2022年9月25日日曜日

やぎさんが好き!(64) 仮称:やぎさん広場

もう本当に、週記どころか半年周期に迫りつつある。
最近は今まで集積してきた山神社関係のデータをGoogle My Mapsで纏める事に注力しとる有り様でこっちまで手が回らんのじゃ。
すまんことじゃ。
そんな中、新たなやぎさんポイントを見つけたので本日行ってきた。
場所は磐田市寺谷というところで、天竜川のすぐ東じゃ。
このあたりは畑がたくさんあるエリアで、やぎさんを育てやすい土地がたくさんある。
現地につくと、とても広い敷地に金網がぐるりと回されていて、その中の小高くなっとるところのてっぺんにしろやぎさんがすくっと立っとって、ばりぼり草を食べながら同時にべへへいとないておる。
やあいたなあ、と思ってクルマを降りてさらに先を見ると、しろやぎさんが4〜5頭おってやはり草を食べとって、囲いの中に入ってベンチにしわっとる一人のおっちゃんがそのやぎさんたちを愛おしそうに眺めたり頭をなでなでしとるのも見える。
わしはその手のおっちゃんとしゃべるのは全く頓着ないもんじゃから、ずかずか近寄っていった。
「このやぎ、ザーネンって種のやぎなんだ」
「へえ、ザーネンですか」
「そう。おとなしくて可愛いんだよねえ」
確かにおとなしい。
作の中には入れんかったが、近くまで寄ってきたやぎさんに草を差し出すと素直に食べるし、お腹や背中を擦っても、口をむぎゅってしても、耳をパタパタさせても全くの無抵抗。
「こいつはね、生まれてまだ3ヶ月くらい。長野の売木村で買ってきたんだ」
「ああ、やぎ市場が立ちますね」
「その時売ってた一番いいやぎ」
「いくらしたんですか」
「ナントカ万円だね」
もちろんおっちゃんは具体的な金額を教えてくれたんじゃけど、公開していいものかどうかわからんので一応伏せとく次第じゃ。
「昔はもう少し高かったんだけどね」
「おとなしいですよね」
「うん。飼い主に似ておとなしいんだ」
といってガハハハと笑う気のいいおっちゃんじゃ。
このおっちゃんじゃったら大丈夫じゃろうと思い、ワシはやぎさんに汗が浮かんだ腕を差し出して「ほーれ、塩分じゃよ」。
すると一匹のやぎさんがペロペロしてくれたんじゃが、これは普通の人にはわからんじゃろうな。
気持ちいいんじゃ。
するとおっちゃん、
「おい、お腹壊すなよ。ガハハハ」
小高いところにすっくと立っとったのは「シロ」というおすやぎさんで、今んとこそのシロと黒いひつじさん2頭が一緒に住まわっとる。
「考えるの面倒でさあ、シロってつけたんだ」
こっちにいるのは全部めすやぎさんで名前は、
さち(幸)・ゆき(幸)・ふじ(「峰不二子のふじじゃ、がっはっは」)・さくら。
ゆきというやぎさんの名前は普遍的で、もちろんあの有名なアニメの影響じゃろう。
「みんな健康そうですよねえ」
「うん。月に1回獣医師が往診してくれるんでね」
「あ、もしかして女医さんじゃないですか」
「そう。何だあんた知ってるの?詳しいね」
以前、山羊の友で見たことあるので存在だけは知っておったんじゃ。
「ほら、今の子はアレルギー持ちだから、このやぎのお乳を近くの保育園で飲ませてるんだよ」
「へええ。いいですね」
「牛のミルクにはナントカ菌(失念)が混じってるけど、やぎにはそれはないから安心なんだよ」
「そうなんですね」
「保育園の子供達はここまで来て、中に入ってやぎと遊ぶんだ。やぎに乗ったりするんだよ」
ワシも冗談半分でやぎさんに跨ったことはあるけど、本格的に乗ったことはない。
「あのおおきいやぎ、体重100kg位あるけど、ワシあれに乗るよ」
おいおい、ワシにも乗らせてくれ。
他にもたくさんお話してたけど、脇の小路に停めたクルマの中で待っていたおっちゃんの奥さんらしい人がおっちゃんに「もう帰るよ」と呼ばわった。
おっちゃんはクルマに乗り込んで、
「何時でもいいから又遊びに来てね」
やあ、それはありがたい。
もちろん、また来ることにしよう。
今回は写真をたくさん載せるよ。

© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。