2015年11月8日日曜日

温泉に行かない日(303) 不思議な出来事

具体的な日時・場所などは話の特性上控えますが。

ある時、高速道路のある線区(あ、こりゃ鉄用語だな)を走っていた時のこと。
よくようつべで、意味なくぶっ飛ばすアホのことを撮影した動画で「あいつアホやな。漏らしそうなんやろ」という揶揄のコメントを見ますが、その時私は実際におしっこ漏らしそうで(トシ食うと近くなるもんだ)、何キロか先にあるSAかPAに向かって急いでいたんですね。
したがって制限速度を超過して走っていたのは、はい、認めます。
その日のその高速は比較的空いていたので、迫り来る尿意と格闘しながら基本は走行車線を走行し、前に自分より遅い車が現れると追い越し車線に出て抜いてまた戻るという走り方だったんですが(追い越し車線を延々と走り続けるはバカのやることです)、その出来事が起きた時も同じ仕儀で走行車線を走る一群の車を抜いたわけです。
で、まあ多分読者の想像通りなんですが、抜いた瞬間その車列の中から一台の覆面パトカーが追い越し車線に躍り出て、同時に赤色の回転灯を点灯して私を追尾し始めたのであります。
理由があるとはいえ速度超過してたのは事実でありますので、私は素直に速度を落として走行車線に戻り、さらに逃げる意思がないことを示すために数回左にウィンカーを出した上で覆面を先行させ、後に従ったわけです。
その時点で覆面は回転灯を消灯しました。
あと、パトカーにとっ捕まったことがある人はご存知でしょうが、リアウインドウのところに取り付けられたLEDパネルでメッセージを表示させるやつがあるでしょう。
普通だとそこに「あとに続け」とかいうようなメッセージが表示されるのが常なのですが(「常」って。何回かとっ捕まってることを図らずも露呈してしまったようですな、はは)、今思い出してみるとその時はその表示もなく、ただしかし申しひらきはできない状況だったので、素直に覆面の後をついて行ったわけです。
やがてインターが近づき、覆面が降りて行ったので私もそれに従いインターを降り、覆面が停車するのを待ちました。

不思議な出来事はその時起こりました。

料金ブース手前の、あれはなんていうんだろう、流入車線と流出車線を区切る赤白のブロックのようなものがあるでしょう。
覆面はそこに設けてある切れ目をUターンしました。
私もそれを追っかけて同じようにUターンしました。
しかし普通、そんな危険なことはパトカーは被疑者にはさせないと思います。
速度超過とかでとっ捕まえた車は、高速バス停とか安全な場所に安全な方法で停車させるのが普通です。
しかしまあ兎に角早く取り調べしたいんだろうと思って、私はその覆面の後ろをついてUターンしました。
そしてできるだけインターの端っこに停めたのですが、びっくりしたことにその覆面、私を置き去りにして、もと来た方面に戻って走り去ってしまったのです。

え?
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実際に事が起こった場所は違いますが、例えば東名を下り方向に沼津から富士方面へ走ってる時にとっ捕まったとして、その覆面は富士インター内をUターンして私を置き去りにして沼津方面に戻って行ってしまったという感じです。

私は驚いて、走り去るその覆面に何回かパッシングして「俺ここに停車してるんすけど」というシグナルを送りましたが、それに全く反応する事なく、全く普通に、全く何事もなかったように走り去ってしまったのです。

取り残されました。
インターに。
私だけ。

起こった出来事をどう判断してよいかわからず、ただ、このまま走り去ってしまった場合「逃走した」と判断される可能性も否定できないので、ハザードを出したまま結構長い時間覆面が戻ってくるのを待っていたのです。
しかし、待てど暮らせど覆面は戻ってくる様子はなく、これ以上インター内で待っていても逆に危ないし、JHの職員に不信感を持たれそうだったため、ビクビクしながら出発しました。

なんか未だに白昼夢というか、狐に化かされたというか、とても不思議な感じです。
もし同様の体験をなさったという方、あるいは高速警察隊の取り締まり運用の内実に詳しい方がいらっしゃったら、是非コメントをお願いします。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。