2016年1月16日土曜日

桜湯(1)

正月休みは貰いましたがその前後の仕事が本当に猛烈に忙しく、これ書いてるのは2016年に入ってからなのですが昨日までの1週間は51歳の老体にとっては本当に過酷なものでありました。
そういう事情で肉体的に、そしてそれ以上に精神的にはマジ疲れきっており、このブログへのポストは当然の事(デヴィッド・ボウイ逝去には色んな意味でショックを受けましたので流石に心境を記しましたが)、FaceBookへの投稿という簡単な作業も一切出来ないまま年を越したわけです。
今日は勤務先は休業ですので洗濯しながらこれ書いてますが、それらが終わったらやり残しの仕事をこなしに事務所に行くつもりではいます。

などと下衆な野郎の如く多忙を自慢気にひけらかして言い訳にしときます。

さて、実は前年2015年暮れの12月26日に、前から行きたかった静岡市内銭湯に行ってまいりました。
まず行ったのは桜湯(静岡県静岡市葵区駒形通3-2-1:054-252-1241:¥340:14:00-24:30:定休火曜)です。



 
JR静岡駅/静鉄新静岡駅からなら徒歩で20分弱の距離なのですが、この日は他にも幾つか銭湯に行くつもりであったので車を利用しました。
駐車場情報が上手く取れなかったため、近くにある駒形神社隣のコインパーキングに車をいれて現場へ。
銭湯はビルの1階にあり前面道路の歩道はアーケード。
アーケードの下には結構デカイ看板があり「桜 湯 二階サウナ風呂」と書かれてます。
サウナは銭湯の2階にあるようですな。
暖簾をくぐって番台でお金を払い脱衣場を見ると結構広めで古びた感じ。
木製ロッカーに服を入れて浴室に入ると奥側に浴槽が2つで右がジェット、左がバイブラ。
カランは両壁際と洗い場真ん中のオーバル型の島に並んでます。
お客さんはそこそこ入ってましたね。
結構結構。
体を洗ってから右側のジェット浴槽に入りました。
銭湯で困るのは時々篦棒に熱いということですが、ここ桜湯はやや熱のまあ適温といえるもので一安心。
なかなかの湯加減でゴキゲンなのですが、一つ困ったことに隣のバイブラ浴槽に入っているやたらに黒い色をした痩せたジイサンがず〜っと、
「ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう ろっこんしょうじょう …」
と唱え続けているんですね(時々噛んでいた)。
ろっこんしょうじょうってのは多分「六根清浄」の事で、私の拙い知識では、修行目的とかで山に登る時に唱える呪文のようなものだと思うんですが、もしその意味で正しければ、そのジジイが風呂に浸かり体を清めながら「ろっこんしょうじょう」って唱えるのもまあわからんでもないです。
わからんでもないが、それをず〜っと聞かされるオレの身にもなってほしい。
オレの脳味噌はゆっくりとだけど確実に「ろっこんしょうじょう」に占領され始め、しまいにはオレ自身も「ろっこんしょうじょう」と口走ってしまいそうな状態になりかけました。
思い出してみればこの黒いジイサンはオレが浴室にinした時点ですでに浴槽に居座ってたので、まあそのうちに俺より先にoutするだろうと踏んでいたのですが、そのジイサンにとっては入浴即ち修行のようなものであるらしく、outする気配がいっかな無い。
湯に浸かりながら一心不乱に六根清浄している。
これは埒があかんというやつです。
如何に適温とはいえ当方は基本熱さには弱いため、黒いジイサンを置き去りにして一旦浴槽を出ました。
仕方ない。
入浴客の邪魔にならん隅っこで火照った体をクールダウンしつつ、ろっこんしょうじょう黒ジジイの退去を待つこと約5分、ようやくジジイは六根清浄し終わり、浴槽から出て体を拭いて浴室から出て行きました。
うむ、これで安寧な気持ちで浴槽に入れる。
で、今度は六根清浄なきあとのバイブラ浴槽に入浴して10分ほどで私も出たわけですが、脱衣場では全裸のまま件の六根清浄黒ジイサンが椅子に腰掛けており、他の人には見えない誰かに向かって何か苦情のようなことを述べ伝えておりました。
試しにオレ、六根清浄のすぐ隣に座ってみたらどうなるか試してみましたが、残念なことに六根清浄にはオレが見えないらしくてオレには何の反応も示さず、ただただオレとか他の客には決して見えない誰かに向かって苦情を申し述べ続けてました。

いかん。
なんか銭湯の話というよりは六根清浄黒ジイサンの話に始終してしまいました。
すまない、強烈だったんだもん。

昔ながらの雰囲気を保った桜湯、いい銭湯ですよ。
ちなみに銭湯に貼られてた掲示によれば、近くに駐車場もあるようですのでご利用ください。

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たぶん。