2024年9月29日日曜日

温泉に行かない日(550) 奈良近辺の昼呑み事情(2) COIN☆カフェ昼呑み

自宅アパートから近鉄奈良駅まで行くには、呑みに行くにしても呑み目的ではなくてもバスで行くか歩いていくかのどちらかじゃ。
クルマは使わん。
呑みに行く場合は当然クルマは使えんが、駅まではアパートから徒歩40分程度だし駐車場を見つけるのが面倒なのでどんな所要で駅前に行くにしてもバスか歩きが定番。
ワシのアパートは駅のだいぶ南側にあるので歩く場合はならまちの通りを北に向かい、高御門から下御門商店街を通り抜けることが殆どじゃ。
下御門にさえ到達してしまえばそこから先はアーケードになっているので、厳しいお日さまや雨風を気にすることなく歩いていけるのがよい。
その下御門商店街の一番南側の端っこに、奈良に引っ越してきた頃にはなかったたこ焼き屋さんが出来たことに暫く前に気づいた。
COIN☆カフェ昼呑み(奈良県奈良市下御門町38:090‐4908‐4668)という店じゃ。
Google Mapsでの地点表示をそのままコピペすると、
「COIN⭐︎カフェ昼呑み たこ焼き たこせん ビール なないろかき氷 アイスクリーム 大トロホルモン塩焼き おつまみ各種200円~」
で、どこまでが店舗名なのかが判然とせんが、個人的希望を含めここでは表記のとおり「昼呑み」を含めた店名としてみた(間違ってたらごめんなさい)。
いつもは行き先を決めているのでこの店に入ることはなかったが、情報を探ると安くて美味そうなおつまみや奈良の地酒を出してくれるようなので、本日は是非ここに来ようと思いアパートを出かけた。
店の近くにあるおにぎり屋の呼び込みを軽やかにいなし、早速店内に入ると店主のお姉さんが出迎えてくれた。
店内は白をキーカラーにした内装で、できるだけお金を掛けず品良くシンプルに仕上げたような感じ。
もしかしたらお姉さんのDIYかもしれない。
開店直後の11時なのでまだ誰もお客さんはおらん。
店内には4人がけのテーブルと2人がけのテーブルが2つずつあり、ワシはキッチン側の2人がけテーブルに腰をおろして、まずたこ焼きとビールを注文した。

橋は割り箸ではなく箸置きも用意してくれる
© ill-health(ruephas) 2024

たこ焼きは淡路島の塩とマヨネーズのやつ。
熱いので口をはふはふさせながら食べ、冷たいビールで口を冷やすのはなかなか良い。
そのうちお客さんがだんだん入ってきて、しばらくするとすべてのテーブルが埋まってしまった。
なかなかの繁盛店のようじゃが、そんな中でもお姉さんは孤軍奮闘1人でこまねずみのように店を切り回しておる。
たこ焼きを頬張りながら壁に貼られたメニュー短冊を眺め、次に注文すべきは何かを慎重に検討し、淡路島産のハツを塩で炒めたものにした。
さっきのたこ焼きは淡路島産の塩を使っとったし、このハツも淡路島産、これとは別に「淡路島」という地名を冠したメニューがいくつかあったのでワシはお姉さんに、
「もしかして淡路島出身なんですか」
と訊ねたところ、
「みなさんによくそう訊かれるんですけど、近くに淡路島の美味しいお肉を卸してくれるお店があるんですよ。私自身は生粋の奈良の人です」
とのことじゃった。

塩は軽めでハツの1つ1つに柚子胡椒がのっけてある
© ill-health(ruephas) 2024

ハツはほんわりとして柔らかく、塩も控えめで美味しい。
付け合せのきゅうりとトマトもなかなかいい役割でいい箸休めになっとる。
酒は奈良の地酒、八咫烏じゃ。
プラカップでポイッと出されたらちょっと雰囲気ないけど、枡に入れて出してくれるのはありがたい心遣いじゃとおもう。
あっという間に食べ尽くし、次に選んだのは大トロホルモン塩焼き。
頼む前はなんだろう、デカくてぶよぶよした感じのいかにも「ホルモン!」って感じのやつかなと思っとたけどそうではなく、柔らかいスジのような見た目で口に入れて噛むと美味しい油がじわっと染み出てきて、軽めの塩ととても良く合う。
どんなお酒にも合いそうな良いおつまみじゃ。

トマトとキュウリは注文のたびに切ってくれるのでみずみずしい
© ill-health(ruephas) 2024

まあ今日は初回だし、こんなもんじゃろう。
他にもいろいろなメニューがあるので、次回行くのを楽しみにしよう。
もう1種類くらい日本酒のバリエーションがあると嬉しいんじゃけどなあ。

 営業時間:10:30~17:00
 定休日:無休
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