今までの経緯も含め、ワシが欲しい道具の条件を考えてみた。
まず、ロードバイクの各パーツをどのくらいの強さで締める必要があるかじゃが、これについては様々情報がある。
などなど。
探せばいっくらでもある。
これらによると、ボトムブラケットとかカセットスプロケット(富士山のことじゃな)、ペダルなどといういかにも強力(ごうりき)が必要な部分を除き、おおむね1Nm~15Nm程度をカバー出来ていれば大丈夫のようじゃ。
要強力パーツはそもそも頑強にできているはずじゃから多少強すぎても壊れんじゃろうし、そもそもボトムブラケットや富士山などはそう頻繁に交換したり調整するようなことはないし、やるにしても自分自身でやるかといえばやらなそうな気がする。
いや、富士山交換は自分でやるかもしれんがそれは別途考えよう。
この1~15Nmという範囲の強さをカバー出来て、かつ「測る道具」ではなく「締める道具」が欲しい。
走りに出かけてから各所をちょこちょこ調整するには例のBIKE HANDのYC-636があるので携帯性は特に求めない。
トルクレンチといえば以前知り合いの自動車屋で借りたやつは、指定の強さになると先端部がカクっとなって力が抜け、それ以上締めたくても締められない構造のやつで大変感激した。
あのような感じで指定の力に達したらそれ以上締められないとか、あるいは「これ以上はだめですよ」的な合図が出るようなものが欲しい。
まあそりゃ安いに越したことはないが、安かろう悪かろうはダメじゃから場合によっては多少値が張っても仕方ない。
そういった条件を満たす道具はないかネットの世界で探してみた。
まずはやはり定番の熱帯雨林からじゃ。
トルクレンチで検索するとまあうじゃうじゃあるもんですなあ。
多くは自動車やオートバイ用の強力系トルクレンチじゃが自転車に使うような小さい力に対応したものも見受けられる。
貧乏なワシは「価格:安い順」にセットして使えそうなものを上から順にみていった。
従って以下の記載は結果的に安い順となる。
目についたものを書いてみる。
また、価格などの記載情報はすべて2024年10月現在のもので、写真は失礼ながら熱帯雨林ページのキャプチャじゃ。
© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates |
価格:2180円
対応Nm:0~12
熱帯雨林での評価:4.0(515件)
構造的にシンプルなためか壊れた系のレビューはない。
しかしこれは実質的に今ワシが持っとるやつと同じ。
あまり買う意味はなさそう。
© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates |
価格:2380円(タイムセールで23%OFF)
対応Nm:2~24
熱帯雨林での評価:4.0(258件)
パッと見よさそうな感じじゃけど、低い評価のレビューを見ると要するに、すぐ壊れたとかイチかバチかで買ってみたけどやはりだめだったというものが多く、やはりこの価格帯は危険かと思われる。
なので価格を1万円以上に設定して、締め付けトルクを~15Nmのものを探してみた。
© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates |
価格:11200円
対応Nm:3~16
熱帯雨林での評価:4.0(4件)
お、これなんかよさそうに見えるぞ。
適応トルクもちょうどいいし、レンチ本体の他にビットも付属しとる。
色もかっこいいし評価もそこそこ。
これは購入候補になるじゃろう。
ただ、評価件数が4件しかなく要するに人柱の数が少ないのが気がかり。
問題がまだ出きっていないので評価が高いのかもしれない。
でも、ワシ的にはこれいいなあと思う。
© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates |
価格:12000円
対応Nm:2~14
熱帯雨林での評価:3.6(5件)
マッチョマン?
ヘンな名前のメーカーだなあ。
標榜している製品スペック自体には問題なさそうじゃけど、人柱人数がとても少ない上にその評価の中に「ただのレンチ。トルクの指定が機能しない」なるものがあるのでパスかな。
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価格:18999円
対応Nm:1~25 ・ 5~60 ・ 20~220 の3本セット
熱帯雨林での評価:4.4(124件)
価格がいきなりジャンプアップしたけど、3本セットじゃから。
1本あたりに換算すれば6333円。
もしこれにしといたら、それこそボトムブラケットやペダル交換まで対応できてしまうのが魅力的。
評価も高めでレビュー件数も124件と人柱には充分な数。
批判的なものは数件(いずれも海外)で、日本人によるレビューは概ね良好。
精度については、
「精度ですが、手持ちのKTCのトルクレンチと比べても若干の差はありますが実用は困らないレベルだと思います」
など具体的に記載されたものが見受けられ、そこそこの精度が確保されとるように思われる。
弱点はビットが付属していないことで、別途購入する必要があるなあ。
それと、20~220のやつはメルくん的には必要ない(とは言ってもあればあったでまっ黄っ黄のスイスポくんのタイヤローテ時に使えるけど)。
これなしにして安くならんか?
あとなんといっても、このブランドがどこの国のものかが調べてもさっぱりわからん。
なんとなく中華くさい。
評価がいいので大丈夫とは思うけど、中華を信用しきっていないワシであるのも事実なのであった。
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価格:12410円
対応Nm:3~60
熱帯雨林での評価:4.5(1327件)
だったら、上記のUYECOVE トルクレンチ プレセット型 4点セットじゃなくてもこれでいいじゃんと思う。
調べたら、SK11というのは日本の藤原産業という工具メーカーのブランドで、創業が明治30年という超老舗企業。
評価も4.5とまあまあで人柱も少なくとも 1300人以上存在する。
1300人の平均評価が4.5なのは頼もしいと思う。
今までとは打って変わってデジタル式のトルクレンチで、指定トルクになると「かくっ」となるのではなくて、ピーピー音がして知らせてくれるという方式のようじゃ
同社の製品ではこれとは別にSDT3-030という対応トルクが~30Nmのやつもある。
© 1996-2022, Amazon.com, Inc. or its affiliates |
STD3-060に比べて適用Nmの範囲が狭い割になぜか17556円と5000円くらい高い。
理由はわからんが、もしかしたら範囲が狭いほうが精度が高いのかもしれん。
弱点は電気仕掛けなので電池交換の手間が発生するのと(ドライバーが必要らしい)、指定トルクに達した際の音がかなりデカいらしく、室内で使うにはちょっと憚られるという点。
奈良のアパートは築浅ではあるけど壁はそんなに厚くない。
入居時には「騒音にはくれぐれも気を使ってくれ」と申し渡されておる。
電池に関しては使うたびに交換するわけでもないし、音に関しては多くの場合作業は外でやるじゃろうし、部屋ん中でやるにしても音が出る穴を何かで塞げば少しは抑えられるじゃろう。
というわけでまあいろいろ調べてみたがワシ的には、
・良匠 FIRSTINFO TOOLS 6.35mm
・UYECOVE トルクレンチ プレセット型 4点セット
・SK11 デジタルトルクレンチ SDT3-060
あたりがいいんじゃねえかいと思った。
で、その辺について件の店長だか副店長だか店長代理だかにプロとしての意見を求めるために連絡してみた。
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コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。