大のお気に入りのカフェであったCafe de Clarkが移転した。
移転先は春野で、名をla vie libre(ら ゔぃ りぶれ:静岡県浜松市天竜区春野町堀之内983-2-2:090-1754-1874)と云う。
因みに2021年3月26日現在、Google Mapsでは「la vie libla」となっておるがこれは明らかな間違いじゃろう(Google Mapsには修正の提案済み)。
ワシは外国語は基本苦手じゃが、この程度であれば何とか解る。
これはフランス語で、laは定冠詞(英語のtheと同じじゃね)、vieは人生、libreは自由じゃ。
じゃから直訳は「自由な人生」。
意訳するならばまあ「気ままな生活」といったところじゃろう。
まあ、あのClarkのお姉さんらしいネーミングじゃと思う。
そういや、前のカフェもフランス語じゃったな(Cafe de Clark:クラークのカフェ:クラークってのはお姉さんが以前飼っておったいぬさんの名前)。
まあそんなことはどうでも良くて、ワシは本日行ってみた。
実は今回が3回めで、1回めは開店前の様子を見に行った時、2回めは開店当日じゃった。
開店当日は流石に混んでおったからあまりゆっくりも出来ず、本日休みを貰って改めて訪れた。
さて問題はそう、マサオと諭吉じゃ。
Clarkは広いやぎさんスペースがあってふたりとも跳ね回っとったし、近隣に住宅もなかったのでたまには放牧状態になったりしとった。
今度のla vie libreは周りが住宅じゃし、やぎさんスペースはClarkの時よりは正直狭い。
奴らめ、しょぼんとしとらんかなと様子を見に行ったわけじゃ。
ワシは店に入る前に当然のごとく、駐車場脇のやぎさんスペースに向かった。
マサオはやぎさん座りをして寛いでおり、諭吉はウロウロと歩き回っておる。
柵のところに大量のキャベツが放置されておったのを見つけたワシは素早く周囲を確認した。
幸い辺りに人影ナシ。
ワシはさっとキャベツに近寄り、迅速に何枚かの葉っぱを剥ぎ取り、柵の脇に小走りに近寄って小声で「ほーいほれ。マサオ、諭吉。新鮮なキャベツの葉っぱじゃよ。ほれ来なされ」と云って差し出した。
如何にも罪がなさそうな笑顔を見せつつおしっこするマサオ 遠くを見つめてニヤリとする諭吉 © ill-health(ruephas) 2021 |
マサオはガタイがいい割にちまちま食べるやぎさんで、頭をこくこくと小さく上下に振りながら少しずつもしゃもしゃ食べる。
食べ終わるとこいつ、食べ物をあげたワシの恩も忘れて何故か頭突きをしてくる。
マサオには教育が必要じゃろうと感じた。
一方弟分の諭吉はマサオよりも大分に小さい体じゃが食い方は豪快で、ばりぼりばりぼり威勢良く食べる。
見ておってなかなか気持ちが良い。
そして諭吉が美味そうに食っとると、兄貴分風を吹かせたマサオがつっかかって行く。
マサオには充分な教育が必要じゃろうと感じた。
ひとしきりふたりと遊んでから、玄関の辺りで周りを見張っとる梅太郎の鼻っ面を指でぐっと掴んで耳をパタパタさせてからワシはカフェの中に入った。
本日は平日と云うのに、まあまあなかなかの繁盛ぶりで、奥様方(昔風に云えば「有閑マダム」)や若い二人などがおったし、また嬉しいことに近所の人もパスタを食べたりコーヒーを飲んだりしとった。
お姉さんに挨拶をした後、
「何ですかね。ちょっと前からマサオ、諭吉に兄貴分風吹かせてません?」
と訊くと、
「そうなんですよ。やぎさん小屋を作ったんですけどマサオが小屋を独り占めしてて諭吉を中に入れないんですよ。だから諭吉、雨の夜でも小屋の外のすこーしだけある軒の下に立ってるの。どうしようかしら」
これはいかん。
マサオには特段に充分な教育が必要じゃろうと強く感じた。
マサオの兄貴分顔にはやや無理がある それを無視して葉っぱを食い込む諭吉 © ill-health(ruephas) 2021 |
ふたりは同じ場所に住む仲間じゃから喧嘩したり濫りに頭突きなどカマしてはいかんし、小屋も仲良く譲り合って使わにゃあいかん。
こういった事をマサオにはコンコンと語らねばならんじゃろうとワシは思った。
しかしやはりこのやぎさんスペース、正直手狭の感は否めん。
やぎさんスペースの裏は山になっておるから、柵を何とかそっちの方まで伸ばして山を駆け回れるようにすればいいかも知れんが、どうじゃろうかねえ。
また、マサオがムダに兄貴分風を吹かせまくるのであれば、もう一つ諭吉用の小屋を立ててみるというのもいいかも知れんと思ったりした。
Clarkの時からその辺の工作を一手に引き受けているお兄さんもおるので、今度あったら是非提案してみようと思う次第じゃ。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。