2020年12月31日木曜日

温泉に行かない日(467) 2020年は有り体に云って酷い年だった

今日で今年も終わりなんじゃが、そんな日に午前中は外せない所用があって事務所に行ってきた。
これもまあこの酷い年を締めくくるに相応しかった事だったのかも知れん。
なぜ酷い年かと云うと、そりゃ勿論武漢ウイルスの暴力的蔓延によるものじゃという事は万人が認めるところじゃろう。
去年の丁度今頃、武漢で変なバイキンが蔓延りだしたらしいとの噂を断片的には耳にしておったが、
「また中国かい。全くハタ迷惑な国民国家じゃのう。そのうちドンと爆発して終わりじゃろう」
ってな感じでワシら国民も、何よりお国のエラい方々も明らかにナメてかかっており、そのしっぺ返しとして、年が明けると横浜の豪華客船の出来事から始まってあれよあれよと云う間にとんでもない状況と相成った。
あれから1年。
今や(ちょっと前にはお国のエラい人が「その定義はない」と全力否定していた)所謂「第3波」の真っ只中であり、東京では1日あたりの新規感染者がもうすぐ1000人にも及ぼうか[1]との暴威を奮っとる。
英国や南アフリカなどでは更に凶暴化した武漢ウイルスが驚異的な力を持ってその勢力を拡大しておると聞いたし、それはもう既にワシらのお国に入り込んどることも判明しとる。
全くヤな世の中になってしもうた。

そんな中でワシなどはまだいい方で、夏冬の賞与こそ多少は減額されたものの仕事にはまだありつけておるし、更にワシ自身は勿論、ワシの周辺即ち親族や友人、仕事関係での感染者も今の所発生しとらん。
一方、武漢ウイルスのせいでお亡くなりになってしまわれたり、この年末を区切りに長年続けてきた商売をやめますとか、会社を馘になって年を越すお金がもうありませんとか、そんな酷い絶望的な目にあっとる人も少なくない。
また医療機関、特に地域で2次救急や3次救急の役割を担う急性期・超急性期病院や感染症対応の病院で勤務される医師・看護師・医療技術職・事務職員及びそれら職員を支える役割の人々は、これはとても大変な1年じゃったろうし、その状況は今後暫くは続く。
年末から年明けにかけて、これらの方々へ幾許かの金員が支給されるとの事じゃが、その程度では全く間に合わない程のご苦労ご心労をなさっとると思う。
その方面についてはワシには何も出来ないけれど、本当に有り難い事じゃと感謝するばかりじゃ。
ワシ自身については運が良かったので、武漢ウイルスに罹患したりその影響で生活が傾いたりという事はなく、まさに神に感謝するしかない。
有り難い事じゃと思う。

しかし、全く影響がなかったかと云うと勿論違う。
軽微ながらもやはり影響は受けておる。
生死や生活に影響を及ぼすようなものではないから書くのも憚れるわけじゃが、これは個人ブログじゃから臆さず書く。
端的に申し上げて、温泉銭湯に行けなくなってしまった状況というのは、案外非常に厳しいものがあった。
たとえそれが生活維持に直結していない事、例えば趣味であったとしても、好きな何かを自由に出来ないと云う事は、思った以上に堪えると云うのをこの歳になって初めて実感した。
今年はそうさな、ざっと数えたところ10回位しか風呂に浸かりに行っておらん。
そのうち半分以上は、感染リスクが限りなくゼロと云って差し支えない倉真赤石温泉。
例年であれば新規開拓温泉は最低数ヶ所はあるんじゃが、今年はただ1ヶ所、白鷺温泉 白鷺館(しらさぎおんせんしらさぎかん:愛知県豊田市篭林町塩平21:0565-62-0151:¥800:日帰り11:00〜20:00:公式サイトはhttp且つFlash Player使っとるから用心してネ)のみであり、あとは愛知県にある湯の島温泉(ゆのしまおんせん:愛知県豊根村富山字兎鹿ノ平12-3:0536-89-2170:¥440:土日祝日のみ:13:00〜19:00:静岡市営の湯之島温泉浴場とは別じゃよ)だったり、比較的近隣にあるあらたまの湯(静岡県浜松市浜北区四大地9-92-1:053-582-1126:電話番号いいふろじゃよ:¥680:9:00〜21:00:定休第1月曜:ポイントカードあり♪)程度で、温泉銭湯的には誠に寂しい限りの1年じゃった。

これも仕方のない事。
好きな趣味に高じることが出来ない程度の事は、人生に関わるような甚大な影響を受けてしまった方々に比べればなんの事もない。
あと数ヶ月もすればワクチン接種が開始される見込みじゃし、更に待てば遠くないうちに治療薬も開発されるかも知れん。
そのような医療的環境が次第に整ってきたならば、いつの日か、まあ以前通り全く自由にとは行かないとは思うものの、温泉銭湯を楽しめるようになると思う。
それまでは我慢して過ごそう。
いや、正直云うと我慢できなくなる事もあるかも知れん。
そんな時には、行き先を充分に吟味し、感染リスクが低い所に充分な対策を施した上で行く事にしようと思う。

兎にも角にも、今年はこんな年じゃった。
ワシのブログのサブジェクトに「2020年は有り体に云って酷い年だった」等と付ける日が来るとは夢にも思わなんだ。
なお、2020年はこれで105ポスト目。
平均すると1周間あたり2ポストちょっと。
まあ、今年もブログタイトルについては目標達成できたわけでそれはそれで嬉しい。
内容はどうでも良いわけじゃ。

数少ない閲覧者の皆様、良いお年を。
来年は、普通に温泉に入りたい。

[1]

2020年12月31日16時49分追記)
このポストの正に直後、東京で1300人以上の感染確認の一報が入った。
全く…
もう世も末かも知れぬな。

2020年12月26日土曜日

磐田グランドホテル 天神の湯(3)

この1年の投稿を見てもらえれば分かる通り、武漢ウイルスが世に蔓延り始めてから殆ど温泉銭湯には行けておらん。
無論、混んだ飲み屋などと比べればその安全度は多少高いと思われるし、浴室に入ってしまえばほぼ大丈夫じゃろうが更衣室がやはり怖い。
また、ここ1年ほどの間に「入院もしくはホテル療養中の人間がそれらを抜け出して勝手に風呂屋に行ってバレた」という報道をワシは少なくとも2つほど目にした。
そのものたちの温泉銭湯愛だけは認めるが、それ以前に莫迦である。
そのような莫迦がいつどこの温泉銭湯に湧くか全く予測もつかんため、ワシは基本的には温泉銭湯にあまり行っていない。
行くのはほぼ掛川にある倉真赤石温泉で、更衣室浴室まるごと貸し切りじゃから他人と交錯することがないからじゃ。
とは云え、たまにはそれ以外のところに行きたいと思うこともあり、本日は磐田グランドホテル(静岡県磐田市岩井2280:0538-34-1211)にある天神の湯(¥1500:10:00~23:00)に行ってきた。
実はこのホテルは、武漢ウイルスの野郎のせいで今年6月くらいまでの長きに渡り、ホテル全体が臨時休業しておったそうじゃ。
先日営業状況を確認するために公式サイトを見てみたら、何とか営業を再開しておったため早速出向いたわけじゃ。
ここは1500円とまあまあ高額な利用料が必要じゃけども、毎月26日は800円で入浴が可能じゃ。
更には、6枚綴り5000円(すなわち1回あたり833円)という激安チケットも公式に販売しておる。
これならばそこら辺にあるスー銭とあまり変わらないし、ホテルならではの接客とサービスも受けられるし、それにホテルで日帰り温泉を楽しむということがあまり一般的ではないから混んでいることもないし、いい事ずくめと云って差し支えありません。

本日も(ホテルにとっては苦しいところじゃろうが)入浴客は6人程度、湯船に使っておるのは最大で3人という感じの利用状況であり、混雑という表現は全く必要ない。
そしてどの客もおとなしかったため、落ち着いた気持ちで黒湯を楽しめたのは幸いじゃった。
時間制限もないため長湯を楽しむもよし、ロビーは広々としてオットマンが何脚も用意されているので出たり入ったりするもよしじゃ。
お湯の中に手を20cm程も差し入れればもう見えなくなるほどの濃さの黒湯は相変わらずじゃし、温度は42℃とワシにとってはやや高めじゃが、寒い冬にはこのくらいの温度がよく温まってよいじゃろうし、ここのお湯は湯冷めしにくいので更に良い。

また、たまにはゆっくりした時間を過ごしたいというのであらば、入浴と客室利用がセットになった★1日2組様限定!★日帰り湯ったりステイプラン(¥4000〜)や★日帰り★湯~ったり温泉ランチ(¥3200)などを利用してみてはどうかと思う。
特に後者は、なかなかコスパがよろしいのではと思う。
通常の入浴料を基準にしてランチのコストを計算すると1700円。
ランチそのものの価格と、ホテルという場所を買うと考えれば大変に安い。
云うまでもなく、ここ磐田グランドホテルでは武漢ウイルス対策について出来ることは全てやっておる(「磐田グランドホテル【新しい生活様式】への取り組みのご案内」の部分参照)から安心じゃと思う。
観光業及び観光関連業界は現在非常なる苦境に立たされておる。
しかし、あの天下の愚策「GoToトラベル」なんぞ使わずとも出来ることはある。
このようなプランを使って、いつもより少し豊かな入浴時間を過ごせば僅かではあるが、結果としては支援の端くれにもなるかもしれぬ。
地元の施設にこそ応援の気持ちを表すのが大事じゃろうと思えるんじゃが、どうじゃろうか。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.5
風情ポイント
2.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
0.7

2020年12月20日日曜日

塩ノ段鉱泉(2)

今回は短文じゃよ。

今年の9月、御前崎にある塩ノ段鉱泉(しおんだんこうせん:読みは「しおのだん」ではないようです:静岡県御前崎市新野5057:¥0:00:00〜24:00:現場のすぐ東側道路の路側帯が広いのでそこに駐車可)という変な鉱泉に行ってきた
温泉法的には温泉なんじゃけど実物は直径50cmくらいのココア色の水たまりで、じっと見とると時折下の方からぶくぶくっ、ぶくぶくっと何かガスのようなものが浮いてくる。
9月の時にはこのぶくぶくがなかなか出てきてくれなくてうまく動画が取れず、何か情けない感じの出来栄えになっていたため、機会があらばいつかちゃんとした動画を取り直そうと思っておったが、本日御前崎の宮内うどんに行って美味いうどんを食いたくなったので、そのついでに寄ってみることにした。
県道37号線の東側を平行して走っておる(多分)市道の上水神社のところを東に曲がるとすぐにあるんじゃが、本日は塩ノ段鉱泉のすぐ脇にある塩ノ段池の堤防の改修工事が行われており、その関係で道路が見事に切断されて目的地は手が届きそうなところにあるのに行けなかった(写真撮り忘れた。まぬけじゃ)。
仕方なく少し大回りをして現地に到達した。
したのはしたが、9月に来訪した時と何も変わっておらなんだから今回特に書き足すこともない。
じゃから、取り直した動画を貼るのみとしておくよ。
ただし、スマートデバイスでお読みのあなた。
このブログを読んでくれとる奇特な人のうち、約40%はスマートデバイス(要するにスマホじゃな)を使っておるが、その人達にはこの動画が表示されん。
そのような場合は、下の方のコメント投稿欄のあたりに「ウェブバージョンを表示」と影がうすそうな色で書かれたところがあるから、それをクリックしてウェブ表示に切り替えてくれれば見ることができるじゃろう。






温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
0.0
風情ポイント
4.5
やぎさんポイント
10.0
入浴料
0
温泉コスパ
#div/0

2020年12月15日火曜日

温泉に行かない日(466) 噂の隧道に行ってみた②

まあここから先は、言葉よりかは写真のほうがいいじゃろう。
とは云っても、写真の武器はロートルっぷりが半端ないiPhone 6S。
改めて見るにピンぼけ、光量不足、画角がおかしい(これはワシの腕のせいか)など素人写真が多いことについては予めお詫びしておく。
人生、何事も我慢じゃヨ。

まず、トンネル東側の入り口じゃ。

案外現代的なイメージさえ感じられるよ
インダストリアルな感じ
© ill-health(ruephas) 2020

いきなりピンぼけじゃね。
この写真だけ見ると、確かに狭いは狭いがそんなに変なトンネルには思えないかも知れん。
巷ではこのトンネルは「土管トンネル」と呼称されておるが、実際には土管ではなくこのような形状をしておる。
新幹線とかの線路の下に水路を通すためにこのようなものを使っておることが多いような気がする。
波々なデカい管をドンと通しているのではなく、何枚かの弧状の板を組み合わせてトンネルを形作っておるようじゃな。

繋ぎ目の写真
一本の土管をただ単純にドンと
突っ込んでいるのではないのがわかる
白丸つけられたボルトはもしやヤバいのか?
逆に言えば、管理されておるということじゃろう
© ill-health(ruephas) 2020

このような感じじゃ。
この部分を通り抜けて中に進むと、この土管部分は途切れて素掘りのトンネル地肌が現れる。

何だか心霊写真じみた感じじゃが多分幽霊はおらんよ
通過時に背中がゾッとするようなこともなかった
安心めされい
© ill-health(ruephas) 2020

光量不足で全体に赤くなっとるのはすまんことじゃ。
土木のことはよくわからんワシじゃが、現代の基準であればこのような素掘り状態は安全面で絶対に許可されんと思われる。
繰り返すがワシは土木トンネルオタクではないんじゃが、この手の素掘りトンネルとして思い出深いのは、琵琶湖の西野水道(にしのすいどう:確か大昔に掘ったの、ちょっと昔に掘ったの、最近ドカンとでかく通したのの3本の水道があります:滋賀県長浜市高月町西野:¥0:駐車場あり) じゃ。
その西野水道の一番古い(江戸時代だったっけ、とにかく大昔の)やつよりは全然広くて歩いて通るには難渋を感じんが、とは云っても軽トラでギリであるには変わりが無い。


途中右側を見るとこのようなことが書いてあったり、

何を6分割しておるんじゃろうか
わからんが兎に角ここは
6分割したうちの5番目くらいの場所
…らしい
© ill-health(ruephas) 2020

左側に穴ぼこがあったり、

一部の報道ではここには
生活系のガラクタが置かれておって
誰かが居住していた説もあるようじゃ
ワシが行ったときはこんな感じじゃった
© ill-health(ruephas) 2020

出口まではこのような感じで素掘り感満載なトンネルが続いていく。
そして東側の出口近くに達すると、そこには埴輪をモチーフにした素人作家による芸術作品が壁面全面に繰り広げられとるのが見えてワシは瞠目せざるを得んかったわけじゃ。

結構シュールじゃ
何かに対する芸術的情熱を感じる
岡本太郎的
© ill-health(ruephas) 2020

トンネルを出て振り返ってみた写真がこれじゃ。

高さはいいからさ、幅を書いといてくれよ
頼むぜ掛川市
© ill-health(ruephas) 2020

こちらにも例の「頭上ひくい」「道幅せまい」の警告が、(ワシの如く)享楽のみの目的にてこのトンネルを通り抜けようとする愚か者共への警告が投げかけられておるのは東側と変わらんが、血の滴るような意匠ではないシンプルな感じの仕上がり。

そしてここにはある一時期、このトンネルが「関係者以外立入禁止」の処置が取られていたことを匂わせる表示も隠されておった。

この坊やはあちこちで見かけるな
ワシはこの子のことを「静止坊や」
と呼称しておる
止まれ!
© ill-health(ruephas) 2020

改めて東側の入り口の写真を載せるんじゃが、

インダストリアルじゃが、苔むしてもおる
現在と松尾芭蕉のコラボ
秀逸
© ill-health(ruephas) 2020

東側入り口はこのように上部の山肌が崩れかかっておるのがわかるじゃろう。
西側はそのようなことはなく、トンネル上部の山肌はかなりしっかりしておる。
東側だけが「土管状態」になっておるのは、要するに崩れかかっておってトンネルが塞がれてしまう虞があったため補強をしたのが理由じゃろう。
先程の「関係者以外立入禁止」の処置も、恐らく東側の土管工事が終わるまで実際通行禁止であったためであろうと愚考するわけじゃよ。

このトンネルの名称は蜘蛛の巣の世界で調べたところ「岩谷隧道」と云うらしい。
Google Mapsには載っておらん(2020年12月15日現在)ので、登録申請しておいたがGoogleからはまだ承認の報を得ておらん。
じゃからやや曖昧な感は否めんが、地図は共有しておくよ。
承認されたらそのうちこの地図にも「岩谷隧道」が表示されるじゃろうよ。 


最後に、意味なく動画を撮ってみたので一応貼り付けておくが、見てもただただ暗い風景が広がっておるだけじゃから、見るだけ時間の無駄じゃということは予めお詫びをしておく次第じゃよ。
1ケ目は東→西で、2ケ目は逆に西→東じゃ。
こういうのをデジタルリソースの無駄遣いと云うんじゃろうな。








2020年12月14日月曜日

温泉に行かない日(465) 噂の隧道に行ってみた①

ワシはついったあはやらんから、今あの世界で何が盛り上がっとるのかは直接には知らん。
時々ニュースサイト経由で、ついったあで流行っとることを知る程度じゃ。
この間も昼飯時にYが付くニュースサイトをダラダラ見とったら、Google Maps様のお告げ通りに道を進んでいったら、ありえんぐらいに狭いトンネルを通ることになっていて驚いたというような話題が出ておった。
ついーとした人の投稿を見ると確かに、山肌に土管のようなものが突っ込んであるような風景の写真が載っており、その口径はかなり小さい。
その人は旧型のジムニー使いのようで、ジムニーの鼻っ面を土管トンネルに突っ込んだ状態の写真も載せておったがかなりキッチキチな感じで、それだけではジムニーがこの土管トンネルを攻略できたかどうかは判然とせん、というか無理なような気がする。
文章を読むと(ちゃんとは覚えておらんが)「リフトアップしていないことに感謝した」みたいなことが書かれておったような気がするから、もしかしてやってのけたのかも知れん。
ワシはそういったのが年甲斐もなく大好きじゃから、是非見てみたいと思って場所を調べてみると、掛川バイパスの西郷ICからほど近いことが判明した。
西郷ICと云えば、ワシが大好きな倉真赤石温泉に行くときにいつも乗り降りするICじゃ。
他県ともなると今の御時世やめとくかという話にもなるが、まあ県内にある行きつけの場所ならば問題ない。
すぐに行ってみた。
ついったあの写真を見る限りでは3ナンバーのスイスポくんでは全く無理なことは明らかなので、ICすぐ横にあるカインズホームにスイスポくんを停めて徒歩で向かってみた。
直線距離じゃと650m程じゃが、路程ではもう少しあるじゃろうが歩くには全く問題ない距離じゃ。
目的地に向かって歩くとすぐに道は細くなる。
細くなったと行っても、きちんとした車両クリアランス感覚を持っておれば3ナンバーでも問題なく通れる程度の細さ。
ところが途中に墓所があって、そこから先が更に狭くなる。

まだ全然なんとかなる感じ
© ill-health(ruephas) 2020

3ナンバーでギリギリ、5ナンバーならまあまあ通れる感じではある。
しかし、写真左に写っている立て看板はこんなことが書かれておる。

猪にも充分な注意がいる模様
猪は確かに怖いが
© ill-health(ruephas) 2020

更に進むとだんだん狭くなってきて、コンクリで舗装された路面の幅は完全に軽自動車規格というか、それより狭いのではないかと思われる。
これを見なされ。

はみ出とるな
© ill-health(ruephas) 2020

路面外の右側に轍があるのがわかるじゃろう。
細さから云って軽自動車のものの可能性が高い。
それが路面からはみ出とる。
もちろん果敢にもここに挑戦した軽自動車ユーザの車幅感覚が甘かった可能性もあるが、どっちにしてもかなりギリギリなのは間違いない。
そしてこの地点からすぐ先に例の土管は見えておる。

お、迫ってきたぞ
© ill-health(ruephas) 2020

「頭上ひくい」「道幅せまい」という掛川市からの警告が目に刺さる。
高さ標識は1.7mと書かれておるので、これがホントだとすると、一般的な日本人男性の多くは屈まんとこのトンネルを抜けられんことになる。
この時点で見た感じたと、ジムニーは無理だが、アルトでは行けそうな感じ。
もうちいと寄ってみた写真がこれじゃ。

著作権だけ

「頭上ひくい」「道幅せまい」の立て看板には、何か血が滴るような意匠が書き加えてありおぞましさがいや増しておる。
重ねていうが、さっきのはみ出とる道路幅とここは同じ。
怖い。

2020年12月6日日曜日

温泉に行かない日(464) 続・木工旋盤同好会とは一体何か

無駄足を踏んだワシは一旦帰宅し、蜘蛛の巣の世界に何か情報がないか探してみた
すると、あっさりとこのこの団体?(任意団体?法人?)の公式サイトがヒットした。
そのページには代表者のご氏名として鈴木直人氏の名前と所在地が記してあり、それは確かにワシがさまよったあたりに間違いない。
しかし、その周辺には木工とか旋盤というような雰囲気を醸し出すようなものは一切なかったのも既述のとおりじゃ。
さらにGoogleでの検索結果を見ると、この団体は「知る人ぞ知る」というような雰囲気を感じさせるものじゃった。
曰く、
  • 木工旋盤を買うならまずは木工旋盤同好会に相談してみましょう。
  • 鈴木さんは言わずと知れた木工旋盤界の超有名人。 ミーハーな僕は機会があったら一度お会いしたいと思ってたんですね。
  • 旋盤を買い換えることにしました。(中略)ネットでひたすら調べました。そして行き着いたのが、静岡県は浜松にある木工旋盤同好会さん。
  • 木工旋盤を早くから日本に紹介してきた老舗の木工旋盤同好会。
等々…。
何かすごいな。
こんなすごい人が浜松にいたとはついぞ知らなんだ。
これまた既述の通り、ワシは木工にも旋盤にもとんと興味がない。
やぎさんと酒と温泉は大好きじゃが、旋盤で木工したなんて確か中学時代の技術家庭科の授業が最初で最後じゃと思う。
しかしこれだけの有名人がどんなことをやっとるのか興味を覚えたので、公式サイトをつらつら眺めておると、ページの上部に評されているいくつかのタブの中に「手作りペン」とあるのに気づいた。
ワシは万年筆やガラスペンが好きで、好きと言っても金持ちではないのでそんなに高いのは持っておらんが、万年筆やガラスペンのあの書き味が好きで、ここぞという際にはそれらを使っておる。
手作りペンとはなんぞやと思ったワシは早速タブをクリックして中身を見てみた。
いろいろなペンの写真が並んでおる。
主にはボールペンじゃが、万年筆も載っておる。
そのページにはペンの作り方は、こちらを御覧下さいと書かれたリンクがあり、本当に詳しく細かにペンの作り方が書かれておる。
丁寧に書かれておるのは充分にわかるのじゃが、専門用語が連続しておりワシのようなものには理解できないのが残念。
ただ、ページの冒頭には、
作る人は楽しく、周囲の人からも好評なら、人気があるのでしょう。きっと!
ペンを自作する喜びを分かち合いましょう。次のような手順でつくります。
と書かれており、もしかしたらワシのような素人でも鈴木氏の指導の元、手作りペンを作れるようなことが可能であるのかもしれぬと思った。
しかし、そのページにはそのような案内は書かれておらなんだ。
ううむ、しかしワシ手作りの万年筆がもし作れるのであらばぜひ作りたい。
多少失敗して変な仕上がりになったとしてもそれは構わん。
冥土の土産に是非一本作りたい。
どうすればいいんじゃろうか?

※木工旋盤同好会の地点が表示されていない場合は、少し寄ってみて下さい。
キーストンという会社の右上辺りに現れます。

2020年12月5日土曜日

やぎさんが好き!(36) Cafe de Clarkが大変身する模様

美味しいコーヒーとダムカレー、犬の梅太郎や自由すぎるねこさんたち、そして何よりやぎのマサオと諭吉がおる素敵な古民家カフェのCafe de Clark(かふぇどくらーく:静岡県浜松市天竜区谷山45:090-1754-1874:定休水木:10:00〜16:00)が大変化するらしい。
詳細はこちらのInstagramページをご参照いただければわかるが、今の谷山にある建物は週末のみ1日1組限定の貸し切り多目的スペースとして使用し、カフェの機能は谷山からクルマで30分ほどのところにある春野町堀之内に移転すると云うものじゃ。
確かにワシは、あの古民家で夕方から夜にかけての風景を眺めながらビールを飲んで過ごしたいと思っているんじゃが、今の営業形態ではそれはかなわん。
貸し切りの多目的スペースになり、テントとかを持ち込んで泊まれるのであればその夢も叶うわけじゃからある意味好都合かも知れん。
カレーを食べたければ堀之内まで足を伸ばせば良い。
秋葉神社の下社がある辺りであり、足の調子が良ければ自転車でも何とか行ける距離で、静かないい場所じゃと思う。

しかし問題は、マサオと諭吉じゃ。
マサオと諭吉が堀之内に引っ越さないとすると、なかなか会えなくなる存在になる。
ワシが動けるのは原則週末のみであるから、マサオや諭吉に会えるのも週末。
しかし今後この場所は貸し切りスペースになる。
せっかく貸し切りの空間と時間を愉しんでおられるお客さんを尻目に金も払っとらんワシが「ほい、マサオ、ほれ躍り上がりじゃ」「へい諭吉、このみかんの葉っぱをたくさん食べなされ」等という行為にはなかなか出られんじゃろう。
Clarkのお姉さんは多分「そんなの別に構わないわよ」と云ってくれるかも知れんが、やはり流石にお客さんに申し訳ないじゃろう。

堀之内のあたりであらば、マサオや諭吉が自由に過ごせる平地や山もたくさんあろう。
誠に自分勝手なお願いじゃが、Clarkのお姉さん、マサオと諭吉はぜひ堀之内に引っ越してほしいものじゃ。
無理じゃろうなあ。