2018年1月3日水曜日

倉真赤石温泉(11)

新年だからといって特にめでたくもないんですけど、社会的儀礼に基づき、皆様あけましておめでとうございます。

正月に行くべき温泉はどこか、熟慮に熟慮を重ねて(約5分間)得た結果は、倉真赤石温泉でした。
さっさと準備を済ませ、さっさとクルマに乗り込み、ガンガン走って温泉に到着。
温泉建屋前の僅かなスペースにクルマを停めつつ奥を見やると、中には鈴木会長(社長と言うか店長と言うか館長というか、要するにこの温泉の持ち主。スズキの鈴木会長に似ているのでオレが勝手に付けているあだ名)が胡座をかいているのが見えました。

クルマを降りて中に入り、
「あけましておめでとうございます」
と挨拶して中に入ると、鈴木会長は弁当を使っていました。
「いやあ、今日はヒマなんで営業開始を12時にしたんだよ」
って、今もうその時間過ぎてるんですけど。
「じゃあまだお湯溜まってないですか」
って訊いたら、会長は弁当を使いつつ、
「いや、いっぱいだよ。いいから早く行ってゆっくり入んな」
と云ってくれたので、会長との会話は後回しにして直ぐに浴室へ。

ここに関しては過去もう10回も書いているのでくだくだしくは書かないですけど、シンプルな浴室、乱舞する湯の華、ぬるくていつまでも入っていられるぬるつる泉質。
全てに変化なし。
どこにもスキはなし。
内湯しかないんだけど浴室にはおっきな窓があって開け閉めでき、湯あたりしそうになればそれを大きく開け放てば宜しい。
あけるとそこに見えるは、杉と竹に覆われた静やかな山林。
人工物は、はるか遠くに頭だけ見える鉄塔のみ。

注がれる源泉。
それと同じ量がオーバーフローしてます。
熱がりの私でも1時間ゆっくり入っていられる奇跡的な温度。
まったく、何も言うことなし。

浴室をでて、汗を拭き拭き会長と会話。
会長、今また新たな野望を抱いているようでした。
真冬に訪れたガッツ石松をして素晴らしいと云わしめた屋上の完全温度無調整炭酸温泉には瞠目するしかなかったが、会長、今回はそこまでハードな企画ではなく、玄関先に「真っ白になる源泉」を引き込んで、訪れるものたちをびっくりさせてやりたいとのこと。
「なあに、そこらに岩はたくさんある。4㌧トラックをぐっとここまで乗ってきて、岩を積んでやればなあに、直ぐにできるよ」
「白骨温泉みたいに真っ白になるんだよ。これを使えばいっぱい客が来るわい」

その意気や吉。
ぜひ期待したいもの。

なお、例のミニカレンダーは今年も健在でした。


あと、レアアイテム化して久しい「倉真赤石温泉タオル」については、本日会長のご機嫌が良かったようで、なんと記念に無料でいただけました。
あくまで超ラッキーなことであり、通常は有料であることは強く申し伝えます。

さらにあと、数年前に自販機あらしにやられて以来、ここには自販機はありません。
殆どの方は掛川バイパス西郷ICから現地を目指すと思われるが、途中でファミマ(旧さーK)があるので、そこで適度な補給をするがよろし(倉真赤石温泉は、持ち込み可じゃ)。

兎に角、鈴木会長。
今年も意気軒昂と見た。

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