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2021年7月18日日曜日

やぎさんが好き!(51) 森町にある某個人宅 + Mei Fruits

森町にある某カフェのことを書いた個人ブログの中に「コーヒーを飲んどると、近所で飼っているらしいやぎさんが散歩しとるところを偶に窓越しに見れることがあって愉しい」というようなことが書いてあったんで、ワシは一か八かで行ってみることにした。
何で一か八かと云うと、店なんかじゃと来客を前提にしておるから敷地内にずかずか入り込んで行くのは問題ないんじゃけれども、個人宅となると当然そうも行かん。
行ってみて家人がいらっしゃればまだ交渉の余地はあるが、無人の場合じゃと勝手に入っていけば近所の人に然るべき場所、すなわちサツの兄さん方がおらっせるところに通報される可能性もあり、つまりこのようなむつかしい問題をはらんでおるからじゃ。
でも悲しいかなワシは、やぎさんがおると知ってしまったからには条件反射的に足が向いてしまうという人間に仕上がってしもうとる。
ワシは条件反射的にスヌーピーのサコッシュを肩にし、条件反射的に本田宗一郎マスクと麦わら帽子を装着し、条件反射的に真っ黃っ黄のスイスポに乗り込み、条件反射的に出発した。
クルマを走らせること約1時間、ワシは現場に到達した。
場所はここじゃ。


赤い線で囲まれた中のどこかじゃ。
個人宅なんで詳細な場所は紹介できん。
興味がある人は何らかの方法で探し出してくれろ。

明け透けに云えば森町はまあ田舎なんで(すまん森町住人の皆さん)、クルマを(とっ捕まることなく違法に)駐車出来るところは普通にあり、ここも例外ではない。
ワシはクルマを停め、歩いてやぎさんがおると思しき方向に歩いていくとすぐにやや甲高い声で「べへへへへへ〜〜い」と鳴いとるのがわかった。
ワシはだらし無くニヤけながら素早くそっちの方に駆け寄ると、個人宅の庭に小屋が建っておって、その中に中くらいの大きさのしろやぎさんが1匹、餌入れのかごの上にどんと乗って突っ立っておるのが見えた。
「やあ、おったなあ!」
と嬉しくなって、敷地に入らぬようやぎさんをよく眺めると、その下にはちっちゃいこやぎさんが2匹もおって、先程の鳴き声はどうやらこのこやぎさんのようじゃ。
大きい方のやぎさんは多分おかあさんやぎさんじゃろう。

おかあさんやぎさんとこやぎさん2匹
こやぎさんはキリリ系のお顔をしておる
© ill-health(ruephas) 2021

暫く見ておると、庭の奥からこの家の人らしい農夫姿のおやっさんが出てきた。
この人、あまり人を疑うようなタイプではないらしくてワシを見ると笑いながら「いいよもっと近寄って見ればいいよ」とやぎさん戯れ許可を与えてくれたのじゃった。
ワシはお礼を述べてから失礼して庭に入り込むと、この3匹のやぎさんの隣の区切りにカフェオレやぎさん、また別のところにしろやぎさん、都合5匹のやぎさんがおったのじゃった。

妙なところから髭をはやしておるカフェオレやぎさん
どうも雄らしい
© ill-health(ruephas) 2021


少し離れたところに繋がれとるしろやぎさん
臆病なのか手をのばすとひょいと逃げる
しかし草を差し出すと素直に食べてくれる
© ill-health(ruephas) 2021

ワシは小躍りしながらまずは親子3匹やぎさんに千切った草をあげるとワシワシ食う。
隣に回り込んでカフェオレやぎさんに上げるとやはりワシワシ食う。
更に少し離れたところにおるしろやぎさんもワシワシ食う。
全員腹ぺこさんの様子じゃ。
みんなに平等に草を与えておると、いつの間にか姿を消していたおやっさんが両手に大量の枯れ草と云うか干し草を抱えて戻ってきて、藪から棒にそれをドサリと小屋の中に投入した。
また、外で繋がれとるしろやぎさんの前にもドサリとおいた。
どうもこの干し草はここのやぎさんたちの大好物のようで、皆一心不乱にわしわしばりばりむしゃむしゃ食い込んでおる。
誠にいい食べっぷりじゃ。
普通の人であれば「こうなるともう、手づから餌を上げるのはかなわんじゃろう」と思うじゃろうが、実は全くそうではない。
やぎさんが首を突っ込んで食っとる草の山から草を引き抜き、それをやぎさんに差し出すと不思議なことに先ずそれに口を伸ばしてシャカシャカ食い込み、食い終わるとまた山に戻ってそれを食い始める。
どちらも同じ草なんじゃが、ここのやぎさんだけではなくどこのやぎさんもたいてい同じようにするから、今度試してみれば宜しい。
しかしあれじゃよ。
このこやぎさんたちの可愛さと云ったらどうじゃ。

いやあ、誠にかわいいのう
© ill-health(ruephas) 2021

むくむく系ではなくキリリ系じゃから、やぎさん特有のニヤリ感にはやや欠けるがそれでも相当かわいい。
そして角度に寄ってはこのようにニヤリとしとる様子もわかるじゃろう。

やぎさんは高い確率でこのように
木枯し紋次郎状態になるものじゃ
© ill-health(ruephas) 2021

大人やぎさんと同じように、干し草に首を突っ込んでワシワシちまちま食べておる姿は誠に可愛いものじゃ。
最近ワシは厄介な仕事をやっとるため珍しくストレスがたまってイライラしとるんじゃが、これを見るとスカッとする。
これはワシが大のやぎさん好きだからというわけではなく、特段やぎさんに興味がない人でも同じように感ずること請け合いじゃ。
あまりに可愛いためワシとしては手を伸ばしてこやぎさんの頭をなでなでしたいところじゃが、そうしようとすると流石おかあさんやぎさん、伸ばしたワシの手に向かってガツンと頭突きをしてくる。
「私の子供に手を出すんじゃないわよ!」
といったところじゃろうと思ったんじゃが、おかあさんやぎさんが食いかけておる草をそれと知らずにこやぎさんが横から食おうとすると、おかあさんやぎさんは遠慮会釈なくこやぎさんに頭突きにかかる。
厳しい教育方針をお持ちの様子じゃった。
そんなこんなで暫くやぎさんと遊んで満足して帰ったのじゃった。

帰途、この間伺ったMei Fruits(静岡県浜松市浜北区平口243-1:080-5829-0276:9:30〜19:00:定休水曜)に寄ってみた。
前回はまだ開業前じゃったが、7月1日の開業以来半月ほども経っておるので美味いと評判のフルーツゼリーを食いつつ3頭のカフェオレやぎさんたちの様子を見たかったからじゃ。

ゴールデンキウイのゼリー¥350と
やぎさんのご飯¥100と
3匹のやぎさん
© ill-health(ruephas) 2021

本日も暑かったんで予想通り3匹とも小屋に引きこもっておったんじゃが、前回と同じく裏手に回り込み、千切った草で巧妙に屋外におびき寄せることに成功した。
そうしておいてワシはコンテナを利用した店舗に入ってゼリーを買った。
開店前に話をしたお姉さんが店番しとるかと思いきや、意外にも若いお兄さん3人がおった。
何れも例のMei FruitsのロゴがあしらわれたTシャツを着とる。
ワシはさんざん迷った末、ゴールデンキウイのゼリーを選び金を払おうとして傍らにある冷蔵庫を見ると「やぎさんのごはん」と書かれた野菜が売られておるのを発見し、それも迷わず購入。
冷たくて美味しいゼリーを食した後、やはり冷たい野菜をやぎさんにあげることができて、ここでも満足したのじゃった。

一番ちっちゃいのは小屋の中
© ill-health(ruephas) 2021

2021年6月26日土曜日

やぎさんが好き!(50) Mei fruits

以前に比べたら最近投稿数が落ちてきとるInstagramじゃが、偶には投稿するし誰かが投稿したやぎさん関係の写真についてはそこそこ見とる。
そうしたらMei fruits(公式サイトはこちら:静岡県浜松市浜北区平口243-1:080-5829-0276:9:30〜19:00:定休水曜)という店の情報が引っかかった。
この店は何でも今度の7月1日オープンで[浜松発・新定番おみやげ]を標榜し、静岡県産の旬のフルーツを中心に生まれたスイーツを提供するカフェ&スイーツをコンセプトにしとるんじゃが、店の敷地内でやぎさんを飼っておるらしいとわかり、ワシは開店前の本日早速行ってきた。
店は浜松では有名な石松ぎょうざの道挟んで向かい側にあって、開店前じゃから当然そこには誰もおらん。
Mei fruits側には駐車スペースがあるようなないような曖昧な感じじゃったため、ワシは悪びれもせず新規移転したばかりの石松ぎょうざの駐車場にクルマを停めて道を横切り、店の方に行くと、やぎさん広場があり、剰え立派なやぎさん小屋兼やぎさんタワーも作ってある。

左手に少し見えるのがお店本体
それより遥かにデカいやぎさん小屋兼やぎさんタワー
© ill-health(ruephas) 2021

これは凄いな。
そしてそのやぎさんタワーの中段にはカフェオレ色の小ぶりなやぎさんがへたり込んでおった。
写真を撮ろうと近づくと、残念なことにやぎさんは恥ずかしそうに小屋の中に逃げ込んでしもうた。
これはしまった。
小屋の中を伺い見ると、やぎさんは全部で3匹おるようじゃ。
早く全員のお顔を見たい。
こうなれば仕方がない。
ワシは路傍の草を引きちぎって柵の間から手を伸ばして小屋の方に差し出し、「べへへ〜い。ほ〜れ、草じゃよべへへへへ〜い」と呼ばわる作戦を発動した。
しかし小屋からはいっかな出てこん。
ワシは作戦を変更して小屋の裏手に回り込み、狭い隙間から草を差し出すとやはりその誘惑には耐えきれんかったのか、あっさり遠慮なくワシワシ食べてくれる。

こんな具合に隙間から口先を突き出し
草を食べてくれた
© ill-health(ruephas) 2021

このような具合じゃ。
しかしワシとしてはこのような隙間からやぎさんの一部しか見えん状態は耐えきれん。
再び表に回ってべへへいと呼ばわっておると、
「こんにちは〜」
と云って、店のロゴマークをプリントした白いTシャツを来た女性の店員さんがワシの方に来てくれた。

これがロゴじゃ
なかなかいい感じじゃと思うな
お店の公式サイトよりのキャプチャ
なによりやぎさんがニヤリとしとるのがよい
© Mei All Rights Reserved.

「来月の7月1日からオープンしますので是非お立ち寄りくださいね」
「どんなメニューなんですか」
「主には季節の果物を使ったフルーツゼリーやプリンですけど、マリトッツォとかも出しますし、冬場にはまた冬らしいものも考えてます」
「ははあ、今流行りのマリトッツォですね。うまそうですね。しかしなんでやぎさんなんですか」
「ああ、石松の社長がやぎ好きなんですよ。なんでも今回安くやぎさんを手に入れられたので」
ははあ、成程。
この店は石松関係の店のようじゃ。
ワシは餃子が好きじゃが、浜松のいわゆる有名店にまで出掛けて食おうとは全く思わない。
しかしワシは「石松の社長はやぎさん好き」ということを聞いて、この社長に強いシンパシーを感じ、密かに近々石松で餃子を食おうと決意した。
「このやぎさんたち、かわいいですよねえ」
「でもまだだいぶ人見知りで、なかなか表に出てくれないんですよ」
「まあそうでしょうね。ここに来たばかりだし」
しかしワシは必ずこのやぎさんたちを小屋からおびき寄せてやるぞと心を定めた。
「オープニングイベントもやりますので、是非ご来店くださいね」
「はいわかりました。どうもありがとう」
店の方は歩み去り、ワシは再度草をちぎってやぎさん小屋の方に差し出した。
するとどうじゃ。
先程の「小屋の裏の隙間から餌付け作戦」でワシに慣れてくれたのか、今度は3匹とも小屋から出てきた。

© ill-health(ruephas) 2021

こっちに寄ってきて草も食べてくれる。

やあ、ちっちゃくてカフェオレ色で大変かわいいなあ!
© ill-health(ruephas) 2021

みなおしなべて大人しいやぎさんで、差し出された草を黙って静かに食べる。
頭を撫でようとして手を差し出すと、さっと後じさりをするのは流石に仕方ないじゃろう。
なかなかかわいくていいやぎさんたちじゃった。
開店したら是非行って、冷たいフルーツゼリーを食べながらやぎさんを眺めたいもんじゃ。

繰り替えすが、開店は2021年7月1日じゃよ。
最後に何枚か追加で写真をあげとこうかね。

人見知りしつつも思わずニヤリとしとるな
© ill-health(ruephas) 2021


やあ、ちっこくってかわいいよう
こりゃあいいなあ
© ill-health(ruephas) 2021


一方こちらときたら
木枯し紋次郎的な…
あっしにゃあ関わりねえことでござんす…みたいな
© ill-health(ruephas) 2021