2017年9月17日日曜日

温泉に行かない日(337) 宅内Wi-Fi環境壊れた ⇨ カネかけず復旧

暫く前から自宅のWi-Fiが繋がらなくなりおった。
自宅に有線ネット環境を作ったのは1999年10月で、その後時期は不明だけどAppleのPowerBook2400c買ったときに合わせてAppleのAir Macベースステーション(おにぎり型のやつですな)を導入してWi-Fi環境(当時はWi-Fiなんてシャレオツな呼び方じゃなくて「無線LAN」という大和魂溢れた質実剛健な用語を使っとった)を整えた。

これがAppleのAir Macベースステーション。無駄にシャレオツ。

いやあすごく感動してさ、マンションのベランダに出ても自宅のネットに繋がっとるのがすごいと思って、家に遊びに来た友人にその姿を見せて「すごいじゃろう」と自慢したら「ベランダからパソコンでメールやネットをする必要性を全く感じない」と冷たくバカにされたことを昨日の事のように思い出すぞピーポー君。
何年か経つとベースステーション内のコンデンサが破裂して(殆どのベースステーションの持病だった模様)ステーションが破壊せしめられたため、なんとなくAppleの純正品を使うのはやめて(高いし)、CoregaのCG-WLBARGMというMIMO対応のルータで再構築したんだけど、設定に四苦八苦した記憶があります。
これがCoregaのルータ。なんか強そう。

で、今回はこれが(ここ笑うとこだぞ)壊れたんで、どうしようかと悩んでおった。
普通だったら買わなきゃなので、熱帯雨林などで情報を集めておったのだが、今最新の規格は11acという次世代高速規格であり、今後ルータを買うんだったらこれを選ぶのがデフォであることと、鉄筋コンクリート越しに電波を飛ばしたい、且つ複数のデバイスをつなげたいのであれば1万円から2万円の設備更新投資と判明した。

クソめ、そんな金あるかよ。
しかたない、暫くはパケット不足に怯えながらiPhoneでネット生活を送るしかないか。
と諦めた。

しかし待て。
以前auから白くて四角いWi-Fiルータが送りつけられてきてたな。
既にWi-Fi環境のあったワシには無用の長物だったので放置プレイを決め込んでいたし、その姿かたちからなんとなく「弱っちい」イメージを持っておったので、使うつもりはまったくなかったルータだ。
携帯電話ごとに配られていたのか、探してみたら自宅にはこのルータが3台もあった。
全くもってカネの使い方を知らん会社だ。
契約住所で名寄せすりゃあこんな無駄なバラマキは不要だったはずなのに、その分ケータイ料金安くしてくれやと強く訴えたい。

どうだ、シャレオツで弱っちそうだろう?
これはauがユーザに対して無償レンタルと称してばらまいていたルータで、当然最新の通信規格には対応してません。
11nという前の規格。
しかしそんなこたあワシにとってはどうでもいい。
今の通信環境が維持できればそれでいいんじゃ。
よし、これで行こう。

そうだそうだと早速取り出し、モデムのLANポートとこのシャレオツルータのWANポートをケーブルで繋ぎ、シャレオツルータに電源ケーブルを繋いでみたが、当然のことながらつながらない。
クライアント(MacBook使って設定中)とシャレオツルータ間はブラウザに「192.168.0.254」と入力してやればファームウェアに含まれる設定画面が立ち上がりつながります。
通常、新規のルータを使う場合には、プロバイダの回線に接続するためのユーザIDとパスワードを設定しなければ行けないからです。
私としては素人っぽく、それ無しであっさりつながることを期待してましたがダメでした。
なんでそんなことを期待してたかというと、理由は下記1.で書いているとおりで現在のプロバイダ契約内容を本棚をひっくり返して探し出すのが篦棒に面倒だったからです。
結局探し出していろいろ確認しなければ行けないハメになりましたけどね。

で、ここからは箇条書きでまとめときます。

  1. 実は私、プロバイダ(OCN)と最初に契約した時のドキュメントは持っているが、その後光フレッツに契約変更した時のドキュメントを紛失している。したがって顧客ナンバーはわかるが、接続に必要な接続ID・接続パスワードがわからない。
  2. 今日は日曜日でプロバイダサポートコールはやっていない。
  3. OCNのサイトで契約内容の確認できるかどうか色々探してやってみたら、非常にわかりにくかったけど何とか確認できた。
  4. ルータに接続IDとパスワードを設定するために設定画面を開くが、肝心のWAN設定がどこをひっくり返しても出てこない。
  5. もしかしてファームウェアが古いのかも知れないのでアップデートしようと思うが、そもそもネットにつながってないので確認さえも出来ない。
  6. お手上げ。以上。
兎に角、4.のところでルータの設定画面でWANの設定さえ出来ればおそらく繋げられるんですが、出ないものは仕方ない。
諦めかけつつ、シャレオツルータそのものに何か裏にヒントはないかいろいろひっくり返して見ていたら、モード切替スイッチというのがあって、AUTO・AP・ROUTER」の各モードを選べる様になっている。

で、今の位置はAUTOになっている。

ふんふん、ふんふん。
なるほど、なるほど。
よおし。

シャレオツルータの電源を落とし、スイッチをROUTERに切り替え再度電源投入。
その後暫くしてMacのブラウザからシャレオツルータの設定画面を立ち上げてみると、今度はちゃんとWAN設定画面が現れた。
よおし。
そこから先程調べた自分の接続IDとパスワードを設定して保存。
設定画面からシャレオツルータを再起動し、本体のステータスランプを観察しとると、暫くしたらオレンジ点滅からグリーン点灯に変化。

お、来たか!

Macのネットワーク環境設定を開けてみると、よおし、繋がっとる。
auhome_axxxxx-Aが表示されとるぞ。
これで、旧規格ではあるが宅内Wi-Fi環境が復活できた。
ということで、この駄文を書き飛ばすことも出来たわけでありますね。
いやあ、まさにデジタルリソースの無駄遣いですなあ、あっはっは。

でもワシ、実はこんな感じでいろいろモノゴトを弄ってひっくり返してウジウジ取り組むのが好きなんだよね。
だから数万円お金が浮いたってよりは、自分の力だけでなんとかできたってのが正直うれしかったね。
なかなか充実した時間でありました。

2017年9月16日土曜日

大野木荘(1)

富士から浜松に戻ってからも2〜3週に1回、下手すると毎週土曜日に富士に通っています。
富士は好きな街ですが流石に浜松から毎週通うまではのめり込んでいません。
理由があるからで、要するに歯医者に通っています。
これも別に地元の歯医者にスイッチすりゃあいい話ですが、まあちょっとした事情があってキリが付くまでは富士の歯医者に通わねばならないのです。

歯医者は午前中に終わりますので、どっかでご飯を食べたとしても午後はまるまる時間が空きます。
じゃあ、富士と浜松の間にある温泉で行ったことない場所はないかと考えてみたところ、コンヤ温泉というとこがありました。
場所は以前行ったことのある梅ヶ島温泉の手前6kmくらいのとこ、というか諸情報の文脈によっては「梅ヶ島温泉」にはこのコンヤ温泉郷も含まれている場合もあるみたいなので、それでいくと広い意味での梅ヶ島温泉の入口というか、そんな辺りであります。

国道1号バイパス千代田上土ICから安倍川左岸をひたすら北上すること1時間、途中若干シビアな道路状況もありますが、現地到着。
実は現地につくまでは日帰りがあるか、のみ可の宿はあるのかなど現地情報をきちんと調べてなかったのですが、コンヤ温泉街入口である孫佐島ってとこに案内看板があり、そこにはいくつかの温泉宿があることが書かれてました。
そのうちの一つである大野木荘(おおのぎそう:静岡県静岡市葵区梅ヶ島4269-10:054-269-2224:¥540/1h:時間・休業は要問い合わせ)を理由もなく選び電話をかけて確認してみると入浴可能とのこと。
早速訪ねると大変綺麗なお宿。
失礼ながら、こんなすたれた温泉街にこんなにカネかけちゃっていいの?って思えるくらいにきれいな建物。
中に入っても当然清潔感が溢れており、ああここに泊まってみたいなあと感じました。

肝心のお風呂ですが、これがまた私が大好きな「ぬるめ・ぬるつる」。
お湯の中には白い湯の華がゆらゆらしていて、泉質は個人的には充分合格。
入浴後かなり長い時間、肌にまとわりつくぬるつる感が継続します。
今はなき、赤石温泉白樺荘には若干負ける感じではありますが、そこらにあるぬるつる系温泉に比べれば圧勝。
そしてぬるいので、いくらでも入っていられる感じ。
こうなると入浴時間が1時間に限られていることが非常に残念であります。
内湯・露天とも岩風呂で、露天の方がやや浅めの浴槽。
内湯・露天は脱衣室経由で行き来する必要があるため、人によっては若干不便と感じるかもしれませんが、わたしは別にかまわない。
例えば兵庫にある「しそう よい温泉」も構造上の理由で内湯と外湯との行き来は一旦着替えてからでないと出来ませんが、なんていうか気持ちの切り替えができて、新たな雰囲気で楽しめる感じでした。
ここは着替える必要もないし問題ないですね。

行った当日は幸いにも私以外には誰もいなくて貸切状態。
メイン露天で、何回か内湯も楽しみました。
いや〜、1時間短かったなあ。

同じくコンヤ温泉郷にある「こんや銘酒館」も名実ともに魅力的。
建物の前は通っただけで実際に入浴はしてませんが、窓越しにお酒の瓶が垣間見え、ここはぜひ泊まって温泉とお酒を味わうべきところとみました。

あと、梅ヶ島キャンプ場から数分のところにあるコンヤの吊り橋、ワシは怖過ぎてとても渡れんかった。
筆者は極度の高所恐怖症ではありますが。
この吊り橋をもしロードバイクで渡れた人がいたら、先着1名の方に大野木荘の日帰り入浴1回分奢ります。
証拠の動画を投稿してください。

コンヤ温泉郷、いいぞ。


↑地図表示、ズレてたらゴメンナサイ。
少しずらせば表示されます。

2017年9月15日金曜日

Ride before you look!(11) やっとこさ浜名湖を一周できた

昨年、浜松市北区にある尉ヶ峰(標高433m)という山の辺りの道を自転車で走って以降、長きに渡って膝痛に悩まされており、痛みだすのが怖くて平地を距離にして40kmを上限にしか走れないという日々が続いておりました。
その間、ストレッチしたりバス通勤の際に職場の手前3つ前のバス停で降りて早足で歩いたり、また、クリートの取付角度やシート高の調整をしたり、物理的に拇指球中心にペダリングができるよう(これすると自然に内股になる)、シューズの外側に中敷きを追加したり工夫と若干の努力を重ねてきました。
その結果、今年の8月に入って少しずつ調子が上がってきて、

8月6日:春野方面(40km:高低差200m)
8月12日:竜洋方面(50km:高低差40m)
8月13日:大東町方面(90km:高低差70m)
8月20日:再度春野方面(60km:高低差200m)

という感じで、膝に痛みを感じることなく走れるようにはなってきました。
右膝お皿周辺に僅かな違和感はありますが、痛みには至りません。
普通にロードバイクに乗っている人から云わせりゃあ、
「なんじゃこれ、初心者以前じゃんか」
でありますが、初老が一旦痛みを抱えてしまうと本当に辛いもので、ここまで回復させるにはなまなかなことではありません。
ちなみにロードバイクを始めた直後は、フラペで100km程度は普通に走れていました。

ということで、昨年挑戦して見事玉砕したハマイチに先日挑んでみました。

ちなみに昨年ハマイチに挑んだのは11月くらいでした。
その時は自宅をスタートして浜名湖に向かい反時計回りで走ったんですが、40kmあたりの尾奈で右足に膝痛が発生し、その後も左足中心で漕ぎ続け70km辺りの浜名湖ガーデンパークまで行きましたが、その時点で両脚とも激痛になっており走行不可能。
膝を動かさないと殆ど痛みを感じないのですが、歩くと激痛。
1時間程度休んだら左脚の方が僅かには使える感じに回復してきたのですが、ハマイチコンプリートを狙ってここから先の舘山寺方面(東名を越えて気賀方面に抜ける際にちょっとした坂路あり)に向かうことはさっさと諦め、比較的平坦な佐鳴湖経由で命からがら(そん時は本当にそんな心境)帰宅しました。
しかしまさに満身創痍、階段は愚か車の乗り降りも手で脚を持ち上げないと出来ないほどの状態でした。

今回は春野を2回走れたという若干の自信もありましたが、念のため自宅スタートは避け車で天竜浜名湖鉄道気賀駅周辺まで行ってそこからスタート。
且つルートは奥浜名湖と庄内湖をショートカットしたへちゃらけた「なんちゃってハマイチ」であります。
すなわち距離は60kmで高低差は殆どありません。


ルートなどの詳細は上のリンクをクリックすれば(たぶん)見られますのでそちらに譲りますが、とにかく長距離走りに行けるめどがついたこと、これは膝痛持ちには大変な福音です。
今週末もどこかに、100km先くらいの遠くまで走りに行きたいんですけど、颱風が日本縦断するということで大変残念。
いい季節になってきたのにね。