2013年3月21日木曜日

吉川温泉 よかたん(1)

大阪あたりから中国自動車道に乗り、西に向かって走ると吉川という町があります。
私はいっとき宝塚に住んでいた事があるんですが、その当時、その吉川という町にある温泉に何回か行ったことがあります。
今回はその時の話です。
施設の名前は吉川温泉 よかたん(兵庫県三木市吉川町吉安222:0794-72-2601:¥600
10:00ー22:00)と言います。


宝塚からだと中国道経由で空いていれば40分前後という近さです。
ここの特徴はなんといっても炭酸泉。
当時はあまり泉質に興味を持ってなくてちゃんと確認してなかったんですけど、今改めて公式ウェブサイトで確認してみましたところ源泉風呂の泉質は、
含二酸化炭素・ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩強塩泉
とのことで、要するに一寸塩辛くてしゃわしゃわするお湯です。
源泉風呂は内湯と露天にそれぞれ一箇所ずつあって、どちらも同じ温泉のようです。
他にも源泉を10倍程度に希釈したお湯を張った浴槽もあります。

この手の温泉施設で源泉風呂がある場合、最大収容人数が3、4人程度と大抵極めて狭くて、その数を超える人数の源泉目当ての爺さんたちが浴槽にもうびっしりと、まさにオイルサーディンならぬ「老いるサーディン」(すまん。私はオッサンなんで偶にこの手の下らないダジャレをかます時があるのだ)状態になっててよそ者が付け入る隙など全くないという感じのことが多いです。
でもここの源泉風呂は、主要浴槽に比べればそりゃ狭いけど、最大収容人数が内風呂で5、6人、露天では10人程度とそこそこ広く、私のような通りがかりの温泉客でも十分に入浴することができます。
浴槽の傍らに設けられている湯口からは「しゅわしゅわ」という音とともに常に源泉が浴槽に流れ込んでいて、浴槽を泡立たせています。
湯口か配管の構造的なものなのか、時折「どばーん!」という爆発性の音と共に湯口から源泉が吹き出てきてちょっとした迫力を感じます。
そして浴槽の縁からはそこそこの量のOFが見られます。

湯口及び浴槽から沸き立つ湯気の主成分は水分ではなくどうも炭酸ガスのようで、炭酸水が入った瓶を開けた時のような感じです。
まともに吸い込むとまるでビールを飲んだあとのゲップのような雰囲気であります。
汚い比喩ですまんのう。
炭酸ガスの濃度は可成り濃いようで、あまり長くいると呼吸困難のような感覚になってきて、新鮮な空気を吸い直したくなるほどですと言えばわかりやすいかねえ。
浴槽傍らの壁にも「炭酸ガスで気分が悪くなる時があるので気をつけて」というような注意書きもあります。

湯加減は可成りぬるめで、私にとってはベストでした。
普通の人だと確実に「ぬるすぎる」と感じるはずですが、隣にある主要浴槽には温泉度は低いものの普通程度に加熱されたお湯が満たされていますので、そちらで温まり直して再度源泉風呂に入ればいい感じだと思います。
このようにお湯にかなり特徴がありますので土日などは大変混んでいた記憶があります。
可能であれば平日にゆっくり楽しみたい温泉ですね。
温泉から出たあとは、すぐ隣に立っている山田錦の館内にあるにしき亭というレストランで食事したり、館内で販売している山田錦で作ったお酒や地元の農産物を買ったりというお楽しみもあります。
軽食で良いというのであれば、よかたんの中に軽食コーナーもあります。

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