2015年11月3日火曜日

プロジェクト "山神社"(11) 山神社

ちょっと遠くの山神社にドライブがてら行ってみました。
行ったのは、山梨県南巨摩郡身延町杉山1533(地図から住所検索による検索結果)というところにある山神社。
富士からだと、JR身延線沿いを走ってR300→山梨県道412という感じでだいたい1時間30分ってとこですけど、この最後のr412が曲者。


地図で見ると何の問題もない県道に見えたので何の覚悟もなく行ったんですけど、地図にある「ヤマメの里」(キャンプだか何かの施設らしいが現在は休業中らしい)のあたりから目的地の山神社までの間はほぼ廃道。
© ill-health(ruephas)
2015

ちなみに、あまりに荒れ果てた県道(この手のマニアがいうところの「険道」。他に「酷道」「死道」などという用語もあり)のため、それこそ廃道マニアがブログか何かで書いてるんじゃないかとちょっと探してみましたが、あまり有名ではないらしく、はかばかしい結果は得られませんでした。

しかし荒れてはいるものの、道沿いに電柱が立っていて電線が奥に続いていることと、微かながらに轍が認められるので行っていけんことはないだろうと覚悟を決め、アンダーパネルに石をゴリゴリこすりつけながら前進。
おんぼろスイフトであればこそできる荒技であり、ロードスターに買い換えたらこんなことは絶対にできない。
山神社探索用にボロい軽自動車でも買うかな。
そんな金はない。

ずっと道幅は十分に確保されていたのだけど、途中から、これはもうスタック確実というような路面状況になったため、車を乗り捨てて後は徒歩。
400mほど歩くと、荒れ果てた道の先に突如として箆棒に立派な赤い橋が出現してやや驚きました。

© ill-health(ruephas)
2015
この橋、Google Mapには載ってません(航空写真モードにすると確認できます)。
上のMapでいうと、目的地の山神社の手前あたりにあり、横の川を西側というか北側にわたっています。
写真でわかる通り、橋及びその手前は舗装されており、砂利はあるものの一見大変快適な道路に見えますが、舗装されているのはその部分だけ。
前後は普通車ではまず走れない路面状況であり、そんな道になぜかくも立派な橋が架けられているのかが全くわからないです。
橋の向こうにも行ってみましたが、もうかなり大きな石が転がり放題の徹底した荒れっぷり。
本当にこの橋の意味が全くわからない。
もしかしたら、ヤマメの里の先で途切れている道と繋がっている(あるいは繋げるつもりで作って途中で頓挫)ということかもしれませんが、今日は廃道マニアとしてではなく、大山くんサポーターとしてここに来ているので、先の探索はしませんでしたがね。

しかしくそ、俺は山梨県民ではないがこれは全く税金の無駄遣いじゃないか、などと怒りを覚えつつ、どんな名前の橋なのかを確認してみようと銘板を見てびっくり。

© ill-health(ruephas)
2015
やまのかみはし。

ほんとですか?
山之神橋ですぞ。
俺が愛してやまない大山くんの名前が、税金の無駄遣いの結果できてしまったものとはいえ、立派な交通インフラのネーミングに採用されているとは‥。

すごいじゃないか大山くん。

やはり君はやればできる神様なんだよ。
YDKだ。
うん、自分を卑下することはないんだ。
前を向いて、胸を張って歩けばそれでいいんだ。
その姿をきっと誰かが見ている。
俺とか、土建業者とかでも見ているんだ、うん。

とか思いながら感涙にむせんでいたのですが、まあ常識的に考えると、橋の周辺にある特徴的な施設が山神社以外に何もなかったので仕方なく、というのが実際のところでありましょう。

さて、橋を渡らず右手の砂利道を入ったあたりに山神社はあると地図は示しています。
© ill-health(ruephas)
2015
その通り進むと、巨大な砂防ダムが出現しますが、そこには神社が潜んでいる雰囲気とか気配とかは全く感じられません。
ううむこれはもしや、この砂防ダム建築により山神社は破壊せしめられておるのではないかとマジで心配になってきました。
砂防ダムの突端を右側に回り込むようにして向こう側に出ると、人工的な構築物はなく、山林のような感じになっていて、微かに神社存在の予感がしてきました。
目を凝らして観察すると、あった。
二本の木の間を渡すようにしてしめ縄というか、あれなんて言うのですかね、細い綱に白いヒラヒラのを何枚かつけたあれ。
人間界と神様の世界を区分してる感じのアレ。
© ill-health(ruephas)
2015

おお、神社だ。
山神社に違いない。
見回しても鳥居がないので、もしかしたらあれが鳥居代わりかもしれない。
白いヒラヒラ付きの綱をくぐる前に一礼して、実に歩きにくい参道を登っていくと、社殿がありました。
急な斜面に石垣を積み上げ、社殿を造営するスペースを何とか確保しています。
山奥にある山神社の多くは、石造りの祠だけであとはなんにもなし、というような簡素タイプが多いんですが、ここの山神社はそうではなく大変立派な社殿であります。
どのくらいの歴史があるのかはわかりませんが、社殿や石垣からは相当の時間が経過していると思われ、昔こんな山奥でこんな立派な神社を作り上げるには大変な努力が必要だっただろうと思われます。

© ill-health(ruephas) 2015

作法に則り参拝して「失礼します」とお詫びしてから中を拝見すると、綺麗に掃除された拝殿内には「大山津見之命」と大書された幟旗が何本かありました。

ああよかったなぁ大山くん。

こんな山の奥にあるのに、いいサポーターに恵まれているようじゃないか。
賽銭箱には塩飴が3つ置いてあったが、これは通りがかりのハイカーが、君が熱中症になるんじゃないかと気に病んで置いていってくれたのに違いない。
どうせなら水も置いてけばいいのになあ、大山くん。

いい山神社でした。

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