2014年7月20日日曜日

野草風呂よもぎ湯(1)

岡村なる男から、未払になっているサイト利用料を払わなきゃ法的手段に出るという意味不明なメールが来たり、先程右足拇指の爪に結構な重量物を落として非常に痛かったりということがあったりしました。
これは厄祓いをしないといけないし、そもそもここ数週間にわたって温泉銭湯に行っていないし、どっか風呂入りに行こ。

このブログでもこれまで散々書いてるように、私が今住んでいる富士市内には温泉は皆無(ただし、どこぞからローリーしてきた温泉を大浴場で使用している富士駅前のビジネスホテル1軒は除く)です。
スーパー銭湯さえも数件しかなく、ホテルや旅館の大浴場を一般に開放している銭湯は2軒ありますが、単独で営業している昔ながらの銭湯は1軒もありません。
したがって、市内の温浴施設はホテル併設型銭湯2軒等を除いて殆ど行き尽くしているんですけど、それでも数軒は未湯の施設が残っており、今日はそのうちの1軒に行ってまいりました。




行ったのは野草風呂よもぎ湯(やそうぶろよもぎゆ:静岡県富士市大渕1565-2:0545-35-6666:¥600:昼13:00〜15:00:夜16:00〜21:00[1]:定休火曜日)。
富士市の北の郊外にあるお風呂で、存在は富士急静岡バスの吉原中央駅(駅と言ってもバスターミナル)の道挟んで向かい側にある広告や、たま〜に街なかを走っているよもぎ湯の送迎バスなどでは知っていました。
ただ、職場仲間にその風呂屋について訊いてみると、
「別にでかくもないし」
「実質はいわば準ジモ専みたくなってて、近所の中年から年寄りが集まって風呂入って上がって酒のんでカラオケやっててあんま落ち着かないな〜」
等という評価が多かったんで、敢えて行くのは避けていた感じでした。
でも、存在知ってて行かないのは温泉銭湯入浴家としてはどうかと思うし、若い奴がぎゃあぎゃあ騒いでる風呂は真っ平御免だけど、じいさんばあさんが多少騒いでいても全く気にならないという特殊体質を持ってる私だし、行ってみたわけです。
自宅からは北にまっしぐらという感じ。
西富士道路にちょっとだけ乗って広見ICで降りて、あとは静岡県道72号線をしばらく走った、少しわかりづらい場所にあります。
カーナビあればほぼ大丈夫ですが、施設近辺でおかしな案内をする可能性がありますのでご注意のほど。

現地につくと、駐車場には1台の車も停まっていない。
こりゃ廃業かあ?と一瞬身構えましたが(なんに対して身構えたのかは我ながら不明)、建屋からはよくある「廃業臭」(わかります?)は一切感じられないし、玄関も開いてるし、送迎バスも健在の様子。
近所の年寄りが酒飲んでるということであれば、みんな歩いてくるか誰かに送ってもらってるから車がないのかもしれないし[1]
ま、悩んでいてもしかたがないので温泉バックを抱えて中に入りました。
電気はついてない。
職員さんの姿がない。
客も皆無。
カラオケの音も聞こえないし、玄関に客の履物らしきものも見えない。
しかし、テレビはついている。
こんな感じで観察してると、客の雰囲気を察知してくれたのか奥から女性従業員さんが来てくれました。
やれやれ、どうやらちゃんと営業してたみたい。
良かった。
料金600円也を支払い浴室に入りましたが矢張り誰も居ないです。
そこで、他の客が来る前に浴室の写真を撮ってから浴室にイン。
浴槽は2つで、入口入って左側の浴槽は澄明、右側(窓側)は色がついたお湯が満たされてます。
ははあ、この色付きのほうがよもぎ湯だな。
入り方が脱衣場に掲示してありましたので、それにしたがって入ります。
  1. まず、体を洗ってから左側の方の低温の浴槽にゆっくり入って体を清める
  2. 次に、乾布摩擦する
  3. そうしてからよもぎ湯に10分程浸かる
これを3回程繰り返すと、本来よもぎ湯が持っている効能を享受することができるそうです。
今まで体験したことがない何か作るとき、料理であればレシピ、プラモデルであれば組み立て説明書に従うべきですが、お風呂もきっと同じでしょう。
そこで私はまずシャワーで簡単に体を流してから37℃というちょっと低めの浴槽に20分ほど入りました。
そして出ると、手持ちのタオルで柔らかめに乾布摩擦をしました。
私、殆ど治癒しているというものの基本アトピー持ちなんで、あまり強い刺激はむしろ良くないと思ったからです。
しかし乾布摩擦なんて小学生以来だな。
小学生んときは「寒風摩擦」って勘違いしてたな。
で、早速メインであるよもぎ湯に入りました。
よもぎ湯というイメージからだと何となく緑色を予想してたんですが、実際にはヨードチンキ色。
浴槽のそこまで手を入れたら殆ど見えなくなるくらいの色の濃さです。
そして確かに少しよもぎの香りがしないでもありません。
よもぎ湯のほうの温度は白湯に比べてそうだな、2〜3℃高い感じで、熱がりの私は5分も入ってると結構汗が出てきます。
それで再度ぬるい湯に入りをあと2回繰り返し、最後に屋外に出て体を冷まして出ました。
全体的には銭湯テイストが強く、変なギミックもないし、よもぎ湯はなんだか効きそうだし、合格です。
ただ、現在運用していない露天風呂を再開してくれたら、もっと得点上がるんだけどなあ。
それが残念ポイントでありました。

[1]
2014年7月25日追記。
考えてみれば、私もしかして15時から16時のお休み時間帯に行ったのかもしれないですね。
だとすれば車がないとか電気がついてないとか当たり前田のクラッカーってやつです。
また、営業時間外にこの門外漢な客を快く受け入れてくれた事に感謝であります。

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