2012年8月25日土曜日

温泉に行かない日(102) 謎の海中温泉

来週、所用でJR東静岡駅近辺に行くんですが、その所用というのが午前中にはケリが付くため、午後はその辺にある温泉を探して寄っていこうと思い立ちました。
で、早速Google Mapを立ち上げて、「温泉」をキーワードにして「付近を検索」してみました。
その結果地図上に表示されたのは、まあ有名どころでは「すんぷ夢ひろば」(あれ、ここって潰れたんじゃなかったっけ?)とか「中伊豆高原草薙の湯」とか「天神の湯」とか「長野興産(=つまり「極楽湯」だね)などが周辺にありますが、いずれも触手が動かず、う~んと悩んでいました。
では、もう少し範囲を広げてみるか思って、地図をより拡大して探していると、ひとつ引かれたのは、以前何かで読んだことがあって、その立地や施設の貧乏くささが特徴的な「滝ノ湯温泉センター」。
まあいいか、ここに行くかと決めかけましたが、更にシツコク探していると1箇所、妙な温泉(?)を発見しました。
Google マップ - ©2012 Google-ZENRIN 
この地図をご覧下さい[1]
これは地図画面のキャプチャですが、「久能山」の真南と焼津市役所の真東にそれぞれ線を延ばした交差点辺りに赤い点があります。
Google先生はこれは「温泉である」と主張しているのです。
海中温泉。
焼津港から約10㎞東沖合に存在する謎の海中温泉であります。
ううむ、俄には信用できない感じがするけど、教えてくれているのは世界のGoogle先生。
Googleに間違いはないと一般的には言われていますので、これはきっと事実なんでしょうなあ。
で、早速その赤い点をポチッとしてみると、温泉の詳細が表示されました。
それによればこの温泉の名前は「サロン咲里香」。
「さろんさりか」と読むのでしょうかね。
焼津沖合にある謎の温泉としてはまったく似合わないおされな温泉名です。
なんてったって、あなた、サロンですよサロン。
驚いたことにこんな場所であっても固定電話が通じているようで、その番号は073-459-1151。
専用の海底ケーブルを引いているのでしょうね。
すげえな、サロン咲里香。
住所もちゃんと割り当てられているぞ。
和歌山県和歌山市加太海岸通り。
はあ?海岸通りぃ?
現地は「海岸」ではなく、「海中」だと思うんだけどなあ。
通りなんてなさそうに見えるし。
それよりなにより、焼津沖東10㎞に和歌山県が存在していたとは正に驚天動地であります。
知らぬ間に和歌山県が静岡県に攻め込んでいるのでしょうか?
なんか最近になって激化してきている某A国や某B国による領地侵犯を思い起こさせるような状況です。
静岡県は毅然とした対応を取って貰いたいものだと思いつつ、両県による覇権争いが本格化する前に、是非この「サロン咲里香」に行って見たいものです。

結論:来週行く温泉は「サロン咲里香」(焼津港から約10㎞東沖合の和歌山県にある温泉)に大決定![2]
だけど、漁船か何かをチャーターしなけりゃ行けそうにもないなあ(^^ゞ

[1]
読めばわかる通り、これは明らかにGoogle Mapのミスというかバグだと思われます。
そうだとするとそのミスだかバグが解消された時点で、この海中温泉はこの世から消滅してしまいます[3]ので、敢えてハードコピーをJPEGにして貼り付けています。
現物を見たい場合には、Google MapでJR東静岡駅を検索し、そこから「温泉」をキーワードにして「周囲を検索」し、地図のスケールを一段階ずつ広くしていけば発見できるでしょう(2012年8月25日 午前7時現在)。

大きな地図で見る
[2]
残念なことに公式ウェブサイトによると、「申し訳ありませんが、現在サロンは休業中です」とのこと。
場所に加えて営業そのものも超秘湯的だ。
とほほのほ。
しかしでもまあ、沖合10㎞もの場所にある店には住み込めないだろうし、通うのも大変だろうから、休業も宜なるかなであります。

[3]
上の地図の通り、矢張り消されたな。

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