2024年9月22日日曜日

温泉に行かない日(546) クルマの希望ナンバー

今回はいつも以上に極めて駄文じゃ。
読む価値は殆ど無いじゃろう。

今ちょっと調べてみたら、希望ナンバー制度が全国で始まったのは今から25年前の1999年の事らしい。
1999年といえば例のノストラダムスの大予言(ワシが小学生の頃発行された記憶。小学校の図書室に収蔵されてたぞ。ついでだが、田中角栄の「日本列島改造論」も小学校図書館に収蔵されておったな)とやらでその年の7月にこの世が終わることが確実視されていたが、ワシが今も生きとるということは、五島センセイの著書はまあイカサマだったということかなあ。
今考えりゃ、ありゃ所謂「一山当てた」系の本じゃった。
しかし希望ナンバー開始の年という記憶は皆無じゃ。
それはさておき、ワシとしてはクルマのナンバーをわざわざカネで買うという行為が全くわからんかった。
クルマを買ったらどんなナンバーが付いてくるのか、アタリなのかハズレなのかドキドキするし、それがどんなナンバーだったとしてもなんか一期一会的な感じがしてそれが面白いと思っとった。
かなり前じゃがワシの友人が中古のコロナクーペを買った際、付いてきたナンバーは96‐00じゃった。
友人は「9」が頭に付いているナンバーを与えられて、
「9。苦か。なんかこれ嫌な感じだよねえ」
というので、
「何いってんだお前良く見ろよ。これ96‐00だろ。『苦労ないない』じゃねえか」
「あ、そっか。苦労ないないか、確かにそうだよなあ。いいナンバーだよな確かに」
という感じで大納得じゃった。
そしてそのコロナクーペは大アタリ玉で、大した苦労やトラブルもなくかなり長い年数を乗っとったはずじゃ。

ところで道を走るとこれはもう絶対買ったナンバーじゃろうというのを頻回に見かける。
大抵は次のような、
  • ・・‐・1(どんだけ数字ができんやつでもこれだったら覚えられる)
  • 88‐88(大陸系?あっち系の人は8をやたらありがたがるらしい)
  • ・6‐66(一般常識、特に宗教関係の常識がないやつじゃろう。地獄に落ちる可能性あり)
  • 32‐98(どんなクルマかはわかるよな)
  • ・・‐86(どんなクルマかはわかるよな)
  • ・5‐00(誰が乗ってたどんなクルマかはわかるよな)
  • 99‐99(何故これをわざわざ?本当に意味がわからない)
  • 11‐88(いいパパなのか、いい母なのか、どっちなんじゃ〜い!離婚したらナンバー変えろよ)
  • 12‐34(他におもいつかんのか〜い!)
などのナンバーじゃ。
他にもよく見かけるナンバーもあるが省略する。
まあはっきり書くけどいずれも馬鹿っぽい。

さて今から書くのはワシに関する個人情報っぽいが個人情報ではない。
個人情報の定義を完全に間違っとる人が多いが(知り合いの元警察官も間違っとって失笑する)、これを参考にしてくだされ。
なんの情報かというと、ワシのクルマのナンバーは「11‐26」ということじゃ。
それまでの主義から思い切って宗旨替えしてカネで買ったナンバーじゃ。
恐らくこのナンバーを見た者は、
「あ、これ誕生日でしょ。よくあるよねえこういうの。(ばかじゃないの)ふふ」
という感じの憐憫に満ちた感想を抱くじゃろう。
しかし違う、ワシの誕生日は11月26日ではない。
多くの人はまあ分かると思うがこれは「いい風呂」じゃ。
今のクルマを買ったのは4年くらい前じゃが、その頃は住んでいた浜松近辺の温泉銭湯に行き尽くしておりなかなか新規のところに行けずにおった。
そのため、ちゃんと温泉銭湯に行かねばならんという気合及び自戒を込めて、クルマのナンバーを11‐26にしたわけじゃ。
まああれじゃ。
先ほど例示したいくつかのナンバーと同じく馬鹿っぽい。

11−26ナンバーの一例
新潟交通バス
まあこれは「成り行きナンバー」で偶然じゃろう
全国バスデータベースより転載

今のクルマは非常に気に入っとるのでまだ買い替える積りはないが、次のクルマを買った暁にはどのようなナンバーをつけるかたまに考えるときがある。
今のクルマのナンバーは温泉絡みのやつにしたが、次はもう言うまでもなくやぎさん関係のナンバーにしたい。
やぎ。
やぎさん。
これを数値化するとどうなるじゃろうか。
「やぎ」の「や」は、もうこれは誰がどう考えても「8」しかない。
8は決定じゃ。
「やぎさん」とする場合、「さん」は言うまでもなく「3」にトドメを指す。
難しいのが「ぎ」。
1234567890。
これらの中に「ぎ」を示すことが出来そうな数字はない。
となると、日本語での「やぎ」もしくは「やぎさん」をナンバーにして買うことは難しいと思われる。
そうすると、英語か。
やぎは英語でGort。
これは容易に数字化できる。
510(ごーと)。
しかしこれではややオリジナリティに欠ける。
はぁ?11‐26だって、温泉旅館や温泉銭湯施設の定番電話番号じゃねえか。そういう意味で充分オリジナリティに欠けてるじゃねえかという意見は甘受するよ。
やぎさんによる除草作業の先陣を切り、いまやそのトレンドを全国に広げている岐阜県美濃加茂市が提案している記念日が5月10日、即ち「やぎの日」[1]じゃ(残念ながら本日現在、一般財団法人日本記念日協会の公認を受けてはおらん)。
できればこれは避けたい。
となるとやはり、日本語を数字化する方向性を探るしかない。
でも「ぎ」の数字化なんてもう全然思いつかない。
しかたないな。
日本語は諦めて次のクルマのナンバーは妥協して英語のGortである「・5‐10」にするかと決めかけたワシじゃった。

しかし待てよ、諦めたら試合終了じゃ。
もしかしたら数字の語呂合わせに関するサイトがないかなあと思いついて調べてみたら、あるんじゃよなあこれがもう。
なんでもあるのは便利なのかつまらないのか最近良くわからん。
で、このサイトで早速「ぎ」の数値化を調べてみると、

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ふむ、9か。
なんで「ぎ」が「9」で表現できるかというと「9(きゅう)」の最初の文字の「き」に由来するとのこと。
なんだ、あるじゃん。
かなり無理矢理っぽいが、あるんじゃなあ。
「ぎ」は「9」。
これはいいや。
悩みが遥か彼方に消え去った爽快さを感じた。
もうこれにすればいいじゃん。
よし、これに従えば「やぎさん」のナンバーは即ち、

「・8‐93」

なるほどわかりました…
こちらからは以上じゃ。

[1]
美濃加茂市がやぎの日として英語由来の5月10日と定めたのは、日本語だと「ぎ」の数値化が困難だった、もしくは無理やり数値化した場合「893」になってしまうという冷徹な現実を踏まえたと思われる。
893だと印象がよろしくない上に、そもそも日付として当てはめられないしなあ。

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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。