2014年7月27日日曜日

佐野川温泉(3)

昨日は伊豆長岡温泉にある湯らっくすの湯という大変熱い温泉に入りに行きました。
多分ここはもともと共同浴場で、だけど観光に訪れる人々にも開放してもらえているという感じだと思います。
この長岡にはそういった形態の温泉が他にも幾つかあって、実は昨日はそれらすべてを制覇する勢いで出かけたんですが、もともと地元の方のための、地元の方の自主的管理による施設ですので入浴するのは浴場近隣にお住まいの方が多いため駐車場がなく、いずれ改めてということで未湯のまま帰ったのでした。

今朝起きて、今日いくべき温泉はどこか考えてたんですけど、そうだ長岡には順天の静岡病院がある。
ということをふと思い出しました。
静岡県を代表する大きな病院で、デカい病院といえば必ずデカい駐車場があるものだ。
そうか、そこを使えば良い。
金さえ払えば文句はなかろう。
早速地図を見てみると、まさにドンピシャ。
入浴したい場所の一つである長岡南大衆浴場(静岡県伊豆の国市長岡1082-2:055-947-2260:¥300:15:00~21:00:定休水曜:駐車場なし)の近くに病院は存在していたのであった。
よし、2日連続で長岡に行くというムダも人生には必要だろう。
と思って出かけようとしたんですけど、しかしそれでは余りに芸がなさすぎるというもの。
今日はまあ別の場所に致しましょう。





昨日は無駄な虚勢を張って、敢えて激熱温泉に挑んだわけです。
これにより私の芸幅も少しは広くはなったと思いますが、本来の私はぬる湯好き。
昨日はちょっとムリをしすぎたような気もする。
じゃあ今日も暑いし、自分にフィットした方向性で行こう。
即ち、ぬる〜いお湯に入って脱力しよう。
ぬる〜い温泉といえば、近隣で思いつくのは、そう、ただ一箇所。
佐野川温泉であります。

もう既に通い慣れた感のある道を走り現地到着。
丁度木陰のスペースが1台分空いてたんでこれ幸いと早速駐車。
何時もの如く駐車場はパンパンなんですが、ここも含めてですが駐車場がパンパンでも何故か浴室はガラガラということが多く、今日も実際入ってみれば浴室には数人の爺さんしか居ませんでした。
兎に角先ずシャワーを浴びてかかり湯代わりにし、最初に入ったのは露天の源泉風呂。
そこには矢張り爺さん二人。
ふたりとも表面的には生体反応らしきものを認めることが出来ないほどぴくりともしてません。
そこで私は、彼らの中に封じ込まれている生体反応を目覚めさせないよう静かにしずか〜に浴槽イン。
云うまでもなく私自身も数秒後には体から生体反応が消失。
暫くはそのまま冷たくて気持ちいい温泉に入って寝てました。
露天なんですが、大きな木が浴槽に覆いかぶさるようにして生えているので直射日光は当たりません。
しかも屋外らしく、爽やかな風が吹き抜けるのでもう本当に気持ちがいい。

ふと足を見ると、脛毛にはびっしりと泡付きが。
いやあ、こりゃ本物の温泉の証ですよね。
これはもう本当に文句ないなあ。

このままず〜っと入ってたかったけどそういう訳にも行かないんで、30分過ぎたあたりでいやいや浴槽をあとにして、でもまだ意地汚く内湯の方の源泉浴槽に入りました。
入っていると数人の新客が入ってきました。
肩口にちょっとした彫り物を入れてるおっさんも混じっており、まああちら系統のご職業とは一見してわかります。
とは云っても大抵の場合、入浴客状態の彼らはおとなしいもんだし、寧ろパンピー客よりマナーが良かったりします。
この客もそうでしたので気にもとめずに入ってたんですけどそのうち彼らの会話が耳に。

「最近はダメだ。酒なんて寝る前にビール1缶だけ。ビールじゃないな。麦とホップの350を1本だけだ」
「エアコンかけて寝るとおかしくなるな」
「当たり前だ。オレは布団に横になる時に28℃に設定して、更に電気を消して寝るときには29℃にしてる。そうしないと次の日だるくて駄目になる」
「ここ数年、食が細くなったし、疲れやすい。もうトシかなダメだ」
「電気代が高くなってそれが変に気になって、無駄な電気がついてないか見回らないと落ち着かない」

何だこいつら(笑)。
ホリモンしてるおっさんの会話じゃないぜ。
まるでそこらの主婦みたいだぞ。
これだから、温泉に入ってマンウォッチングするのは楽しい。
やめられないんだよなあ。

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