まあここから先は、言葉よりかは写真のほうがいいじゃろう。
とは云っても、写真の武器はロートルっぷりが半端ないiPhone 6S。
改めて見るにピンぼけ、光量不足、画角がおかしい(これはワシの腕のせいか)など素人写真が多いことについては予めお詫びしておく。
人生、何事も我慢じゃヨ。
まず、トンネル東側の入り口じゃ。
案外現代的なイメージさえ感じられるよ インダストリアルな感じ © ill-health(ruephas) 2020 |
いきなりピンぼけじゃね。
この写真だけ見ると、確かに狭いは狭いがそんなに変なトンネルには思えないかも知れん。
巷ではこのトンネルは「土管トンネル」と呼称されておるが、実際には土管ではなくこのような形状をしておる。
新幹線とかの線路の下に水路を通すためにこのようなものを使っておることが多いような気がする。
波々なデカい管をドンと通しているのではなく、何枚かの弧状の板を組み合わせてトンネルを形作っておるようじゃな。
繋ぎ目の写真 一本の土管をただ単純にドンと 突っ込んでいるのではないのがわかる 白丸つけられたボルトはもしやヤバいのか? 逆に言えば、管理されておるということじゃろう © ill-health(ruephas) 2020 |
このような感じじゃ。
この部分を通り抜けて中に進むと、この土管部分は途切れて素掘りのトンネル地肌が現れる。
何だか心霊写真じみた感じじゃが多分幽霊はおらんよ 通過時に背中がゾッとするようなこともなかった 安心めされい © ill-health(ruephas) 2020 |
光量不足で全体に赤くなっとるのはすまんことじゃ。
土木のことはよくわからんワシじゃが、現代の基準であればこのような素掘り状態は安全面で絶対に許可されんと思われる。
繰り返すがワシは土木トンネルオタクではないんじゃが、この手の素掘りトンネルとして思い出深いのは、琵琶湖の西野水道(にしのすいどう:確か大昔に掘ったの、ちょっと昔に掘ったの、最近ドカンとでかく通したのの3本の水道があります:滋賀県長浜市高月町西野:¥0:駐車場あり) じゃ。
その西野水道の一番古い(江戸時代だったっけ、とにかく大昔の)やつよりは全然広くて歩いて通るには難渋を感じんが、とは云っても軽トラでギリであるには変わりが無い。
途中右側を見るとこのようなことが書いてあったり、
何を6分割しておるんじゃろうか わからんが兎に角ここは 6分割したうちの5番目くらいの場所 …らしい © ill-health(ruephas) 2020 |
左側に穴ぼこがあったり、
一部の報道ではここには 生活系のガラクタが置かれておって 誰かが居住していた説もあるようじゃ ワシが行ったときはこんな感じじゃった © ill-health(ruephas) 2020 |
出口まではこのような感じで素掘り感満載なトンネルが続いていく。
そして東側の出口近くに達すると、そこには埴輪をモチーフにした素人作家による芸術作品が壁面全面に繰り広げられとるのが見えてワシは瞠目せざるを得んかったわけじゃ。
結構シュールじゃ 何かに対する芸術的情熱を感じる 岡本太郎的 © ill-health(ruephas) 2020 |
トンネルを出て振り返ってみた写真がこれじゃ。
高さはいいからさ、幅を書いといてくれよ 頼むぜ掛川市 © ill-health(ruephas) 2020 |
こちらにも例の「頭上ひくい」「道幅せまい」の警告が、(ワシの如く)享楽のみの目的にてこのトンネルを通り抜けようとする愚か者共への警告が投げかけられておるのは東側と変わらんが、血の滴るような意匠ではないシンプルな感じの仕上がり。
そしてここにはある一時期、このトンネルが「関係者以外立入禁止」の処置が取られていたことを匂わせる表示も隠されておった。
この坊やはあちこちで見かけるな ワシはこの子のことを「静止坊や」 と呼称しておる 止まれ! © ill-health(ruephas) 2020 |
改めて東側の入り口の写真を載せるんじゃが、
インダストリアルじゃが、苔むしてもおる 現在と松尾芭蕉のコラボ 秀逸 © ill-health(ruephas) 2020 |
東側入り口はこのように上部の山肌が崩れかかっておるのがわかるじゃろう。
西側はそのようなことはなく、トンネル上部の山肌はかなりしっかりしておる。
東側だけが「土管状態」になっておるのは、要するに崩れかかっておってトンネルが塞がれてしまう虞があったため補強をしたのが理由じゃろう。
先程の「関係者以外立入禁止」の処置も、恐らく東側の土管工事が終わるまで実際通行禁止であったためであろうと愚考するわけじゃよ。
このトンネルの名称は蜘蛛の巣の世界で調べたところ「岩谷隧道」と云うらしい。
Google Mapsには載っておらん(2020年12月15日現在)ので、登録申請しておいたがGoogleからはまだ承認の報を得ておらん。
じゃからやや曖昧な感は否めんが、地図は共有しておくよ。
承認されたらそのうちこの地図にも「岩谷隧道」が表示されるじゃろうよ。
最後に、意味なく動画を撮ってみたので一応貼り付けておくが、見てもただただ暗い風景が広がっておるだけじゃから、見るだけ時間の無駄じゃということは予めお詫びをしておく次第じゃよ。
1ケ目は東→西で、2ケ目は逆に西→東じゃ。
こういうのをデジタルリソースの無駄遣いと云うんじゃろうな。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。