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2025年4月20日日曜日

ゆららの湯 奈良店(1)

昨日の日曜日はメルくん(EDDY MERCKX)に乗って南に下って大和川まで行き、その後返す刀で平城京まで走って帰宅した。
まるで初夏のような、もっと言えばワシが小学生の頃の盛夏の気温で28℃。
運動して汗みずくになったのは今年初めてじゃが、まあまあ良いポタリング日和じゃった。
翌日の今日は天気予報によればもしかして弱い雨が降るかもということじゃったので、自転車とかウォーキングはやめておいて温泉銭湯に行こうと鼻から決めとった。
午後は現在広島に2連敗中の阪神をABCテレビ越しに応援せねばいかんので(結果は快勝。伊原よくやった)、先週のように例えば十津川とかみたいな遠出は出来ん。
風呂も含めて午前中にすべて終わらせんといかんので、選んだのは早朝7時からやっとるゆららの湯 奈良店(ゆららのゆ ならてん:奈良県奈良市八条5-351-1:0742-30-1126:¥850:電話番号いいふろじゃよ:7:00~0:00:駐車場潤沢)じゃ。

基本的にワシはこのような類のスーパー銭湯は好きではない。
以前から人があまりいない温泉旅館の日帰り可能な温泉や、街なかにある銭湯が好きで、トシを食うに従いその傾向が強くなってきとる。
じゃから片道100km以上もある距離を走って十津川まで出かけるわけじゃけど、だからといってスーパー銭湯は完全にお断り、ということでは決してなく、地元浜松だと例えば和合の湯(静岡県浜松市中区和合町1146:053-482-8888)とかはまあまあ好きで何回も通ったものじゃ。

今朝7時過ぎ、ワシはまっ黄っ黄のスイスポくんに乗り込んでゆららの湯に向かい、早朝のためもあって20分もかからず到着。
営業開始時刻から30分も経っとらんのに250台入る駐車場は既に7割方は埋まっとる。
それを見たワシは正直げんなりした。
かなり前じゃが、静岡県島田市にある伊太和里の湯というスーパー銭湯に行った時はほぼ満車になっとる駐車場の様子をひと目見ただけで嫌になり、そのまま踵を返して帰ってしまったこともある。
愛知県にある本宮の湯(愛知県豊川市上長山町本宮下1番地1685:0533-92-1880:¥610:10:00~22:00:定休水曜:馬鹿でかい駐車場完備)に行った時はその馬鹿でかい駐車場がもういっぱいでクルマを止めるまでちょっと時間がかかるくらいじゃった。
意を決めて中に入ってみたが浴室内も非常に込み合っておりノーギミックな浴槽もいっぱいでやんなったこともある。
だがしかし今回はまだ7割じゃ。
まだマシじゃ。
よし入ろう。
まだ新しい施設なのか非常に清潔感があって、高級感とまでは言わんけど全体にシックな感じの色調で貧乏くさい雰囲気は皆無。
下駄箱に靴を入れ、券売機で入浴券910円(休日料金)を購入し受付に渡して脱衣室に入る。
ロッカーはノーコイン式で、駐車場と違ってこっちはぱっとみた感じ半分も埋まっとらん。
脱衣して広い浴室に入るとなかなか広く、入浴客も結構いたが広さにも助けられてか込み合っとるという印象は薄い。
これならば大丈夫じゃろう。
出入り口のあたりにちゃんとかけ湯のコーナーが有る。
かけ湯をしながら感じたのは浴室内にこもる結構強めの塩素臭じゃが、これはまあ仕方ない。
レジオネラでお☆さまになってしまうことを思えば我慢できる。
残念ながら全くギミックのない浴槽は内湯にはなく、ワシはまず最初にバブル浴槽のバブルが出ていないところに入った。
浴槽の底にお尻をつけるのではなく、浴槽の中にある腰掛け部分に腰を下ろす方式でやや深め。
それぞれ一長一短あり、その日の気分に寄るところもあるが、今回の場合はお尻をベタッと底につけて足を投げ出したい気分じゃった。
お湯に浸かりながら浴室内を眺めると結構多様な浴槽が用意されていてこれはまさにスーパー銭湯の醍醐味じゃろう。
ジェット浴・電気風呂・ジャグジー・ミストサウナ・麦飯石や遠赤外線のサウナ・炭酸泉など一通り揃っとる。
中でも人気なのは炭酸泉で、ここだけは常に人がいっぱい入っとる。
オイルサーディン状態にすれば15〜6人は入れそうな大きさの浴槽に常時10人くらいは入っとる。
あからさまな泡は見えず、炭酸をお湯にしっかり溶け込ませるタイプなようで効き目がありそうじゃ。

こちらはちょっと付け入る隙がないので次回に回すことにしてワシは外に出てみた。
ここには街なかのスーパー銭湯では珍しく天然温泉があるとの情報を事前に得ておってそれが目的じゃ。
天然温泉なのは露天風呂で、見ればその色目は確かに薄い黄土色で、浴槽の底が見えない程度。
当然掛け流しではなくて循環じゃろうが屋外ということもあってか塩素臭は皆無。
これはいい。
浴槽の場所を選べばお尻を底にベタッとつけて肩までお湯に浸かることが出来る。
何故だかわからぬがこの露天温泉浴槽(天然湧出温泉 朱雀の湯、と称している)は人気がなく、まあまあ大きめの岩風呂に数人しか入っとらん。
しかしワシにとってはそれは好都合じゃ。
温度はそうだな~、43~4℃位でワシ的にはやや熱いが屋外なのでゆだってくれば浴槽を出て涼むことが出来るのがありがたい。
ここのスーパー銭湯はもうこの温泉だけを目的にしてもいいと思う。
系列店のゆららの湯 押熊店(ゆららのゆ おしくまてん:奈良県奈良市押熊町2147-1:0742-40-1126:¥850:電話番号いいふろじゃよ:9:00~0:00:駐車場潤沢)も天然湧出温泉を売りにしているようじゃが、奈良の郊外でこんなにじゃんじゃか温泉が湧出することはないと思うのでまあ多分どっかからのローリーだとは思うけど、輸送費を払ってでも温泉を味合わせようという気持ちはありがたいと思う。

基本はやはり冒頭書いた通り、鄙びた温泉旅館の日帰り入浴を楽しんだり街なかの銭湯に入ったりということにはなるが、今日のように時間が限られているとか、遠くまで出かける元気がない時などはうまく使ってみようと思えたスーパー銭湯じゃ。
あともう少し安ければとは思うが、この物価高だし温泉を運んでくれとることを思えばまあこれくらいは致し方ないじゃろうなあ。
ちなみに結局、他の浴槽には一切入らないまま今日は帰ったが、次回は電気風呂以外の浴槽はすべて入ってみようと思う。
あ、あと、温泉の販売もしとるようじゃったから、自宅の浴槽事情が許せば買って帰るのも一興かもしれんな。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
910
温泉コスパ
0.4

2025年4月6日日曜日

薬師湯殿(1)

今朝起床した時から理由はわからんが今日こそは温泉銭湯に行きたい気分で、コーヒー淹れて歯を磨いて、奈良近辺の温泉銭湯を調べとった。
吉野方面にある宿泊施設系の日帰り温泉に行きたい気分が結構強かったけど、今は桜の時期。
吉野といえば桜。
桜の名所といえば人が多い。
人が多い場所はワシは嫌い。
吉野は来週以降にすると決めて、近場でいいところはないかとしつこく探した結果、目星をつけたのは薬師湯殿(やくしゆどの:奈良県奈良市中町3879:0742-48-3077:¥600:10:30~19:00:ポイントカードあり♪:駐車場潤沢)じゃった。
奈良の名刹、霊山寺境内にある日帰り施設じゃ。
お寺の境内にある風呂の知識はあまりなくて、知っている限りでは一畑山薬師寺 御霊泉(いちはたさんやくしじごれいせん:愛知県岡崎市藤川町王子ケ入12-44:0564-48-7112:ご祈祷付きで¥1500:平日10:15~16:15・土日祝10:00~16:15:駐車場あり)ぐらいしかなく、寺の風呂ってどうしてもイメージとして辛気臭そうというのがあって行ったことはなかった。
実は今回ここに決めたのポイントは風呂そのものではなくて、神社探索してるときに腰抜け地蔵という非常に興味が惹かれる名前の地蔵があって、その近くにある風呂だったということ。
腰抜け地蔵参りのついでに薬師湯殿でひとっ風呂浴びるかという程度。
奈良市内なので近いといえば近い。
ワシはスイスポくんに乗り込んでカーナビにポイントを設定し走り始めた。
場所的には奈良の人に言わせれば富雄というエリアで、生駒山の少し東側。
ワシのアパートからは30分くらい。
渋滞もなく、お風呂が始まる10時30分ちょっと過ぎに到着。
非常に立派なお寺だけど時間がまだ早いせいか広い駐車場には数台しかクルマがなく、あまり混雑はしていなさそうでありがたい。
駐車場の受付で入浴料を払うとロッカーキーが渡される。
それを手に薬師湯殿の建物へ入る。
予想通り人はおらず、お風呂の建物自体は辛気臭い雰囲気はゼロ。
靴を脱いで脱衣室に入ると、その辺の下手なスー銭より清潔感あふれるスペースでやはり辛気臭さはゼロ。
浴室に入ると先客は1人だけ。
黙って身動ぎもしないでお湯に浸かっとる。
浴槽は狭くはないけどとても広いというわけでもなく、最大12人、ベスト4人という感じ。
敢えて、じゃと思うけど浴室内の照明は仄暗く設定されていて落ち着いた雰囲気。
シャワーは7基で、ワシはその1つを使って体を清め、手桶で浴槽のお湯にかかってから浴槽に入った。
浴槽のへりの下に腰掛けられる段差があるのでそこに足をかけて入ろうとしたらちょっと滑りかけた。
ここは温泉ではないが名前の通り薬草風呂で、お湯には漢方の薬草が入った袋がプカプカ浮かんどる。

こういった薬草たちが入っています
漢方かな?
© ill-health(ruephas) 2025

その成分のせいで滑りそうになったんじゃろう。
入った時はちょっと熱いかなと思ったが、肩まで浸かるとそうでもなくまあまあ適温。
浴槽の深さはちょうどよくて、完全にお尻を下ろすと顎にお湯が浸かるくらい。
水が良いのか薬草成分が効いているのかお湯は柔らかい感じになっていて、もちろん薬草の香りもほのかに感じられる。
浴槽の奥は大きな窓ガラスになっていてその借景は竹林。
開放感があるかと言われればまあないけど、言葉はわからんけど静謐感というか、そんな感じがあって、仄暗い雰囲気とあいまって気持ちが落ち着く。
ワシが入ってすぐに先客は出ていき、その後はワシの貸し切り。
素直に嬉しい。
4〜50分ほど薬湯を楽しんでワシは満足した。
一言だけ言うとすれば、塩素がちょっと強すぎるかな。
せっかくの薬草の香りが打ち消されてしまう。
いろんな基準とか、運営側のビビリとかは理解できるけどもう少し研究して、もう少し塩素を抑えてくれればもっといい浴室になるのになあ。
それ以外は満足。
ここ穴場ですぜ。

あ、あと、そもそもの目的であった腰抜け地蔵、霊山寺の拝観料が必要とのことで今回はパス。
話を伺った霊山寺受付の人は「いやあ、行ったことないなあ腰抜けさん。なんか境内でも切り離された感じなんですよねえ」などとおっしゃっていた。
冷遇されているのかもしれん。
すまん、腰抜けさん。
近い内にいってお参りするからそれまで待っていてくれろ。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.5
風情ポイント
2.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
600
温泉コスパ
0.4

2022年7月16日土曜日

KAReN HaMaNaKo かんざんじ荘(1)

やあ、今年の2月から半年近くも書いとらなんだなあ。
いろいろ理由はあるけど、基本は単なるぐうたらしとるからじゃ。

さて今日は久しぶりに風呂に行ってきた。
KAReN HaMaNaKo かんざんじ荘(かれんはまなこかんざんじそう:当ブログでは英数は半角を原則としていますが、この表記は公式サイトに合わせてます:静岡県浜松市西区呉松町1768-1:053-569-6433:¥800:9:00~16:00:駐車場は潤沢)ってとこです。

ここは以前は国民宿舎かんざんじ荘という名前で、その名前のときに行ったのは2012年が最後だった気がする。
その後遠州鉄道が経営を引き継いで廃業。
しばらく営業しとらなんだけど、何年か前にRe・lationという会社が引き継ぎ、リゾート系のホテルとして改装され、浴室関係では貸切風呂が先行オープンし、最近3Fにある展望風呂がオープンしたわけじゃ。

今日はだいぶ荒れ気味な天候で、こんな時はあまり人は動かない。
covid19は現在所謂、第7波到来とされておるので、あまり人と交差しない環境でお風呂に入るのにはむしろこの悪天候が有利じゃろうと思って行ったんじゃけど、思惑通り最初から最後までずっと貸切状態じゃった。
大雨の中、真っ黃っ黃のスイスポくんから降り立って館内に入ると、出迎えてくれたのは紳士然とした初老のフロントマンさんでなかなか好ましい。
プレオープンの時期は若いお姉さんやお兄さんばかりでそれはそれでいいんじゃけど、やはりこのような方がおると同じ初老のワシとしてはホッとする。
玄関口で検温アルコール消毒を済ませてからそのフロントマンさんに、
「上の展望風呂が始まったと聞いて伺って来たんですがやってますか」
と訊ねると、
「はいやっております」
との返事。
良かった。
ちなみに展望浴槽には「湖海」という名称が与えられとる。
入浴するには玄関脇にある券売機で入浴券を購入する必要がある。
気分的にはフロントで買いたいところじゃけど、このご時世可能な範囲で人との交差を避ける意味もあるんじゃろう。
券売機には展望風呂の他、貸切風呂(朝焼けの湯/夕焼けの湯:¥3300)の他、タオル(フェイスタオル¥110・タオルセット¥330)や缶ビール¥350のボタンもある。
ワシはその缶ビールのボタンをみて思わずゴクリと喉を鳴らしたが、本日はクルマじゃから我慢じゃ。

フロントマンさんの案内で券を購入すると、その方はそのままワシをエレベータにアテンドし、そのままともにかごに乗り込み、浴室入り口まで連れて行ってくれた。
たまたま他に客がいなかったからじゃろうけど、ご丁寧に対応していただき痛みいった次第じゃ。
早速脱衣して浴室に入る。
フロントマンさんは「展望浴場はほとんど何も手を入れてなくて前のままです」とおっしゃっておったが、確かにそのような感じじゃった。
築後何十年も経過しているはずじゃけど内装や設備のヘタレ感はほとんどなくて、金属を使っとる天井部分がほんの一部錆びとるくらいで大変綺麗な状態。
浴槽構成はギミックは一切ない大きな浴槽と10基のシャワー、それとは別にボディシャワーもある。
10基のシャワーのうち椅子と桶は5箇所に置かれておるが、まあこのご時世じゃからじゃろう。
そしてなんといっても国民宿舎時代にあった素晴らしい特徴はそのまま引き継がれとる。
一つは湯口周辺の意匠じゃ。
音楽の街らしく、ピアノをモチーフにしたデザインになっとる。

キーボードの部分に腰を掛けることができる
ご丁寧に譜面台もあるよ
鍵盤の下の半円のところからお湯が流れ落ちる仕組み
© ill-health(ruephas) 2022

そしてもう一つが浜名湖に面した大きな窓。

床材は砂岩調の(多分)人工のやつ
人工と云っても滑りにくい材質じゃ
© ill-health(ruephas) 2022

遊園地のパルパルから東名高速道路のS字橋の範囲を大きく見渡せ、なかなかの眺望じゃ。
舘山寺温泉や足湯の水神の森も見える。

浴室から見た舘山寺温泉方面の眺めじゃよ
天候が悪くて見栄えが悪くてすまんのう
謝るワイ
© ill-health(ruephas) 2022

こういった眺望を楽しみながらお風呂に入れるわけじゃ。
言い忘れたがこの風呂は水道局源泉で温泉ではない。
塩素の香りもやや感じるが、それは仕方ないじゃろう。
もし天気が良ければ素晴らしい浜名湖の風景を味わうことができるはずじゃ。
浴槽のベストポイントはキーボード型浴槽内腰掛けの一番窓側。
窓際じゃから展望がいいし、腰湯になりたければキーボードに腰掛け、肩まで浸かりたければ浴槽に直接お尻をつければいいし、暑くなったけど浴槽から出たくないとなれば窓際の浴槽縁に座れば良い。
色んな所が素晴らしいこの風呂じゃが、若干の残念ポイントを無理やりあげるとすれば、
  • 通気があまり良くなくてワシのような暑がりじゃと汗がドバドバ湧いてきてやや辛い
  • ボディシャワーの水勢があまりよろしくない
    頭上と左右からお湯が出てくるがそれらを同時に使うと勢いは弱々しい
  • 脱衣室はエアコンが効いておるが、できれば扇風機はほしい
    普通の扇風機だとデザイン的に興ざめと言うなら、ダイソンのかっこいいやつにすればよろしい
くらいかなあ。
上記3点はいずれもワシが暑がりだということに起因する弱点じゃから、普通の人類であれば全く問題ないじゃろう。
あとは、
  • 営業時間が16時まで
かなあ。
国民宿舎時代にワシが思ったのは、この浴室から眺める浜名湖の夕景は間違いなく素晴らしいじゃろうなあということじゃった。
しかし当時の営業時間は土日祝の11時~14時という「時間的秘湯」であり、夕景は望むべくもなかった。
今はそれより長くなったが、春夏じゃと夕景は望むべくもない。
冬になればもしかしてラストまで粘ればなんとかなるかもしれんが、できればもう一声か二声、17時か18時まで延ばしてくれれば嬉しいんじゃがなあ。

あと、女子にとって嬉しい点として、アメニティに少しええやつを使っとることがある。
浴室内のシャンプー系はクラシエのボタニカルとかいうのが置いてあって、普通のスー銭とかに置いてあるやつよりはずいぶんと品質が良いように思えた。
また脱衣室の洗面にはコーセーの雪肌精とかいうのが置いてあった。
今改めて公式サイトで見てみたが、えらくたっかいやつやん。
タオルの販売/バスタオルのレンタルもあるし、この辺、女子でも手ぶらで行けるのはいいことかもしれん。


玄関わきにある券売機
お風呂関係は全部ここで購入できます
© ill-health(ruephas) 2022


脱衣室を出たところにあるウォーターサーバー
脱衣室内にあると嬉しいけどなあ…
しかしあるだけありがたいのじゃ
© ill-health(ruephas) 2022




温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
2.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
0.4

2021年9月4日土曜日

春野福祉センター すみれの湯(3)

埒もない緊急事態宣言とやらが発令されておるので、自然人混みを避ける生活じゃ。
しかしまあワシ的にはそもそも人混みや行列がダイキライなんで、休みの日の基本的行動は武漢ウイルス蔓延前と殆ど変わらん。
ただやはり、温泉銭湯へのアクセス数は下がっとる。
浴槽に入ってしまえば大丈夫と思うがやはりその前段後段の脱衣室が怖い。
入浴施設には得てして公衆衛生リテラシが低い若しくは全く無い爺さん婆さんが蝟集しておるため、脱衣室に入った途端顎マスクを外して大声で世間話をする者がおる。
そんな時にはマスクは浴室にインするまでギリギリ外さず、固く口を引き結んで移動するようにしておる。
そういうこともまあ面倒じゃから、最近は少し田舎の方にある人があまり来ない施設に行くようにしとる。
また、温泉に関しては今の所スッパリと諦めておる。
ワシの好きな温泉はこじんまりしたところが多く、したがって脱衣室浴室とも大抵狭い。
まあ大丈夫じゃとは思うが、念の為避けておる。
そういった意味では、春野福祉センター すみれの湯(静岡県浜松市天竜区春野町宮川1330:053-989-1129:¥200:11:00〜17:00:月曜定休)は大変手頃な施設じゃと思う。
流石にちいと遠いため足繁くとはいかんが、たまにドライブがてら訪れると気分転換になるし、風呂自体もたいてい空いとる。
そのようなことなので本日も行ってきた。
前回は3月下旬に行った。
その際には壁に貼ってあった「黙浴」という掲示に感心したもんじゃが、今回は前回と違い蔓延防止何とやらから一段格上げされた緊急事態宣言になっとる。
そのあたり何か変化があるかと思ったが、先ず手指消毒用足踏み式アルコール噴霧器と電子体温計が玄関先にセットされとる。
手指消毒と体温計測してから館内に入るんじゃが、おそらく一定以上の体温の場合はアラームが鳴って係員に注意を促せる仕組みじゃろうと思う。
そして受付には来訪日時及び住所氏名を記入する紙がある。
状況によってはその情報を保健所に報告する場合があると書かれておる。
まあこの程度は常識的な対応じゃろうと思う。
そういやあ鳴り物入りでばらまかれたココアとやらはどうなったんじゃろうね。
とんだ税金の無駄遣いじゃったなあ。
記入済みの用紙を200円とともに係員に渡すと、
「お客さん。まあこのご時世ですからできるだけ短時間の入浴をお願いしてます」
と云う。
短時間?
短時間でという趣旨は十分に理解できるが、その定義は人により異なる。
ワシのイメージじゃとそうだなあ、20〜30分程度かなあ。
そこでワシは、
「うーん短時間ですか。概ねどんくらいを目安にすればいいですかね」
「まあ1時間でしょうね」
それならワシには充分ゆっくりできる。
「わかりました」
と云って階下にある浴室に行って脱衣室に入ると、狙い通り入浴客は誰もおらん。
まあ誰もおらんと云っても、最新の武漢ウイルスは飛沫感染ではなく空気感染がメインであり、ヒトから排出されたウイルスは換気がなければ3時間程度そのへんをふわふわ漂っとるらしいので、直前の客がキャリアじゃったらそれなりのリスクはあろうが、誰もいないのは取り敢えず気が休まる。
クールダウン換気兼用と思われる扇風機もブンブン動いとるし、浴室に入れば普段は閉まっとる窓も大きく開いておる。
まあこれなら大丈夫じゃろう。
ワシは浴室に入り、シャワーでかかり湯をしてからゆっくり浴槽に入った。
ここすみれの湯でワシが一番好きな浴室の部分は、一番左の端っこじゃ。
浴槽左側にはジェットバスのシステムがある。
ワシはこういうギミックがあまり好きではないが、一番左側に寄ってしまえば避けることができる。
浴槽の縁を枕代わりにして脚を伸ばすと大変にゆったりだらんとした気分になって入浴を愉しめる。
更に本日は目の前の大きな窓が全開となっておるので、雨が降る山の緑を眺めることができるし、冷たい空気も流れ込んでくる。
網戸は閉まっておって、そこには「蛇や蛙が入ってるから網戸は開けないで下さい」と書いてあるのが少し笑えるなあ。
蛇が入ってきたらワシが困るし(ダイキライ)、蛙が入ってきたら熱いから蛙が困るじゃろうから、書かれたとおり網戸は開けなんだ。
暫く入って体を洗い、ワシにはとても珍しいことじゃが畳2枚ほどの大きさの小さなサウナに5〜6分入ってからまた入浴し、降りしきる雨をぼんやり眺めながら残りの時間をぼ〜っとして過ごした。
なかなか良かったじゃよ。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
200
温泉コスパ
2.3
本日は雨に煙る山の様子を眺めながら独りゆっくり入浴出来たため「風情ポイント」が普段より高めになっておるよ。

2021年6月5日土曜日

健康ゆ空間 磐田ななつぼし(1)

という事で、ワシは真っ黃っ黄のスイスポくんに乗って磐田にある健康ゆ空間 磐田ななつぼし(けんこうゆくうかんいわたななつぼし:磐田の湯:静岡県磐田市下万能410-1:0538-37-0676:¥650:6:00〜26:00:年中無休)に行った。
ワシ、実はここには2018年11月頃に行ったことがある。
しかしなぜか書いておらず、今回改めて行ってみた。
市街地に近い好立地の割に敷地が広く、駐車場も潤沢で、浴室も更衣室も外湯も広く浴槽の数も多い。

さてここは人工炭酸泉で有名なスー銭じゃ。
炭酸泉と云えば静岡県西部では、
等がある。
遠州以外だと関西方面に住んでいた時に、吉川温泉よかたん(兵庫県三木市吉川町吉安222:当ブログでは未記載:炭酸成分は天然)とか姫路市休養センター香寺荘 竹取の湯(兵庫県姫路市香寺町恒屋1470:079-232-7788:炭酸成分は天然)に行った事があり、この2つは何れも素晴らしい炭酸泉じゃったな。
ななつぼしの炭酸泉は無論人工泉なんじゃが、何でも三菱レイヨン社が1997年に世界で始めて開発した人工高濃度炭酸泉のシステムを使っておるとのこと。
同社の装置は中空糸膜(特許)を使っとって、かなり高濃度らしい。

広いエントランスを通って券売機で650円を払い(これは土日祝日料金で平日は600円)、ブラウンの色調のシックな更衣室で服を脱ぎ浴室に入った。
入ってすぐ左脇に当たり前のようにかかり湯があるが、案外ないところも多い。
ざばざばとしっかりかかり湯をして早速ご自慢の炭酸泉に入った。
炭酸泉と云うと入って直ぐに肌にブクブクと泡が付くようなイメージがある。
例えば和合の湯とかトンボの湯の炭酸泉はそういう感じじゃ。
しかしここのはそういう感じはあまりなく、可成り長く入ってやっと小さな泡が少し付く程度で、あわあわというかぬるつく感触と云えばよいじゃろうか。
しかし、壁の説明書きを読むとそれでいいということらしい。
同じ文章がななつぼしのサイトにも書いてあるので興味がある方はご一読なさるが宜しい。
要約すると、炭酸は本来肌の表面にくっつくものではなく、肌を通して体内に染み込んでいくのが本筋で、肌の表面にくっついとる泡は体に入り切らんかった余分なものらしい。
ナルホドね。
炭酸泉浴槽はメインの大浴槽の他に、屋外にある寝湯と岩風呂もそうじゃ。
このように多くの浴槽が炭酸泉じゃから、この施設のお湯の温度は概ね低い。
温度が高くなるとせっかくの炭酸が飛んでしまうからじゃ。
暑がり(熱がり)のワシにとっては、低い温度のお湯は大変にありがたい。
そしてそういう意味で、ここななつぼしでワシが一番気に入ったのは、炭酸とは全く関係のない「不感の湯」じゃ。
この浴槽は結構小さくて最大6人ベスト2人程度の大きさ。
浴室の片隅に隠れるように存在しておる。
壁にはこのように書かれておる。
体温に近い低温度のお風呂です。この体温に近い温度帯は熱くも、冷たくもなく、何も感じないような感覚で、副交感神経をやさしく刺激し、ストレスを感じることなく、心身ともにリラックス効果が得られるお風呂です。水風呂が苦手な方にもおすすめです。
とのことで、温度計を見ると確かに36℃にも届いておらん。
ワシはいそいそとその浴槽に入った。
先客は1人だけで充分に余裕がある。
ワシのあまり好きでないバイブラも装備されておるが、そのおかげでお湯が微妙にゆらゆら揺れており、それがゆりかごのような効果になっておる。
即ち眠くなる。
浴槽は深くも浅くもなく、居眠りするには誠に好都合と云える。
結果、夢を見るくらいに寝てしもうた訳じゃ。
そうじゃなあ、小一時間は寝ておったかな。

炭酸泉メインのここじゃから、このような地味な浴槽はあまり人気が無いかなあと予想したんじゃが、途中寝ておったからアレじゃが多分ワシが1人になったことは無いと思われる。
この世には案外ワシのようにぬるいお湯が好きな人が多いと思われる。
ワシだけではないとわかり何だか安心した。

以上のごとく「行ってみればなかなかいい」施設じゃったが、難点を云えば塩素臭がキツイ事と、外湯の炭酸泉岩湯の水面に汚れが見られたことじゃ。
何れも循環システムの弱点じゃが、この辺をなんとかすればもっといい施設になると思われる。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
650
温泉コスパ
0.5

2021年5月30日日曜日

福田健康福祉会館 リフレU(1)

市町村が経営する浴場というのはあちこちにある。
市民への福祉提供目的なので、いずれも大抵料金が安いのが特徴じゃ。
ワシはまあ貧乏ではないけど当然金持ちでもないので、安く気軽に風呂を楽しみたい場合はたまさか利用する。
この手の施設としてはこれまで、
  • やすらぎの湯(静岡県浜松市天竜区龍山村戸倉711-2)
  • 春野福祉センター すみれの湯(静岡県浜松市天竜区春野町宮川1330)
  • 望月プラザ もりの湯(静岡県周智郡森町森50-1 森町保健福祉センター)
  • 湖西アメニティプラザ(静岡県湖西市吉美3294-48)
などに行ってきた。
これに加え、相当前じゃけど福田健康福祉会館 リフレU(ふくでけんこうふくしかいかん りふれゆー:静岡県磐田市宇兵衛新田186-1:053-858-3038:¥310:10:00〜18:00:ポイントカードあり♪:駐車場潤沢)というところに行ったことがある。
今日はここに再訪してみた。

ところでワシはこのブログで温泉銭湯のことを書く際は、原則としてその写真を載せんという変な主義を貫いとるが載せんだけであって(今回も写真は無いじゃよ)、記録用に可能な範囲で写真を撮ってはおる。
そしれそれらはすべてGoogleフォトにアップロードしておる。
写真には何れも撮影日付等の基本情報に加えGPSの位置情報も持っておるため、住所情報をキーにある程度の検索ができる。
この機能を使ってリフレUに以前いつ行ったか調べてみたが引っかからんかった。
どうも前回訪れたのは相当以前でガラケー時代の事のようじゃ。
記憶にあるのは浴槽ではなくサウナで、何か電気コタツのほれ、赤くなって熱を発するやつがあるじゃろう、ああいった物が壁に並んで取り付けられておる変な感じということだけで、更衣室や浴室浴槽の記憶が全く無いのは情けない限りじゃ。

現地に着くと停まっておるクルマの数が案外少ない。
人混みがダイキライなワシとしてはこれは嬉しい。
受付で料金310円也を支払うんじゃが、これは入浴料だけではなく一部を除き館内のいろんな設備の利用料も含まれておる。
ワシはフィットネスには全く興味が無いため詳しくはないが、動かん自転車みたいなやつとか、ぐるぐる回るゴムの帯の上を狛鼠の如く走り続けるやつなど基本的な用具はこの310円で利用できるようで、これは中々良いことじゃろうと思う。
裸になって浴室に入ると、入浴客はワシ含めて4人。
浴室の窓側には結構広めの浴槽がある。
温泉ではないのじゃが浴槽に満たされたお湯が何だか緑っぽく色づいて見えるが、これは浴槽の材質によるものじゃろう。
シャワーで体を清めてからお風呂に身を沈めてみたが、やや熱め。
これだとあまり長いこと入るのはワシには無理じゃろう。
浴槽には緩いジェットがあるのみで他のギミックが無いのがいい。
また、当然のことながら循環+塩素殺菌をしておる。
塩素の方はまあまあ強めで、鈍感なワシでさえ塩素臭がはっきりと分かる程度なんじゃが、特筆すべきはお湯の浄化方法としてはそれだけではなく、浴槽縁の上部一部を僅かに、そうじゃな3〜4mm程度低くさせてそこから少しだけじゃけどお湯をオーバーフローさせておることじゃ。
そしてオーバーフローさせたお湯は循環させることなくきっぱりと捨てておる。
お湯の上部には体毛や垢などが浮いておるが、浴槽下部にある循環用の配管ではそれらを吸い込んで濾すことは当然できんので、これはなかなか工夫しておるなと感心した。
感心しつつも、しかしお湯が熱い。
その事もあってワシは以前気になっていたサウナを試してみることにした。

ワシは多分基礎代謝が他の人より活発のようで、直ぐに汗をかく。
若い頃から暴飲暴食(最近は流石に食が細くなってきた)でしかも運動嫌いな割にあまり太っていないのはこのせいじゃと思う。
ちょっとの暑さ(熱さ)で直ぐに大量の汗をかき、ヌルヌルして気持ちが悪いためサウナや岩盤浴はあまり好きではない。
そんなワシじゃが兎に角入ってみることにした。
サウナの部屋の大きさは5〜6人ならば余裕で入れる程度のものじゃが、武漢ウイルスの影響で最大3人に制限されとる。
ワシが入った時にはワシしかおらんかった。
通常のサウナだとその温度は概ね90℃と聞いたことがあるが、それに比べて温度は相当低い。
室内のハリガミを見ると、
「ここのサウナの温度は55℃と低いけど、だからといって特に高齢者は長いこと入っとると体に毒じゃからね」
というような事が書いてある。
なるほどね。
普通のサウナじゃと3分と入っておれんが、ここはサウナ用12分時計が一周するくらいは何とか入っておれた。
おれたが、もう全身汗まみれじゃ。
たまらず外に出てサウナ室の横にあるシャワーで冷たい水をザバザバ浴びて体を冷やして凌いだ。
浴室内に置いてある椅子で10分ほど休んでから、最後に浴槽に体を沈めてから出ることにした。

ここリフレUはこのようにまあまあいい感じの施設じゃったが、残念なのはお客の方じゃった。
時間的に地元のおじいやんが多かったんじゃが、殆どは掛け湯をせぬまま浴槽に入ってくる。
酷いのになると、掛け湯をせぬまま浴槽にINして、脇や股間を濯いでから体も拭かずにサウナ室に入るという言語道断なクソジジイさえおった。
この辺、なんとかして欲しいものじゃが、冒頭書いたとおり塩素臭が結構強いのはこの辺に理由があるのかも知れん。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
1.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
310
温泉コスパ
0.6

2021年4月5日月曜日

湯風景しおり(1)

本日ワシは人間ドックじゃった。
良く「人間ドッグ」と間違える人が居るから気をつけなされ。
人間犬ではない、人間ドックじゃ。
それがだいたい14時に終わったんで、ワシはニガテな胃カメラを何とかやってのけた自分へのご褒美として日帰り風呂に行くことにした。
本日は月曜であり、しかもこの時間じゃから週末には混むような施設も多少は空いとるじゃろうと予想し、以前確か1〜2回行ったことがある湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林1-13-13:053-478-2626:¥750:電話番号ふろふろじゃよ:10:00〜0:00:年中無休)に行くことにした。
この施設は何年か前に大規模な改装をしておるが、ワシが行ったのはその改装の何年も前じゃ。
相当に久しぶりの再訪じゃ。
以前行った時の感想は、街中にある大規模施設なのに元々あったと思われる緑(樹木)や地形を巧みに生かして、街中感をまったく感じさせない素晴らしい設計の施設じゃなということじゃ。
すぐ横に片側2車線と3車線の大きな道路に挟まれた立地なのに、それを全く感じさせない。
これは素晴らしいことじゃと思う。

若干の所要を済ませた後、しおりには15時位に着いたんじゃが驚くべきことに施設前にあるかなり広い第1駐車場が満車。
少し距離のある第2駐車場も殆ど半分以上埋まっておる。
ワシはげんなりした。
人混みが大嫌いなんじゃ。
しかし折角来たんじゃからそのまま帰るのも癪に障る。
意を決して中に入っていった。
街中にある大きな入浴施設らしく、複合的なサービスを提供しておるのがわかった。
レストランは勿論、マッサージ・アカスリ・散髪屋などなどいろんなサービスをしとるからお客はそれぞれに分散しておる。
これだったら大丈夫かと思う。
また記憶では浴槽もたくさんあるから、そんなに混雑感は無いじゃろうと思い中に入ると、まさにそのとおりじゃった。
確かに沢山の入浴客がおるんじゃが、混雑感は殆ど感じられん。
まずワシは変わり湯(「替湯」と書いてあった)に入った。
今の季節らしく桜湯。
お湯の色はピンクではなくどっちかっていうと紫に近かったが、まあよいじゃろう。
41℃でワシにとってはやや熱いが、こういった変わり湯は楽しめる。
次に外に出て高濃度炭酸泉に入った。
お湯だけ見ると「これのどこが炭酸泉?」と思うくらい何の特徴もなさそうなただのお湯なんじゃが、一旦湯に身を沈めるならば直ぐに身体中に泡々がまとわりつく。
温度は低めで、ワシにとってはありがたい。
また浴槽も大きいため、他の人に遠慮すること無く長い時間楽しめるのもよい。
その強烈さは天然の炭酸泉である姫路市休養センター・香寺荘 竹取の湯(兵庫県にあります)並かそれ以上で、名前を出すのは申し訳ないが和合の湯(浜松市中区)を遥かに上回る。
炭酸泉ならばここに来るのが一番と思う。
あと、ワシ的に大変好ましいのは「ぬる湯」。
ただの白湯なんじゃが、温度が38℃。
これ、ワシ的にはベスト。
どんだけでも入っておられる温度。
あと、バーデンバーデンを模した人工温泉あり、シルキー湯ありと多様な浴槽が用意されており、客が多少多くてもゆったり入れる。
あと、ここは交通の便が大変良い(浜松で云えば、の話じゃが)。
近くにバス停があり、多くのバスが停まる。
それ即ち、時間があるときはクルマではなくバスで来て、お酒を飲んだり飯を食べたりお風呂に入ったり長い時間楽しむことが出来る。
都会では普通なことじゃが、浜松のような地方都市ではこのような施設は殆どない。
そういった意味で貴重な日帰り施設じゃと思う。

 

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
750
温泉コスパ
0.5

2021年3月26日金曜日

春野福祉センター すみれの湯(2)

la vie libreを後にしたワシは、久しぶりに春野福祉センター すみれの湯(静岡県浜松市天竜区春野町宮川1330:053-989-1129:¥200:11:00〜17:00:月曜定休)に行くことにした。
la vie libreからは3〜4km程度の近さじゃし、見ての通り入浴料も安い。
ただの沸かし湯じゃが脱衣室も浴室も何時行っても清潔で、おまけにサウナも付いとる。
ワシはサウナは好きでも嫌いでもないが、普通に風呂に入っておれば、横にいる人が「へ、このひと病気なんじゃない?」と心配になるくらい汗がダラダラと出てくるので敢えてサウナに入る必要はない。
しかし最近またもやサウナが流行っとるみたいじゃし、好きな人にとっては僅か200円でサウナにも風呂にも入り放題というのはかなり魅力的かも知れん。
ただし、水風呂はない。

階下にある浴室に行くと、先客が一人だけおったがどうやら地元のじいさまらしい。
温泉地によってはいわゆるジモ専と呼ばれる共同浴場があるが、まあそんな感じでここを使っとる地元の人はきっと多いじゃろうと思う。
そのじいさまは暫くして出ていってしもうた。
ワシはかけ湯代わりにシャワーをざぁ〜っと使い、浴槽にしずしずと入っていった。
あれ、熱いな。
ワシ、ここに4〜5回は来たことがあるが記憶ではこんなに熱くはなかったはずじゃ。
肩まで浸かるとたまらんと思い、まずは腰湯から始めた。
しかしダメだ。
10分と経たぬうちに頭部から肩口から背中から、もう止めどもなく汗が流れ始めた。
かけ湯代わりのシャワーは頭からはかぶっとらんが、もう髪の毛がびっしょりと濡れておる。
これはいかん。
ワシは浴槽を一旦出て浴槽脇の柱のあたりに座り込んで体を冷やすことにした。
浴室と更衣室の間にある引き戸が何故かほんの少し空いておって、いつもであれば「ちっ」と言いながら閉めるんじゃが、そこから結構勢いよく冷たい空気が流れ込んできてちょうどワシの体に当たるので今回はそのままとさせてもらった。
5分ほど休んでおると大分に体が冷めてきたので、次は肩まで浸かることにしてみた。
一回慣れてしまうと、お湯の「熱さ」についてはそんなには気にならなくなる。
しかし「暑さ」は別。
直ぐに暑くなり、その後は3〜4分お湯に浸かり、5分ほど浴槽の外で体を冷ますということを繰り返して時間を使った。
その間、先客一人と、ワシのだいぶ後から入ってきた客が一人だけ。
暑いながらも実質貸し切りで、大変贅沢な時間じゃった。

体を拭いて更衣室に行くと、壁にはこんな掲示がされておったよ。

黙浴!
実に堂々としとる
毅然としとる
この姿勢はワシも見習おう
© ill-health(ruephas) 2021

黙浴。
うむ、黙浴か。
よし、いいぞ。
最近この黙◯というような言い回しが増えてきたな。
黙食とか。
しかしこの「黙浴」はなかなかいいぞ。
「もくよく」といえば普通は「沐浴」(日本では赤子の入浴を指すことが多いが、もともとは宗教的な意味がある)じゃが、それに引っ掛けとるのは明らかじゃろう。
ただしじゃ。
本日のすみれの湯は、多くの時間がワシ一人じゃったから強いて黙浴せんでも自然に黙浴状態になってしまっておったのは皮肉なことじゃったな。
掲示物を見ると、このすみれの湯でも様々な武漢ウイルス対策をしておるようで、安心して入浴出来る環境じゃ。
対策費もかかるじゃろうから、少し値上げすればいいのに。

あともう一つ、特筆すべき事がある。
先だってからワシは「温泉コスパ」というのを算出して併記しておる。
このすみれの湯については、料金が安いためもともとそんなに悪くないスコアのはずじゃが、今回以降はトップを伺えるスコアを叩き出し続けること、確実じゃ。
下にある小さな表がそれじゃが、ここすみれの湯が突如かなり上位に躍り出ることが解った。
この温泉コスパというスコアは体験的に云うと、1を超えてくると「行って決して損はしない」温泉銭湯が多い。
その中にあって温泉コスパ、なんと4.3。
表を見ればその秘密は明らかじゃが、兎に角、マサオと諭吉はいい仕事をなすったということにつきよう。

 

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
6.0
入浴料
200
温泉コスパ
4.3

2021年2月28日日曜日

やすらぎの湯(3)

旧Cafe de Clark(天竜区谷山)を過ぎて、更にR152を北に進むとJ-POWERの秋葉ダム(静岡県浜松市天竜区龍山町戸倉445-3)が現れて天竜川をどんと堰き止め、せっせと電気を作っとる。
その秋葉ダムのすぐ東にあるのがやすらぎの湯(静岡県浜松市天竜区龍山町戸倉711-2:053-969-0082:浜松市民及び通勤通学者¥200:それ以外は何と¥830:水木10:30〜16:30:金土日10:30〜20:00:定休月火)じゃ。
ここには本当に随分前から行っておる。
余りにも前のことじゃから然とした記憶記録がないが、多分2000年前後か、もしかしたら1900年代かもしれぬ。
ワシが行き始めた当初は人工トロン温泉あり、白瀑湯(シルキー湯と行ったほうが通りが良いか)あり、打たせ湯あり、無料マッサージ機あり、アイスクリーム販売あり、持ち込み自由制度あり、という正にいたれりつくせりな場所じゃったんじゃが、いつの時か白瀑湯が透明化し、いつの時か打たせ湯の横には「故障中」の掲示が張りっぱになり、いつの時かアイスクリームの販売が止められ、いつの時かマッサージ機が撤去され、今ではタダの風呂、水道局源泉の普通の風呂になってしまっておる。

で、ワシにとってはそれがいいんじゃ。

清潔な浴室にあるシンプルな浴槽。
源泉は水道局かも知れんが、塩素の使用量は極力抑えられており、その手の匂いに敏感なヒトでも気にはならない程度じゃろう。
浴槽の深さは極めて適切で座ると肩に湯が被るかどうかで、もし眠り込んでも鼻から水を吸い込むことはない。
また浴槽の一部はぐんと深くなっており、腰掛けられるようになっておる。
要するに、一つの浴槽でありながら浸かる場所でいくつかの深さのバリエーションがあり、緩めのジェットバスコーナーも有り、気分や茹だり次第で自由自在に移動できる。
もうどうしようもなく茹だってしまったら、一旦浴槽を出て、今は使われず打ち捨てられてしまった打たせ湯の前にあるホットベンチに腰掛ければ宜しい。
ご安心召されい。
ホットベンチとは云っても、今は中にお湯は通っておらず謂わば完全なる「コールドベンチ」じゃ。
火照った体にヒヤッとする冷え切ったタイルベンチは誠に気持ちが良い。
しかし心臓が弱い人は止めておいたほうが良いじゃろう。
こう書くと、なかなかいい場所に感じるじゃろう?
そう、苦渋の決断の結果いろんな設備を切って捨てていき仕方なくシンプル化された結果、案外いい空間になってしまったという稀有な存在じゃ、ここやすらぎの湯は
浜松市民にとっては1回200円と極めて安く、ワシにとって云うことはない。

ただし、やはりみなさんも思わえるであろうことじゃ。
つまりこれじゃ。

なんだあ?
浜松市民じゃねえと830円じゃとお!ふざけてんのか?
おいおい、こないだまで確か800円だったのになんだ市外だけビミョ〜に値上げしやがってこの野郎。

そう。
ワシが「シンプル化された結果、案外いい空間になってしまったという稀有な存在」とか云ってしきりに持ち上げておるベースになっておるのはこの「200円」という激安な価格設定に違いない。
これがもし830円じゃったら、行くことさえないじゃろうと断言する。

そこでワシは浜松市長(ロカビリー鈴木)に提案したい。
今こそ浜松市外利用者料金の値下げを!
例えばじゃ、浜松市民が湖西市の友達を誘って天竜川に遊びに来ての帰りがけ。
「おい、そこにやすらぎの湯っていう眺めのいい風呂があんだよ。ひとっ風呂浴びてから帰ろうぜ」
となったと思いねえ。
二人で階段を上がりカウンターに座るおばちゃん(多分地元のボランティア)に、
「あんた、浜松市民?」
「そうっす」
「はいよ、200円ね。ありがとね」
「あんたは?」
「湖西です」
「はい、830円ね」
「わし、止めとくわ」
となるに違いない。
同額とは云わん。
せめて+100円の300円位にしておきなさいよ。
だってさ、もう830円って聞いた時点でそもそも誰も入らないって。
それは所謂「機会損失」、英語で云うならChance Lossってやつじゃ。
830円狙って結果0より、着実に300円狙うのが正道じゃろう。
聞いてるか、ロカビリー。
今週にも条例改正しとけ

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
200
温泉コスパ
1.3

価格200円の破壊力がこれでも解るじゃろう。
経験的には「温泉コスパ」が1を超えたら「行くべき温泉銭湯」という結果が出ておる。

2020年12月26日土曜日

磐田グランドホテル 天神の湯(3)

この1年の投稿を見てもらえれば分かる通り、武漢ウイルスが世に蔓延り始めてから殆ど温泉銭湯には行けておらん。
無論、混んだ飲み屋などと比べればその安全度は多少高いと思われるし、浴室に入ってしまえばほぼ大丈夫じゃろうが更衣室がやはり怖い。
また、ここ1年ほどの間に「入院もしくはホテル療養中の人間がそれらを抜け出して勝手に風呂屋に行ってバレた」という報道をワシは少なくとも2つほど目にした。
そのものたちの温泉銭湯愛だけは認めるが、それ以前に莫迦である。
そのような莫迦がいつどこの温泉銭湯に湧くか全く予測もつかんため、ワシは基本的には温泉銭湯にあまり行っていない。
行くのはほぼ掛川にある倉真赤石温泉で、更衣室浴室まるごと貸し切りじゃから他人と交錯することがないからじゃ。
とは云え、たまにはそれ以外のところに行きたいと思うこともあり、本日は磐田グランドホテル(静岡県磐田市岩井2280:0538-34-1211)にある天神の湯(¥1500:10:00~23:00)に行ってきた。
実はこのホテルは、武漢ウイルスの野郎のせいで今年6月くらいまでの長きに渡り、ホテル全体が臨時休業しておったそうじゃ。
先日営業状況を確認するために公式サイトを見てみたら、何とか営業を再開しておったため早速出向いたわけじゃ。
ここは1500円とまあまあ高額な利用料が必要じゃけども、毎月26日は800円で入浴が可能じゃ。
更には、6枚綴り5000円(すなわち1回あたり833円)という激安チケットも公式に販売しておる。
これならばそこら辺にあるスー銭とあまり変わらないし、ホテルならではの接客とサービスも受けられるし、それにホテルで日帰り温泉を楽しむということがあまり一般的ではないから混んでいることもないし、いい事ずくめと云って差し支えありません。

本日も(ホテルにとっては苦しいところじゃろうが)入浴客は6人程度、湯船に使っておるのは最大で3人という感じの利用状況であり、混雑という表現は全く必要ない。
そしてどの客もおとなしかったため、落ち着いた気持ちで黒湯を楽しめたのは幸いじゃった。
時間制限もないため長湯を楽しむもよし、ロビーは広々としてオットマンが何脚も用意されているので出たり入ったりするもよしじゃ。
お湯の中に手を20cm程も差し入れればもう見えなくなるほどの濃さの黒湯は相変わらずじゃし、温度は42℃とワシにとってはやや高めじゃが、寒い冬にはこのくらいの温度がよく温まってよいじゃろうし、ここのお湯は湯冷めしにくいので更に良い。

また、たまにはゆっくりした時間を過ごしたいというのであらば、入浴と客室利用がセットになった★1日2組様限定!★日帰り湯ったりステイプラン(¥4000〜)や★日帰り★湯~ったり温泉ランチ(¥3200)などを利用してみてはどうかと思う。
特に後者は、なかなかコスパがよろしいのではと思う。
通常の入浴料を基準にしてランチのコストを計算すると1700円。
ランチそのものの価格と、ホテルという場所を買うと考えれば大変に安い。
云うまでもなく、ここ磐田グランドホテルでは武漢ウイルス対策について出来ることは全てやっておる(「磐田グランドホテル【新しい生活様式】への取り組みのご案内」の部分参照)から安心じゃと思う。
観光業及び観光関連業界は現在非常なる苦境に立たされておる。
しかし、あの天下の愚策「GoToトラベル」なんぞ使わずとも出来ることはある。
このようなプランを使って、いつもより少し豊かな入浴時間を過ごせば僅かではあるが、結果としては支援の端くれにもなるかもしれぬ。
地元の施設にこそ応援の気持ちを表すのが大事じゃろうと思えるんじゃが、どうじゃろうか。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.5
風情ポイント
2.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
0.7

2020年11月29日日曜日

天然温泉きらら(1)

先週金曜日、武漢ウイルスが三度猛威をふるい出した最中ではあるが、四国は香川県高松市にどうしても行かねばならん所要が出来たため行ってきた。
(この旅の帰着後に関西や関東中心にかなりよろしくない状況になったので、結果論じゃけどこのタイミングで良かったかも知れん)。

これは本論には関係ないが、今回は行きはクルマ、しかもいつもの真っ黄っ黃なスイスポくんではなく軽自動車、まあ告白すれば中古のワゴンRであり、走行距離550kmにも渡る旅路は決して楽ではなかった。
特に恐ろしかったのが淡路島から徳島に渡る大鳴門橋じゃ。
差し掛かるときには既に夕刻すぎであり、ワゴンRのハロゲンライトはあまりに暗い。
その上かなりの強風で、背が高くて車重の軽いワゴンRは自然の風だけでもかなり揺れたのじゃが、かてて加えて追い越し車線を走る大型車が起こす風に巻き込まれて安定して直進できん。
60km/hでも危険を感じるほどじゃった。
軽くとも重心が低くパワーがあるワシのスイスポくんじゃったら、大分に楽じゃったろう。
改めてスイスポくんはありがたいなあと思った。

まあそんなことで、目的地に到着したときには疲労困憊とまでは云わぬともまあまあ疲れておった次第じゃ。
普段ならそのまま酒に突入するんじゃが、長距離慣れぬ道を走ったおかげで全身に強張りが目立つため、酒より前に大きな浴槽でゆっくりしたいと考えた。
そこで行ったのが天然温泉きらら(てんねんおんせんきらら:香川県高松市一宮町800-1:087-815-6622:¥700:6:00〜24:00:駐車場潤沢:宿泊できます) というところじゃ。
ここを選んだのは特に理由はなく、その日の宿泊場所から近いのと、天然温泉を標榜しとるというただそれだけのこと。
知らぬ土地ゆえたくさんの候補から厳選したとかそんなことはまったくないわけじゃ。
行ってみると、武漢ウイルスの影響なのか時間のせいなのか(19時位じゃった)普段からそうなのかは判然とせんが、駐車場に停めてあるクルマの台数に比して館内はさほど混んでおらん印象じゃ。
券売機で入浴券を購入し、広々とした脱衣室に行ってもそんなに人はおらず、混雑を恐れておったワシは一安心した。
浴室も非常に広く、浴槽も数多いので入りたい放題。
泉質については、施設の人に怒られるかも知れんがあまり特徴的ではない。
メタケイ酸が豊富とのことじゃが、現場で温泉分析表を見つけることが出来ず、公式サイトにも載っておらんのでどの程度豊富なのかは不明じゃけども、泉質を求めてここに来てもがっかりするかも知れん。
ただ、既述の通り広くて浴槽の種類が実に豊富なので、混雑感がかなり低くて落ち着いて入れるのがいい。

それ以上にワシが一番気に入ったのは、循環の方式じゃ。
一般的には浴槽内で回収したお湯を浴槽内で戻すという方式が多く、これだと浴槽の縁を越えてお湯が流れ出すことは当然ながらありえない。
しかしここは、浴槽の縁上部からオーバーフローさせたお湯を下で受けてそれを循環させるという方式。
どちらも循環させとることには変わりはないが「掛け流し」気分が味わえるし、お湯の汚れ(頭髪や垢など)はプカプカ浮いとることが多いから、掛け流して下で受ける方式のほうがよりお湯は清潔じゃろうと思われる。
これらのことを考えると、700円という値付けは大変に良心的じゃろうと思う。
泉質の件にしても、近隣の人が足繁くここに毎日通うとして、その理由は「泉質がいいから」ではありえない。
毎日、いつでも行けて広々してて、たまには併設のレストランで風呂上がりの一杯を楽しめるといったことのほうがより重要じゃ。
普段遣いする入浴施設に泉質の高さは不要じゃろう。
前回のポストでも同じようなことを書いたんじゃが、泉質を求めるならどうぞそういうところに行って下さい、じゃろうよ。
更にここは、昔よくあったヘルスセンターの如く宿泊が可能じゃ。
広間にごろ寝ではなく、ちゃんとしたベッドで泊まれてしかも安い。
飯も豊富じゃから、ワシが地元民じゃったら金曜の夜来て風呂入って酒のんでそのまま止まってしまうかも知れん。
以上、たまたま行った天然温泉きららじゃったが、存外いいところじゃったよ。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.5
風情ポイント
2.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
700
温泉コスパ
0.6

2020年6月13日土曜日

白鷺温泉 白鷺館(1) 祝!再開!

先々週くらいから、武漢ウイルスが落ち着いてきたら一発目に行く温泉をどこにしようか考えとった。
条件としては、
  • 人が集まらないひっそりとした温泉
  • 余り遠くだとダメだがそこそこ遠方にある温泉
  • 入湯料が余り高くない温泉
  • 少しでもいいから秘湯感がある温泉
そんな都合のいい温泉があるんか〜い!とワシのビジネスパートナーたるW社のS氏なら横山やすしばりに叫ぶところじゃが、蛇の道は蛇。
そこはそれ、探せばあるもんなんじゃ。
ワシがこの程、武漢明け温泉入湯活動再開の記念すべき1発目の狙いとして定めたのはじゃ、白鷺温泉 白鷺館(しらさぎおんせんしらさぎかん:愛知県豊田市篭林町塩平21:0565-62-0151:¥800:日帰り11:00〜20:00:公式サイトはhttp且つFlash Player使っとるから用心してネ)じゃ。
住所が豊田市になっとるからピンと来んかも知れぬが、要するに紅葉で名高い香嵐渓にあるお宿。
即ち旧足助町じゃな。

必要以上に事前情報を集めると現場での感動が薄れるから控えめにしといたが、評判としては泉質がまあまあ良くて、アクセスのあまりよろしくない場所にあるので穴場であると、そういうことのようじゃ。
距離的には自宅から70kmちょっとで、これならば非常に適度じゃし途中狭そうな山道も若干含まれておるからワシの好みということになる。
温泉グッズが詰め込まれとる背嚢にシャツとパンツとタオルが収められとることを確認していざ出発。
1時間と少しで現場に到着した。
この白鷺温泉 白鷺館はどうも可成り歴史ある宿屋のようで、わかりやすく云えば建屋は可成り年季が入っとる。
無理やり自動化した古い引き戸を開けて中に入ると、奥から女将さんのような方が出てきたんで、日帰り入浴したい旨を伝え、料金800円を支払った。
「温泉はこの先の階段をどんどん降りていったところにございます」
「今、4人組の男性が先にお入りなってますので、様子を見てご入浴ください」
まあ浴室浴槽の大きさにもよるが、おっしゃるとおり様子を見て入れそうなら入ってしまうし、狭そうだったら素直に待つが宜しかろう。
とんとんとんと階段を下って行くと、喫茶室のような待合室のようなスペースが有り、しかし真っ暗。
その先から温泉の香りが流れてきていたのでそちらに向かうと、男湯・女湯の暖簾がかけられておったので、迷わず女湯、もとい男湯の暖簾をくぐって中に入った。
脱衣室も暗く、側室からは若い人の喋り声が漏れ伝わってくる。
その感じだとそこそこの大きさの浴槽浴室と思われたため、待つのはやめて早速入ることにした。
脱衣して入ってみると大きくは無いものの決して狭くはない浴室浴槽であり、若いの2人が浴槽に入っており、残りはシャワーで体を洗っておる。
ワシはそやつらに構わず、桶をとってざあざあ掛け湯をし、しずしずと浴槽に入った。
やや硫黄の香りがしており、若干じゃけどぬるつる感のある泉質じゃ。
噂通り、そこそこよろしい泉質に感じる。
浴槽は長方形じゃけども、構成するパーツがいずれも角張っておらず優しい雰囲気で、最大6人、ベスト3人という大きさ。
浴槽中央からお湯が湧き出ておるがオーバーフローは無いのでまあ循環式なんじゃろう。
ワシは「源泉掛け流し」に対してそんなに強い思い入れは無いから(そりゃどっちか選べと云われれば源泉掛け流しを選ぶけども)それはどっちでも構わん。
若いの達はワシと殆ど入れ違いに出ていったので、以降は完全貸切状態じゃった。
温度はそうじゃな、40℃前後と思う。
ワシは暑がりじゃから、10分も使っておったら汗がダランダランになる故、一旦出て涼むことにした。
宿の北側には巴川が流れており、浴室のそっち側は硝子窓になっておって一部が開けられる。
開けられる窓を開けると、少しではあるが涼しい風と川の流れる音とカエルの声が流れ入ってきた。
もうカエルの声がする季節になったんじゃなあ。
涼みながらふと壁を見ると、結構大作であるタイル画になっとることに気づいた。
最初は何を描いとるのかわからんかったがぼんやり眺めとるうちに、川面から飛び立った2羽の白鷺のように見えてきた。
ワシは度々書いとるとおり、このブログでは基本的には温泉銭湯の浴室や浴槽そのものの写真を載せん主義じゃ。
それ以外の写真はじゃんじゃん載せとるが。
しかし原則は原則であり、場合によってはその原則に反して写真を載せる場合もある。
今回はそのタイル画については皆さんに見てもらおうと思う。

© ill-health(ruephas) 2020
iPhone6Sでの撮影じゃし、浴槽内ゆえレンズがどうしても曇ってしまうので鮮やかさに大分欠ける写真じゃすまんな謝るワイ。
なかなか凝った作りの作品であり、ワシは感心して暫く眺めておった。
ワシは過去、このような銭湯絵画を幾つか鑑賞したことがあるが、このような抽象的な作風のモノに初めてお目にかかった気がする。
タイルを四角い儘使っておらず、それぞれを最適な形に割って絵画を構成しとる。
これは一見の価値があると思うので、是非見に行ったら宜しかろうと思う。

しかしいっかな汗が引かん。
正直換気性能があまりよろしくない浴室じゃし冷たい源泉浴槽も無いから、ワシはシャワーを浴びてクールダウンすることにした。
年季の入ったカランを開けて温度を冷ために調節し、頭からざあざあ浴びたのじゃが、おやぁ?
シャワーヘッドから流れてくる水から、可成り新鮮な硫黄の香りがしてくる。
顔を触ってみると、浴槽に入ったときよりも強いぬるつる感を感じる。
もしかして、カランには源泉が源泉が引き込まれておるのじゃろうか。
そう、カランから出てくるのは水道局からの水ではなく、温泉(多分源泉)なのであった。
これはいいぞ。
温泉数あれど、シャワーから出てくるものまで温泉だというところ、なかなか珍しいと思うのじゃがどうじゃろうか?
ワシは温泉から出る時、どんだけ暑くてもできるだけ上がり湯はせんようにしとる。
せっかく肌にくっついた温泉成分を流してしまうのがもったいないからじゃ。
その代わり出た後のクールダウンが大変なわけじゃけども。
しかし、ここのように源泉シャワーならばチアノーゼで唇が紫色になるくらい上がり湯してもいいわけじゃ。
これは嬉しい。
ワシは更に30分ほど浴槽に浸かり、もう辛抱堪らんとなってザバリと浴槽を出て、思うがままに源泉シャワーを浴びてクールダウンしてみた。
誠に気持ちいいものじゃ。

ワシは硫黄の香りに包まれて、満足して浴室を出た。
着衣しながら脇を見ると、このような掲示がしてあるのに気づいた。

© ill-health(ruephas) 2020
成る程、シャワーから出てくるのが源泉というのはこの宿の売りの一つなんじゃろう。
確かに売りじゃと思う。
大きな売りじゃ。
これは是非続けてほしいなあと切にお願いする次第じゃ。
兎に角ここの温泉は穴場じゃと思う。

あと、このお宿は日本酒に力を入れておるようでそれも好ましい。
クルマで来とるから当然飲めんわけじゃが、カネと時間が余ったらここに泊まりに来ていい温泉といい日本酒を味わうというのもいいものかも知れんと思った次第じゃ。

日本酒を思い切って全面に押し出した玄関
呑みたいがぐっと我慢じゃヨ
© ill-health(ruephas) 2020


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.5
風情ポイント
3.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
3.9

2019年11月30日土曜日

ひがきホテル(1)

三谷温泉のひがきホテル(メディアによっては「ひがき」のみの表記あり:愛知県蒲郡市三谷町南山1-59:0533-69-4111:通常料金¥1500:11:00〜20:00)に行ってきた。
先日購入した三谷温泉 日帰り温泉入浴パスポートを活用する予定で、今回で2ヶ所目じゃ。

最初に入った三谷温泉はサンヒルズ三河湾(愛知県蒲郡市三谷町南山1-76:0533-68-4696:¥600:11:00〜15:00:ポイントカードあり)じゃったがその際、今回行ったひがきホテルの敷地内に迷い込んだという体験をしておったものじゃから場所的にはバッチリわかる。
迷うことなく現地に到着、フロントでパスポートを提示してはんこを押してもらい代わりに半券をもぎられた。

パスポートはこんな感じじゃよ
© ill-health(ruephas) 2019
「パスポートご利用の場合は露天風呂だけになりますが宜しいでしょうか」
全然宜しいです。
内湯だけですと云われるよりは全然いいです。
貴重品をフロントに預け、その脇にある格子戸を潜って風情のある通路を進むと小さな和風の建物があり、そこが露天風呂じゃ。
温泉施設名は「曙光の湯」というらしい。

名前の通り左右から光がさしとるヨ
© ill-health(ruephas) 2019
中々優雅な名前じゃ。
やや小振りな脱衣室に入って服を脱ぎ外に出ると、下の方に続く階段があり行き行く先に露天岩風呂があった。
最大何人ベスト何人などと表記する必要は全く無い。
かなりデカい。
どんな様子なのかはホテルの公式サイトを御覧いただきたいが、その写真でさえここの外湯のスケール感は100%伝えきっておらん。
本当に広々としとる。
そしてじゃ、そして借景。
これが素晴らしい。
これまで入った三谷温泉は冒頭書いたサンヒルズ三河湾というところと松風園というところじゃが、何れも眺められる風景はまあ正直云ってイマイチじゃった(ごめんなさいホテルの中の人すみません)。
しかしここの露天風呂からの眺めは、これは本当に素晴らしい風景でありまさに「実際に行って自分の目で確かめなされ」というしかない。

浴槽はやや深めで浴槽の底にお尻をつけることはできない程度じゃが、浴槽周辺には腰掛けられるように設えがある。
しかしやはり、お風呂の真ん中でお尻をベッタリと底に据えてグダッと出来たらいいのになあと思う。
泉質は基本MTMMで特徴はないじゃ。
ほんの僅かな塩分が感じられたように思ったがもしかしてワシの汗じゃったかも知れん(包丁人味平のエピソードを想起せよ!)。

とにかくここの醍醐味は広大な露天風呂とそこから眺める三河湾の素晴らしい風景じゃろうと思う。
三谷温泉郷にある温泉宿でまだ入っとらんのは3箇所じゃけども、借景では恐らくトップクラスと思われる。
写真を撮っとらんから見せられんが繰り返して云うが、ここひがきホテルの露天風呂「曙光の湯」に浸かりながら眺める太平洋は誠に素晴らしい。
ぜひ行きなされ。

ただし。
ただしじゃ、貧乏人のワシが老婆心を持って云うならば、通常料金1500円払ってここに単発入浴するよりは、それに700円追加してここひがきホテルに加えてあと4箇所入れるパスポートを買うのが吉じゃヨ。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.5
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
440
温泉コスパ
1.1
通常価格の場合は0.3じゃよ