2016年5月14日土曜日

Ride before you look!(6) 用具について

用具。
何かオヤジくさいけど、おしゃれな言い方がわかんないので。

ロードバイクを始めるにあたっては、自転車だけではなく他に多少買わなければいけない用具があります。
私の場合はそんなにお金持ちじゃないので、最初から万全な装備を固める事は出来ず、知り合いの方に訊いたりショップの方に訊いたりしながら次のものを揃えました。
  • ヘルメット(KASKと書いてある)20000円くらい
  • グローブ(TNTROと書いてある)5000円くらい
  • レーサーパンツ(ビブ付きで真っ黒けの可愛げがないやつ)5000円くらい
  • LEDヘッドライト(CATEYEの400ルーメン)8000円くらい
  • LEDテールライト(CATEYEの15ルーメン)3000円くらい
  • ボトル(普通のやつだが保冷性が若干あるらしい)価格失念
  • 空気入れ(HPと書いてある)4000円くらい
  • サイクルスタンド(MINOURAと書いてある)5000円くらい
  • ワイヤーロック(やや貧弱)価格失念
  • メンテナンス用のケミカル(FINISH LINEと書いてある)1000円くらい
以上が自転車を購入すると同時に購入したものです。
これだと合計で5万円ちょっとかな。
結構高いなあ。
その他、知り合いからの貰い物と借り物があります。
  • サドルバッグ
  • 携帯用アーレンキーセット
  • チューブ
  • 携帯用空気入れ
  • タイヤ交換用レバー
  • ボトルホルダー
  • サイクルコンピュータ(借り物)
その後、
  • サイクルジャージ上下(中華製パチものを2セット)どっちも4000円くらい
  • シューズ(畑違いなPUMAのフットサル用)4000円くらい
を追加購入して、最低限走れる感じです。

乗り始めて1ヶ月少しになった今、反省点も含め用具関係で雑感的につらつら思うのはこんなことです。
  • ヘルメットは高かったけど、内側の頭に当たる部分のクッションが交換可能であったのは長く見れば安上がりでいい買い物だった。
  • グローブとかサイクルジャージはもう消耗品と割り切って安物をたくさん持ってるほうがいい。
  • ただし、レーサーパンツだけは何着かいいやつがあったほうがいい。じゃないとケツとお○ん○んの付け根あたりが痛い。
  • サイクルジャージについて更に思うのは、ネットで格安販売しているやつの殆どは、有名ドコロの自転車メーカーの名前、例えばCannondaleとかGiantとかlookとかデカデカと書いてある。
    そういうのに乗ってれば良いんだけど、実際自分が乗っているのはあまり見かけないブランドのもの。
    ブランド違いのジャージ着て走るのはちょっと嫌なので、選択の幅が非常に狭まり困っている。
    実際ブランド違いのジャージを着用するというのはこの業界ではどう見られるのだろうか。
  • グローブは指が出ないやつを買ったけど、特に今の季節は出るやつの方が涼しいし、サイコンとか下車してスマホを操作するときなど便利だ。
  • 400ルーメンのLEDヘッドライトは、製品の公式サイトの写真ではとても明るく見えたけど、実際には思ったほど明るくない。
    お値段が張っても800ルーメンかそれ以上(そうなるといきなり1600ルーメンですが)のものの方が夜道を安心して走れる。
  • ジャージは確かに安物でもいいんだけど、2つ購入したものの1つが、前のファスナーが胸元までしか開かないヤツ。
    なんとか脱げるけどかなり不便。
    下まで全部開くのにしたほうがいい。
  • 乗り始めてすぐに「自転車をちゃんと整備しなければ」と感じた。
    いまはフレームとかチェーンやディレイラーなんかを外から磨いているだけだが、素人か出来る範囲で少しばらして整備したり調整したい。
    だから使えなくともある程度のレベルの工具セットが最初からあったほうがいい。
  • 走っていると風のせいで涙が出たり虫が眼に入ったりすることが多いのでアイウェアが欲しい。
    しかしその方面の製品は、遠近両用の年代には冷たい製品ラインナップだ。
ということで今後は、ウェア関係以外のものでは以下のものを少しずつ購入しようと考えてます。
  • ある程度揃った工具セット(プロ用でなくてもいいけど、ネジ山が舐められちゃうような奴はいや)
  • バックパック(8Lくらいの小さめのやつ)
    これがないと追加のワイヤロックとか、温泉グッズを持ち運べない。
  • 800ルーメンのLEDヘッドライト
  • サイクルコンピュータ(なんせ借り物なんで)
  • もっとがっしりしたワイヤーロックをもう1個か2個(独りで走ってることが多く、盗難が怖くておちおちコンビニにも寄ることが出来ない)
  • もしあれば老人対応(つまり遠近両用)のアイウェア
そしてその辺が揃ったら次には、
  • ビンディングペダル&クリート付けられるシューズ(SPD-SLじゃなくMTB用のSPD)
  • もっと軽いホイール
くらいかなあ。
このレベルに行くには後数年かかるだろうなあ。
いやあ、カネがかかるなあ。
俺は貧乏といっても底辺というわけではなく一応会社勤めは出来てるし、それなりの地位にもいるので無理すればなんとかなると思うけどねえ。
いやあ、高いなあ。

2016年5月11日水曜日

温泉に行かない日(330) 123456

もしかしたら今年の秋でサヨナラだったかもなんだが、やはりもう少し乗ることにした。
ひとつ今後もヨロシクだ。
 © ill-health(ruephas) 2016

2016年5月9日月曜日

温泉に行かない日(329) 「今日のくそったれ(道路交通編)」が薄ら哀しい

ロードバイクについていろいろわからないことがあり、周囲に聞ける人がいないため、本やネットで調べることが最近多いです。
多くの情報が溢れており、ドストライクな情報からイマイチな情報まで千差万別ですが初心者で無知なロードバイク乗りにはいろいろな情報に触れることが出来るのは有り難いことです。

そんな中、「今日のくそったれ(道路交通編)」というステキなサイトを偶然見つけました。
この大変にお上品な名前のブログサイトは「世捨人」を名乗る人物が書いており、内容としてはもう本当に兎にも角にも理屈抜き(このポストを読んでいただければわかりますが、正にその言葉通り本当に「理屈抜き」なんです)で「ロードバイク大嫌い」「くそったれダ・イ・キ・ラ・イなの」という姿勢で一貫しており、そこにむしろ清々しさ、神々しささえ感じます。

記載の典型的パターンとしては、

  • 全くエビデンスがなく、
  • 要するに荒唐無稽としか云えないその場の浅はかな思いつきで提言とか考察とかを書きなぐり、
  • それに対しての極めて常識的かつ根拠ある書き込みに対しては、
  • 本当に意味のわからない哲学的コメントを返し、
  • その内容のあまりの無さ、意味不明っぷりにコメントを寄せた人が呆れ果てて黙りこむと、
  • それで相手を論破したと勘違いして鼻高々になり、
  • こういうすっとこどっこいな感じが繰り返される

というものです。

例えば、2015年7月23日にポストされた『「フルカーボン・ロードバイク禁止」3大理由』というのを読んでみると、禁止すべき理由として、
  1. 強度に難点がある
  2. 落雷の影響を受けやすい
  3. 弾力性がない
の3点を挙げています。
これに対して一般の人々が、
「あんたはどんだけすっとこどっこいで非常識な事を自慢気に鼻高々に書いているんだ。しっかりしろあんた大丈夫か?本当に恥ずかしくないのか?」
というような事を実例などを用いてわかりやすく指摘するんですが、それらへの返しがこれまたすっとこどっこいな内容なのでみんなもうげんなりしてしまうわけです。

上記の3点については一般常識的にはすべて誤りとされていると思うし、科学や物理学は全くわからない私でさえ、
  1. だったら何故F1のボディや市販高級車のボンネット(例えばマクラーレンF1とかですね。名前にF1がついてますが、そのまま公道走行可能なれっきとした市販車です。世捨人のブログを読んだ結果、このヒトは自動車至上主義なくせしてそんなことも知らなくて、最後まで莫迦みたいに勘違いしてましたが)にカーボンが使われているのか。
    あるいは燃料電池車の水素ボンベ(爆発すると大変なことになります)には、何故カーボンが使われた繊維をぐるぐる巻きにするのか。
    それはおそらく軽量かつ強度があり、加工が容易いからだ。
    強度や加工性に難があるなら、命に関わる製品にそんな素材を使うわけがない。
  2. カーボン製の釣り竿の落雷事故をどっかで聞きかじって書いていると思われますが、それは素材というよりは高さの問題だと思う。
    何もない平べったい海っぺりや河原で、あのようなものを振り回していたら落雷の可能性は高まる。
    素材関係なく。
  3. 弾力性がないのであれば、何故アルミフレームのロードバイクやクロスバイクのフロントフォークにカーボンが使われているのか。
    弾力を上手にいなす特性があるからだ。
と、これくらいの事は思いつきます。

しかしこれは、カーボンという素材とそれを使ったいろんな材料の本質とか原理を私が理解した上の見解ではなく、ただ「○○だからきっとこうなんだろう」という一種の推論であるのは認めます。
その点で弱い。
でも、世捨人というヒトは自らの無知も全く弁えず、一般人からのコメントだけではなく、ファブレスなことにカーボンを専門に研究している技術者がきちんとしたエビデンスに基づく指摘をしても、本当に、全くもって本当に自慢気かつ訳のわからない返しをします。

例えば、あるカーボン関係の技術者が、カーボンの強度に関して理論的な内容を持ってコメントし、その中で「ヤング率」(フックの法則が成立する弾性範囲における、同軸方向のひずみと応力の比例定数である。この名称はトマス・ヤングに由来する。縦弾性係数とも呼ばれる:当然Wikiからのコピペです)という専門用語を使ってます。

私のようなモンガイカンには、カーボン技術者さんのコメントが一読してもさっぱりわからんかったので、理解するためにヤング率に関するWikiの文章を読み進めると、どうもその率が高いほうがひずみに対する耐久力が高いということらしいです。

その技術者は、
また、カーボンの方がヤング率が高いのに、カーボンに比べてヤング率の低いステンレスやクロムモリブデン鋼でできたフレームを指摘しない理由を教えてください。[1]
と世捨人に問いかけたんですが、世捨人からは驚きの返し。
ヤングは危険な運転をしがちです。事故率が高いためか、ヤングの自動車保険は割高です(きっぱり!)
・・・。

ヤング、か。
ナウでヤング。

その後、このやり取りに対して他の常識的な方から寄せられた「おいあんた。だいぶ変だぞ」的なコメントに対する受け答えは以下のとおり。
【常識人】 技術者見習いさん(注:もともと「ヤング率」に関するコメントを寄せたカーボン技術者のこと)の言うヤング率って、多分世捨人さんの考えてるようなヤング(不良達)の事ではなく「縦弾性係数」の事だと思いますよ?
【世捨人】 「不良たち」というのは「ギャング」が適切ではないでしょうか?
【常識人】 Googleでヤング率って検索したら先ず縦弾性係数の事を書いたページがヒットしますし。
【世捨人】 「ヤング」はもはや死語ですね。
【常識人】 まぁ、過去の記事やコメントを見た感じ分かっててわざと言ってるようにしか見えないですけどねWw。
【世捨人】 技術さんはヤング率という語句の使い方を間違っていたようですね。
どうです、この狂いっぷり。
見上げたもんでしょう。
本当にトチ狂っていて自分ではマトモなことと思って書いているのか、確信犯的に人を茶化しているのかさっぱりわからないですけど、おそらく前者でしょう。
まあどっちにしてもはた迷惑ですが。

この人の書いてる事を読んでいるとものすごくムカムカしてくるし、私のこのブログの品性が疑われるのが嫌なのでこれ以上は引用しません。
もしこの荒唐無稽なブログをもっと読んでみたいというキトクな方は、『「フルカーボン・ロードバイク禁止」3大理由』でググれば一発でヒットします。
直リンク貼れば読者諸賢には便利だとは思いますが、気持ちが悪いから当ブログからの直リンクは貼りません。
追尾されるかもだからそれは穢らわしいし。
ググッて探してもらって読んでもらえばわかりますが全編記載内容は狂っていて、最初は、

「なんだこいつぁ?はあ、世捨人。何だか訳わかんねーヤツだな」

という感じで笑えるんですけどね。
あまりに頓珍漢過ぎる内容なので、最初はわかってる人がシャレで書いているギャグサイトだと思ってしまったんだよぅ…。
でも数本読むとこいつが極めてマジで書いている事がわかり、そのあまりの異常っぷりにはっきりと狂気を感じて、結果読み進めるのが薄ら恐ろしくなってくるというシロモノです。
マッドサイエンティストというか、似非科学者というか、本当に何なんでしょうこの人。

「世を捨てた人」なのならそれなりに山奥あたりに引っ込んで、霞でも食って生きて、わけのわからんブログで広告料を稼ぐのはやめなさい。

ヤングは危険な運転をしがち、か。

[1]
このヒトがどのように誤読したかを想像してみたんですが、たぶんこんな感じです。
「ヤング」という単語の後ろに勝手に自分の思い込みで「購入」とか「使用」とか「乗車」を間違って補った感じだと思われます。
つまりこうです。
また、カーボンの方がヤング購入率が高いのに、カーボンに比べてヤング購入率の低いステンレスやクロムモリブデン鋼でできたフレームを指摘しない理由を教えてください。
という感じで誤読してるんですね、勝手に。
でも、ブログの中でカーボンフレームのロードバイクは高いと云うことをこのヒトは書いています。
高価格のカーボンフレームの購買率が「ヤング」の方が高いわけがない。
そして自転車の話をしているのに全く関係ない自動車保険の話をする。
その時点でもう理論が破綻しているのですが、本人は全くそれに気づいてもいない。
進軍ラッパ、ぱっぱぱぱー状態。
大人のナリして中身はガキな逆コナン君。

2016年5月5日木曜日

湯元屋 湯元虹乃湯(1)

10数年ぶりかそれ以上になるか、本当に本当に久し振りに事務所に出なくていい大型連休(ゴールデンウィークって言い方、何かヤなんだよな)になりました。
しかし、自主的宅直体制は最低必要だと判断して自宅には帰らず、単身赴任先近くにいることにしました。
連休中には何回かロードバイクに乗りに出かけ、ある日はちょっと事務所を覗きに行ったけど、やはりどうしても温泉に行きたい。
ということで、今まで食わず嫌いであった静岡市葵区にある温泉に行って来ました。

葵区といえば静岡県庁所在地。
その葵区と同じ区内にある温泉で南アルプス赤石温泉白樺荘ってとこがあります。
同じ区内なんですけど、両者の道程距離は約80km。
かたや新幹線駅前の繁華街、かたや赤石山脈が目前の山の中。
それが同じ区にある不自然さがたまんないです。
浜松市の天竜区もパねえって思うんですけど、葵区もパねえ。
で、しつこいようでがんすが、その葵区にある温泉に行ってきました。


2016年5月3日火曜日

Ride before you look!(5) 初めて北の方に向かってみた

ロードバイクの乗り始めて約1ヶ月、最初は恐る恐る乗り始めたのですが乗る道は自動車が入ってこない道(正確ではありませんが、以後サイクリングロードとします)か、早朝で車の往来がない公道のどちらかでした。
自宅アパートからサイクリングロードまでが離れている場合は、慣れない公道を走りたくないためフロントホイールだけ外して(リアホイールの着脱方法がわからないため)車に積み込み、車で行ってました。
そのうち少しづつロードバイクにも慣れてきて、自宅からサイクリングロードまでなんとかかんとか走れるようになってきたため、車での移動はしなくなりました
しかし、公道を長距離走るのは凄く恐怖感があるため、走るのは専ら田子の海岸線の堤防道路だけ。


こんなルートを走っていて、体力があればそれを何往復かやるという感じです。
殆どフラットなコースで、風さえなければ私のようなロートル初心者ロード乗りでも、あたかも経験者のような走りを楽にできるコースです。

沼津まで初めて行った時は、このコースの一番東側にある「みなと公園」というところから公道を使って田子の浦港をグルっと回って東側の鈴川の辺りまでいってから、東へ伸びる堤防道路に乗る必要がありました。
車の数はそんなに多くなかったので結構冷静に走れました。

また、先日は思いついて富士宮の朏島(みかづきじま)というところまで公道だけを走って行ってみましたが、使った静岡県道10号線は大型車が結構多く走っていて、それこそ死ぬ思いでしたが、何とか走ることが出来ました。

ロードバイクについて私にいろいろ教えてくださる方がいるのですが、其の方によれば、
フラットな道ばかり走っていてもトレーニングという意味では効果は薄い。
慣れてきたらそこそこアップダウンのある道をまとまった距離で走るほうがいい。
とのことでしたので、先日行った朏島よりももっと先、稲子の辺りまで行ってみようと決めました。

公道走行時はきちんとまっすぐふらふらせずに左側を走り、常にブレーキレバーに指をかけて走ればなんとかなると思えてきましたので普通の道は走れましたが、途中にある城山トンネルだけはとても怖くて走れそうにもなかったので、トンネルのある山を越えて通っている旧道を走りました。


地図、ちっちゃくて見難くてスミマセン。

感想ですが、往路は10号線一点張りでいいと思います。
復路はやはり城山トンネルは避けるのが吉だと思います。
自転車は基本左側通行ですが、あのトンネル左側走ったら、運が悪ければ轢かれると思いますし、轢かれなくとも通行する自動車にけっこう迷惑。


かと言って逆側だけにある歩道を走ればそれは逆行になりますし、トンネル抜けてから左側に復帰するのが難しい。
問題はそこだけで、あとは少し気をつければまあまあ快適だと思いました。
特に、芝川から北側のルートは道幅も広く、車も多くはなく(少なくもないけど)走りやすいと思いましたし、さらにJR稲子駅から北側はダラダラ登るルートになりますが、自転車乗りにはあまり知られてないのか「同業者」は皆無で、たま〜に地元の車が走るだけ。
道路は独占状態でしたので、神経を使わず走れました。
ダラダラと言っても、出発地の新富士駅辺りからは高度は200mほどあります。
逆に言えば、25kmかけて200mを登るのでハードではないと思います。
素人的にはやや辛い勾配もありますが、ギアを落とせば何とかなるし、場合によっては降りて歩いちゃえばいいですし。
同業者がいないので、そのへんも自由自在です(いたらたぶん恥ずかしくて出来ない)。
稲子に行ったってユートリオって言う温泉があるくらいでなんもないですが、ロードバイクに乗る場合って目的地に行くために乗りるけではないので、別にそれは構わないし。
帰りは城山トンネル回避ルートを除き、基本は一貫して下りなんで爽快に走れます。
片道25kmちょい。
朝早めに出発すれば、お昼時には帰宅することも可能な、素人向けの良い距離、良いコースです。

稲子の先をゆっくり走っていると、何故かちょうちょがいっしょのスピードでいっしょに飛んでくれて、春だなあ、って気持ちになりました。
もしかして俺が「いい人」なのでかもしれぬが。

2016年5月1日日曜日

Ride before you look!(4) 初めて95km走ってみた

このブログの本分は、ブログタイトルの通り温泉を中心として日常の周辺事とか自分の気持ちとか日記代わりに書くというのは重々承知はしているものの、今のところ幸か不幸かロードバイクにのめり込みつつあるので、その辺の内容が多くなるのは自分でも致し方無いと諦めております。
前回書いたように、ロードバイクで何の心配もなく温泉に行ければ最高なんですけどねえ。

今朝は早く起きたので、自分では結構な大事業だと思う沼津往復50kmライドの余勢をかって、それより何とか1ライドで距離を稼ぐべく出かけました。
沼津50kmを走った金曜日は、実はそれだけではなくてあと2ライドほど走って合計90kmになったんですけど、今日はできれば1ライドでそれに近い距離を走ろうと思ったわけです。
ただし、その金曜日の最初のライドで高度に負けて右脚を攣ってしまってそれが未だに痛く、今日はあまり負荷がかかる道は走りたくない。
なので、比較的ラクな東西方向の道を選びました。
コーヒーを淹れて(浜松のPONPONで買ったうまーい豆)飲んでから、タイヤに空気を入れ、未熟な私なりに車体をチェックしてから出かけます。

まず沼津に向かって東へ走りびゅうおまで。
びゅうおのたもとには、最近サイクルスタンドが設置
されました
富士山デザインで結構使いやすいです
© ill-health(ruephas) 2016
FUJI HINOKI MADEが誇らしい
© ill-health(ruephas) 2016
気分としては「意外に楽だった。気持ちよかったあ」と書きたいトコだけど「意外」にそうでもなく、やはり右脚が結構痛い。
これたぶん、ポジションとかペダルの漕ぎ方、力の入れ方に多大な問題があるような気がするんですけど。
あと沼津までの途中、リアのディレイラーの辺りから不快な「かちかちかちかち」という音がし始めて、それだけではなく、踏み込むと勝手にシフトアップし始めました。
異常なことだとはわかるけど、ほっておいてもなんとかなる程度なのか、このまま続けたら壊れるのかも判断がつかないので一旦降りてスマホで調べて、ディレイラーに付いているアジャストボルトというネジのようなもので修正可能だと判明したため調整したら治りました。

その後は正に快走。
沼津まで出て腹が減って倒れそうになったため、沼津港近くのファミマに寄って握り飯を喰い、そのまま西へ向かいました。
前回清水方面に行った時は旧街道(国一バイパスの北側を通っている道)を行ったんですが、今回はできるだけ海沿いに行きたかったので、新富士川橋の歩道を進み、橋を渡り終えると強制的に富士川の河口方面へ曲がらされてしまうためそれに従い南進。
 
上の地図で云うと、丁度国道1号線のおにぎりマークの辺りから西へは自転車・歩行者はもう物理的に進めません。
下に降りて海まで行ってその先は暫く快適な堤防道路です。
しかし、快適な海沿いの堤防道路はそう長くは続かず、しばらくしたら袋小路になって終わってしまいます。
くそお、って感じですが、一旦バイパスをくぐって北側の道に出て暫く走って再び海沿いに戻れる道を探して見つけてすかさず復帰。
しかしまたもや神沢の辺りで完全に行き止まり。


上の地図で云うと、東名高速と川が交わっている辺りで袋小路になってしまいますので、少し戻ってバイパスと東海道本線と東名高速をくぐって旧東海道に出て、神沢の交差点のYの字の下の方を由比駅に向かって走ります。
こっちの道は由比宿の面影を残していて、観光客も結構たくさん。
名物のしらすや桜えびの料理を狙って料理屋の前には長い行列ができてます。
で、由比駅を過ぎた辺りで、薩埵峠方面に向かって走るか、それともバイパス沿いの歩道を走るかの二者択一になります。
薩埵峠方面であれば、標識(ちっちゃくて見落としそうなので気をつけて)に従って山側の道を登っていきます。
バイパス沿いの歩道への出方が少しわかりにくいです。

 
この地図中央にZ型の細い道のようなものがありますが、これはバイパスを越える歩道橋です。
これをバイパスと東名高速の間まで渡ってしまえば、準サイクリングロードのような安全な道で清水方面に抜けられるのですが、この歩道橋への出方が難しい、と言うか怖い。
2014年に渋滞解消のため新設された寺尾インターの、上り本線から由比の街に出るランプウェイを逆走する形で、つまりバイパスから流出する車に向かって走らなければいけません。
で本線に出る前に、左側に歩道への入口があるのでそこから入ってえっちらおっちら上り、バイパスをわたって歩道橋を下れば、あとは一部荒れた路面にはなりますが、基本問題なく清水方面に行けるというわけです。


これが歩道橋への入り口ですが、画像をグリグリ回してもらえば危険な雰囲気はわかってもらえると思います。
しかし国土交通省の技官、あの危険極まりない歩道橋の構造は一体何なんだ全く。
何考えてるんだホントに。

確認はしてないのですが、もしかしたら由比駅前の通り(県道370号線の方)の何処かから由比漁港に出て、そこから先程の歩道橋に繋がる小道に直接出られるルートがあるかもしれません。

なんなヘンな内容になっちゃいましたが、その後は安全な準サイクリングロードをじゃーっと走って駿河健康ランドまで出て、そのまま由比まで引き返し、旧東海道である県道396号線を使って帰宅しました。