実は私、同窓会というのが大嫌いでして、何でかというと基本的に、
「昔のヤツにあって何の意味があるんだ?」
という考えに寄ります。
同窓会ってのは学校のクラス単位ですることが多いと思うんですけど、そのクラスって云うのは他者によって偶発的に生成されたものであり、そのグループはそのグループ構成員にとって主体的な意味はなく、そんな意味のないグループの昔を懐かしむ時間があるんだったら酒呑んで饂飩食って風呂はいって寝た方が有意義じゃねえかと思えるんだよな。
時間は常に未来に向かって流れているわけで、それに逆らって昔に戻ってみてもそれは単なる「昔を懐かしむ週間の初日」であり、それよりは将来の可能性を探ったほうが全然意味があるじゃん。
従って、これまで同窓会なるイベントには一切参加したことは有りませぬ。
というわけで同窓会当日は本当にギリギリまで行くかどうか迷っていたのですが、客観的に見るとどうもオレはそこに行きたいらしいということもよくわかっていたので、自分なりに屁理屈をつけてアパートを後にし、駅に向かって歩きながら新幹線を予約しました。
その屁理屈というのは、
- オレが自主的に参加したサークルの集まり
- サークルのメンツで嫌いなヤツは誰もいなかった
- 再開できずにこのままジジイになって死んでしまうかも
会場は愛知県一宮市。
大学があったのはそことは全然違う場所なので、何で一宮なんだろうと思いつつ新幹線を名古屋で降り、東海道線に乗り換えて尾張一宮で下車。
会場は駅から歩いて5分の所にあるひこざえもん(愛知県一宮市本町2-3-2イトカンビル1F:0586-72-9118:18:00〜26:00:定休月曜)というライブハウス。
サークルの大先輩である大久保清次郎さんがやってるお店です。
店先には、サークル時代にやってた反社会的バンドであるWorld's EndというバンドでヴォーカルとギターをしてくれてたTくんがいて受付してます。
やや遅刻気味での到着のため、店内には既に大勢の人達がいる雰囲気がしてます。
あはーん、舞台は整っているというわけだ。
「おいT。ベタな感じで入るからな」
と言い残してドアを開けて店内に入り、わざとらしい感じで玄関口にあった何かにわざと足をあててわざと転んで見ました。
笑いというよりは、
・だれだこいつ?
・オッサンがコケたけど骨折とか大丈夫か?
・場に合わん感じだ
などという危惧の念っぽい感じの雰囲気が辺りを充満し、その後俺がA'ということが判明したあと、ようやく乾いた笑いが辺りをざわめかせました。
まあいいか…
ちなみにコケた時、両足の膝のお皿を想定以上に強打し、その後かなりの期間痛みが引かなかったことを申し添えます。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。