2020年8月16日日曜日

プロジェクト "山神社"(62) 伊雑皇神社の神様リストが新しくなった

この伊雑皇神社(静岡県浜松市北区三ヶ日町平山918)については2018年5月にプロジェクト "山神社"(22) ☓ Ride before you look!(24) 三ヶ日エリア大山くん総まくりというポストに書いとる。
書いとるのは1回だけじゃが行ったのは数回に渡っとる。
そうじゃな、5〜6回は参拝しとる。
伊雑皇神社には参道というか入り口と云うかが2ヶ所あり、北側にあるのがまあ正門で、それとは別に東側に小さな別の鳥居があり、そこからも参拝することが出来る。
個人的には正門側よりも東側の方が好きかな。
雰囲気の良い木陰の細い山道が神社に続いておって歩いていくと左側に滝が出てくる。
滝の手前にある小さな石橋を渡ると拝殿があるという具合じゃ。

さて今回は神社そのものの話ではなく、その東側の入り口にある神様リストの話じゃ。
伊雑皇神社は志摩国玉磯宮御日神というあまり聞いたことがない神様を祭神とする神社じゃが、この手の村社によくある通りたくさんの摂末社を擁しておる。
摂社3社、末社7社に加えて不動明王さんまでおるという具合じゃ。
何でこんなことがわかるのかと云うと、これを見られい。

神社愛好家であらばヒイヒイ鳴いて喜ぶ筈じゃ
ワシは当然ヒイヒイいった
© ill-health(ruephas) 2018
この手の案内板としてはかなり詳しい記載で各神社の説明がされておる。
ワシとしては当然、

Twin Turboならぬ
ツイン大山状態
素晴らしい
© ill-health(ruephas) 2018
「山神社」「大山祇神社」の2本立てに瞠目したわけじゃ。
末社じゃけどな。

で、じゃ。
先日、2020年5月のことじゃ。
またぶらりと伊雑皇神社に出かけて東の鳥居を潜ろうとして「神様リスト」を見るとなんと、新調されとる。
先程お見せしたとおり先代はモノクロ基調であり、長年の掲示の影響により下のほうが錆びが目立って来ておった。

この度新調と相成った「神様リスト」はこれじゃ。

どうじゃ!
パステルカラーでシャレオツじゃよう
© ill-health(ruephas) 2018
素晴らしい!

大胆にカラー化されカジュアルと云うかポップな感じに進化したと云えよう。
ただし、これまで大事に守ってきた伝統を保持するため、記載用のフォントは変更せず教科書体若しくは習字体を継続しとる。
あと細かい点で云えば「調製 令和二年三月吉日」という項目が追加されとる。
こういった記録は案外大事なものじゃと思う。
ただしその後に続く「(遠江国風土記伝による)」というのがいまいちわからん。
このような神様リストの更新を行うならば「令和2年5月とすべし」という記載が「遠江国風土記伝」なる古文書に記してあったんじゃろうか。
そうでないとしても、この「(遠江国風土記伝による)」という一文が他のどの項目にかかるのかもわからん。

所在地 三ヶ日町平山九一八番地の一の二(遠江国風土記伝による)
寄贈 氏子総代 後藤勝治・山本祀広・森田繁男(遠江国風土記伝による)

何れも上手く収まらん。
これだけは謎じゃ。
氏子総代の誰かに聞いてみようかしらん。


2020年8月9日日曜日

やぎさんが好き!(32) やぎさん住むところに美味いものあり

何故かわからんが、カフェやレストラン、パン屋さんとかにはやぎさんが住んどることが多い気がする。
かつ、やぎさんがおる店はおらん店より美味いと思えるのが不思議じゃ。
ワシが行ったことがあるそのような場所としては次がある。
Cafe de Clark(静岡県浜松市天竜区谷山45)
お好み焼き さわ田(静岡県浜松市北区引佐町渋川4131-1)
ブロートリーベン 都田店(静岡県浜松市北区都田町3522-1)
Chevre(静岡県浜松市西区古人見町1475-1)
石窯パン工房 ちゃっと(愛知県新城市中宇利三社五所33-3)
宮内うどん(静岡県御前崎市宮内377-3)
行ったことは無いが存在を確認しておる場所はこれ以外にそうさな、10箇所以上はあると思う。
やぎさんと食べ物屋さんは何故かあうというか、そんな印象があるが何でそう思うかはワシにもわからん。

そんな中、本日ワシは飽きもせず2ヶ所の「やぎさん+美味いもの」ポイントにでかけてきた。
まず行ったのは宮内うどん(みやうちうどん:静岡県御前崎市宮内377-3:080-5823-8070:水〜金10:30〜14:00:土日8:00〜14:00:定休月火:駐車場は店の横に6台程度)。



つくしちゃんとなずなちゃんという可愛い姉妹やぎさんがおって、ねこさんのみやちゃんもおって、美味いうどんを出してくれる名店じゃ。
うどん蕎麦系の美味い店と云うと、どうしても海原雄山みたいなおっさんが店主をやっとって、食うタイミングや食い方を少しでも誤るならば、
「貴様!オマエのような下衆にこの店で出すものを食う能力はない。カネはいらんすぐ帰れ」
とか怒鳴られてどんぶり投げつけられてしまいにゃあ塩撒かれるようなイメージがあるが、当然ここはそんなことは全くない。
明るい奥さんと寡黙で職人気質な旦那さん(勿論、非海原雄山系の感じの方に見受けられるよ)が店を切り回しておられて、とても明るくて柔らかい雰囲気のある店じゃ。
美味しいガパオうどんに舌鼓を打ち、つくしちゃんとなずなちゃんとひとしきり遊んでから次の場所に向かった。

この暖簾は玄関ではなく中庭にあるもの
玄関のはこれとは違うだいぶ渋いデザイン
© ill-health(ruephas) 2020

これがガパオうどん
赤いのはとんがらしでマジメにちゃんと辛い
辛旨い
© ill-health(ruephas) 2020

日除け固定用の紐を食いちぎらんと
試みるいたずら好きなつくしちゃん
© ill-health(ruephas) 2020

黙々と除草作業をするおとなしめななずなちゃん
© ill-health(ruephas) 2020

次に行ったのは、㈱樹(いつき:静岡県磐田市新貝1401:0538-84-9993)じゃ。



ここについては既に数回か書いとるが、主な事業内容は造園・ガーデニング関連グッズ販売などで、本業の他にその時期時期に相応しいちょっとした文化的イベントなども開催しておる。

おしゃれじゃけどとても馴染める中庭
多分一つの生活提案としての造作じゃろう
© ill-health(ruephas) 2020
そのような会社が何故「やぎさん+美味いもの」なるカテゴリーになり得るのか。
それはこれじゃ。

ワシはかき氷、好きでも嫌いでもないが
これならば毎日食いたい
もしかして冬も食いたいかもしれん
© ill-health(ruephas) 2020
かき氷。
見ての通りの本格的かき氷を期間限定ながら出しておる。
かき氷の内部にも抜かりなく蜜とミルクがかかっており、てっぺんには四角いアイスクリームが乗っており、その上ブルーベリーの実が数粒乗っておる。
「食いもん食った感想が『美味い』だけか〜い!」との誹りをよく受けるわけじゃが構わん。
美味いかき氷じゃ。
場所や店などによれば、ガリガリに削られた荒っぽい氷に、食えば舌がまっかっかになったりまっきっきになったりするようなやっすい蜜をかけたかき氷が700円とか800円する時もあるが、ここのはなんとこれで550円。
売り切れ御免じゃから早めに行くが吉じゃよ。

かき氷の前後は当然やぎさんとの戯れになるのは当然じゃろう。
ここには「まんさく」さん、「ざくろ」さん、「そてつ」さんがおって、仲良く暮らしておるところじゃ。
樹の駐車場は丁度やぎさんスペースの横にあるのでクルマを降りると直ぐにやぎさんたちとの交流を開始できるので好都合じゃ。
まんさくさんはちっちゃ〜い小屋の中で座り込んで遠くをにこやかに見ながら反芻を続けておる。
前回最も激しい食欲をワシに見せつけておったざくろさんは本日ややお疲れのようで、広くて涼しそうな母屋の中で静かに座っておる。
残るはそてつさんじゃけど、小さく低く「べへへへへい」と鳴いて暑い中ワシの方に歩み寄ってくるではないか。
ワシも小さく低い「べへへへへい」をもってそれに応え近づいていった。
路傍の草を少量引きちぎってそてつさんの口元に差し出すと、バリバリ食い始める。
更に差し出すと、更にバリバリ食ってくれる。
そしてついでにワシの指をハムハムし始め、その延長線でワシの腕をもなめ始めたわけじゃ。
やあ、本日は大変に暑くヒトだけではなくやぎさんも水分や塩分が失われがちじゃが、おそらくその塩分を補給するためにワシが書いた汗をなめたのじゃと思われる。
それが証拠に、腕全体を水で洗った後にそてつさんに差し出しても、殆どなめてはくれなんだ。

ところでそのそてつさんじゃが、ワシがざくろさんやまんさくさんと触れ合おうとして移動すると「べへへい」と鳴いてワシについてくる。
逆方向に動いても矢張り「べへへい」と鳴いてワシについてくる。
柵から離れると藪から棒にドンと柵に対して頭突いてくる。
戻ると口をこっちに向けてきて大人しくしとる。
四角くなった瞳孔でワシの方をじーっと見とる。
もしやそてつさん、ワシに馴染んでくれたんかなあと思っとったら、親子連れと思われる女性2人組がやぎさんのところに近づいてきた。
二人がそてつさんに手を差し出しても殆ど何の反応もせんが、脇からワシが近づくとワシの方に寄ってきて矢張り小さく低く「べへへい」と鳴いてくれる。
ううむ、これは。
実際どうかはわからんが、もしかしてそてつさん、ワシになついてくれたんじゃろうか。
じゃとしたらこれは大変に嬉しいことじゃ。

軽く頭付き合って交流を深める
ざくろさんとそてつさん
© ill-health(ruephas) 2020

ニヤリとしながら草をもぐもぐする
大人しいまんさくさん
穏やかなやぎさんじゃよ
© ill-health(ruephas) 2020

最近とみにワシと仲良くなりつつ
そてつさんのご近影じゃよ
© ill-health(ruephas) 2020
ということで、「やぎさん+美味いもの」を一日のうちに2ヶ所も訪れることが出来てワシは大変に幸せじゃ。
このような場所をもっとたくさん見つけたいものじゃ。

■Cafe de Clark

© ill-health(ruephas) 2020

© ill-health(ruephas) 2020

■お好み焼き さわ田

© ill-health(ruephas) 2020

© ill-health(ruephas) 2020

■ブロートリーベン 都田店

© ill-health(ruephas) 2020

© ill-health(ruephas) 2020

■Chevre

© ill-health(ruephas) 2020

© ill-health(ruephas) 2020

■石窯パン工房 ちゃっと(愛知県新城市中宇利三社五所33-3)

© ill-health(ruephas) 2020

© ill-health(ruephas) 2020

■宮内うどん

© ill-health(ruephas) 2020

© ill-health(ruephas) 2020

2020年8月7日金曜日

やぎさんが好き!(31) 本日における佐倉の状況

ワシの勤め先の建物に設置されとるエレベータには小さなディスプレイのようなものが付いとって、地震が来たら止まるだ暴れるなだという告知警告等の他、四文字熟語クイズなるものが流れる。
本日のクイズは「大◯小◯」じゃった。
ワシはこれを見て正解たる「大同小異」を思いつく前に「大便小便」という4文字を思い浮かべてしまった。

そんなアホなワシじゃが、やぎさんに関しては全国津々浦々に渡って秘密の監視網を引いておる。
特に正確な情報を素早く入手する必要がある場合は、そのやぎさんポイントに集中的に人員を配置し、直ぐに情報を上げられる体制を短時間のうちに組みあげることを常としとる。
さて今最もホットなやぎさんポイントと云えば矢張り「佐倉のポニョ」にとどめを刺す。
千葉県八千代市の東には佐倉市というところがあるが、そこで除草要員として配備されたこやぎさんが約1mの柵を軽々と飛び出して逃走し、京成本線の線路と某民間病院の間にある斜面地に住み始めてもうかれこれ2ヶ月以上にもなるというアレじゃ。
某民間病院と書いたが下の地図を見ればちょんバレじゃな。



この状況については一般的には各メディアがこぞって報道合戦が繰り広げており、ポニョというこやぎさんにとっては当にメディアスクラムとも云うべき状況になっとる。
本当はY!が付くニュースサイトの方がいいのじゃが、垢BANを食らうのが怖いからGoogle推奨サイトのリンクを貼っておくのでご参照いただきたいが、兎に角このような状況に鳴っとる。
この件に興味を覚えとるものは「あの手この手でこやぎさんを捕獲し、なんとか連れ戻そうとしとるが上手くいっとらん」程度の情報しか掴んでおらんじゃろう
ちっちっち。
古い古い。
ワシはこれらの報道に頼ることなく、秘密の監視網を用いて最新情報を入手済みじゃ。
それ即ち、
「オスのやぎさんを上手いこと使ってメスさんであるこやぎさんをおびき寄せる」
という作戦を決行中という極秘情報じゃ。
昨深夜、ポニョ監視専門エージェントから入った情報じゃ。
以下に掲げる写真は、そのエージェントが当に死を賭した暗躍を持って撮影した非常に貴重なものじゃ。
心して見よ。

© Uchy 2020
なんじゃいこりゃ、家庭菜園か何かかい?と思われたあんたは認識が篦棒に低い。
「何か」のほうじゃ。

© Uchy 2020
を。
出たぞおすやぎさん。
これがおびき寄せ要員じゃ。

さらにこれじゃ。

© Uchy 2020
見えるじゃろうか、おすやぎさん。
明日のおびき寄せ作業に備えて休養を取るおすやぎさんじゃ。

どうじゃ、凄いじゃろう。
ワシからの報告は以上じゃ。
もしかして続報があるかもしれんし、無いかもしれん。
ということで、またな。

2020年8月6日木曜日

温泉に行かない日(453) 今日は8月6日だね

君たち、ねえ。
今朝の出社前の8時少し過ぎ、何してた?
電車に乗ってた?
クルマに乗ってた?
コーヒー飲んでた?
電話してた?
ねえ、何してた?

俺は8時少し前には通勤先の駐車場に着いてタバコを吸って、8時過ぎにはクルマから降りてサイレンの音がなるのを待ち、鳴ったら西を向いてお祈りしました。

毎年この日は、必ずザ・タイマーズのLONG TIME AGOを聴くことにしてます。

君たち、ねえ。
今日って昔、何があった日か知ってた?
知ってるべきだよね。
そうだよね。

2020年8月5日水曜日

温泉に行かない日(452) 定食屋「楓」の謎

これまで何回か書いとる通り、ワシは地図が好きじゃ。
最近は武漢ウイルスの関係で食い物屋が再び営業自粛しとるし、そもそも食い物屋に行くのが怖いんで、事務所での昼飯は安い弁当とカップラーメンを机で食うことが殆どじゃ。
他のやつはYが付くニュースサイトを眺めながら飯を食っとるが、ワシはこのブログのコメントを確認したり返事を書いたりした後は、大抵Google Mapを目的もなく眺めるのが好きじゃし実際楽しい。
今日も勿論同じようにディスプレイに映し出された地図を無目的にあちこち眺めておった。

山王峡温泉しらかば荘(静岡県浜松市天竜区水窪町地頭方2299-9:¥400:053-987-0938:11:00-15:00:日帰りは土日のみ:現在は日帰り温泉休止中)の辺りを色々眺めておったら、下の地図のような場所を偶然見つけた。
水窪湖の北東、山の中じゃ。
因みに水窪湖の西側にある電源神社の辺りでは、おさるさんやしかさんを普通に目にすることが出来る。
そういうようなエリアじゃ。



「楓」とある。
ワシは強い興味を覚えポイントをクリックしてみると、このような表示がされた。

© Google 2020
定食屋と書いてある。
カジュアルであるとも書いてある。
カジュアルな定食屋が当にここにあるとGoogle先生は申しておる。
成程、どこにどんな定食屋があっても問題はない。
基本的な問題はない。
基本的な問題はないが、本質的問題は残る。
それ即ち「どうやって行くか」。
ワシは地図を仔細に検討してみたが、どこを探してもここ定食屋「楓」に通じる道はどうしても見つけることが出来なんだ。
いやいや、こういった地域には得てして地図には表現されておらん道があるものじゃ。
実物に近い絵面であらばもしかしてその兆候を捉えることが出来るかもしれんと思った。
そこで、地図を航空写真モードに切り替えてキャプチャしてみたのがこれじゃ。

著作権表示はキャプチャ内にあります
写真を見ても道の雰囲気あるいは痕跡は全く感じられん。
寧ろ、地図よりも疑惑が深まった感さえある。
つまり、道はない。
これは「方策がない」の比喩的表現ではない。
文字通り「道はない」じゃ。
そのような場所にあるカジュアルな定食屋。
その名も「楓」。
ワシはこの夏、ぜひ行ってみたい。
行って、焼鯖定食をビール飲みながら食いたい。
ここならば三密じゃ会食だダメだと言うような誹りを受けることなく飯を楽しめるじゃろう。
そのためにはまず登山用品店でそこそこのレベルの装備を整える必要があるじゃろう。
RPGの初期装備若しくは無課金勢程度の装備では、焼鯖定食&ビールは愚か、たどり着くことさえむつかしいこと必定じゃ。
どうだいみんな、ワシと一緒に目指さんかい?

因みに同類の場所として次を掲げておこう。



駿河湾の中に赤いマークが見えるじゃろう。
これは和歌山にある筈のサロン咲里香という温泉じゃが、残念ながら現在は休業しとる。
ここにも行ってみたかったが、行けず仕舞いで残念至極じゃ。
本日は異常じゃ。

2021年8月15日 追記)
やはり誰かが修正若しくは削除の申請をしたようで、本日現在「楓」は表示されておりません。
残念。
放っといてほしかったなあ。
こういうのは面白いと思うんですが。

2020年8月1日土曜日

温泉に行かない日(451) 世話になった方のお墓参りと角山新富士店

本日は富士市に単身赴任していた際に大変お世話になった方の命日じゃったので、クルマでお墓参りに行った。
お墓は岩淵という所の大変見晴らしの良い場所にあって、条件が良ければ富士山が真正面に見える。
今日は残念ながら富士山のてっぺんに雲がかかっていて裾野の辺りしか見えなんだが、それでも素晴らしい風景を目にすることが出来た。

© ill-health(ruephas) 2020
持参したお線香を墓前にお供えして無事お墓参りを終えたワシは、本当はどっかの温泉か山神社に寄ろうかとも考えたんじゃが、最近の武漢ウイルスのこともあるのでどこにもよらずにそのまま帰ろうと一旦は考えた。
ワシが今住んどるエリアも、富士市内にも武漢ウイルスのクラスタが発生しており、出来るだけ余計なことはしないほうがいい。
しかし気になる場所が1ヶ所だけあったのを思い出し、そこにだけは寄って今どうなっているか見てから帰ることにした。

その場所とは、角山 新富士店(静岡県富士市水戸島164-1:0545-63-5172:定休第5週を除く毎週月曜:営業時間要確認だが基本11:00〜21:30)が嘗てあった場所じゃ。
残念ながら、今年初めに倒産してしまい今は営業していない。
ワシは富士市に単身赴任して何年か住んでおって、勤務先以外にも多くの友だちができたし、いくつかのお店が馴染みになったんじゃが、角山新富士店はそのうちの一つじゃった。
酒好きなワシは昼から呑める店を探しておったんじゃが、ある休みの日の昼過ぎ、アパートの近くである水戸島の辺りを散歩しておったら、定食屋と云うか飲み屋と云うかそんな店があって、表から窓越しに中を伺うと、小上がりでは家族連れが定食を食べておる。
カウンター席もあって、おっさん爺さんの何人かが既に美味そうに呑んでおる。
これが角山 新富士店じゃったわけじゃ。

嘗ての角山 新富士店の全景
2017年3月撮影
Google ストリートビューより引用
© 2020 Google
2019年7月ごろの店先の様子
© ill-health(ruephas) 2019 / 2020
ワシは中に入ってカウンターの席に座り、ビールを注文した。
メニューを見ると美味そうな刺し身を大変安く提供しとることがわかったので早速注文し堪能した。
その後、この店は富士での一番の馴染みとなった。
アパートからなんとか歩いて行ける距離にあったので、帰りを気にしなくても安心して呑めるし、なんと云っても安くて美味い。
店長のSさんや従業員さんもみんないい人で、多いときだと週に2回3回通っておったくらい。
地元に近い富士宮や藤枝辺りで醸造しておる美味い日本酒も出してくれる。
単身赴任を終え富士を去る時に何が残念じゃったかと云えば、仕事もそうじゃけどなんと云っても、ここ角山 新富士店に気軽にはいけなくなってしまうということじゃった。
帰任する前には当然店に行って、仲良くなった店の皆さんと記念写真を撮った。
帰任してからも、角山 新富士店で呑むことだけを目的に何回か富士に行ったりしておった。

今年の4月のこと、富士時代の友人から電話があった。
その中で彼が、
「あ、そうだ◯◯さん。◯◯さんよく行ってた角山って店ですけど、潰れちゃってもうやってないみたいなんですけど、ご存知でした」
「ええっ?潰れた?」
「はい。そうみたいなんですよ」
相当驚いた。
角山は富士市内に確か4店舗くらいあって、何れも大変に繁盛しておった筈。
ワシは新富士店しか行ったことはないが、休日の夜などは本当に満席で1度だけじゃが入れずに帰ったこともあるくらいのもんで、そんな会社が潰れるとは俄には信じられんかったが、ネットで調べてみると確かに倒産に関するいくつかの情報があった。
情報は本当じゃった。

岩淵のお寺を後にして角山 新富士店に向かった。
道はよく知っとるからカーナビを使う必要はない。
程なくして水戸島に入り、角山の跡地に到着した。

壁面だけが残った角山新富士店の建屋
ひと目見て悲しい気分になった
© ill-health(ruephas) 2020
建設会社の名前が入った車止が道際にたくさん置かれており、人やクルマの侵入を防いでおる。
建屋の周囲はきれいに舗装し直されておる。
建屋は所謂スケルトンというのか、壁面以外のすべてがきれいに撤去されてしまっておる。
見て思ったのが、この店ってこんな四角だったんだなあということじゃった。
この店のイメージは暖かなまろやかなもので、このようなスクエアなイメージではなかったからじゃ。
店の左手にあった水産物の加工場のような建物は消失しており、徒にガランとした空間に変わってしまっておった。
ワシはこの写真を撮り、大きく開いた部分から中を覗き、賑やかな店の様子を思い出し、溜息を一つ吐いてクルマに乗り込み、角山 新富士店を後にした。

帰宅して財布を探してみたら、やはりこれがあった。

© ill-health(ruephas) 2020

使うことがなく財布に残ってしまっていた謝恩金券が2枚。
これは捨てずに大事に持っていようと思う。

2014年10月16日
© ill-health(ruephas) 2014 / 2020

2019年7月20日
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2017年4月30日
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2016年1月2日
© ill-health(ruephas) 2016 / 2020

2016年11月18日
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