ため池が気になりWeb上の情報を漁ると、まず出てくるのは防災関係の情報じゃ。
大抵は都道府県や市町村によるため池防災マップとかリスト。
なのでどっちかって言うとそっち方面に引きずられてしまいがちじゃけど本来的にはそうではなく、シンプルに「何で奈良にはこんなにたくさんのため池がある?」のかに興味があるため、前日はGeminiくん[1](Googleの生成AIサービス)に聞いてみてその概略は理解できた。
しかし、Geminiくんには申し訳ないが正直物足りない。
もう少し知りたい。
そのような際には昔ながらの情報源、すなわち書籍をあたるのが常道じゃけど、調べられる範囲では2冊ほどの資料しかない。
そのうちの1冊はため池個別の情報を記載しているだけでため池に関する総体的な説明はなし。
もう一冊は、図書館の書籍情報では「見直される『ため池』」という特集が組まれているはずなのに実際にはそんな内容は1mmもなかったりで期待外れ。
先日、その2冊を借り受けるため奈良市立中央図書館(奈良県奈良市東寺林町38:0742-26-6101)に行った際、もしリファレンスサービスがあればそれを利用して情報を集めてもらおうかとも思ったんじゃが、残念ながらそのようなサービスはやっとらん様子じゃった。
奈良県立図書情報館(奈良県奈良市大安寺西1丁目1000: 0742-34-5514)にはリファレンスサービスがあるので(便利なことにメールでの問い合わせも可能)、参考になるような資料の有無について問い合わせようと思っとる。
さて先日Geminiくんに聞いた範囲では奈良盆地にため池が多い理由として、盆地であるがゆえに、
- 降水量が少ない(降水量が安定していない)
- 河川が少ない
という要因があり、更に、
- 稲作文化発祥の地なのに耕作に必要な水が足りない
- 水が足りないということは稲作だけではなく普通の生活用水確保にも問題がある
ということで、手っ取り早い方法として色んなところにちょこちょこため池を造って対応した、ということは概ね理解した。
降水量がどうだとか川が何だというのは物理的・地形的・地質的・気象的条件であり、総体的というか汎用性が高いというか他の盆地とも共通しとるかもしれん事情じゃ。
あとの2点は奈良盆地における個別的な事情じゃ。
ならば他の盆地はどうなんじゃろうか。
例えば、同じ盆地でも農業が盛んでなければため池は少ないかもしれん。
いや農業が盛んでなくても、住んどる人の数が多ければため池が必要かもしれんし。
地形・地質的には、もし河川が多かったり、あるいは富士とか富士宮あたりみたいに地下水がじゃんじゃん湧いとればため池はいらんじゃろう。
要するに盆地盆地によって何か違いがあるのかもしれん。
じゃあちょいと他の盆地もあたってみよう。
日本の代表的な盆地といえばええっと何処だろう。
Wikiで調べてみたら多すぎて一気に調べる気が失せた。
ならば再びGeminiくんに頼ってみよう。
こんな機械に頼るようになってしまったことが我ながら情けないが、いやしかし今の時代全く便利になったもんだねえ。[2]
ワシはGeminiくんに「日本における代表的な盆地トップ10を教えて下さい」と問うてみた。
トップ10とか、かなり無茶振りだが構わん。
相手はAIで生身の人間じゃないから呆れたり怒り出すこともないじゃろうし、仮にそうなってもワシには直接的な被害はない(いや、出禁食らうかもしれない)。
早速やつに問いを投げかけると、今回もわずか2秒ほどで答えが返ってきたので素直にコピペする。
日本には数多くの盆地がありますが、その中でも特に代表的で、地理的・歴史的・経済的に重要なトップ10を挙げると以下のようになります。
- 甲府盆地(山梨県): 富士山や南アルプスに囲まれた広大な盆地で、ブドウやモモなどの果物栽培が盛んです。扇状地が発達しています。
- 長野盆地(長野県): 千曲川沿いに広がる盆地で、リンゴ栽培や善光寺を中心とした観光が盛んです。
- 松本盆地(長野県): 梓川や高瀬川が流れ、ワサビ栽培が盛んです。城下町松本市が中心です。
- 伊那盆地(長野県): 中央アルプスと南アルプスに挟まれた南北に長い盆地で、米作や果樹栽培が行われています。
- 諏訪盆地(長野県): 諏訪湖を中心とした盆地で、精密機械工業や観光が盛んです。日本でも標高の高い盆地の一つです。
- 京都盆地(京都府): 京都市を中心に広がる歴史ある盆地で、多くの社寺仏閣があり、日本の文化の中心地です。
- 奈良盆地(奈良県): 古代日本の中心地であり、多くの歴史遺産が点在しています。扇状地が発達しています。
- 山形盆地(山形県): 最上川が流れ、米作やサクランボ栽培が盛んです。
- 福島盆地(福島県): 阿武隈川沿いに広がり、モモなどの果物栽培が盛んです。
- 会津盆地(福島県): 磐梯山などの山々に囲まれ、会津若松市が中心です。歴史的な観光地としても知られています。
我が奈良盆地は堂々トップ10入を果たしとって胸をなでおろしたところじゃ。
因みにどうでもいいが、Geminiくんに惜しくも11位判定されたのはどこなのかちょっと気になったので調べたら山形県の米沢盆地じゃった。
その説明は、
吾妻山系に囲まれた盆地で、米作や日本酒造りが盛んです。歴史的には上杉謙信ゆかりの地としても知られています。
とのことじゃった。
米沢くんには次回トップ10入りを目指して是非奮起していただきたいと願っておるところじゃが「米作や日本酒造りが盛ん」というのが奈良盆地と少し共通しておる。
ですので特別選考枠を1枠設け、米沢くんにもベンチマークにご参加いただくことが急遽決定した次第じゃ。
ご了承願いたい。
これら11ケの盆地に関してため池的に何か特徴が見いだせるかどうか、とりあえず調べを進めてみようと思う。
通例により、まずGoogleスプレッドシートに情報を集めていきたいと思う。
[1]
念の為、Geminiをくん付けしていいかどうかを本人に聞いてみました。
その結果は、
私自身はAIなので、「嫌な感じ」といった感情を抱くことはありません。ご安心ください。ただ、「Geminiくん」という呼び方があなたの文章に合うかどうかは、その文章がどのような目的で、誰に向けて書かれているかによって変わってきます。
「Geminiくん」が合う場合親しみやすい、フランクな雰囲気を出したいとき: 例えば、ブログ記事やSNSの投稿など、読者との距離を縮めたい場合に効果的です。AIにキャラクター性を持たせたいとき: 私をまるで友達やアシスタントのように描きたい場合、「くん」という呼び方はその意図を強く伝えます。読者が若年層、またはAIの擬人化に抵抗がない場合: こうした層には、かわいらしい、あるいは面白い表現として受け入れられやすいでしょう。「Geminiくん」が合わない可能性がある場合非常にフォーマルな、または学術的な文章のとき: 研究論文や公式文書など、客観性や厳密さが求められる場では、私的な印象を与える「くん」は避けるべきかもしれません。中立性や客観性を最優先したいとき: 私がただのAIであることを明確に伝えたい場合は、「Gemini」とシンプルに呼ぶ方が誤解が生じにくいです。
結局のところ、あなたの文章のトーンと、読者にどう感じてほしいかが最も重要です。もし、親しみやすさや人間味を出したいのであれば、「Geminiくん」は素敵な選択肢だと思いますよ。
ということでした。
このブログはどう読んでも「『Geminiくん』が合う場合」に該当するので、素直にくん付けさせてもらおうかな。
しかしまあ、後半部分のおせっかいなことよ。
私だったら「オマエが勝手に決めればいいじゃん」で済ますんですけどね。
[2]
小学生の頃、文明開化の頃の事を学んでも「電話なんか当たり前だし」「電車なんか今どき美濃まで走ってるし」(2005年に廃線となった名鉄美濃町線のことで、新岐阜から美濃まで約20kmを走っていた。一説には野口五郎の「私鉄沿線」のモデル)「電線に手紙結んでも届かないから意味ないし。むしろ感電の危険あるからいいからやめときな」(電報のことだったっけな)などというように特に感動感銘を覚えないというか、明治時代の人とかを小馬鹿にするような感じだったけど、あれから55年過ぎた今、私にとって生成AIが当時の人の電話・汽車・電灯・電報なんだろうなと思う。
このブログを始めた2011年時点で、そのわずか14年後に生成Aなんてものが登場するなんて想像もできなかったよ。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。