2025年2月24日月曜日

吉野温泉元湯(1)

もう3月目前ですがあけましておめでとうございます。
なんと、昨年12月以来の投稿で、何やってたんだろ。
本日は3連休最後の2月24日じゃが連休初日から全国的に雪に見舞われており、雪はあんまり降ったり積もったりしないと言われている奈良市内でも積雪が見られておる。
ワシは元々大分の出で幼少期から高校卒業までは岐阜に住んどった。
岐阜住みじゃから多少の雪(小学生の頃は積雪20〜30cmくらいは普通じゃった)には慣れておるが就職してからの殆どは温暖な静岡県某エリアで過ごしてきたから、このトシになっても雪が降るとワクワクを禁じ得ない。
雪で大変なご苦労をされておる日本海側等の人には大変申し訳無いが、気持ちとしては「もっと降れもっと降れ」じゃごめんなさい。
こんな雪がちらつく日にはやはり温泉じゃろうと決めて昨日23日、吉野温泉元湯(奈良県吉野郡吉野町吉野山902-1:0746-32-3061:¥800:11:00〜15:00:駐車場4台くらい)に行ってきた。
本当は前回行った湯泉地温泉 滝の湯の泉質が大変に好ましかったので再訪しようかなとも思ったんじゃが、雪が心配だったのと(前回書かなかったが、十津川村の道路の一部が結構積もってた)どうせだったら行ったことがないところのほうがいいじゃろうと思い直し、十津川村よりも雪の心配が少なそうで且つ、アパートから適度な距離感なところ且つ、あまり人がいなさそうで且つ、風情がありそうなところで探した結果、吉野温泉元湯にしたわけじゃ。
奈良市内から国道24号線を南下し、御所から吉野方面に入るわけじゃが時間にして1.5時間程度。
小旅行より小規模、そうだなあ言うならマイクロ旅行って感じで丁度良い距離。
心配してた雪もなく(道端にうっすら積もっていた程度)無事温泉に到着。
建物は大変に風情が感じられる雰囲気で、駐車場から少し登ったところにある。
引き戸を開けて声をかけ、料金を払うとフェイスタオルを貸してくれた。
受付フロントの横にある白木の階段を降りていくと男湯と女湯の暖簾がかかった浴室入口がある。
中に入ると先客が入浴している気配あり。
そういや他府県ナンバーの車が停まってたからその人じゃろう。
脱衣して浴室に入り、先客さんにこんにちはとご挨拶したが、その先客さんは至って真っ当な人そうで一安心。
たまに最悪な客がいたりすることもあって、そんな時は何もかもぶち壊しになるんじゃが今回はその心配はなさそうじゃ。
お湯は赤茶けた感じの色でこれは鉄のお湯じゃろう。
公式サイトによれば含鉄炭酸泉(温泉分析表では「単純二酸化炭素冷鉱泉(低張性、中性)」)とのこと。
まあワシゃ温泉のプロでもなんでもないので、どんな成分が含まれておる温泉なのか具体的に知りたいとははあまり思っておらず「ああ、赤いなあ。ああ、ぬるつるじゃなあ。こりゃいいや」という感じで雰囲気で満足できればそれで充分じゃ。
洗面器に汲んだお湯にタオルを浸すとうっすら色が移るくらいの濃さの色。
最大6人ベスト2人くらいの大きさで、腰を下ろすと顎にお湯がつくかつかないかくらいなちょうどいい深さの四角い浴槽。
赤や白の湯の花がお湯の中にちらほら舞っているのもよろしい。
浴槽の縁には温泉成分が付着していて、歴史とまでは言わないけれど時間の経過を感じさせる。
ここの温泉は内湯のみじゃが、男湯は全面的にガラスになっていて外にあるちょっとした日本庭園を眺めながら入浴できる。
温度は一般人なら多分ちょうどよく、しかしあつがりのワシ的にはやや熱い感じなので出来れば窓を少し開けて外気を入れたかったんじゃが、まあセキュリティ上の理由と思うが開けることはできなかったのがやや残念。
入浴を始めて暫くするとすぐに先客さんが「お先に」とワシに声をかけて出ていった。
以降は貸切状態。
浴槽でゆっくり手足を伸ばし、あつくてたまらんようになって来たら洗い場の椅子に腰掛けて体を冷ましまた入り…、という感じで赤銅色のお湯をゆっくり楽しめた。

休憩スペースにあった歴史を読むと、この温泉はいわゆる「秘湯」ということになるようじゃ。
クルマで気軽に来れる場所にあるので、まあ今は「秘湯」とまでは言えないのかもしれないけど、それでも「秘湯感」は充分に感じられる風情に溢れたよい温泉じゃと思える。
気軽に行けて楽しめる穴場じゃろう。

公式サイトによれば、宿泊客が多くなる秋などのハイシーズンは日帰り入浴をお休みすることもあるようじゃ。
吉野は桜の名所なので、3〜4月も日帰りは難しいかもしれん。
なので、電話確認してから行くのが吉かと思う。

ここからは余談じゃが、温泉を出たあと昼飯のために寄った来来飯店 吉野店(奈良県吉野郡吉野町丹治207‐1:0746‐32‐1387:11:00〜15:00・17:00〜21:00:定休木曜)がすごく良かった。
安くてうまくて、ちゃんと熱い料理を出してくれる。
今どき普通のラーメンが600円とか大丈夫か?
ワシはカレーちゃんぽん食ったが価格は800円(すまん、850円だったかな)。
味とあの野菜の量からすれば格安。
おそらく地元の評判がいいんじゃろう、まあまあ混んでいて少し待つ必要はあるけど行って得をする店じゃ。
ただ、初老のワシにとってはとんでもない量だったのだけが弱点(まあ弱点じゃないかこれは)。
その日の夕飯は不要じゃ。
とにかくここはオススメじゃ。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.0
風情ポイント
4.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
1.1

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。