2020年12月31日木曜日

温泉に行かない日(467) 2020年は有り体に云って酷い年だった

今日で今年も終わりなんじゃが、そんな日に午前中は外せない所用があって事務所に行ってきた。
これもまあこの酷い年を締めくくるに相応しかった事だったのかも知れん。
なぜ酷い年かと云うと、そりゃ勿論武漢ウイルスの暴力的蔓延によるものじゃという事は万人が認めるところじゃろう。
去年の丁度今頃、武漢で変なバイキンが蔓延りだしたらしいとの噂を断片的には耳にしておったが、
「また中国かい。全くハタ迷惑な国民国家じゃのう。そのうちドンと爆発して終わりじゃろう」
ってな感じでワシら国民も、何よりお国のエラい方々も明らかにナメてかかっており、そのしっぺ返しとして、年が明けると横浜の豪華客船の出来事から始まってあれよあれよと云う間にとんでもない状況と相成った。
あれから1年。
今や(ちょっと前にはお国のエラい人が「その定義はない」と全力否定していた)所謂「第3波」の真っ只中であり、東京では1日あたりの新規感染者がもうすぐ1000人にも及ぼうか[1]との暴威を奮っとる。
英国や南アフリカなどでは更に凶暴化した武漢ウイルスが驚異的な力を持ってその勢力を拡大しておると聞いたし、それはもう既にワシらのお国に入り込んどることも判明しとる。
全くヤな世の中になってしもうた。

そんな中でワシなどはまだいい方で、夏冬の賞与こそ多少は減額されたものの仕事にはまだありつけておるし、更にワシ自身は勿論、ワシの周辺即ち親族や友人、仕事関係での感染者も今の所発生しとらん。
一方、武漢ウイルスのせいでお亡くなりになってしまわれたり、この年末を区切りに長年続けてきた商売をやめますとか、会社を馘になって年を越すお金がもうありませんとか、そんな酷い絶望的な目にあっとる人も少なくない。
また医療機関、特に地域で2次救急や3次救急の役割を担う急性期・超急性期病院や感染症対応の病院で勤務される医師・看護師・医療技術職・事務職員及びそれら職員を支える役割の人々は、これはとても大変な1年じゃったろうし、その状況は今後暫くは続く。
年末から年明けにかけて、これらの方々へ幾許かの金員が支給されるとの事じゃが、その程度では全く間に合わない程のご苦労ご心労をなさっとると思う。
その方面についてはワシには何も出来ないけれど、本当に有り難い事じゃと感謝するばかりじゃ。
ワシ自身については運が良かったので、武漢ウイルスに罹患したりその影響で生活が傾いたりという事はなく、まさに神に感謝するしかない。
有り難い事じゃと思う。

しかし、全く影響がなかったかと云うと勿論違う。
軽微ながらもやはり影響は受けておる。
生死や生活に影響を及ぼすようなものではないから書くのも憚れるわけじゃが、これは個人ブログじゃから臆さず書く。
端的に申し上げて、温泉銭湯に行けなくなってしまった状況というのは、案外非常に厳しいものがあった。
たとえそれが生活維持に直結していない事、例えば趣味であったとしても、好きな何かを自由に出来ないと云う事は、思った以上に堪えると云うのをこの歳になって初めて実感した。
今年はそうさな、ざっと数えたところ10回位しか風呂に浸かりに行っておらん。
そのうち半分以上は、感染リスクが限りなくゼロと云って差し支えない倉真赤石温泉。
例年であれば新規開拓温泉は最低数ヶ所はあるんじゃが、今年はただ1ヶ所、白鷺温泉 白鷺館(しらさぎおんせんしらさぎかん:愛知県豊田市篭林町塩平21:0565-62-0151:¥800:日帰り11:00〜20:00:公式サイトはhttp且つFlash Player使っとるから用心してネ)のみであり、あとは愛知県にある湯の島温泉(ゆのしまおんせん:愛知県豊根村富山字兎鹿ノ平12-3:0536-89-2170:¥440:土日祝日のみ:13:00〜19:00:静岡市営の湯之島温泉浴場とは別じゃよ)だったり、比較的近隣にあるあらたまの湯(静岡県浜松市浜北区四大地9-92-1:053-582-1126:電話番号いいふろじゃよ:¥680:9:00〜21:00:定休第1月曜:ポイントカードあり♪)程度で、温泉銭湯的には誠に寂しい限りの1年じゃった。

これも仕方のない事。
好きな趣味に高じることが出来ない程度の事は、人生に関わるような甚大な影響を受けてしまった方々に比べればなんの事もない。
あと数ヶ月もすればワクチン接種が開始される見込みじゃし、更に待てば遠くないうちに治療薬も開発されるかも知れん。
そのような医療的環境が次第に整ってきたならば、いつの日か、まあ以前通り全く自由にとは行かないとは思うものの、温泉銭湯を楽しめるようになると思う。
それまでは我慢して過ごそう。
いや、正直云うと我慢できなくなる事もあるかも知れん。
そんな時には、行き先を充分に吟味し、感染リスクが低い所に充分な対策を施した上で行く事にしようと思う。

兎にも角にも、今年はこんな年じゃった。
ワシのブログのサブジェクトに「2020年は有り体に云って酷い年だった」等と付ける日が来るとは夢にも思わなんだ。
なお、2020年はこれで105ポスト目。
平均すると1周間あたり2ポストちょっと。
まあ、今年もブログタイトルについては目標達成できたわけでそれはそれで嬉しい。
内容はどうでも良いわけじゃ。

数少ない閲覧者の皆様、良いお年を。
来年は、普通に温泉に入りたい。

[1]

2020年12月31日16時49分追記)
このポストの正に直後、東京で1300人以上の感染確認の一報が入った。
全く…
もう世も末かも知れぬな。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。