2016年9月22日木曜日

termeいづみ園(1)

えっと、今日は何の日じゃったか?
そうか秋分の日で、だから休みじゃ。
洗濯もしたかったし。
早朝から起き出して窓を開けると雨。
先週くらいから雨っぽい日が続いて今日も雨で、でも昨日時点の予報では午前中は何とか曇りということだったので、本当はMerckxに乗りたかったのう。
でも洗濯もMerckxもこれでおじゃん。
クルマで何処かに出かけるのが吉じゃな。
雨だから観光客もそうはおらんじゃろうし。
Macを立ち上げて地図の情報を検討し、行き先を伊豆方面に定めた。




termeいづみ園(静岡県伊豆市湯ヶ島2796:0558-85-2455:¥720/2h~:貸切は別途¥1000/1h:10:00~21:00:定休火曜)という源泉掛け流しの温泉が湯ヶ島にあり、料金も手頃なためちょっと行ってみようかと。
伊豆縦貫道が出来てからというもの、伊豆半島の下道は以前よりも空いている感じで時間的にも結構近い場所になった伊豆なんじゃが、今年度に入ってからそっち方面には全然いけてない。
抑、勤めている会社での仕事が結構忙しいというか、いや決して夜半すぎまで働き続けるという方面の忙しさじゃなく、細かいことからデカイ話まで毎日の様に降り掛かってくる系の忙しさで何だか毎日ぐったりしており、伊豆だけではなく温泉そのものに全然いけてないのが実情じゃなあ。
そんな心の無聊を慰めてくれておるのがMerckxなんじゃが、今日はその話ではない。

車検終わったばっかりのスイフト(結局資金問題が片付かず、まだNDロードスターは買えてないんじゃ。ロードスターに装備できるサイクルキャリアが見つかれば来年以降購入予定)にガソリンを満たして、1時間ちょいで温泉に到達できました。
途中、温泉の案内表示がまったくなく「ホントにあんのかこの温泉。まさかの廃業か」と内心ビビりながら進んでいたんですが、ちゃんとあってよかったよ。
建屋は平屋で、周辺には住宅(あるいは別荘かな)が数軒あるだけの誠に静かな環境。
温泉の前には猫越川という変わった名前の川が流れていて、読みかたは「ねっこがわ」。
近くに猫越という集落や更には猫越岳という山もあります。
ぬこ(=^・^=)まみれなのかのう、この辺は。

建物は凄くきれいに手入れされていて、大きく温泉のある棟と宿泊棟に分かれておる。
ああ泊まってみたいもんだなあと一瞬思ったものの、夜はやることなくてヒマだろうなあとも思う。
こんな田舎じゃポケGOやっても何もおらんだろうし。
温泉棟内はとても落ち着いた雰囲気で、やや落とし目の照明が雰囲気をよくしとるし。
女性の先客が数人、休憩室で静かにおしゃべりしとる。
五月蝿い客はいないようで、これは有り難い。
入口の受付で料金を払い浴室に行くと、親子連れの先客が丁度温泉から上がったところでお父さんが子供の髪をドライヤーで乾かしとったが、その子供が服を脱いで全裸になりつつあるワシを凝視しとる。
何が面白いのか不思議な子供じゃ。
親子連れが外に出ていってワシ独りになったので、これ幸いと浴室内と外湯の写真を素早く撮影し、iPhoneをロッカーに仕舞って早速乳欲じゃ。
乳欲じゃ。
入浴だ。
なんだ乳欲って?
しっかりしてくれGoogle日本語よ。

内湯も外湯も岩風呂仕様じゃった。
浴槽構成は、内湯1・外湯2でシャワーは4基。
外湯は大きめで普通の深さのやつと、とても浅くて寝湯っぽい感じのやつ。
いずれも当然バブル等のギミックはなし。
先ず外湯に行った。
小糠雨降る屋外じゃったが、ワシは暑がりなのでこれも一興。
手桶に湯を汲んでザバザバかけ湯をし最初は一番でかい浴槽。
そうじゃなあ、最大10人ちょいは入れそうな岩風呂で、ベストは4人位な感じ。
それをワシだけで独り占め。
掲示によると泉質は、ナトリウム・カルシウム硫酸塩温泉ということじゃがそういうことはワシはよくわからん。
ワシ的に言うと「伊豆半島の温泉の特徴である、特に特徴のない泉質」というまとめになるな。
澄明な温泉が湯口から流れ出ており、同じ量がオーバーフローしてるのを見るのは誠に気持ちがいい。
加水・加熱・循環に関する掲示は見つけられなかったが(どっかにあったやも知れぬ)、やっているとしても加温のみじゃろうと思う。
ワシにはやや熱の温度じゃが外湯だし、雨が適度に体を冷やしてくれるんでいつもより長く入っていられる。
とは言ってもやはりじゃんじゃん汗が出てきたんで一旦出てアタマと体を洗い、次は内湯に入ってみた。

うむ。
想像以上に熱い。
以上だ。

すぐに出て寝湯っぽい感じの浅い外湯に入ってみる。
寝湯っぽいと言っても決して寝湯に適した設計ではないため、実際に寝るのは難しい感じじゃ。
脚を投げ出して岩を背にペタッと座ると太腿の辺りまでお湯が被る深さ。
意外にこれが気持ちよく、まあ腰湯と言いますか、超浅い半身浴という風情であり、ここでワシは思わず数分だがマジ寝してしもうた。
起きるとアタマから上半身は汗でびっしょりになっており、実際はどうかは別にして「こりゃあ絶対に痩せたぞ」という仮想的喜びに胸が震えたじゃ。

再度、デカイ浴槽に入り直しやはり瞑目してみる。
耳障りな音楽は流れていない。
聞えるのは猫越川の流れる音のみ。
周りには誰もいない。
大変よろしい。
5分数えてからザバと浴槽から出て、外の冷たい空気の中でしっかり体を拭い、脱衣室に帰りました。

大変よろしい温泉でした。
これってちゃんとサントリーの使用許諾
とってるんかなあ?

© ill-health(ruephas) 2016

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。