2012年7月8日日曜日

温泉に行かない日(94) 小言ジジイみたいでいやなんだが

今までで最悪な客に出会ったのは、国民宿舎奥浜名湖でした。
誤解を招くかもしれないので念の為書きますが、最悪なのは施設ではなくて、そこに来た客ですから。
そいつらは「公衆浴場ではやってはならない」と一般的に周知されている事を、一つ一つ丁寧にやっていたのが誠に印象的でありました。
ただ、そいつらは年端も行かぬガキどもだったので、ある意味仕方がないのかと思います(が、所謂「お里が知れる」というやつ。親どものバカさ加減が容易に想像出来ます) 。

ガキではなくて、いい年こいたオッサンやジジイが、自分の股ぐらをも洗う事なく白浪たてる勢いでザバザバと浴槽に入ってきた時などは、
「汚ねえなオッサン!」
とひと声かけるようにもしてます。

考えても見てくれ。
想像してみてくれ。
貴方だったらどうですかね。
貴方が今入っているその浴槽には、後から入ってきたそのオッサンやジジイの汚ねえウンコや汚ねえションベンや汚ねえ汗が、今まさに溶け出しているんですよ。
オッサンやジジイの股ぐら部分から溶け出した汚物が、貴方の方に流れ出してると思いねえ。
どうだい?
そんな浴槽に入ってられるかい?
想像するだけでも、体中が痒くなってくるだろ?
 
そのような非常識非人間的大馬鹿野郎は、意外にもまあそこそこいますので、ジンセイ疲れるんですよね。

そこで今回は、自分自身への復習も込めて、お風呂でのマナーを再確認しておこう。
以前、某温泉で貰ったチラシが大変優れていますので、それをパクらせてもらいます。

お風呂の10カ条
皆様のご協力によって、
<きれいなお湯><心地よい空間>が保たれます。
どうぞご理解とご協力をお願い致します。
  1. お風呂に入る前には必ずかけ湯を使って!
  2. 長い髪の毛をお湯につけないで!
  3. 浴室・浴槽の中で騒がないで!
  4. 脱衣室に入ったら携帯電話は使用しないで!
  5. 浴室を走らないで!
  6. 浴槽内で泳がないで!
  7. シャンプー等を持ち帰らないで!
  8. 刺青やタトゥーを入れた人は入浴しないで!
  9. お風呂から出る時はマットの所で体をよくふいて!
  10. サウナの後はそのまま風呂に入らないで!
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うん、一通りの事は網羅してる感じです。
まあ後は「浴槽の中にタオルをいれるな」とかくらいかなあ。

「1.」の「かけ湯」にはいろんな意味があるので、みなさん必ずやってほしいものですなあ。

あと、やや吃驚なのは「7.」。
今日日、備え付けのシャンプーを持って帰るヤツがいるんだねえ。
いやあ、たいしたモンだわ。
昔、JRがまだ国鉄だった時代、在来線を走る列車のトイレからトイレットペーパーが撤去された時期があります。
まあ要するに、トイレットペーパーを盗んで帰っちゃう輩が続出した為なんですけど、今でもそれと同じ様なヤツがいたんだねえ。

8.については、これはまあ仕方ないでしょうねえ。
刺青彫ってる人の中には、現役引退した人とか反省して足を洗った人もいるだろうから、そういう人にとっては可哀想な話ですけどね。 
しかしまあ、パンピーな感じの家族連れもいるしね。
「お父さんお父さん見て見て。あのおじさんの背中、なんかかっけー絵が書いてあるよ描いてあるよ。お腹にもお手手にも書いてあるよきれいだねー。ワーすごいなあ触りたい触りたい。ぺたぺたぺたぺた。わーい!」
なんて事になって、浴槽内の安寧を乱す事にもなりかねんしなあ、ははは。
慣れてない人は、そう言う人がいるというだけでどきどきしちゃって折角のお風呂タイムを楽しめないだろうし。
本当は「ヤクザお断り!」と直截的に表示出来れば一番いいんですけどね。

ちなみに私が時々行く、街中にある昔ながらの銭湯には、彫り物をした人々が結構沢山来ますけど、それでもって浴室内の空気が凍り付いたり、彫り物入れた人が騒いだり無茶したりという事は、一切ありません。
ホントに怖いのは、ヤクザにもなってない常識知らず世間知らずの粋がったチンピラなんですよね。

という事で、皆さん大人なんだから、兎に角上に書いた10か条位はキチンと守り、もし貴方が人の親であるならば、子供には上記10か条の意味を教えてしっかり守らせ、もしそれを守らない様な脳味噌の寒い可哀想なバカがいたらキチンと注意してあげると。
そんな感じでどうですかね?

しかしこう考えてみると、温泉や銭湯って言う場所は、社会のマナーや仕組み何かについて子供らに教えるいい場所かもしれないね。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。