先だってお伝えした如く、Cafe de Clark(かふぇ ど くらーく:静岡県浜松市天竜区谷山45:090-1754-1874:土日祝のみ営業:10:00〜16:00)は来月2月14日を以って天竜区谷山での営業をやめて、天竜区春野に移転することが決まっとる。
移転先は春野の旧松本屋旅館(静岡県浜松市天竜区春野町堀之内983-2-2)じゃ。
この旅館は大変由緒のある旅館じゃったが、昨年8月末に惜しまれながら閉業した。
その建屋をそのまま活用して新たにカフェをオープンさせようという素晴らしい試みのようじゃ。
ワシはその話をクラークのお姉さんから聞いておったし、やぎのマサオも諭吉も谷山を離れて春野に引っ越すとも聞いておったんで、是非現場を見たいと思ったんで、早速行ってみた。
天竜の山東(やまひがし)の分かれ道を右に入って暫く行くと秋葉神社の下社があるが、それを左に見ながら更に少し進むと、右手に浜松磐田信用金庫春野支店がある。
その看板のところをぐいと右に曲がり降りたところにある古くて大きな建物が旧松本屋旅館じゃ。
© ill-health(ruephas) 2021 |
見るとすでに改装にかかっとる様子じゃ。
ただ本日は土曜ということで作業はお休みの様子で誰もおらん。
写真じゃと、タダの大きい建物のように見えるが、実際には更に奥に建物が続いておって、全体ではL字型をしておる。
井澤屋食料品店の真南にある逆L字型の建物が
旧松本屋旅館
正面に行くと、時代を感じさせるものが色々と見つかる。
写真を取り忘れたが軒の上には、県庁(「県廳」と書いてあった)職員が泊まる指定の旅館であることを示す看板が出ておる。
また、割烹をやっておる旨の看板も出ておる。
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玄関先の様子はこうじゃ。
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話電
二
三
番
というのがまた渋い。
このようなものがまだ残っておるのがいい。
考えてみれば、このような寂れた町なのに、立派な信用金庫があったり郵便局があったりということは、嘗ては案外殷賑を極めた街であったのかも知れん。
林業の関係かも知れんなあ。
電話の存在もそれに基づくものなのかも知れんと思った。
そうでなければこのような立派な旅館が100年以上もやって来れるわけは無い。
建物の周りをぐるりとしてみたが、兎に角大きな物であり、他人事ながらこれを今後維持していくのは大変じゃろうと云うのが正直な思いじゃ。
しかしあのお姉さんの事、なんだかんだ云って楽しみながらこなしてしまうんじゃろうなあとも思えた。
周辺を散歩してみると、こんなものを見つけた。
© ill-health(ruephas) 2021 |
貧弱なカメラでガラス越しに撮影したもので、わかりにくくてすまん。
どうやら現存する建物の更に先代の建物の模型のようで、当時の繁盛ぶりがわかる模型じゃ。
必見じゃ。
今のClarkがなくなるのは大変に寂しいんじゃけども、新しい場所でどんなことをやってくれるのかはそれ以上に楽しみじゃ。
ワシは人混みが大変にダイキライじゃけども、2月14日の最終営業日には是非Cafe de Clarkに行ってサヨナラを告げ、新しいCafeが見つかったら飛んでいこうと思う。
マサオや諭吉も新しい場所で元気にやっとるかも見にゃあいかんからの。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。