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2022年9月25日日曜日

やぎさんが好き!(64) 仮称:やぎさん広場

もう本当に、週記どころか半年周期に迫りつつある。
最近は今まで集積してきた山神社関係のデータをGoogle My Mapsで纏める事に注力しとる有り様でこっちまで手が回らんのじゃ。
すまんことじゃ。
そんな中、新たなやぎさんポイントを見つけたので本日行ってきた。
場所は磐田市寺谷というところで、天竜川のすぐ東じゃ。
このあたりは畑がたくさんあるエリアで、やぎさんを育てやすい土地がたくさんある。
現地につくと、とても広い敷地に金網がぐるりと回されていて、その中の小高くなっとるところのてっぺんにしろやぎさんがすくっと立っとって、ばりぼり草を食べながら同時にべへへいとないておる。
やあいたなあ、と思ってクルマを降りてさらに先を見ると、しろやぎさんが4〜5頭おってやはり草を食べとって、囲いの中に入ってベンチにしわっとる一人のおっちゃんがそのやぎさんたちを愛おしそうに眺めたり頭をなでなでしとるのも見える。
わしはその手のおっちゃんとしゃべるのは全く頓着ないもんじゃから、ずかずか近寄っていった。
「このやぎ、ザーネンって種のやぎなんだ」
「へえ、ザーネンですか」
「そう。おとなしくて可愛いんだよねえ」
確かにおとなしい。
作の中には入れんかったが、近くまで寄ってきたやぎさんに草を差し出すと素直に食べるし、お腹や背中を擦っても、口をむぎゅってしても、耳をパタパタさせても全くの無抵抗。
「こいつはね、生まれてまだ3ヶ月くらい。長野の売木村で買ってきたんだ」
「ああ、やぎ市場が立ちますね」
「その時売ってた一番いいやぎ」
「いくらしたんですか」
「ナントカ万円だね」
もちろんおっちゃんは具体的な金額を教えてくれたんじゃけど、公開していいものかどうかわからんので一応伏せとく次第じゃ。
「昔はもう少し高かったんだけどね」
「おとなしいですよね」
「うん。飼い主に似ておとなしいんだ」
といってガハハハと笑う気のいいおっちゃんじゃ。
このおっちゃんじゃったら大丈夫じゃろうと思い、ワシはやぎさんに汗が浮かんだ腕を差し出して「ほーれ、塩分じゃよ」。
すると一匹のやぎさんがペロペロしてくれたんじゃが、これは普通の人にはわからんじゃろうな。
気持ちいいんじゃ。
するとおっちゃん、
「おい、お腹壊すなよ。ガハハハ」
小高いところにすっくと立っとったのは「シロ」というおすやぎさんで、今んとこそのシロと黒いひつじさん2頭が一緒に住まわっとる。
「考えるの面倒でさあ、シロってつけたんだ」
こっちにいるのは全部めすやぎさんで名前は、
さち(幸)・ゆき(幸)・ふじ(「峰不二子のふじじゃ、がっはっは」)・さくら。
ゆきというやぎさんの名前は普遍的で、もちろんあの有名なアニメの影響じゃろう。
「みんな健康そうですよねえ」
「うん。月に1回獣医師が往診してくれるんでね」
「あ、もしかして女医さんじゃないですか」
「そう。何だあんた知ってるの?詳しいね」
以前、山羊の友で見たことあるので存在だけは知っておったんじゃ。
「ほら、今の子はアレルギー持ちだから、このやぎのお乳を近くの保育園で飲ませてるんだよ」
「へええ。いいですね」
「牛のミルクにはナントカ菌(失念)が混じってるけど、やぎにはそれはないから安心なんだよ」
「そうなんですね」
「保育園の子供達はここまで来て、中に入ってやぎと遊ぶんだ。やぎに乗ったりするんだよ」
ワシも冗談半分でやぎさんに跨ったことはあるけど、本格的に乗ったことはない。
「あのおおきいやぎ、体重100kg位あるけど、ワシあれに乗るよ」
おいおい、ワシにも乗らせてくれ。
他にもたくさんお話してたけど、脇の小路に停めたクルマの中で待っていたおっちゃんの奥さんらしい人がおっちゃんに「もう帰るよ」と呼ばわった。
おっちゃんはクルマに乗り込んで、
「何時でもいいから又遊びに来てね」
やあ、それはありがたい。
もちろん、また来ることにしよう。
今回は写真をたくさん載せるよ。

© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


© ill-health(ruephas) 2022


2022年2月20日日曜日

やぎさんが好き!(63) 磐田市消防本部 磐田市消防署豊岡分遣所北

新東名の真下にある磐田市消防本部 磐田市消防署豊岡分遣所(静岡県磐田市合代島438‐1)の北側にやぎさんがおるらしいと聞いてわしは早速出かけた。
この辺りは時々通りがかるんじゃが、やぎさんの雰囲気はあまり感じられんので詳しく探索することはなかったが、本日はきちんと探してみることにした。
消防署の西側道路はだいぶ広くなっとるからクルマはその辺に停められんこともなかったが、やはりそこは消防署。
喫緊の事態が出来してわしのクルマが原因でスタートが遅れても困るので他をあたることにした。
停められそうな場所を探してゆっくり走ると、探索するまでもなく分遣所のすぐ北側の畑の中に白いやぎさんがへたり込んでおるのがわかった。
このようなへたり込みをわしは「やぎさん座り」と呼んどる。
やあおるなあ、と嬉しくなりつつ駐車場所を探すと、少し離れた近所の人にも迷惑にならん場所を見つけてそこに停めた。
クルマを降りてやぎさん方面に歩いていくと、わしの気配を素早く気取ったしろやぎさんがむくりと立ち上がり、わしのほうを見つめておる。
わしのことが明らかに気になっとるようじゃ。
人慣れしとるのか横に行くとじゃれてくる。
立派な角をはやしておって、やや短足。
首をぐっと横に回して手をベロベロしたり、服の袖口をもぐもぐしたり、弱く頭突きをしたりするのがこの子の個性のようじゃ。
おっぱいがあるんで、女の子じゃな。

やあこんにちは
© ill-health(ruephas) 2022

目の周りと鼻っ面がピンク色しとってなかなかかわいい。
早速手持ちのミカンの皮を差し出すと、クンクンと匂いを確認してからしゃくしゃく食べる。
お、これは好物なんじゃろうと思って更に差し出すと、今度は口にしようとせん。
好き嫌いがあるというより気分屋なのかもしれん。
周りに生えとる草をあげたり手をぺろぺろさせたりして遊んどると、向こうから親子連れが近づいてきた。
お父さん1人と、小さなお子さんが2人じゃ。
お父さんが、「このやぎさんを飼っている人知ってますか」
と尋ねてきた。
わしのことを近隣居住者若しくは関係者と思ったらしい。
「いやあ、ちょっと通りがかったらやぎさんがいたんで遊んでいるだけで詳しく知らないんですよ」
わざわざこのためにクルマで30分も掛けて来たんですよ、と答えるのは流石に憚られた。
わしはお子さんに、
「このやぎさんはミカンの皮が好きみたいだからあげてみる?」とミカンの皮を差し出した。
お子さんは「ありがとう」とお礼を行って喜んで貰い受けてくれ、やぎさんの口元に近づけてみたが、残念ながら食べてくれん。
やはり少し気分屋なのかも知れん。
そのうち親子連れは去って行ったので、わしはやぎさんとの遊びを再開した。
と、今までずっと無言を貫いていたやぎさんがだしぬけに、
「くくくく、べへへい」
と小さくないた。
何じゃろうかと周りを見回してみたら、いつの間にか向かいの道に軽トラが停まっていて、中でおっちゃんが煙草をふかしながらこっちをじっと見ておる。
やぎさんもそちらを見て「べへへい」となく。
どうやらこのやぎさんの飼い主らしい。
おっちゃんはゆっくりと軽トラから降りてこっちに歩いてきた。
一般的には、赤の他人が自分の土地にただ勝手に踏み込んでいると、
「こら出てけ」
「うちの土地に入ってなにしとる」
と叱責を受けることが普通じゃ。
ただ不思議なことにそこにやぎさんがおり、そのやぎさんと遊んどる場合殆ど叱責を受けることはない。
わしがおっちゃんに、
「やあすみません。勝手に入り込んで。やぎさんがいたもんですから遊んでました」
と声をかけると、
「いやいいよいいよ。たくさん遊んでよ」
と、大抵はこんな具合になる。
やぎさんが好きな人に悪い人はおらん、とわしが常々主張しとるのはこれだからじゃよ。
「このやぎさんの名前はなんというのですか」
「ああ、名前は『さくらめい』っていうんだ。もう5歳になるかな」
さくらめい。
変わった名前じゃなあ。

いやあ、ニヤリとしとるな
© ill-health(ruephas) 2021

「ちょっと離れたところに鳩を飼っていてね、鳩だけだとなんかねえ」
「鳩ですか」
伝書鳩がぱたぱたぱたぱた…、と空を飛んでいくイメージが頭に湧いたが詳しくは聞かなかった。
それは置いておき、わしは。
「なんでやぎさんを飼うようにしたんですか」
その答えが実に素晴らしかった。

「一頭くらいやぎがいてもいいと思ってね」

いやあ!
これは誠に秀逸な回答じゃ。
ある意味人生訓になり得る、含蓄のある深い言葉じゃ。
わしも人生残り少なくなってきたが、この先何やり始めるにしてもそんな感じでいいんじゃないかと思った。

「このやぎは天竜のほらどこだっけほら、くんまの方に道の駅があるだろ」
「ああ、ありますね。くんま水車の里(静岡県浜松市天竜区熊1976-1)ですね」
「うん。それの上にやぎを飼っているところがあってね」
「はい。おうちの食堂(〒431-3641 静岡県浜松市天竜区熊1664)ですね。前は『たべや』っていいましたっけ」
「そこで生まれたやつをこやぎのうちに貰ったんだよ」
ははあ、あのやぎさんのお子さんかあ。
そして次にまた衝撃の発言が飛び出した。
「実はさあ、この子に餌はやったことがないんだ」
へ?餌をやったことがない???
おいおいネグレストですか。
「でもほら、ここに白菜が置いてあるじゃないですか」
地面にはややクタリとした白菜が散乱しとる。
「ああ、これはおばちゃんが持ってきてくれるんだよ」
そのおばちゃんがどのような存在かはわからんが、たぶん近所の人なんじゃろう。
明治屋醤油㈱(静岡県浜松市浜北区小松2276)等でもそうじゃが、やぎさんは可愛いもんじゃから近所の人が可愛がって餌とかじゃんじゃんくれるケースは多い。
わしの自宅の近くにも広い庭にやぎさんを住まわせとる個人宅があるが、その近所の人も許可を得た上で餌をあげとる。
ここも多分そんな感じなんじゃろう。
「今はさあこんな感じで草も生えとらんけど、それでも探して食べるし、春が来たらもうたくさん草が生えるから餌には困らんし」
確か草をワシワシ食べるやぎさんじゃったらそれで充分かもしれん。
「あとさあ、紐をもっと長くしようと思っとるんだ」
今でも充分に長いと思ったが、
「あと少し長くすればそこの小川に届くから、水も飲めるしね」
ははあ、確かに。
「全く放っているわけじゃなくて時々見に来るんだよ。前に綱が首に巻き付いたことがあってね」
それは気をつけないとねえ。
「じゃあ、もう行くけどもっと遊んでいってね」
と云って銜えタバコで帰っていった。
よしこれで「いつでも来ていいよ」との許可を貰ったも同然じゃろう。
また来ようっと。

これ、なかなかいい風景だと思うんじゃけど
© ill-health(ruephas) 2021


2021年6月19日土曜日

しおさい竜洋(4)

安くて楽しめる温泉銭湯が身近にあるのは幸せなことなんじゃが、ワシの自宅近辺には残念ながら存在しない。
ワシにとって一番いいのは、歩いていける距離に安くていい温泉銭湯がある状況じゃと考えておる。
休みの午後、石鹸とタオルを持って歩いて温泉銭湯に行き、ゆっくり入って帰りに居酒屋に寄り、焼き鳥をアテにビールとお酒を飲んで帰って早めに寝る。
嗚呼、そんな昭和な生活がしたい。
しかし現実は厳しい。
当然ながら身近にそんなものは無い。
まあただ、お酒と温泉銭湯のうち温泉を諦めてクルマを使う前提となれば多少は状況が違ってくる。
安くてまあまあな銭湯で一番近いのはみよし湯(静岡県浜松市中区曳馬6-5-30:053-471-3844:¥350:15:00〜20:00:駐車場少ないがあります)ですが、最近行けてない。
もう一つ気に入ってるのが、しおさい竜洋(静岡県磐田市駒場6866-10:¥360:割引回数券有り:10時~21時:最終入場20時30分:定休毎週木曜日:7/21~8/31と年末年始は営業)じゃ。
恐らくは元々旧竜洋町(現磐田市)設立の公的な施設で、指定管理者が運営しておる。
じゃからスーパー銭湯のような雰囲気は可成り薄く、落ち着いた感じ。
料金も安い。
従ってワシは時々出かける。
ただし、この良さげな施設にも結構大きな弱点がある。
隣にオートキャンプ場があるということじゃ。
そこには大量の浮かれた者共が楽ちんキャンプをしており、時にして大量に入浴しておる時があるのが要警戒ポイント。
浴室内でも浮かれ続けており、全くたまったものではない。
しかし本日は雨で、腰抜け腑抜けなオートキャンパー共はあまり来ておらんじゃろうと踏んだ。
行ってみると、駐車場は7割方程度。
向かいにあるバカ蝟集場(つまりオートキャンプ場)の混み具合は高い生け垣に阻まれて良くはわからん。
建物に入り検温消毒を済ませ、券売機にお金を投入し券をおばちゃんに渡し、脱いだ靴を下駄箱に入れようとしたらいつものところに下駄箱がない。
「あれ、下駄箱の場所変わったんですか」
とおばちゃんに聞いたら、
「そうなんですよ。4月から模様替えしまして」
「へえ、そうなんですね」
「はあい。4月から運営会社が変わってねえ」
「ふうん」
運営会社が変わったら下駄箱のレイアウトが変わるというのもよくわからんのじゃが、調べてみたら、以前は竜洋環境創造という会社が指定管理者じゃったのが、今は遠鉄アシストという会社に変わっておった[1]。
運営会社が変わっても、料金と浴室浴槽の様子が変わらなければワシとしてはどうでも良い。
早速浴室に入ると、当然何も変わっておらん。
そして警戒しておった浮かれたオートキャンパーは皆無で、入浴客はワシ以外全員おじいやんばかり。
どなたも地元民と思われる。
云ってみればワシ自身も既に初老じゃもんじゃから、浴室内は全員老人認定で宜しかろう。
良かった。

ここはかかり湯が無いのでシャワーをしっかり浴びてメインの大浴槽じゃ。
因みにここは、この浴槽と露天風呂はそれぞれ異なる人工温泉にしとる。
内風呂のは医療部外品の天然光明石、露天は恵那ラジウム鉱砂を使った人工温泉。
一つの施設で2つの人工温泉が用意されとるのはなかなか珍しいかもしれん。
何となくとろっとした泉質に感じる。
浴槽内にはステンレスのベンチが沈められておるので腰湯に最適じゃし、ベンチを使わず直接浴槽の底にお尻をつけても、水面が顎にかかるかどうかという絶妙の深さじゃ。
温度は40℃前後で、ワシの場合じゃとやや熱めで10分程入ると汗がじゃんじゃん出てくる感じで、もしかして普通の人なら「ぬるいなあ」と思うかもしれん。
汗がじゃんじゃん出てきたら、水風呂に入るか若しくは露天風呂エリアに出てベンチに腰掛けて冷気に当たれば宜しい。
暑がりのワシにとってはこの環境があるかどうかがポイントで、特に本日は小雨模様で外気温は20℃とひんやりしとる。
露天エリアには大きな傘がささっとって、その下にプラ製の椅子が置いてある。
雨にあたることなく座って体を冷やすことが出来る。
これは大変に宜しい。
内湯に入って、外に出て体を冷ましてということを何回か繰り返して満足し、Radikoで阪神巨人戦を聴きながら帰宅の途についた。

で、帰宅後の今、ラジオの続きを聴きながら、そしてカルビーのプロ野球チップスをつまみにビールを呑みながらこれを書いとる。
どうじゃろうか。
冒頭書いた、
休みの午後、石鹸とタオルを持って歩いて温泉銭湯に行き、ゆっくり入って帰りに居酒屋に寄り、焼き鳥をアテにビールとお酒を飲んで帰って早めに寝る。
とまあまあ同じと云えるじゃろう。
まあこれでいいじゃろう。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.0
風情ポイント
1.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
360
温泉コスパ
0.8

2021年6月13日日曜日

やぎさんが好き!(49) 磐田市立竜洋中学校野球場

実を云うと、本日午後行われた楽天-阪神戦の試合中盤以降を聴いておるだけで疲れ切ったので、この稿を書く気力が既に失われておるためどうしようか悩んだが、書くことにした。
これがもし負けておったら不貞寝してサボっておったに違いない。

さて、公立学校で動物を飼うことは色んな事情があって最近少なくなってきた様子じゃが、ここ磐田市立竜洋中学校野球場(静岡県磐田市岡729−1)にやぎさんが住んでおるという情報を得たワシは当然のごとく出かけていった。
情報によればスコアボードの辺りにやぎさんがおるとのことじゃった。
校舎とは道を挟んで東側に広い野球場がある。
野球場のすぐ南には磐田市竜洋支所(静岡県磐田市岡729-1)があって駐車場も整備されておるので先ずはそこに真っ黃っ黄のスイスポくんを停めさせて貰い、徒歩で探索に出かけた。
竜洋中学校と野球場の間を通っておる静岡県道262号線を野球場に注意しながら歩いていくと、くろやぎさんと茶やぎさんが直ぐに見つかった。
長〜い紐が首輪にくくりつけられた2匹のやぎさんが、グラウンドの短い草をちまちまちまちま食べておる。
しかし、やぎさんたちがおる野球場は県道から一段下に位置しており、ガードレールなどに阻まれて直接降りることは不可能じゃ。

「幹部自衛官募集」と書かれた看板の左手奥の下の辺りにやぎさんがおる
ここから直接やぎさんに会いに行くのは不可能じゃった

手を伸ばせば届きそうとまでは云わんが、すぐそこにおるやぎさんたちの側には行けん。
何とかならんものかとワシは一旦竜洋支所に戻り、支所敷地内から何とかアクセス出来るところが無いか探したが見つからん。
そもそもこのご時世、学校に関係ない初老の男がいきなり学校敷地内に入っていけば、刺又などで取り押さえられる可能性もあるので、その時点で直接的なふれあいは諦めた。
それは諦めたが、何とか少しでも近い場所からやぎさんを見たい。
すると、支所北側の小さな建物横に蜘蛛の巣だらけの狭い隙間があり、そこに入り込むと先程より近い位置でやぎさんを観察できることがわかった。
iPhoneのデジタルズームを目一杯使っておるので画質が大分に荒いが、兎に角見てくれろ。

© ill-health(ruephas) 2021

白球を追う野球少年には目もくれずやぎさんたちが草を食んどる。
ライト方向へのでかい当たりには充分に気をつけてほしいと思った。

© ill-health(ruephas) 2021

よく見ると、なかなか変わった繋がれ方をしとる。
白くて長〜い紐の先に短い紐2本がくくりつけられており、夫々にやぎさんが繋がれとる。
行動範囲はとても広いが、基本2匹は一蓮托生という形になっておる。
兄弟で仲がいいのかも知れん。
兎に角ずーっと草をちまちま食べておるが、本当に短い草しか生えておらんのでお腹いっぱいになるのかどうか心配になった。
場所柄、直接なでなでしたり図押しあったりすることはままならんかったがこれは仕方ない。
ワシは何とか満足して帰ったのじゃった。


2021年6月5日土曜日

健康ゆ空間 磐田ななつぼし(1)

という事で、ワシは真っ黃っ黄のスイスポくんに乗って磐田にある健康ゆ空間 磐田ななつぼし(けんこうゆくうかんいわたななつぼし:旧磐田の湯:静岡県磐田市下万能410-1:0538-37-0676:¥650:6:00〜26:00:年中無休)に行った。
ワシ、実はここには2018年11月頃に行ったことがある。
しかしなぜか書いておらず、今回改めて行ってみた。
市街地に近い好立地の割に敷地が広く、駐車場も潤沢で、浴室も更衣室も外湯も広く浴槽の数も多い。

さてここは人工炭酸泉で有名なスー銭じゃ。
炭酸泉と云えば静岡県西部では、
等がある。
遠州以外だと関西方面に住んでいた時に、吉川温泉よかたん(兵庫県三木市吉川町吉安222:当ブログでは未記載:炭酸成分は天然)とか姫路市休養センター香寺荘 竹取の湯(兵庫県姫路市香寺町恒屋1470:079-232-7788:炭酸成分は天然)に行った事があり、この2つは何れも素晴らしい炭酸泉じゃったな。
ななつぼしの炭酸泉は無論人工泉なんじゃが、何でも三菱レイヨン社が1997年に世界で始めて開発した人工高濃度炭酸泉のシステムを使っておるとのこと。
同社の装置は中空糸膜(特許)を使っとって、かなり高濃度らしい。

広いエントランスを通って券売機で650円を払い(これは土日祝日料金で平日は600円)、ブラウンの色調のシックな更衣室で服を脱ぎ浴室に入った。
入ってすぐ左脇に当たり前のようにかかり湯があるが、案外ないところも多い。
ざばざばとしっかりかかり湯をして早速ご自慢の炭酸泉に入った。
炭酸泉と云うと入って直ぐに肌にブクブクと泡が付くようなイメージがある。
例えば和合の湯とかトンボの湯の炭酸泉はそういう感じじゃ。
しかしここのはそういう感じはあまりなく、可成り長く入ってやっと小さな泡が少し付く程度で、あわあわというかぬるつく感触と云えばよいじゃろうか。
しかし、壁の説明書きを読むとそれでいいということらしい。
同じ文章がななつぼしのサイトにも書いてあるので興味がある方はご一読なさるが宜しい。
要約すると、炭酸は本来肌の表面にくっつくものではなく、肌を通して体内に染み込んでいくのが本筋で、肌の表面にくっついとる泡は体に入り切らんかった余分なものらしい。
ナルホドね。
炭酸泉浴槽はメインの大浴槽の他に、屋外にある寝湯と岩風呂もそうじゃ。
このように多くの浴槽が炭酸泉じゃから、この施設のお湯の温度は概ね低い。
温度が高くなるとせっかくの炭酸が飛んでしまうからじゃ。
暑がり(熱がり)のワシにとっては、低い温度のお湯は大変にありがたい。
そしてそういう意味で、ここななつぼしでワシが一番気に入ったのは、炭酸とは全く関係のない「不感の湯」じゃ。
この浴槽は結構小さくて最大6人ベスト2人程度の大きさ。
浴室の片隅に隠れるように存在しておる。
壁にはこのように書かれておる。
体温に近い低温度のお風呂です。この体温に近い温度帯は熱くも、冷たくもなく、何も感じないような感覚で、副交感神経をやさしく刺激し、ストレスを感じることなく、心身ともにリラックス効果が得られるお風呂です。水風呂が苦手な方にもおすすめです。
とのことで、温度計を見ると確かに36℃にも届いておらん。
ワシはいそいそとその浴槽に入った。
先客は1人だけで充分に余裕がある。
ワシのあまり好きでないバイブラも装備されておるが、そのおかげでお湯が微妙にゆらゆら揺れており、それがゆりかごのような効果になっておる。
即ち眠くなる。
浴槽は深くも浅くもなく、居眠りするには誠に好都合と云える。
結果、夢を見るくらいに寝てしもうた訳じゃ。
そうじゃなあ、小一時間は寝ておったかな。

炭酸泉メインのここじゃから、このような地味な浴槽はあまり人気が無いかなあと予想したんじゃが、途中寝ておったからアレじゃが多分ワシが1人になったことは無いと思われる。
この世には案外ワシのようにぬるいお湯が好きな人が多いと思われる。
ワシだけではないとわかり何だか安心した。

以上のごとく「行ってみればなかなかいい」施設じゃったが、難点を云えば塩素臭がキツイ事と、外湯の炭酸泉岩湯の水面に汚れが見られたことじゃ。
何れも循環システムの弱点じゃが、この辺をなんとかすればもっといい施設になると思われる。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
650
温泉コスパ
0.5

2021年5月30日日曜日

福田健康福祉会館 リフレU(1)

市町村が経営する浴場というのはあちこちにある。
市民への福祉提供目的なので、いずれも大抵料金が安いのが特徴じゃ。
ワシはまあ貧乏ではないけど当然金持ちでもないので、安く気軽に風呂を楽しみたい場合はたまさか利用する。
この手の施設としてはこれまで、
  • やすらぎの湯(静岡県浜松市天竜区龍山村戸倉711-2)
  • 春野福祉センター すみれの湯(静岡県浜松市天竜区春野町宮川1330)
  • 望月プラザ もりの湯(静岡県周智郡森町森50-1 森町保健福祉センター)
  • 湖西アメニティプラザ(静岡県湖西市吉美3294-48)
などに行ってきた。
これに加え、相当前じゃけど福田健康福祉会館 リフレU(ふくでけんこうふくしかいかん りふれゆー:静岡県磐田市宇兵衛新田186-1:053-858-3038:¥310:10:00〜18:00:ポイントカードあり♪:駐車場潤沢)というところに行ったことがある。
今日はここに再訪してみた。

ところでワシはこのブログで温泉銭湯のことを書く際は、原則としてその写真を載せんという変な主義を貫いとるが載せんだけであって(今回も写真は無いじゃよ)、記録用に可能な範囲で写真を撮ってはおる。
そしれそれらはすべてGoogleフォトにアップロードしておる。
写真には何れも撮影日付等の基本情報に加えGPSの位置情報も持っておるため、住所情報をキーにある程度の検索ができる。
この機能を使ってリフレUに以前いつ行ったか調べてみたが引っかからんかった。
どうも前回訪れたのは相当以前でガラケー時代の事のようじゃ。
記憶にあるのは浴槽ではなくサウナで、何か電気コタツのほれ、赤くなって熱を発するやつがあるじゃろう、ああいった物が壁に並んで取り付けられておる変な感じということだけで、更衣室や浴室浴槽の記憶が全く無いのは情けない限りじゃ。

現地に着くと停まっておるクルマの数が案外少ない。
人混みがダイキライなワシとしてはこれは嬉しい。
受付で料金310円也を支払うんじゃが、これは入浴料だけではなく一部を除き館内のいろんな設備の利用料も含まれておる。
ワシはフィットネスには全く興味が無いため詳しくはないが、動かん自転車みたいなやつとか、ぐるぐる回るゴムの帯の上を狛鼠の如く走り続けるやつなど基本的な用具はこの310円で利用できるようで、これは中々良いことじゃろうと思う。
裸になって浴室に入ると、入浴客はワシ含めて4人。
浴室の窓側には結構広めの浴槽がある。
温泉ではないのじゃが浴槽に満たされたお湯が何だか緑っぽく色づいて見えるが、これは浴槽の材質によるものじゃろう。
シャワーで体を清めてからお風呂に身を沈めてみたが、やや熱め。
これだとあまり長いこと入るのはワシには無理じゃろう。
浴槽には緩いジェットがあるのみで他のギミックが無いのがいい。
また、当然のことながら循環+塩素殺菌をしておる。
塩素の方はまあまあ強めで、鈍感なワシでさえ塩素臭がはっきりと分かる程度なんじゃが、特筆すべきはお湯の浄化方法としてはそれだけではなく、浴槽縁の上部一部を僅かに、そうじゃな3〜4mm程度低くさせてそこから少しだけじゃけどお湯をオーバーフローさせておることじゃ。
そしてオーバーフローさせたお湯は循環させることなくきっぱりと捨てておる。
お湯の上部には体毛や垢などが浮いておるが、浴槽下部にある循環用の配管ではそれらを吸い込んで濾すことは当然できんので、これはなかなか工夫しておるなと感心した。
感心しつつも、しかしお湯が熱い。
その事もあってワシは以前気になっていたサウナを試してみることにした。

ワシは多分基礎代謝が他の人より活発のようで、直ぐに汗をかく。
若い頃から暴飲暴食(最近は流石に食が細くなってきた)でしかも運動嫌いな割にあまり太っていないのはこのせいじゃと思う。
ちょっとの暑さ(熱さ)で直ぐに大量の汗をかき、ヌルヌルして気持ちが悪いためサウナや岩盤浴はあまり好きではない。
そんなワシじゃが兎に角入ってみることにした。
サウナの部屋の大きさは5〜6人ならば余裕で入れる程度のものじゃが、武漢ウイルスの影響で最大3人に制限されとる。
ワシが入った時にはワシしかおらんかった。
通常のサウナだとその温度は概ね90℃と聞いたことがあるが、それに比べて温度は相当低い。
室内のハリガミを見ると、
「ここのサウナの温度は55℃と低いけど、だからといって特に高齢者は長いこと入っとると体に毒じゃからね」
というような事が書いてある。
なるほどね。
普通のサウナじゃと3分と入っておれんが、ここはサウナ用12分時計が一周するくらいは何とか入っておれた。
おれたが、もう全身汗まみれじゃ。
たまらず外に出てサウナ室の横にあるシャワーで冷たい水をザバザバ浴びて体を冷やして凌いだ。
浴室内に置いてある椅子で10分ほど休んでから、最後に浴槽に体を沈めてから出ることにした。

ここリフレUはこのようにまあまあいい感じの施設じゃったが、残念なのはお客の方じゃった。
時間的に地元のおじいやんが多かったんじゃが、殆どは掛け湯をせぬまま浴槽に入ってくる。
酷いのになると、掛け湯をせぬまま浴槽にINして、脇や股間を濯いでから体も拭かずにサウナ室に入るという言語道断なクソジジイさえおった。
この辺、なんとかして欲しいものじゃが、冒頭書いたとおり塩素臭が結構強いのはこの辺に理由があるのかも知れん。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
1.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
310
温泉コスパ
0.6

2021年2月11日木曜日

やぎさんが好き!(38) えいせいゆーとぴあ

またしてもやぎさん情報が飛び込んできた。
情報源が個人のブログで[TEKU-LOG]というとこじゃ。
このブログの管理人は散歩や山歩きが好きなようで、その関係の投稿をなさっておる。
その中に、ちいと古いんじゃけども【藤と香りの道】梅雨の晴れ間に、ちょっぴり散歩(その2)[磐田市]若宮神社~歴史風景館というポストがあり、やぎさんのことに触れておる。
場所は磐田市で旧行政区域で云えば豊田町になる。
正に至近距離じゃからワシはすぐさま向かった。
なんでも豊田えいせい病院系列のサ高住「ゆーとぴあ」(の敷地内にやぎさん小屋があり、人懐っこい2匹のめすやぎさんが住んでおるという。
目的地にはすぐに着いたんじゃが、駐車スペース探索を兼ねてゆーとぴあの周りをぐるりとしてみたんじゃが一見それらしきものは見当たらん。
敷地横には病院の駐車場があるがまあまあ満車に近く、そこに停めるのは憚られる感じじゃ。
Google Mapsを見ると、至近距離に杏林堂薬局があるので、そこに停めさせて貰い、徒歩でアプローチすることにした。
徒歩数分で先程ぐるりとした道に着いた。
そしてやぎさん小屋はすぐ見つかった。
施設の外構を囲うフェンスをうまく利用してやぎさんスペースを作り、その中に小さな小屋が2つ並んどる。
そしてそれぞれにはしろやぎさんが1匹ずつちんまりと入っとった。
何故かどっちも歯をややむき出してニヤリとしとる。

歯をむき出して揃ってワシにニヤリとする
ゆうちゃんとぴあちゃん
どっちもめすやぎさんじゃ
© ill-health(ruephas) 2021

ちなみに小屋やフェンスにやぎさんの名前を記したものは無い。
先程のブログによればどっちかが「ゆう」ちゃんで、どっちかが「ぴあ」なんじゃが、どっちがどっちかがわからん。
帰ってからブログを読み直してみたら「赤い首輪がユウちゃん、青い首輪がピアちゃん」とあり、上の写真で云えば左がゆうちゃんで、写真では首輪は写っとらんが右がぴあちゃんじゃろう。
柵越しなもんじゃから写真がなかなか撮りづらく、今回はこの1枚だけじゃ。
最初暫く「べへへい」と呼ばわっても小屋から出てきてくれんかったが、なお暫くしつこく声掛けを継続するならば、遂にぴあちゃんが小屋からズルズルと這い出してきて、それにつられるが如くゆうちゃんも出てきてくれた。
そしてしきりにべへへいべへへいと鳴きながらワシの方に近寄ってきた。
おっと、寄ってきてくれたねと嬉しくなって柵の狭い隙間から手を伸ばして頭をかきかきしたら、軽く素早く頭突きをカマしてきた。
なかなかいいぞ。
小屋の周辺は綺麗に整備されておって、一見エサになるものは見つからん。
しかしそこは、ほれ、あれじゃ。
蛇の道は蛇。
やぎさん使いセミプロ3歩手前のワシ。
周りを素早く見渡すと、道を挟んで木が生えておる。
そしてその下には落ち葉が若干落ちておるのをワシは見逃すはずがなかった。
ワシはそれらを素早く拾い上げ近づくと、やぎさんたちがワシに向かってば〜っと駆けてきてべへへ〜いと鳴く。
道や溝に落ちておる葉っぱじゃから、新鮮なのもあれば殆ど煎餅状態のぱりっぱりなやつもあるんじゃが、どれもお構いなくシャクシャクバリバリ食べてなくなると「もう無いのか」という感じでべへへへ〜いいと鳴く。
ゆうちゃんもぴあちゃんも兎に角鳴く。
べへへへへへ〜〜〜〜〜〜いと可成り長く鳴くことさえある。
ワシはセミプロ3歩手前と云っても、その辺を歩いとるパンピーに比べりゃあだいぶんに多くのやぎさんと会っておるが、こんなにしきりに鳴くやぎさんは初めてじゃ。
しかも柵に手を付くと、それに向かってガツンと頭突きをカマしてくる。
仲々元気なやぎさんたちじゃ。
路上から葉っぱがほぼ無くなるまでエサを上げたワシは、満足して帰ることにしたが、隣で畑仕事をしとる爺さんが「酔狂なやつじゃ」と云うような目つきをしてワシをじっと眺めておるのがやや恥ずかしかった次第じゃ。

2020年12月26日土曜日

磐田グランドホテル 天神の湯(3)

この1年の投稿を見てもらえれば分かる通り、武漢ウイルスが世に蔓延り始めてから殆ど温泉銭湯には行けておらん。
無論、混んだ飲み屋などと比べればその安全度は多少高いと思われるし、浴室に入ってしまえばほぼ大丈夫じゃろうが更衣室がやはり怖い。
また、ここ1年ほどの間に「入院もしくはホテル療養中の人間がそれらを抜け出して勝手に風呂屋に行ってバレた」という報道をワシは少なくとも2つほど目にした。
そのものたちの温泉銭湯愛だけは認めるが、それ以前に莫迦である。
そのような莫迦がいつどこの温泉銭湯に湧くか全く予測もつかんため、ワシは基本的には温泉銭湯にあまり行っていない。
行くのはほぼ掛川にある倉真赤石温泉で、更衣室浴室まるごと貸し切りじゃから他人と交錯することがないからじゃ。
とは云え、たまにはそれ以外のところに行きたいと思うこともあり、本日は磐田グランドホテル(静岡県磐田市岩井2280:0538-34-1211)にある天神の湯(¥1500:10:00~23:00)に行ってきた。
実はこのホテルは、武漢ウイルスの野郎のせいで今年6月くらいまでの長きに渡り、ホテル全体が臨時休業しておったそうじゃ。
先日営業状況を確認するために公式サイトを見てみたら、何とか営業を再開しておったため早速出向いたわけじゃ。
ここは1500円とまあまあ高額な利用料が必要じゃけども、毎月26日は800円で入浴が可能じゃ。
更には、6枚綴り5000円(すなわち1回あたり833円)という激安チケットも公式に販売しておる。
これならばそこら辺にあるスー銭とあまり変わらないし、ホテルならではの接客とサービスも受けられるし、それにホテルで日帰り温泉を楽しむということがあまり一般的ではないから混んでいることもないし、いい事ずくめと云って差し支えありません。

本日も(ホテルにとっては苦しいところじゃろうが)入浴客は6人程度、湯船に使っておるのは最大で3人という感じの利用状況であり、混雑という表現は全く必要ない。
そしてどの客もおとなしかったため、落ち着いた気持ちで黒湯を楽しめたのは幸いじゃった。
時間制限もないため長湯を楽しむもよし、ロビーは広々としてオットマンが何脚も用意されているので出たり入ったりするもよしじゃ。
お湯の中に手を20cm程も差し入れればもう見えなくなるほどの濃さの黒湯は相変わらずじゃし、温度は42℃とワシにとってはやや高めじゃが、寒い冬にはこのくらいの温度がよく温まってよいじゃろうし、ここのお湯は湯冷めしにくいので更に良い。

また、たまにはゆっくりした時間を過ごしたいというのであらば、入浴と客室利用がセットになった★1日2組様限定!★日帰り湯ったりステイプラン(¥4000〜)や★日帰り★湯~ったり温泉ランチ(¥3200)などを利用してみてはどうかと思う。
特に後者は、なかなかコスパがよろしいのではと思う。
通常の入浴料を基準にしてランチのコストを計算すると1700円。
ランチそのものの価格と、ホテルという場所を買うと考えれば大変に安い。
云うまでもなく、ここ磐田グランドホテルでは武漢ウイルス対策について出来ることは全てやっておる(「磐田グランドホテル【新しい生活様式】への取り組みのご案内」の部分参照)から安心じゃと思う。
観光業及び観光関連業界は現在非常なる苦境に立たされておる。
しかし、あの天下の愚策「GoToトラベル」なんぞ使わずとも出来ることはある。
このようなプランを使って、いつもより少し豊かな入浴時間を過ごせば僅かではあるが、結果としては支援の端くれにもなるかもしれぬ。
地元の施設にこそ応援の気持ちを表すのが大事じゃろうと思えるんじゃが、どうじゃろうか。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.5
風情ポイント
2.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
0.7

2020年7月26日日曜日

やぎさんが好き!(30) ㈱樹

やぎさん好きであり、それだけでなく「やぎさんに関してはセミプロ三歩手前」と自他共に認めておる[要出典]ワシとしては、温泉銭湯同様「新しいスタイルでのやぎさんとの交流」を追窮すべきであろうと持って任じとる。
即ち、3密を避けつつやぎさんと遊ぶ方法はどうあるべきかということじゃ。
実はそんなこたあ簡単な話であって、追窮じゃもって任ずるじゃと構える必要はなにもない。
人が行かないやぎさんポイントに行けば良い。
但し、人が行かないやぎさんポイントの多くは個人宅若しくはそれに近い個人経営の店舗などである故、そういった個人の方々と直接間接問わずある程度の関係性が必要なことと、やぎさんが柵の中に住んどることが多くて直接の触れ合いが少しむつかしいという難点はある。
しかしいろいろやりようがある筈じゃ。

そのようなやぎさんポイントは探せば容易に発見することが出来るが、その一つとして㈱樹(いつき:静岡県磐田市新貝1401:0538-84-9993:やぎさんはアトリエいつきのほうに住んどるよ:アトリエいつきの横に数台と少し離れた庭の展示場に数台)が挙げられるじゃろう。
この会社のことは昨年の11月に既にご紹介済じゃが、主な事業内容は造園・ガーデニング関連グッズ販売などで、本業の他にその時期時期に相応しいちょっとした文化的イベントなども開催しとる。
また、アンティークグッズなども販売しとる。
ワシの大好きなCafe de Clarkにも、ここで買ったアンティークグッズを店内に飾っておられる(想像じゃ)。
樹さんのInstagramを見ると、アンティークだけでなく陶器や小物、盆栽なども売っておられるらしいことがわかったので、やぎさんを見るついでにいいものがあったら買って帰ろうと思って早速行ってみた。
むう、前段のテキストは改めて読み直すと変じゃ。
普通の人ならば「いいものを見つけに行って、ついでにやぎさんと触れ合おう」になるんじゃろうなあ、多分。
到着してまず見るのは、だからやぎさんじゃ。

© ill-health(ruephas) 2020
この写真には2匹のやぎさんしか写っとらんが、実際には3匹おらっしゃる。
ワシの写真の腕は篦棒に低級なのに加え、動物の写真を好んで撮影するものであらばわかってくれるじゃろうが、写真を取ろうとするやいなや小奴らときたら必ずワシが向いて欲しい向きの逆を向く。
その結果、なんとかかんとか3匹同時に撮れた写真はこれじゃ。

「真逆」の意味を端的に説明できる得難い資料写真
© ill-health(ruephas) 2020
この写真でそれぞれのお名前を説明するならば、
一番左の茶色っぽいやつ:ざくろ
一番手前の白いやつ:まんさく
奥の角が上むいたやつ:そてつ
それぞれ植物の名前を頂いとるようじゃ。

は?何だって?写真がわかりにくい?
よしわかった。
クソ悔しい限りじゃが仕方ない。
誰にでも絶対にわかる写真を、あなたに授けよう。

Copyright ©  株式会社 樹
これは当然ワシの撮影ではなく、同社の公式ポートレイトじゃ。
やぎさんたちの住処の柵に掲示されておった。
さてやぎさんたち、到着時には結構な雨が降っておったこともあって全員大人しく小綺麗な小屋の中にこもっておった。
「へいへい、やぎさんほれ草を食べんかい」
と路傍の草を引きちぎって差し出すと、ざくろさんがぐいと進み出て小首を振りながら口にする。
ワシとしては皆平等に付き合いたいので残りのまんさくさんとそてつさんにも草をあげたいんじゃが、遠慮がちなのかワシが手にしとる草がたまたま嫌いなのか、若しくは既に満腹なのかわからんがなかなか寄ってきてくれん。
仕方がないので主にざくろさん相手に草をあげとると、草だけでなく草を掴んだワシの指先をも、はむはむし始めた。
やぎさんによる指のはむはむを体験したことがない人は大変不幸じゃ。
ぜひはむはむしてもらうが宜しい。
大抵のやぎさんはワシの指のことを食べ物ではないとわかっておるのか、がぶりとは来ない。
唇の部分だけではむはむする。
いやあ、気持ちがいいんじゃよ、はむはむ。
但し、ゆめゆめ油断なされんように。
やぎさん本人がはむはむの範囲だと思っておっても、ワシら人間にとってはむはむの限界を超えておって、がぶりの領域まで達してしまうくらいにやられる事がたまさかにある。
やや警戒しつつはむはむされることを強く推奨したい。
すこしでもがぶりの雰囲気が感じられたら、名誉ある撤退を迷わず判断なさるが宜しかろう。
そのうち雨が小やみになり、やぎさんはみなさん小屋の外に出てうろつき始めた。
そうなるとざくろさん以外のそてつさんやまんさくさんも、ワシが手にした草を食べてくれる。
もしかしてお二人さんはざくろさんに遠慮しとったのかもしれん。
しかしざくろさんの名誉のために書くが、ざくろさんは威張り散らしておるわけでは決してない。
皆さん仲良く暮らしておるようじゃから、ご安心召されい。

ところで「やぎさんに貴賎なし」なる名言があるわけじゃが[要出典]、それでもやはり個人的にはコイツが好きじゃという感情は存在する。
ここ樹のやぎさんはもちろん皆大好きじゃけれども、どうしても一番好きなのを選びなさいと云われたら、ワシはまんさくさんが好きじゃ。
いつも実に柔和な表情をしとって、きっと優しい性格をしとる。
落ち着いた感じじゃし、ワシはまんさくさんが好きじゃな。
これで軽く頭突きさえしてくれれば云うことはないんじゃが、大人しいもんじゃから他人と喧嘩するのは好まぬものと思われる。

優しい表情で周囲を和ませるまんさくさん
© ill-health(ruephas) 2020
この流れの中で、事務所でワシが使っとる業務基幹システムのログイン後の顔写真は、実のところこのまんさくさんのやつを使っとる。
ついでに書くと、OS(くそったれWindows10じゃ)のプロフィール写真は、Cafe de Clarkのマサオじゃよ。

さて、ひとしきりまんさくさんそてつさんざくろさんと(平仮名ばかりで読みにくいのう。スマンな謝るワイ)遊んで満足したワシは、アトリエの方に入ってみた。
アトリエは古民家風の建物(「風」ではなく、ほんとに古民家若しくは蔵を改修しとるのかもしれん)にあり、事前情報通り古い道具や各種陶磁器が置いてあり、その一部は実際に販売されとるようじゃ。
ワシはいろいろ見てみたが、審美眼が無いため何がいいのか悪いのかが今ひとつわからん。
わからん中でも、ワシが欲しいなあと思ったのはこれじゃ。

作者や窯元などを確認し忘れました
© ill-health(ruephas) 2020
写真ではサイズ感が掴みづらいと思うが、高さは10cmほどで、多分信楽焼じゃと思う。
ワシは磁器より土っぽい陶器が好きで、アトリエ内でこれを見つけた時はこれで酒を呑みたいなあと感じた。
これで呑めば美味そうじゃなあと思えたわけじゃ。
しかし来訪しとったその時は、アトリエの方が見当たらんかったので本日は見送り、次回早めに再訪して、もしまだ展示されておったらぜひ買おうと思っとる。

2019年11月2日土曜日

やぎさんが好き!(20) ㈱樹

図書館の書籍資料も勿論大事じゃがWEBの世界での調べ物も中々便利なもので、特にやぎさん情報についてはGoogle Mapや各種ニュースサイトを当たって入手しとる。
特に「新しい情報」という面ではWEBは圧倒的に有利で、そもそも「やぎさんが今どこにいる」なんて情報は図書館では得ることは出来ん。
逆にワシのもう一つのライフワーク(おっと、大きく出たね)であるプロジェクト”山神社”に関しては、圧倒的に図書館資料の方が重宝する。
WEBの世界が万全なことはまったくないわけであって、まあ調べ物の対象によりソースの入手先を適宜選択するのは重要なことじゃと思う。

そのWEBで得たやぎさん情報の一つに㈱樹(いつき:静岡県磐田市新貝1401:0538-84-9993)という会社がある。
主な事業内容は造園・ガーデニング関連グッズ販売などで、本業の他にその時期時期に相応しいちょっとした文化的イベントなども開催しているちょいとおしゃっれっぽい会社のようじゃ。
そこにやぎさんががおるという。
会社でやぎさんを囲っておるという。
そのやぎさんたちがどのような状況にありどのような形で住まわっとるかはわからんし、直接触れ合ったり頭突きを通じての交流を深められるかもわからん。
わからんなら実際行ってみるが吉というものじゃ。
磐田市の新貝と云えば、昨日静岡ダービーを辛くも制したジュビロ磐田が所属するヤマハ発動機のお膝元じゃ。
自宅からはまあまあ近く20km程度で、下道使っても30〜40分程度で会社付近に到着した。
まず目に付いたのは「庭の展示場」という施設というか場所じゃがそこにはやぎさんはおらぬ。
おるのはそこから歩いて数分北の方に歩いた「アトリエいつき」じゃ。
おっと、おった。
3匹おった。

しろやぎさん1匹と茶色やぎさん2匹
© ill-health(ruephas) 2019
1匹はしろやぎさんでなんとなくCafe de Clarkのマサオに似とる。
残り2匹は茶色やぎさんで、しろやぎさんよりやや小振りの体格じゃ。
いずれのやぎさんも小屋の上若しくは丸い台の上におって、静かにしとる。
全員おとなしい感じのやぎさんたちじゃ。
やぎさんたちは金属製のフェンスのようなものの中に住まわっとって、直接触れ合うことは叶わん感じじゃ。
また全員高所が大好きな様子であり、いくら呼ばわっても中々地面に降りてくれん。
降りてくるどころかその動きと言ったら、体にまとわりついてくるうっとおしい昆虫類を追っ払うためにしっぽを少し振ったり、前脚をとんとさせたりとその程度じゃ。
しろやぎさんは基本へた〜っとしておって、時折体をうねりとさせたりしとる。

時々うねうねするしろやぎさん
© ill-health(ruephas) 2019
青い屋根に乗っとる茶色やぎさんはず〜っと突っ立っとる。
疲れるから座れば宜しかろうと思うのじゃが、兎に角立っておって時折とんと前脚を踏み鳴らすばかりじゃ。
そして常に反芻しとる。
まあ考えてみれば立っとるのは三角屋根の上なので座るのがちょいと難しそうじゃ。
ならば地面に降りればいいのに、屋根の上が相当好きなようで動かざること山の如しとはまさにこの事じゃ。

丸い台に乗っかっておる茶色やぎさんは相当に眠そうであり、丸い台の形状に合わせて自らも丸まってウトウトしとる。
Mauiやお好み焼き さわ田、あるいはCafe de Clarkにおるやぎさんたちと比べて兎に角静的なやぎさんたちじゃ。

この状況をなんとか打開しようとワシは路傍に生えとる草を引き千切って、何とか手が届きそうな位置に居るしろやぎさんに差し出してみた。
するとしろやぎさんは明らかに草に興味を示して鼻っ面を伸ばしてくる。
伸ばしてくるが、ワシが差し出す草には中々届かん。
あと少しで届くんじゃけども、いま一歩届かん。
鼻っ面を伸ばすだけではなく体をあとほんの少しこっちの方に動かしてくれれば楽に届くのに、それさえも面倒なのか動かん。
ワシの方は手が攣りそうなほどに伸ばしとる。
しろやぎさんは軽く鼻っ面を伸ばしとる。
中々悔しい。
と、その時。
面倒くささより食欲のほうが勝ったのか、しろやぎさんは遂に立ち上がった。
ワシは心のなかで、
〽
立ち上がれ もう一度その足で
立ち上がれ 命の炎燃やせ
と歌ってしろやぎさんを応援した。
しろやぎさんはゆっくりとそのお口をワシの手に近づけてきて、優雅に草を口に入れ、美味そうに咀嚼をし始めた。
そしてまたへたり込んでいった。
当然ワシは心の中で歌った。
〽
立たないで もうそれで充分だ
おお神よ 彼を救いたまえ
神は彼を救い給うたようで、実に幸せそうな表情でへたり込んどる。

柔らかな日差しの下、莞爾として微笑むしろやぎさん
© ill-health(ruephas) 2019
ここのやぎさんたちはこのように実におとなしい感じじゃったが、情報によればたまさかには柵の外に出て近隣の方々と触れ合うこともあるらしいので、会社のサイトをこまめにチェックして機会あらば是非赴きたいと思った次第じゃ。
ワシは心中、
〽
ライラ ライラ ライラ ライ........
と歌いながら帰宅したのであった。

2019年1月27日日曜日

磐田グランドホテル 天神の湯(2)

昨日は土曜日でヒマじゃった。
じゃから午前中は廃業した浜名湖かんざんじ荘にその後の動きが見られないかどうか確認したんじゃが、その後も更にヒマじゃったのでどうすべいか、ちいと考えてみた。
昨日は全国的に寒く、ワシの住んどる地域も流石に雪までは降っとらんかったが、まあまあ寒かった。
寒い時にはやぎさんより温泉がいいんじゃが、最近ここらへんで行きたい温泉はもう殆ど無い。
ううむ、どうすべいかのう…と考えているうちに、本日が26日であることにハタと気づいた。
26日と云えば全宇宙的に温泉の日であることは自明の理。
26日ばかりは全宇宙に存在する温泉銭湯の多くで割引したり、回数券を格安で販売したり、変わり湯を挙行したり、付属の飲食施設での飲み食い料金が安くなったりというイベントを開いとるのが常じゃ。

となると、普段は高嶺の花と端から諦めておる(わかる?鼻と端を掛けとる細かいギャグじゃよ)高額入浴料の場所に行けるかも知れん。
で、思い出したのが磐田グランドホテル(静岡県磐田市岩井2280:0538-34-1211)にある天神の湯(¥1500:10:00~23:00)じゃ。
ご覧の通り、ひとっ風呂浴びるのに1回あたり1500円。
ワシらのような市井に暮らすぱんぴいにはとてもとても無理な値付けじゃが、全宇宙の中にある温泉である以上、本日ばかりは割引料金で入れるに違いない。
というか、確か以前1回安く入っとる。
調べてみたら、前回行ったのは2013年4月の平日。
6年も前ということは、富士に単身赴任しとる時か。
4月なんて数字稼業で飯を食っとるワシ的には極めて多忙な筈なのにと思ったが、その時期は数字稼業から一時離れておったから行けたのかな。
過去のことはまあよいわ。
早速現地に向かった。
何時もはスイスイ走れる国1バイパスじゃったけど、天竜川の辺りで工事をしとってちいとだけ渋滞しとった。
それでも30分ちょいで到着できた。
天神の湯には専用の受付フロントがあるので、そこで本日の特別料金である800円を支払って、愛想が良いフロントガール(すまん嘘じゃ。フロントおばちゃん)からタオルセットを借り受け、浴室に入る。
脱衣室は篦棒な広さはないが機能的で清潔じゃ。
脱衣室の奥には洗面台があり、様々なアメニティが準備されており、シェーバー(T字カミソリ)も無料で使えるようじゃ。
中に入ると先客が2人。
爺さんと若者じゃったが、どっちもただ黙って湯に浸かっとる。
五月蝿くないのはまったく有り難く、ワシにとっては誠に理想的な客層。

前回書いた通りここの湯は可成り濃いヨードチンキ色で、色だけで言うとこの辺だとかんぽの宿 浜名湖三ヶ日とか、大東温泉シートピアの系列じゃ。
じゃけども両者よりもかなり濃くてほぼ黒と表現してもよろしい。
水深20cm程まで手を沈めればもう全く見えなくなる。
かなり特徴的じゃ。
味や香りはそんなでもない。
奥のシャワーコーナーでかかり湯をして、真っ黒なお湯に入湯。
真っ黒な故、浴槽底面の様子を全く窺い知ることが出来ん。
従って、歩くというよりは「摺足」状態で慎重に進む必要がある。
特にここの岩風呂には、腰湯に適した椅子状の岩が浴槽内に潜んどるため、不用意にじゃんじゃん歩くとそれに蹴躓いて派手にコケる危険性がある。
客がワシ1人ならば平気じゃが、2人の先客が瞑目して湯に浸かっとる。
彼らの静寂な時間を邪魔してはならぬし。
良さそうな場所を見つけて肩まで浸かってみた。
温度は41℃と表示されており、これは前回と全く同じ。
5分程浸かっとると、じゃんじゃん汗が出てきた。
幸いなことに浴槽内には2脚の椅子が置かれており、湯疲れしたならば浴槽から出てそこに腰掛け、汗が引けばまた浴槽に入ればよろしい。
そんな事を繰り返しとると、来た時には爽やかな青空だったのがいつの間にか灰色に一変しており、有ろう事か雪が降っておる。
ここには残念ながら外湯がないため、雪見て一杯ならぬ雪見て一浴とは参らんのじゃが、大きな窓越しに風花が舞う様子を見ながら岩風呂に浸かるのもなかなか良い。
そんなこんなで1時間程度、真っ黒いお湯に浸かったり上がったりしておった。

着衣して上がると、広いロビーにはオットマンがセットになったリクライニングチェアーがいくつか置いてあり、そこで寛いでおると先程の愛想のいいおばちゃまが、
「冷たいお茶か温かいお茶、どちらにいたしますか」
と訊ねてきた。
これは驚いた。
手づから淹れてくれるお茶をご提供いただけるらしい。
これは嬉しいおもてなしじゃった。
適温に淹れてくれた甘さを感じる緑茶を美味しく頂き、いい気分で帰路に着いた。

うむ、ワシから言わせれば1500円という強気な価格設定も、これだけのサービスがあればまあ納得も出来る。
とは云え、やはり行くとすれば26日になるじゃろうなあ。

えーっと、ちなみに此処から先の土日の26日は、
2019年5月26日(日)
2019年10月26日(土)
2020年1月26日(日)
じゃ。

2019年1月2日水曜日

しおさい竜洋(3)

浜松近郊で僅か360円で入れる人工温泉がしおさい竜洋であります。
隣りはオートキャンプ場があり、今日も大量の浮かれたキャンパーが蝟集しておったが、それら浮かれた奴らが大挙として風呂にやってきて五月蝿く騒ぐ事を除けばおすすめの入浴施設じゃろうと思う。
ここについては余り書いとらんけど、小振りながら露天風呂も備えておりなかなかいい浴場じゃと思う。

以前、ニフティ温泉で書いたんじゃが、ここの浴槽にはステンレス製の腰掛けがおいてあって(その前は側溝用のU字溝をひっくり返したやつ、更にその前は木製の腰掛けじゃった)所謂「腰湯」には最適の構造になっとる。
本日久しぶりに行ったんじゃけど、今回はその腰湯をテーマに入浴してみた。
シャワーでかかり湯をして体を清め、そこで一旦上半身の雫をきれいに拭いて乾いた状態にして内湯に入り、ステンの椅子に腰掛けた。
当然腰辺りまでしか浸からず、上半身は虚空に晒したままの状態。
そのまま10分程じっとしとると、上半身からじわじわ汗が滲み始め、更に10分程度で二の腕と胸元、背中は玉の汗状態。
最近随分淋しげな風情となっとる頭部からも顔面からもダラダラ汗が流れて、まさにシャワーを浴びたかの如くの状態と相成る。
全身浴ではなく半身浴でさえもなく、腰湯で何故にこれほどまでに流汗淋漓となるのか然とは知らんが、多分恐らくぱはっぷす、脚で暖められた血液が循環してそれにより体が中から暖められる体と思う。
違うかも知れんが、ワシはそう思う。
それが証拠に、ダラダラ状態の体を首までお湯に漬けると、こんだけ汗ダラダラにも関わらず、お湯が確かに熱く感じる。
少し変な気分ではある。
体の表面はそこそこ冷えておるのでその分長くお風呂に入っとれるし、何より汗がじゃんじゃん流れる状態をしっかと体感できるので、いかにも「ワシの汚(けが)れた肉体からその汚(けが)れがじゃんじゃん抜けていく」感があって少なくとも精神衛生的に頗る宜しい。
自分で云うのもなんじゃけど、ワシは結構な暴飲暴食家で、運動といえば仕事前後のバス停往復と仕事場内での僅かな移動、あとは偶に自転車に乗るくらいという極めて不健康な生活をしとるのにも関わらず、メタボになる様子がまったくないのはこの代謝の良さのおかげじゃなかろうかと思っとる。
そういう意味で得な体質じゃと思う。

浴槽の中に腰掛けがある公衆浴場ってのは案外なかなかないもんじゃろうから、腰湯が好きな人は是非お試しになったらいかがかと思う。
温泉併設の食堂もあり、夏場ならば屋外でBBQも出来る。
ひとっ風呂浴びてから海風を感じながら、冷たいビール片手にBBQを味わうというのもなかなか乙なものじゃろうと思うから、この夏にはぜひワシもそのゴールデンコースを試してみたいと思っとる。
言うまでもないが、飲酒運転はご法度じゃよ。
酒が飲めん奴を脚として確保してからやりましょう。

2018年1月28日日曜日

しおさい竜洋(2)

しおさい竜洋(静岡県磐田市駒場6866-10:¥360:割引回数券有り:10時~21時:最終入場20時30分:定休毎週木曜日:7/21~8/31と年末年始は営業)は人工温泉でなかなかいいとこだと思うんですが、行くなら冬場に限ります。
というのは、ここには竜洋海洋公園オートキャンプ場というのが隣接していて、夏場だと無礼なバカキャムパーがどこからともなく大量に湧き出し、無礼な態度と酔っ払った状態のまま風呂に入りに来るため、精神衛生上極めて良くないからであります。
根性無しの彼奴らめは、冬場は仮死状態に陥るため風呂への襲撃がなく、心安らかに入浴できると、このような状況であります。

上に書いたとおりここは人工温泉で、入浴してみると心なしかお湯にとろみを感じます。
どんな人工温泉かというと、男湯で云うと内湯が光明石というのを使っており、外湯には那須ラジウム鉱砂というのを使っているみたいです。
科学に疎い私には詳しいことはわからないんですが、とにかくとろっとした感じがするのは事実です。
内湯の温度は40.7℃くらいで、普通の人だとややぬるめと思いますが、人工温泉のおかげなのか、なかなか湯冷めしにくい感じです。
ちなみに、天竜区にあるやすらぎの湯という入浴施設は、かつては同じような人工温泉だったんですけど、いつの間にか人工温泉をやめてしまい普通のお風呂になっちゃって残念だったんですが、しおさい竜洋にはこれからも人工温泉として頑張って欲しいものだと切にお願い申し上げる次第です。

今日久しぶりに行ったんですが、狙い通りお客さんは地元の爺さんばかりでヘンに騒ぎ立てる人はおらず、落ち着いた心持ちのまま内湯・外湯・気泡湯を2時間弱かけて何回も入ることができました。
しめしめ。
現在外装をやりかえる工事を行っているようで建物の周りは仮設の足場が取り付けられており、その関係で外湯にも青い養生シートが被せられていいて、光が全体に青っぽい感じになっていました。
それはそれでいつもとまた違った雰囲気を醸し出していていい感じでしたけど。

さて、この写真は浴室入り口にある券売機です。
今まで幾つもの温泉銭湯に入ってきましたが、切符の種類が男女別になっているのは私の体験ではここだけです。
前から気にはなっておったんですが、これはなんでだろう?
容易に想像されるのは営業上の統計データをとっているということなんですけど。
このデータを元に、営業状況の報告とそれを受けての戦略会議が開かれているに違いありません。
隔週金曜日の午後に開かれている「しおさい竜洋管理会議」でこのデータを経理課長が報告するわけです。
経理課長:先月の入浴者動向は1日平均322人でうち男性が202人、女性が120人でした。単価は回数券利用者の数が増えたことにより342円でした。
総務部長:単価は下がるかもしれないが、回数券の販売を強化してリピ客の確保には尽力してもらいたい。
経理課長:はい。営業課長とさらなる拡販方法を検討してまいります。
総務部長:よろしくお願いしたい。
経理課長:ただですね、男女割合という点で少し問題があります。男性の割合のほうが高いのはこれまで通りですが、実はここ半年ほど減少傾向が続いております。
営業担当常務:どういうことかね?
経理課長:男性に飽きられつつあるということかもしれません。
総務部長:…うむ。
経理課長:これについては、男性客数を回復させる営業方策について営業課長と現在検討しております。
総務部長:お、そうか。現在の状況を教えてくれ。おい、営業課長、どんな方向性か報告してくれ。
経理課長:いや部長。営業課長は現在「男性が喜ぶサービス提供のあり方」を実体験するため、えっとあのその、そのですね、某サービス方面目的で出張しております。次回、その実体験のさまと共に、対策も併せて報告する予定です。
営業担当常務:よしわかった。
経理課長:それでですね、実体験に関しては体験人数が多いほうが何かと良いかと思います。従いまして来週からワタクシも出張に参りたいと考えますが…
営業担当常務・総務部長:却下する。
というような会議が行われているのではないかと勝手に妄想するオレは全くバカですね。
すみませんでした。

しおさい竜洋には人工温泉の他、サウナと水風呂もありますので、サウナ好きなおじさんたちにも最適です。
その他、レストランもあるし地場の野菜などの産物を安く売ってるし、夏場には屋外BBQもやってますので、一日遊べる場所です。
遠州灘に面しているので、海際の自転車道を使ってランニングや自転車に乗るための基地としても使えます。
安くて楽しめるいいとこだと思いますよ。

2015年5月6日水曜日

プロジェクト "山神社"(6) 山神神社

連休に入り、単身赴任先にずっといるのも何だし、抑ここ数ヶ月まともに帰省していないのは流石にヤバイだろうということもあって浜松に帰りました。
帰ったと云っても特にすべきことはなく(本当は有るのだろうけど)、国内散り散りに暮らしているガキどももバイトで帰れないということでどっか行楽地に行くということもなく、これ幸いと出かけたのは温泉ではなく大山くん関係神社。
磐田市にははっきり大山くん関係だと判明している神社がいくつかありますが、ビミョーな神社も幾つかあり、今回はそのうちの2ヶ所。
ひとつは山神神社(静岡県磐田市富丘415)、もうひとつは山神神社(静岡県磐田市富丘723−1)であります。
要するにどっちも山神神社で、それぞれ非常に近い場所に有るのですがベツモノです。

で、一箇所目の山神神社。
カーナビに従って進み、ここがそうだという場所の道端に車を停めたのですが擁壁しか見えない。
ただ、その擁壁にオレがギリ通れるくらいの幅の狭い階段があり、その先には神社の神殿部分と思われる建物が見えます。
この階段を通り抜けることが出来なさそうなやつを
オレは何人も知っているぞ
© ill-health(ruephas) 2015
その階段を上がっていくとやはり神社の裏手に出ました。
参拝する前に表の方に歩いて行くと鳥居があり、鳥居の下を通らないように更に先に続く通路を進むと「山神神社」と書かれた石柱がありました。
ただし、由来などが書かれたものはありません。
うむ、神社名は山神神社で確定ですが、中の人が誰なのかは今んとこわかりません。
改めて明神鳥居を見上げるとそこにも山神神社と書かれた額束。
一礼して鳥居の右側をくぐり抜けて参拝。
その後、拝殿の中をのぞき込んだり神殿の裏側を探ったりしました。
とはいえ、大山くんっぽい感じは非常にあるなあ
© ill-health(ruephas) 2015
拝殿には往々にして神社庁からの認証状のようなものがあったりして社格とか等級が書いてあったりするし、実際ここにも掲げられてましたが暗くてよくわからず、拝殿神殿の周囲にヒントは何もなし。
帰宅後ですが、静岡県神社庁のサイトを見てみましたがそこにも情報は何もなく、矢張り中の人問題はこのまま未解決のままになっちゃいそうです。
ついでに苦言を垂れますが、静岡県神社庁のサイトの情報量は余りに貧弱に過ぎます。
他の都府県神社庁のサイトに比べて全くダメダメであります。
猛省を促します。
お前らちゃんと仕事しろよ静岡県神社庁、と声を大にして訴えたい。


次の山神神社。
車で数分の距離に有ります。
モナコ市街地コースのタバコ屋コーナーっぽいヘアピンカーブを立ち上がった辺りに建っています。
こっちの山神神社には、本当に何も無いです。
寡黙な明神鳥居
一体君は大山くんなのか?
© ill-health(ruephas) 2015
神社名を彫った石柱なし、鳥居の額束にも神社名の記載なし、由来書きの類もなし、拝殿神殿内に参考になりそうなものもなし、な〜んもなし。
ここが本当に「山神神社」なのかどうかさえも現場で判ずることは出来ません。
いつも不思議に思うんですが、地図屋さんは何を根拠にここが「山神神社」であると判じることが出来るんだろうか?
まさかいちいち法務局に行って法人登記簿を確認しているわけでもあるまいしなあ。
こっちの山神神社は最初からきちんと鳥居方面から入り込むことが出来たため、鳥居の手前で一礼し、参道の端っこを拝殿まで進み参拝。
拝殿神殿はなんて言うんですか、あれはスレートっていうんでしたっけ、波々の建材でできていて、正直いってあんまり神々しさは無いです。
しかも肌色。
もうちょっと色を考えればいいのにと若干憤慨しつつ神殿部分に回りこむと、珍しいことに神殿内部をガラス越しに拝見できる変わった構造をしてました。
神殿部分側面がガラス窓
初めて体験する建築様式で、まさにガラス張り
しかし、君の名前はわからない
© ill-health(ruephas) 2015
木造の祠がガラス越しに間近に見えます。
これはありがたいと思い、ここでも再度二礼二拍手一礼でお参り。
いや本当にありがたい。

しかし君の名がわからないのだが本当に残念だよ。

一般的には「山神神社」という名前の神社の場合、祀られているのは大山祇命なので、恐らく今回の2社も祭神は大山くんだと思います。
しかし鎮座地が磐田ということもあり、地元富士市のように図書館で古い文献をあたることもままならず、先ほど書いたとおり静岡県神社庁が公開している情報も誠に貧弱なため本当のところはなんとも云えません。

2013年4月26日金曜日

磐田グランドホテル 天神の湯(1)

3月下旬から今くらいまでは毎年とても忙しく、土曜日も全部仕事してることが多いです。
その分4月最終週はスタッフが交代してせっせと公休消化と相成りますが、今年もそれは同じです。
私は今日明日と休むことにしましたが、ふと気づけば今日は26日じゃないですか。
本日付けの別ポストにも書きましたが、毎月26日は風呂の日と称して、各所の入浴施設がいろんなサービスをしてくれています。

実は私が以前から気になっていた温泉がありまして、それは磐田グランドホテルというところにある天神の湯(静岡県磐田市岩井2280:0538-34-1211:¥1500:10:00~23:00)です。
考えてみれば私、磐田市の入浴施設にはあまり行ったことがなく、かなり以前に福田健康福祉会館 リフレU(静岡県磐田市宇兵衛新田186-1:0538-58-3038:¥300:9:00~18:00)ってとこに行ったのが唯一です。

磐田グランドホテルについて言えば、例えば倉真赤石温泉や焼津黒潮温泉元湯 なかむら館、或いは平山温泉龍泉荘などに向かうために国道1号線バイパスを走ると必ず目に入るホテルで場所は良く知ってます。
温泉が湧いている事も知っていて、何かの本かWebでの情報で「意外にいい湯だ」という評価があるのも知っています。
では何で今まで行かなかったのか?
それは、兎にも角にもその入浴料の高さにあります。
¥1500。
これは厳しいよね~。
矢張りこれは少し躊躇します。
それが理由です。
ところがここ、毎月26日は約半額の¥800、毎月22日に夫婦で来れば2人で¥1500という割引をしているので、これはチャンスとばかりに今日行ってみた次第です。

2012年4月22日日曜日

しおさい竜洋(1)

あれえ、おっかしいなあ。
このしおさい竜洋(静岡県磐田市駒場6866-10:¥350:割引回数券有り:10時~21時:最終入場20時30分:定休毎週木曜日:7/21~8/31と年末年始は営業)って人工温泉、個人的にお気に入りに属する入浴施設なんだけど、いままでこのブログで訪問地としては書いた事がないんですね。
これまで何回もいった事があるというのに、我ながら意外です。
以前、@Nifty温泉に投稿した事があるので、書いたつもりでいたのかもしれませんね。
また、同じく以前このブログで「行くべき温泉(施設)の選択基準」みたいな内容でここの施設に触れた事はあります。

実は昨日、夜の8時過ぎから「忌野清志郎 ナニワ・サリバン・ショー 〜感度サイコー!!!〜」なる素晴らしい映画を街中の小さな映画館で鑑賞し、それに影響されて心の中で「スローバラード」を絶叫しながらその後友人と痛飲し、久しぶりの午前様になった結果、起きたのが今日の10時過ぎ。
桜の花も散り切った春なのに今日は妙に寒い日で、本当は一日寝てたかったんだけど体を温めたくなってお風呂に出かけました。
お風呂に行こうかなと決めた時間がもう午後であり余り遠くには行けないし、寒いと言っても私は暑がり故、クールダウンの機能が余りない銭湯は避けたいし、さあどこに行こうかと考えあぐねた結果、しおさい竜洋に決めたんですね。
ここはホンマモンの温泉ではないんですが、所謂人工温泉。
しかも、内湯と外湯で異なった薬効石を使っているという希有な入浴施設です。
自宅からの距離も手軽で、マナー知らずのバカキャンパーが大挙として訪れる(施設の隣はオートキャンプサイト)春過ぎから秋以外の期間に行くには本当にいい場所です。
清掃も行き届いているし、狭くてやや閉塞感はあるものの露天風呂もあるし、客層はじじいばばあが中心で騒がしくないし、人工ながらお湯もいい。
お風呂を出れば、地場のとれたて野菜が沢山売っているし、お弁当も売っているし、休憩スペースは無料。
その気になれば、風力発電の翼や灯台を眺めながらBBQも出来るという文句なく楽しめる入浴施設です。
これで入浴料は¥350、行く価値は充分に有りですよー。

おまけの情報。
既に書いたように、わたしはここへ過去何回も来てますが、中のお風呂がたまーに激しくOFしてるところを複数回目撃してます。
完全なる循環式なので本来OFする事はあり得ないんですが、装置の不具合なのか計算づくなのか何なのか、ホントにたまに掛け流し状態に成る時があるんです。
まあ「源泉」ではないんですが、「遠くには行けないけど、掛け流しのお風呂に浸かってみたい」向きは、ここに通い詰めればある一定の確率でその現場に立ち会えますよ。