2015年1月4日日曜日

河鹿の湯(1)

本当は今日からこっそり仕事しようと思ってたんだけど、本性は怠け者であることの自覚は充分に持っているんでそちら方面はあっさり放棄し、今日は遊ぶことにしました。
先ずはこの所休みの日の朝における恒例行事となっている土鍋炊飯だ。
おっとその前に血圧測んないといけねえ。
普段通りの高めの数値にややがっくりしつつ味噌汁を作って飯を食べ、Google Mapを眺めながら行く場所を決めます。
時間は、まだと言うか既にと言うか9時30分。
正月休みも今日が最終日で、遠出をしたら渋滞にハマるかもなあと考えつつもやはりちょっと遠出をしようと、伊豆半島方面に行くことに決めました。




目的地は河鹿の湯(かじかのゆ:静岡県伊豆市湯ヶ島1650−3:¥250:13:00~22:00:定休水曜)です。
上記住所は伊豆市のサイトに載っているものを引用してますが、この地番で探しても正確な結果が非れないことが多いです。
「静岡県伊豆市湯ケ島1648」で検索したほうがカーナビや各種マップサイトでは正確な位置が特定できると思います。

途中、プロジェクト"山神社"活動の一環として市山神社(静岡県伊豆市市山693−6:情報によれば主祭神は大山津見神だが資料的な裏はとってない)を探索参拝し、それから河鹿の湯へ。
着いたのは12時30分くらいですが開くのは13時。
温泉の正面玄関脇にある勝手口のようなところで管理人と思われるおっさんが居たので念の為確認してみるとやはり13時とのこと。
まあそんな長い時間ではないので温泉の横を流れる狩野川や温泉建屋の写真を撮ったりして時間を潰し、それでもまだ20分位あったんで車に戻り山下達郎を聴きながらの待ち時間にしようとシートに座ったら、さっきのおっさんが手招きをしている。
なんだろうとおもっておっさんに近づくと何故かジェスチャーだけで「どうぞどうぞ」してくれた。
早めに開けるのが常なのか、私を待たせちゃ悪いと思って特別に早めてくれたのかはわかんないですが、どっちにしてもありがたい話。
入り口にはさっきまでかかってなかった「河鹿の湯」と白で大書された紺色の暖簾がかかってます。
入口入って正面にある券売機で「協力金250円」の切符を購入して番台さんに渡すのですが、予想に違えて座っているのは紫色の毛髪をしたおばちゃん。
さっきのおっさんはどこに消えたのだろう?
しかし、250円とはこりゃ安い。
まあ、共同温泉なので原則的には地元の方の温泉施設。
しかもおそらくは加温とか塩素とかの金のかかることはやってないだろうからランニングコストは普通の銭湯よりはずっと安いんでしょうね。
男湯とかかれた戸を抜けて脱衣室へ。
ロッカーなどは当然なく、風情たっぷりの脱衣カゴが置かれているだけ。
脱衣室からは浴室の中が見えますが、オーバルタイプの浴槽が浴室の真ん中にしつらえてあって、浴槽の縁からはだばだばお湯があふれている。
よしいいぞ。
ガラリと戸を開いて浴室に入り、脇に積まれたケロリン桶を手にして先ずはかかり湯。
ん、意外に熱くないじゃないですか。
伊豆の温泉は激熱という情報がインプリンティングされている私にとっては望外の幸せであります。
股間などをよおく清めてオーバルタイプ浴槽にin。
最大6人、ベスト2人という大きさですが、この浴槽本当にいい感じで、足を伸ばして少し横たわる感じの姿勢になると、頭の所にいい具合に縁があたってとっても寛げるんですよ。
お湯はMTMMですが温度は私にとってはやや高めくらいであり、10分や15分そこらなら入り続ける事が出来る感じです。
開け放たれた窓からは目の前を流れる狩野川のせせらぎが聴こえてきて、聞こえる音はこれだけ。
浴槽の縁にある蛙(要するに河鹿)からはどばどば源泉が掛け流されていて、その量がそのままオーバーフローしているという贅沢さ。
これはたまらんと半眼になってだらだらしていると、
「こんにちは」
というハリのある若い声が聞こえたので(おお、ここは若い奴も好んで入りに来るのか)と思い振り返ると、声の主は痩せて白髪のじいさまでした。
若いやつかと思ってだらだら体勢を維持してたんですが、相手が先に挨拶しその相手が目上の人物とあらばこの姿勢は失礼であろう。
慌てて姿勢を正して「お先に頂いております」と挨拶を返し、しかしこれで必要な仁義はきったと判断して元のだらだら体勢に逆戻りしましたけどね。
また半眼になって(このオーバルタイプの浴槽の縁だったら、コロボックルの運動会にトラックとして使えるなあ。コロボックル走ってこけたりしたら面白いだろうなあ)などとわけのわからぬ想像をしているとあっという間に時間は過ぎてしまいます。
1時間弱ほど浴槽に出たり入ったりして時間を過ごし、超満足して浴室を後にしました。

ここはとにかく、掛け流しのドバドバ感が贅沢でいいっすね。
浴槽がデカくないので中に満たされている温泉は常に新鮮だし、夏場であればトド化するのも十分に可能。
ここ、オススメです。

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