2020年12月14日月曜日

温泉に行かない日(465) 噂の隧道に行ってみた①

ワシはついったあはやらんから、今あの世界で何が盛り上がっとるのかは直接には知らん。
時々ニュースサイト経由で、ついったあで流行っとることを知る程度じゃ。
この間も昼飯時にYが付くニュースサイトをダラダラ見とったら、Google Maps様のお告げ通りに道を進んでいったら、ありえんぐらいに狭いトンネルを通ることになっていて驚いたというような話題が出ておった。
ついーとした人の投稿を見ると確かに、山肌に土管のようなものが突っ込んであるような風景の写真が載っており、その口径はかなり小さい。
その人は旧型のジムニー使いのようで、ジムニーの鼻っ面を土管トンネルに突っ込んだ状態の写真も載せておったがかなりキッチキチな感じで、それだけではジムニーがこの土管トンネルを攻略できたかどうかは判然とせん、というか無理なような気がする。
文章を読むと(ちゃんとは覚えておらんが)「リフトアップしていないことに感謝した」みたいなことが書かれておったような気がするから、もしかしてやってのけたのかも知れん。
ワシはそういったのが年甲斐もなく大好きじゃから、是非見てみたいと思って場所を調べてみると、掛川バイパスの西郷ICからほど近いことが判明した。
西郷ICと云えば、ワシが大好きな倉真赤石温泉に行くときにいつも乗り降りするICじゃ。
他県ともなると今の御時世やめとくかという話にもなるが、まあ県内にある行きつけの場所ならば問題ない。
すぐに行ってみた。
ついったあの写真を見る限りでは3ナンバーのスイスポくんでは全く無理なことは明らかなので、ICすぐ横にあるカインズホームにスイスポくんを停めて徒歩で向かってみた。
直線距離じゃと650m程じゃが、路程ではもう少しあるじゃろうが歩くには全く問題ない距離じゃ。
目的地に向かって歩くとすぐに道は細くなる。
細くなったと行っても、きちんとした車両クリアランス感覚を持っておれば3ナンバーでも問題なく通れる程度の細さ。
ところが途中に墓所があって、そこから先が更に狭くなる。

まだ全然なんとかなる感じ
© ill-health(ruephas) 2020

3ナンバーでギリギリ、5ナンバーならまあまあ通れる感じではある。
しかし、写真左に写っている立て看板はこんなことが書かれておる。

猪にも充分な注意がいる模様
猪は確かに怖いが
© ill-health(ruephas) 2020

更に進むとだんだん狭くなってきて、コンクリで舗装された路面の幅は完全に軽自動車規格というか、それより狭いのではないかと思われる。
これを見なされ。

はみ出とるな
© ill-health(ruephas) 2020

路面外の右側に轍があるのがわかるじゃろう。
細さから云って軽自動車のものの可能性が高い。
それが路面からはみ出とる。
もちろん果敢にもここに挑戦した軽自動車ユーザの車幅感覚が甘かった可能性もあるが、どっちにしてもかなりギリギリなのは間違いない。
そしてこの地点からすぐ先に例の土管は見えておる。

お、迫ってきたぞ
© ill-health(ruephas) 2020

「頭上ひくい」「道幅せまい」という掛川市からの警告が目に刺さる。
高さ標識は1.7mと書かれておるので、これがホントだとすると、一般的な日本人男性の多くは屈まんとこのトンネルを抜けられんことになる。
この時点で見た感じたと、ジムニーは無理だが、アルトでは行けそうな感じ。
もうちいと寄ってみた写真がこれじゃ。

著作権だけ

「頭上ひくい」「道幅せまい」の立て看板には、何か血が滴るような意匠が書き加えてありおぞましさがいや増しておる。
重ねていうが、さっきのはみ出とる道路幅とここは同じ。
怖い。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。