2024年9月27日金曜日

温泉に行かない日(548) 蜂窩織炎に罹ってしまった

これ書いているのは9月11日の水曜日だけど、今週はなんかビョーキが一気に押し寄せとる。
先々週くらいだったと思うけど、夜寝てて寝返り打ったときに右手が体の下に入ったんじゃけどその時右手の中指がなんか痛いなあと感じた。
夜だったし眠たかったんでそのまま寝て、次の朝は中指を気にもせずそのまま仕事に行ったんじゃけど、数日すると中指の第二関節あたりが腫れてきとるのに気づいた。
こりゃ虫にやられたなとおもい、ありあわせの薬を塗っといたんじゃけど更に次の朝、関節がもうパンパンに腫れ上がっておった。

2024年9月2日 6時52分
ぱんぱかぱんに腫れ上がったワシの指
© ill-health(ruephas) 2024

普通の虫刺されとは明らかに異なる症状じゃ。
腫れすぎとって指を曲げることが出来んくらいじゃったからワシは少し焦って仕事場にいった。
関係者に事情を説明し、近くの総合病院の皮膚科に駆け込んだ。
皮下が腫れるというとどうしても「人食いバクテリア」の感染が頭をよぎってしまう。
物騒な名前じゃが、正式にはレンサ球菌というやつのことで感染するとその部位がじゃんじゃん壊死していって最悪切断となる恐ろしい感染症じゃ。
そんな事はまずないじゃろうとは思うが万が一ということもある。
診察室でまず症状を見て貰った。
医師はワシの指を観察したり腫れた部分を少し押してみたりつまんだりしてから指全体を観察してワシに訊いてきた。
「この中指の先がすこし傷になってますがこれは?」
「えっとこれ、怪我したとかじゃなくて、なんか最近爪の下の辺りとか左手人差し指の付け根とかがボロボロに荒れてきてて、それと同じような感じでここも荒れてて荒れすぎて穴があいちゃったって感じです」
「ふうん、確かに荒れてますね。荒れ始めたのは最近なんですか」
「うーんそうだなあ、ここ2〜3ヶ月ってとこですかね」
「なにか生活上の変化あったりします?」
「実は私単身赴任でして、半年前に浜松から引っ越してきました」
「うーん…なんで荒れたのかなあ。でもまあ多分今回の関節の腫れの原因はこの指先の傷から入った細菌によるものだと思いますね」
指先の傷は手荒れが原因なのはそうだけど、手荒れそのものの原因がいまいちわからん。
その後、
「とりあえず血液検査してそのあと抗生剤の点滴します。1階にある注射室に行ってください」
と指示された。
検査には少し時間がかかるんで、結果は点滴のあと説明してくれるということじゃった。
1時間かからず点滴は終了し再度診察室に戻ると、医師は検査結果が印字された紙をワシに見せて説明してくれた。
診断名としては「蜂窩織炎」。
ほうがしきえん?
初めて聞く診断名じゃ。
後で調べると、
蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、皮膚とそのすぐ下の組織に生じる、広がりやすい細菌感染症です。 この感染症の最も一般的な原因はレンサ球菌またはブドウ球菌です。 患部の皮膚に発赤、痛み、圧痛がみられるほか、しばしば皮膚を触ると熱く感じたり、一部の人では発熱や悪寒が生じたり、より重篤な症状が現れたりすることもあります。(MSDマニュアル家庭版:蜂窩織炎
とのことじゃ。
心配だったレンサ球菌(溶連菌)の感染っぷりを示すASLOというやつの数値は標準上限値240に対して36。
炎症っぷりを示すCRPは同じく0.14に対して0.08。
何れも問題なかった。
レンサ球菌とか溶連菌以外の他の雑菌による炎症ということなんじゃろう。
「これだったら今入れた抗生剤の点滴でだいぶ症状は改善されるはずですけど、あと1週間は経口で抗生剤を服用してください。それくらいでほぼ治りますから」
と言われた。
その1週間後に再度外来にかかってくださいということを指示され、処方箋を渡され、院外薬局で薬を貰い受け帰宅した。
その後の経過はこんな感じじゃ。

2024年9月2日 21時5分
受診当日なのにすでに腫れが引き始めとる
すごいぞ抗生剤
© ill-health(ruephas) 2024

2024年9月3日 5時40分
老人の朝は早いんじゃ
腫れは引いてきとるが曲げるとまだ腫れとる感じ
© ill-health(ruephas) 2024

2024年9月4日 6時7分
初日の改善っぷりよりはだいぶスローな感じ
© ill-health(ruephas) 2024

2024年9月6日 6時29分
治癒速度がだいぶスローになってきたが
確かに良くなって来とる
それが証拠に患部が痒くなってきた
© ill-health(ruephas) 2024

2024年9月8日 17時59分
腫れが引いてきたせいか患部に小皺が発生中
もう殆ど治っちゃったのでこれ以降11日まで写真撮ってない
© ill-health(ruephas) 2024

医師の予言どおりこの9月8日くらいで腫れは殆ど引いて、皮膚に赤みを残すのみとなった。
その翌週の9日、予定通り再度外来にかかり蜂窩織炎に関しては問題ないと判断され、ただ指先の荒れは根気よく薬を塗る必要があるため地元の開業医への逆紹介状を手渡され、その日は帰途についたのじゃった。
ちなみに本日先程、患部がいやにむず痒いなあと思って見てみたらこんなんなっとった。

2024年9月11日 10時23分
痛くないからね、しかし痒い
© ill-health(ruephas) 2024

患部の皮膚が日焼け跡みたいにぺろりと捲れて剥がれてしもうた。
多分これは腫れて膨らんでいた患部が萎んだもんじゃから皮が余っちゃったからじゃろう。
これも治癒に伴う一つの原因じゃろう。

しかし皮膚科から帰還したその日の翌日に、まさか別の病がワシに降りかかるとはその時は想像さえしとらんかった…。

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貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。