2013年2月27日水曜日

温泉に行かない日(157) 続・MacBook(MA472J/A)大手術大騒動

途中報告。
その後、自分のハードディスク選択に全く自信が持てなくなってきたため、久しぶりにAppleのディスカッションフォーラムに投稿して、いろんな事をよく知っている方々から意見を貰って正しい方向を見いだそうとしました。
https://discussionsjapan.apple.com/thread/10126732
私は技術的な方面に関しては全くの素人ですので、このフォーラムには以前からしばしば助けられています。
例えば。
私の宅内では相当以前から無線LAN環境がありますが、その主役は今では懐かしいあのUFO型したAppleのAirMac Basestation(初代)でした。
Apple純正ですのでマニュアル通りにやれば、普通に苦もなく構築できました。
ところがある日Basestationがいきなり壊れたため(コンデンサかなにかが破裂してすぐに壊れることで有名だった。Apple製品でがっかりさせられたのはそれが最初で今のところそれが最後)、Windows向けの説明書しかない市販ルータを使ってMacばっかりのネットワークを構築可能かどうかディスカッションフォーラムで質問した事があります。
そうするとまあ、まさに「よってたかって」状態でいろんな助言を貰って助かりました。
今回もその時と同様にいろんな助言を頂き、それを自分なりに判断してどんな選択肢を選ぶべきか楽しみながら考えている所です。


2013年2月25日月曜日

温泉に行かない日(156) MacBook(MA472J/A)大手術大騒動

私が愛用しているコンピュータはMacintoshです。
MacBook(MA472J/A)という、今のMacBook Proになる前のかなり古いもので、標準OSは10.4(Tiger:ソフトウェアアップデートで10.4.11)という殆ど江戸時代なバージョン。
ボディ色はブラック。
2006年くらいのモデルなので、もう6年以上は経ってるのか。
やあ、ずいぶん使えてるなあ。
よく働いてくれてますよ。
ところが、1年くらい前から何をやるにしてもしきりに「虹色円盤」が頻繁に出てきてそれがなかなか消えない。
下手すると、一言の漢字変換(使い勝手の最悪なことえりですがね)をしようとスペースキーを押してから変換が完了するまで10分以上かかったりするんだな。
あと、OS古すぎてサポートは皆無だし、いろんなソフトも使えない。
例えばさくさく動くと定評があるGoogle Chromeを使いたいんだけどTigerでは動かないんです。
これじゃあ仕事にならない、いや嘘です、Macでは仕事なんかしない、要するに趣味にならない。
これはいかんと思い、怠惰かつPCには比較的素人な私だけど先週末ついに動き始めました。
参考になる人がいるかもしれないので、「素人による、ちょっと古めのMacBook再生どたばた大騒動」をざっと書きます。


温泉に行かない日(155) 驚愕の日商簿記3級試験問題

昨日はどうも日商簿記3級の試験が全国各地でぶちかまされていたようですな。
当然私はそんな俗に塗れたものに手を出す筈もないんですけど、職業上の理由により、簿記っぽい知識が必要になる場合もあります。

その昨日、実際に受験した人がいて、その問題をちょっと見せて貰いました。
その中で一問、私を驚かせた問題がありました。
店舗兼住居用の建物と土地に係る固定資産税¥168,000と店主の所得税¥122,000を現金で納付した。
なお固定資産税のうち25%については店主個人居住部分に対するものである。 
という内容。
私は、
租税公課 126,000 / 現金 290,000
仮払金    122,000
仮払金    42,000
くらいな感じかな、と思いました。

土地建物の固定資産税払い込み通知は資産の単位でくるので、設問のようなケースは良くある話です。
なので、取り敢えず一括して払っておき、あとで店主個人分を店に入れて仮払を消し込む。
所得税もついでに払っておいて、同じく店主分を店の会計に戻し、仮払を消し込む。
これが一般的かつ常識的処理だろうと思い、上のよーな仕訳を立てた訳ですな。
仮払いじゃなくて立替の方が良いかも知れない、とも思いました。


2013年2月17日日曜日

温泉に行かない日(154) 私の銭湯探索方法→昭南湯

地元の銭湯が減り続け、ついには市内に2ヶ所という状況になってしまいました。
その2ヶ所の銭湯には折にふれ通うようにはしていますがやっぱり物足りないため、近隣都市である豊橋市はどうかと調べてみたところ、少なくともiタウンページでは市内に4ヶ所存在する事が解ったため、2回に分けて入湯し取り敢えずの満足感を味わっているところです。
で、その際、豊鉄南栄駅近くにある南栄湯という銭湯に行った時、時間が余っていたので駅の外壁とかフェンスに掲示してあった町内商工案内図を何ともなしに眺めていたら、そこに「昭南湯」という銭湯らしき名称が書かれてました。

私は結構iタウンページの情報は信用できると思っています。
何故なら、かなり高い確率でアップデートされている筈だから。
新しい店舗とかができれば必ず登録されるだろうし、廃業したらある一定の期間内で多くは削除されると思いませんか。
で、豊橋の銭湯に関してちょっとみてみましょう。


石巻湯(1)

南栄湯を出て南栄駅に戻り、上リの豊鉄渥美線で新豊橋駅に戻ります。
次の目的地は徒歩圏内なんですが、汽車好きな私としては市内線に乗り換えて移動。
目的地とは石巻湯(愛知県豊橋市八町通3-141:0532-52-7751:¥400:15:00~23:00:定休日土曜日)。
前回は折悪しく土曜日に来訪したため休みであり、残念ながら未湯のまま撤退した銭湯です。

市役所前で下車し、国道1号線をほんの少し東に歩いて朝日新聞豊橋支局の角を南に入ったところに石巻湯はあります。
角を曲がった時点で看板の電灯に灯がともり、既に車や自転車がたくさん止まっているのが目に入ります。
やった。
やってる。
銭湯に向かって歩いていると、前籠にポータブルラジオを乗せ、大きな音でNHKを流しながら後ろから走ってくるチャリが一台。
私が銭湯の玄関先に到達した丁度同じタイミングでそのチャリもキキッとブレーキ音を響かせて停車。
萎びた感じのじいさんがチャリから降り立ち、私より先に暖簾をくぐっていきました。
成る程、常連か。
なんかできるな、このじいさん。
でもきっと少し耳が遠いんだろうな。
さて私もじいさんに続いて中に入ろう。

前回来訪時はその風格ある硝子戸の錠は閉じられ、暖簾は中にしまわれていましたが今回はちゃんと暖簾が表にかかってます。
わくわくしながら結構ポップなデザインの暖簾をくぐり、白い塗料で「石巻湯」と大書された扉をがらりと引いて中に入ります。
引き戸は期待させたましたが、中は至って普通な感じ。
よくある町のお風呂屋さんです。
料金を払い脱衣場に入ると、先ほどの大音量ラジオチャリじいさんが外見に似合わぬ敏捷さでもって既に服を脱ぎ終わって全裸状態であり、その肩口には刺青。
先程訪れた南栄湯にもいましたが、どうもこの近辺の刺青入りじいさんたちは剽軽というか、少し変わった人が多いようです。


南栄湯(1)

豊電 南栄駅で下車。
目的地は南栄湯(愛知県豊橋市南栄町字空池127:0532-45-4851:¥400:営業時間等は本文参照)です。

ところで私は、温泉銭湯とかに出かける前にいろんな情報を仕入れるのが嫌なタイプなんですが、今回は例外で最低限の情報、つまり営業時間を人にお願いして調べてもらいました。
銭湯は一般的に午後からしか開いていないため、午前から時間を使うことは出来ません。
従って地元以外にある複数の銭湯を訪れる場合には、午後という限られた時間を出来るだけ有効に使えるよう、友人に依頼してWebで営業時間情報だけ確認して貰ってます。
自分でやるとついつい必要以上に事前情報を探しちゃって現場でのワクワク感が削がれちゃうからです。
で、そのやや古い情報によれば南栄湯の営業開始はどうも14時30分らしいとのことでした。
本日はもう一つ、15時から営業開始の銭湯に行く予定ですが、開始時間が早いこっちから先に行くのは自然だよね。

駅の到着は14時過ぎで、少し早いけどまあちょっと行ってみようかって感じで現地に行きました。
殆ど駅前と言っていいでしょう。
歩いて1分以内の場所に南栄湯はありました。
時間前なので当然暖簾は玄関ガラス戸の中にしまわれてます。
で、玄関当たりを観察していると営業案内が掲示されていて、それによれば営業開始はなんと15時30分から。
あちゃ~、あと1時間30分もある。
参ったなあ。
やっぱり情報が古かったんですね。
でも、こういうことも含めてが他都市での温泉訪問の楽しさでしょう、と自分を慰めたわけだ(^^ゞ
ちなみに定休は毎週火曜と金曜です。

しかし、それならそれでやることはある。
まず一つは、この界隈では少し有名なコンドーパンの探索であります。
南栄の辺りは古い市営住宅なんですが、それと同時に学生街でもあり(愛知大学)、安くて旨い食べ物屋が多くはないけど存在していて、コンドーパンもその中の一つと思われます。
こちらも駅から少し北に歩いたところにあって、大きな赤い看板が掲げられていました。
しかし残念ながら開いてませんでした。
日曜休みなのかな?
それとも別の所に店舗があるのかも知れない。
取り敢えず歴史を感じさせる赤煉瓦のパン工場を外から眺めて退却。
再び駅に戻り、駅頭に掲示してある町内書店街案内図(ほら、良くあるでしょ。退色すると殆ど現代芸術化しちゃう感じの案内看板)を眺めてると、看板の端っこの方になんと「昭南湯」なる表示を発見。
昭南湯
豊橋市南栄町(一部)商工案内図
昔は良くあったよね
© ill-health(ruephas) 2011/2013
昭南湯
上部真ん中の「真」の字の真下
「昭南湯」の文字が見えます
© ill-health(ruephas) 2011/2013
昭南湯?

事前調査(とはいってもiタウンページを一寸当たっただけですけどね)ではひっかからなかったし、「豊橋+銭湯」でググってもそのような名前の銭湯はヒットしませんでした。
で、この件については別ポストで書こうと思ってます。

そんなこんなで時間は意外に早く流れ去り、気づけば既に15時30分。
南栄湯に早速入湯であります。

温泉に行かない日(153) 銭湯巡りの前に

JR東海浜松工場の不発弾騒ぎは比較的盛り下がった状態であり、特に混乱もないまま11時過ぎの東海道線に乗車、程なく豊橋着。
前回訪問時よりはマシですが今日も少し寒い中、駅から歩いて数分の所にある饂飩屋玉川うどん本店(愛知県豊橋市広小路1-13:0532-52-5415:11:00~21:30:無休:公式Websiteなし)に行きました。
目的は「豊橋カレーうどん」。
丼の最下層に茶碗半分程度の炊きたてご飯をよそおい、山芋をすり下ろしたものを僅かにかけ、腰がある熱々の饂飩を載せ、最後に旨いカレーソースを満たしたというものです。
玉川うどん店では一番ベーシックなもので880円。
お好みでいろいろトッピングを追加するという仕組みになっています。
供されるまでの間、大浅蜊で麦酒を一本。
昼酒は旨いね。
程なく目的の豊橋カレー饂飩が届きました。
カレーと山芋という神をも恐れぬ組み合わせであり最初はちょっと引き気味でしたけど、いざ食べると山芋はそんなに大量ではなく全く抵抗なし。
しっかり熱く、大変おいしゅうございました。
カレー饂飩については個人的には兵庫は川西にある「天かわ」が最高だと思ってるんですが、その王道な感じとは少し異なる方向ですが、これはこれで良しですね。

その後向かったのは、前回訪問時ヒジョーに気になっていたアサクラスマートボール(愛知県豊橋市松葉町1-22ときわアーケード内:0532-55-6733:10時~21時:18さいになっていないよいこはきちゃだめだよ:でも実際には来てたけど(^^ゞ)です。

温泉に行かない日(152) 本日決行豊橋銭湯 PartⅡ

さて前回、お酒への未練が先に立った結果、未湯のまま残されていた豊橋の2銭湯。
即ち、石巻湯と南栄湯。
本日改めて訪れる計画であります。
計画では、
  1. 自宅近くのバス停からバスの乗ってJRの最寄り駅に向かい
  2. 10時か11時くらいにJR最寄り駅を出る東海道線の汽車で豊橋を目指し
  3. そしたらだいたい12時前後くらいにJR豊橋駅に着くと思うので
  4. 着いたら駅周辺で適当な地元人に旨くて安い饂飩屋に関する聞き込みをし
  5. 教えてもらってそこに行って麦酒とともに豊橋カレー饂飩を摂取し
  6. その後旨い珈琲を飲み
  7. そんでもって2つの銭湯を攻め
  8. 高揚した気分でJR豊橋駅周辺の飲み屋で豊橋銭湯コンプリート祝いの呑みをし
  9. 酔っぱらった素敵な気分の侭適当な汽車に乗り、1時間に1本しかない家までのバスが来るのをひたすら待って帰る
このように計算され尽くした行動、正に精緻と言って全く差し支えない練り尽くされた計画に基づき銭湯に入湯する訳です。
やはりこのくらいは練らないと、いろんな事をコンプリートする事は出来ません。
わたしのことで誠に差し出がましいとは思いますが、皆さんもこの点、よおぉく肝に銘じて見習って貰いたいッ!

ということで、計画通り乗れるかどうかは別にして、まあバスや汽車の時間くらいは確認しておこうかねえと思いネットを見ていたら、何と、私のこの精緻な行動計画を脅かす事態が出来した、というかしそうというか。
Copyright © The Yomiuri Shimbun.
「不発弾処理、新幹線も一時運転見合わせへ…浜松」
 どうも西伊場にあるJR浜松工場(新幹線系鐵ヲタには有名で、ある意味聖地だよね)で大東亜戦争中、亜米利加鬼畜米英ヤンキー野郎にぶち込まれたデカい不発弾が見つかったんで、それをラブホが林立する事で全国的に有名な遠州浜までしずしずと運び、砂浜に掘ったこれまたデカい穴の中で炸裂させようと云う誠に物騒な、いや正直言うと結構わくわく感が最高なLiveイベントが開かれるようです。
はっきり申せば、すまん銭湯。
だから今日は銭湯なんかに行っている場合ではなく、今すぐ席を蹴って遠州浜に飛び、心中にて「うちてしやまんきちくべいえいやんきーやろうくそくらえ」などと唱えながら不発弾の成仏を目の当たりにする、というのが正しい過ごし方では有るけれど、よく調べてみると今回わしらのようなパンピーに対するガードが非常に堅く、JR浜松工場から遠州浜への移送中も含めて不発弾中心に半径数百mの範囲は避難指示が発令されている様子。
爆発現場も当然同様であり、その非常線のギリまで近寄っても爆発の様子は伺えないでしょう。
であればそっちは潔く諦め矢張り銭湯を目指して西への旅を選択する訳ですが、気になるのは上記記事にある、
「在来線は浜松—舞阪駅間を一時区間運休とし、両駅で折り返し運転を行う。」
というセンテンス。
このセンテンスには運休時間が書いてありませんがこれとは別に、
「東海道新幹線は午前8時半から約1時間、浜松—豊橋駅間で運転を見合わせ」
とあるのでまあ在来線も同様でしょう。
それならば計画に影響は有りません。
ただ、混むかも知れないけどね。
バスに関しても、遠州浜方面の路線が何本か運休するだけで私には影響がなさそうだし。

よし、いいぞ。
緻密に立案された行動計画通り、今日は豊橋銭湯一気制覇だ!

しかしまあ、JR東海浜松工場。
良くもまあこれだけ不発弾を抱えるんでいるものよ。
以前も社宅かなにか作ってたら、不発弾が掘り出されて一寸した騒ぎになったよねえ。
いっぺん敷地内を徹底的に調べた方が良くねえですか?
整備が終わり頭からつま先まで中も外もぴっかぴかの新品同様になった新幹線が鬼畜米英の不発弾に突如として吹き飛ばされたりしたら眼も当てられんぞ。
おねがいしますよ。

2013年2月16日土曜日

温泉に行かない日(151) 哈爾浜湯って知らないですか?

今週末、即ち明日2月17日は先日に引き続き「豊橋銭湯ツアーPartⅡ」をやってこます予定であります。
今回は、前回入湯出来なかった「石巻湯」と「南栄湯」に訪れ、延べ2日かかってしまったものの、兎に角豊橋銭湯をコンプリートしてきます。
銭湯を求めて住居外の都市を訪れる。
コトホド左様にわたくし、最近やや銭湯に傾注している感があります。

ところで私、幼稚園までは岐阜市真砂(まさご)町というところに住んでました。
国鉄岐阜駅からほど近くに建ってた社宅アパートです。
オヤジは当時、岐阜に本社が有る某有名運送会社に勤めていて、そのカイシャの上に建ってた社宅です。
建物の一番下が荷物を捌いたりトラックに積み込むプラットフォームになってて、一種の下駄履き住宅ってヤツかな。
朝から夜遅くまでいろんな人が働いてて、大きな路線トラックや小さな集配トラックが出たり入ったりして面白かったなあ。
ヤッパリ一番風格があったのはでかい10トン路線トラック。
即ち、集配用の小さなトラックが街中のいろんな顧客から集めてきた荷物をまとめて積み込んで、夜間高速を使って別の都市へ運ぶ大型トラック。
ウチのオヤジは、そのカイシャの本社が有る岐阜と商都大阪の間を走る路線トラックの運ちゃんで、カッコ良かったっすね。

その支店の一番偉い人はWさんという名前の支店長さんで、その社宅のいっちばん大きな部屋に住んでいた。
Wさん[1]は凄〜く優しくて、夏なんかだと当時はまだ珍しかったクーラー(エアコンディショナではないよ。あくまで冷やすだけ。しかも水冷。育ちのいいおぼっちゃま、信じられるかい?)が入ってる部屋に入れてくれて、その涼しい部屋で冷たいオレンジジュースをごちそうしてくれたりしてね。

従業員食堂もあって、信じられないくらいの安さでいろんなおかずが売ってて凄かったなあ。

まあ、こんな感じでその社宅は私にとって結構想い出深い場所なんですね。

その社宅には、その他にもユーティリティ設備として共同浴場があって、オヤジとか、オヤジの友達の他の社員の人と入ったと思うんですが、それ以外に結構な回数、外にある銭湯に行った記憶があるんです。
主には母親と行ったんだと思うけどね。
何故そう思うかというと、薄い記憶だけど、浮かんでくるのが女湯の情景だから(うふふ、いいだろ)。
もう40年以上の前の事で殆ど記憶が薄れてるんですが、即ち当時は幼稚園の年少とかですんで、女性の姿の記憶よりはお湯に表面に反射する蛍光灯の光を見て、
「雷って、水の中にもあるんだぁ」(我ながら可愛い)
とか、浴槽からOFしたり(記憶ではその銭湯の浴槽からは盛んにOFしてるんだけど、いかになんでも一寸考えられないため、他の記憶と混じってると思う)、入浴客が体を洗う為にざばざば掛けたあとのお湯が浴室端っこの小さな素堀っぽい排水口から流れ去る様子をみて、
「ああこんなにも沢山のお湯が…、勿体ないなあ」[2]
等と思った記憶の方がより強くに残ってます。

あと、誤ってる可能性もあるけど、その銭湯の浴槽で溺れかけた記憶もある。
何か別の記憶とごちゃ混ぜになっている可能性も有るけど、兎に角気付いたら何かお湯の中に沈んでて、何か水底から水面を見上げるような恰好になっている。
別に苦しさはない訳よ。
やはりお湯全体が天井の光に反射してキラキラ綺麗に輝いているんだけど、その光景が暫く続いていて、次の記憶が洗い場の床で寝っ転がっているとこなんだよね。
「幼稚園の子が銭湯に入っていて、その子から眼を離したら浴室内から見えなくなっていたので慌てて捜したら浴槽の中に沈んでました。死んでたかと思ってドキドキしてましたけど、引き上げて床に寝かせてたら気付いたんで、一安心しましたぁ」
なんていう典型的な情景ですな、はは。
その後、小学校に上がるときに両親は郊外に一戸建てを建てて引っ越したので、その銭湯に行くことは二度とありませんでした。
その銭湯はおろか、このトシになるまで銭湯そのものから遠ざかったセイカツを続けてきてしまったのですね。

で、話はいきなり現在に飛びますが、先日帰省した時、ふと上のことを思いついて両親にその銭湯のことを訊いてみたんです。
母親は、
「う~~~~ん、銭湯にいった記憶等ない」
などと言っていました。
なんだそりゃあ。
若い時分には、でかいトラックの運転台に付いた矢張りでかくて水平なハンドルを威勢良くカッコ良く[3]ぶん回していたオヤジは、今じゃあすっかり弱気な男になっていてやはり、
「う~~~~ん、ワシもしらん」
ついにウチの親たちにもそのトシなりに来ちゃったかあ。
でも違うなあ、その手の病気の場合、一般的には昔の記憶の方が鮮明な筈だ。
だから、その点はダイジョウブかもだけど、兎に角思い出せよ。
多分母親と行ってる筈なんだ。
幼稚園の年少とかでも歩いて行ける圏内に銭湯があっただろ。
等とシツコク食い下がってると、母親がポンと膝を打ち(年寄りはそういうことをホントにやるので面白い)、
「ああ。思い出した。哈爾浜だ。それは哈爾浜湯という名前の銭湯だったよ」
とのこと。
そんな名前の銭湯だったとはついぞ知らなかったな。
なんか相当独特な名前だな。
哈爾浜(ハルピン)っていやあ、例の哈爾浜でしょ。
哈爾浜からの引き上げ者が始めたか何かかな?
と思ったんですが、そういやあ岐阜駅前の問屋街(繊維街)の別名がハルピン街っていってたような記憶もあり、そうするとその銭湯はこの辺りだったのかも知れない。

憧憬の哈爾浜湯。
昭和42〜45年当時、岐阜市真砂町周辺に住んでいた方で、この哈爾浜湯について記憶の有る方、このコラムの一番下からメールかコメントを是非お願いします。
あとそうだなその他には、真砂町周辺にあった、
  • 赤玉パチンコ
  • 赤玉パチンコ近くにあったモツや(角打ち形式の飲み屋) 
  • 山勝百貨店(後にパルコになった場所だと思う)
  • 山勝百貨店地下にあった拉麺屋
などについても、記憶的情報があれば是非お願いします。

え?
何故そんな情報を求めるかって?

そりゃああなた、愚問でしょ。
云うまでもないよ。
トシをとって、昔の記憶に耽りたくなったからさ。


より大きな地図で 温/泉/週/記Map を表示

[1]
オヤジは当時よく、
「Wさんは珍しく現場上がりの支店長だから、オレらの事をよくわかってくれている」
なんて事を良く言っていた。
当時は何の事かさっぱり解んなかったけど、このトシになってみればよくわかる話ですね。

[2]
この気持ちを大事に育てて行けば、もしかしたら今頃私は優秀な浴槽設計施工エンジニアになってたかも知れないなあ。
現在のルキウスなんてもてはやされてたりして、うへへ。
しかし現実は地方企業のしがない中間管理職、おもろくないなあ。

[3] 
本人曰く、
「若い頃、道を走る時には運転台の後ろにあるベッドに常に木刀を積んでいたものだ」
との事です。
後ろのベッドに木刀。
成る程、確かに威勢がいい感じがする。
するけどそもそも、
なぜそんな(無駄な)事をする必要があったのか?
という肝心要な点について彼に訊くと、彼は急に遠くを見つめる目つきになって、黙して語らずな感じになっちゃいます。
あははは、年寄りは面白い。

2013年2月11日月曜日

温泉に行かない日(150) つんのめっている居酒屋

以前、消化器系最末端部位に激しい痛みを伴うある病を得ました(笑)。
で、その時期困ったのがトイレです。
要するに、所用後ロールペーパーでもってその部位を拭く事なんて到底考えられず、温水洗浄トイレでないと用を足せないので、街中に配備されている温水洗浄便座付き公共トイレの情報を纏めておこうとと作ったのがJimotyのためのトイレマップというMapサイトです。
そのうちその病は治癒し(今も再発に怯えているけど)、ただその後も街中や田舎の公衆トイレを探索する趣味は消えず、今も登録数は少しずつ増えてるんですが(この辺の事情はこちらをご覧下さい)、街中や田舎にはトイレ以外にも変な物件や面白い物件がたまにあって、そのMapサイトにメモ的に載せてあります。

今回はその一つをここで紹介します。

その物件は以前から何となく目に留まっていましたが、何故か他人に対してその件について話すのがタブーなのではないかと思わせる雰囲気がありました。
なんていうんですか、

A:
「あのさあ、あそこの交差点のはす向かいにさあ、ほら、変ないざか…」

B:
(Aの発言を素早く手で遮り、摩擦音だらけの小声で)
「しっ!だめだよ。あれについてはダメなんだ。しゃべっちゃあヤバいよ」

A:
(普通の声で)
「え?なんの事?だってあの居酒屋面白いじゃない。建物がさあ、なんか右にか…」

B:
(素早く周囲を見渡し、自分たち以外に誰もいない事を確認すると、先程より摩擦度が高く更に小声で)
「オレはその件については何も知らない事になってるし、オレ以外のやつもそういうことになっている。悪い事は云わない。あの物件からは手を引くんだ、いいな。オレは帰る。危険すぎる」
(と言い残し、その恐怖に怯えた青白い顔で周りを充分に警戒しながら足早にその場を立ち去った。そしてその後、彼は、この街から消えた)

なーんて感じの「話すのも憚る」系な雰囲気があるんだよね。
勝手な想像だけど。
だからここ数年、この物件に関して誰にも聞かないまま過ごしてきてたんです。

でも、気になって仕方がない。
実はウチのカイシャには建築の専門家が何人かいるんだけど、彼らなら何か知ってるかもと思ったんで、思い切って彼らに訊いてみたんだよね。

「あのさあ~、NHKっていうかほら、牛山公園っていう危険そうなとこがあるじゃない。そのちょっと南の所になんだか茶色で妙な感じの…」

とここまで言いさしたところで彼は素早く何度も頷き、
「ああ。あの居酒屋だろ?うんうん知ってる知ってる。あれ気になるよなあ。変わってるよねえ。なんだやっぱりAさん(私の事)も気になってるんだ」
「あれ、結構有名だよ。私の周りの人間は殆ど存在は知ってるよ。だけど誰も客になる勇気はないんだよねえ」

と、なんかタブーでもなんでもない感じ。
ただ、矢張り行くには相当な決意がいる模様です。
そりゃそうでしょ。
だってさあ、

2013年2月8日金曜日

たおやかに勤務中Returns(13) これ発音できるかい?(R15+指定)


(みらいある、ちいさなきみたちへのちゅうい)

じつは、このぽすとのいちばんさいごのあたりで、あーるしてい(R15+)ぐらいのことばがひとつだけでてくるんだ。
だから、きみのようなそだちのいいおぼっちゃまやおじょうちゃまは、あんまりみちゃだめだよ。
みてもいいけど、そこはじこせきにんでね! 


……え、なんだって?

「じこせきにんでね」のいみがわからないって?
ははは、そうか。
「じこせきにんでね」っていうのは、おとなたちがじぶんのせいで、なにかふつごうなことがおこりそうなときにあらかじめつかっておくと、あんまりつごうがわるくならないようになるという、とてもすてきな、まほうのことばさ!
でも、ふしぎなことに、こどもがつかってもまったくこうかはない。
だから、きみがつかってもぜんぜんいみはない。
ざまあ、あはははははっ!

A:
フッェデラルエクスプレス。
君、発音できるかい、これ。

B:
無理ですね…
唇を噛みそうです。

A:
さっきうちのスタッフが経理システムで過去の伝票データを探していて発見。
犯人はほら、以前ウチにいて今はヨソの支店にいるあいつ。

B:
地球上にない音だと思います。
しかしあの人ならなら納得です。
地球人ではありませんので。

A:
ウチのスタッフのMさんとEさんが無理矢理発音しようとしたんですが、見事失敗して舌をかみ切ったので、口から血をだらだら流しながらさっき病院に行きました。

B:
ひどいトラップを仕掛けていきましたね…

A:
全く手酷い。
その言葉を発見したときは、
「何てチープなトリックか」
と思ったんですが、思った以上に奥が深く味わい深いものだったよ。

B:
狡猾な狐みたいな人物ですな。

A:
狡猾な狐みたいな人物?
いや違うな。
米国の小説でよくさ、
「ああ、オレは何てクソみたいな男なんだ!」
と後悔している男に対して、
「違う。お前はクソそのものだ」
って返すシーンがあるよね。
それに習えば…
あいつは狡猾な狐そのものだよ。

<暫くあと>

A:
先程の件。
データの現物はEメールで後ほど。

B:フェ……フェ…フッ…、フェ…、のことでしょうか?

(そだちのいいおじょうちゃまとおぼっちゃまはここでおわかれさ!さようなら)


2013年2月6日水曜日

温泉に行かない日(149) やばいので早くこいつにAEDを使いたい!

夕方。
本日やっておくべき仕事を一通り終え、明日の分までやっておく元気は当然無いため机を片付け、Yahooでニュースを見てました。

何だか山形大学では今年度に入って6人ものタイホ者を排出(輩出ではないよ)しているとの事で、
「ほほう。今日日珍しく元気のある若者が揃った大学じゃな」
等と言語道断バカ的なことを考えながら記事を↓
Copyright (C) 2013 Yahoo Japan Corporation.
All Rights Reserved.
読んでいたんですが、後半部分、
▽学生に対し、教員が折に触れて理性的な行動をとるよう指導する―などの再発防止策を打ち出し、実施してきた
の部分がどうしても、
▽学生に対し、教員が折に触れて性的な行動をとるよう指導する―などの再発防止策を打ち出し、実施してきた
に読めてしまう自分に驚きあきれ果てたため、このことを早速この駄ブログに書こうと思って、画像のハードコピーをPicasaウェブアルバムにあげたわけです。
このブログへは直接写真を貼ることは出来ず、画像のURLを指定してあげないとだめなんで、このような操作が必要になるわけです。

で、PicasaへのUPを終え、改めて保存したアルバムを開いてみると…
こんな事になってしまいました。


細動してます。
結構激しいな。
ははは、除細動しなきゃ。
心臓のリセットしなきゃ。
早くしなきゃ。
AEDぶちかまさなきゃやばいな。
どっくどっくどっくどっく。



そんだけの話です。
すまんのう。

2013年2月3日日曜日

かさがた温泉 せせらぎの湯(1)

思い出の関西温泉シリーズです。
兵庫県のやや深い山里に基本日帰りで、宿泊も出来るという温泉があります。
それは、かさがた温泉 せせらぎの湯(兵庫県神崎郡市川町上牛尾半瀬2073-12:0790-27-1919:2つの湯屋があり各¥600:10時~20時:これらはすべて2013/2/3現在で確認済みの情報)です。
中国道を福崎ICで降りて県道34号線を笠形山に向かって走ると到着します。
バスなどの公共交通機関は多分ありませんので、アクセスは車か、市川町周辺からの送迎バスのみ(要予約・食事のセット注文の顧客という条件あり)という場所です。
関西系の各種温泉案内雑誌に掲載されている事が結構多く、それを見せると半額になったりするので事前の情報収集が大事かもです。
その他、JAF優待施設でもあります。
湯屋は2ヶ所あって、人が少なくゆったり出来て眺望を楽しめるのは上にある「みはらし館」。
少し混み合っているものの鄙びた風情を楽しめるのが下の「ふところ館」という感じですかね。
日祭日等は二つある湯谷まとめて¥600だったりして、意外にリーズナブルな施設だと思います。
客の殆どは地元のリピータのようでして、観光地温泉に良くありがちな浮わつき感は皆無なのが有り難いですね。

ただ、惜しむらくは泉質がアルカリ性単純温泉とのことで、非常にLightなお湯でした。
温泉の香りを感じないわけではありませんが、残念ながら塩素臭とほぼ同等という感じだったかな。
水面に僅かな白い浮遊成分が見えますが、温泉由来なのか塩素関係なのか他のものなのかは、ちょっとわかりません。
お湯にあまり特徴はないので、(例えば星山温泉のように)「万難を排して」今すぐ出かけるまでの施設ではないとはおもいますが、でも温泉は泉質だけじゃないでしょ。
1回行っただけの前の情報ではありますが、激混みしているわけではなくやや混み程度であり、そのくらいであれば寧ろその静かな賑やかさを楽しめる感じです
なお同施設内には食事処・喫茶・昔の物の博物館などが点在しており、半日程度であれば充分に楽しめる環境であります。
基本は日帰り施設ですが、宿泊施設も装備しているようです。

2013年2月1日金曜日

潮彩きらら 赤穂温泉 祥吉(1)

かなり以前の宝塚時代ですが、夕日が綺麗だという話を聞いてのこのこ出かけたのが赤穂は御崎海岸です。
無粋な私のことですので、夕日なんてのは10秒ほど眺めたらすぐに飽きると思ったし、そもそも温泉に入らなきゃ、出来れば立派なところではなく限りなく怪しそうなところに、ということで入ったのがここでした。
その怪しさ満点な旅館(かな?)についてはいずれ再訪したときに詳しく書きますが、それはもう兎に角怪しく、非常に私好みだったので未だに覚えているわけです。
で、今回はそういった怪しさ爆裂な感じでは無く、大変清潔感があり、食事も旨く良い温泉が有り、従業員の方も凄く好感が持てるという処の話です。

それは、潮彩きらら 赤穂温泉 祥吉(兵庫県赤穂市御崎2-8:0791-43-7600:¥1500:食事+温泉セット各種)です。
大阪から新快速に乗車し西へ。
途中、複々線で快速と並走しぶち抜くというような関東ではゼッタイにお目にかかれない鉄的に興奮するシーンを味わいながら途中駅の姫路着。
大阪姫路間は正に優良線区で、スピードに乗った非常に快感を伴う乗り心地で素晴らしいのですが、姫路を過ぎると一気に一昔前のローカル線の雰囲気に転じます。
それまで当たり前だったロングレールから通常のレール長になり、複線が単線と化し、速度が緩んでがったんごっとんと左右に揺れながら走りますが、それでも新快速のバッジは外さない。
まあこれは鉄系のブログじゃないんで余り書きませんが、そんな感じで終点の播州赤穂駅着。
南口の階段を降りるとお宿の車が待っててくれます。
良く有るマイクロバスじゃなくて、エスティマ。
乗った客は私だけ。
よし、いいぞ。
お宿の上得意になった様ないい気分。

お宿に到着し、待っていた従業員の方にドアを開けて貰って車を降りて。
何だか八代の松濱軒に訪れた時の内田百閒な気分。
百閒先生になったかのような気持ちで心の中で(えっへん)と言いながら悠々とした感じに見えるように悠然と車から降り立って、温泉より先に食事処へ。
温泉も愉しみだけど、牡蠣料理を味わう為に朝飯も抜いたんだから。
席に就くと、品のいい笑みを浮かべた仲居さんが注文を取りにきてくれます。
その仲居さんはホントにホントに愛想が良くて、ずっと笑顔で対応してくれました。
料理の事を書く前にこれを書くのは、ホントにその笑顔に癒されたからであります。
笑顔で愛想良く対応してくれるだけで、同じ料理でも味が違うと思うんだな。
その素敵な仲居さんの給仕で、素晴らしい牡蠣料理を堪能致しました。
味も量も全てが私にJust Fitで、酒も旨く、全てを美味しく頂いた後でさらに僅かな空腹を感じるという誠にベストでリッチなお食事でした。
さて、お風呂に入りましょう。