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2024年11月5日火曜日

温泉に行かない日(551) 奈良近辺の日帰り温泉銭湯事情

単身赴任で奈良に引っ越してきてまる9ヶ月、11月には10ヶ月目に突入する。
引っ越してきてからここで書いた事と言えば、山の辺の道とか、奈良にある大山くん関連神社とか、奈良の昼呑み事情とか、メルくん(ロードバイク)に使うトルクレンチのことばかりで温泉銭湯の件は一切出てこない。
そもそも前回直接的に温泉銭湯のことを書いたのは、2022年7月16日土曜日にポストしたKAReN HaMaNaKo かんざんじ荘(1)というのが最後で、それ以降2年以上も温泉銭湯については書いとらん。
振り返って考えてみるまでもなくこのブログは「温/泉/週/記」というタイトルじゃ。
なのにここ数年風呂に関しては殆ど書かなかったわけじゃ
タイトル通りもともとは週に1回は風呂にでも浸かってそのことでも書くかなあ、という方針だったのに、13年も経つとこのような仕儀となる。

奈良に来てからは温泉銭湯にまだ行っとらん。
それには実は理由があり、こっちに来てからお肌の調子があまり良くないからじゃ。
ワシはもともとアトピー持ちのため敏感肌なんじゃが、こっちに来て気づかぬうちに心身ともにストレスを受けたのかも知れん。
ワシとしては肌に効能のある温泉にゆっくり浸かってお肌の調子を整えたいのは山々じゃけど、ワシと一緒に風呂に入る他人的にはあまり気分が良くないことじゃろうから控えておるわけじゃ。
したがってここ数ヶ月は、奈良の皮膚科で処方された塗り薬をしっかり塗って治癒に努めてきた。
その甲斐あって最近は公衆浴場に入ってもまあまあ大丈夫じゃろうというくらいまでには整ってきた。
となれば、奈良の温泉銭湯に早速行ってみたい気分になるというもんじゃ。

ただ、奈良で温泉に入った事がないかと言えばそうでもない。
ワシは2002年の秋頃から、暫く兵庫県の宝塚市というところで仕事をしとった。
その関係で、西宮にある武田尾温泉 元湯(兵庫県西宮市塩瀬町名塩4205‐1:現在は休業中)という温泉に時々行っておった。
武田尾温泉は昔ながらのいい温泉で気に入っとったが、武田尾温泉だけでは飽き足らず、遠く奈良の十津川村まで足を伸ばして湯泉地温泉 滝の湯(奈良県吉野郡十津川村小原373-1:0746-62-0400:¥800:8:30~20:00:定休木曜)というところに何回か訪れとる。
宝塚からじゃとクルマで片道4時間以上を要し、朝早めに出かけても帰宅は夜という感じでほぼ一日がかり。
当時はまだ若かったのであまり疲れは感じなかった(今はいざ知らず、じゃが)。
しかし失礼ながら、流石にそんな遠くにある十津川村。
いつ行っても誰もいなくて(本当にいないんじゃ。当時少なくとも4〜5回は訪れとるけど全て貸し切り状態じゃった)、川っ縁にある露天風呂は小さいながらも風情がありなかなかいい温泉じゃった。
嗚呼、あれから20年以上経ったか…。
随分トシを食ったけど改めて奈良の風呂を味わいたいと思う。
ワシは早速、奈良の温泉銭湯事情を調べてみた。
それがこの奈良の日帰り温泉銭湯一覧じゃ。
奈良市街地近くにある昔ながらの銭湯からそれこそ十津川村の辺りまでいくつか記載しとる。
しかしまだまだたくさんあると思うので、今後も調べを進めつつ実際に訪れてみようと思っとる。
これから季節は秋から冬に向かっていく。
温かい温泉銭湯をありがたいと感じるじゃろう。

2019年11月9日土曜日

温泉に行かない日(407) 京都の銭湯がとんでもない

ワシは平成ヒトケタ時代には一時期京都府に住んどった(京都市内ではないが)から、京都市街地及びその周辺には昔ながらの銭湯が幾つかあるのは知っとった。
しかしその方面を真剣に探索することはなかった。
先月の初めに琵琶湖南岸では銭湯が入れ食いであるというポストをしたが、その流れでやや気になっていた京都方面の銭湯事情をGoogle Mapで調べてみた。
結果はこのようなものじゃ。



うわあ。
♨で地図が埋め尽くされてしもうた。
面倒じゃからきちんとは数えてはおらんが恐らく30件前後はあるのではないか。
なんでまたこのように沢山の銭湯が残っとるのか考えてみたが、まあこれは想像じゃけれども、京都は歴史ある都市であり、要するに古い建屋がたくさん残っとる。
昔の建屋には現在のように各ご家庭に風呂がなかったからそもそも銭湯が多く、更に理由は諸説あるが幸いな事に第二次世界大戦などの戦火から逃れておるから、結果として沢山の銭湯が現存しとるのじゃと思う。

因みにじゃが上記地図の凡例じゃけれども、
  • ♨:水色:未湯
  • ♨:緑色:既湯
  • ♨:赤色:廃業
という区分にしとる。
多分Google Mapは閲覧者による情報提供などにより、まあまあそこそこに鮮度があるとは思うので、廃業になっておる銭湯はあまりないと思われる。

京都に住んどった25年前の時分には温泉銭湯に関しては殆ど興味がなかったため、このような状況であることには気づきもしんかったし、仮に何かの拍子に知っとったとしても入りに行くことはなかったじゃろうと思う。
今のわしにとって見れば誠にもったいない話である。
ワシは今じゃあ静岡住みなので、それこそ「思い立ってひょいと入りに行く」ということはほぼ不可能じゃ。
京都住みの銭湯好きの人が羨ましい限りじゃよ。
ここ数年仕事の内容が変わって、以前結構やっとった出張も最近めっきり行かなくなったので、会社の金を上手く使っての(横領じゃないよ。つまり出張ついでに銭湯に入りに行くという意味じゃよ)入湯もままならん。
従って、これら綺羅星の如く存在する京都の銭湯には中々行くことは敵わんが、まあ例えば時間を見つけて青春18きっぷとかを使って安く行くとか、クルマでぶらっと行ってみるとか、いろいろやり方はあるようにも思える。
あとは、定年退職後の愉しみにとっておくという手もあるじゃろう。
あと10年くらいじゃ。

ワシの住んどる市内には、昔ながらの銭湯は僅か2ヶ所になってしもうとる。
実に残念な状況じゃけれども、この度は少し足を伸ばせばまだまだ可能性はあるということがわかったので、それはそれで良かったと感じとる。


2019年11月3日日曜日

千人風呂(1)

豊橋に千人風呂(せんにんぶろ:愛知県豊橋市新栄町南小向93:0532-32-1126:電話番号いいふろじゃよ:¥440:12:00〜23:00)なる銭湯があるのは知っとった。
今まで行ったことはなかったが、最近愛知県方面の温泉銭湯を目指しとる流れに乗って本日行ってみた。
千人風呂と云えば伊豆は下田の金谷温泉が有名じゃが、他にもあったような気がする。
調べてみると下田の千人風呂の他に、
などが見つかる。
変わったところでは、長野県松本市に本社を構えるルピナ中部工業㈱という会社が東日本大震災当時、被災地に簡易入浴設備を無償提供し、それが千人風呂と呼ばれていた例もある。
まあ最後のものは除き何れの千人風呂も可成り有名なものじゃが、ワシが目指す豊橋の千人風呂はそのような有名で格調高いところではなく、気軽かつ安価に楽しめる銭湯じゃ。
ワシに似合いじゃろうと思う。

現地に着いて建物を見ると可成り大きなモノじゃった。
しかし、築後結構な時間が経過しとるのもわかる。
まあまあ古びておる。
中に入ってみると雑然感があり、しかしそれはワシにとっては不快なものではない。
券売機にお金を投入し大人440円のボタンを押すと、長年の仕様により角が丸くなった赤いプラスティックの札がからんと出てきた。
紙に印刷したものではない。
中々風情に溢れとる。
それを手にとってフロントに立っとるおばちゃんに渡して階段を上り浴室に向かう。
あ、そうだ。
きちんと確認はしとらんが、多分エレベータはないと思う。
2階に上がると広い脱衣室があり、コインリターン式のロッカーが充分な数設置されとる。
壁際にあるカウンターのような部分を見ると、有料のドライヤーが置いてある。
料金といい有料ドライヤーといい、可成り「昔ながらの銭湯」ライクな雰囲気が濃く感じられるお風呂じゃ。
浴室に行くには更に階段を登る必要があり、上りきった左側にある引き戸が浴室入り口になっとる。
引き戸をガラリと開いて中に入ると、これは広い!
天井はとても高くて開放感がある。
掛り湯もちゃんとできる。
浴槽はえっと幾つじゃったかな。
高温湯・変わり湯・ジェット浴槽・バイブラ浴槽・静止湯・電気浴槽があり、その他に打たせ湯(誰も使っとらんかったから、もしかして故障しとったかもしれん)とボディシャワーもある。
非常に充実したバラエティ豊かな浴槽構成じゃ。
洗い場を見やればこれまた街の銭湯チックな感じであり、すなわち固定式のシャワー(ホースがなくて直接壁にシャワーヘッドが付いとるタイプ)と、お湯と水が別々になっとるカラン。
加えて書くと、浴室内には石鹸シャンプー類は一切置かれておらん。
うむ。
つまり要するにここは「巨大な銭湯」じゃ。
所謂「スーパー銭湯」とは断じて異なる。
街にある昔ながらの銭湯がそのコンセプトのまま巨大化したものと理解するが宜しかろう。[1]
まずは体を持参の石鹸で清め、最初に入ったのが丸い形状をした浴槽じゃ。
かなり深い浴槽なんじゃけど、腰掛けるにちょうどよい段が設えられておる。
しかもその段が何と表現すればいいんじゃろうか、お尻側がやや低くなっており文字通り非常に「座りがいい」設計になっとる。
そのように座っても肩までお湯が来るベストの浴槽形状じゃ。
しかもお湯の温度が極めてワシ向き、つまりぬるい。
これはいい、いいぞ。
この浴槽はジェット浴槽だったんじゃが、実は入るまでそれとはわからなんだ。
単なる静止湯と思って入ったら、腰のあたりにある穴から弱〜くお湯が出ており、それが腰にあたって気持ちが良い。
如何にも腰回りのインナーマッスルに効きそうな微弱で優しい水流じゃ。
これならば良しじゃ。
最初に入ったその浴槽がこのように非常にいい出来であったため、ワシはゆったりゆっくり入っておった。

入っとって気づいたんじゃが、お湯がじゃんじゃん浴槽の縁からオーバーフローしとる。
この銭湯は当然水道局源泉の循環浴槽である筈じゃから、通常であらばオーバーフローなんかせんはずじゃ。
これは贅沢、しかし勿体ないなぁありえんなぁと思い浴槽をよく観察してみると、溢れたお湯は浴槽の縁の外側にぐるりと回された溝に流れ落ちてそれを回収し浄化し循環させとるようじゃ。
これはいい。
何故ならば、髪の毛や体の汚れは大抵の場合お湯の表面に浮く。
多くの温泉銭湯ではお湯を上から流し込んで浴槽の中から回収するから、お湯に浮いたそのような髪の毛や汚れが結構長くプカプカしとるケースが多い。
ここ千人風呂では浴槽の中にお湯を出して、それをオーバーフローさせて浄化し再利用しとるから、水面に汚れが少ないわけじゃ。

だめだ、このまま書き綴るならば意味なくダラダラとした長文になってしまう。
まだまだ書きたいことは多い。
今書いた浴槽があるところから更に階段を登ると露天風呂もあるし、ドライサウナと塩サウナもある。
それも書きたいし、それ以外のことも書きたい。

続きは次回、この千人風呂に再訪した際に書くことにしよう。

[1]
ただし、愛知県公衆浴場生活衛生同業組合(あいち銭湯)のサイトにはここ千人風呂の記載はないです。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.5
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
440
温泉コスパ
0.7

2019年10月4日金曜日

温泉に行かない日(396) 琵琶湖南岸では銭湯が入れ食いである

このブログでは何回か、と云うか何回も書いとるが、ワシが住んどるエリア近辺にある温泉銭湯はほぼ制覇しとって、新規に行くところが枯渇しとるという悲しい状況じゃ。
一時期富士市で単身赴任しとったが、その頃は伊豆方面とかに行くべき温泉銭湯が大量にあったんじゃけど、多くの未湯温泉銭湯を残したまま撤退せざるを得なかったのは残念至極。
今は慣れ親しんだ静岡県中部東部伊豆方面とは逆に、愛知県方面に活路を見出そうとしとるがなかなか進捗しとらん。

ワシはもともとどっちかと云うと関西系の人間なんで、本日昼休みにふと思いついてGoogle Mapで関西の銭湯事情を探ってみた。
たまたま選んだのは大津市の琵琶湖の南側辺りじゃが、そこで「銭湯」をキーワードにして検索掛けてみたら、まあわじゃわじゃ引っかかった。



リストにするならばこんな感じじゃ。


名称住所
近江湯滋賀県大津市錦織3丁目12−23
077-522-8835
大津湯滋賀県大津市大門通16−55
090-3820-1126
小町湯滋賀県大津市逢坂2丁目1−17
077-522-8131
神楽湯滋賀県大津市中央3丁目6−4
077-525-2915
都湯滋賀県大津市馬場3丁目12
090-3820-1126
容輝湯滋賀県大津市栄町17−10
080-3783-1126

テキトーな調べ方じゃから、実際には他にもあるかも知れん。
いずれもいかにも「昔ながらの街の銭湯」というワクワク感が漲った名前じゃし、電話番号の「1126」率も極めて高く好感が持てる。
更にもう少し視野を広げるならば、京都方面にもそこそこの数の銭湯が集積しとる。


うむわかった。
ワシは貧乏人じゃからそんなにしばしば遠出は出来んが、今後は小金を貯めてこちら方面に出かけてコツコツ「昔ながらの街の銭湯」を訪れてみようと思った。
銭湯的には誠に魅力的なエリアを見つけてしもうたよ。

2018年3月18日日曜日

東野湯(1)

何もワシは週末には富士市の歯医者に行っているだけな訳ではなくて、年に数回ぶらっと目的もなく東や西に行く事もある。
先週金曜日に休みを貰い、クルマではなく高速バスに乗って西の方に出かけた。
全く目的はなくテキトーな感じなんじゃけど、着いた京都で降りて銭湯に行ってみた。
詳しく調べたことはないんじゃけど、京都にはまだ結構な数の銭湯が残っているみたいで、これはやはりやはりアレかな、空襲がない事が幸いしたんだろうかなあ。
そういやあ京都では以前九重湯という京都駅八条口側にあった銭湯に入った事ある。
残念ながら2016年に廃業してしまいましたが…。

今回行ったのは山科区にある東野湯(ひがしのゆ:公式ウェブサイトなし:京都府京都市山科区東野百拍子町27-3:075-581-0926:マヌケなことに料金失念だが¥400ちょい:15:30〜21:30:定休月曜)という昔ながらの銭湯。
地下鉄東西線東野駅からそうだな〜徒歩10分くらいかな、便利な立地に建ってます。
入口は男女別になっていて左が男で右が女。
暖簾は定番の牛乳石鹸仕様でした。
雰囲気あるな〜。
入口入っていきなり番台かと思ったんだけど、男女別の入口になってるのに中に入ると玄関みたいになっていてそこは男女共用スペースでその次の扉を抜けたら番台ですな。
番台にはおばあさんが座ってて、爺さん客と昨日近所で起こった交通事故について熱く語り合ってました。
入浴料金とミニ石鹸代を支払い中に入ると、昔ながらの木製ロッカー。
ロッカーの扉にはカレンダーから切り取ったと思われる花の写真が貼られている。
天井近くの壁面には、おほ、何故か国産クラシックカーの特大カレンダーが貼ってあって、トヨタS800・ホンダS800・コスモスポーツ・いすゞ117クーペ等通好みのコレクション。ポルシェも貼ってあったけどこれは余分じゃろ。
浴室に入ると3つで構成された浴槽が真ん中に設置されてまして、一番手前は静止浴槽、壁側にはジェットバスがあってその右側に私が大嫌いな電気風呂。
先客は3人。
浴槽のお湯でかかり湯をしようとして関西タイプケロリン桶を浴槽につき入れて、その瞬間かなり狼狽したのは、つまり激熱の湯であったからであります。
かなり熱い。
くううう、熱い。
クソ熱い。
篦棒に熱い。
先客3人のうち1人は平気の平左な感じで浴槽に入ってましたが絶対おかしいでしょうコイツ。
しかし浴槽に入らねば銭湯に来た意味はない。
¥400少々の入浴料の元を取るためにも是非浴槽に身を沈めるべきだ。
心頭を滅却すれば火もまた涼し、というではないか。

よし。
心頭滅却完了。
IN。
あつっ!
撤退。

もうどうしようもなく熱い。
でも時間をかけてじわじわ浴槽に身を沈めていったが、もう熱くて熱くて。
最初のINは3分が限界であったけど、1分経過時点でシャワーも浴びてないのに吹き出た汗により、最近とみに少なくなってきた毛髪はびしょ濡れであり、肌はかなり赤くなって来ている。
一旦退却し、体をクールダウンするために洗い場に逃避しました。
しかし多くの銭湯がそうであるように浴室に窓はなく、板場への引き戸から僅かに流れてくる外気を何とか浴びて少しでも体を冷やしてました。
熱すぎるお湯が満たされている浴槽に入るのはちいと辛い感じであったので、絶対入らないとは思いつつ電気風呂の温度を確認してみたら、お、こっちはちょうどよい。
しかし電気風呂。
浴槽内にある2枚の電極の間に腕を深めに入れてみると、筋肉がぶるぶるぶるぶる痙攣する。
うわー、やだなあ。
しかし、温度はベストなので何とか入りたい。
思案して、電極の間を流れる電気を避けるように体をL字方に曲げた状態で入浴するとぶるぶるぶるぶるするのが最小限になることを発見し、その苦しい体勢のまま5分位入ってました。
その体勢でも手をお湯に浸けてしまうと電気回路が出来るのか、篦棒な強さでぶるぶるぶるぶるくるのでそれだけは気をつけました。
全く何をしに行ったのかよくわからん仕儀となってしまったけど、やっぱり銭湯もいいねえ。
ちなみに東野湯の近くには山科湯という別の銭湯が健在のようですが、ここも近いうちに訪れてみようと思っています。


2016年3月3日木曜日

九重湯(2) *廃業*

たまたま京都に出張に行っていた友人から、九重湯(京都府京都市南区東九条南山王町28:075-681-3634:¥410:16:00~23:00:日曜定休:公式Websiteなし)についてのご報告を戴きましたので、今回はそれを紹介したいと思います。
堀川御池より九重湯を目指す。
地下鉄に乗って京都駅に戻って…と思って地下鉄路線図を見たら、なんとちょうど駅南に続く線ではないか。
これなら、京都駅の1つ南、九条駅で降りた方がよいか?と思い、Google Mapを確認。
が、まさに九重湯はちょうど京都駅と九条駅の真ん中あたりのようです。
悩んだ結果、道のりが楽しそうで運賃も安い京都駅で降りることに決定しました。
いざ、京都駅に着くと、まあ予想していたことなんだけど、どっちが八条口なのかさっぱりわからない。
そうしているうちにお土産やさんにフラフラと吸い込まれたり右往左往してようやく見つけた案内板を確認すると、現在地は思いっきり逆の北口側であることが判明。
まあよれならそれでむしろ清々しい、迷いなく真逆にいくだけだと、ズンズン歩き、ようやく駅南の地上に出たところ、目の前には先ほど地図で見た「京都アバンティ」。
おお、アバンティ!きみが目印だ、頼もしいぞ。
という事はだ、このアバンティの東側の道を南下していくだ、と先ほどまでの駅構内のウロウロぶりとは打って変わって地上に出てからは迷いなく歩みを進めることができました。
行くに当たって予め温/泉/週/記で確認した情報では、駅から5分ほど南下、とありましたが、実はワタクシ少々疑っておりました。
最寄り駅からまでバスで40分、と謳っている中古マンション広告のように(嘘つけ、40分なんかで着かすかい!)、若干の誇張があるのではと思っていたのです。
意図的でなかったとしてもね。
もうちっと遠いのではないかと。
が、ほんと5分足らず歩くと、第2のランドマークである交番が見えるではありませんか!
おお、交番だ、確か温/泉/週/記では交番の次の角を曲がると書いてあったはず…と思いつつ、ブログではなくGoogle Mapを見返すと、まさに交番の角を曲がったところにあることになっています。
その小路を覗けば、確かに青果店がネギだの白菜だのを商っており、昭和のかほりが漂っています。
まさしくこの道、と確信を持って進むこと約20秒、右手でやっている工事現場眺めて暫く歩き、営業中の旗をはためかせている精肉店を過ぎ… 
って、あれ…? 
まさか⁉︎ 
そう、そのまさかで、戻ってみた工事現場、そこが九重湯でありました。
今まさに、ショベルカーが入って建屋をバリバリと壊しており、よく見れば、敷地奥の方に浴場らしき空間が見えます。
手前にあるのはおそらくお湯のタンクでしょう。
作業している兄さんたちとは明らかに年齢も出で立ちも異なるおじさんが腕組みしてじっと見守っています。
年の頃、80歳近くでしょうか。
間違いないとは思いつつ、一応そのおじさんに、 
「あのう、ここは九重湯ですか?」 
と聞いてみると、 
「そうだよ」 
とのこと。
ああ、間に合わなかったか…
先月から解体しはじめたそうです。
おじさんは、 
九重湯の4代目で、息子さんが継いで5代続いた古い銭湯だったこと。
NHKも2回くらい取材に来たことがあること。
有名人も結構きていたこと。
昔は床屋もやっていて、みんな散髪した後にお風呂に入ってそれで1セットだったこと。
だから年末なんかは床屋も銭湯も大忙しだったこと。
お湯は100メートルくらいボーリングして地下水を汲み上げていて、そのまま沸かすと鉱物で濁ってしまうので濾過してから沸かしていたこと。
九重湯の前の道はずっと行くと東寺にぶつかり、徳川時代からある古い道であること。 
などを話してくれました。
「私は入ったないんですけど、知り合いにいい銭湯だと聞いたので来たんですが…残念です。その知り合いは通りすがりに寄ったので、石鹸とか持ってなくて買おうとしたら番台のおばさんが九重湯って書いた桶を貸してくれたって言ってました」
と伝えたところ、
「ここはねぇ、京都駅近いでしょ?だから結構遠くから来た人もくるのよ。そんな人にさあ、石鹸代とかもらうの悪いじゃない」
と、江戸っ子ならぬ京都っ子の心意気を見せてくれました。
わたし、実家が店を廃業して工場解体した時泣けて泣けてしょうがなかった。
きっとおじさんも泣いただろう。
でも、もう今日のおじさんにはそんな湿っぽさはなくて、サッパリした様子でした。
現場は浴場の様子がまだわかるだけに痛々しい感じがして、長いことお疲れ様でした、と浴場(とおじさん)に頭を垂れて帰ってきました。
帰り道、すぐ近くの青果店の前を通った時に、おそらくそこのおばさんが、「目は痛いし、ノドはイガイガするし…もう」と、誰かにブツブツ言っているのが聞こえ、ちょっとわたしの湿っぽさも飛んだのでした。
ううむ、そうか。
でも仕方ないね、残念だけど。
1回でも入浴できたのは幸せだったと考えるしかないでしょう。
考えてみれば、1回入っただけの銭湯が廃業して取り壊されてしまったのはこれが2つめなのですが、繰り返すけど仕方ない。
レポートを書いてくれた方は写真を撮ってくれていました。
もう入ることの出来ない、今正に取り壊されつつある銭湯の姿なので、主義を曲げて掲載したいと思います。
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016
九重湯
photo © y/ill-health 2016

2016年1月16日土曜日

天神湯(1)

天狗湯という素晴らしい名前の銭湯が廃業しているのを確認して意気消沈の私は、心のなかで六根清浄を唱えることも忘れ、駒形神社横に停めた車に戻って駿府城公園北の静岡高校方面に向かいました。
目的地は天神湯(静岡県静岡市葵区浅間町1-29:054-281-4892:¥360:15:00-23:00)。


天狗湯(1) *廃業*

桜湯を出て、次なる銭湯に向かいます。
ふと気づくと歩くテンポに合わせて「ろっこんしょうじょう」と心の中で唱える自分が面白い。
六根清浄はオレのハートに深く突き刺さってしまったようであります。

次の銭湯は桜湯から5分程の場所にある天狗湯(静岡件静岡市葵区本通7-2-1)です。
ここは結果から言うと廃業してました。
天狗湯
© ill-health(ruephas) 2016
写真の奥側にKIRINの自動販売機が見え、その右側がコインパーキングになっていますが、それが天狗湯の跡地のようです。
帰宅後調べてみると、どうやら2010年頃にはすでに廃業していたようです。
古い銭湯ってのは設備維持が大変だろうし、今は原油安でパッパラーパーな俺たちは「ガソリン代安なってうれちー」とか浮かれてますが、一時期は猛烈な原油高の時期があって個人経営が多いこの業界は結構痛い目にあったとも聞きますし。
残念ですがしかたないことです。
店主も常連客もオレなんかよりずっとずっと残念だっただろうしなあ。

桜湯(1)

正月休みは貰いましたがその前後の仕事が本当に猛烈に忙しく、これ書いてるのは2016年に入ってからなのですが昨日までの1週間は51歳の老体にとっては本当に過酷なものでありました。
そういう事情で肉体的に、そしてそれ以上に精神的にはマジ疲れきっており、このブログへのポストは当然の事(デヴィッド・ボウイ逝去には色んな意味でショックを受けましたので流石に心境を記しましたが)、FaceBookへの投稿という簡単な作業も一切出来ないまま年を越したわけです。
今日は勤務先は休業ですので洗濯しながらこれ書いてますが、それらが終わったらやり残しの仕事をこなしに事務所に行くつもりではいます。

などと下衆な野郎の如く多忙を自慢気にひけらかして言い訳にしときます。

さて、実は前年2015年暮れの12月26日に、前から行きたかった静岡市内銭湯に行ってまいりました。
まず行ったのは桜湯(静岡県静岡市葵区駒形通3-2-1:054-252-1241:¥340:14:00-24:30:定休火曜)です。

2014年10月11日土曜日

玉の湯(1)

あれは今年の4月。
浜松に住む同じ会社の友人から「富士にも銭湯があるって知ってた?」という情報提供を受け、アパートから程近い場所にあるその銭湯に出かけましたが玉砕したという苦い思い出があります。


2013年6月2日日曜日

みよし湯(12)

この6月下旬以降、ご当地の銭湯にも中々行けなくなる環境に変わるため、今月は住居地周辺の銭湯・温泉・スー銭等、行けるところには出来るだけ行っておこうと思います。
先ず本日はみよし湯の日です。
しかしここは相変わらず、馴染客に愛されていますなあ。

(言っとくけど「馴染客」だぜ。どっかの会社の吹けば飛ぶような自称マーケティングリサーリ担当の薄っぺらい男みたいに「リピーター」なんて言葉を使ったら、みよし湯のお客に張り倒されるぜ)

私といえば、幾つか所用を粉した後、開店時間である15時ジャストに到着したのですが、もう既に結構な人数のお客さんが入ってて、その上驚くべき事に板場でパンツを脱いでいると早くも浴室から引き上げてくる爺さんもいたりして。
開店同時に浴槽に飛び込み、ひとっ風呂楽しんでからさっと出てコーヒー牛乳飲み干して帰宅する。
何とも粋ですよねえ。


2013年5月5日日曜日

みよし湯(11)

実に約1週間ぶりのポスト。
今年は例年と違い、仕事が連休まで食い込んでくることはなかったのですが。何時もの如く連休中は出来るだけ外に出ないように心がけようと思ってました。
とは言っても、近所の公園で昼酒しちゃったし、灯台に登りに御前崎に行ったりはしましたが。
でもまあその程度であり、その他は暫く読んでなかった鬼平ものをまとめ読みしたり、友人が貸してくれた小田和正の八景島ライブDVDを鑑賞したりと、云えば「ごろ寝タイプ」の休日でした。
で、今日はみよし湯に行って来ました。
街中に基地外及び彼らの特殊車両が溢れかえって前進すら儘ならぬのではという恐怖があったのですが、想定外にも普段の日曜日よりも道が空いており、14時30分過ぎに家を出たのですが、みよし湯が開く15時だいぶ前についてしまって拍子抜け。
基地外及び彼らの特殊車両は、主戦場たる駅前方面に集結してバカ基地外パワーを蟻の如く蝟集した地元民に見せつけている模様です。


2013年4月14日日曜日

巴湯(4)

午前中お仕事をし、午後一旦帰宅して少し昼寝してから16時台のバスに乗って市街地に出かけました。
呑むためですが、そんな時には矢張り巴湯でしょう。
浜松駅手前のバス停(鍛冶町)で下車し歩いて数分。
巴湯へ来るのはもうこれで4回めかな。
やや狭いものの大変清潔な浴室は相変わらずでホッとします。
寡黙な男湯に対してかしましい女湯というのもいつもと変わらず。
ただ一点普段と違うのは、非常に若くて背の高くて髪が長くて足も長くてかっこいい感じのお兄さんが誠に慣れた感じで入浴してたことです。
銭湯に来るようなタイプには全然見えないのですが、まああんな感じの若い人が銭湯に通ってくれるというのは大変に嬉しいですね。
何で嬉しいかは自分でもわかんないけど、嬉しいものは嬉しい。
大げさに言えば、お客としてこの銭湯文化を未来につなげていって欲しい、って感じかね。

で、その後、下地作りも兼ねてプレスタワー近くにあるハイボール主体の立ち飲み屋ちょこっと浜松家(静岡県浜松市中区旭町11-1:053-450-8801:16:00〜22:00:確か日曜定休:お店の入り口でコインを購入してそれで支払:コインは1枚100円だけど1000円買えば11枚:ハイボール1杯3コイン)に行って呑んでました。

で、私の横で呑んでる人は結構ガタイのいい、まあ言えば一寸怖い雰囲気だったんですけど、何となくどっかで見かけたことがあるような感じ。
でもそういう既視感ってのはよくある話なので普通に呑んでたんですけど、そのうち横の人が少しずつ話しかけてきたんで(立ち飲み屋ではよくある事、というか、それがあるから立ち飲み屋は楽しい)、語らいながら美味しいハイボールを呑んでると、そのうち彼は私と同じように銭湯好きな人ということが発覚。
かなり話が盛り上がり、
「さっきまで僕、大工町にある巴湯に言ってたんですよ」
「へえ。俺は主には曳馬のみよし湯だけどね」
もしかして、どっかで見たことあるってのはみよし湯での事なのかな。
「私も行きますけど、今日はこのへんで呑むから巴湯に言ったんですよ。みよし湯よりかは少し狭いけど、清潔でいい銭湯ですよ」
「そうかあ。その巴湯って、体に絵を書いた人って入ってるの?」
「今日はいなかったですけど、いる時もありますね。でも僕最近そういう人があんまり気にならなくなってるんで、目に入らなかっただけかもです」
「そんなもんかね。でも子供とかが見たら教育的にどうなのかな」
「どうってことないですよそんなの。逆にちゃんと教えてあげればいいんですよ。ああいう人も含めていろんな人が世の中にいて、それで世の中が回ってるんだって」
「そうだねえ」
「うん。寧ろあの手の人のほうが入浴マナーがよかったりするし。かけ湯もしないでいきなりジャボンなんてのは、普通のおっさんのほうが多いですね」
そんときその人は私を見て、
「実はねえ、俺も昔そっちの方の業界にいてね。彫っちゃってるんだよねえ」
こりゃ吃驚だ。
長袖を少しめくってちらっと見せてくれましたが、確かに藍色の刺青が彫ってあった。
うわぁ。
「もう今は普通の仕事しててね、ダイエットのためにスポーツクラブに通ったりもしてるんだけどさ。タバコやめたら太っちゃって」
刺青以外は私と全く同じような状況じゃないですか。
「でもさあ、こんなのあるから運動後に風呂に入れなくて困ってるんだよねえ」
ああ、それはそうだろうなあ。
それは不便な話だ。
スーパー銭湯とかもそうだけど今日日「刺青お断り」ってところが多いし、それがなくても彼は彼なりに、こんな俺がジムのお風呂に入ったら他のお客さんが不快に思うかもしれない、と考えて遠慮しているに違いない。
だからさっき、巴湯に刺青入れた人はいるのか、って訊いたんだな。
関係ないですって。
マナーさえ良ければ誰だって楽しめるのが銭湯ですんで。

せっかくの機会なので、前から疑問に思ってたことを思い切って訊いてみました。
「あの、それって彫る時ってどんくらい痛いんですかぁ?」
スネークマンショーじゃあるまいし、全く我ながらおかしな質問です。
「痛い、というかなんというか。実は俺注射が大嫌いで、注射針見ただけでドキドキして脂汗が出てくるんだけど、なんとか彫れたね」
注射嫌いまで私と同じだ^^;
違うのは体格と刺青だけだ。
あとはホントに共通点が多いぞ。

でも注射嫌いなんだったら、そんな無理してやらなきゃいいのにとも思いましたが、その時の状況や彼なりの考えがあったのでしょう。
「でもね、極彩色っていうのか、色んな色を使ったヤツのほうはすごく痛いらしいよ。俺は違うけどね」
ふうん。
色によって痛さが異なるってのは初めて聞いたな。
でも面白い話が聞けてよかった。
河岸を変えるという彼と、みよし湯での再会を約して別れました。
顔も覚えたし、会えば絶対にわかると思うよ。
しかし世間は狭いねえ。
いろんな出会い、再会があって面白いなあと思います。


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2013年3月21日木曜日

九重湯(1)

関西の銭湯については情報収集が少しずつ進んできてはいるものの、最近においては結局伊丹にある力湯にしか行ったことがないという一寸悲しい状況です。
存在を知っていて行きたいと思っている関西方面銭湯としては、
  • 新庄温泉(大阪)
  • 荒神温泉(宝塚)
  • ぎょうぎ温泉(伊丹)
  • 橘温泉(伊丹)
  • 昆陽温泉(伊丹)
  • 草津温泉(滋賀県)[1]
などがありますが、これらの銭湯についてはそのうちぼつぼつ行こうかなと思います。
今回は何年か前に、10年くらい前かなあもっと前かな、時期はよく覚えていないんだけど一回だけ行った事がある銭湯について思い出しながら書きます。

2013年3月10日日曜日

みよし湯(10)

正午前後にはなんと22℃もあった気温が強い風に吹き飛ばされたのかどんどん下がり始め、少し肌寒い程度になってしまったため、お風呂に行きたくなって来ました。
というか、実を言うと今日は焼津黒潮温泉元湯 なかむら館に行くつもりでいたんだけど、なかむら館は換気があまり良くなくて、この陽気じゃ多分グロッギーしちゃうかもと思ってやめたんですね。
で、家でゴロゴロしてたら昼過ぎになってどんどん気温が下がってきちゃったんで、近場の銭湯に行くことに決めました。
近場の銭湯といえば巴湯かみよし湯なんですが、巴湯のほうは残念なことに日曜日はお休み。
従って足を向けたのはみよし湯の方。
開店直後の15時数分過ぎにつきましたが、既にもう駐車場は殆ど一杯で、最後に残ったスペースに辛うじて車をねじ込めたくらいの盛況ぶり。
すごいなあ。
どこの銭湯もそういう傾向があるようなのですが、ここみよし湯も地元の常連のため、ややフライング気味に開店しているようですね。
ここみよし湯はもう今では全くもって馴染みの空間となっている訳ですが、番台に座るおばちゃんも最近ではようやく私の顔を覚えてくれたみたいで嬉しい限りです。
しかし、浴室内は人が犇めいているといって差し支えない程度に混み合ってます。
脱衣場には5人。
そして浴室内には10人。
そしてその10人には珍しく4歳くらいの子供も含まれています。
珍しいことですね。
大抵は私が最も若輩なんですが。
で、いつもの様に湯船に浸かってると、眼鏡をかけた爺さんが一人入って来ました。

2013年2月17日日曜日

温泉に行かない日(154) 私の銭湯探索方法→昭南湯

地元の銭湯が減り続け、ついには市内に2ヶ所という状況になってしまいました。
その2ヶ所の銭湯には折にふれ通うようにはしていますがやっぱり物足りないため、近隣都市である豊橋市はどうかと調べてみたところ、少なくともiタウンページでは市内に4ヶ所存在する事が解ったため、2回に分けて入湯し取り敢えずの満足感を味わっているところです。
で、その際、豊鉄南栄駅近くにある南栄湯という銭湯に行った時、時間が余っていたので駅の外壁とかフェンスに掲示してあった町内商工案内図を何ともなしに眺めていたら、そこに「昭南湯」という銭湯らしき名称が書かれてました。

私は結構iタウンページの情報は信用できると思っています。
何故なら、かなり高い確率でアップデートされている筈だから。
新しい店舗とかができれば必ず登録されるだろうし、廃業したらある一定の期間内で多くは削除されると思いませんか。
で、豊橋の銭湯に関してちょっとみてみましょう。


石巻湯(1)

南栄湯を出て南栄駅に戻り、上リの豊鉄渥美線で新豊橋駅に戻ります。
次の目的地は徒歩圏内なんですが、汽車好きな私としては市内線に乗り換えて移動。
目的地とは石巻湯(愛知県豊橋市八町通3-141:0532-52-7751:¥400:15:00~23:00:定休日土曜日)。
前回は折悪しく土曜日に来訪したため休みであり、残念ながら未湯のまま撤退した銭湯です。

市役所前で下車し、国道1号線をほんの少し東に歩いて朝日新聞豊橋支局の角を南に入ったところに石巻湯はあります。
角を曲がった時点で看板の電灯に灯がともり、既に車や自転車がたくさん止まっているのが目に入ります。
やった。
やってる。
銭湯に向かって歩いていると、前籠にポータブルラジオを乗せ、大きな音でNHKを流しながら後ろから走ってくるチャリが一台。
私が銭湯の玄関先に到達した丁度同じタイミングでそのチャリもキキッとブレーキ音を響かせて停車。
萎びた感じのじいさんがチャリから降り立ち、私より先に暖簾をくぐっていきました。
成る程、常連か。
なんかできるな、このじいさん。
でもきっと少し耳が遠いんだろうな。
さて私もじいさんに続いて中に入ろう。

前回来訪時はその風格ある硝子戸の錠は閉じられ、暖簾は中にしまわれていましたが今回はちゃんと暖簾が表にかかってます。
わくわくしながら結構ポップなデザインの暖簾をくぐり、白い塗料で「石巻湯」と大書された扉をがらりと引いて中に入ります。
引き戸は期待させたましたが、中は至って普通な感じ。
よくある町のお風呂屋さんです。
料金を払い脱衣場に入ると、先ほどの大音量ラジオチャリじいさんが外見に似合わぬ敏捷さでもって既に服を脱ぎ終わって全裸状態であり、その肩口には刺青。
先程訪れた南栄湯にもいましたが、どうもこの近辺の刺青入りじいさんたちは剽軽というか、少し変わった人が多いようです。


南栄湯(1)

豊電 南栄駅で下車。
目的地は南栄湯(愛知県豊橋市南栄町字空池127:0532-45-4851:¥400:営業時間等は本文参照)です。

ところで私は、温泉銭湯とかに出かける前にいろんな情報を仕入れるのが嫌なタイプなんですが、今回は例外で最低限の情報、つまり営業時間を人にお願いして調べてもらいました。
銭湯は一般的に午後からしか開いていないため、午前から時間を使うことは出来ません。
従って地元以外にある複数の銭湯を訪れる場合には、午後という限られた時間を出来るだけ有効に使えるよう、友人に依頼してWebで営業時間情報だけ確認して貰ってます。
自分でやるとついつい必要以上に事前情報を探しちゃって現場でのワクワク感が削がれちゃうからです。
で、そのやや古い情報によれば南栄湯の営業開始はどうも14時30分らしいとのことでした。
本日はもう一つ、15時から営業開始の銭湯に行く予定ですが、開始時間が早いこっちから先に行くのは自然だよね。

駅の到着は14時過ぎで、少し早いけどまあちょっと行ってみようかって感じで現地に行きました。
殆ど駅前と言っていいでしょう。
歩いて1分以内の場所に南栄湯はありました。
時間前なので当然暖簾は玄関ガラス戸の中にしまわれてます。
で、玄関当たりを観察していると営業案内が掲示されていて、それによれば営業開始はなんと15時30分から。
あちゃ~、あと1時間30分もある。
参ったなあ。
やっぱり情報が古かったんですね。
でも、こういうことも含めてが他都市での温泉訪問の楽しさでしょう、と自分を慰めたわけだ(^^ゞ
ちなみに定休は毎週火曜と金曜です。

しかし、それならそれでやることはある。
まず一つは、この界隈では少し有名なコンドーパンの探索であります。
南栄の辺りは古い市営住宅なんですが、それと同時に学生街でもあり(愛知大学)、安くて旨い食べ物屋が多くはないけど存在していて、コンドーパンもその中の一つと思われます。
こちらも駅から少し北に歩いたところにあって、大きな赤い看板が掲げられていました。
しかし残念ながら開いてませんでした。
日曜休みなのかな?
それとも別の所に店舗があるのかも知れない。
取り敢えず歴史を感じさせる赤煉瓦のパン工場を外から眺めて退却。
再び駅に戻り、駅頭に掲示してある町内書店街案内図(ほら、良くあるでしょ。退色すると殆ど現代芸術化しちゃう感じの案内看板)を眺めてると、看板の端っこの方になんと「昭南湯」なる表示を発見。
昭南湯
豊橋市南栄町(一部)商工案内図
昔は良くあったよね
© ill-health(ruephas) 2011/2013
昭南湯
上部真ん中の「真」の字の真下
「昭南湯」の文字が見えます
© ill-health(ruephas) 2011/2013
昭南湯?

事前調査(とはいってもiタウンページを一寸当たっただけですけどね)ではひっかからなかったし、「豊橋+銭湯」でググってもそのような名前の銭湯はヒットしませんでした。
で、この件については別ポストで書こうと思ってます。

そんなこんなで時間は意外に早く流れ去り、気づけば既に15時30分。
南栄湯に早速入湯であります。

温泉に行かない日(152) 本日決行豊橋銭湯 PartⅡ

さて前回、お酒への未練が先に立った結果、未湯のまま残されていた豊橋の2銭湯。
即ち、石巻湯と南栄湯。
本日改めて訪れる計画であります。
計画では、
  1. 自宅近くのバス停からバスの乗ってJRの最寄り駅に向かい
  2. 10時か11時くらいにJR最寄り駅を出る東海道線の汽車で豊橋を目指し
  3. そしたらだいたい12時前後くらいにJR豊橋駅に着くと思うので
  4. 着いたら駅周辺で適当な地元人に旨くて安い饂飩屋に関する聞き込みをし
  5. 教えてもらってそこに行って麦酒とともに豊橋カレー饂飩を摂取し
  6. その後旨い珈琲を飲み
  7. そんでもって2つの銭湯を攻め
  8. 高揚した気分でJR豊橋駅周辺の飲み屋で豊橋銭湯コンプリート祝いの呑みをし
  9. 酔っぱらった素敵な気分の侭適当な汽車に乗り、1時間に1本しかない家までのバスが来るのをひたすら待って帰る
このように計算され尽くした行動、正に精緻と言って全く差し支えない練り尽くされた計画に基づき銭湯に入湯する訳です。
やはりこのくらいは練らないと、いろんな事をコンプリートする事は出来ません。
わたしのことで誠に差し出がましいとは思いますが、皆さんもこの点、よおぉく肝に銘じて見習って貰いたいッ!

ということで、計画通り乗れるかどうかは別にして、まあバスや汽車の時間くらいは確認しておこうかねえと思いネットを見ていたら、何と、私のこの精緻な行動計画を脅かす事態が出来した、というかしそうというか。
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「不発弾処理、新幹線も一時運転見合わせへ…浜松」
 どうも西伊場にあるJR浜松工場(新幹線系鐵ヲタには有名で、ある意味聖地だよね)で大東亜戦争中、亜米利加鬼畜米英ヤンキー野郎にぶち込まれたデカい不発弾が見つかったんで、それをラブホが林立する事で全国的に有名な遠州浜までしずしずと運び、砂浜に掘ったこれまたデカい穴の中で炸裂させようと云う誠に物騒な、いや正直言うと結構わくわく感が最高なLiveイベントが開かれるようです。
はっきり申せば、すまん銭湯。
だから今日は銭湯なんかに行っている場合ではなく、今すぐ席を蹴って遠州浜に飛び、心中にて「うちてしやまんきちくべいえいやんきーやろうくそくらえ」などと唱えながら不発弾の成仏を目の当たりにする、というのが正しい過ごし方では有るけれど、よく調べてみると今回わしらのようなパンピーに対するガードが非常に堅く、JR浜松工場から遠州浜への移送中も含めて不発弾中心に半径数百mの範囲は避難指示が発令されている様子。
爆発現場も当然同様であり、その非常線のギリまで近寄っても爆発の様子は伺えないでしょう。
であればそっちは潔く諦め矢張り銭湯を目指して西への旅を選択する訳ですが、気になるのは上記記事にある、
「在来線は浜松—舞阪駅間を一時区間運休とし、両駅で折り返し運転を行う。」
というセンテンス。
このセンテンスには運休時間が書いてありませんがこれとは別に、
「東海道新幹線は午前8時半から約1時間、浜松—豊橋駅間で運転を見合わせ」
とあるのでまあ在来線も同様でしょう。
それならば計画に影響は有りません。
ただ、混むかも知れないけどね。
バスに関しても、遠州浜方面の路線が何本か運休するだけで私には影響がなさそうだし。

よし、いいぞ。
緻密に立案された行動計画通り、今日は豊橋銭湯一気制覇だ!

しかしまあ、JR東海浜松工場。
良くもまあこれだけ不発弾を抱えるんでいるものよ。
以前も社宅かなにか作ってたら、不発弾が掘り出されて一寸した騒ぎになったよねえ。
いっぺん敷地内を徹底的に調べた方が良くねえですか?
整備が終わり頭からつま先まで中も外もぴっかぴかの新品同様になった新幹線が鬼畜米英の不発弾に突如として吹き飛ばされたりしたら眼も当てられんぞ。
おねがいしますよ。