2016年3月31日木曜日

温泉に行かない日(323) 父親の再入院

EMX-3が手に入るということで浮かれているそんな中、実家の母親から電話があって父親が入院してオペするという連絡がありました。
心臓のオペをするとのこと。
両親はもう79歳で、心臓に何かする=手術という理解をしてしまったようですが、病院にいってよく聞くと入院したのは心臓血管外科ではなく循環器内科で、やるのはカテ。
まあ切った貼ったをするよりは侵襲性は低いので少し安心しました。
私が病室に着いたのと入れ替わるように、病衣を着た父親がカテ室に運ばれていき、私と母親は病室で待つことになりました。
待つこと3時間と少し、カテを終えた父親が病室に戻ってきました。
この病院のカテは手ではなく鼠径部からガイドワイヤを入れる方針のようで、足の付け根辺りがしきりに痛痛い痛いと言うので、結果については本人からすぐには聞けませんでしたが、暫くして病室まで来てくれた医師から、
血管の状態がよろしくなく、ステントを入れることが出来なかった。カテではちょっと難しく、無理やり入れてもリスクが高いし、抑ステントを入れられない。
むしろ外科的な処置をしたほうが安全だ。
というような説明をきちんとしてくれました。
その日は一旦実家に帰り、翌日、つまり今日に心臓血管外科の医師と話をすることになり、結局今度こそ「オペ」することになりました。
心臓の状態こそ放っておいたらそれこそいつ死んでもおかしくない感じですが、それ以外はまあまあ元気な父親です。
とは云ってもトシもトシですので、胸を開くとなると息子としてはそれなりに心配であります。
しかし先生によると、今の開胸手術は昔と違って侵襲性はそんなに高くなく、何でも人工心肺は使わないとのこと。
リスクは(つまり失敗して死んでしまうと意味だと思うんですが、それは)今のオヤジの身体状況を鑑みた上でも1%くらいじゃないかなあ、ということでした。

兎に角、放っておいたら突然死するわけだし、ここは先生を信頼してやっていただくしかありません。
実家の近くに高機能病院があって本当に良かったと思います。

久し振りに見た父親は僅かに腰が曲がっていて、かつて運送会社で関西までの長い距離を毎日のように往復していた壮年期の力強くカッコいい姿とはやはり違います。
最近運動できないためか、下半身もか弱い感じで少し痛々しい感じ。
それを見ながら、井上陽水の「人生が二度あれば」を思い出してしまいました。

オペは来月中旬とのことで、その際には勿論行きたいと思っています。

2016年3月28日月曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(22) サイクルウェアに困っている

ひょんな事がきっかけで、Oさんの好意のおかげでとても良いロードバイクを手に入れることが出来たのは全くラッキーな事です。
しかしそれがあれよあれよという間に、あっという間過ぎて、サイクルウェアが入手出来ず大変に困っています。
Oさんからのメールや、自分なりにサイバー空間で調べた知識で最低限の身なりについてはだいぶわかってきました。
でも、それを入手できる時間がない。
探す時間がない。
何でもいいじゃん、それなりであれば。
と思うでしょ?
俺もそう思うし、Oさんからは「ネットで買えばいいよ。消耗品だし」と言われてます。
で、確かにAmazonとかで見てると、安くて☆も多い商品もある。
でもそういうやつに限って、自転車のブランドが書いてあるんですね。
Bianchi、look、Cannondale、Giant、TREK、等など。
私が戴いたのはEddy Merckxというフレームメーカのものなんですが、それに乗ってるヒトがGiantとか大書されたサイクルジャージ着てるのはこれは流石におかしいでしょう。
例えばさ、TAMAのバスドラに「YAHAMA」とか「Pearl」って書いたドラムヘッド張りますか?
わかるでしょ。
すまない、分からなかったとしても責める気は無いから気にしないでくれ。

探すと(パチもんかも知れませんが)Eddy Merckxと書かれたジャージも有るんですが在庫は無い。
派手でもなく地味でもなくいい感じなんですが
勿論値段も7,000円くらいといい感じなんですが
品切れじゃ買いたくても買えない
Amazonより転載
© 1996-2016, Amazon.com, Inc. or its affiliates
じゃあ、そういう自転車ブランドが書かれていないウェアを探すと、意外にも結構高いんですよね。
何故だろうなあ?
うーむ。
しかし、試乗会の期日は迫っている。
素敵なEMX-3はいよいよ今週末の土曜日に納車され、おそらく今後ロードバイクの師匠となっていただけるはずのOさんは、EMX-3納車の日に最初の教習へ私を連れて行く気マンマンであり、私も是非そうしていただきたいと思っているのです。
でも、私がこの間購入したのはビブ(フレディ・マーキュリーのやつだ)とグローブとヘルメットのみ。
人気のない天竜川河川敷といえどもそのような格好のみで走れば、直ちにすわこそとばかり官憲が駆けつけ、私はその日の夜から浜松中央署のオリの中で愉しくて仕事から開放された数日間を送ることになるであろう。
できればそれは避けたい。
今週中にジャージとアンダーウェアとシューズをなんとかせねばならない。

ということで、今週中にアパート近くにあるSPORTS DEPOで、永年勤続表彰で貰ったJCBのギフト商品券でなんとかかんとか格好をつけるつもり。
仕事から早く帰る日を1日でいいから造らねば。

2016年3月27日日曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(21) ショップに行ってみた

本日自宅に帰り、お世話になるミソノイショップに行って実物を確認してきました。
その場にはフレームの前オーナーであるOさんにも来て頂けました。
昨日本日と、浜名湖の花博会場だった場所で大規模な自転車関係のイヴェントが有るということで、店長さんはそちらに出向かれていて不在。
今日はフレームの調整(サドルの高さ等)をする事になっているんですが、休日ということもあって来訪するお客さんも引きも切らない感じ。
そちらにかかれるまでには暫く時間が必要なようなので、それまでは調整して戴ける店員さんとは別の女性の店員さんとOさんの意見を聞きながら、なんて言うんですか、周辺機器?つまりヘルメット(ピンクを選択)とかグローブとかスタンドとかを選定。
うっすら恐怖に感じていた例のフレディ・マーキュリーみたいなインナーも試着の上購入。
恥ずかしいが、Oさんや店員さんによるとやっぱり必要とのこと。
Freddiest Familyへようこそ!より転載
ということで、他のお客さんの仕事が終わった店員さんにやっと調整して戴ける事に。
EMX-3
ケーブル以外の主要なパーツはもう組み終わっていました
おいおいこんなたいそうなブツ所持してマジで大丈夫ですか?
© ill-health 2016
スタンドのようなものにリアのハブを載せ、白い小さな板の上にフロントタイアを載せて準備を終えた店員さんにOさんが、
「シートポストに印がつけてあるでしょ。それボクのポジションだから、とりあえずそこまで下げてくれる」
と指示が出て、店員さんはそれに合わせてくれます。
私もOさんも男性としては小柄で、Oさんが痩せているという以外は足の長さとかの体格は非常に似通ってます。
「じゃあ、これに跨ってみてください」
加齢と運動不足によりすっかり柔軟性が失われた右脚を後ろに蹴りあげてなんとかかんとか跨ると、
「じゃあ、ペダルに足を載せてサドルに座ってみてください」
おっかなびっくりサドルに尻を乗せると、
「ちょっと低いですね」
Oさんも「うん、もう少しサドル高くても良い」
え?
もう結構十分にケツは高い位置にあるよ。
まだ高くしますか?
「はいじゃあさっきみたいにトップチューブにまたがるように一度降りてください」
そして少しサドルの高さを上げます。
その後更に少し高くして、
「まあ、こんなもんでしょう」
うげー。
あのぉー、サドルに座ったまんまだと足とっつかないんですけど。
EMX-3
怯えつつ初めてEMX-3に跨る小心者の初老
もう少し肘を下げなさいと言われてこのあとやってみましたが
数分で腕がガクガクしてきました
© ill-health / TY 2016
でもそれで良くて、停車するときにはトップチューブを跨いで立っていれば良いのとのこと。

うーむ。
何か、あれよあれよというまに「猫に小判」状態が現実化してしまって戸惑っているんですけど。
来週末には全部出来上がるとのこと。
Oさんは早速スケジュールを確認し、
「うん土曜日だったら時間有るな。いきなり街中乗ったらコケてクルマに轢かれて死ぬから、どっか安全なところ、どこが良いかなあ、うーん天竜川かなどこが良いかな」
等と初老初心者の初指導について検討を開始し、私は私で少しは乗り方の勉強をネットでもいいからやっておくかと考えてました。

2016年3月25日金曜日

温泉に行かない日(322) 山神さんが飛ばしている

少し舞えにご照会した山神さんですが(大山祇命では無いですよ)、愛変わらず会長に跳ばして折ります。
創造するにこの方、藍地県在住だと思われるのですが兎に角行動力が凄くて、廃湯になった乳欲使節が本当に肺等しているかどうかを炎炉はるばる覚仁しに行くという、デブ小な折れとは魔逆の坑道帰阪を持ってます。
その様子を書いた文章も面白くて、呼んでるうちに「じゃあこうなったら俺も逝くか」という強い気持ちがいつのまにやら芽生えて参ります。
フツーのヒトとはだいぶ異なる四川で音栓を黄泉解く山神さんのブログ。
改めてオススメします。
ちなみにワタクシ、同志社大学を受験して当然落ちましたが、それがなにか?

因みにこのポストは山神さんを茶化してる訳ではないですよ。
山神さんのブログ↓読んで頂ければわかります。
ある人物のオマージュであります。

http://blogs.yahoo.co.jp/poseidonttz1126

2016年3月24日木曜日

温泉に行かない日(321) 遂に出た

New York Auto Show 2016で、MX-5 RF、日本名でロードスターRFが遂に発表されました。
誠にひゃっほう!です。
MOBYより転載
私の好きなクーペタイプ。
新色のマシーングレーも大変よろし。
くそ、お前にやられたよ。
よし、買おう。

と、云うわけには行かないのが人生。
まず、これはまだロードスターじゃなくてあくまで欧米人向けのMX-5ですので。
日本での販売予定はまだわかりません。
だから実車はまだ見られない。
ワールドプレミアされただけなのでね。

幌車とくらべて良いほうを買いたいので、実車を兎に角みたいです。

あとはですね、単純に金の問題ですね。
今はお金がEMX-3というロードバイクに流れている状況ですので、買えるとしてもどっちみち少し先です。
あと1年位はかかるかなあ。
それまでじっくり愉しく悩んで行こうと思います。

しかしどっちも良い車だよなあ。

http://www.mazda.co.jp/cars/roadster/wp/

2016年3月23日水曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(20) 半端ない心配事の数

私のビビリを悟ったかのごとく、Oさんは正に「Oさん新聞」の如く毎日のように私にメールを送ってくれ、ペダルの選択から自転車の保管方法まで、正に私の不安を先回りしたようないろいろなサゼッションを与えてくれます。
これは心強いですよマジで。
もっと早くお知りあいになれればよかったです。
で、そういった「Oさん新聞」である程度解決したり、このブログで既に書いたものが一部含まれますが、ロードバイクを手に入れることが決まってから抱いたいろいろな心配事について、箇条書きにして軽重の区別なく順不同的に書きだしてみようと思います。
  1. そもそもこんな俺にロードバイクを乗る資格があるのか。
  2. 俺は今51歳なんですけど、いかになんでも始めるのには遅すぎないか。
  3. カネがないんですけど、どのくらい借金(そう、借金だ)すればいいのか。
  4. 何を揃えれば良いのか。
  5. 街でよく見るロードバイク乗りのあの格好が恥ずかしいが、普通の格好で乗ってはマズいのか。
    • 何故恥ずかしいかというと、突き出た腹が顕になるからだが、それは我慢できそうだ。自業自得というやつだ。
      例を上げればこういう感じですね。
      徒然ピータンより転載
      著作権表示しようと思いましたが探してもなかった
  6. 噂によると、ロードバイク乗りは空力向上のために脛毛を剃ってるらしいんですけどその噂はマジなんでしょうか。トーハツが残念なヒトは他の部分が濃いという一般例の通り、私も脛毛が濃いんですが、肌が弱いので剃るのは嫌だ。
  7. 私は老眼で且つ極度の近視。遠近両用メガネをかけているのですけど、多くの自転車乗りがかけているあのサングラスのようなものはどうすればいいのか。メガネの上にサングラスを掛けてもいいのか。ちなみに私はコンタクトは体質的に合わなくて使っていません。
  8. Oさんは私の背格好を見ているため大丈夫だとは思うけど、フレームサイズは大丈夫か(俺はだいぶ小男ですんで)
  9. 俺ははっきり云うけど少し(少し?自分をまっすぐに見据えろよ)禿げている。メットでその傾向が加速化することはないか。
    • いや待てよ、考えてみればそれは別に構わない。この件は忘れてくれ。
  10. 跨がり方がワカラナイ。
  11. サドルに尻を載せる方法がワカラナイ。
  12. 最初の漕ぎ出しがワカラナイ。
  13. シフティングがワカラナイ。
  14. ブレーキングがワカラナイ。
  15. 走ってる途中でパンクしたら多分お手上げだ。
  16. メンテの方法がワカラナイ。
    • 以前、乗っている折りたたみチャリの変速機(どうもディレイラーのあたり)の調子が悪く、下調べもせず自力で調整しようとしたら状況は逆に極めて悪くなり、結局ホームセンターに持ち込んで調整をお願いした経験あり。
    • タイヤ交換は上手く出来た。
    • ロードバイクは1万円の折りたたみチャリより遥かに複雑で繊細だろうから、手入れは欠かせないと思うが、うーん大丈夫か?
  17. 最低限のメンテをするための工具はどの程度必要なのかなあ。
  18. 自宅から富士まで100km以上の距離があるので、納車されたらクルマで運ばなければならない。ホイール外してクルマへは何とか載せるとして、富士で自力で組み直せるのか。前輪は何とかなりそうだけど、後輪は絶対ややこしそうだ。
等など。
まだまだたくさんあるぞ。
面倒だから書かないけど。

でもね、この内いくつかある「心構え」関係については実はもう「そんなのどうでもいいやあ」って思えてます。
数本前のブログで書いた「あいつ、素人のくせしてあんないい自転車に乗りやがって」の件についても、それはそれで別に構わない。
この人生で恥ずかしい思いや死にたいと思ったことは結構あったけど、それにくらべりゃ全然どってことないでしょ。
歳くうと、恥ずかしいと思う感度も都合よく薄れてくるし。
オレはオレだし。
ハードウェア系の件については、それこそOさんがいろいろ適切な提案をしてくれるので、それをちゃんと読んで従っておけば、まずは大丈夫だと思います。

借金については、この程度であればまあよいわ。
鉄道作家の宮脇俊三さんは日本中や世界の鉄道に乗り倒して、その費用は多分家を数軒建てられるくらいのものだったと想像しますが、私はそんな凄い投資をしようとしているわけじゃない。
とは云っても、趣味にお金がかかるのは仕方ない。
仕方ないけど今はその金が無い。
そうなると借金するしかなくて、今回は会社の互助組織にいくらか借りて1年位で返していくことにしました。

ところでちょっと引用が長くなるけど、借金についての面白いお話し(と云うか見解)があるのでちょっと読んでみてください。
宮脇俊三さんの師である内田百閒(うちだ ひゃっけん)の文章です。
百閒先生はその著書「第一阿房列車(だいいちあほうれっしゃ)」で「なんにも用事はないけれど」汽車に乗って大阪に行くため(つまり100%、汽車に乗るためだけに大阪に行くということですね)知人に借金を求めるんですが、その際のお話しです。
気を持たせない為に、すぐに云っておくが、この話のお金は貸してもらうことが出来た。あんまり用のない金なので、気が楽だろうと云う事は、借りる側に起っていてもわかる。借りる側の都合から云えば、勿論借りたいから頼むのであるけれど、若し貸して貰えなければ思い立った大阪行をよすだけの事で、よして見たところで大阪にだれも待っているわけではなし、もともとなんにもない用事に支障が起こる筈もない。
  -中略-
一番いけないのは、必要なお金を借りようとすることである。借りられなければ困るし、貸さなければ腹が立つ。
  -中略-
私が若い時生活に困り、借金しようとしている時、友人がこう云った。だれが君に貸すものか。放蕩したと云うではなし、月給が少くて生活費がかさんだと云うのでは、そんな金を借りたって返せる見込みは初めから有りゃせん 。
そんなのに比べると、今度の旅費の借金は本筋である。
  -中略-
ただ一ついけないのは、借りた金は返さねばならぬと云う事である。
( 内田百閒「第一阿房列車」新潮文庫の新仮名遣版より、コピペではなく本を目で見ながら手で打ちなおした形で引用)

最後のセンテンスは確かに私も「いけないなあ」と思いますがね笑。

あと、〜の仕方がワカラナイというようなテクニカルな件については、Oさんやショップの方に加え、こちら富士でいっしょに乗ってくれる友人が数人はいそうなので、その方たちに教わりつつ練習を重ねれば、そのうち「公道デビュー」も出来るでしょう。
なあに、俺がニガテなジャズドラムよりはきっと上手く行くだろ。
なんとかなるでしょ、たぶん。
たぶんね。

2016年3月22日火曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(19) 恐る恐るショップに電話した

清水の舞台から飛び降りたのは自分なクセして、
「よし。こうなったらウジウジしてても仕方ねえ」
等と決意し、お世話になるショップに恐る恐る電話しました。
そのショップは、浜松では一番の老舗で、飲み屋しかないと思われがちな有楽街の南側にあるミソノイサイクル有楽街店(静岡県浜松市中区鍛冶町320-27:053-454-7108:定休水曜)というところです。
私が有楽街に繰り出す場合、ほぼ100%呑んだくれるのが目的なんですが、この店、ショーウィンドウにはいつも何だか変わった形やカッコいい形の自転車が飾ってあり、中にはロードバイクやいろんな自転車がおいてあって、酔客としてではありますが、前を通る度に気になっていました。
実は以前浜松の街中近くで仕事していて、たまに自宅から30分ほど掛けて自転車(ホームセンターで1万円コースで売ってる重い折りたたみ:折りたたんで運んだことは結局1回だけだった)で通ってたんですが、いつぞやそれにつけていたLEDライトをなくしてしまったため、帰りの夜道が怖かったのでこの店で買ったことがあるのを思い出しました。

ところで電話するのに何で「恐る恐る」かというと、このような専門店は私のような素人にはなかなか敷居が高く感じられ、中の人はきっと海原雄山みたいな感じで「自転車道」(この場合の「道」はRoadのことではなくて「茶道」「弓道」「柔道」に使う「道」のことです)を深く哲学的に探求していて、従って私のような素人の一見さんには、
「あんた。ロードバイクってのはなぁ、あんたみたいなぽっと出の根性無しじゃあダメなんだ。悪いことは言わねえ帰んな(発音は「けえんな」が最適)」
なんて言われそうで電話するのが怖かったんですよね。
長野とかにある有名蕎麦屋の頑固亭主、みたいなイメージ。
でも、お世話になる以上は仮に怖くてもまずは電話ででもご挨拶はすべきでしょう。
ロードバイクというある意味専門的で難しいものに乗るなら、乗り方のレクチャーやメンテナンスなどのことも含めてきちんとしたショップに頼るべきだ、特に素人はという話もよく聞きますし。
ロードバイクという趣味を長く続けられるかどうかは付き合うショップ次第らしいですし。
今回のことをきっかけに、きっとこのショップが私のメインのショップになるのは間違いなく、今後長くお付き合いをさせて頂く事になりますので、礼は失しないようにしないと。
で、恐る恐る電話してみました。
わたくし今度Oさんにフレームを譲っていただき、そちらでお世話になるものですが。
今回は本当にお世話になります。
Oさんからお聞き及びかもですけど、私ほんとに素人でして、いろいろわからないことばっかりなんですが、よろしくお願いします。
いろいろとご教授頂きたく、お力添えお願いします。
来月の上旬には出来上がる筈だとOさんから伺ってますが、とりあえずどうすればよいでしょう?
と伝えると、電話の向こうの男性(店長さん?社長さん?)は海原雄山的雰囲気は全く無く、柔らかく丁寧な対応と言葉遣いで、
はいはい、Oさんから伺っております。
費用についてはOさんから言わた範囲内で仕上げますのでご心配なく。
防犯登録とかのこともありますし、他に色々確認させていただきたいこともありますので、一度こちらに来ていただけるといいんですが。
とのことでした。
海原雄山じゃなくてホントに良かった。
で、今週末の27日の日曜日に浜松で所用があるため、その際にショップに伺うことにしました。
ううむ、素人なのにOさんとかにこんなに良くしてもらって、ロードバイクもショップも、こんな本格的な環境から始めて大丈夫なのだろうか?
すべてが今の俺にとってオーバースペックであることに間違いはなく、身の程知らず感がだんだん強まってきたぞ。
何か自信がないなあ。
ロードバイクってのは一旦ハマればどんどん深みにはまっていくとは聞いていますが、何しろ自分は飽きっぽいと自分で知っているので「ボク、大丈夫?」っていう不安でいっぱいであります。

2016年3月21日月曜日

御胎内温泉健康センター(1)

連休も最後で、明日は会社の重要な会議もあるし、温泉に行ってきます。
この辺りで行ったことない温泉も限られてきていて、今日行った御胎内温泉健康センター(おたいないおんせんけんこうせんたー:静岡県御殿場市印野1380-25:0550-88-4126:¥500:10:00~21:00:定休火曜:8月無休)は存在は知ってたけど、知った当時は確か凄く入浴料金が高くて見送っていたのです。
今日は朝から行く温泉調べをしていて、念の為にここを確認してみたら平日500円、休日700円と可成りお値打ちになっていたため行ったのであります(貧乏だからなあ)。

2016年3月20日日曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(18) コンポ決定

ホントに詳しくないためEMX-3 コンポというワードで調べたりしていたら、まあしっかり数えたわけではないけど多くの方が当然のようにULTEGRAを選択していて、格下の105は可成り少数派。
流石に105より下のコンポを選択しているヒトは皆無でした。
まあそうだろうなあ。
しかし素人の私が、戴き物とは云えミドルクラス(私にとっちゃあ十分にハイエンドですが)のフレームに、そんなアッパーなコンポ装着してふらふら走っていたら、長年ロードバイクに乗っている方々から「下手くそな素人のくせに偉そうに」等という誠にご尤もなご意見を頂戴するかもだし、実際自分でも宝の持ち腐れなのかもとか感じたりするし。
とは云っても、フレームがとても良いものなので、やはりそれに相応しいコンポでないと、なんかバランスが崩れそうというか。
ううむ、さりとて懐具合もあるわけだしどうしよう。

等と相変わらずウジウジしていたところ、フレームを譲っていただく方(以後「Oさん」と表記。実際の仕事では私が「Oさん」等と気安く呼べるような立場ではなく、然るべき敬称を持ってお名前をお呼びしています)がやって来て、3枚の紙を私にくれました。
それはどこかのサイトのハードコピーで、EMX-3に組んだコンポの一例のような資料。
それには105が使われておりました。
Oさんとはその時少し話したのですが詰まるところ、
  1. コンポは最低105が必要だけど、今回はその105で良いと思う。
  2. あなたのようなビギナーが今回差し上げるフレームを使っていると、他のロードバイク乗りに変な目(さっき書いた「あいつ下手なのに偉そうに」系のことですね)で見られるかもだが、あなた大丈夫か。
  3. そういったことをわかった上で欲しいというならフレームを譲ろうと思う。
  4. コンポの予算を教えてくれれば、私の出入りのショップにフレームを持ち込んでその予算で105で組んでもらうように手配する。
ということです。

1.については、渡りに船というか、経験豊かなOさんがその経験と知識と今回の状況を踏まえた上で105でも可というのはありがたい話です[1]

2.については、さっき書いたとおり私も全くそのとおりだと思います。
私だって、私より明らかに下手くそな奴が500万クラスのクルマにふらふらしつつ自慢気に乗ってら、糞野郎と思いますからね。
マトモに乗れるようになるまでは近隣の安全な場所で練習しようと思います(なんか初めて自転車に乗ろうとしている子供みたいな感じですが、気持ち的には正にその通り)し、マトモに乗れるようになってからも「諸先輩方、僭越ですが走らさせていただきます」的な感じの人生を送ろうと思います。

3.については、そういったことですので謹んで戴きます。

4.については、車体の組み上げだけで(つまり、他に必要な関連費用を別にして)○○万円くらいで出来るでしょうか、とお願いしちゃいました。

ああ、遂にやっちまった。
遂に身の程知らずっぽいことをしでかしてしまったようだ。
しかしもう後には引けない。
不安を感じつつ突き進みます。

[1]
ただし「こいつが提示した予算じゃあ105しか選択肢無いんだが、俺ならULTEGRAが普通なんだけどなあ。仕方ねえなあ全く(苦笑)」とかと思っていらっしゃるかもしれません。

2016年3月19日土曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(17) コンポ検討

R3のリビルドについてうじうじウジウジ考えていた時にいろいろ調べてわかったんですが、ロードバイクとかってのの基本は、気に入ったフレームに気に入ったパーツ(コンポという。きっとコンポーネントの略なんでしょうなあ)を、自分の希望と(俺の場合)貧困な予算を突き合わせながら組み合わせて行って完成車にするということのようです。
で、そのコンポというのは一般的にはホイール、サドル、ペダル等とか以外の、駆動系とか制動系のパーツ群の事を指します。
でも私を含めて多くのパンピーは、組み上げていく等という高度な技と知識は持ち合わせていないために、フレーム+コンポ+コンポ以外のパーツが最初っから組み上げられている「完成車」を購入すると(ただし、ペダルだけは更に別売なことが通常。その理由さえ知らない素人な俺です)。
私見ですがたぶんそういうことのようです。
今回はEMX-3という高性能なフレームを譲っていただくという状況ですので、基本的には素人の私がコンポとかを考えて選んで買って、そして組んでいかなければなりません。
まあ実際問題、組むのはとても無理ですのでプロにお任せするつもりですけど。

で、どんなコンポを選べばよいか考えてみました。
自転車用のコンポサプライヤーは素人の私でも大きなので云うと2社あると知っています。
シマノとカンパニョーロですな。
どっちがいいとかどっちが高いとかは余りわからんけど、まあシマノでしょう。
カンパニョーロ?
海外のメーカーですよね。
高そうだなあなんとなく。
シマノだったら日本メーカーだし、釣具も作っているし(釣具は関係ないかもだけど、グルグル回るという点ではリールとかと共通的な技術を使ってるかもしれない)。
シマノであればR3の時にいろいろ調べたからなんとなく知っているし、ホームセンターとかで良く売っている多くの自転車の変速機にはシマノって書いてあるから、なんか安心感ある。
私が今乗ってる安物の折りたたみ自転車にもシマノの変速機ついてるしね。

シマノが売っているコンポにはいくつかのシリーズがあって、上位のやつから言うと、
で、完成車の素人向けエントリーモデル(15万円から20万円くらい)の上位の極一部に採用されているのが105で(だけどよく見ると、主要パーツ以外には格下のコンポを混ぜて使ってたりする)、多くはTiagraとかSORA。
私がR3の時に考えていたのはSORAかClaris。
105の上のULTEGRAは、自分ではだいぶ無理しないと買えないなあと思うクラス、完成車価格で言うと30万以上とかかなあ、そういうのに装備されていました。
この30万円以上のクラスになると通常はULTEGRAで、最低でも105が装備されている気がする。

うむ、成る程。
実際に使ったことはないのですが、このような価格展開状況ですと、装備すべきはおそらく最低でも105、もしかしてULTEGRAが必要かも知れない。

ネットで調べてみると、コンポとコンポ以外のホイールなどを含めて105中心に最低乗れるように揃えていくと10数万円程度、ULTEGRAだとそれより当然数万円高い。
今の経済力でいうとULTEGRAは家庭内稟議的に無理なのは明らかで(決して貧乏ではないけど、俺くらいの経済力だと数千円数万円の価格差でもこうなるんだよ)、できれば105路線で揃えたい。

SHIMANO 105 5800(現行バージョン)
時々モデルチェンジがあるらしく、メジャーな場合は
「5800」の下2桁目、マイナーな場合は下1桁目部分
が変わるらしいです
2014年4月に現行の5800が発売されたとのこと
シルバーとブラックのカラーバリエーションがありま
すがこの写真には両方入ってます
©SHIMANO
ヘルメットとかライディングスーツ(あのぴちぴちの)とか保険とか保安基準を満たしたライト(通勤に使う可能性も僅かにあり)とかの関連費用も莫迦にならないだろうしね。
だから本音を云うと、もう少し安いTiagraを使いたいんだけど、それじゃあ走りに行って他人に見られたら「こいつ変なやつか」と思われそうだし。
しかも聞いたところによると、105以上のリアは11段変速で、それ以下は10段変速かそれより枚数が少ない。
その間には基本的には互換性がないらしいので、上位互換がある(と思うけど自信なし)105は最低ラインということになるような気がする。
ということで、経済と性能のせめぎあいの末、何とか105で収めたいと思うのですが、素人なのでその選択が正しいのかどうなのか悲しいことにワカラナイ。
もし大した性能差が無いのであれば安いほうが良いに決まっているのですが、性能差があるからこその価格差でありますし。
乗り比べることもできんしなあ。
ううむ、どうしたら良いのだ。

2016年3月18日金曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(16) EMX-3を知らない

ズブの素人たる私は、ロードバイクのメーカー(ブランド)で知っているのはいくつかありますが、そんなに多くはないです。
ロードバイク欲しいなあと思いながらネットでいろいろ見ている中で、自分の財力と技量(ってったって乗ったことないのだから、技量もクソもなんにも無いんですけど)にふさわしいのは、例えばGiantとかanchorとかのよく知られたメーカーで、それの初心者用エントリーモデル。
完成車ベースの価格帯で云えば15万円とかくらいなのかなあって根拠もなく考えていたくらいの程度。
CannondaleのCAAD10とかもし買えたらいいなあ、はあ、とか。
俺みたいな初老はBianchiとかは浮くだろうなあ、とか。
まあその程度。
ましてや、EDDY MERCKXという自転車メーカーも、その会社が出していたEMX-3というモデルのロードバイクも知らない。
EDDY MERCKXをどう発音していいかも実はワカラナイ。
で、調べてみたらシクロワイアード.jpというサイトのページで紹介されているのを見つけました。
それによれば、
  • EDDY MERCKXは「エディメルクス」と発音すること
  • ミドルグレードに位置づけられる
  • レースやロングライドなど様々なシチュエーションに対応
  • 素材には300GPaクラスのカーボンを使用
  • ハイエンドモデルEMX-525と共通のカーボンラミネートプラス製法を採用することで剛性と乗り心地の相反する性能を高い次元で両立
  • 価格は257,143円(税抜、フレームセット) ※全て2014/2/7現在の情報
フルカーボンのバイクのようですが、300GPaってのの凄さがいまいちわからん。
たぶん凄くスゲエんでしょう。
同じく、カーボンラミネートプラス製法ってのも同様にわからん。
兎に角凄くスゲエんでしょう。
想像する事すら難しいです。
2014年の記事ですので2014年モデルだと思うのですが、フレームセットだけで25万円もするという凄さは、言い換えれば、私のようなズブの素人にとって破壊的なまでのオーバースペックを予感させるということはわかる。
ミドルグレードと言うけど、ハイエンドモデルがどの程度でローエンドがどのくらいかも知らない。
今のオレ的には、完成車15万でも充分超ハイエンドなんですがね。
この歳になってレースはありえんので、主目的はロングライド(まだ憧れ)ということになるんですが、それにも対応しているというのは安心な気がします。
EMX-3の完成車
(c)深谷産業 / cyclowired.jpより転載
ふうん。
でも、包丁でも何でも素人は道具でカバーせよということを聞いたことあるし、全く畑違いで申し訳ないけど、大学時代にドラムを叩いていた経験で言えば、かなり無理して買ったTAMAのスネアドラムに、自分の下手くそさをだいぶカバーしてもらった実感もあるし。
やはりせっかくだから戴こうかなあと思います。
思いはしますが、戴けるのはフレームのみで、コンポとかは自分で買って組む必要が有ります。
どのレベルのものを用意すべきで、それは即ちいくらくらいなのか。
それがわからねば安易に「じゃあください」とはいえないから。
フレームが「ミドルクラス」なだけに、あまりにローグレードなコンポはつけられないだろうから、それなりの出費が必要になりそうなのは予感できますが…

2016年3月17日木曜日

温泉に行かない日(320) ビジネスシーンを快適に。まるで紳士靴にみえるスタイリッシュなスリッパ

俺にはちっともそうは見えないが。


このスリッパだか何だかを履いて自席から上司の席に赴き、何かの報告を出来ると思うヤツ。
あるいはこのスリッパを履いて上得意先に行って、何かのプロポーザルを出来ると思うヤツ。
一歩前に出ろ。
歯を食いしばれ。

ギャグでおうち用に買おうと思ったが、税込12,960円という価格もこれまたギャグな感じだと知り断念。
誰がどんな状況でこれを買うのか、更にはビジネスシーンで使いたいと思うのか。
これが欲しいと思うあんた、スマンが俺に教えてくれ。
昔流行ったやっすい「健康サンダル」のほうが相当マシじゃ。

2016年3月15日火曜日

ロードバイクを手に入れたい日記(15) へ?EMX-3?

報告事項①
前上司から貰い受け、SHIMANOのSORAかClarisレベルのコンポ(前者はエントリークラスのロードバイク完成車、後者はエントリークラスのクロスバイク完成車によく使われています)で組み直そうと思っていたGiantのR3ですが、なかなか作業が進まない(忙しくて進められなかった)中、少し前にアパートの駐輪場から忽然と姿を消してしまいました。
会社から帰って自転車置き場を見たら綺麗サッパリ消えていた。
たぶん盗まれたか誤って回収されてしまったのだと思われます。
ううむ、仕舞った…っと思っていたのですが無くなってしまったものは仕方がない。
ごめんなさい、Kさん。

報告事項②
そうこうするうちに時は経ち、今日先程の事。
具体的な状況は一切書けないのですが(犯罪系の話ではなく、個人情報系の話だから)、ある人物と仕事上のお話をしているうちにロードバイクの話になりました。
その人物はある業界では一目置かれる立場であり、かつ尊敬を集めている人物です。
ある分野の先駆たる存在であります。
一方でその人物はロードバイクをこよなく愛し、週に何回かは自宅から片道○○kmほどの距離にある仕事場までロードバイクで通っているというツワモノ。
聞けばその人物の現在の愛車は、気に入ったフレーム(内緒、高いよ)に好みのコンポやホイールなんかをビルドアップしていった結果、ここではちょっと書けないほどの金額になっているとのこと。
で、その人物とはいろいろ盛り上がったんですが、盛り上がっているうちに、
「なんだ。君もロードバイク好きなんだね。今、使ってないフレームがあってさ。知り合いのショップに置いてあるんだけどね、あげようか?」
へ?
まじですか?
まあ俺貧乏だし、貰えるものなら何でも有り難いですので、
「はっ!戴けるのモノであるならば戴きます」
と返答したら、
「よし。じゃああげようか。えっとあれはEMX-3っていうフレームで、確か7000kmくらい乗ったんだけど、他に気に入ったフレームがあったからそっちに乗り換えてて今使ってないんだ。ただし、譲れるのはフレームだけだよ」
へ?EMX-3?
知らない。
寡聞にして存じあげませんです。

ロードバイクに関しては耳学問以上の知識はなく、ママチャリは別として本格派のロードバイクには乗ったことはない恥ずかしい私ですが、その耳学問の範囲でEMX-3という固有名詞は私にはない。
その人物に訊いてみたところ、それはあるブランドのフレームで、フルカーボン。
発売当時の価格は素人の私がちょっと引く感じのものであることが判明。
戴けそうなのは完成車ではなくフレームだけですが、兎に角高い。
ゔゔ。

考えましたよ。
そりゃ考えた。

俺、素人です。
陶芸の世界には「無名以前の作家」というクラスがあると聞いたことがありますが、私はかぶせて云えば「無名以前の作家の弟子」位な軽薄な者です。
そんな俺がそんな凄いの(通の人であれば「そんなの普通の価格だよ」って言うかもだけど)を貰って走って良いのか、って感じですよ。

2016年3月11日金曜日

温泉に行かない日(319) 祈念の日

5年前の今日、前の職場(病院です)で大きくゆったりした揺れを感じ、その異常さに嫌な感じを覚え、被害の有無を確認するために産科・新生児科などが入っている病棟とオペ室に飛んでいった事を今も強く覚えています。
幸いにして何事もなかったんですが、その後戻った事務所のテレビで次々に入ってくる東北の被害。
時間が経ち、日が経つに連れ次第に明らかになってくる、激しい揺れと津波と福島第一原子力発電所炉心メルトダウンによる甚大な被害。
街と人を飲み込みながら陸地に襲いかかる津波。
原子炉から吹き出す大量の水素ガス。
まだ若い頃、阪神大震災発生2日後に現場に行って目の当たりにしたその凄さも悲惨でしたが、テレビを通じて伝わってくる東日本の被害の実態に言葉もありませんでした。

5年が過ぎ2016年になりましたが、今だ17万人の方が自分の住処に帰還できず、震災関連死は3000人を越え、フクイチでは破壊された炉心(破壊の原因を東電は想定外の津波によると言っているようですが、1号機では津波到来前に建屋内の放射能量が急上昇したという情報もあります)に今だ近づくことも出来ず、強い放射線を発生させたままのデブリをどうすることも出来ない状況があと数十年続くと思われます。

そして私だって偉そうなことは言えない。
私自身はあれから今まで、この震災に対して、まるで何も出来なかった5年でした。
何回か募金をしたり、震災後暫くして大洗まで行って温泉に入ったり、つい先日は知り合いになった大学生にお願いされて福島の食品を現場で買ってもらったりということはしてましたが、具体的には何の直接的行動も起こせていない自分です。

でも自分の中で、阪神大震災も東日本大震災も風化はしてません。
忙しい日々の中でという埒もない言い訳しながら直接的行動は取らなかったし、今後もそうかもしれない。

今出来ることは限られているかもしれないけど、少なくとも忘れないようにする。
起こったことは、忘れません。
そしてもう少しして仕事と時間の余裕ができたら、今度は大洗よりもっと北まで遊びに行こうと思います。
温泉もあるし、近づけるかどうかはわからないけどフクイチ近くにはいくつか山神社もあるし。
そういう感じのことしか私には出来そうもありませんが、でも、出来そうなこと出来るときにしてみたいと思います。

2016年3月10日木曜日

温泉に行かない日(318) この抜け毛は何とかならんか

毎朝ほんとうに辛いのだ。
部下などは「じいさんだからだ」等と云っているけど、若かった頃からヒドい脱毛で起きて枕を見て驚愕したことが普通にあったし。
本当に原因は何なんだろうなあ。
原因を探るため過去2度ほど、かかりつけの皮膚科医に受信したが、「いや別に普通だし、抜けるのはどうしようもないし」と言われる始末だし。
抑、抜け毛の原因を探るために皮膚科医にかかったという自分がなんか情けねえし。
結局、超短髪にするとか毎朝ジェルで毛髪を盛り上げてごまかしたりしてお茶を濁してしのいでいるのだが、根本的に治す方法は無いのかなあ。
はげえええ。

温泉に行かない日(317) この吐き気は何とかならんか

毎朝ほんとうに辛いのだ。
部下などは「飲み過ぎだからだ」等と云っているけど、呑まなかった翌朝もヒドい吐き気に悩まされることが普通にあるし。
本当に原因は何なんだろうなあ。
原因を探るため過去2度ほど、内視鏡検査を受けたがほぼ呑んだくれている割には非常に綺麗なものだったし。
抑、吐き気の原因を探るためにゲロゲロしながら内視鏡検査を受けるというこの矛盾にも疑問を感じたりするし。
結局、ナウゼリンなどを服用してお茶を濁してしのいでいるのだが、根本的に治す方法は無いのかなあ。
おええええ。

2016年3月8日火曜日

温泉に行かない日(316) SPAMなコメントについて

始めてから5年経つこのブログですが、たまにコメントを戴いて、戴くと正直大変嬉しいと思います。
しかし通例により、極くたまに所謂SPAMコメントも戴き誠にありがとうございます。
このブログのプラットフォームであるBloggerというサービスは、SPAMっぽい書き込みをちゃんとSPAMとして認識して、そういうのは先手回しにちゃんとSPAMフォルダに入れてくれるので今まで気づきませんでしたが、今改めて見てみたらちゃんと来てるんですね。
ということで、3つほど紹介してみましょう。

その1
角川文庫版の米倉斉加年の絵が表紙のやつね AKBセクシービデオや有名人の服をここで入手してください。 http://twentie.com/akb my blog post *****
このSPAMが寄せられたポストには、米倉斉加年さんやAKBについては一切書いていないんですけど、何故このコメントなんでしょうね。
不思議だな。
他のポストでは書いていたような気もしますが。
貼り付けてあるコメントの最後の*****のところは、Chiyoと書いてあります。
自分をファブレスだと思ってて、AKBのえっちいビデオ見たいという奇特な特攻野郎は、是非*****をChiyoに置換して突撃してみてください。
結果の報告は、俺としては特に不要です。
俺自身がそのサイトに行くのは、俺はファブってるチキン野郎なのでちょっと遠慮しておきます
しかしどっから「米倉斉加年」(俳優/挿絵作家で、夢野久作の「ドグラ・マグラ」の表紙画が印象的)なんて固有名詞が出てきたのかねぇ(なんとなくわかるけど)。

その2
This is a great tip particularly to those fresh to the blogosphere. Short but very accurate info… Thank you for sharing this one. A must read post! Feel free to visit my web-site: ホテル予約
うーんこれは多分英語だな。
しかしおれちょっと英語わからん。
スワヒリ語じゃないことだけは確かなように思える。
英語はわからんものの多分このコメントが来たポストには全く関連がない内容だなあ。
最後だけ漢字とカタカナなのも俺を混乱させる。
わからんから機械に翻訳させてみたところ、
これは特に、ブロゴスフィアに新鮮されるものと大きなヒントです。短いが非常に正確な情報が...これを共有していただきありがとうございます。記事を読まなければなりません!私のウェブサイトを訪問すること自由に感じなさい。ホテル予約。
との事で、自由に感じさせて戴きまして誠に有難く、是非今後も宜しくお願いしますとかしか言えない弱っちい自分が悔しいです。

その3
Do you have a spam issue on this blog; I also am a blogger, and I was wondering your situation; many of us have developed some nice practices and we are looking to trade methods with other folks, please shoot me an e-mail if interested. hoteru onsen ryokan ホテル Here is my website: onsen
英語連発で右翼な俺を苛立たせます。
再度機械にご登場戴き翻訳して貰いましたところ、
あなたはこのブログ上のスパム問題を持っています。私もブロガーだ、と私はあなたの状況を思っていました。興味があれば私たちの多くはいくつかの素晴らしい習慣を開発しているし、我々は他の人々との方法を交換するために探している、私に電子メールを撮影してください。 hoteru温泉旅館はテルここでは私のウェブサイトがされホ:温泉
とのことで感じ入りました。
SPAMなヒトから「あんた、SPAMに悩まされてるだろ」と意見を頂戴奉る事に不条理を感じる昨今です。
特に悩むほどは問題無いですけど。
「投稿者もおかしいですなあ」とSPAMのヒトを斬って、その返す刀で痛み入りますが、機械もどうかと思われます。
ホテルという単語を文章の中で敢えて「ホ」と「テル」に分割して表すという斬新な手法には、俺的にはただただ恐れ入るしかありません。
申し訳なかった、と今は平伏するしかなすすべがないと申し添えます。

「私に電子メールを撮影してください」か。

夜も更けてきたようだし、明日(いやもう今日か)も会議で早いようなので、うどん食ってクソして寝るかな。

2016年3月7日月曜日

温泉に行かない日(315) 阪神の記事をニヤニヤしながら見ている

今もそうですけど、毎日のように面倒ばかりが増えてきてぐったりと疲れる仕事が終わって帰宅し、PCを開いてお酒を飲みながらタイガースの記事を読んでいる時間が結構至福です。
しかも、タイガースファンであれば(いや違うな、そうじゃなくても)わかると思うけど、その至福の時間を味わえるのは大抵の場合、長くて夏まで、短ければ開幕戦までなので、夢に浸れる開幕までの時間を大事にしたいわけです。

しかし今年は昨シーズンまでのタイガースと何か違う気がする。
一発やってくれそうな気がする。
私の夢の一つは「死ぬまでに1回だけでいいから阪神優勝」なんですけど、もしかして今シーズンやってくれるかもしれない。
鬼籍に入られた北杜夫さん(超虎キチでした)も、今シーズンばかりはきっと冥界から同じことを思ってタイガースに注目していることでしょう。

3月25日になったら、おそらく尼崎商店街の面々が阪神専用マジックボード、即ち、タイガースが1試合こなす度に勝敗に関係なくマジックが一つずつ減っていくあの特殊なボードを掲げるだろうし(だから開幕プレイボールの瞬間、多分いきなりマジック143で、試合が終わったら142)、私自身もそんな気分で開幕戦を迎えたいと思います。

兎に角開幕戦、本拠地(残念ながら京セラドームですが)でドラゴンズを無慈悲に切って落とす結果を待ちたいと思います。
あと、できればですけど、優勝は無理でもせめてジャイアンツには勝ち越して欲しいです。
すみませんがよろしくお願いします。

2016年3月4日金曜日

温泉に行かない日(314) 「山神のブログ4」が面白いです

馴染みの入浴施設に繰り返し行くのも好きですが、やはり行ったことが無いところにも行ってみたいというのは多くの人と同じです。
しかし、今住んでいる辺りの入浴施設は、一部食わず嫌いなとこ(例えば富士宮の華の湯など)や事情があって入れないとこ(例えば富士駅前のスーパーホテル天然温泉富士本館:多分のみ不可)を除いてほぼ行き尽くしている感じです。
ですので、時間があるときにはPCを使って日帰り可能な温泉や銭湯を探すわけですが、参考になる度が高く、且つ読んでいて面白いのは旅行会社系や大手ポータル系の温泉紹介サイトではなく、個人系ブログサイトだと思います。

前者は不特定多数の人から情報を集めて載せているので物件数は多く、ざーっと探すのには便利かも知れませんが、投稿にいろんなタガ(文字数とか内容の制限とか)が嵌っていて深みがないというか、通り一遍というかそんな印象です。
一方個人系ブログサイトは、言うまでもなく何の制限も無いため大抵極私的内容であり、いい意味で(そう、いい意味で、です)書き手の思いが満ちており、大手サイトでは書けない真実も書かれていたりして、読んでいて面白いものが多いです。
ということで、これまで幾つか面白い個人系サイトを愛読していたわけですが、最近見つけたブログサイトがなかなか面白いです。

それは山神のブログ4というサイトです。

ブログ名にある通り、山神という方が書いているブログですね。
偶然見つけたブログサイトなのですが、読み始めたきっかけは、現時点での最新のポストです。
内容的には、同志社出身を名乗る人物が取締り(ママ)役(その人物のFacebookの自己紹介からそのママ引用)を務めている、如何にもアヤシゲな会社が運営し始めた温泉に就いて(結構ボロッカスに)書いているというものです。
この書きっぷりが面白かったのがきっかけで読むようになりました。
この方、広角打法というか、温泉そのものだけでなく、温泉が関わる周辺事も書いてらっしゃいます。
また、私の場合調べた結果面白そうだと思っても実際には現場に行かないことが多いのですが、この方はいろいろ調べ尽くした上、更に現場に行って実物を見るという行動規範の持ち主であるらしく、そのお調べ段階から現場までを極私的視点を持って書いてくれてます。
ホントに面白いですので、みなさまも是非お読みいただいたらよいですよ。
オススメします!

2016年3月3日木曜日

九重湯(2) *廃業*

たまたま京都に出張に行っていた友人から、九重湯(京都府京都市南区東九条南山王町28:075-681-3634¥41016:00~23:00日曜定休公式Websiteなし)についてのご報告を戴きましたので、今回はそれを紹介したいと思います。
堀川御池より九重湯を目指す。
地下鉄に乗って京都駅に戻って…と思って地下鉄路線図を見たら、なんとちょうど駅南に続く線ではないか。
これなら、京都駅の1つ南、九条駅で降りた方がよいか?と思い、Google Mapを確認。
が、まさに九重湯はちょうど京都駅と九条駅の真ん中あたりのようです。
悩んだ結果、道のりが楽しそうで運賃も安い京都駅で降りることに決定しました。
いざ、京都駅に着くと、まあ予想していたことなんだけど、どっちが八条口なのかさっぱりわからない。
そうしているうちにお土産やさんにフラフラと吸い込まれたり右往左往してようやく見つけた案内板を確認すると、現在地は思いっきり逆の北口側であることが判明。
まあよれならそれでむしろ清々しい、迷いなく真逆にいくだけだと、ズンズン歩き、ようやく駅南の地上に出たところ、目の前には先ほど地図で見た「京都アバンティ」。
おお、アバンティ!きみが目印だ、頼もしいぞ。
という事はだ、このアバンティの東側の道を南下していくだ、と先ほどまでの駅構内のウロウロぶりとは打って変わって地上に出てからは迷いなく歩みを進めることができました。
行くに当たって予め温/泉/週/記で確認した情報では、駅から5分ほど南下、とありましたが、実はワタクシ少々疑っておりました。
最寄り駅からまでバスで40分、と謳っている中古マンション広告のように(嘘つけ、40分なんかで着かすかい!)、若干の誇張があるのではと思っていたのです。
意図的でなかったとしてもね。
もうちっと遠いのではないかと。
が、ほんと5分足らず歩くと、第2のランドマークである交番が見えるではありませんか!
おお、交番だ、確か温/泉/週/記では交番の次の角を曲がると書いてあったはず…と思いつつ、ブログではなくGoogle Mapを見返すと、まさに交番の角を曲がったところにあることになっています。
その小路を覗けば、確かに青果店がネギだの白菜だのを商っており、昭和のかほりが漂っています。
まさしくこの道、と確信を持って進むこと約20秒、右手でやっている工事現場眺めて暫く歩き、営業中の旗をはためかせている精肉店を過ぎ… 
って、あれ…? 
まさか⁉︎ 
そう、そのまさかで、戻ってみた工事現場、そこが九重湯でありました。
今まさに、ショベルカーが入って建屋をバリバリと壊しており、よく見れば、敷地奥の方に浴場らしき空間が見えます。
手前にあるのはおそらくお湯のタンクでしょう。
作業している兄さんたちとは明らかに年齢も出で立ちも異なるおじさんが腕組みしてじっと見守っています。
年の頃、80歳近くでしょうか。
間違いないとは思いつつ、一応そのおじさんに、 
「あのう、ここは九重湯ですか?」 
と聞いてみると、 
「そうだよ」 
とのこと。
ああ、間に合わなかったか…
先月から解体しはじめたそうです。
おじさんは、 
九重湯の4代目で、息子さんが継いで5代続いた古い銭湯だったこと。
NHKも2回くらい取材に来たことがあること。
有名人も結構きていたこと。
昔は床屋もやっていて、みんな散髪した後にお風呂に入ってそれで1セットだったこと。
だから年末なんかは床屋も銭湯も大忙しだったこと。
お湯は100メートルくらいボーリングして地下水を汲み上げていて、そのまま沸かすと鉱物で濁ってしまうので濾過してから沸かしていたこと。
九重湯の前の道はずっと行くと東寺にぶつかり、徳川時代からある古い道であること。 
などを話してくれました。
「私は入ったないんですけど、知り合いにいい銭湯だと聞いたので来たんですが…残念です。その知り合いは通りすがりに寄ったので、石鹸とか持ってなくて買おうとしたら番台のおばさんが九重湯って書いた桶を貸してくれたって言ってました」
と伝えたところ、
「ここはねぇ、京都駅近いでしょ?だから結構遠くから来た人もくるのよ。そんな人にさあ、石鹸代とかもらうの悪いじゃない」
と、江戸っ子ならぬ京都っ子の心意気を見せてくれました。
わたし、実家が店を廃業して工場解体した時泣けて泣けてしょうがなかった。
きっとおじさんも泣いただろう。
でも、もう今日のおじさんにはそんな湿っぽさはなくて、サッパリした様子でした。
現場は浴場の様子がまだわかるだけに痛々しい感じがして、長いことお疲れ様でした、と浴場(とおじさん)に頭を垂れて帰ってきました。
帰り道、すぐ近くの青果店の前を通った時に、おそらくそこのおばさんが、「目は痛いし、ノドはイガイガするし…もう」と、誰かにブツブツ言っているのが聞こえ、ちょっとわたしの湿っぽさも飛んだのでした。
ううむ、そうか。
でも仕方ないね、残念だけど。
1回でも入浴できたのは幸せだったと考えるしかないでしょう。
考えてみれば、1回入っただけの銭湯が廃業して取り壊されてしまったのはこれが2つめなのですが、繰り返すけど仕方ない。
レポートを書いてくれた方は写真を撮ってくれていました。
もう入ることの出来ない、今正に取り壊されつつある銭湯の姿なので、主義を曲げて掲載したいと思います。
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016