2011年12月31日土曜日

温泉に行かない日(63) 大晦日に相応しいお風呂を今こそ検討する

何故「今こそ検討する」なのか?
そう、あなたの予想する通り、今日が大晦日だからだわっはっはのは。
今朝も怠惰な時間に起床してそれは即ち10時前。
昨日は一昨日の深酒に祟られ、終日二日酔いに苦しめられてたんですけど(飲酒翌日に胃液を戻すなんてことは極めて久しぶりで反省してます)、今朝はスッキリ起床出来ました。

で、大晦日に相応しい一湯とは何か?
大晦日に入湯するべきお湯とはどうあるべきか?

正に深く、哲学的であり、容易に答えを見いだす事は難しい問いかけであります。
心の深淵に響く問いかけであります。
わたしは今、その答えを見いだすべく、思索を深めているところだ。

彼の哲人であればどう考えたか…
私の尊敬するあのひとであればどう断ずるのか…
瞑目し、ひたすら自分の心問いかける時間…



















































































という感じで10分程考えましたがめんどくさいし疲れたし、なんかどこだってお湯に入れりゃあそれでいい気がしてきたので、取り敢えずあらたまの湯にでも行ってきますわ。
悩んでる時間があれば、どこでもいいんでその分お湯に浸かってた方が賢いというもんでしょ。
じゃ。

2011年12月30日金曜日

みよし湯(4)

ここにも書いたように、年末年始は超多忙という訳では決してないんだけど、ちょこちょこ変なタイミングで短時間の仕事が入っていますんで、遠くにある温泉とかに行くのは叶いません。
昨日もちょっとだけ事務所に行って、夜から同期会があったので、その間の時間を利用してみよし湯に行きました。
いつものように15時過ぎに訪れたんだけどその時点でもう大変な賑わいでした。
玄関正面の3台分ある駐車場はもとより、玄関向かって左側にあるほうの駐車場もあらかた埋まってて、私が停めたらそれで丁度満車。
うわー珍しいなあ、と思いながら暖簾をくぐって板場に入るとそこは服を脱いでいるジジイたちで一杯で、透明ガラスの向こうに見える浴室を見ると、そっちの方もジジイ達で溢れ返っている。

すごいすごい、これは喜ぶべき事でしょう。

なんせ、いっぱい入ってくれないと潰れちゃうもんね。
松の湯(松乃湯)の件もある[1]ので、たくさんお客さんが来てくれると単純に嬉しいですから、多少混み合ってても全然気になりませんね。
ジジイの山をかき分け浴室に入り、ザバザバ掛け湯を使ってから浴槽に浸かる。

はあー、いい気持ちだなー

ここに通いなれた近所のジジイたちは鯔背な感じな人が多くって、さっと入ってさっと出る人が殆どで、いつまでも意地汚くお湯に浸かり続けてるのは私くらいですね。

しかたないじゃん、きもちいいんだもん。
と心の中で言い訳しながらゆっくりお湯に入り続けていたのでありました。

帰宅後、まだ少し時間があったため、先日Amazonで購入した「テルマエ・ロマエIV」(2012年4月に映画化決定)を読んで時間調整。
ルシウス、なんかすんごい事になってるけど、大丈夫なのかしら?と、他人事、且つ漫画の事なのに心配になりましたが、オレもバカだね、全く。

[1]
最近都合が合わなくて松の湯を覗きに行けてませんが、どうなってるのか心配です。
みよし湯には、温泉同好会主要メンバーで自称「みよし湯評論家」のKさんがいますが、松の湯の方にも同様の感じの人物であるYさんがいます(残念な事に同好会会員ではない)。

温泉に行かない日(62) 今こそ鉱泉分析法指針を検討する

人類は分類整理する葦である。

って言いたくなるくらい、ホントに分けたり整理したりまとめるのが好きなんですよね、人間って。
オレは嫌いですけどね。
なので、温泉に対してお上の方々やなんかが、温泉みたいなものも含めていろんな分類分析をしてくれてます。
でもさあ、温泉に浸かる事ってのは極めて趣味的感覚的な行為なんで、浸かってるお湯に何が入っていようが湯温が何度だろうが、
「いやぁ~、ここのお湯はあれだな、薄く濁っててなんだかいい感じじゃん。温度もこりゃ~丁度いいわ、わはははは」
で済ませればそれで良く、入浴前、若しくは入浴中、あるい入浴後に、
「ふうむ、どーも感動が薄いと思ったら、メタホウ酸(HBO2) 5.5mg含有のみのギリギリ温泉だからか」
「あと0.5㎎少なけりゃタダのミズじゃないか」
「しかも温度は24.5℃ときた。道理で寒い訳だ」
等と化学的分析に基づいた訳の解らぬ感想を申し述べる必要はないのであった。

とはいえですね、知っておいて損はないです。
仲間や家族と一緒に温泉に行った時、さり気ない感じで、
「ほう…、ここのお湯はpH8.9もあるのか…。アルカリの強い温泉だから、きっとすべすべの美人の湯だよ。君、長めに入浴を楽しんでき給え、美人になって戻ってき給え」
なんて言えたら、あなたの株も多少は上がるかもしれないでしょ。
別に上がらんか…。

前回は「温泉法」で規定する温度と物質をまとめましたので、今回は環境省が定めている鉱泉分析法指針の主要項目をまとめて、少し検討してみましょうかね。
これは温泉法とは違って(というか温泉法より詳しく)温泉を分類したり定義したりしてるもののようです。
ざっと見てみると、温泉の板場とが玄関辺りに掲示してある分析表みたいなのは、どっちかっていうと、この鉱泉分析法指針に基づいてやってるみたいですね。
おもな内容を書き出してみましょう。
■泉温の分類■
分類湧出または採取したときの温度
冷鉱泉25℃未満
 微温線泉  25℃以上34℃未満
温泉34℃以上42℃未満(狭義の温泉) 
高温泉42℃以上

<検討>
やっぱりあれですよね、上司に命じられていやいやながら温泉分類作業に機械的に勤しんでいたお役人であったとしてもそこはそれ、彼も(カノジョかな?)日本人の端くれな訳ですわ。
矢張り心の何処かで、
「25℃の温泉なんて、そりゃあ温泉とは言えねえぜ!」
みたいな感情が心の底から沸き上がっちゃったんでしょうね、きっと。
「温泉」のところにある「狭義の温泉」との記載は、その心の叫びだよ。
温泉とはかくあるべし!との気高い思いであります。
で、私は確信しましたね。
その役人はワタクシ同様「ぬるめのお湯が好きな人物」ですよ。
私にとって「34℃以上42℃未満」の湯温というのは誠に好ましいのですが、一般的なヒトビトにとってはぬるすぎるでしょうね、この「狭義の温泉」は。

■液性の分類■
分類湧出時のpH値
酸性PH3未満
弱酸性PH3以上PH6未満
中性PH6以上PH7.5未満
 弱アルカリ性  PH7.5以上PH8.5未満 
アルカリ性PH8.5以上

<検討>
わたしは所謂「美人の湯」系統の温泉が好きです。
近所で言うと「あらたまの湯」「南アルプス赤石温泉白樺荘」「森林露天風呂」「接阻峡温泉会館」とかのお湯ですね。
アルカリ性に振れているお湯が、あの手のぬるぬるすべすべのお湯なんですね。
ただ残念な事に、「アルカリ性だと何でぬるぬるすべすべのお湯になるか」という化学的知見は持ち合わせちゃあいませんので、悪しからずご了承の程。

■浸透圧の分類(PH値)■
分類溶存物質総量および凝固点(氷点)
 低張性  溶存物質総量 8g/kg未満
氷点-0.55℃以上
等張性溶存物質総量 8g/kg以上10g/kg未満 
氷点-0.55℃未満-0.58℃以上
高張性溶存物質総量 10g/kg以上
氷点-0.58℃未満

<検討>
これらは、スポーツドリンクとかでよく使う、あの「アイソトニック」とかいう言葉の仲間ですな。
等張性(アイソトニック)ってのが、なんて言うんですかね、体液の濃さと同じくらいって事らしくて、それは体に浸透しやすい状態らしいです。
ポカリスエットとかはこの等張性な飲み物なんでしょうな。
高張性(ハイパートニック)ってのは等張性なお湯よりさらに体に浸透しやすいってことなんだろうね。
川根温泉 ふれあいの泉(静岡県島田市川根町笹間渡220:0547-53-4330:入浴のみ¥500:9:00-21:00:定休は原則第一火曜だが要確認)の露天風呂には確か「当温泉は高張性(ハイパートニック)で体にいい」みたいな事が(誇らしげに)書いてあった様な気がします。
ということは、ここの温泉さえ飲んでおきゃあポカリスエットはいらん、と。
ところで多くの温泉が低張性(ハイポトニック)らしいです。
お風呂に入ると手とかがしわしわになるじゃないですか。
あれは低張性という性質が犯人だと聞いた事がありますが、残念な事になぜそうなるのかの知見については一切持ち合わせちゃあおりませんので悪しからずご了承の程。

■療養泉の定義(1)■
物質含有量(温泉1㎏あたり)
 溶存物総量(ガス性のものを除く)  1,000㎎以上
遊離二酸化炭素1,000㎎以上
Cu2+1㎎以上
総鉄イオン(Fe2++Fe3+)20㎎以上
Al3+100㎎以上
H+1㎎以上
Rd111Bq以上

■療養泉の定義(2)■
分類含有量(温泉1㎏あたり)
塩類泉溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg以上 
単純温泉溶存物質量(ガス性物質を除く)1g/kg未満
かつ湯温が摂氏25度以上
 特殊成分を含む療養泉  特殊成分を一定の値以上に含むもの

<検討>
たまにこの「療養泉」って言葉を聞きますけど、ここで定義されてたんですねえ。
これによると源泉の温度が25℃以上か、上の療養泉の定義(1)に記載したものが1つでも当てはまれば「療養泉」って名乗れるらしいっす。
じゃあ、まあ多くの温泉がその温度により「療養泉」を名乗れると思うんだけど、余り聞きませんね、なんでだろう?
この「療養泉」って概念は、温泉業界にとってあまり重要性がないのかなあ。
療養泉を名乗る温泉では、私はとうえい温泉(愛知県北設楽郡東栄町大字下田字花田21:0536-77-0268:¥600:10:00-21:00)ってとこに行った事があるけど、消毒用塩素の香り高い(笑)どーって事ない温泉でした。
あれじゃあ近所にある銭湯の方がずーっといい感じだよなあ。
要するにどんな温泉であっても、お湯の使い方が上手いか下手かが一番のポイントであって、単純に「療養泉」だからってあんまり有り難たがる必要はないんじゃないかな、と思ったりします。

塩類泉と特殊成分を含む療養泉の内訳についてもまとめてみましょうか。

■塩類泉の内訳(温度不問)■
名称内容
二酸化炭素泉温泉水1kg中に遊離炭酸1g以上を含む温泉
炭酸水素塩泉アルカリ性の湯
重曹泉・重炭酸土類泉に分類される
塩化物泉温泉水1kg中の含有成分が1g以上あり、陰イオンの主成分が塩素イオンの温泉
硫酸塩泉硫酸塩が含まれる
苦味のある味
芒硝泉・石膏泉・正苦味泉に分かれる
 
■特殊成分を含む療養泉の内訳(温度不問)■
名称内容
含鉄泉温泉水1kg中に総鉄イオンを20mg以上含む温
水中の鉄分が空気に触れて酸化するため茶褐色を呈する
含アルミニウム泉アルミニウムを主成分とする温泉
旧泉質名は明礬泉・緑礬泉など
含銅-鉄泉銅及び鉄を含む温泉
水中の金属分が空気に触れる事によって酸化するため湯の色は黄色である
含鉄泉同様炭酸水素塩系のものと硫酸塩系のものがある
硫黄泉温泉水1kg中に総硫黄を2mg以上含む温泉
白濁して卵の腐ったような臭いがある
酸性泉多量の水素イオンを含有する温泉 多くの場合遊離した硫酸・塩酸などの形で含まれる 刺激が強く殺菌効果が高い
放射能泉温泉水1kg中にラドンを3ナノキュリー(111ベクレル)以上含む温泉
これらが放つ放射線は人体に悪影響を及ぼす可能性は小さく免疫細胞を活性化させるのでむしろ体に良いのではないかと考えられている

<検討>
ふーん。
成る程、さっぱりわからん。

まあここまで一所懸命にまとめてみましたが、なんだか訳分かんなくなってきたし疲れた。
Macに文字を打ちこむ指も震えが出てきた。
うん、じゃあ銭湯に行って体を休めるかな。
別に温泉じゃなくてもいいんだよね、はははは。

2011年12月29日木曜日

温泉に行かない日(61) 今こそ温泉法を検討する

以前から時たま書いている通り、私は泉質とかに関する科学的知識は皆無です。
だからどっかの誰かが、
「何チャラカンタラナトリウムナントカ泉って、やっぱ素晴らしいよなあ」
とか感極まって言ったとしても、その言葉の意味は全然分かりませんのでさくっと聞き流すだろうし、温泉分析表とかはっきり言って一切見ないです。
それとも関係していると思うのだけど、私、実は「温泉」の定義を知らない。
個人でやってる系の温泉サイトなんかだと例えば「メタホウ酸で規定」みたいな書き方してて「カッコいいなあ」と思うのだけど、その意味は全く知らない。
何となく、
「入浴業界の方針かなにかで、メタホウ酸なる物質が一定割合以上含まれていれば温泉って決まってるんだろうな。メタホウ酸ってことはあれかね、やっぱホウ酸みたいなもんか?もし俺がゴキブリだったらたまったもんじゃねえな
とは思ってました。
で、調べてみたんです。
驚いた事に「温泉法」なる法律があるのですな[1]
人類ってなんでもかんでも法律にするんだな、まじで吃驚したわ。
その第二条に温泉の定義がしてある。
(定義)
第二条
 この法律で「温泉」とは、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、別表に掲げる温度又は物質を有するものをいう。 
へええぇ、お湯とかお水だけじゃなくて、水蒸気やらガスってのも「温泉」なんだ… 
初めて知った。
水蒸気はまだ解るけど(蒸の湯みたいなとこがあるからね)、ガスってのは何か怖くて浴びる気になれないよ
温水って何度以上の事なのかな?
と思って別表見たら、
「温泉源から採取されるときの温度が25℃以上」
ってある。
意外に低いんだねえ。
例えば寒い地方で、泉源から何とかかんとかギリ25℃の「温泉」が沸いててさ、だけど浴室が結構離れている場合、真冬に「非加熱源泉掛け流し状態」なそれに入るのは結構修行ですよねえ。
凍えてチアノーゼ状態になるのは間違いないね。
やっぱ例えばさあ「浴槽の湯口で38℃以上」とかじゃないと現実的じゃないよね、と素人にはそう思える。
「温度又は物質」という事は、どっちかでいいんだ。
例え0℃の水でも、何かが入ってれば「温泉」(=温かい泉ってことだよね)なんですなあ。
日本語って不思議で懐が深いですな〜。
ところで「物質」って何だろう?
何が入ってればいいんだろうか?
ということで「別表」に定める「物質」を書き写してみます。
なお、実際の条文の表記は例えば「一、〇〇〇ミリグラム」みたいに漢数字を使ってるけど、これじゃあ全然解りにくいので「1,000㎎」というようにアラビア数字と単位表記に書き換え、かつ表組にしてみました。

■別表に定める物質(左に掲げるもののうち、いづれか一)■
物質名含有量(1kg中)
溶存物質(ガス性のものを除く)総量1,000㎎以上
遊離炭酸(CO2)250㎎以上
リチウムイオン(Li+)1㎎以上
ストロンチウムイオン(Sr++)10㎎以上
バリウムイオン(Ba++)5㎎以上
フエロ又はフエリイオン(Fe++,Fe+++)10㎎以上
第一マンガンイオン(Mn++)10㎎以上
水素イオン(H+)1㎎以上
臭素イオン(Br-)5㎎以上
沃素イオン(I-)1㎎以上
ふつ素イオン(F-)2㎎以上
ヒドロひ酸イオン(HAsO4--)1.3㎎以上
メタ亜ひ酸(HAsO2)1㎎以上
 総硫黄(S)[HS-,S2O3--,H2Sに対応するもの] 1㎎以上
メタほう酸(HBO2)5㎎以上
メタけい酸(H2SiO3)50㎎以上
重炭酸そうだ(NaHCO3)340㎎以上
ラドン(Rn)20(100億分の1キユリー単位)以上 
ラヂウム塩(Raとして)1億分の1㎎以上

<検討>
ふうん、いろいろあるんだ。

「ストロンチウム」ってのは何か原発関係で最近ちょくちょく耳にする固有名詞だねえ。
いかにも強そうな(それも何か邪悪な強さだよ)感じがするな。 

「ラドン」とか「ラヂウム」ってのは銭湯方面でも使用してますよね。
これは特に、爺婆がシンパシー感じる系のヤツだな。
じんわり体に効くんだろうなたぶん。
「ラウム」はもともと「radium」なんだからやっぱ「ラウム」よりは正しいし、そもそも「ラジウム」より「ラヂウム」の方が昭和っぽい趣きがあってよろしい事よ。
ラヂウムってラジオ(ラヂオ radio)と語感が似てるんですけど、やっぱなんか関係あるのかね?

「重炭酸そうだ」の「そうだ」ってのもいいね。
多分「Soda」「ソーダ」「曹達」の事なんだろうけど、字面だけ見ると、
先生:「これは重炭酸ですか?」
生徒:「そうだ!そうです!その通りです!」
先生:「(感涙にむせび)…お前ら、お前ら良くも、良くもここまで成長してくれたなあ…」
みたいなシーンを思い浮かべてしまうよ。
バカですねオレも。
ひらがななので、可愛い感じっすよね。

「溶在物質(ガス性のものを除く。)総量1.000㎎以上」ていうのは改めて見ると凄い定義だね。
ってことはさ、お湯1kgあたり兎に角何でもいいんで何かが1,000㎎以上とけてりゃ「温泉」ってことか。
という事は、その辺の泥水でもおっけなのだろうか?
流石に多分それはないだろうけどねえ。

「ヒドロひ酸イオン」とか言われても、やっぱよくわかんないなあ。
語感だけでいくとさあ、それが豊富な温泉に入ったら、何だか背中やチンチンの先や指の先のさかむけとかに酸が染み込んでひりひりする様な気がするのは俺だけかね。

リチウムイオン1㎎以上ってのも面白いなあ。
上手くやれば「発電温泉」みたいな事が出来るのかもね。
その浴槽に入るとさ、銭湯に良くあるデンキ風呂より人に優しい感じの電気で体と心を柔らかくほぐしてくれる訳。
それとかそこに夜行くとね、露天風呂をぼんやり幽玄な感じで照らす灯りがあってさ、それには、
「この灯りは、当温泉に豊富に含まれるリチウムを活用して発電しているものです」
とか書いてあったりしてさあ、凄いよな。
あとはそうですね、再来年あたりホンダから出るかも知れないEV[2]は実は、
「今度ウチから出すEVに搭載しているバッテリーは、あの有名な『○○温泉』のリチウムイオン泉を原料に開発しました!」 
とかね。
温泉マニア達は、もう間違いなくこぞって買うだろうな。 

まあ兎に角面白いねえ。
今後はもう少し温泉分析表をきちんと見てみるかな。

[1] 
温泉法ってのの他に、鉱泉分析法指針ってのが環境省から出てます。
これについては更にいつかきっとまとめます。 

[2]
2012年1月22日追記
この部分は単なる思いつきというか適当というか、そんな感じで書いた要するに偽ニュース的な感じだったんですが、昨日の朝日新聞によると今年ホンダはEV・ハイブリッドに可成り注力するとの事で、その部分においては嘘が真になった形です。
「温泉成分リチウムバッテリ」はもちろん違いますよ(笑)。
しかも他社は連合してエコカー開発に取り組む事が多いけど、ホンダは独自開発に拘るとの事。
ホンダファンとしては、誠に嬉しい頼もしいニュースです。

温泉に行かない日(60) 年末年始入浴考

昨日が仕事納めで本日より年末年始休暇に突入しました。
普段は5時過ぎに起きてか遅くとも6時には起きてカイシャに行きます。
それが習慣になっちゃってるので今日も同じくらいの時間に起床しましたが、
「なにが悲しゅうて休みの日に5時起きせなあかんのや」
なる気持ちは何とも抑え難く、無理矢理2度寝モードに突入し、それでもまあ9時過ぎには起き出しました。
本日より仕事始めまでの予定は次の通り。

■おぢさんの年末年始予定表■
日付予定の内容
12/29
(本日)
今からカイシャに行って少し仕事(じゃあ昨日の仕事納めの儀は何だったんだ、とは言わないように)
夕方から同期会(1964年生まれのオヂ4人による忘年会で、もう10年以上は続いている)
(12/30追記:同期会の前にみよし湯に入湯)
12/30予定なしだが、年賀状でも作るかな。面倒だな。厄介だな。
(12/30追記:実際には手酷い二日酔いに苛まれ、結局終日寝込んでました…)
12/31朝8:30から1時間程仕事
(12/31追記:実際には寝坊した為、急遽若手に電話し交代してもらう。また、後のポストで「あらたまの湯に行く」等と記載しているが、実際には桑田圭祐の宮城ライブのDVDを鑑賞していたため、温浴施設には一切出向かなった。情けね)
1/1予定なし
1/2予定なし
1/3午前中仕事

なんせサービス業なんで、年末年始期間中もかくのごとく虫食い状態でぽつんぽつんと仕事が入る。だから、なかなか休んだ気にはなれないんですよね。

で、このような状況の中、いつどこの温泉(銭湯・スー銭)に行くべきなのか?
もうすぐカイシャに行かないとマズいのだけど、それまでの時間を使って少し検討してみよう。
  1. 遠くへは行けない
    例えば12/31とか1/3の仕事を本日まとめて出来りゃあ長い休暇期間が確保出来て、思い切った遠出もできるってもんですけど、それぞれのタイミングでしか出来ないので仕方がないです。
    細切れにされた休みの合間では遠くに行けませんので、比較的近い場所で魅力的な温泉を捜さねばならない宿命にあります。
  2. 世情の把握
    GWや年末年始には、何故か人々は浮かれ騒ぎ、したがってその期間、世の中は必要以上に騒然とするものです。
    ですんで、人混み大嫌い行列大嫌いなわたし(さっき見たテレビでは年末恒例って感じで矢鱈目ったら混雑してるアメ横の中継してたけど、わたしはそれ見ただけで失神しそうになりました)としては、そういった時には無理して動かず、出来るだけ引きこもって状況をやり過ごし、世に落ち着きが取り戻された時点で動き出すのいうのが私の行動様式であります。
    今年のGWもそのように過ごしました(どっちみち仕事もあったし)。
    しかし、とはいっても、なかんずく、細切れと入ってもこんだけ休みがあればヤッパリ温泉には行きたいですよ。
    わたしよ、今こそ落ち着くのだ、気を鎮めて考えてみればきっと突破口は見つかるはずさ。
    人の心理と行動を読み通し、その裏をかけば落ち着いた風情の好ましい温泉が見つかるかもしれない。
    Think!
  3. 泣いて馬謖(温泉)を斬る
    わたしゃあ世の一部に見られるような極右的温泉マニアではないので、
    「何かお湯に浸かるの出れば、それは即ち『温泉』でなければならぬ[1]。銭湯は不可!」
    等と言う偏屈な考えはぜんぜん持ってはいないです。
    とは言ってもまあ例えばですね、
    「お客さぁ〜ん!今でしたら銭湯・温泉どっちも選べますけど、どちらにしますかぁ」
    って訊かれりゃあ、そりゃ温泉を選びますよ。
    でもね、こんな私ですけど、銭湯は銭湯なりの、スーパー銭湯はスーパー銭湯なりの、国民宿舎とかのお風呂はそれなりの良さを見つけ出す事が出来る程度には大人なんで、ここは一つ「温泉」への過度の拘りは棄てて、風情がよろしければ非温泉入浴施設でも可としましょう。
という条件のなか、も少し行くべきところを考えてみましょ。

[1]
最初「温泉の知識がない」事から始まっていろいろこちゃこちゃ脚注を書き始めたのだけど、意外に結構な分量になってきた為、独立したポストとして取り扱います。

2011年12月28日水曜日

和合の湯(7)

いやあ、昨夜は寒かったです。
会社を19時過ぎに出て、普段だったらスーパーに寄って帰宅するところだけど、あまりの寒さに反射的に和合の湯に行ってしまいました。
ここには昼間にしか行ったことが無かったのだけど、夜もなかなかよいですね。
「雪は(風景の)七難を隠す」と云いますけど、夜の暗さも同じような効果があって、典型的な設えの露天風呂なんですけど、夜入るとなかなか風情があっていいものだと思いました。
夜の銭湯、今後は力をいれて通うようにしましょうかね。

ただ、今月20日より入浴料が50円値上げというやや残念なニュース。
回数券等を上手く使えば、懐はそんなに痛みませんよ~。

2011年12月20日火曜日

焼津黒潮温泉元湯 なかむら館 (5)

私が勝手に「浴槽の黄金比」「風情界のジャイアント馬場」などと呼称している平山温泉龍泉荘を後にし向かったのは、もおぉーここしかありえんでしょ、って感じの焼津黒潮温泉元湯 なかむら館です。

実はですねここでも書いた通り、なかむら館のお湯は熱いです。
ところがですね、私の親友が変な事を教えてくれたんです。
その友人は先日静岡方面に所用があり出向いたのだけれど、その所用は午前中で終わっちゃったんで、以前より噂に聞いていたなかむら館に行ってみようと決意し、実行に及んだ訳なんですね。

私からの情報で兎に角あそこのお湯は熱くてたまらんらしいと激しく思い込んでいたその友人が、実際になかむら館の浴槽に浸かってみると、
「なんだ、普通じゃん。これって全然熱くないし」
ちゅー事だったらしいのだね。

「友よ、そんな事はないです。少量ながらも煮えたぎる様な熱さの源泉が、浴室壁から無骨に突き出した湯口から注がれているんだよ。だから、友よ、言いたくはないが君、温度を感じる人体センサが経年劣化しているのはないのかい?」

等と思っていたのです。
熱くない訳がない。
この温泉に来るたんびに逆上せちゃってるのは伊達じゃないぜ!
等と心の中で意味なく粋がり、早速なかむら館に乗り込んだわたくし。
洗面器を掴んでそれをぐいと浴槽に突っ込み、お湯を汲み、ざばと体にかけて感じたのは…
「ん!なんだ?ちょうどいい温度じゃないの」
でした。
要するにぬるいってことです。
うーんおかしいなあ。

今日はこのなかむら館、結構混んでまして、私の他に3人程いたかな。
上腕部に倶利伽羅紋紋してるオヤジと、隻腕オヤジと、寡黙なオヤジ。
倶利伽羅紋紋と隻腕の両オヤジがとにかく「ぬるいぬるい」って、姦しい[1]ったらありゃしない。
寡黙なオヤジは黙ってはいるものの、倶利伽羅と隻腕の発言にしきりに頷いているんです。
隻腕:「こんなぬるくちゃ入ってられない」
倶利伽羅:「風呂が寒いから、ちょっと熱いの(つまり燗酒を)引っ掛けて体の中から熱くしてから帰ろう」
寡黙:(ただ黙ったまま、うんうんと頷いている)
隻腕:「夏ならいいけどいまこれじゃあなあ。けちなんだよここわぁ」
倶利伽羅:「風邪引いちゃうよなあマッタク」
寡黙:(ただ黙ったまま、うんうんと頷いている)
というようなことを兎に角しきりに言いあってる。
挙げ句の果てには隻腕の方が、
「この浴槽のぬるい湯を掻き出しゃあ、熱くなるぜきっと」
等と言いながら、一本の腕で洗面器を巧みに操ってお湯をざばざば掻き出し始めちゃってもう大変。
そんな苦労をしても、別段湯温は上がる事なく変化なし。
「ぬるいぬるい」
としきりに言い合いながら、隻腕と倶利伽羅は2人仲良く一緒に浴室を後にしていきました。
要するに、彼らにとっちゃあ犯罪的にぬるいってことなんですよね。
たまらんくらいにぬるい、と。
いやあ、おっちゃんたち、あんたら江戸っ子だなあ、等と思いましたね。

ところがですな。
私もしっかり暖まって脱衣場に行くと、「ぬるくてやってられない」と云っていた筈の倶利伽羅が、着衣もしない素っ裸のまま、つまりちんちんも放り出したまんま、全身汗まみれになりながら両手に団扇を持ってばたばた仰いでるんですね(^^ゞ
一方の隻腕の方は何してたかって云うと、脱衣場の窓を全開にして上半身を屋外に出して涼んでるんですよ(感心したことに「今日の風呂はぬるかったなあ」と言い続けながら)。

おいおまあら、実は熱かったんじゃないの[2]
なに虚勢張ってんだよって感じでした。
まあ、ほほえましいけど。

で、浴室を振り返ると、二人に同意してしきりに頷いていた寡黙オッサンがじっと瞑目して、実に気持ちよさそうに浴槽に浸かっている。

結論。
この温泉の湯温は、このままでヨシ!

[1]
「姦しい」ってのは多分、女性に対する形容詞だと思うんですけど、あれはまさに性差を超えて姦しかったため、敢えて使いました。

[2]
でもまあ、湯温そのものがそんなに激しく熱くなくても、特に塩化物泉なんかだとしっかり暖まると聞いた事がありますから、2人の板場での行状はそのせいでしょうね。
寧ろ、ホンマモンの江戸っ子系銭湯(激烈に熱い銭湯)は、意外に結構湯冷めしやすい様な気がするんだけど
なあ。

注)このポストは、通算156ポスト目になります。

平山温泉龍泉荘(4)

寸又峡温泉に入れなかった悲しい気持ちを抱えたまま、平山温泉龍泉荘に向かうわたくしであります。
結構へヴィーな静岡県道77号線を駆け下り、川根の辺りでR362に入り、静岡方面に向かいます。
わたし、この国道362号線のこっち側って初めて走るんだけど、結構凄い道ですね。
場所により激狭部分があるんですけどまあそれは僅かな区間で、基本的には狭いものの整備された道です。
しかし勾配が凄い。
激坂で有名と言えばあの静岡県道11号線ですが、あれに負けるとも劣らないハードな激坂っぷりです。
勾配12%とか13%とかいう区間が殆どで、特に千頭から静岡市街方面に向かう場合、車のギアは殆どLowでした。
路面整備されている道なのでダンプとがガンガン突っ込んで来るし、久しぶりに楽しい道でしたよ。

で、1時間少々で平山温泉龍泉荘に到着。
駐車場に車を停めて階段を下りて行くと、龍泉荘の戸は閉まっている…。
う゛、またかよ、と思いつつ閉まっている引き戸を開けるとちゃんとあいたです。
良かった良かった、営業してる。

料金を払い、誰もいない脱衣場に入り服を脱ぎ裸になり、矢張り誰もいない浴室に入ります。
今日は気温が低いせいか、夏とか秋よりも湯気の濛々感が凄い。
浴室を素晴らしい硫黄臭が満たしています。
深呼吸して硫黄の香りを堪能し、早速入浴します。
理想的かつ神懸かり的奇跡的な形状で3つに仕切られた浴槽を移動しながら、異なった温度のお湯を楽しんでいると、お客さんが入ってきました。

その客はザバザバとお湯を体にかけてゆっくりと浴槽に入ってきたんですけど、浴槽に肩まで浸かったままの状態で、浴槽真ん中に設えてある湯口に躙りよって行きます。
へんな風景ですよね。
何するつもりなんだろと思い、ちら見ではなくガン見でそのオッサンを注意深く観察していると、オッサン、湯口から流れ出る源泉の香りを、鼻から嗅いで口から吐くという事を繰り返してるんですね。
形容は悪いけど、なんかさ、良くない禁止薬物をヤってる危険不良老人のように見えますけど…。

不思議そうに見ている私にオッサンはにやりと笑いかけると、教えてくれました。
そのオッサンの風呂友達(勿論、龍泉荘での風呂友達ですよ)に肺癌を患ったヤツがいたんですって。
で、そいつが湯口から漂う湯の香りを3ヶ月かいでいたら、直径何センチかあった腫瘍が数㍉になったんですって。
それを見て俺もこの温泉の香りを深くかぐようになった、んですって。

「気のせいだとは思うけど、なんか健康の維持とか、何かの予防になっているような気がするんだよな」

ふうん、そうか、解る気がする。
まあ、そのご友人は多分一通りの化学療法とかを受けていたと思う。
基本的にはそれが効いたんだとは思うんです。
でも、あの温泉の硫黄の香りも、何からの形で(少なくとも精神面で)有効に機能したように思いますよ。
たしかにそうだと思う。
病は気から、ってね。

あとそのオッサンは、
「ここに来るなら、一日いなけりゃだめだよ。個室の休憩室借りても数千円。浴衣やどてらも着いていて、ちょっとお風呂に浸かって、暑くなったら出て少し横になって、喉が渇いたらビールでも飲んでまた入ればいいんだ。安いもんだよ。天国だよ」
って言っていた。
確かに、そうだ。
今度行くときは、電車+バスにしてみよう。
朝いちから乗り込んで、夕方までタッブリ時間使ってみよう。

<営業情報>
硫黄匂い吸引オッサンによると、
「龍泉荘の年末年始の営業は特に普段と変わりなく、29・30日が休みで、31日からは平常通り営業する」
との事であります。
一年の疲れを取りに、12月31日には龍泉荘に御出かけしてみては如何ですかね、みなさん。

ということで、1時間ちょっと入浴した後、国1バイパスに乗り、焼津へ向かいます。

寸又峡温泉露天風呂美人づくりの湯(2)

今月はいろいろ忙しすぎて土曜日出勤を連発した結果、公休が不足したため本日急遽殆ど突発休に近い休みをとりました。
そんなおやすみの時には矢張り温泉でしょ。
ということで、過去あまり行った事のない「寸又峡温泉露天風呂美人づくりの湯」に行く事に決め、出発。

途中の事は省きますが、ようやく現地に着いて簡易郵便局前の駐車スペースに車を停めてお風呂に向かうと「本日入れます」という例のでかい看板が坂道の上にある温泉場の軒下に出ていて、これだけで嬉しくなる訳です。
さらに近づいていくと、んん??なんかおかしい。
入り口にはプラスティックチェーンが張られ、入湯券を売っている狭いブースは閉鎖されている。
休みですな。
でも、板塀の向こうにある浴槽の方からは、お湯を注ぎ入れているどばどばという音が聞こえてくるんだけどな。

うーんとヘンだな。
ここは木曜定休の筈なんだけどなあ。
臨時休業をにおわせる様な掲示はなかったし、何だろうね?

まあ一つ言える事は、最近オレって何かツイてないよな、ってことかな。
松の湯の件もあるしなあ。

ちなみにここ寸又峡温泉の零落ぶりは、湯谷温泉に勝るとも劣らないものがあってダイジョウブかと心配になります。
寸又峡温泉エリアに入って目撃した人間は僅か2人。
どっちも観光客ではなかったですね、地元な人です。
ローシーズンの平日ではあるけど、かつ人ごととは言え、心配になっちゃうよねえ。

まあとにかく、寸又峡温泉には入れない。
仕方がないので、寸又峡温泉から70km程の所にある、平山温泉龍泉荘に向かう事に決めました。


より大きな地図で 温/泉/週/記Map を表示

2011年12月19日月曜日

温泉に行かない日(59) 茶断ち

私の母の母や父の母は、もう随分前に死んでしまった。
そのジェネレーションの人たちは、自分が叶えたいと思う願いを叶える為に「茶断ち」って事をしてたそうですね。
私から言わせると「茶を断つ」なんて何の苦労もなく出来ると思うんですが、それはわたしがお茶が特別好きな訳ではないからであって、お茶が好きな人が茶を断つってのはきっと大変なんだろうね。

みんな、自分に置き換えてみよう。
いかに自分の願いを叶える為と言っても、好きな事をやめるって結構大変なストレスになるよ。
例えばですね、わたし暫く前に煙草を休止したけど[1]、今も結構なストレスです。
しかしもうそれは出来てしまった事。

今の私の場合「茶断ち」に相当するのは、まあ「珈琲断つ」ですかね。
カイシャの事務所に置いてある珈琲マシンの特別旨くもない珈琲を日に5〜6杯は飲んでます。
これを全面的にやめちまうのはきつい。

飲み物系でいけば、あとは「断酒」ですかね。
週イチの休肝日(ちなみに本日がそうですよ〜)でさえ辛いのに、願が叶うまで酒を断つというのは、期間を限定して頑張れば出来るかもしれないけど、まあこれも可成り辛いだろうね。

あと、今までトータルで約4000人ちょっとしか見てないこのしょぼいブログですけど、これを更新するのは、実を言うと結構楽しいんです。
それを中断するのも精神的ストレスが溜まりそうです。
日によっては3回も4回もポストして、それでも書き足らないときがあるくらいなんだもん。

そして何より温泉。
実は明日、公休を無理矢理消化する為に都合を付けて休みにしました。
そんな時はゼッタイに温泉に行くし、その前日は行く温泉をわくわくしながら選ぶ為、なかなか寝付かれないくらいに興奮しちゃうんです。
「温泉やめますか、それとも人間やめますか」ってダブルバインド的に言われたら、当然温泉の方をやめますけどね、ただ単に温泉やめろと言われてもそれは出来ないよね。

まあ、自分の願いを叶える為には、願いに向かって物理的(実際的)に努力する事が一番大事だけど、「茶断ち」に相当する義務を自らに課して神仏に縋るのもありかなと思うおじさんになってきました、最近はね。

えっと、今、どうしても叶えたいある願いがあります。

物理的な行動とは別に、茶断ちに相当する事をいくつか自らに課す事にしました。
そういうことで私は、
  1. 本日以降、願いが叶うまで完全禁珈琲します(これがメインの「茶断ち」。日本茶は好きでも嫌いでもないけど、珈琲なしじゃ生きて行けない体になっているので、これは結構辛いです)
  2. 本日以降、願いが叶うまで休肝日を週1から週3に増やします(完全禁酒はできない。無理)
  3. 本日以降、願いが叶うまでは完全禁    します
「禁温泉」や「禁ブログ更新」をどうするか、ほんの少しだけ迷いましたが、先日親友に、
「あなたはその時の思いつきだけで深く考えもせず出来もしない事をやるって書いたり言ったりするでしょう。あなたもうガキじゃないんだから、大人らしくもっと自分の言葉に責任持ちなさい」
と強く強くたしなめられた事を思い出し、これらは自分には出来ないと判断し、許す事にしました。
また3つめの内容については、これを読んでる人(そんなヤツいないか^_^)の想像に任せます(が、変な内容ではありません。事情があって公には出来ないだけです)。

さて、暫く「茶断ち」をしてみましょうかね。
期間については、何とか年内で終わればなあと思ってますけど。

[1]
禁煙という言葉を使うのはやめました。
「休煙」が自分的にはぴったりくるよ。
今は勿論吸わないけど、死ぬ一日前にはたっぷり煙草を吸ってやる。

2011年12月18日日曜日

倉真赤石温泉(2)

昨日は念の為、松の湯(松乃湯)に行ってみたのですけど、やはり営業している様子がなくて心配です。
同じカイシャの友人で、随分前から松の湯に通っている男を一人知っているので今度訊いてみようと思います。

昨夜はカイシャの忘年会であり、会場のホテルから街中のカラオケ屋という定番の流れに乗ってしまった為、今日は少しお寝坊して起床は9時過ぎ。
先日購入した「阪急電車」DVDの残りを見て11時過ぎに出発しました。
行き先は倉真赤石温泉です。
ここはお湯そのものも良いのですが、毎年年末になるとトラディショナルながら可愛く、かつ会社での普段使いに非常にGoodなミニカレンダーをくれるのでこの時期になると必ず行くようにしてるんですね。
タテ14㎝横10㎝のミニサイズ
書かれたイラストはやや
誇大広告気味
この温泉には露天は
ありません…

国1バイパスに乗る前に山岡家なるラーメン屋(浜松薬師店:静岡県浜松市東区薬師町73-1:053-422-7227)に立ち寄って味噌ラーメンを食べました。
以前京都に住んでいたときは、カイシャ帰りに友達の車でわざわざ京都の街中まで行って「天下一品」のこってりラーメンを旨い旨いと食べたもんですが、ありゃこってり等と言う生易しいものではなくて殆ど固形化したスープであり、ジジイ化した今の私にとっちゃあ多分No Thanksです。
この山岡家のスープも天一のものには遠く及ばないものの結構こってりしていて、たまにならいいかもだけど毎日はヤッパリNo Thanksです(マズいという訳では全然ないので念の為。要するにトシ喰ってこってりしたものがダメになってきたんですね)。

それから暫く走って現地に到着。
休憩室の方からは、常連客と思しきジジババ達が楽しそうに世間話をしてる声がしきりに聞こえてきました。
「うーん、今日は混んでるかな。まあ、いいけどね」
と思いつつ、スズキの会長に良く似た例のオヤジに挨拶して料金を払い脱衣場に行くと、丁度先客が出てきた所であり、そのおっちゃんにやはり挨拶して裸になり浴室へ。
おを、予想に反して誰もいない。
今日も貸切♪
相も変わらず湯の花が大量に舞い踊っておりいい感じです。
ここのお湯は少しぬるめで、普通の人にはちょっと物足りないかもしれないけど、私にとってはJust Fitしてます。
ベスト入浴人数2名という狭い浴槽ですが、一人であれば手足を充分に伸ばせます。
浴槽の窓側の縁を枕にして、揺れ踊る湯の花を眺めながら30分程マジ寝しちゃいました。

次のお客さんが入ってくる音で目覚め、いい頃合いだったのでその客に「失礼」と挨拶して浴室を後にしました。

スズキ会長オヤジに「休憩室で少し休んでいきなよ」と勧められ、私もそうしたかったのですが本日夕刻から夜にかけて外せない所用があり[1]、毎年貰う小さな可愛いカレンダーを二つ貰って、残念ながらそのまま帰路につきました。

[1]
「外せない所用」って言うのはマジックワードですよね。
これだとなんか経済学者とか政治学者の講演会に行くとか、何かの勉強に行くみたいに聞こえて誠に便利であります。
普段行きつけの飲み屋の忘年会に行くようには全然聞こえないんだよね、不思議だなあ、ははは。

2011年12月17日土曜日

温泉に行かない日(58) 7の付く日

あ~あ、本当に土曜日休めないよなあ。
本日も出勤。
さらに午後からは近所の清掃活動もあり、さらにさらに夕方からは会社の忘年会。
土曜日じゃないみたいだよなあ、まったく。
とは云え、清掃活動(13:30~14:30)⇒忘年会(17:20~26:00)の間には数時間のインターバルがあるため、そんなときには銭湯だ。
こないだは「松の湯(松乃湯)」に行ったんですけど、何故か撃沈した事は既に書きました
本当はそこのラドン温泉部屋でまったりしたいのだけど、今回も少しやばそうかもなので、松の湯は敢えて外し、みよし湯に行くことにしたのです。

…が。

そのことを温泉同好会主要メンバーのひとりにメールで知らせて自慢したら、速攻その人から返事が。
「今日は7の付く日(12月17日)だよね。みよし湯、休みだよ」

はあ、そうだった。
あ~あ、本当に最近銭湯に行けないなあ…

2011年12月11日日曜日

温泉に行かない日(57) 湯谷温泉探索結果の件

有り体に申せば、衰退が危惧されている湯谷温泉であります。
兎に角、曜日問わずいつ訪れても人影まばらなエリアです。
人混みが大嫌いな私にとっては好都合なのですが、当事者にとっては正に死活問題でしょうから。
事実、今日見たのは、恐らく湯谷温泉で二つあった大きなホテルの一つである「グランドホテル鳳陽」が解体されている様子でした。
なにか湯谷温泉の凋落ぶりを象徴している気がして少し哀しい感じです。
「危惧したり哀しんだりするんなら、例えばちょっと宿泊するとかしてさあ、少しでもカネを落とせばいいじゃねえか」
なるご叱責を受けそうですけど、しかし私にもそこまでのカネがないのだ。
「のみ可」なお宿を見つけて日帰り温泉を楽しむのが精々なのですゴメンナサイ。

ということで、湯谷温泉の「のみ可」状況は次の通り。
今回はお宿の玄関とかに公式な形で何らかの表示が出ているかどうかを基準にしてます。
鳳液泉の足湯・温泉スタンドからゆ〜ゆ〜ありいな方面に向って存在する順に記載します。

■湯谷温泉の「のみ可」状況■
名称状況
鳳液泉の足湯のみ可(当たり前か…)
無料
9:00〜18:00
0536-32-1252(湯谷温泉旅館組合<旅館ひさご内>)
松風苑のみ可
¥800
11:00〜15:00
0536-32-1578
お食事処ゆかわのみ可(店先には何も表示されていなかったが、下記の情報を公式WebSiteで確認しました)
¥800(食事客は無料)
10:30〜17:00(食事客は〜19:00)
0536-32-1508
グランドホテル鳳陽廃業?して2011年12月現在建物解体中
0536-32-1565
一部の温泉紹介サイトで見られるhttp://www.tokai-s.co.jp/houyou/は現在リンク切れ
はづ別館のみ可の表示なし
0536-32-1211(はづ予約センター)
5〜6年前にフロントで訊ねたら「やってません」と言われて撃沈した記憶あり
はづ木のみ可の表示なし
0536-32-1211(はづ予約センター)
5〜6年前にフロントで訊ねたら「やってません」と言われて撃沈した記憶あり
旅荘みついのみ可の表示なし
0536-32-1545
ただし5〜6年前にのみで入浴実績あり(入浴料失念したが¥1000程度だった)
旅館ひさごのみ可の表示なし
0536-32-1252
湯谷観光ホテル泉山閣のみ可
¥1000(食事セットは¥3150〜)
0536-32-1535
嘘か誠かは知らぬが堂々とした文字で「源泉掛け流し」との表示があったので、今度入ってみよう
またかつてここで日帰り入浴したカイシャの友人から、
「浴室内に酒樽が置いてあって飲み放題やったで♪」
との極めて重要かつ有益な情報を入手したことを謹んでここに公開いたします
ゼッタイいかなきゃだな
ゆ~ゆ~ありいなのみ可(当たり前か…)
¥600
10:00〜21:00
火曜定休
0536-32-2212
(おまけ)
赤引温泉
のみ可
入浴料失念(¥1000はしなかった)
0536-32-1531
温泉を名乗ってはいますが非温泉
湯谷温泉には全然属してませんが距離的に近いのでおまけとして記載
つげ義春的雰囲気が好きな好事家は是非御訪ねください
    グランドホテル鳳陽、もし廃業しての解体という事であれば痛恨です。
    温泉っていうのは書籍やCD、レコードと同じで、見つけて興味があればすぐに買わないと(入らないと)ダメなんですよね。
    あっという間に廃盤になったり、廃業してしまう。
    この世の儚さですから、仕方はないですけど。

    たとえば湯谷温泉でいえば、以前この辺り(こっち向いて止まってる軽自動車の空き地の部分)に一寸した食堂兼温泉みたいなところがあって(名前失念)、浴室は狭かったけどとても風情があり、結構気に入ってて何回か行ってたんですよ。
    食事スペースの奥に河原へ向かって降りる階段が有り、したまで行くと大きなガラス越しに川を間近に望める恰好で浴室があって、それはいい雰囲気でした。
    2人も入ったらもう目一杯の狭さではあったけど、風情のあるちょっとした秘湯だったんです。
    ところが暫くしたらあっさり潰れててGoogleストリートビューの様な更地と化し、今じゃあ何処かの金持ちのものと思しき真っ白い豪邸が建ってます。
    このように、特に小さな温泉に関しては入れる時に入っておかないと、いずれほぞを噛むことになりますからね。
    大きな温泉施設だって油断は出来ないです。
    浜松地区でも最近では八扇乃湯・極楽湯浜松幸店など(自らの不祥事が原因とはいえ)軒並み撤退してるし、古くは渋川温泉湯元館やあさひの湯(後に和合の湯として復活)、あの幻の人間洗濯機があったらしいミシマの湯なども廃業していて、世は正に移ろいやすいものです。

    グランドホテル鳳陽に話を戻すと、このホテルには宇連川沿いに露天風呂があったらしく、以前から是非入りたいと思っていたんですけど、湯谷温泉に行くときは松風苑にばかり足が向いちゃって結局一度も行けなかったんですよ。
    残念な事をしたものです。
    このご時世、スクラップ&ビルドで心機一転やり直す、って感じは難しそうだし。
    せめて、他の業者が新しくて素晴らしい温泉施設を作ってくれるのを祈るばかりですね。

    あとですね、やはり随分前ですが、宇連川(俗名:板敷川)の対岸(R151側)にある「湯の風HAZU」か「翠明」のどっちかが「のみ可」だったんですよね[1]
    あれはロビーにストーブが出ていたから、冬ですね。
    上の調査結果に於ける傾向を見る限り、はづグループはどうものみ不可で統一されてる感じなので(死語だと思うが敢えて使います。「タカビー」なんですかね)、おそらくは翠明のほうだと思われるんですが。

    そこは非常に珍しいケースで、玉砕覚悟でフロントに行って、
    「お風呂だけ入れますか?」
    って訊いたら、
    「ええ。ダイジョウブですけど、今まだ大浴場が準備出来ていないので、申し訳ございません。狭い貸切露天風呂しかご案内出来ないんですよ」
    って言われたんです。
    え?貸切露天風呂しか案内出来ない?
    言葉遣いおかしいでしょ。
    「(普段はこんな事しないんだけど、断れないしなあ…、しかたねえなあ…、まあいいか金とれば)今回は特別に貸切露天風呂をご案内させて頂きます」
    が本来だと思うんですけど。
    「普通だったら追加料金(¥1000/人/hくらいだった気がする)頂くんですけど、本日当館都合でご案内するので料金は頂きません」
    って言われちゃって当然ご利用させてもらったんですが、何だか得しました。
    カップルの皆様、意外に狙い目かもしれないっすよ。
    コツは「ちょっと早めに行く事」でしょうかね。
    轟沈覚悟でやってみたら如何でしょう。

    [1]
    追記。
    その貸切露天風呂に入ったとき、すぐ対岸にあるホテルの大浴場がほぼ真っ直ぐ角度でよく見えた事を鮮明に覚えているんですね(見えたのが男湯だったので、悔しい気分だったことも覚えてます)。
    その位置関係からすると、「翠明」から「グランドホテル鳳陽」の男湯を眺めていた可能性しかないと思われます。










    2012年5月11日追記
    ウェブサイトでグランドホテル鳳陽に関する記事(東愛知新聞「本日のニュース」:平成23年9月20日付)を見つけました。
    いずれリンクが切れる可能性があるため、ちょっと気が引けますが資料的価値を重んじて、以下に記事を引用しておきます。
    東愛知新聞さん、ごめんなさい。
    景観回復と活性化に地元歓迎 廃ホテル取り壊しへ・湯谷温泉
    新城市の湯谷温泉で、2008年から廃館になっていた「グランドホテル鳳陽」を、生コンクリートの製造販売など行う「スエヒロ産業」(本社・新城市富栄、安形憲二社長)が取得し、今月中にも取り壊しを始めることが分かった。
    安形社長は「整備方針は未定」としながらも、「(湯谷の)活性化につながる商業施設などを考えている」と温泉街との協調を示唆。
    地元も歓迎ムードで、新たな集客の“起爆剤”になればと期待する。(杉森秀房)

    同ホテルは、鉄筋コンクリート造り地上3階(一部2階)地下1階建て延べ約1100平方メートルの大型宿泊施設で、JR飯田線湯谷温泉駅前に位置する好立地のため、廃館以後、景観を阻害するなどとして以前から撤去問題が懸案になっていた。

    経営不振による廃館で、3年ほど前から競売物件となっていたが、このほど同社が約1300万円で取得したという。
    安形社長は「このまま放置したら湯谷に悪影響が出る。何とかしたいと思った」と動機を説明する。
    そのため「とりあえず、一刻も早く建物を取り壊して更地(さらち)にしたい。美しい景観がよみがえるはず。どう整備するかはそれから考えるつもり。地元の皆さんと相談しながら決めたい」と話す。
    これに対し、9旅館でつくる湯谷温泉発展会会長の松井康文さん(松風苑)は「とてもうれしい知らせ。今回の施設撤去は、きっと温泉関係者の意識を変える契機にもなるはず」と指摘。
    その上で「美しい景観や土地柄をいかした、湯谷温泉ならではの魅力を発信する、公共性の高い集客拠点施設が整備されるよう期待している。ぜひ早急に(同社と)意見交換したい」と張り切る。
    また、鳳来商工会会長で湯谷観光ホテル泉山閣社長・片桐幸信さんも「旧知の知人であり、大変ありがたく喜ばしい。懸案だった場所が更地になるだけでも違う」と笑顔。
    さらに「とにかく、古き良き湯谷温泉の風景を再び楽しむことが出来るようになるのはうれしい。必ず湯谷の転機にもなるし、私
    たちもしていかねばならない」と意気込む。

    松風苑(1)

    少し前のポストで書いた通り、面減る、何だこれ?メンヘルにやられた時期に足しげく通っていたのが湯谷温泉にある松風苑(愛知県新城市豊岡滝上64-3:0536-32-1578:のみ可:のみ時間は概ね11:00-15:00:¥800:ポイントカードあり♪)です。
    今日、久しぶりに行って参りました。
    何か温泉同好会的なグループがカイシャの中で自然発生的に出来てしまい、その構成員のうちの一人が困った事に、
    「綺麗な所しかイヤなのイヤなの」
    等という、我が儘かつ私の指向と全く異なる事を抜かすため、そのヒト向けの入門編としていい感じだと思ったのが湯谷温泉だった訳です。

    湯谷温泉。
    きっとかつては凄く繁華な温泉エリアであったに違いないと思うのですが、今ではすっかり寂れていて(湯谷温泉の方、ごめんなさい)、つまり余り客がいなくて、人ごみが大嫌いな私にとっては大変好ましい風情を持っている訳です。

    ええっと、足しげく通っていたのは多分2006年か2007年頃のような気がするのでもう4年か5年は経っているのか。
    もっと前かもですけど、兎に角可成りの時間が経過しているので、ひょっとしたら「のみ不可」になっているかもしれません。
    10時少しまえにお宿に電話をして確認すると、
    「はい、当館は今も立寄り湯をやってございます。今浴室やフロントを清掃しておりまして、御入浴頂けるのが概ね11時でございます。3時までやっております」
    との丁寧かつ嬉しいご返答。
    早速車に乗り込み北に向かい、約1時間で湯谷温泉に到着。
    足湯と温泉スタンドのある駐車場に車を止め、入浴グッズを鞄に詰めてJR湯谷温泉駅方面に歩き始めます。

    今回の来訪目的は勿論温泉に浸かる事もあるけど、下見というか偵察も目的としているのであります。
    このエリアには松風苑の他にどのくらいの数の「のみ可」な旅館・ホテルがあるか確認し、同好会へ報告しなければならないという非常に重いテーマを抱えているのであります。
    しっかりと務めないと、同好会構成員から手酷い吊るし上げを食らう事必定であります。

    歩き始めるとすぐに松風苑が建っています。
    お宿の所に大きな看板が出ており、そこには「都忘れの湯」と書いてある。
    さらにお宿に近づくと玄関先に「立ち寄り湯やってます」とも表示してある。
    よし、いいぞお。
    最初はエリア内を一通り歩いていろいろ確認してから松風苑で入浴しようかなと思っていたんだけど、もう辛抱たまらん。
    足が勝手に自動的に動作してそっちに向かって歩き出し、自動ドアを抜けてお宿の玄関に至ると今度は意志に反して口が勝手に開いて、
    「すみませーん。お風呂に入りにきたんですけどどなたかいらっしゃいますかぁ?」
    なんて言っているのです。
    で、出てきたお宿の人に800円払い、ロビーにある自販機でお茶を買い、緑色のスタンプカードにはんこを押してもらって早速浴室へ。
    あの頃と全く変わっていない脱衣場と浴室です。
    物事や状況を昔のままに保つという事は大変な努力がいると思うのだけど、兎に角本当にあの頃と何一つ変わってないです。
    嬉しい限りです。
    裸になって浴室に入ります。
    内湯浴槽はやや大振りできっちりしたスクェア。
    当然バイブラとかのギミックプレイはありません。
    そしてお湯は、やっぱりあの頃と同じ。
    清潔感溢れる澄明なお湯(言い方を変えれば「MTMM」で、特徴がないとも言えますが…)で、温度は44℃くらい。
    私にはかなり熱いお湯ですが、一般の人だったら少し熱いと感じる程度です。
    露天風呂は残念ながら立地条件的に余り眺望はないのですが(とは言っても当然まったく0ではないですよ)、お風呂そのものの作りが純和風の落ち着いたものですので、風情は申し分ないです。
    温度は内湯よりやや低めで、熱いお湯が苦手なわたしは必然的に露天ばかり入っている結果となります。
    まあ、掛け流しではなく、多分塩素とかも使っているんでしょうけど、上手にやっているのか塩素臭は全くないお湯です。
    11時少し前にお湯に入り始めて12時過ぎまで浴室にいましたが、その1時間と少しの間、当然の事ながら他の客は独りも現れず完全な貸切状態でした。
    僅か800円であたかも遠い場所にある温泉宿に泊まっているような風情が味わえる場所です。

    温泉に行かない日(56) ウォーキング&ジョッギング再開

    昨日の夜は薄曇りのなか皆既月食を遅くまで眺めていた為、今朝はやや遅めの7時少し前に起床。
    早速昨日買ったNB(New Balanceの事でありヌマヅベーカリー<現エヌビーエス>の事ではないよ♪)を履いてウォーキング&ジョッギングに出ました。
    足を少し傷めている状態(ジョギングには適さないコンバースを履いてジョギングしてたのが原因)での再開初日なので、無理せず兎に角歩く事に決めました。
    自宅近くにある運動公園まで早足で歩いて10分程度。
    到着すると公園内のお散歩コースをひたすら歩きます。
    どうやらこのコースは爺婆にフィットした大変マイルドなコースらしく、私以下の年齢のヒトは誰もおらず、私よりも遥かに上の御年と思われるじじいやばばあが矢鱈に目立ちます。
    要するに、現在の私の体力は彼ら並みという事であります。
    現実はちゃんと受け入れないとね^ ^
    しかし流石にジョギング用シューズ。
    如何に安物とはいえコンバースとは雲泥の差であります。
    体力さえ許せばどこまでも走りたくなる様な感触です。
    やはり何にしても道具っていうのは大事なんだなあと実感いたしました。

    で、しんどくも爽やかな気分で帰宅しテレビをつけニュースを見ると、見るも無惨な今国会の結果が報道されており、素晴らしい気分も一気に吹き飛んで行くという次第。
    全く情けない限りであります。
    大局観を持って国政に当たる大政治家が本当に少ない、いや、もういないですね。
    わたくしは基本的に亀井静香という男は好きではないですが、今度の国会に関して、
    「この緊急時に相応しい国会をしたかどうか、与野党問わず反省する必要がある」
    というような事を言っていて、これに関しては全くその通り。
    どこを向いて政治してるんだか、全く。
    「政治屋」という言葉があり、これはバカな政治家を揶揄する目的で使用すると思うのですが、「政治屋」は少なくとも生業として政治をしていて最低限の仕事はするんでしょうが、いまのギーンどもは「政治屋」の足元にも及ばない程度の仕事量の癖して「政治家」を持って任じているという点、政治屋の100倍も質がわるいですね。
    ははは。
    仕事しろよお前ら。

    いかんいかん、愚痴ってしまった。
    さて、湯谷温泉にでも行くかなっと。

    2011年12月10日土曜日

    禁煙不定期記(8) 123日目の喫煙考

    今年の8月中旬から禁煙し始めて本日で123日目。
    まあ、上手い事数字が並んだし、禁煙について書いてみようかなあ。
    久しぶりに皆既月食だしね(関係ないか)。

    ┏━\<^-^*> ニコレット禁煙カウンター |^ロ^|/━┓
    【禁煙開始】2011年08月10日【禁煙日数】123 日目!【経過時間】2936時間00分40秒
    【禁煙金額】40,370円【禁煙本数】1,835本【禁煙長さ】156.0m
    (^-^)∠※【祝】90箱(1800本)<153m>達成!海峡ゆめタワー(山口県)<153m↑>に到達!
    ┗━ p(^-^)q ━━ http://www.kinen-ch.com ━━━┛
    ふうん。
    123日・40,370円・156m(あ、Hydeだ!)・1.835本…
    いろんな数字が並んでいて、数字嫌いな私としては頭がくらくらしてくるけど、まあ今の所こういう状況なんですね、成る程ね。

    もうすっかり煙草なしの生活に慣れちゃったんで、再び喫煙セイカツに戻ろうとは思いません。
    けど、時々ここにも書いている通り、決して煙草が嫌いになったりしていなくて、疲れてたりイラついた時には非常に吸いたい気持ちに襲われたりします。
    そんな中、オレもまあよく頑張っているなあとは思います。

    お昼に飯喰ってる時に、同僚や部下のヤツが横で煙草吸っててもそれは全然平気だし、飲み屋で隣のオッサンやおねいちゃんがスパスパやり始めても平気で我慢出来るし。
    そっち方面はダイジョウブなんですよね、不思議とね。

    123日前、それ以前の私だったらゼッタイに考えられない状態ですよね。

    でもね。
    わたし多分死ぬまで、煙草を嫌いにはなれないと思います。
    煙草は好きだけど、やめている状態と言うか。
    決別感に薄いというか。

    カイシャに、私より随分前に煙草をやめた仲のいい男がいて、そいつもおなじような事言ってた。
    「都合により一時煙草を『休憩中』です」
    って。
    そいつは、
    「余命幾ばくもなくなって、もう明らかに数日で死ぬという事が判明したら、例え死因が呼吸器系疾患であったとしてもゼッタイ煙草を吸ってやる」
    とも言っていた。

    うん、全面的に賛成ですね。
    賛成!

    今の自分にとって喫煙する事は意味がなく、危険で、全くバカげた事だと思うからやめてます。
    やめてはいますがね、ただ「明日死にます」という状況になれば、意味がない事をやってもいいと思うし、危険を考える事も正に「意味ない」し、バカな事やっても知れているし、そもそも本来好きなものを我慢してやめているだけの事なんで、先がもうないのであれば禁煙する理由は全くない訳で、勿論ためらいもなく吸うと思いますよ。

    大好きなマルボロのソフトパックを死ぬ前日に1箱か2箱。
    ゆっくり味わって灰にしたいですね。

    温泉に行かない日(55) 松の湯(松乃湯)未遂事件

    例によって本日土曜日も午前中仕事。
    13時過ぎに事務所を後にして一旦帰宅し、着替えてから靴屋に行きました。
    数週間前からダイエットの為、朝晩30分程度歩いたり軽く走ったりしていたのですが、それをコンバースという全く不向きな靴でやっていた為か数日前から足首から先に伊丹や違和感を感じるようになったため、きちんとした靴を買いに行ったのです。
    しかしわたしは貧乏人。
    そんなにカネはかけられない。
    店内である程度あたりをつけた後、店員のおねいちゃんに、
    「素人が歩いたり軽くジョギングしたりするのに最適な靴をくれ。但し予算は5000円以下だ」
    等と言う無理難題を吹っかけ、New Balanceの何とかいう靴を購入。
    これで今日の夕方からはマトモにウォーキングが出来る様になります。

    そんなこんなするうちに15時を過ぎたため、久しぶりに松の湯に行く事にしました。
    今日はこの冬一番の寒さだし、松の湯のお湯は先週行ったみよし湯のお湯と同様、冷えた体を熱々にしてくれるに違いない。
    最近は銭湯三昧だけどまあいっか、と思いつつ車を走らせる事約10分。
    現地に到着しました。
    が、なんか様子が変なのです。
    ここはたしか、一般的銭湯と同じく15時スタートで定休日は日曜日の筈。
    繰り返しになるけど、今日は土曜日で着いたのは15時30分過ぎくらい。
    ところが何時もかかっている暖簾は見当たらず、人の雰囲気もない。
    おかしいなあと思いながら駐車場に車を止めてガラガラと引き戸を開けてみると、あっさりと開いてしまいましたが、中には矢張り誰もおらず、灯りもついてなくて薄暗く、大掃除をやりかけてたけど途中で放ってある感じの雰囲気で板場は散らかっていました。
    臨時休業の貼紙も見当たらず[1]、状況がよくわかりません。

    どうしようもないのでそのまま引き戸を閉め、車に乗って帰ってきました。
    うーん…
    年末だし、大掃除なんですかねぇ?
    廃業の雰囲気は感じなかったけどねえ、不思議です。

    [1]
    これはわたしの観察不足であり、後に書いたように実際にはちゃんと掲示はありました。
    くわしくはここ

    2011年12月7日水曜日

    温泉に行かない日(54) 湯谷温泉Ageinその2

    時は過ぎ今に至る訳ですけど、最近新しい友人が何人か出来て、彼らと「温泉に行きたいね」なんていう話をしたりする事がある訳です。
    最初のうちは気が大きくなったりして、
    「おっしゃあ、こうなったら東北有色濃厚温泉巡りかあ」
    とか、
    「別府だろ別府にとどめを刺すだろ」
    なんて大風呂敷的な話もしていましたが、現実は全員「貧乏ヒマなし状態」である為、近場で温泉風情にひたれる場所がいいという事に落ち着いて、ならば湯谷温泉がいいだろうと、そういう事になりそうな次第です。

    私が湯谷温泉に通っていたのは大昔のこととて、今現在どのような状況になっているかは寡聞にして存じ上げません。
    という事で今週末、何でか知らんが入り込んでしまっている仕事の隙間を縫って、湯谷温泉下見をしたいと思います。

    かつ、やはり記憶が曖昧なのですが暫く前にネットか新聞か週刊誌かなにかで「湯谷温泉 新源泉」みたいな記事を見た記憶があるので、そちらもついでに確認してみたいと思います。

    温泉に行かない日(53) 湯谷温泉Ageinその1

    遠い昔のことゆえ記憶も定かでは無いんですが、仕事に行き詰まった時期がありまして3ヶ月ほどお休みしたことがあります。
    主治医からは「仕事以外は何をしてもいい」というアドバイスを受けていたためこれ幸いと、寝てるかプラモデル作ってるか夜になって酒呑んでるかの生活をしてました。
    今から考えると、まあ夢のような3ヶ月だったわけですが、1ヶ月もすると、寝るのにもプラモデル作りにも酒にも飽きが来ます。
    で、始めたのが湯谷温泉通いでした。

    湯谷温泉には自宅から車でだいたい1時間ほど走ればつきます。
    非常に適度なドライブ時間ですので、行き帰りとも楽しめます。
    あのエリアでは1ヶ所だけ日帰り入浴が正式に可能な場所があり、そこは鳳来ゆーゆーありいな(愛知県新城市能登瀬壱輪23-1:0536-32-2212)と言いますが、プール併設のいかにも混みそうな施設で、そこには行きませんでした。

    私がもっぱらやっていたのは旅館の日帰り、いわゆる「のみ可」の旅館を探して入ると言うことです。
    一般的な人にとっては、ぱっと見には高級そうに見える旅館に入って、
    「お風呂だけ入れますか?」
    って訊くのは結構ハードルが高いらしいのですが、わたし自身は今も昔もそうでもなく、フロントにずかずか入っていっては確認し、OKならば入浴し、NGならばゴメンナサイと言って旅館を後にしていたわけです。
    仕事に行き詰まって休んでいる者とも思えぬ積極的行動ですが、仕事と遊びは違いますんでね、ははは。

    最も通ったのは、松風苑(愛知県新城市豊岡字滝上64-3:0536-32-1578)というところで、大変清潔で落ち着いていて好ましい雰囲気の旅館。
    そうだなあ、3ヶ月の休職中どうだろう、30回とか40回位は通ってたかもしれません。
    1回700円[1] というまあやや高めの価格設定なんですが、平日にも入浴のみの客を受け入れてくれて、大変雰囲気の良い露天風呂もあり、(恐らく加熱循環はしているものの)肌触りの良い泉質を持ってるとなれば通ってしまうのが人の情というものでしょう。
    当時は本当に嬉しがって通っていましたね。

    [1]
    2011年12月11日追記。
    本日久しぶりに現地に行ったのですが、入浴料は¥800でした。
    記憶が異なっていたのか値上げしたのかは定かではありません。

    2011年12月4日日曜日

    みよし湯(3)

    ワタクシの煩悩はこれほどまでに強いのか?

    14時ちょい過ぎくらいまで、
    「あかん。これ以上のキャッシュアウトは許されへん!今日はゼッタイに外出禁止じゃ!」
    たるオブセッションに凝り固まっていた癖して、15時を少し過ぎるともうどうにもこうにも我慢出来なくなって、結局はみよし湯に出かけてしまった根性なしのわたくしでありました。
    だって、今日すっげえ寒かったんだもん。
    暖ったかいお湯に我が身を任せたくなったんだもん。
    しかも、変なスー銭じゃなくて、ちゃんとした「銭湯」でそうしたかったんだもん。
    仕方ないでしょ。

    で、クルマに乗りこんだ訳です。
    10分程度のドライブで、そうですね、開店(っていうのかな)後30分程過ぎた15時30分過ぎに着いたのですが、案の定銭湯の前の3台分ある駐車場[1]は満車。
    なのに、そのうちの1台が丁度出車している所で、その後に無事止められた。

    うーん、出車した若いにいちゃん、すげえな。
    わざわざ車で来て、もうひとっ風呂浴びて帰宅するとは。
    粋と言うか、いなせと言うか、江戸っ子っぽいって言うか…

    まあいいや。
    とにかく薄ら寒いので、300円払ってさっさと脱衣して浴室に入り、ケツの穴とおちんちんを慎重に充分に洗い清め、早く体を温めたい一心で、あの秀逸な構造の浴槽に身を投じた訳です。
    身を投じたと言ってもそれは比喩であり、どっぽーんっと入った訳じゃないですからね。
    先客たるジジイの迷惑にならぬよう、静かにそーっと身を投じたんですよ。

    で、その先客たるジジイの腕や背中をふと見ると、何だか所謂「彫り物」がしてある。
    ううむ、元々「彫り物」とか言われるのは、別にヤクザの人々の専売特許ではなくて、裸体系職業の人々(まあステレオタイプ的に言うと、例えば一心太助とかの片肌脱いでなきゃ仕事ができない感じの職業の人)が心意気を示す為にやってたらしいですね。
    このジジイは果たしてどっちなのか?
    裸体系職業の心意気方面なのか、ヤクザ方面なのか?
    でもこのジジイは、じっと気持ち良さそうに目を閉じたままお湯に浸かっているだけです。

    果たしてこのジジイは俺にとって危険なのかどうなのか、そう考えながら浴槽を出て頭と体を石鹸で洗いながらふと右を見ると、さっきのジジイとは別人のジジイが私同様体を石鹸で洗っていて、その背中にはやや小振りではあるが見事に彫られた薬師如来っぽい感じの仏様が…

    あかん、だめだ、ヤバい。
    こっちのジジイは、モノホンだよ。
    だってあなた、なんてったってアイドル、じゃない、薬師如来ですよ。
    今日日のバカな若いヤツや変なガイジンがシャレで彫ってる(というか、貼ってる)薔薇とかとは違うもん、それって。
    気合いが違いますもん。
    先日カイシャで受けた「不当要求防止責任者研修」(まあ簡単に言うと、カイシャにやってきたヤクザへの対応を学ぶ研修)で上映されたビデオに出てきた怖いヤクザを思い出しました。
    また、浜松地区はY口組の勢力範囲で、意外にヤクザ人口が多い事も思い出しました。
    石鹸の泡を薬師如来に飛ばさぬよう気をつけて体を流し、さっさと浴槽に入りました。

    少しくビビりながら入浴していると、ついに薬師如来の方も浴槽に入ってきました。
    二人の彫り物ジジイにサンドイッチにされてる状態です。
    先客のジジイは以前として瞑目したまま、ピクリとも体を動かす事なくお湯に浸かっていて、それはそれで不気味です。
    薬師如来の方のジジイはどうやら加齢により体の節々が堅くなっているらしく、わたしともう一人の彫り物ジジイに向かって軽く会釈してから、お湯の中で屈伸したり、浴槽の縁に掴まって体を延ばしたり、「うー」っと唸りながら体をねじったりし始めました。
    その様子が実に気持ち良さそうであり、なんというか危険な香りは全く漂ってきません。
    寒がりで関節痛持ちのジジイがでかい浴槽で体をほぐしているだけのことの様です。

    で、もう一人のジジイは、まあ言うまでもなく依然としてじーっと気持ち良さそうに目を閉じたままお湯に浸かっているだけです。

    ビビって損した。
    私も急に気が抜けてしまって、薬師如来ジジイと同様に浴槽の中で柔軟体操なぞ始めたりして、みよし湯を存分に楽しんだのでありました。

    [1]
    みよし湯の入り口正面には3台分のパーキングスペースがありますが、番台のおばさまに伺った所、温泉向かって左側の方にあと数台分のパーキングスペースを確保しているとの事です。
    でもこの辺は結構狭い通りで周辺にコインパーキング等もないので、出来れば遠州鉄道(所謂「赤電」)等の公共交通機関を使った方がいいかもです。
    そうすればとなりの炉端焼の店や、とりひちでいっぱい引っ掛けて帰れるしね♪

    温泉に行けない日(1) 経済的引きこもり

    今朝は10時に起床。
    どうも気圧の変わり目が当地を移動中のようで、外は凄い強風で窓から激しい風切り音が聞こえてきます。
    風は強いけどお天気そのものは快晴で、つまりこれは「放射冷却」により気温が上がらない事を意味します。
    風が強く、気温が上がらない日。
    正常な神経を持つ人であれば「風は強いし寒いし、まあ今日の所は外出はやめとこう」という事になると思います。
    しかあし!私の場合は違う。
    こんな日こそ、積極的に外出したい。
    外出して思うが侭に温泉に浸かりたいのです。

    説明しよう。
    私は非常な暑がりです。
    暑がりなのに温泉が好きというダブルバインドな業を持つ男。
    温泉好きな私としては出来るだけ長くお湯に浸かっていたいんですけど、非常な暑がりとしての私としてはすぐに出出たがるし…
    そもそも一般的なヒトであれば何の問題もない適温なお湯でも私にとっては熱く感じるし、さらに一般的なヒトが「お、こりゃちょっと熱いなあ、くう〜っ!」くらいのお湯の場合、わたしにとってはそれは既に地獄の釜茹で状態であります。
    そんなのには入れない。
    従って例えば、焼津黒潮温泉元湯 なかむら館とか、蒲田温泉とか、静岡市営口坂本温泉とかいうやや高温のお湯を心から味わえなかったんです。
    でも、今日のような寒い日だったら、そういった高温系のお湯を心から楽しむ事が出来るだろうし、何時も行く温泉や銭湯にもより長く入る事が出来そうだし。
    絶好の入浴日和という訳ですね。

    …と、ここまで書いた時点で今は丁度12時。
    既に今日の半分は終わり、残るはあと半日。
    それなのに、こんだけ「今日は温泉日和」みたいな事を力説したのに、私には温泉に行く気配はない。
    何故か?

    説明しよう。
    今月は師走だ。
    師走と言えば宴会シーズンだ。
    先週から数えて既に3回もの宴会に参加し、今月中に参加せねばならない宴会が公的私的なもの含めてあと少なくとも最低でも4回予定されている。

    つまり、カネが足らない。
    全く不足している。
    少しでも財布からのキャッシュアウトを食い止めねばならない。
    外出しない理由はそれだけだ。
    悪いか?


    従ってこのポストのタイトル「温泉に行ない日(1) 経済的ひきこもり」は入力ミスではなくて、誠に正しい表記である事をお知らせいたします。
    とほほのほ(死語?)…

    2011年12月3日土曜日

    温泉に行かない日(52) お風呂嫌いな私の温/泉/週/記Map

    わたしが積極的に温泉に行くようになったのは、果たしていつの頃からなのかなあ。

    実は私はもともと温泉とかお風呂が余り好きではなくて(誠に尾籠な話で申し訳ないけど)学生時代や社会人成り立ての頃なんかは何日も何日もお風呂に入らなくても全然平気でした。
    風呂沸かすのってめんどくさいし、入るのもめんどくさいし、無論わざわざどっかへ風呂入りに行くのもめんどくさいし、どっちにしてもお金かかるし。
    風呂なんか入んなくても死ぬ訳じゃなし。
    うーんこれって「お風呂が余り好きじゃない」というか、もうむしろ「お風呂が大嫌い」というレベルですよね。
    だから大学時代とか、たまに実家に帰ったりした時に親から「温泉(とかスー銭)に行こう」と誘われても、基本行く事はなかったです。
    まあこれは「お風呂嫌い」ということもあるけれども、当時は結構アトピー性皮膚炎がすごく酷くって、人前で裸になりたくないという事も理由だったんですがね。

    ホントのお風呂好きの人は、例え温泉とか銭湯に行けなくても、せめて自宅の風呂には浸かるんだろうなあと思いますけど、私の場合は今でもそんな事はなくて、殆どシャワーで済ませてしまいます。

    だから、今こうして温泉とか銭湯巡りをしているのが我ながら実に不思議だと思います。
    思い出してみると、単身赴任で宝塚に行っていた頃が温泉銭湯巡りの始まりの様な気がするんです。
    さっき書いたアトピー性皮膚炎はその頃もしつこく続いていたんですけど、宝塚に住み始めたら何故だか解らないけど(宝塚の水が体に合ったのかなあとも思うんだけど)綺麗にアトピーが消えちゃったんですね。
    そしたら何だか不思議と「温泉にでも行って、だら〜っとした時間を過ごしてみるかな」という気分になってきて、だけど余りカネもないから、住んでいたアパート[1]から比較的近くて日帰り可能な「武田尾温泉 元湯」てとこに行ってみて、それでドスンと温泉に嵌っちゃった感じなんですね。

    それ以降温泉に目覚め、関西方面の日帰り可能な温泉に通い始めたという次第です。
    何年かして単身赴任生活も終わって浜松に帰ってきたんだけど、休みになれば相も変わらず温泉や銭湯に通う習慣はぬけません。
    我ながら実にヘンだなぁと思ったのは、誰かに聞いた情報を元に、神奈川県にある星山温泉[2]というとこに行こうとして、何回もリトライした事[3]です。
    以前までの私であれば、もうゼッタイにあり得ない状況ですが、温泉に嵌ってしまうとそれが別に苦に感じないというのが人間のアホな所ですな。

    そんな具合で、行った事のある温泉や銭湯がだんだん増えて行きました。
    こんなブログも始めたし、せっかくだから行った事のある温泉を地図にまとめておこうかなと思いついて作ったのが温/泉/週/記Mapで、今登録した地点を数えてみたら116箇所程もありました。
    まあ多少は行った事のない温泉や温泉以外の場所も含まれてはいますが、殆どは訪れた事がある施設です。
    意外にいろんな所に行ってるんだなというのが正直な感想です。
    わたくし、今現在47歳ですが、死ぬまでに1000ヶ所は踏破したいものだと思います。
    まあ、無理だろうなあ…

    あと、どーでも良い蛇足ですが、わたしは幼少のみぎりよりなんか地図っぽいものが好きで、ヒマになると日本地図とか路線図とかそういった類いのものを眺めていたのですが、そう言った性癖は大人になっても中々抜けないようで、今になっても↑のような地図を作ったりしてます。
    地図に何かを残すって事が好きな人は私自身も含めて世に溢れてるみたいで、だからこそGoogle Mapのよーなサービスが成り立つのかなとも思います。
    ちなみに、私は上記の温泉Mapの他に、
    といういずれも大変にふざけた地図を後悔していますので、違うよ、公開していますのでご笑覧の程お願いします。
    特に「Jimotyのためのトイレマップ」に関しては、もしあなたがお志のある方であり、また公衆トイレの未来を憂慮されている方であるならば、是非加筆や修正等して頂けると大変に嬉しかったりします。

    [1]
    兵庫県宝塚市小林の辺り。
    小林は「おばやし」と呼びます。
    小説・映画「阪急電車」で翔子が降りた小林駅の近くに住んでいました。
    http://www.hankyu.co.jp/movie/locationmap/takarazuka.html

    [2]
    横須賀にあるのに秘境、という事でとみに有名だった事を後で知りました。
    なぜ秘境かは、行けば解ります。
    行き方が難しいという理由だけで秘境と呼ばれている訳ではありません。
    泉質は最上級です。

    [3]
    ここは本当に道がよくわからなくて、浜松から5回目位でやっと辿り着けた。
    多分、ネットとか本とかを丹念に調べれば一発で行けたのかもしれないけど、それじゃあ面白くないじゃん、という気持ちも働いていた気がします。

    2011年12月2日金曜日

    温泉に行かない日(51) 歩け!走れ!

    温泉に行かない日(50)  食欲には勝てない の続きです。

    あれ以降も体重に関しては最悪の状態が続いています。
    私の意識の中では「55㎏を超えたらヤバし!」と言うのがあったんですが、先日その大台をあっさりと乗り越え、現在ついに56㎏。
    なぜ、急にかくも激しく体重が増加し始めたのかと、自分を責めず誰かを逆恨みしたい気分であります。
    通っている病院で知り合いになっている看護師さんからは、
    「なによ○○さん、あなた全然太っていないじゃない。な~んにも気にすること無いのよ。あなたくらいのトシになったら、ちょっとくらい太った方が良いのよ。煙草やめたんでしょ?煙草吸い続けてヘンな死に方したいか、煙草やめてちょっとくらい太ったとしても幸せな死に方したいのか、って話でしょ」
    と「気にするな発言」を頂きましたが、この数ヶ月の間に10%も体重が増加するのと言うのはやっぱりおかしな事態じゃないですか?
    ダイエットだけではダメだということで、今日のように雨が降っていない限りは毎朝毎晩30分づつ歩くことにしました。
    が、まだ始めて数日だし、効果は見えないし、歩くだけでは何かあんまり「体に負荷を与えてる感」が薄く不安なので、やり方を変更し、「朝は全力で30分歩き、帰宅後は全力30分歩き+軽いジョギング30分」というようにしました。

    わたくしは意外にも中学時代は陸上1500m選手であり、高校1年は登山部に所属してまして、つまりその4年間は毎日のように走っていたのです。
    高校2年以降は一切の運動競技から手を引いたため全く運動はしていませんでしたが、とにかく陸上経験があるため、30分程度の歩きやジョギングなんて軽いもんだとおもっていました。

    ところがどっこい、天罰覿面であります。

    2日ほどやっただけで極めて深刻な筋肉痛に襲われ、走るのはもちろんのこと、歩くのも、大便のために大便器に座ることもままならない状況であります。
    幸いにここ2日ほど雨のため走ることが出来ず、良い休息日になっているのですが、今夜辺りからは晴れそうなので走りに復帰しなくちゃ行けない。
    この筋肉痛のままで走れるか?
    しかし、やせるためには仕方無い、頑張ります。

    2011年12月1日木曜日

    清水湯(1)

    先般は私的な野暮用があり、一旦西の方に行ってから関東方面へ。
    温泉・入浴とは関係ない所用だったのですが、以前友人から聞いたお話しが気になり、江ノ電和田塚駅から500m程歩いた所にある清水湯(神奈川県鎌倉市材木座1-10-24:0467-22-4697:15:00〜21:00:¥450:火金定休:Pは入り口前に3台、銭湯正面左手の細い通路で通じる裏庭に3-4台分あり)に行きました。
    以前聞いたお話しと言ってもそんな意味が深いわけではなく、
    「建物がいい。一見の価値有り」
    みたいな内容でした。

    16時過ぎに清水湯に到着。
    季節は既に冬であり、お日様の落ちるのはつるべ落としなのですが、流石にまだ暗いという所までには至っていません。
    だから建物の様子がよく見えます。
    まさに「古色燦然」[1]たる堂々とした昭和建築。
    昭和建築、なんていうと明らかに知ったかぶりな表現ですね。
    要するに、今の私くらい或いはその上の年代のオッサンおばさんに「子供の頃行った銭湯の絵を描いてみてよ」といったら、そうだなあ、半分以上の人は必ず書く様な感じの、典型的な銭湯建築(そんな言葉あるかどうかは知りませんけど、イメージを感じてください)です。
    堂々たる佇まいであり、建物の奥に高くどーんと聳え立つ煙突が誠にしっくりと建物に解け合っています。
    なんか、私みたいな軽めのオッサンには明確に不釣り合いな、立派な銭湯であります
    しかし、わざわざここまで来たのですから、如何に押され気味とは言っても入らない訳には参りません。

    よし、行くぞ。

    石鹸会社提供の「銭湯」と書かれた青い暖簾をくぐります。
    そのすぐ奥にある下駄箱。
    左が女湯、右が男湯です。
    靴を下駄箱に仕舞い、私と同じくらいの年齢に見える番台の女性に「こんにちは」と挨拶し、代金を支払い中に入ります。
    天井が非常に高い室内で、脱衣場と浴室を区切っているのは透明なガラス戸です。
    ゆっくり服を脱ぎ、タオルと石鹸を手にして浴室へ。
    脱衣場同様、思わず「ほおー」と声が出るくらい非常に天井の高い開放的な浴室です。
    浴室の男女比は大体3:7くらいで、男湯の方が大きい。
    その浴室では地元の爺さんが数人、湯に浸かったり体を洗ったりしています。
    理想的な客筋です。
    伝統的な銭湯ですので、ハード面でのギミックは一切ありません。
    浴槽は浴室の真ん中にあって、これは私が好きなみよし湯と同じタイプですね。
    浴槽は大体7:3くらいに区切られていて、入り口寄りの狭い方は気泡湯で、広い方は普通の静止湯。
    お湯は私にとって可成り熱めの46℃。
    充分に描け湯をして体を清め、静止湯の方に浸かりました。
    ふと横を見ると、壁には鯉と金魚が描かれたタイル絵(って言うんですかね?)があしらわれていて、なかなか粋な感じです。
    ほほうしゃれてるなあ…、と思いながらそれをよおーく見ると、絵の端っこには「九谷焼」と読める字が書かれている(違ってたらごめんなさい)。
    九谷焼!凄い凄い。
    暫く浸かって浴槽を出て、関東型ケロリン桶を使って頭と体を石鹸で綺麗に洗い、先程よりも混み合ってきた浴槽に仁義を切りながら再び入ります。
    混んできたのは、鎌倉に遊びに来た観光オッサンが大挙として風呂に入ってきた為なのですが(会話で判明)、その観光オッサン達は意外にも大変にマナーが良く、でかい声で喚いたり、ケツの穴やちんちんを洗わないままいきなりドボン等という暴挙に出なかった為、別にヤな思いはしませんでした。

    その後、私と同じ程度の年季と思われる初心者銭湯マニア3人組が入ってきたのですが、そいつらもどうやらこの銭湯の雰囲気や気持ち良さに感心しきりの様子でありました。

    私も素晴らしい銭湯に入れた事に感謝しつつ、浴槽を後にしました。

    流石鎌倉。
    昔から続く良いものを生活の中で大事に守って行けるというのは、矢張り鎌倉ならではなのかなあ、と思ったりしました。
    鎌倉市内にはあと4軒の銭湯があるとの事です。
    なかなか行く機会もない場所なので全部制覇するとしても時間がかかるのが必至ですが、いずれ星山温泉に再訪する計画もあり、それに併せて少しずつ訪れてみようかなと考えています。

    なお、清水湯に関して一部のWebSiteには「ご主人がなくなって廃業した」との情報が書かれているものがありますが、少なくとも私の訪れた時点に於いては上記の通り営業していましたので、ご安心してお出かけください。

    [1]
    汽車紀行文学の重鎮、宮脇俊三氏が「古色蒼然」をもじってかつて自著の中で使った造語。
    この清水湯といい、浜松のみよし湯や松の湯といい、長い歴史を持っている銭湯はいずれも正に「古色燦然」という形容が相応しいと思います。