出し抜けで申し訳ないですけど、ちょっとこれを読んでみてください。
1.住居表示制度について
浜松市では、市街地の住所をわかりやすくするため「住居表示に関する法律」及び「浜松市住居表示に関する条例」に基づき、住居表示を行っています。
住居表示制度は、土地の地番で表示していた住所を、市で定めた基準に基づいて順序よく建物に番号を付けることにより、わかりやすい住所とし日常生活あるいは経済活動上の便宜を向上させることを目的としています。
2.住居表示の表し方
住居表示の方法には、「街区方式」と「道路方式」があり、浜松市では、「街区方式」を用いています。街区方式は、町の区域を合理化するとともに、「街区符号」と「住居番号」により表示する方法です。
※「街区符号」とは、町の区域を道路、水路などで区画した街区(ブロック)に付けられる数字で、「番」で表します。
※「住居番号」とは、街区の中の建物に付けられる数字で、「号」で表します。
したがって、住居表示を実施した区域の住所の表し方は、次の例のようになります。
(1)一戸建て住宅等の場合
住居表示実施前 : 浜松市××区○○町 100番地の1
住居表示実施後 : 浜松市××区○○一丁目 2番(街区符号) 3号 (住居番号)
(2)分譲マンション等の場合
住居表示実施前 : 浜松市××区○○町 150番地の2 △△マンション101号
住居表示実施後 : 浜松市××区○○一丁目 11番(街区符号) 5-101号(住居番号) △△マンション
※住民登録時は、住居番号のあとにマンション名を付けてください。
浜松市の公式サイトからの引用です。
なんでこんな訳のわからん文章を引用したかと云うと、理由はこれです。
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© ill-health(ruephas) 2017 |
これは、えっと浜松市役所の大通りを挟んで東側、浜松信用金庫本店のすぐ隣りにある住友生命ビルの市役所に向かう地下道の入り口あたりにあります。
最初見つけた時、遥か昔に流行ったペトロ&カプリシャスの「5番街のマリーへ」を思い出して、へえなんかシャレオツじゃん、しかし洒落っぽさは篦棒に全く浜松らしくねえなあと思い、また、これはきっと古い住居表示でありつまり現在ではもう使っていない番号であり、ただ見てくれがちょっとシャレオツなんでビルのオーナーかだれかが装飾として残しているんだろうと思い、そう思った直後に興味をなくして115番街区プレートの件は私の頭からは消え去りました。
まあ、その件だけでなく他の件に関しても1歩歩けば忘れる私の頭脳構造では有るですけど。
で昨夜、仕事場の仲間と有楽街の焼き鳥屋で痛飲し(普通の日なのに全くもう)、いけねバスやべえと思いながら静岡銀行浜松営業部(アゴラ浜松ですね)辺りを歩いていたら、また見つけた。
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© ill-health(ruephas) 2017 |
324番街区。
うむ、そうか。
つまりあれだ、このナントカ番外区ってのは今も生きている住居表示方式なのであろうな。
しかしなんだ、これじゃあ全然わかんないじゃん。
例えばさあ、東京に住んでいるあなたが浜松に出張し、その時浜松の友人と飲みに行くために待ち合わせをすることになったと思いねえ。
その友達が「324番街区の東側の端っこで待ってるから、19時までにそこまで来てね」と云ったと思いねえ。
あんた、行けるか?
行けねえ、行けねえよ。
「静銀の北っかわ、田町の交差点で待っててね」と云われたほうが絶対にわかる。
シャレオツだけど不合理。
ワシはそう思ったわけだ。
しかし何故こんな事になったんだろう、こういうことについてはきっと先達がおられて情報をもたらしてくれるに違いない。
そう思ったワシは早速「浜松市 番街区」でググった所、まず個人の方のサイトが見つかりました。
それは、現在「隠居見習い」中であるらしい「にととら」さんによる
ありがたきかな定年というサイトであります。
この方、興味の幅がかなり広く行動的、且つ博覧強記であるらしく、ブログのポスト一覧のサブジェクトに目を通しただけでもかなり楽しそうなコンテンツが並んでます。
必見でありますぞ。
余談じゃが、私の故郷である大分の「青の洞門」に関してのポストは、幼少のみぎり、同じような疑問を親父に投げかけた事があり興味深く読ませていただきました。
閑話休題、浜松の番街区問題に書かれたポストは、浜松市の住居表示、全部が全部こうではないが・・・と言うもので、論旨的にはワシと同じような方向性であります。
浜松の番街区に関して書かれた個人系サイトは他には皆無なのでなんとも言えませんが、少なくともワシも「にととら」さんも要するに「なんじゃこれは、わかんないじゃん」という感想であります。
さらにググりを継続した結果が冒頭にコピペしたものであり、引用元は浜松市の公式サイトであります。
浜松市においては住居表示は番外区方式がデフォであると高らかに謳っとるわけでごぜえやす。
それはわかるが、その他については難しすぎてワシの頭脳では理解できん。
浜松市による正式な要項は、
浜松市住居表示実施要綱(PDFファイル)
に有るが、ワシにとっては更にワカランチンである。
また、浜松市には一体いくつの番街区が有るんじゃろうと思ってその方面をググると、
住居表示区域街区数一覧表(PDFファイル)
というのが出てきた。
これにによれば、浜松市にはなんと全部で5193もの番外区が存在しておると言うことであり、うむこれはものすごい。
なんとなく駅前市街地周辺だけのものかと思っていたのですが、全市的な動きであったわけです。
私は浜松市◯◯区のどっかに住んどるわけですが、その辺りをこのリストで見てみたらちゃんと番街区があると書かれておる。
そんなん知らんぞ。
ワシの住所は「浜松市◯◯区◯◯ ◯丁目◯◯番◯◯号」なんじゃが、丁というのがもともと長さの単位(100mでしたっけ?)ということを考えると、これはおそらく浜松市の公僕が書いているところの「道路方式」なような気がする。
違うかもしれんが。
使えない表示システムが行政主導で残っており、それは今後も続きそうでワシの近くにもそれは存在しておる。
じゃが使えないからみんな使ってない(んだよね)。
使ってないけど行政は変えるつもりはない。
しかし、私はこれらの事をとやかく云うつもりは全くござんせん。
ただ、面白がりの心に若干の火は点きました。
情報がない。
うむそうか、それならばそれでよし。
ならばワシ自らが現場を発掘せしめる。
1番街区は一体どこじゃ?
そして5193番街区は一体どこじゃ?
そのプレートをしかと目にしたい、写真に撮りたい。
それをワシ自らが現場を発掘せしめる。
暇で気候が良い、何もやることがないお休みの昼下がりならばちょっと自転車で出かけて「番外区プレート」ハンティングをして、それを写真に収めよう。
それを地図に落として保存しよう。
特に目的や意味はないんだけど、別にいいではないか。
薄ら面白そうではないか。
山神社(大山くん=大山祇命)探索、ロードサイドのエロ本自販機小屋探索に並んで、街歩きがちょっとおもしろくなるかも知れない。