃけども、サボテンも確かに多肉植物の一種でありサボテン以外の種類の多肉植物もたくさんあるということらしい。
何でいきなりこんな事を書いておるかと云うと、静岡県御前崎市にある多肉ランド Tony Tony(静岡県御前崎市白羽6688-1:この地番は新しいらしくて数年前の地図データが入っとるカーナビではヒットせんよ:080-2639-3273:9:30〜16:00:定休月木金)という専門店があり、そこに最近黒やぎさんが住むようになったという情報が飛び込んできたからじゃ。
飛び込んで来たからには行くのが宿命というものじゃろうと思い定めたワシは、真っ黃っ黃のスイスポくんに飛び乗って御前崎方面に躍り出た。
自宅から御前崎までは案外距離があるんで、いつの間にか昼近くになってしもうた。
となれば、腹を満たすポイントは唯一つ、そう、宮内うどん(静岡県御前崎市宮内377-3:080-5823-8070:[水〜金]10:30〜14:00 [土・日・祝] 8:00〜14:00 日曜営業 定休月火 祝日は営業 翌平日休)しかない。
つくちゃんなずちゃんとも会いたいし。
店に入ってわかめと梅干しが入ったかけうどんを注文し、出来上がるまでの15分をつくちゃんなずちゃんタイムにしようと思ったがどうやら散歩に出ておる様子で、その姿は遠い。
出来上がった美味いうどんにとんがらしの佃煮とかき揚げを投入して、熱いうちに一気にすすり込み満足して店を出ると、運がいいことに散歩から帰ったつくちゃんなずちゃんが囲いの外におる。
暫く遊んでから、本日の目的地である多肉ランド Tony Tonyに向かった。
店に近づくと、大きなビニールハウスのような建物があり裏には広い空き地が見える。
そしてその空き地に黒やぎさんが寝そべっておった。
やぎさんの近くには誰もおらん。
うひゃあ、こりゃあいいぞ。
今ならばやぎさんを独り占めできる。
ビニールハウスを通り抜け、裏の空き地に行くと黒やぎさんがムクリと立ち上がり、ワシの方に近づいてきた。

広々とした空き地に住んでおられる
後ろの木にはお手製のブランコもあるよ
© ill-health(ruephas) 2021


名前は「ブルック」というらしい。
決して大きくはないが、立派な角を持っとるし黒いのでちょっと怖かったが、恐る恐る近づいていくと実際にはそんなに怖くはなく、逆になかなか優しげなやぎさんじゃということが解った。
ワシは安心し、角と角の間をカキカキしてあげると気持ちよさそうにしてじっとしておる。
空き地の所々にはブロッコリーの葉っぱが置かれておったので、それを掴んで差し出すとたいへん美味そうにバリボリバリボリ食べておる。
空き地の隅っこに生えておる柔らかい雑草を千切って差し出すと、それも美味そうにもしゃもしゃ食べる。
食べ終わると、立ったまま長々とおしっこをする。
こんなに長々とおしっこをするやぎさんは初めてじゃ。
兎に角大変に大人しく、人懐っこい穏やかなやぎさんじゃ。
お子様やおばばが近づいても大人しくしとるし、自ら鼻面をお子さんたちの顔に近づけてクンクンする。
頭突きのようなことはせんが、こちらから頭押しをすると優しく押し返してくる。
ただ、ブルックくんだけでなく他のやぎさんもそうじゃが、油断しとるとマフラーや鞄の端っこをはむはむするからそこだけは気をつけたほうがいいじゃろう。

おとなしいもんじゃから
このようなドアップ写真も苦もなく撮れる
なかなか凛々しい顔をしとる
© ill-health(ruephas) 2021


なかなかいいやぎさんじゃったよ。
やぎさんが怖いと思っとる人も多いようじゃけども、そのような場合はまずここに来てブルックくんと弄れればよろしかろうと思う。
きっとやぎさんの良さが解ると思うじゃよ。

ちなみにワシは手ぶらで帰るのもなんじゃろうと思ったんで、一つ二つ多肉植物を買って帰ることにしたが、ここに売っとるものは兎に角安い。
殆どひと鉢150円で、高くても1000円程度。
当日はお客さんがたくさん来ておったが、その方たちの話を聞くと、この手の他の店ではこのような値段では絶対買えないようじゃ。
しかも本当に多くの種類を取り扱っとるし、育て方なども気軽に親切に教えてくれる。
多肉好きな人なら一度は行くべき場所じゃと思う。

宮内うどんのつくちゃんなずちゃんの写真もあるよ。

何故か美味そうにぼりぼり薪を食べる
つくちゃんとなずちゃん
変なものが好物なんじゃなあ
© ill-health(ruephas) 2021