2025年4月20日日曜日

ゆららの湯 奈良店(1)

昨日の日曜日はメルくん(EDDY MERCKX)に乗って南に下って大和川まで行き、その後返す刀で平城京まで走って帰宅した。
まるで初夏のような、もっと言えばワシが小学生の頃の盛夏の気温で28℃。
運動して汗みずくになったのは今年初めてじゃが、まあまあ良いポタリング日和じゃった。
翌日の今日は天気予報によればもしかして弱い雨が降るかもということじゃったので、自転車とかウォーキングはやめておいて温泉銭湯に行こうと鼻から決めとった。
午後は現在広島に2連敗中の阪神をABCテレビ越しに応援せねばいかんので(結果は快勝。伊原よくやった)、先週のように例えば十津川とかみたいな遠出は出来ん。
風呂も含めて午前中にすべて終わらせんといかんので、選んだのは早朝7時からやっとるゆららの湯 奈良店(ゆららのゆ ならてん:奈良県奈良市八条5-351-1:0742-30-1126:¥850:電話番号いいふろじゃよ:7:00~0:00:駐車場潤沢)じゃ。

基本的にワシはこのような類のスーパー銭湯は好きではない。
以前から人があまりいない温泉旅館の日帰り可能な温泉や、街なかにある銭湯が好きで、トシを食うに従いその傾向が強くなってきとる。
じゃから片道100km以上もある距離を走って十津川まで出かけるわけじゃけど、だからといってスーパー銭湯は完全にお断り、ということでは決してなく、地元浜松だと例えば和合の湯(静岡県浜松市中区和合町1146:053-482-8888)とかはまあまあ好きで何回も通ったものじゃ。

今朝7時過ぎ、ワシはまっ黄っ黄のスイスポくんに乗り込んでゆららの湯に向かい、早朝のためもあって20分もかからず到着。
営業開始時刻から30分も経っとらんのに250台入る駐車場は既に7割方は埋まっとる。
それを見たワシは正直げんなりした。
かなり前じゃが、静岡県島田市にある伊太和里の湯というスーパー銭湯に行った時はほぼ満車になっとる駐車場の様子をひと目見ただけで嫌になり、そのまま踵を返して帰ってしまったこともある。
愛知県にある本宮の湯(愛知県豊川市上長山町本宮下1番地1685:0533-92-1880:¥610:10:00~22:00:定休水曜:馬鹿でかい駐車場完備)に行った時はその馬鹿でかい駐車場がもういっぱいでクルマを止めるまでちょっと時間がかかるくらいじゃった。
意を決めて中に入ってみたが浴室内も非常に込み合っておりノーギミックな浴槽もいっぱいでやんなったこともある。
だがしかし今回はまだ7割じゃ。
まだマシじゃ。
よし入ろう。
まだ新しい施設なのか非常に清潔感があって、高級感とまでは言わんけど全体にシックな感じの色調で貧乏くさい雰囲気は皆無。
下駄箱に靴を入れ、券売機で入浴券910円(休日料金)を購入し受付に渡して脱衣室に入る。
ロッカーはノーコイン式で、駐車場と違ってこっちはぱっとみた感じ半分も埋まっとらん。
脱衣して広い浴室に入るとなかなか広く、入浴客も結構いたが広さにも助けられてか込み合っとるという印象は薄い。
これならば大丈夫じゃろう。
出入り口のあたりにちゃんとかけ湯のコーナーが有る。
かけ湯をしながら感じたのは浴室内にこもる結構強めの塩素臭じゃが、これはまあ仕方ない。
レジオネラでお☆さまになってしまうことを思えば我慢できる。
残念ながら全くギミックのない浴槽は内湯にはなく、ワシはまず最初にバブル浴槽のバブルが出ていないところに入った。
浴槽の底にお尻をつけるのではなく、浴槽の中にある腰掛け部分に腰を下ろす方式でやや深め。
それぞれ一長一短あり、その日の気分に寄るところもあるが、今回の場合はお尻をベタッと底につけて足を投げ出したい気分じゃった。
お湯に浸かりながら浴室内を眺めると結構多様な浴槽が用意されていてこれはまさにスーパー銭湯の醍醐味じゃろう。
ジェット浴・電気風呂・ジャグジー・ミストサウナ・麦飯石や遠赤外線のサウナ・炭酸泉など一通り揃っとる。
中でも人気なのは炭酸泉で、ここだけは常に人がいっぱい入っとる。
オイルサーディン状態にすれば15〜6人は入れそうな大きさの浴槽に常時10人くらいは入っとる。
あからさまな泡は見えず、炭酸をお湯にしっかり溶け込ませるタイプなようで効き目がありそうじゃ。

こちらはちょっと付け入る隙がないので次回に回すことにしてワシは外に出てみた。
ここには街なかのスーパー銭湯では珍しく天然温泉があるとの情報を事前に得ておってそれが目的じゃ。
天然温泉なのは露天風呂で、見ればその色目は確かに薄い黄土色で、浴槽の底が見えない程度。
当然掛け流しではなくて循環じゃろうが屋外ということもあってか塩素臭は皆無。
これはいい。
浴槽の場所を選べばお尻を底にベタッとつけて肩までお湯に浸かることが出来る。
何故だかわからぬがこの露天温泉浴槽(天然湧出温泉 朱雀の湯、と称している)は人気がなく、まあまあ大きめの岩風呂に数人しか入っとらん。
しかしワシにとってはそれは好都合じゃ。
温度はそうだな~、43~4℃位でワシ的にはやや熱いが屋外なのでゆだってくれば浴槽を出て涼むことが出来るのがありがたい。
ここのスーパー銭湯はもうこの温泉だけを目的にしてもいいと思う。
系列店のゆららの湯 押熊店(ゆららのゆ おしくまてん:奈良県奈良市押熊町2147-1:0742-40-1126:¥850:電話番号いいふろじゃよ:9:00~0:00:駐車場潤沢)も天然湧出温泉を売りにしているようじゃが、奈良の郊外でこんなにじゃんじゃか温泉が湧出することはないと思うのでまあ多分どっかからのローリーだとは思うけど、輸送費を払ってでも温泉を味合わせようという気持ちはありがたいと思う。

基本はやはり冒頭書いた通り、鄙びた温泉旅館の日帰り入浴を楽しんだり街なかの銭湯に入ったりということにはなるが、今日のように時間が限られているとか、遠くまで出かける元気がない時などはうまく使ってみようと思えたスーパー銭湯じゃ。
あともう少し安ければとは思うが、この物価高だし温泉を運んでくれとることを思えばまあこれくらいは致し方ないじゃろうなあ。
ちなみに結局、他の浴槽には一切入らないまま今日は帰ったが、次回は電気風呂以外の浴槽はすべて入ってみようと思う。
あ、あと、温泉の販売もしとるようじゃったから、自宅の浴槽事情が許せば買って帰るのも一興かもしれんな。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
910
温泉コスパ
0.4

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