2025年2月28日金曜日

温泉に行かない日(553) 温/泉/週/記Mapから温泉銭湯データを手作業でDB化中

このブログは2011年に開始して以来約14年、途中飽きたり今年のようにサボってポスト数が僅少になる時もあるけど何とか続けられておる。
ポストした温泉銭湯を地図化したら便利かなあと思い、ブログの開始と同じタイミングで温/泉/週/記Mapというのも並行して作っている。
タイトルの通り、行った温泉銭湯や行きたい温泉銭湯、残念ながら廃業してしまった温泉銭湯などを落とし込んだGoogle My Maps(以後 My Maps)じゃ。
本日現在768ポイントを登録しておる。
始めた当時はMy Mapsの詳しい仕様がわからないまま(というか知ろうともせず、かな)とにかく作成を始めてしまったため、数量的なもの、例えば今まで行った事がある場所は何箇所か、都道府県別の数はどれくらいか、などをあとからカウントするには厳しい状態になっておる。


例えばこんな具合でテキストでダラダラと書いているため、項目別の統計情報をあとから集計するのはまず不可能。
更に、ポイントによっては必ず入れようと思っている項目を書き忘れたりしていて、これらについては何年も前からなんとかせにゃいかんのうと思案しとった。
実はあとから知ったんじゃが、My Mapsにはインポート機能があって、CSVファイルのデータを取り込める。
しかしそれを知った時点ではもうかなりのポイントを登録してしまっていたため、
「まっいっか。行ったことあるポイントの数とか知って人生上の意味あるか?いやない」
などと無理やり理由を見つけて対応せずまま放置を決め込んだわけじゃ。
800近くもある地図データをCSVに移行するのは要するに手間だしめんどくさい。
ポイントによって記載項目が異なるため、機械的にデータを整形する事もできん。
更に、My MapsとCSVをダブルメンテする必要があるのも面倒ポイントの一つ。

で、つい最近のことじゃ。
ふとしたきっかけで、Googleスプレッドシート(無料で使えるExcelのような表計算ツール。Chrome上で稼働する)にMy Mapsのポイントデータを登録しておき、更にChromeにそれ用の拡張機能を入れておけば、Googleスプレッドシート側のメンテ内容が何もしなくとも瞬時にMy Maps側に反映されることを知った。
こりゃ便利じゃ。
だったら多少面倒じゃけども、CSV化しておく意味もあるかと思い、先月ぐらいからコツコツとその作業を始めた。
これがそうじゃ。


現段階で246箇所をGoogleスプレッドシートに移行済みで、率にすると32%。
始めてしまえばまあまあの進捗率。
とりあえずこのまま移行を進め、すべて完了した時点でこのデータを地図に落とし直す予定じゃ。
しかし問題が2つ。
  1. アイコンの問題
    Googleスプレッドシートにアイコンデータを登録する方法がわからない。
    多分出来ないと思われる。
    特にワシはカスタムアイコンを使っとるので、出来たとしても標準アイコンよりもハードルが高いかもしれない。

  2. 写真の問題
    一部のポイントには写真を登録しとる。
    GoogleフォトとかにリンクするURLを貼っているのではなく、My Mapsの機能を使って写真を直接登録しとる。
    これも出来ないような気がする。
これらの問題がうまく解決できれば最高なんじゃが、出来ないとしても1.については手作業するにしてもそう手間ではなさそうだし、2.についてはそれこそGoogleフォトへのリンクを貼っておけば代替手段となる。
もともと写真については、とても小さくて拡大も出来ないし画質も悪かったのでリンクのほうがむしろいいかもしれない。

あと出来れば欲しい情報としては自宅アパートから温泉銭湯ポイントまでの距離。
道程距離が理想じゃが難しそうなので、最低限では直線距離でもいい[1]
それが分かれば概ねの移動時間が表の上でわかるので(ここから40kmでこっち方面だったら下道ばかりだから1.5時間から2時間位かな、みたいに)、今からどこへ行こうかという絞り込みができるようになるからじゃ。

もう還暦だし時間もある。
来月中くらいまでにデータを移行し、並行して上記2点の問題の解決策をWEBの世界で探してみようと思うとる。

[1]
(2025年3月3日追記)
「エクセルを使った緯度・経度情報からの距離の求め方(簡易版)」というのを発見。
言っとくけど、怖いもの見たさでとりあえず読読み始めたが最初の数行で諦めた。
理屈は全然簡易じゃない。
複雑な理論をもとにExcelに実装されている一般的な関数を駆使して、2点それぞれの緯度経度から直線距離を算出しているようだが、数学万年赤点のワシには全く理解できないため(いや、ある程度の数学者も特に2つ目のサイトに書かれていることに腹落ちできる人は絶対いない)、試しに書かれていた数式をそのままコピペして使ってみた。
その数式は次の通り。
=6371 * ACOS(COS(A地点緯度*PI()/180) * COS(B地点緯度*PI()/180) * COS(B地点経度*PI()/180-A地点経度*PI()/180) + SIN(A地点緯度*PI()/180) * SIN(B地点緯度*PI()/180) )
6371[2]とか180っていうのは変動値ではなくこれをそのまま数式で使う(もちろん意味はわからない)。
もうなにがなんだかさっぱりわからん(あんた、わかるか?)
どことなくサイン・コサイン・タンジェント的なニオイを感じるので、三角関数を駆使した数式かと思われる。
結果を見るとまあまあいい数字になってるので意味不明なまま、これを使おうと思う。

[2]
6371ってのは地球の半径らしいです。
今度飲み会で使おう。
「お前さあ、地球の半径知ってるか?ワシゃ知っとるぞ6371じゃ。どうじゃまいったか」
以上じゃ。

[3]
更に、住所から緯度経度を割り出す方法も発見。
元ネタが住所じゃから当然精度は悪くなるが、厳密な答えを探しているわけではないのでこれでも十分かなあ。
理屈や仕組みは全くわからんけど実際に試してみたらまあまあの精度でしたが、番地を抜かしたりすると(例えば「奈良県奈良市」みたいな感じだと)当然使えません。
ちなみにその「奈良県奈良市」での結果は135.804993,34.685116でこれは奈良市役所、更に「奈良県」だけだと135.804993,34.685116とほぼ同じでこれも奈良市役所でした。

2025年2月24日月曜日

吉野温泉元湯(1)

もう3月目前ですがあけましておめでとうございます。
なんと、昨年12月以来の投稿で、何やってたんだろ。
本日は3連休最後の2月24日じゃが連休初日から全国的に雪に見舞われており、雪はあんまり降ったり積もったりしないと言われている奈良市内でも積雪が見られておる。
ワシは元々大分の出で幼少期から高校卒業までは岐阜に住んどった。
岐阜住みじゃから多少の雪(小学生の頃は積雪20〜30cmくらいは普通じゃった)には慣れておるが就職してからの殆どは温暖な静岡県某エリアで過ごしてきたから、このトシになっても雪が降るとワクワクを禁じ得ない。
雪で大変なご苦労をされておる日本海側等の人には大変申し訳無いが、気持ちとしては「もっと降れもっと降れ」じゃごめんなさい。
こんな雪がちらつく日にはやはり温泉じゃろうと決めて昨日23日、吉野温泉元湯(奈良県吉野郡吉野町吉野山902-1:0746-32-3061:¥800:11:00〜15:00:駐車場4台くらい)に行ってきた。
本当は前回行った湯泉地温泉 滝の湯の泉質が大変に好ましかったので再訪しようかなとも思ったんじゃが、雪が心配だったのと(前回書かなかったが、十津川村の道路の一部が結構積もってた)どうせだったら行ったことがないところのほうがいいじゃろうと思い直し、十津川村よりも雪の心配が少なそうで且つ、アパートから適度な距離感なところ且つ、あまり人がいなさそうで且つ、風情がありそうなところで探した結果、吉野温泉元湯にしたわけじゃ。
奈良市内から国道24号線を南下し、御所から吉野方面に入るわけじゃが時間にして1.5時間程度。
小旅行より小規模、そうだなあ言うならマイクロ旅行って感じで丁度良い距離。
心配してた雪もなく(道端にうっすら積もっていた程度)無事温泉に到着。
建物は大変に風情が感じられる雰囲気で、駐車場から少し登ったところにある。
引き戸を開けて声をかけ、料金を払うとフェイスタオルを貸してくれた。
受付フロントの横にある白木の階段を降りていくと男湯と女湯の暖簾がかかった浴室入口がある。
中に入ると先客が入浴している気配あり。
そういや他府県ナンバーの車が停まってたからその人じゃろう。
脱衣して浴室に入り、先客さんにこんにちはとご挨拶したが、その先客さんは至って真っ当な人そうで一安心。
たまに最悪な客がいたりすることもあって、そんな時は何もかもぶち壊しになるんじゃが今回はその心配はなさそうじゃ。
お湯は赤茶けた感じの色でこれは鉄のお湯じゃろう。
公式サイトによれば含鉄炭酸泉(温泉分析表では「単純二酸化炭素冷鉱泉(低張性、中性)」)とのこと。
まあワシゃ温泉のプロでもなんでもないので、どんな成分が含まれておる温泉なのか具体的に知りたいとははあまり思っておらず「ああ、赤いなあ。ああ、ぬるつるじゃなあ。こりゃいいや」という感じで雰囲気で満足できればそれで充分じゃ。
洗面器に汲んだお湯にタオルを浸すとうっすら色が移るくらいの濃さの色。
最大6人ベスト2人くらいの大きさで、腰を下ろすと顎にお湯がつくかつかないかくらいなちょうどいい深さの四角い浴槽。
赤や白の湯の花がお湯の中にちらほら舞っているのもよろしい。
浴槽の縁には温泉成分が付着していて、歴史とまでは言わないけれど時間の経過を感じさせる。
ここの温泉は内湯のみじゃが、男湯は全面的にガラスになっていて外にあるちょっとした日本庭園を眺めながら入浴できる。
温度は一般人なら多分ちょうどよく、しかしあつがりのワシ的にはやや熱い感じなので出来れば窓を少し開けて外気を入れたかったんじゃが、まあセキュリティ上の理由と思うが開けることはできなかったのがやや残念。
入浴を始めて暫くするとすぐに先客さんが「お先に」とワシに声をかけて出ていった。
以降は貸切状態。
浴槽でゆっくり手足を伸ばし、あつくてたまらんようになって来たら洗い場の椅子に腰掛けて体を冷ましまた入り…、という感じで赤銅色のお湯をゆっくり楽しめた。

休憩スペースにあった歴史を読むと、この温泉はいわゆる「秘湯」ということになるようじゃ。
クルマで気軽に来れる場所にあるので、まあ今は「秘湯」とまでは言えないのかもしれないけど、それでも「秘湯感」は充分に感じられる風情に溢れたよい温泉じゃと思える。
気軽に行けて楽しめる穴場じゃろう。

公式サイトによれば、宿泊客が多くなる秋などのハイシーズンは日帰り入浴をお休みすることもあるようじゃ。
吉野は桜の名所なので、3〜4月も日帰りは難しいかもしれん。
なので、電話確認してから行くのが吉かと思う。

ここからは余談じゃが、温泉を出たあと昼飯のために寄った来来飯店 吉野店(奈良県吉野郡吉野町丹治207‐1:0746‐32‐1387:11:00〜15:00・17:00〜21:00:定休木曜)がすごく良かった。
安くてうまくて、ちゃんと熱い料理を出してくれる。
今どき普通のラーメンが600円とか大丈夫か?
ワシはカレーちゃんぽん食ったが価格は800円(すまん、850円だったかな)。
味とあの野菜の量からすれば格安。
おそらく地元の評判がいいんじゃろう、まあまあ混んでいて少し待つ必要はあるけど行って得をする店じゃ。
ただ、初老のワシにとってはとんでもない量だったのだけが弱点(まあ弱点じゃないかこれは)。
その日の夕飯は不要じゃ。
とにかくここはオススメじゃ。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.0
風情ポイント
4.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
1.1

2024年12月8日日曜日

湯泉地温泉 滝の湯(1)

いやあ、奈良初の温泉がこことは自分でも思いもよらなんだ。

本日、2024年12月8日は奈良マラソンとかいう近所迷惑なイベントがあり、ワシのアパートの東西を通っとる国道県道が朝から午後まで封鎖されるなる情報は予め知っとった。
主要な道路が封鎖され、この日は雁字搦めにされていごけん。
然らばこの日曜どうすべきかを考えとったんじゃが、1つは引きこもる、1つは封鎖される前に出かけて封鎖が解除された頃に帰る、まあどっちかじゃ。
ワシはもう還暦なのであまり行動的ではないが、どうせなら今回はここは一発久しぶりに遠出をしてみようと思い立った。
加えて決して万全ではないがここ数週間お肌の調子もそうだなぁ、7割位に戻してきておる。
つまり温泉に行きたい。
奈良に来てから入ったといえば水道局源泉の「自宅の湯」だけじゃ。
ここらで一発温泉に行っとくのもいいじゃろう。
どうせ行くなら、多少遠方であったとしても風情に浸れてあまり人がいない温泉がいい。
人がゴミのように蝟集している大規模スーパー銭湯は避けたい。

少し前のポストでも書いた通りワシは20年と少し前に宝塚に住んでおってその頃、奈良県の十津川村にある温泉に何回か行ったことがある。
当時宝塚からじゃと片道4時間以上、一日がかりでまあ大変じゃったがなかなかいい温泉じゃったというイメージが残っとる。
よし、十津川村がよさそうじゃ。
距離的にもちょっとした小旅行の雰囲気も味わえるかもしれない。
そう決めたワシは今朝早く、即ち7時頃奈良市街のアパートを出立した。
20年前の記憶では道がまあ大変という感じじゃったけど、今回は道でストレスを感じることは一部区間を除きあまりなかった。
今は奈良市内から御所のあたりまでは準高速道路である国道24号線バイパスが通っとってそこまでは楽に行ける。
昔は宝塚から御所までどうやって行ったんだろうなあ、まあいいけど。
御所から先の十津川村までの一部区間はまあまあシビアじゃけど、あの頃に比べれば道は随分良くなっとると思った。
山道山道林道林道がトンネルトンネル橋トンネルに変わっとる。

2時間走って着いたのは湯泉地温泉 滝の湯(奈良県吉野郡十津川村小原373-1:0746-62-0400:¥800:8:30~20:00:定休木曜)じゃ。
当時はもっと安かったと思う。
400円とかだったはずじゃけどこればっかりは仕方ないじゃろう。
着いた時「ああ!はいはい、ここここ」的な記憶が蘇ることはなく、初めて来た鄙びた日帰り温泉という感想。
う〜ん、おかしいなあ全く覚えていない。
こんな感じだったかなあここ。
クルマを降りて引き戸を開けて、受付にいるおばちゃんにおはようございますと挨拶し、券売機に800円を投入し奥に進む。
廊下を歩いていくと男湯女湯の暖簾がある。
当然男湯の暖簾をくぐり、脱衣場に入る。
ここまで来てもまだ記憶は復活しない。
脱衣場と内湯を隔てる戸はガラスで浴室がよく見える。
誰もいない。
貸し切り。
思わず北叟笑むワシ。
素早く脱衣し、誰もいないので前を隠す必要もなく(おっても別に隠さんけど)、少し調子の良くない肌を隠す必要もなくそのまんま、すっかんかん(いま思いついた造語。意味は文脈でわかるじゃろ)のまま内湯の浴室に入った。
内湯なので外湯ではなく内湯じゃ。
ワシの唯一残っとるこの温泉の記憶は外湯で、浴槽から立って横を見やると斜めになった川はだを落ちていく滝があったことじゃ。
ああ、だから滝の湯なんじゃなと思った風景じゃ。
しかし今は内湯。
外湯にはどう行けばいいんじゃろう?
まずは内湯に入る。
やや熱めの湯温で、熱すぎる場合は蛇口から水を出してうめていいと言われていたんじゃがその必要はぎりぎりなかった。
しっかりとした硫黄の香りがする。
贅沢にも完全源泉かけ流し。
湯口から浴槽に結構な量の源泉が注がれていて、常に浴槽の縁から流れ出ておる。
浴槽に入るとワシの体の体積分のお湯がもったいないくらいざばざば流されていく。
そしてややぬめぬめローション系のお湯。
う〜ん、ここでもワシは首を捻る。
この泉質はかなりいいぞ、すごくいい。
なら何でその良さの記憶がないのか…

内湯の収容人数は最大8人、ベスト3人くらいな感じ。
砂岩系の岩で設えられている浴槽で、窓側は斜めになってて(わかる?リクライニング的というか)寛げる。
一番寛いだ状態で肩までお湯が浸かり、かつ足先が浴槽の向こうっ側にとっつくから体が安定する(こういうの言葉での表現難しいよなあ)。
ガタイのデカさにもよるだろうけど、ワシ(162cmの小人じゃよ)にはベストじゃった。
ゆっくり温まりながら周りを見ると、お、あった。
露天風呂へのドアがある。

ドアの脇には「外湯へは70段くらいの階段があります」とある。
「マムシに気をつけてください」という掲示にやや怯えながらドアを開けて、落ちてきた紅葉の葉とどんぐりに敷き詰められた下り階段を降りていく。
降りきると、ここでやっと記憶が蘇ってきた。
何を見て蘇ったかというと、階段降りきったすぐ左手にある2つのシャワー。
これあったよこれうんうん、これあった。
ここでやっと「ああはいはいここここ」が来た。
人の記憶は変なもんじゃ。
温泉でとても大事な泉質とかじゃなく、特徴的な階段でもなくそれよりシャワーの記憶が強い。
随分馬鹿だね俺も。

さらに、浴槽。
浴槽の先に流れる小さな川と、少し背伸びすれば右の方に見える柔らかな滝。
これらは完全にワシの記憶に完全一致。
内湯と同様にジャストフィットな深さと広さの浴槽にゆっくりと身を沈めて柔らかなお湯と、柔らかな滝の音と、柔らかな自然の音に包まれた。

ここには今、ワシ以外に誰一人もいない。

温泉タオルのThen and Now
青がNowで黄色がThen
© ill-health(ruephas) 2024

途中、大塔の風景
道の駅 吉野路大塔の少し北あたり
雪で気温は2℃じゃった
ちなみに同時刻の奈良市街は12℃
© ill-health(ruephas) 2024



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.0
風情ポイント
5.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
4.6

2024年11月26日火曜日

温泉に行かない日(552) 遥拝所について

貴兄は遥拝所ってのをご存知か?
神社仏閣、まあ神社のほうが多いけれどもその境内に石柱とか石碑があって、そこには例えば「伊勢神宮遙拝所」とか「神武天皇遙拝所」とか刻まれておるのを見た人も多いじゃろう。
あれのことじゃ。
ワシは大山祇命という神様が好きで大山くんについてはここでも100個くらい書いとるくらい大山くんの神社に結構な頻度で出かけとるが、最初のうちは遥拝所については歯牙にもかけとらなんだ。
兎に角目的は大山くんじゃから。
しかし何時のころからか忘れたが、遥拝というのが気になってきた。
遥拝の意味は字面でなんとなくわかる。
遥は「はるか」で拝は「おがむ」じゃから、遠くの神社の方角に向かってその神社を拝むという意味だと思う。
念のため調べてみたんじゃが、
[名](スル)遠くへだたった所から拝むこと。「東方に向かって—する」
(Weblio辞書・goo辞書・コトバンク)

遥拝とは、はるか遠く離れた場所から神仏に向かって拝むことを意味する。
(ホームメートリサーチ)

(「参拝」を説明する文中で)祈願した神社や寺院に参詣せずその方角に向って参拝することは遥拝(ようはい)という。
(Wikipedia)
ということになる。
そこでワシはいつものクセで、数年前からGoogle Mapsで確認できる遥拝所を片っ端からリストアップして可能であれば実際に遥拝するという作業に取り掛かった。
そのリストこそすなわち長距離短距離遙拝所GRAND-PRIXというGoogle Mapsのリストじゃ。
最初の頃は、
「遥拝というからには距離が重要。遥拝距離(ワシの勝手な造語で、遥拝所から遥拝対象神社までの直線距離のこと)が一番長いのはどこかを調べてやろう」
と思っていたので「長距離遥拝所GRAND-PRIX」としておったんじゃが、調べているうちに遥拝距離がゼロと思われるヘンな遥拝所があるのがわかったため、途中で「短距離」を追加した。
ちなみにそれは防府天満宮 貞宮遥拝所(山口県防府市松崎町14)で、なぜ遥拝距離がゼロかもしれないのかはご自身でGoogle Mapsでご確認くだされ。
さて遥拝所への思いについてはリスト冒頭に記している通りじゃが、ここにも再掲しておこう。
神社に参拝に行きたいけど遠すぎて行けない、近くにある神社だけど山の上にあって自分の足ではとても行けない。
そんなあなたの悩みを一掃してくれるのが「遙拝所」です。
遙拝所さえあれば、たとえそれが千里の距離でもあっという間にゼロにしてくれる。
どんな断崖絶壁があろうがそんなの関係ない。
残念なのは神社を実際に見れないことぐらいですが、「心眼」で見ればそれでよし。
全国各所にある遥拝所でどのくらい先の距離にあるどの神社を遥拝できるのかリスト化してみました。
遥拝距離は単純に直線距離です(Google Mapsの「距離を測定」利用)。
参拝距離は徒歩による道程距離です。
要するに遥拝所を数値の面で見える化したもので、我ながら斬新なアイデアだと思うのじゃが他人にとっては暇人の暇つぶしとしか思えないのは重々承知じゃ。
道程距離については基本はGoogleMapsの経路検索を使用して、徒歩で参拝した場合の距離・所要時間・アップダウンについて記載している。
兎に角、数位化することを心掛けておるわけじゃ。
例えばこんな具合じゃ。
北海道函館市青柳町17にある「宮城遙拝之所」はこんな感じじゃ。
遥拝対象神社:皇居(東京都千代田区千代田1-1)
遥拝距離:680.73km
参拝距離:814km(179時間:↑4047m↓4007m)函館ー大間間はフェリー利用
ここなどは津軽海峡のせいで昔だったらもう参拝など望めず遥拝するしかないので、天皇に思いを馳せる人にとっては大事な場所かもしれん。

遥拝対象神社(まあこの場合は皇居じゃけど)の下にあるURLは遥拝対象神社のGoogleMapsの所在地を示すもので、参拝距離の下にあるURLは参拝経路のデータじゃ。
このように記載すると遥拝所のありがたみがわかる。
直線にして680km先、実際に歩いて参拝するとなると814kmの距離を179時間、つまり1週間と11時間もかかる皇居をその場にいながらにして一瞬にして拝むことができるというこれはまさにSFの瞬間移動に勝るとも劣らない状況が簡単に体験できるわけじゃ。
どうだすごいだろう。

ちなみにワシが初めて意識的に遥拝したのは浜松にある東三方神社というところで、2022年11月5日の早朝のことじゃ。
ここには「奥山半蔵坊赤松遥拝所」というのがある。
遥拝対象神社:奥山半僧坊大権現(静岡県浜松市北区引佐町奥山1577-1)
遥拝距離:13.50km
参拝距離:16.5km(3時間29分:↑128m↓69m)
奥山半僧坊というのは浜松市の北のほうにある方広寺の中にあって、鼻高天狗という天狗さんを本尊とするお寺?かなあ。
奥山半僧坊にはいったことがないし、遥拝所へは散歩距離としてはちょうど良いのでまずはここから遥拝生活を開始したんじゃが、時刻が早朝という事も相まってなかなか清々しい遥拝ができた次第じゃ。

© ill-health(ruephas) 2024 / 2022

© ill-health(ruephas) 2024 / 2022


遥拝所は意外にそこかしこに存在する。
近所の神社やお寺の中を少し探せば存在する確率が高い。
暇なときには探してみて、遠くにある伊勢神宮や三島大社、皇居なんかの姿を心眼で見つめながら遥拝してみてはいかがじゃろうか。
「いやいや近所に遥拝所なんてないよ」とお嘆きの貴兄。
いい方法がある。
玄関とか庭、あるいは居間でもいいが「なんとか神社遙拝所」と書いた札を作ってそこに置けばその瞬間いきなりその場所は遥拝所と変化する。
そうすれば自宅にいながらにしてもう遥拝し放題状態じゃから。
ああ、そうだ。
一つ貴兄に助言をしておこう。
遥拝札設置の際には、言うまでもないが札を見ればちゃんと遥拝対象神社に向かうような角度にするのが肝要じゃよ。

2024年11月12日火曜日

プロジェクト "山神社"(98) 山の神石碑(大谷) ⇨ 山の神石碑(長町) ⇨ 山の大神(月ヶ瀬)

今回のポストは「月ヶ瀬温泉周辺の様子調べを兼ねて、大山くん関連かもしれないところに唯いってきて、結果としては何もわかりませんでした」という全く内容がないやつなので覚悟してくれ。

月ヶ瀬はワシのアパートから大体40分ほどの距離にある。


月ヶ瀬には日帰り入浴施設が一つあり、アパートからの時間的距離も適切なのでもう少しお肌の調子が整ってきたら温泉に行こうと思っとる。
その月ヶ瀬とそこに至るまでの道に大山くん関連かもしれないポイントが3ヵ所あるので、偵察かたがた行ってみることにした。

月ヶ瀬へは奈良市街地からだと紀寺のあたりから東に向かい、山添を抜ける山道を走る。
大山くん関連かもしれない最初のポイントは月ヶ瀬に至る手前にある「山の神」の石碑(奈良県奈良市丹生町)じゃ。


県道172号線から25号線に入ったすぐのところにある「山の神」の文字が彫られた大きな石碑。

山の神の石碑は各地でみられるが
この石碑は新しめで結構立派
© ill-health(ruephas) 2024

人の身の丈くらいはありそうな石碑で三角柱みたいな形状をしとる。
表には「山の神」とあり、右の上には「大谷」と刻まれとる。
「大谷」というのは多分この辺の字だと思われる。
由緒書的なものはなく、裏側にも何もなく、つまり何も情報はなく詳細はわからんかった。
神様なので神社式のお参りをし、正面にお賽銭を置いた。
丹生町の「山の神」石碑は以上じゃ。

丹生町(大谷)の「山の神」を600mほど北上したところに布目ダム(奈良県奈良市北野山町)という堤高が72mのロックフィルダムがあって、水道水確保と治水(布目川の流量調整)が主たる役割のようじゃ。
その管理事務所に入る手前の県道25号線東側にも「山の神」(奈良県奈良市北野山町630)の石碑がある。


形状的には先ほど行った丹生町の「山の神」とほぼ同じ、大きさも同じ感じじゃ。

こちらもなかなか立派
© ill-health(ruephas) 2024

ここにも「長町」という恐らく字と思われる文字が彫られておる。
で、繰り返しになって本当に申し訳ないけど、由緒書的なものはなく、裏側にも何もなく、つまり何も情報はなく詳細はわからんかった。
神様なので神社式のお参りをし、正面にお賽銭を置いた。
丹生町の「山の神」石碑は以上じゃ。

次に向かったのは「山の大神」(奈良県奈良市月ヶ瀬桃香野)という鳥居も備えた小さな神社じゃ。
北野山町の「山の神」からは県道25号線から4号線に入り約10分ほど。


神社の道挟んで反対側にあるスペース(正式な駐車スペースではないぞ)にクルマを停めて早速参拝する。

清潔感がある小さな神社じゃ
© ill-health(ruephas) 2024

写真の通り、山肌にある磐座(いわくら)の下に隠れるようにして祠がある。
このタイプの神社はよく見るもので、大抵は山そのものを信仰対象にしとる山間にある古くからの集落にある。
恐らくこの神社もそうで、祭神がどの神様だとかなんだというようなこととは無縁な神社じゃと思う。

祠オンリータイプ
© ill-health(ruephas) 2024

ワシが言う「祠オンリータイプ」の質素な神社だけど、静岡県東部や伊豆にある山神社は大抵こんな感じなんで、ワシは好きじゃ。
よく見ると祠の前に山の神様には似合わない小さなぬいぐるみが置いてあって、Googleアプリで調べてみたがよくわからん。

ねえ、君は一体だれで何でここにいるんだい?
© ill-health(ruephas) 2024

画像検索では名探偵コナンが多く引っ掛かるがそっち方面は詳しくないので断定はできん。
しかし誰がどんな思いで設置したのが気になるなあ。
で、繰り返しになって本当に申し訳ないけど、由緒書的なものはなく、裏側にも何もなく、つまり何も情報はなく詳細はわからんかった。
明らかに神社なので神社式のお参りをし、賽銭箱にお賽銭を投入した。
月ヶ瀬の「山の大神」は以上じゃ。

訪問当日には気づかなんだが、ちなみにこの辺りにはもう1か所「山の神」の石碑がる。
布目ダム湖をちょっと南に下った腰越ふれあい広場(奈良県山辺郡山添村北野648)というところにある。


参拝出来なんだのは残念じゃが、次回月ヶ瀬の温泉に行くついでに行けばよろしかろう。

あ、そうだ。
月ヶ瀬の日帰り温泉施設である梅の郷 月ヶ瀬温泉(奈良県奈良市月ヶ瀬尾山2681:0743-92-0388:¥700:10:30~20:30:定休火曜)の下見というのが今回の主要目的だったんじゃけどすっかり忘れとった。
まあいいや。

2024年11月5日火曜日

温泉に行かない日(551) 奈良近辺の日帰り温泉銭湯事情

単身赴任で奈良に引っ越してきてまる9ヶ月、11月には10ヶ月目に突入する。
引っ越してきてからここで書いた事と言えば、山の辺の道とか、奈良にある大山くん関連神社とか、奈良の昼呑み事情とか、メルくん(ロードバイク)に使うトルクレンチのことばかりで温泉銭湯の件は一切出てこない。
そもそも前回直接的に温泉銭湯のことを書いたのは、2022年7月16日土曜日にポストしたKAReN HaMaNaKo かんざんじ荘(1)というのが最後で、それ以降2年以上も温泉銭湯については書いとらん。
振り返って考えてみるまでもなくこのブログは「温/泉/週/記」というタイトルじゃ。
なのにここ数年風呂に関しては殆ど書かなかったわけじゃ
タイトル通りもともとは週に1回は風呂にでも浸かってそのことでも書くかなあ、という方針だったのに、13年も経つとこのような仕儀となる。

奈良に来てからは温泉銭湯にまだ行っとらん。
それには実は理由があり、こっちに来てからお肌の調子があまり良くないからじゃ。
ワシはもともとアトピー持ちのため敏感肌なんじゃが、こっちに来て気づかぬうちに心身ともにストレスを受けたのかも知れん。
ワシとしては肌に効能のある温泉にゆっくり浸かってお肌の調子を整えたいのは山々じゃけど、ワシと一緒に風呂に入る他人的にはあまり気分が良くないことじゃろうから控えておるわけじゃ。
したがってここ数ヶ月は、奈良の皮膚科で処方された塗り薬をしっかり塗って治癒に努めてきた。
その甲斐あって最近は公衆浴場に入ってもまあまあ大丈夫じゃろうというくらいまでには整ってきた。
となれば、奈良の温泉銭湯に早速行ってみたい気分になるというもんじゃ。

ただ、奈良で温泉に入った事がないかと言えばそうでもない。
ワシは2002年の秋頃から、暫く兵庫県の宝塚市というところで仕事をしとった。
その関係で、西宮にある武田尾温泉 元湯(兵庫県西宮市塩瀬町名塩4205‐1:現在は休業中)という温泉に時々行っておった。
武田尾温泉は昔ながらのいい温泉で気に入っとったが、武田尾温泉だけでは飽き足らず、遠く奈良の十津川村まで足を伸ばして湯泉地温泉 滝の湯(奈良県吉野郡十津川村小原373-1:0746-62-0400:¥800:8:30~20:00:定休木曜)というところに何回か訪れとる。
宝塚からじゃとクルマで片道4時間以上を要し、朝早めに出かけても帰宅は夜という感じでほぼ一日がかり。
当時はまだ若かったのであまり疲れは感じなかった(今はいざ知らず、じゃが)。
しかし失礼ながら、流石にそんな遠くにある十津川村。
いつ行っても誰もいなくて(本当にいないんじゃ。当時少なくとも4〜5回は訪れとるけど全て貸し切り状態じゃった)、川っ縁にある露天風呂は小さいながらも風情がありなかなかいい温泉じゃった。
嗚呼、あれから20年以上経ったか…。
随分トシを食ったけど改めて奈良の風呂を味わいたいと思う。
ワシは早速、奈良の温泉銭湯事情を調べてみた。
それがこの奈良の日帰り温泉銭湯一覧じゃ。
奈良市街地近くにある昔ながらの銭湯からそれこそ十津川村の辺りまでいくつか記載しとる。
しかしまだまだたくさんあると思うので、今後も調べを進めつつ実際に訪れてみようと思っとる。
これから季節は秋から冬に向かっていく。
温かい温泉銭湯をありがたいと感じるじゃろう。