この間の昼休みに、早川町方面の温泉について勤務先の職員(若い女性で仕事が出来て美人。ほら、そこの君。俺のことが篦棒に羨ましいだろ。ザマミロ)と雑談してたら、
「そういえばAさん。私、こどもの時お父さんと早川の方に登山に行った帰りによく温泉に入ってたんですけどぉ、えっとなんて云う温泉だったかなぁ…」
という話になりました。
その時想像したのは先日行った女帝の湯のことで、来訪当日は大量の中国人がいて雰囲気ぶちこわしだったんだけど、登山客もたくさんいたから、彼女が云ってるのはそこのことだろうと思いました。
「女帝の湯じゃないかな?」
「う~ん、そんな派手な名前じゃなかったような、どうだったかなあ」
「え~っと、そういえば『草』とか『塩』とか、そんな名前だったような…」
草?塩?
ふうん、じゃあ「草塩」+「温泉」+「早川町」で調べてみようっと。
…たら、そのまんま「草塩温泉」(山梨県南巨摩郡早川町草塩321−1:0556-45-2260:¥500:土・日・祝日10:00~20:00:平日11:00~20:00)ってのが有りました(^^ゞ
じゃあ早速今週末にもいってみるか、ということになって。
本日お昼過ぎ、車で出発。
カーナビでは2時間少しと出ていますが、早川への道は信号が少なく、平均時速は軽く○○㎞/hは出せるので(お巡りさんには内緒だじょ)、まあ1時間30分も有れば現地着可能でしょう。
てな感じで調子よく走ってたんですが…
現地まであとわずか700mの地点で道路工事のため30分も足止め。
おいおい、もうすぐそこに見えてんのに、くそぅ。
まあ仕方ねえな。
早川のメインロードだからメンテも大変だろうし。
エスケープルートもなさそうだし。
おとなしくしばらく待つことにしよう。
しかしなんだな、改めてiPhoneを見やれば当然ながらここらは「圏外」。
これはいい温泉の一つの条件です。
周りの風景を眺めながら少し時間をつぶすうちに通行規制は解除され、リスタートして1分後現地に到着しました。
オレンジに塗装された建物はちょっと古め。
中に入ると誰もおらず、券売機らしきものも見あたらない。
窓口においてあった呼び鈴を鳴らすと調理師のような人が奥から走り出てきたので、料金を支払い浴室方面に行きました。
脱衣し、中に。
露天はなく、浴槽が二つある内湯のみです。
入口側の小さい方は、少しぬるめの静止湯で湯温は41℃。
窓側の大きい方はジェット付きの浴槽で少し高めの42℃。
シャワー6基。
そして浴室内には、だ~れもいない。
いいじゃないの、雰囲気。
天井はトップライトのような造りになっていて、浴室内はとても明るいです。
まずぬるめの浴槽から。
残念ながら循環・塩素消毒で非掛け流しですけど、ここの場合は別にかまわないですね。
浴槽の深さもちょうど良く、落ち着いて入浴できます。
ぬるめとは云っても、私にとってはやや熱めということもあるとは思うけど、泉質が弱食塩泉のためかとても暖まります。
とたんに汗が噴き出してきてなかなか引きません。
上半身をちょっとさまそうかと思い足湯状態にしましたが、それでも汗だらだら。
一旦浴槽から出て、気持ちいいすきま風(笑)が入ってくる窓際に行ってクールダウンし、次はジェット付きの大きめ浴槽。
ジェットとかギミックがある浴槽は基本嫌いなんですが、ここのは圧力が大変マイルドで、このくらいであればそんなに気になりません。
再び汗だらだらさせながらお湯につかってると、入浴客が入ってきました。
なんか元上司の太T茂さん(誰も知らんか)に驚くほど似たおっさん。
あまりに似てたので思わず、
「あ、部長久しぶりです」
なんて挨拶しそうになった。
そのおっさんも極めて寡黙で、一言も発することなくただじっとお湯につかって瞑目してます。
いいぞいいぞ。
と思ってたら次なるは笠智衆が入ってきた。
あれ、ずいぶん前に死んだはずだがなあと思いましたが当然他人のそら似であります。
そのおっさんもただただ黙ってお湯につかっている。
ああ、落ち着くなあ。
その二人は地元民らしく、あまり時間をかけずに出て行ってしまい、またもや私一人の貸し切り状態。
どうもここは基本的には地元向け日帰り施設のようです。
私のような外来客はあまりいないのかも知れません。
準ジモ専という感じで、とっても落ち着ける場所ですね。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。