形式はDBA-ZC11S。
この形式は2004年11月から生産が開始され、2010年9月に販売を終えたモデル。
ワシのスイフトくんです。
前乗っていた車が事故っておしゃかになり、腰掛けのつもりで買った車なんじゃけど、なんだかんだ云ってもう13年も乗ってしもうた。
スズキというメーカーは特に好きでも嫌いでもなく、スイフトという車も知ってはいたけど積極的に買いたいとは思えん車じゃったし、どっちみち腰掛けだし程度が良くて安くて乗りやすかったら何でもいいやと思って買っただけじゃけどなあ。
ケチつけるポイントはいくつかある。
Bセグメントクラスなのに最小回転半径が5.2mでタクシーのクラウンやコンフォートよりデカい。
変速スケジュールがイマイチ(トルクが無いんで低いギアでねばんないといけないのはわかるけど)。
後席が狭い。
ラゲッジルームも狭い。
シートアレンジのバリエーションなし。
ヘッドライトが異常に暗い。
前席用のくら〜いマップランプはあるが、ルームランプはない。
などなど。
特徴も無いし、パワーもないし、まあ燃費はそこそこいいけど至ってふつーの車。
どこにでも走っている。
でもなあ、このスイフトくんで色んなとこに行きました。
「特に思い入れがあって買ったわけではない」というのが逆に幸いして、パンピーならばちょっと腰が引けるような道にも躊躇うこと無くじゃんじゃん分け入って行けるのが良かった。
山奥の温泉や神社、Google Mapの衛星写真を眺めていて見つけた変な構造物に行ってみたり、車中泊でもって神奈川の星山温泉という超秘湯に行ってみたり、箱根越えの時に煽ってきやがったクラシアンのワンボックスを追撃して殲滅せしめたり、東日本大震災後の日立に行ってみたり、京都の山里に行ってみたり、台風後の小さな土砂崩れが発生しとる引佐の山奥の林道を無理やり突破したり、結構雪が積もっとる秋葉神社への道をズルズル滑りながら登り切ったり、富士の歯医者に毎週通ったり、今思いかえれば無謀初老の所業ですけど、まあとにかく本当に色んな所にスイフトで出かけて、そんでもって本日現在のオドメーターの数値は155660km。
よくもまあ本当にいっぱい走ったよ。
で、お気づきの方もいるとは思うんじゃけど、此の車も来年から13年越えで、例の悪法、意味不明な税制により自動車税が理不尽にも増税になる。
それだけでなくもうかなり昔からエンジン警告灯は点灯しっぱなし、塗装もザラザラだし、経年劣化により右側のドアミラーの鏡が脱落し現在は透明ガムテープで仮止め状態。
ヘッドライトは深刻な末期的白内障で、ただでさえ暗いヘッドライトが究極的に真っ暗。
まさに満身創痍。
そんなこんなで買い換えることに決めておった。
当初は当然のことながらNDロードスターに乗り換えるつもりじゃったけど、諸事情で今すぐは買えんということになり、ならば代わりに何に乗るべきかを真剣に考え決めた車は皮肉にも現行型のスイフトスポーツ(ZC33S)だったんじゃな。
マニュアルシフトが選べてBセグメントのコンパクトで、走って楽しい車で、まあ有り体に言ってロードスターより安く買える車で探していくと、最後にはスイフトスポーツしか残らんかった。
そのへんは別ポストに書いとるので詳しくは書かんが、とにかく今年の6月9日に契約をして待つこと3ヶ月。
一昨日やっとディーラーから生産着手の予定が立ったとの連絡があって、納車予定は2018年10月第3週。
なんと4ヶ月待ち。
以前、トヨタのセラというガルウイングのかっこいい車を買ったときも、発売開始後に契約したけど納車までは2ヶ月程度。
スポーツとは云え今や嘗てのトヨタパブリカ並の国民車となっておるスイフトの納期が4ヶ月とは…。
まあしかし、此のポストはスイフトスポーツの納期の話ではない。
率直に云うじゃよ。
スイフトくんと別れるのが、なんだか随分に辛くなってきたんじゃよ。
書いた通り、諸事情あってもうスイフトくんには乗れん。
今月28日は車検切れで、スイフトスポーツの納期の云々に関係なく、強制的にサヨナラとなるんじゃ。
しかし、色んなとこに行って15万5000kmも乗った思い出深いスイフトくんと別れるのが急に辛くなってきたんじゃよ。
前の車が事故ってなければ乗ってなかった車。
事故ってなかったとしても、計画的に買い替えていたとすれば「大好きな車」に乗り換えていた可能性が高く、だとしたら、その車とはスイフトくんほどいろんなところにイケてなかったかもしれん。
どうでもいいメーカーの、どうでもいいクルマだったスイフトくんだからこそ、壊れることや傷つくことを恐れること無くいっぱい乗れて、だからいい思い出、いっぱいいい記憶が残っとる。
結果として、いい車じゃったんじゃなあ。
お別れは今月23日の9時30分。
つまり次の日曜日。
今週は一週間、スイフトくんで通勤じゃ。
で、22日の土曜日には洗車する。
きれいにして、ディーラーさんにお渡ししたい。
できれば、ディーラーさんには車検通してもらって、社用車として使ってほしいと思うんじゃよね。
愛車という言葉は、それに類する言葉が外国には存在しない、或いは日本語にもモノの名前に「愛」がつくってのは車しか無い、つまり、愛車はあっても、愛冷蔵庫とか愛パソコンとかそんなものはないと聞いたことがあるんじゃが、ワシの場合、結果的にスイフトくんは愛車になってしうた。
そのまんまの言葉で芸がないけど、くそ、可成り別れが辛いなあとしみじみ激しく感じるよ。
10月第3週は早く来てほしいけど、9月23日は永遠に来てほしくない。
以下、めんどくさいのでプレートナンバーは隠しません。
記念写真展です。
© ill-health(ruephas) 2018 |
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。