2024年9月23日月曜日

プロジェクト "山神社"(95) 戒場神社

本日2024年8月18日はアパートを早めに出立して戒場神社(かいばじんじゃ?えびすばじんじゃ?:地名の読みは「かいば」:奈良県宇陀市榛原戒場388:駐車場6台程度)に行ってきた。
ちなみに奈良に引っ越してきてから宇陀方面に行くのは初めて。
アパートからは名阪国道経由で35kmくらいの距離。
時間的には約1時間。
早く出たので特に飛ばしたわけではないけど50分くらいで現地に着いた。
一応駐車場はあるらしいとの情報は得とったが、戒場の集落を抜けてやや細くて急な登り坂に入ると、これホントにこの先に駐車場なんてあるのかとかなり不安になったんじゃが、神社のすぐ下にぎっちり停めれば6台くらいは行ける駐車場があって安心した。
祭神情報については、一部不明とするサイトはあるが、Wikipediaの戒長寺のページでは大山祇命、jinja-net(結構間違っとるのであまり信用ならん)の戒場神社のページでは大山祇神、Omairiというサイトでは大山祇神としておるので、まあ大山くんじゃろうと思われる。
確かに戒場の戒を「えびす」と読めば事代主命(ある意味ワシの天敵)や大国主命の可能性はあるけど、それらしい情報は皆無じゃった。
ホントは奈良県神社庁あたりから正確な情報を出してくれれば一番いいんじゃが、以前にも触れた通り奈良県神社庁は情報公開に全くやる気が無いらしく、このザマじゃからなあ。
また、境内には後述の戒長寺に関する由緒書きはあり、そこには戒場神社についての簡単な記載はあるが祭神情報はなく、戒場神社単独の由緒書きはなかった。
つまり現場情報はなしじゃ。
残念。

クルマを降りて石段を上がっていくと参道の正面にはまず鐘楼があり、そのまっすぐ奥に戒長寺(奈良県宇陀市榛原戒場386)が見える。
鐘楼の右側に鳥居があって奥に戒場神社があるという位置関係じゃから、戒場神社はなんていうんだっけな神宮寺の逆でえ〜っと、そうそうお寺の鎮守社ということになるんじゃろう。

ややか細い春日鳥居
© ill-health(ruephas) 2024

ということはこの境内の大家さんはお寺の方なのでまずはそちらから参拝するのが礼儀じゃろう。
ちなみに中の人は薬師如来じゃ。

戒長寺
やや古びた歴史ある山寺という雰囲気
© ill-health(ruephas) 2024

その後木製の鳥居(詳しくないけど春日鳥居になるのかな)を潜って大山くんに参拝。

拝殿
本坪鈴と賽銭箱のみという最低限の装備
© ill-health(ruephas) 2024

手前に賽銭箱と本坪鈴を装備した拝殿があり、その先少し登ったところに本殿がある。

うーんなんだか普通のお宅の玄関っぽいなあ
サザエさんみたいな奥さんがこんちは〜って出てきそう
© ill-health(ruephas) 2024

通常の神社の場合この先には入れないことが多いんじゃが、ここにも一応本殿敷地内への入口に普通のお宅にあるような引き戸っぽいデザインの扉があり、こりゃなんて言うんじゃろ、ガチャリと扉をロックして風などで勝手に開かんようにするやつがあるのはあるんじゃけど、そこに南京錠などの錠前が掛けられているわけではないのでアクセスフリーな状態。
ただまあそこから先は厳かな神域と言うことになるのでワシは侵入するのはご遠慮申し上げ、玉垣の脇から写真を撮らせてもらった。

小さいけど立派な社殿
祠のレベルは越えてるぞ
© ill-health(ruephas) 2024

小さいけれども丁寧に細かいところまで彫刻というか装飾がされた立派な本殿じゃ。
ありがたいことじゃ。
気になったのはその右側に小さな祠があったことじゃけど、こっちの方の情報は本当に皆無。

祭神不明の小さな祠
© ill-health(ruephas) 2024

境内にはワシ以外の人はおらず、誰かに訊ねることが出来んかったのは残念じゃ。

勝手な想像じゃけども、もともとお寺の鎮守社として創建されたんだけど最初の祭神は後ろに聳える戒場山そのものとかその磐だったのではないかなあ。
その後に、村人が山に入って狐だか狼だかに襲われたときに神様が現れて助けてくれたという言い伝えに従って、山や磐そのものではない神様を祀んなきゃって話になり、山の神様といえばあなたこれはもう大山くんにトドメを刺すでしょという流れで大山くんにおいで願って立派な祠を建立したということじゃないかなあ。
そうだけどもやはり、山や磐への信仰を忘れちゃいかんという気持ちもあり、この右脇の祠を改めて建立みたいな。
この小さな祠が大きな磐のすぐ下にあるんでこのような想像をしてしもうた次第じゃ。

駐車場の状況
写真右手奥に神社と寺への参道入口あり
© ill-health(ruephas) 2024


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