自宅に有線ネット環境を作ったのは1999年10月で、その後時期は不明だけどAppleのPowerBook2400c買ったときに合わせてAppleのAir Macベースステーション(おにぎり型のやつですな)を導入してWi-Fi環境(当時はWi-Fiなんてシャレオツな呼び方じゃなくて「無線LAN」という大和魂溢れた質実剛健な用語を使っとった)を整えた。
これがAppleのAir Macベースステーション。無駄にシャレオツ。 |
いやあすごく感動してさ、マンションのベランダに出ても自宅のネットに繋がっとるのがすごいと思って、家に遊びに来た友人にその姿を見せて「すごいじゃろう」と自慢したら「ベランダからパソコンでメールやネットをする必要性を全く感じない」と冷たくバカにされたことを昨日の事のように思い出すぞピーポー君。
何年か経つとベースステーション内のコンデンサが破裂して(殆どのベースステーションの持病だった模様)ステーションが破壊せしめられたため、なんとなくAppleの純正品を使うのはやめて(高いし)、CoregaのCG-WLBARGMというMIMO対応のルータで再構築したんだけど、設定に四苦八苦した記憶があります。
これがCoregaのルータ。なんか強そう。 |
で、今回はこれが(ここ笑うとこだぞ)壊れたんで、どうしようかと悩んでおった。
普通だったら買わなきゃなので、熱帯雨林などで情報を集めておったのだが、今最新の規格は11acという次世代高速規格であり、今後ルータを買うんだったらこれを選ぶのがデフォであることと、鉄筋コンクリート越しに電波を飛ばしたい、且つ複数のデバイスをつなげたいのであれば1万円から2万円の設備更新投資と判明した。
クソめ、そんな金あるかよ。
しかたない、暫くはパケット不足に怯えながらiPhoneでネット生活を送るしかないか。
と諦めた。
しかし待て。
以前auから白くて四角いWi-Fiルータが送りつけられてきてたな。
既にWi-Fi環境のあったワシには無用の長物だったので放置プレイを決め込んでいたし、その姿かたちからなんとなく「弱っちい」イメージを持っておったので、使うつもりはまったくなかったルータだ。
携帯電話ごとに配られていたのか、探してみたら自宅にはこのルータが3台もあった。
全くもってカネの使い方を知らん会社だ。
契約住所で名寄せすりゃあこんな無駄なバラマキは不要だったはずなのに、その分ケータイ料金安くしてくれやと強く訴えたい。
どうだ、シャレオツで弱っちそうだろう? |
11nという前の規格。
しかしそんなこたあワシにとってはどうでもいい。
今の通信環境が維持できればそれでいいんじゃ。
よし、これで行こう。
そうだそうだと早速取り出し、モデムのLANポートとこのシャレオツルータのWANポートをケーブルで繋ぎ、シャレオツルータに電源ケーブルを繋いでみたが、当然のことながらつながらない。
クライアント(MacBook使って設定中)とシャレオツルータ間はブラウザに「192.168.0.254」と入力してやればファームウェアに含まれる設定画面が立ち上がりつながります。
通常、新規のルータを使う場合には、プロバイダの回線に接続するためのユーザIDとパスワードを設定しなければ行けないからです。
私としては素人っぽく、それ無しであっさりつながることを期待してましたがダメでした。
なんでそんなことを期待してたかというと、理由は下記1.で書いているとおりで現在のプロバイダ契約内容を本棚をひっくり返して探し出すのが篦棒に面倒だったからです。
結局探し出していろいろ確認しなければ行けないハメになりましたけどね。
で、ここからは箇条書きでまとめときます。
- 実は私、プロバイダ(OCN)と最初に契約した時のドキュメントは持っているが、その後光フレッツに契約変更した時のドキュメントを紛失している。したがって顧客ナンバーはわかるが、接続に必要な接続ID・接続パスワードがわからない。
- 今日は日曜日でプロバイダサポートコールはやっていない。
- OCNのサイトで契約内容の確認できるかどうか色々探してやってみたら、非常にわかりにくかったけど何とか確認できた。
- ルータに接続IDとパスワードを設定するために設定画面を開くが、肝心のWAN設定がどこをひっくり返しても出てこない。
- もしかしてファームウェアが古いのかも知れないのでアップデートしようと思うが、そもそもネットにつながってないので確認さえも出来ない。
- お手上げ。以上。
諦めかけつつ、シャレオツルータそのものに何か裏にヒントはないかいろいろひっくり返して見ていたら、モード切替スイッチというのがあって、AUTO・AP・ROUTER」の各モードを選べる様になっている。
で、今の位置はAUTOになっている。
ふんふん、ふんふん。
なるほど、なるほど。
よおし。
シャレオツルータの電源を落とし、スイッチをROUTERに切り替え再度電源投入。
その後暫くしてMacのブラウザからシャレオツルータの設定画面を立ち上げてみると、今度はちゃんとWAN設定画面が現れた。
よおし。
そこから先程調べた自分の接続IDとパスワードを設定して保存。
設定画面からシャレオツルータを再起動し、本体のステータスランプを観察しとると、暫くしたらオレンジ点滅からグリーン点灯に変化。
お、来たか!
Macのネットワーク環境設定を開けてみると、よおし、繋がっとる。
auhome_axxxxx-Aが表示されとるぞ。
これで、旧規格ではあるが宅内Wi-Fi環境が復活できた。
ということで、この駄文を書き飛ばすことも出来たわけでありますね。
いやあ、まさにデジタルリソースの無駄遣いですなあ、あっはっは。
でもワシ、実はこんな感じでいろいろモノゴトを弄ってひっくり返してウジウジ取り組むのが好きなんだよね。
だから数万円お金が浮いたってよりは、自分の力だけでなんとかできたってのが正直うれしかったね。
なかなか充実した時間でありました。