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2025年5月6日火曜日

温泉に行かない日(557) 角打ち放浪記

今回も前段が無駄に長くて核心部分は少しだけという内容の薄さじゃから覚悟してくれ。

ワシは小学校に上る前まで岐阜市の真砂町というところに住んどった。
このへんじゃな。


いやあ、当時は全く意識してなかったがなんかやたらに細長い区画じゃなあ。
まあそれはいいとして、その真砂町に親父が勤めとった㈱西濃運輸 岐阜支店の建物があって、ワシら親子はその中にあった社宅に住んどった(今はない)。
親父はもう既にあっちの世界に行っちゃったから、勤めていた会社の名前を出しても別に構わんじゃろう。
もう55年近くも前のことじゃからあまり鮮明な記憶はないけれど、近くにあった銭湯に行ったり、やっぱり近くにあった山勝百貨店(ここはなんとあの岐阜パルコの前身である地方デパート。どうでもいいがワシは後年その岐阜パルコで偶然鳥山明に出会って直筆サインを貰った事あり)に母親と行って地下にあったラーメン屋でラーメン食べたり、その山勝百貨店に行く途中で迷子になって警察を交えた大騒ぎになったり(ワシが成人してから母親から聞いた。結局泣きもせず自力で社宅まで戻ってきたとのこと)、両親に連れられてパチ屋にいって床に転がっていたパチンコ玉を拾い集めたり、通っていたこばと幼稚園の通園バスに乗ったり(今調べてみたらまだあるぞ!〒500-8323 岐阜県岐阜市鹿島町4-15)というような断片的な記憶は残っとる。
この辺のことについては既に書いとる通りじゃ。
他にも記憶はあって、それは親父に連れられて呑み屋さんに行ったこと。
呑み屋と言っても居酒屋とかではなくて、酒屋の店内で呑むというスタイル。
酒屋なので店の中にはいろんな酒が基本小売目的で並んでおり、店の一部のスペースを利用して買った酒をその場で呑めるという感じ。
いわゆる「角打ち(かくうち)」というやつじゃな。
親父の勤務先の人とか近所の人が寄り集まって皆で楽しそうに呑んどったなあ。

この角打ちという言葉自体は2〜30年前に知ったと思うんじゃけど、改めて意味を確認するとこんな具合じゃ。
角打ちの由来については諸説ありますが、「四角い形をした升の角から直接酒を飲んだことが由来」という説が有力です。
日本酒は今でこそ瓶や紙パックで販売されていることがほとんどですが、以前は樽に入った日本酒を、升を用いて量り売りしていました。そんな中、買った酒をその場で飲みたい人々が買った酒を升から飲むように。
そういった背景から、最初は「升の角から日本酒を飲む」という意味であった言葉が、いつしか酒屋で酒を飲むことそのものを指す言葉へと変化していったのです。
このスタイルは最近減ってきたように思う。
食品衛生法関係の規制が強化されたかららしい。
1990年代後半頃じゃったけど、転職して京都から浜松に移り住んで暫く経った頃、どうにもこうにも果てしなく仕事がつまんなくなってきて、落ち着くために浜松市天竜区にある「くんま水車の里(静岡県浜松市天竜区熊1976-1)の近くの宿泊施設(施設名忘れた:現 熊ふれあいセンター:静岡県浜松市天竜区熊1977-2)に1人で泊まりに行ったことがある。
だけど流石に夕方になって酒呑みたくなったんで、近くに呑み屋とか最悪酒屋がないか探してみたら1軒酒屋っぽいのがあったんで入ってみた。
声を掛けるとおばあさんが出てきたので話を聞いてみたらここは既に廃業しているとのこと。
店内の一角がなんかカウンターっぽくなっていたのでワシは、
「もしかしてここ昔は角打ちしてたんじゃないですか」
って聞いたらやっぱりやってたそうで、当時は大変繁盛してたらしい。
なんでやめたか聞いたら、住む人が減ってきたのと、やはり保健所の指導が厳しくなったからとのことじゃった。
全く馬鹿な話じゃ。
衛生的に管理されているはずの飲食店で食中毒になったりとかのニュースは普通に聞くし、挙句の果てには最近じゃネズミが味噌汁に入っていたなんてこともあるが、角打ちで食中毒にかかったなんてついぞ聞いたことないのに。

話を戻す。
その真砂町近くの角打ちでは店内でモツ味噌煮の串にさしたやつが売っとって、それをつまみに皆楽しそうに呑んどった。
もちろん他にも乾き物や缶詰などもあった。
ワシも串にさしたモツを親父から一切れ貰ったりして美味しく食べたものじゃ。
それ以来、ガチな角打ちには多分行ったことはない。

先日5月4日の日曜日、ワシは思い立って兵庫県尼崎市にある尼崎中央三丁目商店街というところに行ってきた。
目的は勿論、あの例の日本一早い阪神のマジックナンバーを見物するためじゃ。
これは阪神甲子園球場、今年鳴尾浜から移転した阪神二軍新拠点であるゼロカーボンベースボールパーク、JR北陸本線虎姫駅と並んで阪神ファンならばかならず訪れるべき聖地じゃ。
甲子園はもちろん虎姫駅にも随分前に訪問したが尼崎の方にはまだ参っておらん。
いかねばならんから行ってみた。
阪神の尼崎駅は近鉄と相互乗り入れしとるから近鉄奈良からは乗り換え無しで行けて便利じゃ。
駅について電車を降り、北口にある(尼崎のイメージからすると随分)お洒落な中央公園を西に抜けてすぐに商店街の入口はある。
商店街左右に並んどる店を眺めながら歩くと、前方上方に「114」と光り輝くものが見えてきた。
ああ、あれじゃろう。

タイガータイガー、めでタイガー!
随分陽気じゃ
© ill-health(ruephas) 2025

関西エリアニュースなどで「尼崎商店街名物の阪神マジックボードの表示がアナログからデジタル電光式に改良された」という情報は得ておったがまさにその通りじゃ。
その上、何とあろうことかそれは商店街アーケード屋根に設置されたレールみたいなやつにぶら下がっていて、阪神タイガースの歌(通称「六甲おろし」じゃが正式名は違うからね)をBGMにして電気仕掛けで往復しとるではないか(もしかして以前からそうじゃったかもしれんが、実物を見るまでは通路においてあるという先入観しかなかった)。


更に驚いたことに、このオブジェクトを面白がって見とるのはワシだけであって、他の地元民の皆さんは全員、残らず全員じゃよ、天井の10mくらいの距離をただ往復し続けるそのオブジェクトになんの興味もないらしく歯牙にもかけとらん。
もうすっかり商店街の日常で、そんなの見てもなんの興味もないようにお見受けした。
これ例えば奈良の東向商店街あたりでやったら外人客中心に結構な騒ぎになること必定なんじゃがなあ。

で、無事マジックボード参りを済ませたワシは腹が減っとることに気づいた。
時間は11時前じゃが、どうせ尼崎に来たのなら尼崎らしい場所で食べたい。
可能なら酒も呑みたい。
この時間からやっている酒も呑める場所はないか探索した結果、下山酒店(兵庫県尼崎市神田南通1-3:06-6411-2362:10:00〜20:00:定休月曜)を発見した。
屋号の通り、ここは基本酒屋じゃ。
酒屋じゃがしかし、その場で呑める。
つまり、角打ちじゃ。
実質的に人生始めての角打ちじゃ。

店先の様子
白く清潔そうな暖簾が印象的
早く呑みたかったのでガチャの内容は未確認
© ill-health(ruephas) 2025

白いサッポロビールの暖簾の下から店内を覗くと、既に何組かの客がカウンターの前に立って呑んだり食ったりしとるのがわかる。
店員さんは3人で、いずれもその表情は穏やかそうじゃ。
中に入り、早速ビールを注文する。
ビールはサッポロの赤星大瓶、いいじゃないか。
つまみはカウンターの前にある冷蔵ケース(寿司屋みたいなやつね)の中とかその上に乗せてあるものから選べる。
ワシはマグロのお作り、マグロのねぎま、ハムカツ、厚切りのローストビーフみたいなやつを注文してビールを呑み、ビールがなくなると日本酒を頼み、周りの客の会話を聞きながら、店員さんの様子を眺めながらゆっくり呑んだ。

厚切りのローストビーフみたいなやつ
この料理の名前何だっけな〜
すごく日本っぽい名前だったけど、う〜ん
ポン酢を掛けてさっぱりいただきます
© ill-health(ruephas) 2025

食べ物は全て安い。
酒も酒屋直営じゃから安い。
そして、地元の人が通う店によくあるアウェー感はほぼない。
店員さんたちの対応が柔らかいのと、いい意味でお客さんが他のお客のことを変に構わないというか、そんな感じで放っておいてくれる雰囲気じゃからじゃろう。
いい店じゃ。

うーん、しかしここはなんだろ、酒屋自体は同じ建物の隣のスペースにあるが、呑めるスペースは酒屋スペースからは独立しとる。
そういう意味では正式な角打ちではないかもしれないんだけど、そんなこたぁどうでもいい。
物理的に酒屋とつながっとるから角打ちでいいんじゃここは。
酒も安いし。
時間が経過し昼近くになるとお客さんが増えて、カウンターはほぼ満席になってきた。
ワシはこのへんで御暇することにしてお金を払って店を出た。
2000円しなかったような記憶じゃ。

いいなあ尼崎。
いいなあ尼崎の角打ち。
甲子園にも神戸にも大阪にも近いし、安いスーパーや美味しくて手頃な呑み屋も多いし。
ちょっと住みたいと思ってしまったなあ。

2019年8月30日金曜日

吉川温泉 よかたん(2)

先日、青春18きっぷを購入して関西方面に行ってきた。
特に目的がある訳ではなかったんじゃが、まあふらりと出かけた訳じゃ。
足を伸ばしついでに吉川温泉 よかたん(よかわおんせん よかたん:兵庫県三木市吉川町吉安222:0794-72-2601:¥600:10:00〜22:00)という温泉に入った。
炭酸泉で有名な温泉。
実に久し振りじゃ。
ここに関しての前回ポストは何と2013年3月。
2013年と云うと富士市で単身赴任してた時期じゃから、兵庫県三木市にあるその温泉に行った訳でなく、更に前のそうじゃなあ今から15年位前じゃったか、宝塚で単身赴任しとる時期に行った事を思い出して書いておる内容じゃ。

何故か前回ポストでは書いとらんが、ここは上質な炭酸泉以外の件でも変な意味で有名な場所で、どういう事かというと、
  • ここは開設以来「家族風呂」があり大変な人気じゃった。
  • 2006年頃までよかたんの家族風呂は大人気のうち問題なく運営されとった。
  • その2006年頃、よかたんがある三木市の隣の市で家族風呂付きの温泉を開設する事になった。
  • 因みに開設の許認可は兵庫県が取り仕切っとる。
  • 兵庫県「家族風呂は混浴じゃ。混浴は県条例で禁止されとるから認可でけん」と主張し、いっかな認可しんかった。
  • 近隣市「いやいやあんた。ダメって云っても隣の市のよかたんじゃ大々的に家族風呂やっとるじゃろう。なんでうちだけダメなんじゃ?」
  • 兵庫県「おっとそれは知らなんだ。となるとあれじゃな。オタクんとこの風呂は当然認可でけんが、よかたんの家族風呂も直ぐに認可取り消しじゃな。有用な情報どうもありがとう。今日は楽しかったよ。じゃあまたな」
  • 三木市長「ぐぬぬぬぬぬぅぅぅぅ、県の野郎ぜってえ許さん。隣の市の野郎もワシのとこの温泉ダシに使いやがってFO!」
以後のよかたんの対応は以下の通りじゃ。
今回現場に行った限りの印象では、上記の通りのワシが妄想任せで書いた感じで家族風呂が運営禁止になった訳では決してなく、入浴を求める客が条例に定める条件内であることを確認した上で予約を受け付けているという感じのようじゃ。

またウェブサイトを見てみると、家族風呂には利用制限があることを明示した上で、
[利用制限について]
兵庫県公衆浴場法基準条例による
〈お問合わせ〉兵庫県庁 健康福祉部健康局薬務課薬務調整係 電話(078)341-7711(代表)
つまり、
県が勝手に制限しとるわけじゃから、制限内容についてはうちじゃなくて県に訊いてくれ
という姿勢じゃ。
まあ、という事で以後兵庫県内の「家族風呂狩り」が激しくなり、そのきっかけとなったのがよかたんというわけじゃ。

家族風呂が混浴とはこれ如何に、というのが正直なところじゃ。
例えば男女連れの2人とかじゃったらもしかして家族じゃないかも知れんが、小学生くらいのお子さんを連れた3人組でも入れんとなるとそれはどうじゃろうかと思える訳じゃ。
まっこと無粋な条例である事よ。

そのような事を思い出しながら久しぶりに入ったよかたんの炭酸泉は十数年前と全く同じく素晴らしいものじゃった。
感想は前回のポストと全く変わらずじゃったから、ちいと読んでくれれば有り難い。
一応書いとくが、炭酸泉と云ってもスーパー銭湯などでよくある人工炭酸泉の如く、入った途端にしょわしょわぶくぶく体中に泡が付くという感じでは決してない。
その系統の天然温泉と云えば例えば姫路にある竹取の湯(入ったことあるけどこのブログには未記載)が有名じゃが、よかたんのは入浴しても体にあわあわがじゃんじゃん付くという事はない。
しゃわしゃわ感は殆どないけっこうぬるめの薄濁のお湯じゃ。
しかしながらお湯の中の炭酸成分は極めて高い濃度であり、循環器系への効果は充分であるじゃろう。

兎に角素晴らしい泉質をしっかりと維持しとって、これは当然源泉の素晴らしさもそうじゃけれども、施設の維持管理についてしっかりと取り組んでおられる賜物じゃろうと思う。

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
3.5
風情ポイント
2.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
600
温泉コスパ
1.0


2013年3月21日木曜日

吉川温泉 よかたん(1)

大阪あたりから中国自動車道に乗り、西に向かって走ると吉川という町があります。
私はいっとき宝塚に住んでいた事があるんですが、その当時、その吉川という町にある温泉に何回か行ったことがあります。
今回はその時の話です。
施設の名前は吉川温泉 よかたん(兵庫県三木市吉川町吉安222:0794-72-2601:¥600
10:00ー22:00)と言います。

2013年2月3日日曜日

かさがた温泉 せせらぎの湯(1)

思い出の関西温泉シリーズです。
兵庫県のやや深い山里に基本日帰りで、宿泊も出来るという温泉があります。
それは、かさがた温泉 せせらぎの湯(兵庫県神崎郡市川町上牛尾半瀬2073-12:0790-27-1919:2つの湯屋があり各¥600:10時~20時:これらはすべて2013/2/3現在で確認済みの情報)です。
中国道を福崎ICで降りて県道34号線を笠形山に向かって走ると到着します。
バスなどの公共交通機関は多分ありませんので、アクセスは車か、市川町周辺からの送迎バスのみ(要予約・食事のセット注文の顧客という条件あり)という場所です。
関西系の各種温泉案内雑誌に掲載されている事が結構多く、それを見せると半額になったりするので事前の情報収集が大事かもです。
その他、JAF優待施設でもあります。
湯屋は2ヶ所あって、人が少なくゆったり出来て眺望を楽しめるのは上にある「みはらし館」。
少し混み合っているものの鄙びた風情を楽しめるのが下の「ふところ館」という感じですかね。
日祭日等は二つある湯谷まとめて¥600だったりして、意外にリーズナブルな施設だと思います。
客の殆どは地元のリピータのようでして、観光地温泉に良くありがちな浮わつき感は皆無なのが有り難いですね。

ただ、惜しむらくは泉質がアルカリ性単純温泉とのことで、非常にLightなお湯でした。
温泉の香りを感じないわけではありませんが、残念ながら塩素臭とほぼ同等という感じだったかな。
水面に僅かな白い浮遊成分が見えますが、温泉由来なのか塩素関係なのか他のものなのかは、ちょっとわかりません。
お湯にあまり特徴はないので、(例えば星山温泉のように)「万難を排して」今すぐ出かけるまでの施設ではないとはおもいますが、でも温泉は泉質だけじゃないでしょ。
1回行っただけの前の情報ではありますが、激混みしているわけではなくやや混み程度であり、そのくらいであれば寧ろその静かな賑やかさを楽しめる感じです
なお同施設内には食事処・喫茶・昔の物の博物館などが点在しており、半日程度であれば充分に楽しめる環境であります。
基本は日帰り施設ですが、宿泊施設も装備しているようです。

2013年2月1日金曜日

潮彩きらら 赤穂温泉 祥吉(1)

かなり以前の宝塚時代ですが、夕日が綺麗だという話を聞いてのこのこ出かけたのが赤穂は御崎海岸です。
無粋な私のことですので、夕日なんてのは10秒ほど眺めたらすぐに飽きると思ったし、そもそも温泉に入らなきゃ、出来れば立派なところではなく限りなく怪しそうなところに、ということで入ったのがここでした。
その怪しさ満点な旅館(かな?)についてはいずれ再訪したときに詳しく書きますが、それはもう兎に角怪しく、非常に私好みだったので未だに覚えているわけです。
で、今回はそういった怪しさ爆裂な感じでは無く、大変清潔感があり、食事も旨く良い温泉が有り、従業員の方も凄く好感が持てるという処の話です。

それは、潮彩きらら 赤穂温泉 祥吉(兵庫県赤穂市御崎2-8:0791-43-7600:¥1500:食事+温泉セット各種)です。
大阪から新快速に乗車し西へ。
途中、複々線で快速と並走しぶち抜くというような関東ではゼッタイにお目にかかれない鉄的に興奮するシーンを味わいながら途中駅の姫路着。
大阪姫路間は正に優良線区で、スピードに乗った非常に快感を伴う乗り心地で素晴らしいのですが、姫路を過ぎると一気に一昔前のローカル線の雰囲気に転じます。
それまで当たり前だったロングレールから通常のレール長になり、複線が単線と化し、速度が緩んでがったんごっとんと左右に揺れながら走りますが、それでも新快速のバッジは外さない。
まあこれは鉄系のブログじゃないんで余り書きませんが、そんな感じで終点の播州赤穂駅着。
南口の階段を降りるとお宿の車が待っててくれます。
良く有るマイクロバスじゃなくて、エスティマ。
乗った客は私だけ。
よし、いいぞ。
お宿の上得意になった様ないい気分。

お宿に到着し、待っていた従業員の方にドアを開けて貰って車を降りて。
何だか八代の松濱軒に訪れた時の内田百閒な気分。
百閒先生になったかのような気持ちで心の中で(えっへん)と言いながら悠々とした感じに見えるように悠然と車から降り立って、温泉より先に食事処へ。
温泉も愉しみだけど、牡蠣料理を味わう為に朝飯も抜いたんだから。
席に就くと、品のいい笑みを浮かべた仲居さんが注文を取りにきてくれます。
その仲居さんはホントにホントに愛想が良くて、ずっと笑顔で対応してくれました。
料理の事を書く前にこれを書くのは、ホントにその笑顔に癒されたからであります。
笑顔で愛想良く対応してくれるだけで、同じ料理でも味が違うと思うんだな。
その素敵な仲居さんの給仕で、素晴らしい牡蠣料理を堪能致しました。
味も量も全てが私にJust Fitで、酒も旨く、全てを美味しく頂いた後でさらに僅かな空腹を感じるという誠にベストでリッチなお食事でした。
さて、お風呂に入りましょう。


2012年10月31日水曜日

姫路市休養センター・香寺荘 竹取の湯(1)

今回も、関西の思い出温泉シリーズです。
当時、宝塚にあった職場に勤めてたんですが、その職場の仲間から、
「姫路だかどっかだかに、サイダーみたいな温泉がある」
と言われたことがあります。
ただその時期は、比較的近い距離の所にあった武田尾温泉には良く行っていたものの、温泉に対して今ほど深い思い入れがあったわけではなかったので、遠方であることを理由に何の行動も起こさずにいたわけです。
で、暫くして姫路に所用が出来、車でそっち方面に行ったとき、ついでの事だからどっか温泉に行ってみようと思い立って適当に調べ、適当に行った温泉が姫路市休養センター・香寺荘 竹取の湯(兵庫県姫路市香寺町恒屋1470:079-232-7788:姫路市民¥600:その他¥700:9時~22時)でした。
行こうと決めた時点では、そこの泉質など、施設データは何も持ち合わせていなかった気がします。

で、現地に着くと駐車場はほぼ一杯。
私は人混みが大嫌いなので、
「いや~、やめるか」
と思いかけたのですが、せっかく遠方から来たのだからと思い直し、意を決して中に入りました。
もう随分前の事ゆえ、記憶がだいぶ曖昧なのですが、駐車場を埋め尽くす位のヒトの半分くらいは、宿泊若しくは食事目的だったようで、浴室の方は、空いているとは言えないモノの、我慢できないほどの混みようではなかったです。

内湯の方の記憶が殆ど無いのが残念…
お湯のこともあまり覚えていません。

はっきりと記憶に残っているのは露天風呂。
入ってから、かつて同僚が言っていた「サイダーみたいな温泉」ってここだったんだ、と気づきました。
入ったとたんに全身を包み込む細かい炭酸の泡が凄かったですね。
湯加減は私にとっても比較的低めで好みのタイプ。
ということは、一般の人に取っては「かなり低め」の筈で、そのせいかせっかくの炭酸泉だというのにそんなに混んで無かったですね。
湯加減の低さについて文句を付けているヒトもいました[1]
浴槽の所にあった掲示に、どの程度の入浴時間がベストとか、こういう具合に入りなさいとか書いてあったような気がしますが、忘却の彼方であります(^^ゞ
とにかく私は気に入ってしまい、そうだなあ、その露天風呂に4~50分は入り続けてたと思います。
内湯も炭酸泉だったかも知れませんが、記憶が…
ゴメンナサイ。

浴室から出たあと、無料で飲める冷水を頂き、畳コーナーみたいなところでごろごろしていた記憶もあります。
なかなかいい場所であったと思いますよ。

尚、ここは基本的にはのみ可の宿泊施設なのですが、宿泊施設のせいか公式ウェブサイトを見ても、温泉に関する記載は殆どありません。
炭酸泉であるという事すら書いてないのですが、炭酸泉ですからね~。

[1]
その時は「ああ、確かにこれではぬるすぎるかもなあ」と思っていましたが、今考えると、あまり昇温しすぎると炭酸が抜けてしまうから敢えて温度を上げていなかったのだと思うわけです。

2012年10月27日土曜日

天然温泉 湯庵(1)

記憶に頼る関西の温泉シリーズです。

宝塚在住時代には大阪より西にある温泉によく行きました。
ここ天然温泉 湯庵(ゆうあん:兵庫県三木市別所町西這田566-2:0794-86-1126:¥785:10時~24時)は当時1回行った事がある、何と言っても露天風呂のお湯が極めて特徴的な温泉でした。
有馬温泉の金の湯に匹敵するくらいお湯の色。
いろんな表現ができましょうけど、錆色・ミルクティ・ある種のトマトソース・ある種のオレンジジュース・赤黄土色、等々。
透明度はまったくなく、お湯の表面から1㌢も手を沈めれば、もうまったく見えなくなってしまうほどの濃さです。
従って、自前で白いタオルなどを使おうものなら、簡単に染まってしまいます。
温泉成分はその色に比例して非常に濃厚で、見ているだけで体によさげな感じを受けます。
湧出量のデータが入手できないためなんともいえませんが、そんなに豊富ではないらしくて(違ってたらごめん)100%循環でOFが一切見られない[1]のと、露天風呂に比べて内湯のクオリティが非常に低いのが一寸残念なところです。
ここの場合、露天が源泉掛け流しではなくても、標準的温泉のレベルを大きく超えた泉質だけで十分満足といえますが、内湯のあの塩素臭は如何ともしがたいです。
たぶん、何かの基準どおりに塩素を投入しているだけなんでしょうけど、例えば伊丹の力湯など、まったく塩素臭がしない公衆浴場もあるということは、技術的にもっと塩素量を減らせるかあるいは、塩素を使わない殺菌消毒の方法があるはずで、そちらを採用してほしかったです。
あの濃厚な露天風呂に入った後、気分を入れ替えるために入る白湯としてはちょっと残念です。
ですので、ここでは兎に角ひたすら露天風呂を楽しむのが一番だと思います。
湯加減は少しぬるめなので、長湯できます。
晩秋の夕方から夜の時間帯、星空を眺めながら長めの入浴を楽しんで、お酒を引っ掛けて帰れば、最高な気分になれると思います。
バスタオル・フェイスタオルに加えて浴衣までがついていて、建物から出なければ何度でも入浴可能。
寝湯やサウナ等いろんな入浴設備が充実していてこの価格。
この天然温泉 湯庵という温泉、とってもお値打ちだと思います。

[1]
公式ウェブサイトによると、「温泉水の循環について」は「掛け流し部分を除き、温泉資源の保護と衛生管理のために、循環濾過しております」とありますが、露天風呂のメイン浴槽である「美人の湯(露天)」はOFは矢張りなかったと思います。
その横にある「源泉掛け流し高野槙樽風呂」は量は少ないものの確かに掛け流しの状態でした。
しかしそのお湯は澄明な泉質でメイン浴槽のものとは明らかに違ってた感じでしたので、ここの温泉は異なる2つの泉源を持っているのかもしれません。
或いは、樽風呂のお湯は可成り新鮮なお湯で、メイン浴槽で使っているのは鉄分が充分酸化させるまで寝かせているのかもしれません。

2012年10月8日月曜日

力湯(1)

問題は、JR福知山線伊丹駅から歩いて僅か数分の場所にある力湯兵庫県伊丹市伊丹3-2-2:072-782-0481:15時30分~23時:¥410:サウナ+¥100)であります。

実はわたくし、関西の銭湯力に最近気付きつつありまして、例えば上りの新幹線で新大阪を発車して数分すると、左側の車窓から銭湯らしきものがちらっと見えます。
街中、市街地です。
まだ新幹線が全力疾走に入る前の状態ですので、皆さんも窓を眺めていればゼッタイに気付きます。
この間なんかは、車窓からその銭湯を眺めていたら、やや高齢気味のおばはん(おばはんは漏れなく「やや高齢気味」だけどね)が洗面器を小脇に挿んで暖簾をくぐる所まで見ちゃいましたよ、ははは。
どうも関西には未だに地域の中でしっかり息づいている銭湯が数多く存在する予感がしています。

力湯というちょっと変わった名前の銭湯が伊丹辺りにあるという事は何かの情報で以前からおぼろげに把握してましたので、行ってみた事があります。
JR伊丹駅を降り、西口(っていうのかね?関西スーパーとか長寿蔵とかニトリの方で、イオンの逆方向です)を出て、レンタカー屋の方に階段を下り、暫く歩くと力湯にはすぐに着きます。
銭湯が入っているビル(マンションかな?)の地下に何台か入れられる駐車場もありますので車でもOKですが、こんな交通至便な場所であれば電車で行って湯上がりに一寸麦酒でも引っかけて帰る方が極楽でしょうよ。

銭湯ではおなじみの暖簾をくぐって中に入ります。
古い銭湯だと、入った時点でもう男女別れ別れになるんですが、ここ力湯はそうではなく、ソフトドリンクやビールの入った冷蔵庫がある一寸した待ち合わせスペースのような所が先ずあって、そこから先で男女の脱衣場になります。
脱衣場で脱衣し(ヘンな言葉の使い方ですね)、引き戸を開けて浴室に入ると、まあなんとインダストリー感覚に溢れた空間です。
浴室の中を見て一番に頭の中を流れた曲は、The BeatniksInevitable/来るべき世界(nicovideo viewerが開きます。別途ログインが必要です)という曲。
銭湯に来てBeatniksを連想するときがあるとは思いもよりませんでした。
銭湯には珍しくステンレス(アルミかも知れないですが、そっちの方は全く詳しくないのでどっちかわからん。以後は一応ステンレスで通します)を多用しており、浴室全体が輝いてて、何だかSF的な感じ。
浴槽・柱など、浴室の主要な部分には殆どステンレスを使っています。
各種配管がむき出しになっている事もインダストリー感を増しています。
構成上、リベットを使っている部分があるのですが、それらのアタマはキレイに削って表面は平滑化されています。
その削った部分を敢えて(かな?)補修していないのも工業的なイメージを強くさせてます。

輝く浴槽は男女湯を分かつ壁側に設置されていて、静止湯部分とジャグジー・ジェットバス部分に大きく分かれてます。
その壁がまた変わってて、生きた金魚のはいった水槽なんです。
タイル絵ではありません。
ホンモノが泳いでいます。
モノホン。
「はぁ?水槽が壁ぇ??」
と思うでしょ。
でもその通りなんです。
行って実際に見てみて下さい。
形状が説明しづらいのですが、兎に角水槽です。
水槽なので念の為、一応、隣の女湯が見えるかどうかくまなく確認してみましたが、残念な事に隣が透視出来るということはありませんでした(^^ゞ
湯温は私にとってはほんの少し熱め。まあ、一般的にはちょうどいい具合の湯加減で、お湯からは不思議なことに塩素臭は全く立ってきません。

そしてなんと、人間洗濯機と思われる浴槽と打たせ湯まである。
人間洗濯機は私のあこがれ[1]で、一度は入ってみたいと思っていたのですが、並み居る常連さん達は人間洗濯機を全く「無視」しているみたいに見えて、誰も気にしていないし入ってもいない。
流石に恥ずかしいのでそちらは断念。
何回か通ったら是非試してみたいです。
銭湯に打たせ湯なんてとても珍しいと思うんですが、こちらの方も人間洗濯機同様で、誰も使って無くて、みなさんただただ温和しく主要浴槽に浸かっておしゃべりを続けています。

で、心も落ち着いてきたので更に良く周りを見渡すと、上の方に上がっていく階段が見えました。
昇っていくとそこは(かろうじて)露天状態になっていて、そこにも大ぶりなステンレス製浴槽。
中は濃い茶色のお湯で満たされてて、何か人参関係の薬草湯のようであります。
結構濃密な漢方薬系の香りがしてて、いかにも体に効きそうな感じですが、そちら方面もわたしは詳しくないので実際のところはよくわかりません。

この銭湯はマンションの1階にあるのですが、どうかつて屋上だった2階を無理矢理露天風呂化しているようで、JRの方にある隣のマンションの最上階ベランダからは丸裸な当方が丸見えであります。
まあ、おっさんの全裸を見たがるヒトはそうはいないだろうから、逆にどんだけでも見なさいって感じだけど。
壁には、かつて公衆電話置き場だったと思える台が撤去もされずそのまま設置されてたりする。
まあそれはそれで面白いでしょ。

以上、暫く前の情報なので、いまもこの通りかどうかはわかりませんが、いやあ面白い銭湯です。
銭湯には付き物の刺青入れた人の数も意外に少なく、私が入ったときはたったの一人だけだったし、そういう意味ではフツーのヒトでも気兼ねせず入浴できる感じ。
そのかわり(といっては申し訳ないが)、空自伊丹基地所属と思われる若くて体格よくて短髪のオニイサン達が沢山いました。
誠に活気あるいい銭湯です。
伊丹方面に行かれた際は、ゼッタイに寄った方がいいですよ。

[1]
2007年頃、人づてに「人間洗濯機が置いてあるスー銭が浜松にはある」と聞いたため、これは行かねばと決意しました
そして数日後、その人に場所を訊いて行ってみました。
「ミシマの泉」という名前の銭湯だったんですが、現地に行ってみたら既に廃業してました。
調べると2006年頃すでに廃業してたそうです。
こういう大変残念な思いをして以来、いつかきっと人間洗濯機で洗濯されたいという願望が芽生え、未だに消える事はありません。
それほどまでに憧れているのに、何故あのとき試してみなかったのか、大変悔やまれます。

2012年8月7日火曜日

塩田温泉 湯元 上山旅館(1)

いやあ、こんだけ暑い日が続くと、仕事も趣味もブログもなかなか前には進みませんなあ、わははは(等と言い訳なぞしおるわ、こやつめ)。

塩田温泉 湯元 上山旅館(兵庫県姫路市夢前町塩田287:079-336-0020:公式ウェブサイトに記載はないが、のみ可で¥1000)。
この温泉は、再訪、2回目です。
最初に訪れたときの時期が全く思い出せないんですけど。
こまめに日記をつけるタイプではなく、記憶力も悪いのが恨めしいのですが、10年近く前に一度訪れています。
行った時期は覚えてないけれども、ただ流石に温泉の事だけはぼんやりと記憶してます。
この旅館はやはり、大きな露天風呂とフリーで使える貸切風呂が有名で、私はその大きな露天風呂にしか入っていなかった様な気がします。

今回は露天風呂にも入ったけれども、内湯にも入りました。
で、思ったのが、
「なんで前回、内湯に足を運ばなかったのだろう」
ということ。

この温泉は江戸時代から続く大変由緒ある炭酸泉で、入って効く飲んで効く[1]という泉質を持っているそうです。
でも正直言って前回、泉質に関する記憶は殆ど無く、風情に関する記憶ばかりが立っているのです。

今回実際露天風呂に入ってみても、特に「炭酸炭酸」した感じは全くないし、やや薄濁りがあるような気はするけど基本的にはMTMMな感じでした。
露天風呂だけではお金がもったいないので、今回は内湯にも入ってみましたが、吃驚。
大きな浴槽の傍らに、人一人入れば一杯一杯の小さな浴槽があり、それは源泉風呂だったんです。
無加工非加熱の100%源泉。

泉温17℃の源泉は蛇口から出し放題。
泉質は一目見ただけで主要浴槽と違うのは歴然。
はっきりと赤銅色であり、蛇口からでる源泉を口に含めば、肌理の細かい炭酸が口に広がります。
浴槽の縁に置いた白いタオルは忽ちのうちに赤銅色に染まってしまいました。

わあ、これは本物。
浴槽内には私以外には誰もいないことを良いことに、源泉風呂を長時間独占し、体が冷え切ると主要浴槽に移って体を温めるを繰り返すこと1時間以上。

大変満足いたしました。

すみません
何故かモノクロになってしまってるけどこれが源泉浴槽
源泉の「不透明感」わかりますか?
© ill-health(ruephas) 2012


ごめん
これもモノクロ調になってしまってるけど、これが主要浴槽
透明感があり、上の写真と比べればお湯の違いは歴然ですね
© ill-health(ruephas) 2012
どう?
入りたくなっちゃうでしょ?
わずか1000円で味わえますよ〜
© ill-health(ruephas) 2012

[1]
旅館にあった大昔のパンフレットによれば、1日に付き一升以上の源泉を飲んで温泉に浸かれば、胃腸病はなおっちゃう、みたいなことが格調高い文語体で書かれてました。
1日かかりとは言え、一升もの源泉を飲むのは大変だろうとおもうんですけど、ここに来た湯治客はきっと頑張って飲んでたんだろうね。
今は、朝がゆや夕食の小鍋に、源泉を利用しているとのことでした。

2012年7月7日土曜日

こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷(1)

ここ暫くは中部関東方面に重心をかけ過ぎていたので、今から先は暫く関西方面について記憶を辿りながら書いてみようかなあと思っています。

もう随分前のほんの一時期、宝塚に住んでいた事があり、宝塚から比較的近い距離にあった「武田尾温泉」で本格的に温泉に開眼したということは何回か書きました。
その関係で、当時いくつか関西の温泉を楽しみました。
今回はその一つであるこんだ薬師温泉 ぬくもりの郷(兵庫県篠山市今田町今田新田21-10:079-590-3377:¥700:10:00〜22:00:定休毎月第2火曜)です。

丹波篠山は桂文珍師匠[1]が持ちネタのいくつかで「人口の半分は猿」「後の半分は黒豆」等と言っている場所ですが、まあそう言うだけあって黒豆が非常に旨い。
旨いのは黒豆だけではなくて、山椒やボタン鍋、或いは地酒等、旨いものが多い土地という事は皆さんもご存知の通りです。
流石にボタン鍋は高くて手が出ません[2]が、黒豆や山椒、カップに入った地酒ならば気軽に買えるし、その場で食べなくても持って帰って自宅で楽しめます。
という事で何回か行っているお気に入りの場所であります。

篠山に言った時に大抵寄っていたのがこの温泉です。
建物は少し複雑な構造で、私の語彙・表現力では無理なのでここでは説明しません(笑)。
職員さんに教えられた通りに建物内を行けばちゃんと温泉に着けますので心配不要です。
浴槽はメインの大浴槽(そこそこ大きいです)・源泉風呂があり、あと確かサウナと水風呂がありました。
以上が内湯。
それらに加えて可成り大きな露天風呂(残念な事に水道水)があります。
当時泉質は確認(というか気に)してなかったのですが(今もあまりしてねえけどね)、今ウェブサイトを見ると食塩泉でラドンも含まれているとあります。
そんなにしょっぱい記憶はないんですけどね。

で、多くの時間を私は、ご想像の通り源泉風呂で過ごすのでありました。
大浴槽の隣にある源泉風呂は、源泉を体温をほんの少し上回る程度に加熱した源泉を掛け流しているもので、「温泉好きのクセに熱いお湯が苦手」という唐変木な私にとってはまさに最適な浴槽なんですね。
ここであれば、ホント、数時間は入っていられますね。
私の様な性質を持つ人は、少なくとも丹波篠山には多いようで、所謂「オイルサーディン状態」[3]にならないまでも、この源泉風呂、結構賑わっています。
その殆どは爺さんであり、それはつまり騒ぐヤツがいない事を意味していて、ホントに落ち着いて入ってられるんですね。
建物や浴槽の作りは色彩も含めて大変落ち着いてるし、浴槽の数も多く、且つそれぞれが充分な大きさを持っているので、多少混み合っていても気にならないし、ゆっくり静かに入浴を楽しめる感じの温泉です。

[1]
文珍師匠の出身地は、まさにこの丹波篠山。
だからこそこのようなギャグが言えるのであって、我々が篠山でそんな事いったらフクロにされるのは言うまでもないですよ。

[2]
宝塚に住んでいた更に前、大阪の京橋でIBMの特約店に勤めてて、そのIBM主催の特約店研修がユニトピアささやまという場所で行われました。
世は正にバブル崩壊寸前の時期であり、研修会の夕食はバブルっぽく「ボタン鍋食べ放題」。
ユニトピアのお姉さん(ごめん、正直言うとおばちゃんだ)に言えば、紅白のしし肉と地酒が次から次に運ばれてきて、いやになるくらいに食い倒したので「しし肉は安いものだ」という イメージがあったのです。
実際には違っていて、今や高級料理であります。
今、篠山でマトモなボタン鍋を食そうと思えば、一人前1万円弱はかかります。 

[3]
缶入りのオイルサーディン食べた人なら、この比喩は解るでしょう。
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