2014年6月15日日曜日

富士見館(1)

昨日は自宅に帰っており、地元の大山くん関連神社を三社ほど参拝しました。
今日は富士に戻り、とても良い天気だったので布団を干し、干し上がるまでどっか出掛けようと思いました。
富士にはまだ大山くん関連神社で未参拝の箇所が何社かあるんですが、まあ昨日行ったばかりだし今日は温泉にしましょう。





ということで当たりを付けたのは富士見館(静岡県田方郡函南町畑毛226:055-978-3014:¥500/1h:6:30〜19:30:原則無休)です。
何か最近、この辺、つまり畑毛あたりの温泉に行くことが少し増えて来ていて、5月中旬には竹倉温泉 みなくち荘、その前の3月下旬には少し離れてはいますけど駒の湯源泉荘という所に行っています。
住んでいる富士そのものには温泉は皆無なんですが、山梨や伊豆に程近いため、1時間走ればいろんな温泉に行けますのでそういう意味では便利といえば便利かな。
畑毛というのは伊豆半島の根本というか、三島と伊豆の繋ぎ目辺りというかそんな立地です。
何時もの如く、国道1号線バイパスを東にひた走ること1時間弱、現地に到着。
誠に近いですね。
駐車場に車を停めて建物に入ります。
建物はやや年季が入った感じの築で、玄関を開けるとすぐに女将さんと思しき人が出てきてくれました。
お金を払い、浴場の場所を問うと女将さんが、
「あ、初めてですか?」
「はい」
「じゃあ、うちの温泉がぬるいってのは知ってます?」
「え。知りません」
ははあ、ぬるいのか。
こりゃいいぞ。
「うん。浴室には浴槽が3つあって、入って右側の一番大きな浴槽が源泉そのままの温度で大体33℃くらい。で、その左のが少し加温していて、一番左のが大分熱くしてあるの[1]。でもやっぱりオススメは一番ぬるい浴槽に長いこと入ってる事ね」
「あ、解りました。そうしてみます」
云われなくても当然そうします。
兎に角私は猫体(猫舌の全身バージョン)ですから。

浴室方面に行くと、浴衣を着てて宿泊客と思われるじいさまがお風呂から出て来て、廊下にあるビールを買って飲んでるところでした。
いいなあ。
服を脱いで浴室に入ると先客のじいさまが一人居て、一番大きな浴槽にうつ伏せになって浮かんでいる。
別に溺死体ではなく、なんていうのか腕立て伏せの腕を伸ばした態勢で熱川バナナワニ園の鰐の如くプカプカして、ちゃんと呼吸もしている。
じいさまに「こんにちは」と声をかけてからシャワーを浴びて汗を流してから私もお目当ての低温浴槽に、じいさまのプカプカ活動の邪魔にならぬ場所に入りました。
おう。
ぬるい。
これは夏に向いてるなあ。
33℃という事は体温よりも低いということですので、さっぱりする。
お湯は本当にMTMMです。
可成りの透明度。
言い換えれば可成りリーンな感じで、特色ははっきり云ってないです。
浴室内に掲示されていた効能書きによれば、しばらく入っていると湯中の遊離炭酸が肌の表面で粟粒くらいの大きさで付着し、その刺激によって血行に良い効果があるとの事ですが、残念ながらそんな感じはありませんでした。
また、塩素臭がやや立ちすぎているのが少し残念なポイントです。
でも、個人的には泉質よりは風情が先に立つタイプですから、要するに気に入れば何でも良い訳で、ここの清潔感があってさっぱりする温泉は私は気に入りました。

浴室の庭側は全面ガラスになっていて、室内はとても明るいです。
施設名の通りに、窓から富士山が見えればいいなあと思いましたが、それはなかったね。
鰐じいさまのプカプカ活動を横目に浴槽内でゆったりとした姿勢を取り、うとうとしながら過ごした1時間はなかなかのものでした。

追記っぽいですが、玄関右側に源泉蛇口と思われるものがあったのですが、なんか最近使用されている雰囲気がないような気がしましたんで試してません。
もしかしたら、飲泉可かも知れません。
誰かやってみてください。

[1]
掲示されていた温泉分析表によれば、温度は順に34.5℃、38℃、41℃とのこと。
ご参考までに。

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