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2021年4月17日土曜日

平山温泉龍泉荘(8) 代替わりしてました

平山温泉龍泉荘(ひらやまおんせんりゅうぜんそう:静岡県静岡市葵区平山136-2:054-266-2461:¥500/h:¥1000終日+広間休憩:定休毎月29日30日:定休火曜日で祝日の場合は営業:平日9:00〜17:00・土日祝9:00〜18:00:駐車場約18台)にはちょっと遠い割には結構行っていて、このブログにも何回か書いとる
おじいやんとおばあやんが湯主の古びた温泉で、その昔は湯治場として営業しとったらしいが、今は泊まりは止めて日帰り一本でやっとる温泉じゃ。
泉質は所謂硫黄泉で、更衣室に入ったその時点で硫黄の香りが漂ってくる。
このような素晴らしい温泉なんじゃが、武漢ウイルスの関係もありここ数年は県内含め遠出は避けとったので、ここ暫くは行けておらなんだ。
よし、今日はあの素晴らしい硫黄泉に浸かりに行こうと思い、ワシは真っ黃っ黄のスイスポくんにのって出かけた。
途中谷稲葉の前後でかなり混んだがまあまあ予定通りの時間で現地に着いた。
おや、何だか雰囲気が違うぞ。
駐車場が少し増えとる。
そして駐車場の脇には新しい掲示がある。




見ると、あの特徴だった定休日が変わっとる。
以前は毎月29・30日がお休みだったはずじゃが、毎週火曜に変更されとる。
前のままじゃと2月〜3月にかけては休みが無いはずなので、他人事ながら内心心配しておったんじゃが、やはりこのような休みのほうが人間的で良いじゃろう。
このような伝統ある温泉もやはり少しずつ変わっていくんじゃなあ、と思いつつ温泉に向かう坂道を下り始めると、また変化ポイントがあった。



これはみかん山とかに良くある、荷物や人を載せて山を降りたり登ったりする簡易モノレールのようなもので、以前も確かレールはあったが荷台の部分は古くて機能しとらんように見えた。
今は真新しい荷台がつながっとって使えるようになっておる。
写真奥に向かって結構急な階段になっておって、前から「年寄が歩くには結構たいへんじゃろうなあ」と思っておったが、これがあれば足が弱った人でも楽に上り下り出来るし、資材を搬入する業者さんたちも助かるじゃろう。
すべて良い方に変化しておるが、しかしこれはどういうことじゃろうか。
ワシは階段を降りていって玄関に入った。
この間まではおばあやんが受付のところに座っとったが、驚いたことに本日は若いお姉さんが座っておる。
バイトさんじゃろうか?
壁を見ると、いろんな写真が貼られておるし、InstagramやFacebookのQRコードが印刷された案内もおいてある。
はあ、何だか若返っとるぞ。
ワシは受付のお姉さんに話を聞きたかったが、まずはやはり温泉が先じゃろうと思い500円払って浴室に行くことにした。

さてここ平山温泉龍泉荘は温泉の名の通り、平山という山間の鄙びた場所にあるんじゃが、瀬名というそこそこ繁華な街から10分程度の距離にある。
即ち、瀬名の辺りの人にとっても、山間地区である平山の地元の人にとってもクルマさえあればアクセスが容易な立地じゃ。
山間地区の人は農業をしとる人が多いので晴れれば昼間は働いとる。
街場の人も休みの日は、晴れれば静岡市街の方に出かけることが多い。
そう、即ち雨の日だとやることが無いので温泉でも行くかということになる。
本日は結構強い雨が降っておる。
従って浴室は混んどるじゃろうと思ったが、その通りまあまあ混んどった。

ここの浴槽はオーバル型でそれを更に3つに区分しとる。
湯口から加熱された源泉が注ぎ込まれとる部分があり、そこがそうじゃなあ、大凡40〜41℃くらいか。
そこから反時計回りにだんだんぬるくなっていく構造になっておるが、どうしてそうなるか知りたければ席を蹴って現場に行けばわかるから行きなされ。
説明するのは面倒じゃ。

はい、話は戻るが、混んどるというのは具体的には、
  • 一番熱い部分に3人
  • 次に熱い部分には誰もいない
  • 一番ぬるい部分にじいさまが1人
という程度じゃ。
で、一番熱いとこにいたじいさまは、ワシと入れ違いで出ていった。
ワシとしては一番ぬるいところに入りたかったが、先客が居るので仕方ない。
2番めの部分に入って結構な時間を過ごした。
15分ほどすると、一番ぬるいとこにおったじいさまが出ていったので、ワシは速攻そこに移動した。
ワシ的には極めて理想的な温度・形状であり、残りの時間をすべてここで過ごした。
ワシは非常に暑がりなので、通常は浴槽から出たり入ったりするんじゃが、ここの温泉は充分にぬるいので、そのようなことをする必要はない。
入りっぱでも1時間では足りない、ワシにとっては稀有な存在じゃ。
硫黄の香りを楽しみながら時間を過ごした。

浴室から出て、ワシは受付のお姉さんと少し会話することができた。
受付のお姉さんはバイトではなく、列記とした跡継ぎじゃった。
代替わりして、伝統を守りつつも変えるべきところは変えておるようじゃ。
例えば大きく変わったのは、カラオケをやめたこと。
確かに以前までは、カラオケの大きな音が鳴り響いっておって、それはそれでじいやんばあやんたちのたまの娯楽ではあったじゃろうが、やめてしまってその代わりマンガなどをおいておるようじゃ。
はああ、たしかに今日は以前より若い客が多かった。
「変えてはいけないところは変えてません。浴室、浴槽そのものは全く変えてません」
うん、浴槽を取り巻くアメニティの部分を、多くの人に受け入れられるように変えている。
でも、コアな部分は変えない。
成程、その意気や良しじゃろう。

ワシはこの間届いた純温泉協会の名刺を差し出してお渡しし、また来ますねと云って帰宅の途に着いた。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
500
温泉コスパ
1.6

2021年4月5日月曜日

湯風景しおり(1)

本日ワシは人間ドックじゃった。
良く「人間ドッグ」と間違える人が居るから気をつけなされ。
人間犬ではない、人間ドックじゃ。
それがだいたい14時に終わったんで、ワシはニガテな胃カメラを何とかやってのけた自分へのご褒美として日帰り風呂に行くことにした。
本日は月曜であり、しかもこの時間じゃから週末には混むような施設も多少は空いとるじゃろうと予想し、以前確か1〜2回行ったことがある湯風景しおり(静岡県浜松市中区高林1-13-13:053-478-2626:¥750:電話番号ふろふろじゃよ:10:00〜0:00:年中無休)に行くことにした。
この施設は何年か前に大規模な改装をしておるが、ワシが行ったのはその改装の何年も前じゃ。
相当に久しぶりの再訪じゃ。
以前行った時の感想は、街中にある大規模施設なのに元々あったと思われる緑(樹木)や地形を巧みに生かして、街中感をまったく感じさせない素晴らしい設計の施設じゃなということじゃ。
すぐ横に片側2車線と3車線の大きな道路に挟まれた立地なのに、それを全く感じさせない。
これは素晴らしいことじゃと思う。

若干の所要を済ませた後、しおりには15時位に着いたんじゃが驚くべきことに施設前にあるかなり広い第1駐車場が満車。
少し距離のある第2駐車場も殆ど半分以上埋まっておる。
ワシはげんなりした。
人混みが大嫌いなんじゃ。
しかし折角来たんじゃからそのまま帰るのも癪に障る。
意を決して中に入っていった。
街中にある大きな入浴施設らしく、複合的なサービスを提供しておるのがわかった。
レストランは勿論、マッサージ・アカスリ・散髪屋などなどいろんなサービスをしとるからお客はそれぞれに分散しておる。
これだったら大丈夫かと思う。
また記憶では浴槽もたくさんあるから、そんなに混雑感は無いじゃろうと思い中に入ると、まさにそのとおりじゃった。
確かに沢山の入浴客がおるんじゃが、混雑感は殆ど感じられん。
まずワシは変わり湯(「替湯」と書いてあった)に入った。
今の季節らしく桜湯。
お湯の色はピンクではなくどっちかっていうと紫に近かったが、まあよいじゃろう。
41℃でワシにとってはやや熱いが、こういった変わり湯は楽しめる。
次に外に出て高濃度炭酸泉に入った。
お湯だけ見ると「これのどこが炭酸泉?」と思うくらい何の特徴もなさそうなただのお湯なんじゃが、一旦湯に身を沈めるならば直ぐに身体中に泡々がまとわりつく。
温度は低めで、ワシにとってはありがたい。
また浴槽も大きいため、他の人に遠慮すること無く長い時間楽しめるのもよい。
その強烈さは天然の炭酸泉である姫路市休養センター・香寺荘 竹取の湯(兵庫県にあります)並かそれ以上で、名前を出すのは申し訳ないが和合の湯(浜松市中区)を遥かに上回る。
炭酸泉ならばここに来るのが一番と思う。
あと、ワシ的に大変好ましいのは「ぬる湯」。
ただの白湯なんじゃが、温度が38℃。
これ、ワシ的にはベスト。
どんだけでも入っておられる温度。
あと、バーデンバーデンを模した人工温泉あり、シルキー湯ありと多様な浴槽が用意されており、客が多少多くてもゆったり入れる。
あと、ここは交通の便が大変良い(浜松で云えば、の話じゃが)。
近くにバス停があり、多くのバスが停まる。
それ即ち、時間があるときはクルマではなくバスで来て、お酒を飲んだり飯を食べたりお風呂に入ったり長い時間楽しむことが出来る。
都会では普通なことじゃが、浜松のような地方都市ではこのような施設は殆どない。
そういった意味で貴重な日帰り施設じゃと思う。

 

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
2.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
750
温泉コスパ
0.5

2021年4月3日土曜日

倉真赤石温泉(20) 祝再開!

武漢ウイルスが手を変え品を変え姿を変え悪逆を尽くしており、噂では今第4波に入ったと云われておる。
ただ幸いにしてワシの住んどるエリアは感染者数的に云うと1日当り数人というレベルであり、勿論羽目を外すのはいかんが、充分に注意しながらであれば日帰り温泉に入るのはまあ問題なかろう。
そんな事を思っておったら、倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:完全予約制:10:00〜17:00:途中の道及び駐車場がややシビア)が遂に再開したとの情報がInstagramによりワシにもたらされた。
これは早速行かねばならんじゃろう。

散り始めて道路に落ちた桜の花びらを見ながら国1バイパスを東に走り倉真赤石温泉に到着。
中に入ると何だか掲示物が増えとる。
その中にこのようなものがあった。

© 純温泉協会
Photo © ill-health(ruephas) 2021

純温泉って、いいね。
うむ。
確かにここは素晴らしい源泉を最低限の加熱のみで掛け流しておる。
確かにいい温泉じゃ。
掲示物をよく見てみると純温泉協会とある。

© 純温泉協会
Photo © ill-health(ruephas) 2021

帰宅後(つまり今じゃな)サイトを見てみると、山口貴史という人物が主宰している協会で、その目的は、

人間には決して作ることが出来ない温泉本来の自然のままの温泉に浸かるという尊い行為を一般の方々に改めて認知して頂き、本来の温泉の価値が高まり、純温泉該当施設が永続的に運営できるようになって頂く流れを作ります。

というものらしい。
その中でここ倉真赤石温泉が選ばれておってカテゴリー的には「純温泉C」(加水なし、加温あり、循環ろ過なし、消毒なし、入浴剤なし)となっておる。
成程。
最近は小山薫堂氏の連載で月刊PENに取り上げられたり、その関連で小山氏の湯道百選というサイトで紹介されたり、その筋ではなかなか注目され始めておるようじゃ。
ま、ワシとしてはこういったこととはあまり関係なく2011年位から通っておって、静岡県西部ではほぼ一番泉質の良い温泉だと思っとる。

順番を待ち、早速入った。
既に書いておるとおり、ここは1時間枠の完全予約制で他のお客と一緒に入浴することはないし、客の入れ替えごとに更衣室や浴室入り口などをしっかりと消毒してくれとるから安心じゃ。
普段より湯の花が少ない様子じゃ。
どうしたんじゃろと思って出てから聞いてみたら、お休み期間中温泉のタンクを清掃したのが原因じゃということで、それならばそのうち元に戻るじゃろうと思い一安心した。
温泉に含まれる炭酸成分をできるだけ飛ばさないようだいぶぬるめの温度設定なので、暑がりのワシでも長く入っておられるのがいい。
やや浅めの浴槽じゃから、寝湯っぽい体勢をとってちょっとしたうたた寝もできる。
この温泉は山の中にあって、いつも大きな窓を全開にしてお湯に浸かるんじゃが、そうすると温泉入浴に加えて森林浴、そして今日は大変暖かな日が差しておるから日光浴も同時に楽しめるなかなか他では味わえない醍醐味もある。
再開してくれて本当に良かった。
是非皆様も行ってみれば良いと思う。
人によっては1時間枠1100円は高いと思うかも知れんが、そんなことはない。
行って入ってみれば解るはずじゃ。

© ill-health(ruephas) 2021

さてこれは温泉の全景じゃが、建屋の屋上にあるドーム状のものは嘗てまでは使えておった完全源泉非加熱の温泉を味わえておった。
残念ながら今は使えないんじゃが、また入りたいものじゃなあ。
夏に入ると最高なんじゃよなあ。
復活してくれんかなあ。

 

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.4
風情ポイント
4.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.9

2020年3月8日日曜日

倉真赤石温泉(17) 予約制へ徐々に以降中であります

大抵の週末は温泉に行くかやぎさんと遊んどる事が多いんじゃが、ここ数週間は所要があって毎週実家に帰省しとる。
今後もそれは続きそうな情勢じゃから暫くは温泉にも行けんしやぎさんにも会えん。
なので今日は思い切って倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:11:00くらい〜17:00くらい:途中の道及び駐車場がややシビア)に行ってきた。
昨今のご時世じゃから、人が密集する大規模スーパー銭湯などはいかにも危険じゃし、ワシが住んどる静岡県の中部ではコロナウイルスのキャリア(分別のない中年)がスポーツジムの風呂に入って大騒ぎになったし、お隣の愛知県は蒲郡ではやはりコロナウイルスのキャリア(同じく分別のない中年)がフィリピンパブで酒を飲んだ挙げ句あろうことか「ワシは陽性じゃ」と喚いてやはり大騒ぎになった。
何れも万死に値する莫迦野郎中年(特に蒲郡の莫迦は最低でも傷害罪じゃろう)の話じゃが、兎に角まあそんなこともあったので、人があまり来なくて殆ど貸切状態の倉真赤石温泉に行くことにしたわけじゃ。
温泉に着くと何時もの如く、ワシの真っ黄っ黃なスイスポくんのエンジン音を耳ざとく聞きつけた鈴木会長が傘を広げて待っておってくれた。
だいぶんに久し振りに会うなあ。
続いて会長の娘さんも現れた。
「いやあ、実はね。ここ10日くらい休んどったんじゃ」
「へ?どうしました?体調でも崩されましたか」
「いや違う。このご時世だからね」
ふうん、そうか。
人口密集とはまさに真逆、閑散とし過ぎているここ倉真赤石温泉は影響は無いじゃろうと思いこんでおったワシのほうが警戒感がなさすぎたのかも知れん。
「今日は入れるんですか」
「大丈夫よ。実は今日も偶々来てただけでもう帰ろうと思っていたんだけど大丈夫。入れるから」
やあ、ありがたい。
早速玄関に入ると、こんな掲示がしてあった。

予約制に関するお知らせ
© ill-health(ruephas) 2020

曰く。
〜 お知らせ 〜
これから予約制にして行きますので、前日までにお電話ください。
営業時間は10時〜18時です。
よろしくお願いいたします
− 店主 −
「なんですかこれ?予約制?」
「そうなの。昼間に誰も来なくて閉めようと思ったら電話がかかってきて『今から行っていい?』『なんだやってないの』とか云われることが多くて困ってるのよ」
ははあ、成程ね。
「そうか。予約制はいつから始めるの」
「いつからってわけじゃなくて、段々と予約制に移していくって感じ」
まあ、ここの温泉はクチコミで「なかなかいい源泉掛け流し温泉」「秘湯感が味わえる」等の評判が広がっておって、それを聞きつけた温泉客、もっというと運営経営の実態を全く理解していない温泉客がこのような無茶を云うのであろうとは想像に難くないところじゃ。

ここの温泉は親子で切り回しとる良質ながら小さな日帰り温泉じゃ。
18時位に温泉に入りたいというのは判るが、こういった次第じゃからあまり無茶な事を云ってはいかんよ。
因みに予約は上に書いてある電話で前日までお願いしますとのことじゃった。
特に平日行きたい場合は電話は是非お願いしたいところじゃ。
勿論ワシも電話する。
ただまあ、このような感じで思いついた時に気軽に行ける場所が段々と少なくなってくるとしたら、これはまあ寂しい話じゃ。
しかし「かんぽの宿 浜名湖三ヶ日」のように廃業しないだけまだ有り難い。
頑張って欲しいと思う次第じゃ。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
4.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.8

2020年1月2日木曜日

倉真赤石温泉(16)

例年、正月3が日の間に行く温泉に相当悩むわけじゃ。
最近のワシはややサボり気味であり、山奥にある日帰り専門のこぢんまりした秘湯っぽいところよりは、アクセスの良いのみ可のホテルや旅館に行くことが多いんじゃけども、そのような場所は正月の間は高かったり期間中は日帰りお断りというところも多く、いちいちそれを確認するのも面倒じゃ。
かと云って近隣にあるフツーのスー銭のようなところに行くのも正月にふさわしくない気がする。
矢張り新年一発目はいい温泉に浸かりたい。
となるともう選択肢は泉質がよく確実に営業しとる倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:11:00くらい〜17:00くらい:途中の道及び駐車場がややシビア)しかないという事になる。
ブログを確認してみると、2019年1月3日2018年1月3日2013年1月1日2012年1月1日という感じで行っており、ポストがない2014年から2017年についても書いとらんだけで行くだけは行っとると云う具合じゃ。
当然今年も本日行ってきた。

正面玄関の図
このごちゃごちゃ感がワシ案外好き
© ill-health(ruephas) 2020
via Instagram

実はここ数ヶ月この温泉に来ることがなく、本日温泉の前に真っ黃っ黃のスイスポを乗り付けたら、気配を気取った鈴木会長(本名に非ず。スズキの会長にクリソツなのでワシが勝手につけとる渾名)とその娘さんが出てきて、
「いやあ、最近全然来てくれなかったじゃん」
などという場末のスナックのママのような色っぽい言葉をかけてくれた次第じゃでへへ。
温泉の前には鈴木会長及び娘さんの車以外に静岡ナンバーのクルマが停まっており是即ち先客がおられるという事になる。
という事は暫く待つ必要があるが、鈴木会長とか娘さんと話をしとればすぐに時間が経っていくので何の苦もない。
先ずは娘さんに例の倉真赤石温泉カレンダーを頂いた。

これが2020ヴァージョンのカレンダーじゃ
© ill-health(ruephas) 2020
はて。
何時ものやつと少し違う。
昨年までじゃと、肩を見せて(実際にはここにはない)露天岩風呂に浸かっとる妖艶なおネエちゃんが台紙に書いてあったんじゃが…

これが2012年ヴァージョン
ほれ、まっこと妖艶じゃろう
© ill-health(ruephas) 2011/2020
不思議に思って会長に訊ねると、
「印刷業者が変わって絵柄も変わったんじゃ」
との答え。
くぅ。
ワシは内心このおネエちゃんたちが好みじゃったからこれは残念じゃがまあ仕方ない。
その後気になっとった例のドングリコーヒーはどうなったか訊いてみたら、
「あれから何度か試してみたんじゃけどどうも芳しい出来でなくてなぁ。取り敢えず諦めた」
ううむ、これまた残念。
ワシ的には可成りいい出来に感じたんじゃが。
「しかしじゃ、幾つか新メニューを開発して客からは結構好評なんじゃ」
と会長は云って壁のメニューをワシに指し示した。

充実の度合いを篦棒に深めつつあるメニュー
あれ、名入りタオルまでメニューに加わっとるな
© ill-health(ruephas) 2020
「一番人気は自然薯麦ご飯で、これがまた美味いんじゃ」
等と云われれば食うしかないじゃろう。
丁度お昼どきじゃし。
当所のシェフたる娘さんに調理所要時間を訊ねると、
「山芋すりおろしたりが結構時間かかるのよ」
という返事じゃったため、風呂上がりに食べることにした。

そんなこんなしておると先客が風呂から出てきたんで、ワシは入れ替わりに早速浴室に入った。
ここ倉真赤石温泉に関してのポストは今回で既に16回目であり、その泉質の素晴らしさについては過去既にしつこいほど書いておるから、詳しくは過去ものを読んで欲しいんじゃけども、要するにその良好な泉質とその使い方、湯の中を踊る湯の花、加えて温泉施設の持つ風情の良さは全く変化がなく嬉しい限り。
40分ほど素晴らしい温泉を楽しんで湯船から出ると、丁度自然薯麦ご飯が出来上がってテーブルに置かれたところじゃった。
娘さんがワシが出てくる気配を読んで時間を計算してくれたようじゃ。

これが好評を博しておる自然薯麦ご飯
ボリューミーに見えるが案外ぺろりと行けるヨ
© ill-health(ruephas) 2020
ワシは早速箸を取り、小振りの当り鉢に入れられた自然薯に添えられとった生山葵を投入して軽くかき混ぜ、取り敢えず自然薯だけを口にした。

ん!
んまい!
大変に美味い!

次にそれを麦ご飯にやや多めに投入し、一気に掻き込んでみた。
いやあ。
麦ご飯そのものも美味いし、自然薯との相性が抜群でこれは美味いなあ。
装われている麦ご飯は決して少なくはないんじゃけども、それだけではとても足りない感じで出来ればおかわりをしたかったが、この歳になると何事も控えめが肝要じゃと思い直しおかわりはやめておいた(が、帰宅後の今はだいぶんに後悔しておる)。

斯くの如くここ倉真赤石温泉は素晴らしい温泉に加えて、恐らく娘さんの活躍の結果じゃろう、アメニティ面においても可成り進化しておる。
いいところじゃ。

さて因みに、例の屋上露天風呂に関しての情報じゃ。
この屋上露天風呂は2011年から2012年に掛けて鈴木会長が独力で建造したもので、泉源から源泉を直接ポンプアップし無加水非加熱のそのままを味わえるという素晴らしい風呂じゃ。
非加熱じゃから冷たいし、加熱した内湯よりもダイレクトにその炭酸泉が味わえるため夏場に入ると大変に気持ちが良い。
ある年の冬場、ここを訪れたガッツ石松が寒風吹きすさぶ屋上に上り、この風呂に入って「気持ちいい。素晴らしい」と叫んだのは既に伝説となっとる。
しかしここ数年は入ることが出来ない状態が続いとる。
なんでも、
「去年復活させたかったんじゃけども、7月が大雨続きで手を出せなかったんで8月に作業しようと思ったんじゃけど余りに暑すぎてやんなった」
との極めて率直な回答を聞かせてくれた。
「いやあ、是非復活お願いしますよ」とお願いしてみたら。
「よしわかった。じゃあ4月に入ったら手を入れるかな」
とのことじゃった。
うまくすればあの素晴らしい非加熱炭酸泉を今年の夏は味わえるかも知れん。
ワクドキ胸熱じゃなあ。
ああ、夏が待てんよう。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.7

2019年11月30日土曜日

ひがきホテル(1)

三谷温泉のひがきホテル(メディアによっては「ひがき」のみの表記あり:愛知県蒲郡市三谷町南山1-59:0533-69-4111:通常料金¥1500:11:00〜20:00)に行ってきた。
先日購入した三谷温泉 日帰り温泉入浴パスポートを活用する予定で、今回で2ヶ所目じゃ。

最初に入った三谷温泉はサンヒルズ三河湾(愛知県蒲郡市三谷町南山1-76:0533-68-4696:¥600:11:00〜15:00:ポイントカードあり)じゃったがその際、今回行ったひがきホテルの敷地内に迷い込んだという体験をしておったものじゃから場所的にはバッチリわかる。
迷うことなく現地に到着、フロントでパスポートを提示してはんこを押してもらい代わりに半券をもぎられた。

パスポートはこんな感じじゃよ
© ill-health(ruephas) 2019
「パスポートご利用の場合は露天風呂だけになりますが宜しいでしょうか」
全然宜しいです。
内湯だけですと云われるよりは全然いいです。
貴重品をフロントに預け、その脇にある格子戸を潜って風情のある通路を進むと小さな和風の建物があり、そこが露天風呂じゃ。
温泉施設名は「曙光の湯」というらしい。

名前の通り左右から光がさしとるヨ
© ill-health(ruephas) 2019
中々優雅な名前じゃ。
やや小振りな脱衣室に入って服を脱ぎ外に出ると、下の方に続く階段があり行き行く先に露天岩風呂があった。
最大何人ベスト何人などと表記する必要は全く無い。
かなりデカい。
どんな様子なのかはホテルの公式サイトを御覧いただきたいが、その写真でさえここの外湯のスケール感は100%伝えきっておらん。
本当に広々としとる。
そしてじゃ、そして借景。
これが素晴らしい。
これまで入った三谷温泉は冒頭書いたサンヒルズ三河湾というところと松風園というところじゃが、何れも眺められる風景はまあ正直云ってイマイチじゃった(ごめんなさいホテルの中の人すみません)。
しかしここの露天風呂からの眺めは、これは本当に素晴らしい風景でありまさに「実際に行って自分の目で確かめなされ」というしかない。

浴槽はやや深めで浴槽の底にお尻をつけることはできない程度じゃが、浴槽周辺には腰掛けられるように設えがある。
しかしやはり、お風呂の真ん中でお尻をベッタリと底に据えてグダッと出来たらいいのになあと思う。
泉質は基本MTMMで特徴はないじゃ。
ほんの僅かな塩分が感じられたように思ったがもしかしてワシの汗じゃったかも知れん(包丁人味平のエピソードを想起せよ!)。

とにかくここの醍醐味は広大な露天風呂とそこから眺める三河湾の素晴らしい風景じゃろうと思う。
三谷温泉郷にある温泉宿でまだ入っとらんのは3箇所じゃけども、借景では恐らくトップクラスと思われる。
写真を撮っとらんから見せられんが繰り返して云うが、ここひがきホテルの露天風呂「曙光の湯」に浸かりながら眺める太平洋は誠に素晴らしい。
ぜひ行きなされ。

ただし。
ただしじゃ、貧乏人のワシが老婆心を持って云うならば、通常料金1500円払ってここに単発入浴するよりは、それに700円追加してここひがきホテルに加えてあと4箇所入れるパスポートを買うのが吉じゃヨ。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.5
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
440
温泉コスパ
1.1
通常価格の場合は0.3じゃよ

かんぽの宿 浜名湖三ヶ日(6) 【HMIのCEOに告ぐ!】

今年12月20日で営業終了を迎えるかんぽの宿 浜名湖三ヶ日(静岡県浜松市北区三ヶ日町都筑2977-2:053-526-1201:¥600)に、先日11月24日に行ってきた。
ここの温泉はほんとに素晴らしい。
温泉欠乏エリアであるここ静岡県西部地区の中ではトップクラスの泉質で、循環はさせとるが実質源泉かけ流しに近い贅沢な温泉の使い方をしとるのもなかなかいい。
是非とも存続して欲しいと思うんじゃけどまあこのご時世、あるいはかんぽ生命の昨今の状況からして廃業するのは万やむを得ないとは思いはする。

よく見るとワシの姿が映っとる
長い脚が映っとる
© ill-health(ruephas) 2019
廃業までもう残り少ないので早速じゃがタイトル通り、数々の(傾きかけた)ホテルを買収して見事再生を果たしておることで有名なホテルマネジメントインターナショナル㈱(HMI:東京都中央区日本橋小網町6-1山万ビル10階)の代表取締役社長の比良竜虎氏に告ぐ。
ここかんぽの宿 浜名湖三ヶ日じゃが、設備面では経年劣化によりややくたびれとるが、ワシが何回か書いとる通り素晴らしい温泉が特色の宿じゃ。
こんな事書いては申し訳ないが、御社の経営しとるつま恋リゾート彩の郷(つまごいりぞーとさいのさと:旧・ヤマハリゾートつま恋:静岡県掛川市満水2000:0537-24-1111)の温泉よりは確かに狭いかも知れんが、泉質においては比べ物にならんと云えばわかってくれるか。
施設名に反して浜名湖からはちと距離があるが、やりようによっては何とか採算ベース以上の経営、即ち利益が生み出せるポテンシャルを持っておると思うんじゃ。
比良竜虎くん、何とかホワイトナイトになってくれんか。
存続するのは最悪、温泉だけでもイイヨ。
ワシがこの施設に関して求め訴えたいことは以上じゃ。
頼んだぞ比良竜虎さん。
お願いした。

あったか〜い、か…
この幟旗を見れるのもあと1ヶ月のみ
© ill-health(ruephas) 2019
さて今回は温泉だけでなく、昼飯もここで認めようという算段じゃ。
というのは、ここではちょっと前から「日帰り限定楽々プラン」というサービスを販売しとって、内容は1000円払えば入浴に昼飯が付いてくるというものじゃ。

壁に貼っておったポスター
税込み1000円じゃよ
© ill-health(ruephas) 2019
流石にどっかの高級旅館のような豪華な昼飯ではなかろうとは思うが、それでもかなりのお得感があると思う。
上の写真では「メンチカツ定食」となっとるが、今回のメニューはアジフライ定食らしい。
入り口の券売機で楽々プランのきっぷを買ってフロントの人にお渡しすると、引き換えに食事券が貰える。

ご入浴・お食事セット券じゃ
ラストオーダーは14時
© ill-health(ruephas) 2019
まずは温泉に浸かってホッとしてから昼飯にすることに決めた。
気のせいかも知れんが、なんだか何時もよりオーバーフローの量が多く感じる。
普段だと、人が浴槽に浸かるとオーバーフローするという感じじゃけども今回は常にオーバーフローしとる。
外湯も内湯も同じじゃ。
こういうのを見るとわけもなく贅沢な気分になれるんじゃけども、もしかして廃業前の特別サービスかも知れん。
そう思うと逆に寂しい気分になってしまうのじゃった。

その相も変わらず素晴らしい温泉を楽しんでから早速館内にある「レストラン浜風」に向かう。

レストラン浜風の入り口
© ill-health(ruephas) 2019
昼時からは少し時間が外れとるせいか先客は爺さん婆さん一組だけ。
席につくと如何にも「EPAで来ました」という感じの極めてにこやかなウェイトレスさんが注文を取りに来た。
フロントで貰った食事券を渡して待つこと暫し。

はい来ましたよアジフライ定食
© ill-health(ruephas) 2019
まあこう云っては何じゃけど、メインディッシュのアジフライは間違いなく冷凍モノじゃろう。
しかしだから美味い不味い云うのは野暮ってもんよ。
素晴らしい温泉に入り、にこやかなウェイトレスさんに持ってきてもらった暖かなアジフライ定食を食べれることは喜びじゃ。
できるだけゆっくり食ったつもりじゃけども、実際にはあっという間に食い終わってしもうたよ。

はい完食
ご飯をもう少し大盛り目にしてくれればなおよし!
© ill-health(ruephas) 2019
満足してレストランを後にして帰宅することにした。
後にする前、状況に変化が現れていないか確認するために念の為館内掲示を確認してみた。

残念ながら変化なし
© ill-health(ruephas) 2019
写真の通り、今のところ矢張り廃業に関しては規定通り進められとるようで残念じゃ。
HMIにはぜひなんとかしてもらいたいもんじゃ。
時間がないよう。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.0
風情ポイント
1.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
510
温泉コスパ
0.8

2019年10月14日月曜日

松風園(1)

台風一過。
快晴。
ワシは温泉に行くことに決めた。[1]
ターゲットは当然三谷温泉。
三谷温泉日帰り温泉パスポートを購入し活用するつもりじゃ。

温泉に行く前に、まず黄くるみに付いた塩水を洗い流しにセルフ洗車場に向かった。
ワシの住処は海から遠く離れた内陸部にあるが、台風特有の現象として「海水を吸い上げ案外遠くまで降らせる」というものがある。
塩気はクルマにとって大敵なのは云うまでもない。
それが心配じゃったから、起床後はまずクルマに行ってボディを舐めてみた。
文字通り、比喩でもなんでもなく、まさにボディを直接舐めてみた。
普通に塩辛かったので迷わず洗車場に向かった。
ガソリンスタンドの洗車機だとブラシで傷が付くのでセルフの洗車場に行き、細長い棒からぶしゅうと水を噴出させ、ボディや足回りに付いた塩分を洗い落とした。
これで安心。

そこから直接クルマで約1時間と少し、目的地である松風園(愛知県蒲郡市三谷町鳶欠14-4:0533-68-6611:11:30~17:00:通常料金¥1,500:三谷温泉 日帰り温泉入浴パスポート料金¥440)に到着した。
パスポート対象施設は全部で5ヶ所あるが、何故ここを選択したかと云うと「高張性ナトリウムカルシウム塩化物泉」だからじゃ。
何の事かよくわからんという人もおるじゃろう。
実はワシも詳しくは知らん。
微かな知識としては、泉質(塩分かなぁ)が濃くて温泉成分が染み渡りやすいとこじゃ。
表面的にわかりやすく云うと、入浴後に手のひらがしわしわになっとらん温泉があったらそれ即ち高張性温泉。
クルマに塩分は大敵じゃが、温泉成分である塩分は人にとって誠に有益。
皮肉なものじゃ。

ワシが入った事があるハイパートニックな温泉というと、裾野にあるヘルシーパーク裾野、川根温泉ふれあいの湯(何回か入ったことあるけどブログには未記載)と、あとは焼津黒潮温泉 なかむら館くらいかなあ。

現地に到着すると、はっきり申せばその建物はまあまあ老朽化が進みつつあった。
玄関先の駐車スペースにクルマを停めて、フロントで三谷温泉日帰り温泉パスポートを購入した。
三谷温泉観光協会のウェブサイトではその大きさはわからんかったが、実際に手にすると案外小振りなサイズ感じゃった。

有効期限1年
1年掛けて三谷温泉5ヶ所に入れる
1ヶ所440円
素晴らしい!
© ill-health(ruephas) 2019
失くしそうでちょいと怖いので、コヤツの定位置としては温泉に行く時にいつも背負っとる黄色いリュックの外ポケットと決めた。
中を開くとかまわぬの手拭のデザインがあしらわれておってなかなかおしゃれ。
訪れるたびにはんこが押され、その代わり1枚ずつ半券(っていうのかなあ)が切り取られて行くという具合になっとる。
裏表紙を見ると協賛企業としてアサヒビールの名が印刷されとる。

階下にある浴室に行くと何人か先客がおった。
残念ながら今回は貸切状態は体験できんが、まあだだっ広い浴室に1人だけというのも何だが寂しいものじゃからこれはこれでよし。
掛り湯をしてまず誰もいない外湯に入った。
結構広くてのびのび出来る感じじゃが本日は大変に暑く、直射日光が非常に強くて落ち着けん。
更に、外湯浴槽は結構深くて普通に座ると口元まで温泉が達してしまうためそんなに長い時間は過ごせんかったのは残念ポイント。
外湯以上に広い内湯でぼーっと温泉を楽しんどった。
あ、そうだと思い少し温泉を口に含んでみたら少し驚いた。
可成りしょっぱくて苦い。
まるで海水をそのまま沸かしたような感じじゃ。
海も近いしなあ。
しかし、当然の事ながら海水とは可成り異なる味で、多分海水よりもしょっぱさが強いように思える。
中々濃厚で良い泉質と感じた。

泉質についてはこれをご覧有りたい
ワシ、温泉好きなんじゃがこのような
財団法人があるの初めて知った
© ill-health(ruephas) 2019
ホテル旅館の大浴場という場合、浴槽に変なギミックが施されているケースがままあるが、ここ松風園の浴槽にはそのような小賢しい仕組みは一切ないので静かに温泉を楽しめるのがいいところじゃと思う。
まあ、設備の老朽化が進んでおるから幾つかのシャワーブースが塞がれておったり、嘗てはお湯が出ていたと思われる白いビーナス像が使われずにそのまま放置されておったがまあそれはそれじゃ。
泉質もいいし落ち着けるので、次に行くときは暑い盛りは避けて外湯にゆっくり入ることが出来る頃合いを見図ろうと思う。

なおここには、館内足湯という珍しいものがある。

全身浴のあとじゃから試しはせんかった
ホテルの玄関先に設置すればいいのにと思う
© ill-health(ruephas) 2019
更にどうでもいい情報じゃけども、こんなものが掲示してあった。

挑戦状がメラメラと燃えておる
熱き挑戦じゃ、受けて立とう
© ill-health(ruephas) 2019
アツいぜ!支配人!
さっきワシにパスポートを売ってくれた人が多分支配人じゃと思うんじゃが、こんな感じで燃えておることはなかったが、実際には内なる焔を秘めたる人なのであろう。
因みに中を見ると、

クイズじゃった
© ill-health(ruephas) 2019
問題が容易すぎてここに答えを書く気も起こらんが、気になったのは「問題2」という表記じゃ。
これを見てワシは館内を少し回って問題1を探したが見つけられんかった。
問題1の中身が気になる。
とても気になる。
また行こう。

[1]
行ったのは2019年10月13日じゃけども、前のポストで書いた通り東日本を中心に甚大な被害が発生した台風19号が抜けた直後なので、浮かれた文章を書くのに気が引けたため、このポストは14日付とさせていただいとる。

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.5
風情ポイント
2.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
440
温泉コスパ
1.3
※通常料金(¥1,500)だと0.4じゃ。


2019年10月5日土曜日

サンヒルズ三河湾(1)

琵琶湖南岸や京都方面の銭湯巡りには、ふと思い立って「さあ行くぞ」という訳には参らん。
しかしまあ隣県の東側辺りであらば、まあふと思い立って「さあ行くぞ」という衝動的行動の範囲内であろう。
という事で本日、初三谷温泉を体験した。
体験場所はサンヒルズ三河湾(愛知県蒲郡市三谷町南山1-76:0533-68-4696:¥600:11:00〜15:00:ポイントカードあり)というホテルで、何となくじゃけど学校関係と云うか公務員関係のような感じがする。
当然クルマで行ったんじゃけど、カーナビ頼りに現場近くまで行ったんじゃが、最後のところでは隣に立っとる「ひがき」に強引に案内されてしばし困却した。
初めて行く人のために一応下の地図で説明しとこう。



黄色い道はR23じゃが、これを下つまり南側から向かう場合、勢河という料理屋のところをぐいっと鋭角に右に曲がれと指示される可能性がある。
ここからでも行って行けんことはないが、恐らくは隣りにある「ひがき」の敷地内を抜ける形になって余り都合が宜しくない。
正確にはその先にある三谷温泉交差点を右に曲がるが正解じゃ。
しかと覚えておくように。

さて現地に到着し、フロントで600円払うとポイントカードが貰える。
入るたびにはんこを押してもらえ、それが6個貯れば1回無料で入浴できるという仕組みになっとる。

脱衣室に入ると、壁にこのような貼り紙がしてある。

堂々たる宣言
© ill-health(ruephas) 2019
「本来、無味・無臭・無色の天然温泉」なるMTMM宣言というのは初めて見た。
まあ、MTMMがいいか悪いかの価値判断は色々あるとは思うが、まあ一般的に云ってMTMMよりかは色が付いとったりとろみがあったり硫黄の香りがしとったほうが喜ばれる可能性が高いと思うので、ややびっくりしたという次第じゃ。
あと、カルキ臭いとの自白も同時に初めてじゃ。
この辺、このような事実を変な感じで隠匿しようとするよりは遥かに好感が持てるのは確かじゃろう。
ま、実際ややカルキ臭かったですが(笑)。

先日入った「THE」もそうじゃったし、更に少し前に入った浜名湖グランドホテルさざなみ館でもそうじゃったように、一般的にホテル旅館の日帰り入浴では高い確率で貸切体験が味わえるが、今回も殆ど貸切状態であった。
ワシが入るのと同時に一人の爺様がすれ違うように出ていったが、それ以降は完璧な貸切じゃった。
有り難いような少し寂しいような感じじゃ。
このホテルは少し高台に建っとるので露天風呂から望む風景のことを少し期待しとった。

眼下に広がる三河湾の素晴らしい景色
© ill-health(ruephas) 2019
このような感じじゃった、とお伝えしたいところじゃがこの写真は実はホテルのロビーから撮影したもので、残念ながら露天風呂の借景では殆ど下界を望むことは出来なんだ。
露天風呂はそもそも三河湾側にないし。
しかし、夕方以降に入るならば100万ドルの値がつくかどうかは別として、街の明かりが楽しめるじゃろう。
ただ日帰り入浴客は15時迄じゃからこれを体験することは出来ないのは残念じゃ。

とは云っても、ワシが気に入ったのはやはり外湯であり、湯温はだいぶんに低く、即ちワシにとってはこの上ない適温であり、そよそよ吹く爽やかな風も相まってどんだけでも入っておられる。
浴槽の深さもやや浅めで、小人たるワシに取っては好都合。
やや浅めのほうが落ち着いて入ることが出来る。
聞こえるのは湯口から注がれる温泉の音だけで、ワシは暫く寝てしまった程じゃ。
お湯がMTMMなのは仕方がないが、それでもなかなかいい温泉じゃと思う。

シャワーブースは完全に間仕切られておるから隣客を気にすることなく体を洗えるし、これとは別に立って浴びることが出来るボディシャワーも用意されとる。
冷水機もちゃんとある。
脱衣室がやや狭いのが玉に瑕じゃけど、そこに用意されとるマッサージ機は無料で使える。
これで600円ならば充分にお得じゃと云えるじゃろうと思う。
(恐らく)ぎゅうぎゅう詰めの芋洗い状態なラグーナの湯に高いカネ払って入るより、こちらを選ぶが正解じゃと思われる。
ぜひお試しあれ。

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.5
風情ポイント
2.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
600
温泉コスパ
0.6


2019年9月28日土曜日

THE HAMANAKO(1)

THE、じゃよ。
THE HAMANAKO(静岡県浜松市西区雄踏町山崎4396-1:053-592-2222)じゃ。
名前が凄い。
そういう凄い名前のところの日帰り温泉に遂に足を踏み入れたワシじゃ。

「THE」感が溢れかえっとる外観
館内に入った際には一瞬緊張が走った
© ill-health(ruephas) 2019
ここは日帰り利用可能じゃが、その料金は1177円(2019年9月末現在の税込料金)でワシがスタンダードとしとるいろんな温泉銭湯の料金とは当にヒトケタ違う。
まあ「ワシ相場」のほぼ倍じゃ。
従って貧乏なワシが通常であれば決して訪れることはない高嶺の花ならぬ高嶺の湯であるここTHE HAMANAKO(なにせ「THE」じゃからねえ)。
なのに今回訪れたのは即ち「通常ではない」状況があったから。
まあご想像どおり、割引券を入手したからじゃ。

フロントで券を切り取られる寸前に
急いで撮影したためボケボケになっとる
悪いな謝るワイ
Copyright DAIWARESORT CO., LTD.
All rights reserved.
© ill-health(ruephas) 2019

800円じゃったらまあ許容範囲じゃろう。
このホテルは確か以前「浜名湖ロイヤルホテル」という名前で営業しており、その後大和リゾートに買収されて「THE」になった模様じゃが、実はその「浜名湖ロイヤルホテル」時代に1回ここの風呂に入っとる。
当時は温泉とか全く興味がなかったのでどんな風呂だったかの記憶も全く消失しとるが、入浴料は1000円しんかったような気がする。
記憶がないのでまあ、実質的には初めて入ると云っても差し支えないじゃろう。

緊張しつつ館内に入ると、何やら緑色の服を着た人がわらわらしとる。
いずれも欧米人に見受けられる。
それら緑色の欧米の人は奥のカフェのような所で飯を食っとったり、ロビーで歓談しとったり、土産屋で品物を物色しとる
なんじゃろうと思ったが、ああそうかわかった。
本日は袋井でラグビーワールドカップの日本アイルランドの大一番が行われる。
そのサポーターの方々であろう。
彼らにとってラグビーにおいては日本は格下であって、試合前から最早アイルランドの勝利を確信しとるようで[1]、その所作や表情には余裕が見える。
いずれも穏やかで日本を楽しんでおる様子が見て取れる。
まあ是非ラグビーの試合とともに日本も沢山楽しんでくだされと思いつつ、フロントにいた日本語ベラベラの外国人係員に割引券を提示し、料金800円也を支払って浴室方面に行ってみた。
歩いていくと途中、このような掲示がされとる。

スリッパに履き替えなされ、か
いちいち凄い
© ill-health(ruephas) 2019
ホテルの日帰り温泉で、浴室というか脱衣室に行くためにスリッパに履き替え指示されたのは多分初めての体験。
流石「THE」じゃと思う。
ここは素直にボロンボロンの靴をきれいなスリッパに履き替え、更に奥に進む。
すると左手にこのような空間が現れた。

緊張して休憩できそうもない休憩コーナー
© ill-health(ruephas) 2019
最初は何かの展示スペースか舞台かと思ったがそうではない。
れっきとした休憩コーナーじゃ。
こんなところでは緊張してとても休憩にならないじゃろう。
流石「THE」じゃと思う。
休憩コーナーについては見て見ぬ振りをして、早速脱衣室に入った。
流石リゾートホテルじゃ。
脱衣室は広々しとるし空調は完璧に調整されとる。
アメニティは充実しとるし、雰囲気も非常にシックな感じに仕上がっとる。
品が良い内装じゃ。
脱衣して浴室に入ると、これまた広い。
掛り湯用の設備が2ヶ所(これはわかった人しか出来ない設計)。
数え切れないほどのシャワーブース。
最大何人ベスト何人などと表現するのはヤボの骨頂である広〜い浴槽が2つ。
ドライサウナと水風呂。
表に目を向けるならば、中国風の丸い浴槽、2つのつぼ湯には本日「お茶湯」が満たされておる。
寝湯が3つにゴロンと転がってくつろげるベッド、濡れた体のままで利用できる冷水機(直接飲むやつではなくて紙コップ方式)などなど。
もうこれでもかというくらいの充実ぶりじゃ。
掛り湯をして浴槽に入ると、柱の影におった人が「こんにちは」と挨拶してくれた。
これは珍しいとこんにちはと返して声をした方を見てみると何と、外国の人が気持ちよさそうに湯船に浸かっとる。
おそらくアイルランドの人であろう。
ワシとしてはちょっとは話をせにゃあいかんじゃろうと思い、下手糞な英語で少し話をしてみた。
"Hi,how are you?"
"Thanks,I'm fine"
"Are you from Ireland?"
"Yes"
"Welcome to hamamatsu Japan.Please enjoy Here"
"Thanks"
"Of course,I'm supporting Rugby Japan team,but I like your country team,too,Good luck!"
くらいの中学英語じゃけども、先方には何とかわかったようで、好意を伝えるには充分じゃったらしい。
笑って聞いてくれていた。
袋井へ向かうバスの出発時刻が迫っているらしく、彼は”Bye,Arigato"とワシに一声残して浴室を後にした。

その後1時間ほどおったんじゃが、驚くべきことにその間完全なる貸切状態。
様々な浴槽をとっかえひっかえしながら贅沢に時間を過ごした。

充分に堪能して浴室を出て売店を覗いとると特設ワゴンがおいてあって、その中にはGUINNESSが冷やされておった。

Irelandと日本の国旗、ラグビーボール
そしてGUINNESS
直接観戦はしないものの
そこそこ雰囲気に浸れた感じ
© ill-health(ruephas) 2019

Irelandと日本にかんぱ〜い!
とその場で行きたいとこじゃが
帰宅まで我慢
© ill-health(ruephas) 2019
本来は十分に冷やして専用のビールサーバーでグラスに注いで飲むようじゃけどもそんなものは持ち合わせておらん為、プルタブを引っ張って開いてそのままんぐんぐんぐと飲み干した。
うまかったです。

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
1.5
風情ポイント
3.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
800
温泉コスパ
0.6



[1]
と、試合前にはこのように日本人もアイルランド人もその全てが思っとった筈じゃしワシも勿論「勝ちは別として兎も角、今回は是非善戦して次に繋げる何かを掴んで欲しい」と思っとった。
が、終わってみれば素晴らしい結果が待っておった。
相まみえたアイルランド選手の素晴らしさも凄かった。[2]
この国は尊敬に値する国じゃと思う。

[2]
2019年9月30日追記)
今、サモアとスコットランド戦を見ておるが、ラグビーの観戦のコツは、自国若しくは好きなチームの応援をしつつ、相手チームの良かった所、ナイスプレイなど相手のことを見ながら記憶にとどめながら楽しむことじゃろうと思った。
さすれば、自国が勝ったとしても負けたとしても、相手チームに対するリスペクトを失うことなく、素晴らしい戦いをお互いに称え合うことが出来るからじゃ。
この方式をワシ自身、野球にも導入しようと思う。