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2021年4月3日土曜日

倉真赤石温泉(20) 祝再開!

武漢ウイルスが手を変え品を変え姿を変え悪逆を尽くしており、噂では今第4波に入ったと云われておる。
ただ幸いにしてワシの住んどるエリアは感染者数的に云うと1日当り数人というレベルであり、勿論羽目を外すのはいかんが、充分に注意しながらであれば日帰り温泉に入るのはまあ問題なかろう。
そんな事を思っておったら、倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:完全予約制:10:00〜17:00:途中の道及び駐車場がややシビア)が遂に再開したとの情報がInstagramによりワシにもたらされた。
これは早速行かねばならんじゃろう。

散り始めて道路に落ちた桜の花びらを見ながら国1バイパスを東に走り倉真赤石温泉に到着。
中に入ると何だか掲示物が増えとる。
その中にこのようなものがあった。

© 純温泉協会
Photo © ill-health(ruephas) 2021

純温泉って、いいね。
うむ。
確かにここは素晴らしい源泉を最低限の加熱のみで掛け流しておる。
確かにいい温泉じゃ。
掲示物をよく見てみると純温泉協会とある。

© 純温泉協会
Photo © ill-health(ruephas) 2021

帰宅後(つまり今じゃな)サイトを見てみると、山口貴史という人物が主宰している協会で、その目的は、

人間には決して作ることが出来ない温泉本来の自然のままの温泉に浸かるという尊い行為を一般の方々に改めて認知して頂き、本来の温泉の価値が高まり、純温泉該当施設が永続的に運営できるようになって頂く流れを作ります。

というものらしい。
その中でここ倉真赤石温泉が選ばれておってカテゴリー的には「純温泉C」(加水なし、加温あり、循環ろ過なし、消毒なし、入浴剤なし)となっておる。
成程。
最近は小山薫堂氏の連載で月刊PENに取り上げられたり、その関連で小山氏の湯道百選というサイトで紹介されたり、その筋ではなかなか注目され始めておるようじゃ。
ま、ワシとしてはこういったこととはあまり関係なく2011年位から通っておって、静岡県西部ではほぼ一番泉質の良い温泉だと思っとる。

順番を待ち、早速入った。
既に書いておるとおり、ここは1時間枠の完全予約制で他のお客と一緒に入浴することはないし、客の入れ替えごとに更衣室や浴室入り口などをしっかりと消毒してくれとるから安心じゃ。
普段より湯の花が少ない様子じゃ。
どうしたんじゃろと思って出てから聞いてみたら、お休み期間中温泉のタンクを清掃したのが原因じゃということで、それならばそのうち元に戻るじゃろうと思い一安心した。
温泉に含まれる炭酸成分をできるだけ飛ばさないようだいぶぬるめの温度設定なので、暑がりのワシでも長く入っておられるのがいい。
やや浅めの浴槽じゃから、寝湯っぽい体勢をとってちょっとしたうたた寝もできる。
この温泉は山の中にあって、いつも大きな窓を全開にしてお湯に浸かるんじゃが、そうすると温泉入浴に加えて森林浴、そして今日は大変暖かな日が差しておるから日光浴も同時に楽しめるなかなか他では味わえない醍醐味もある。
再開してくれて本当に良かった。
是非皆様も行ってみれば良いと思う。
人によっては1時間枠1100円は高いと思うかも知れんが、そんなことはない。
行って入ってみれば解るはずじゃ。

© ill-health(ruephas) 2021

さてこれは温泉の全景じゃが、建屋の屋上にあるドーム状のものは嘗てまでは使えておった完全源泉非加熱の温泉を味わえておった。
残念ながら今は使えないんじゃが、また入りたいものじゃなあ。
夏に入ると最高なんじゃよなあ。
復活してくれんかなあ。

 

温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.4
風情ポイント
4.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.9

2021年1月3日日曜日

倉真赤石温泉(19) Facebook+Instagram+月刊PENの話

今回の年末年始は最もコンパクトで6日間という日取りじゃったが、ワシゃこのくらいで丁度よい。
武漢ウイルスが猛威を振るっとるから、例年じゃとほれ旅行じゃほれ海外じゃなどと浮かれて色んなとこに行く者も多いが、ワシ的には毎年どっこも行かんので、長い休みは不要じゃしな。
さて初老というものは所謂ルーティンを大事にする。
暮れ正月に必ずやることは毎回やりたいし、従来やっていないことは別にどうでもいい。
ワシの場合暮れ正月に必ずやっていることは、
  • 近隣にある大山くん三社への参拝
  • 温泉に入る
  • 昼酒
これらは絶対に外せないし、これら以外の事は別にやりたくもない。
ちなみに「近隣にある大山くん三社」というのは、大山祇神社(静岡県浜松市中区和合町189)、三嶋神社(静岡県浜松市中区和合町299−3)、三嶋神社(静岡県浜松市北区細江町中川347)のことじゃ。
これとは別に所謂氏神様にも参拝する(自宅が割れるからどの神社じゃかは秘密じゃヨ)。
温泉はどこでもいいんじゃが、ここ数年は倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:完全予約制:11:00くらい〜17:00くらい:途中の道及び駐車場がややシビア)に行くことが多い。
特に今年は多くの人がわんさか蝟集するスー銭などには行きたくない。
完全予約制、完全貸切制の倉真赤石温泉がやはり安心じゃし、云うまでもなく最上の泉質じゃし、ここ以外は考えられんわけじゃから、本日当然のごとく行ってきた。
風情泉質などなど、この温泉に関しては繰り返して書く必要はなかろう。
行けばその素晴らしさがわかるというものじゃ。
現在は残念ながら土日祝日のみの営業で事前予約が必要じゃからね。

この倉真赤石温泉について、新しい情報があるのでお知らせしようと思う。

まず、FacebookとInstagramをついに開始した。
Facebookはこちら、Instagramはこちらじゃ。
どちらもspa.kuramiakaishiで検索可能じゃ。
ちなみにどっちか(どっち「も」でもいいんじゃヨ)をフォローして、前日までに予約をした客には普段は有料販売している源泉をプレゼントしてくれるとのことじゃ。
料理やお茶に使えば美味しくなること間違いなしとのことで、欲しい人はペットボトルを持っていくことが必要じゃ。

次に、月刊PENという男性向けカルチャー・ライフスタイル誌があるが、そこでこの倉真赤石温泉を紹介してくれるらしい。
放送作家の小山薫堂さんが同誌で温泉に関する連載を書いていて、次号辺りで掲載されるとのことじゃ。
先日直接本人が来て色々インタビューしたり写真を撮って帰って行ったらしい。
乞うご期待といったところじゃろう。
小山薫堂さんが、ここ倉真赤石温泉をどう紹介するのか、今から楽しみじゃなあ。
雑誌と連動したウェブサイトもあるということなので、掲載されたら早速雑誌を購入し、サイトにも行ってみようと思うとる。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
4.0
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.9

2021年1月2日土曜日

温泉に行かない日(468) 君は山間部で野生のイノシシに出会う恐怖を知っているか

これは昨年、2020年12月19日午前の話じゃ。
この日は例により倉真赤石温泉に行って極上の温泉を愉しんだわけじゃが、順番待ちの時間を利用して温泉より更に少し北側、新東名掛川SA方面がどうなっておるのか見に行こうと思った。


この地図だと、倉真赤石温泉から北側の先には道がないことになっておるが、実は細い道がある。
細いとは云っても5ナンバーサイズなら何とかギリギリ通れる程度の道幅はある(硬い枯れ草でボディに傷が付く可能性は高いじゃけどね)。
まあ兎に角道があり新東名の擁壁近くまでは続いとるが、路面がちょいと危険(コンクリ舗装の下の土が雨水で抉れてなくなって、空洞状態になっとる)なため、クルマではなくて歩いて行ってみた。

中央の灰色の部分が抉れとる
(後日2021年1月3日撮影)
© ill-health(ruephas) 2021




道の行き止まりまで直線距離で200m程度で、歩きでも5分はかからない感じじゃ。
温泉を後にして道を歩き始めて暫くすると、道の左側にある川(倉真川か、倉真川の支流で結構清流)を挟んで広がる山の方で、人が入って山林を整備しているような音が聞こえる。
寒いのにご苦労な事じゃと思いつつゆっくり進んでいった。
程なくしてどん突きの行き止まりに到達した。

© ill-health(ruephas) 2021

この写真が行き止まりポイントじゃが、ここは恐らく新東名建設時には工事の拠点か資材置き場として使われておった様子できちんとしたアスファルト舗装がされておる。
舗装されていないスペースもあって、ちょっとしたソロキャンプくらいなら問題なくできそうな感じじゃ。
少し歩いたらキレイな水が流れる倉真川(若しくはその支流)があって水も確保できるし、水質が心配ならば倉真赤石温泉のお姉さんに事前にお断りを入れておけば、温泉で水道水を確保するのも可能じゃろう。
うむよしよしこりゃいいな、いつかここでソロキャンプをやってやろうと思いつつ、引き返すことにした。
山の方からは相変わらず山林整備の音が響いてくる。
この山は結構原生的というかあまり整備が行われていないように見えるし、これまでそれこそ何十回も倉真赤石温泉に来とるが、山林整備なんてしていることは見たことない。
何で藪から棒に今頃整備など始めたんじゃろうかと訝りつつ歩き始めると、その山林整備の音が急に移動し始め、川の方に降りてきてこちらの道の方に登ってきた。
音の移動の速度は結構早い。
先程の地図で見るとその辺りはのっぺりとした平地に見えるが、実際には道と山の間を流れる川はそこそこ深いV字状の谷になっていて、しかも結構深いブッシュ、人が高速度で抜けることは不可能な状態じゃ。

左上のガードレールがワシが歩いて来た道
山林整備の音は右の山肌から来て
中央の川を渡り左の道に登ってきた
(後日2021年1月3日撮影)
© ill-health(ruephas) 2021

草木を薙ぎ払いながら進まねばならぬし、途中川を渡る必要もあるんで、徒歩スピードであっても無理じゃろう。
しかしてその音はまさに山の斜面を駆け下り、川を難なくバシャバシャと横切り、ブッシュ状の谷底から駆け足以上のスピードで、まさに迅速に駆け上がってくる。
流石におかしいと思い、これはなんじゃろうか山林整備のおじいやんがこんな高速度で移動できるわけがないぞと立ち止まって慎重に周囲の様子を伺っとると、道と川の間に設置してあるガードレールの隙間から真っ黒くてデカい塊が2つ、道に勢いよく躍り出てきた。
そう、もうおわかりじゃろう。
イノシシ。
真っ黒でデカくて鼻の横に立派な角を生やした如何にも凶暴そうな大人のイノシシが2匹、ワシの前に飛び出してきてこっちに向かって全力で走ってきたんじゃ。
「イノシシにばったり出会って死ぬかと思った」等というニュースをたまさかに聞くが、ワシも含めて大抵の人は笑い飛ばして終わっておると思う。
しかしいざ実際に、ブッシュから飛び出してきた2匹のデカいイノシシがこっちに全力で走って来たのを目の当たりにすると、それは完全なる恐怖でしかない。
飛び出してきたポイントからワシが立っとった場所まではそうじゃなあ、10m程度じゃろうか。

手前のコンクリの切れ目に生えとる
草の辺りがワシの立ち位置で
奥においてある黒いサコッシュの辺りが
イノシシの立ち位置
(後日2021年1月3日撮影)
© ill-health(ruephas) 2021

ワシは恐怖で何も出来ず、ただ固まって突っ立っとることしかできん。
が、しかし。
こっちに向かって走ってきたのはワシを目当て(攻撃目標)にした行動ではなかったらしく、駆け出し始めてすぐにワシの存在に気づいて、急ブレーキを掛けて止まった。
ワシを見つけて吃驚して、向こうは向こうでビビったらしい。
誰もおらん山の中で自由気ままに楽しくはしゃぎ回っとったら、予想外にも貧相な初老がいてこっちを見ておるじゃないか。
わあ、クッソビビったぁ。
というような感じなんじゃろう。
野生のイノシシそのものはワシは生まれて初めて見たんじゃが、イノシシの急ブレーキもワシは生まれて始めて見た。
前足を思いっきり踏ん張って、まさにこれは急ブレーキと云って差し支えないじゃろう。
まずは第一の危機はこれで凌げた。
しかし、向こうは止まったものの撤退する様子もない。
2匹揃ってこっちをじっと伺っとる。
これはいかん。
この間、ワシは色々考えた。

まず、イノシシに出会ってしまったときの心得があったはずじゃ。
しかし、どうしても思い出せん。
イノシシを背にして逃げるのはヤバそうじゃという感じはしたので、何か動きがあるまではそのまま睨み合いを続けることにした。
何か動きがあったらどうしようということは思いつけんかった。
次に考えたのは、もし攻撃されたらどうするかということじゃ。
追いかけられたら逃げることは当然100%無理なので、何らかの怪我をする前提で、どういうような怪我にまとめるか。
以前、F1レーサーであったワシの大好きな中嶋悟さんの本を読んだ時のことを思い出した。
中嶋さんがどっかでレースをしておって事故ることが不可避な状態になった時、足を思いっきり伸ばして踏ん張って足を骨折するような体勢をとったと書かれていた。
足の骨折ならば直に回復できるが、内臓を破裂させるようなことになればそれは即ち死を意味するからじゃ。
幸いその時は中嶋さんの素晴らしいマシンコントロールにより何とか事故を回避できたらしいが、兎に角それを思い出し、もし襲われたら出来るかどうかはわからんが、何とか足だけを攻撃されるようにしてみようと決心した。
一方で、そんなに都合よく足だけを攻撃されることは難しいじゃろうとも思った。
まず足を攻撃されたら立っていられなくなるわけじゃから当然倒れ込む。
倒れ込んだらもう体中やられることは必定じゃろうと思えた。
それはとっても痛そうじゃとも思った。
さらに、明日の静岡新聞あたりに載るな、と思った。
いやいや地方紙だけではない、全国紙の地方記事ページは勿論、中日新聞とかのブロック紙の三面記事辺りにも載るかもしれない、ヤバいな。
ということを考えた。
「初老の会社員 掛川の山中でイノシシに襲われ重傷(若しくは重体、若しくは死亡)」
というヘッドラインが頭に踊った。
間違いなく、軽率な初老とか何とかかんとか散々な書かれ方をされるじゃろう。
上司は苦い顔をして入院見舞い、若しくは通夜葬儀に来るじゃろう。
イノシシにやられた男として末代まで語り継がれるじゃろう。
ヤだなあそれ、と思った。

大体こんくらいのことを考えたが、その間多分10秒もかかっとらんと思う。
死ぬ瞬間には生まれてから今この時、この今際の際(いまわのきわ)までのことが走馬灯のように一瞬で思い出すと云われておるが、ワシは「そんな事ないわ。見たんかそれ」とか思っとった。
しかしそのときはそのくらいの勢いで以上のことを考えたわけじゃ。
兎に角ワシは、2匹のイノシシの目を代わる代わる睨め回しながら、少しづつ僅かづつ後退を始めた。
後退する、これ即ちさっきのどん突き行き止まりの方に戻ることになり、退路が断たれることになるんじゃが、心理的に少しでも彼奴らと距離を取りたいという欲求のほうが強かった。
じりじり、じりじり。
すると、向こうも何だか攻撃的な雰囲気が少し薄れて、真っ直ぐこっちを見る感じがなくなり、もじもじしながらそのへんをウロウロし始めた。
で、数秒するとサッと向きを変え、さっき走りこんできたガードレールの隙間からブッシュの方にぱ〜っと駆け下りていった。

はあ。

九死に一生を得た、とは本当にこのことだと思ってワシはその場でへたへたと崩れ落ちてしまった。
しかしいつまでもへたり込んでいるわけにはいかん。
また来るかも知れん。
山の中に行って加勢を伴って戻ってくるかも知れん。
幸い、倉真赤石温泉までは数百m。
ワシは何とか立ち上がって、できるだけ音を立てないように、かつ、出来るだけ急いで来た道を戻り始めた。
慎重に戻りつつ道をよく観察すると、山(川)側のガードレール下には、イノシシが出入りしとると思しき出入り口のようなものが結構たくさん空いとる。

(後日2021年1月3日撮影)
© ill-health(ruephas) 2021


(後日2021年1月3日撮影)
© ill-health(ruephas) 2021


(後日2021年1月3日撮影)
© ill-health(ruephas) 2021

どうやら普段から普通に山から降りてきて、この出入り口を通ってこの辺を走しくりまわっとる様子が伺える。
そんな様子を眺めつつ数分歩き、倉真赤石温泉の建屋の中に逃げ込むことに成功した。
いつも温泉を入りに来るときにはいい温泉に入れて有り難いことよと思いつつ引き戸を開けるんじゃが、本日ばかりは別の意味で本当にありがたく思った。

考えるに、野生のイノシシは怖いし実際に襲われたら大変なことになることは間違いないが、あっちはあっちで人間にビビっとるということは実体験してわかった。
ビビッとらんかったら、あのような急ブレーキをかけることはないじゃろう。
その上で、もし出会ってしまったらどうするか。
ワシはそのような知識はないので、調べてみた。
イノシシに出会ったらというキーワードでググってトップヒットするのは福岡県の公式サイトじゃ。
詳しくはリンク先をご参照頂ければよいが、大変わかりやすく書かれておるように思う。
そして今回ワシが取った行動は、あくまで結果としてじゃが概ね正しかったことがわかった。
当然、計算してのことではなくて単にビビって体が動かず、その結果として正しいことになっちゃってたという感じじゃ。
ワシがイノシシにビビったと同様、向こうも人間を恐れているということならば、お互い会わないようにするが最上の策。
向こうさんも最近は食糧不足で、已む無く山を出て里まで降りてくることも珍しくないと聞く。
ちょっとした山林を歩く程度のことでも、よく聞く通りラジオを付けたり鈴を鳴らしたりして人が歩いておると云うことを向こうさんに知らせてあげれば、まあ無闇に近づくこともあるまいと考える。
それでも出会ってしまったら、先程紹介した福岡県のページに書いてあることを冷静に思い出して行動すれば何とか脱出できる可能性は充分にあると思う。

兎に角、九死に一生を得た思いじゃ。

2021年2月14日 追記)
淡路島の洲本市内で、イノシシに襲われた人が亡くなるという事故が起きた。
一応ニュースサイトのリンクを貼るんじゃが、そのうちリンク切れになるじゃろうから、失礼ながら本文を引用する。

2月12日朝、兵庫県洲本市の山林で、男性がわなにかかったイノシシに襲われて死亡しました。イノシシは逃げて、見つかっておらず、警察は警戒を呼び掛けています。
 2月12日午前8時前、洲本市池内の山林で「友人がイノシシに襲われた」と消防に通報がありました。消防が駆け付けると、兵庫県南あわじ市に住む梅本文男さん(79)が左足をイノシシに噛みつかれたままの状態で倒れているのが見つかりました。消防隊員が放水するとイノシシは逃げていきましたが、梅本さんは病院で死亡が確認されました。
 警察によりますと、梅本さんは友人と一緒にわなにかかったイノシシを捕獲していた際に、イノシシにかかっていたワイヤーが外れて襲われ、約50m引きずられたということです。
 イノシシ猟の経験があるという地元の男性は、野生動物を捕獲する際にはかなり危険が伴うと話します。
 (猟の経験がある男性)
 「わなに足が引っかかったイノシシを最終的に仕留めないと持って帰れませんから。それがうまくいかなかったみたい。手負いでイノシシも逃げようとして、人間の3倍も4倍もの力を出して抵抗する。事故があったということは悲しいですね。」
 男性を襲ったイノシシは体長約1m・体重70kgほどのオスとみられています。まだ見つかっていないことから、近くの小学校では集団下校が行われました。
 (児童を迎えに来た家族)
 「怖いよね。近いから。」
 (近所の人)
 「手負いなので心配です。」
 警察は住民らに警戒を呼び掛けています。

(c) Mainichi Broadcasting System, Inc.

ワシは、単に運が良かっただけと思われる。

2020年11月13日金曜日

温泉に行かない日(460) Facebook・垢BANの恐怖②

暫く間が開いてしもうたが、Facebook(FB)の倉真赤石温泉ページ、と云うか正確にはその親アカウントである会長の娘さん垢BANの顛末について書いておこう。
結果から云うとかなり竜頭蛇尾な感じじゃった。

垢BAN食らった翌週、出来れば倉真赤石温泉に行って現場で回復作業をしたかったんじゃが所要があってそれは叶わず、取り敢えず電話での遠隔操作、要するに会長の娘さんに電話であれこれ指示してなんとかしてみようと思った。
一般的な対応方法については蜘蛛の巣の世界で事前に確認しておいた。
簡単に書くと、取り敢えずFBのログイン前ページまで行き、そこにあるヘルプからいわゆる異議申し立てフォームに必要な事項を入力し、異議申し立て者が本人であることを証明できるもの、要するに運転免許証などの写真を送付すれば、無罪の場合は何日かするとアカウントが回復しているというものじゃ。
この程度であらばわざわざ現場まで行かずとも電話でことが済むかもしれん。
しかし明け透けに申し上げて、娘さんはこの手のリテラシが備わっておるとは思えん。
その点が不安じゃが、まあやってみよう。

ワシは電話した。
「まず取り敢えずは免許の写真撮って、PCに転送しといてください」
「うん。してある」
「で、PCでFBのログイン前ページに行ってください」
「はい」
「ページの下の方かどっかに、ヘルプとかヘルプセンターとかって書いてあるとこありません?」
「えー、わかんない。どこ?」
本当はワシも同じ画面を開きながらのほうが具体的に指示できるんでそうしたかったんじゃが、一度ログアウトすると再ログインするのが面倒、つまりログインパスワードを忘れてしまっておるからその方法は諦めたわけじゃ。
「多分、ちょっと小さい字でね、大抵画面の下にあると思いますよ」
「うーん、あ、あった。これか。ヘルプセンターね」
「それですね。それをクリックしてくれますか」
「うん」
「で、表示されたページをスクロールしてったら、どっかに『アカウントが停止した』とかいうような事が書いてるとこあるでしょう」
「うーん、待ってね、アカウント停止アカウント停止…、か。あ、ありました」
「ありましたか。更にその辺に『異議申し立て』のフォームとか何とかって書いてるところがあるんですけど」
「はいはいあります」
「そこになんだろ、名前とかメールのアドレスとか電話番号とか書くようなところがあるんでその辺の必須になってるのを全部入力して、最後にさっき撮った免許証の写真を添付して送信すれば何日かしたらアカウント回復するはずです」
「え、でも、写真を添付するようなとこないよ」
「いやいや、あるはずです。よく探してください」
「いや、ないです。その代わりなんだろ、これなんだ?えっと『これらの写真の中に橋が写っているものを選んでください』みたいなのが出てる」
「は?」
ははあ、これはあれですね。
歪んだ数字とかアルファベットが表示されてて、それを読ませて入力させるとかいうその手のやつじゃな。
私は機械ではなく、生身の人間ですってFBの中の人に伝えるための手続きじゃろう。
「あ、なるほど。じゃあ選んでください」
「うーん。6枚あるって書いてるんだけど、4枚しかない。あ、これもそうか、でも1枚足りない。5枚しかない」
ワシは自分のことでもないのに何故か焦りを感じたと云うか歯ぎしりをしたくなった。
しっかり探しなさいよ、もう。
「いや、あちらさんが6枚あると云ってるんならあるはずです。根性で探してください」
「うーんわかった。探すから待ってね、橋、橋、うーん。あ!あった、これだこれだ。これは橋かな、ま、いいや選んじゃえ。あ、OKみたい」
ワシは非常に安堵した。
「そりゃ良かった。で、どんな感じになりましたか。下調べでは写真送って終わりで、今やってるようなことをやるなんて情報がなくて、俺も様子がわかんないんですよ」
詳しくは忘れてしまったんじゃが、あと1回か2回、同じような感じの作業を求められた。
で、全部終わって何かのボタンをクリックしたら、
「あ。私のページが出てきたよ」
「ああ、すぐに垢BAN解除されたんですね。そりゃあ良かったねえ」
「ああ良かったですよ。もうどうなるかと思って。私だけじゃもうどうしようもないから助かりました」
「いえいえ」
ということで、娘さんのアカウントは無事回復し、それにリンクして倉真赤石温泉のページも閲覧可能な状態になったわけじゃ。

現在、倉真赤石温泉のFacebookページは全く問題なく誰でも閲覧できる状態になっとる。
温泉の情報や、その他の投稿もぼちぼちするねとの決意表明も聞いておるから、是非見に行ってあげてくだされ。
あと、前回のポストでは「FBで予約を受け付ける」というような事を書いたんじゃが、若干の運用上の課題があり、それをクリアしなければならないことがわかったんでまだ開始しとらん。
当面は、前日までに電話をして予約をとる方法が継続する予定じゃ。
当日電話して、もし空いとれば入浴可能じゃよ。

2020年10月24日土曜日

温泉に行かない日(459) Facebook・垢BANの恐怖①

温泉絡みの件でこのタイトルを用い書くのは、前回に引き続き2回めじゃ。

さて、垢BANの恐怖に関しては以前何回か書いとるわけじゃが、最近その恐怖と理不尽さをまざまざと感じることを倉真赤石温泉 を舞台に実体験した。
10月17日、久しぶりに倉真赤石温泉に行き、相変わらず素晴らしい温泉を味わったわけじゃが、その日はそれ以外にも目的があった。
それは、鈴木会長の娘さんから「Facebook(以後「FB」)か何かを使って、若い人にこの温泉を少しづつ知らしめたい」と以前相談を受けておったからじゃ。
それを何とかするというのも今回来訪の目的じゃ。
娘さんときたら、パソコンまで新規購入しておってやる気満々じゃ。
剰えWi-Fi環境まで整えとった。
風呂から上がって、早速娘さんがFBやりたいことを確認した。
それは、
  1. ここの温泉の情報を発信して色んな人に知ってほしい
  2. 出来ればそれにより来てほしい
の2点。
また、倉真赤石温泉ではコロナの影響で事前予約制を導入しており、原則前日までの予約が必要となっとる(当日問い合わせて空いとれば、もちろん入れるヨ)。
この予約管理が結構面倒なので、FBじゃなくてもいいんだけど何かシステム的にすることが出来れば嬉しいといっておった。
予約についてはFBでできるかどうかの知識を持ち合わせておらず(後で可能であることが判明)、まあ一般的にはEPARKなどの有償サービスを使う必要があるじゃろうと伝えた。
金まで払ってやることでもないと思ったんで、FBでは取り敢えず、
  • 温泉の魅力の発信
  • 予約枠の埋まり具合の情報の発信(休日前日に、翌日の情報を発信)
から始めて、予約などについては娘さんにある程度PCやネット関係のリテラシが身についてきたら検討しようということにした。

皆さん御存知の通りFBアカウントなんてのはすぐに取れる。
まっさらのPCを開いてFBサイトに移動し、娘さんのアカウントを問題なく取得した。
最低限のアカウント情報を入力した後、返す刀でFBトップページから、
「作成→広告→ページの作成」
と遷移し、倉真赤石温泉のページも問題なく作成できた。
知識のない人には難しそうな写真関係の設定だけしてあげて、詳しい情報については娘さんに後ほど入力してもらうことにした。
ワシとしては、このようなページを作るのはもちろん初めてじゃから入力が必要な項目がもれとらんかとか、個人用ページとは異なった機能の有無などをばぁ〜っと確認しておった。
そうしたらあなた、ページには何と予約を受ける機能を実装しておって、まあこれは流石に簡便ではあるものの無償で利用できることがわかった。
標準では30分刻みなんじゃが1時間枠に変更できるし、まさにこれで必要十分。
ページの管理者には誰が予約したがはわかるが、一般の人には予約状況(埋まっとるか空いとるか)のみが表示され、予約者の名前
そのへんの設定も行い、実際に予約が入るかどうかのテストも行い問題ないことを確認した。
「いやあ、こりゃやりたいことが全部できちゃったねえ」
と娘さんと喜び合い、ワシも満足して温泉をあとにし、帰宅して酒のんどったわけじゃ。

で、ダラダラ酒のんどると、娘さんからLINEでこのような写真が送られてきた。

実に無味乾燥な通告
© 倉真赤石温泉

「こんなものが出たんだけど、大丈夫かしら」
写真では見づらいので、書き写してみよう。

------------------------------------------
あなたのアカウントは停止されました

アカウントまたはアカウント上のアクティビティがコミュニティ規定に違反していると判断されたため、Facebookをご利用いただけません。

アカウントが誤って停止されたと思われる場合は、手順に従って審査をリクエストできます。

アカウントが停止された後、30日間は審査をリクエストできます。リクエスト可能な期間は残り30日です。
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ははあ、こりゃ垢BANだな。
まあ正確に云えば垢BAN(アカウントの削除)ではなく「アカウントはあるが使わせてもらえない」状態なんじゃがここではわかりやすく「垢BAN」「BAN」などと表現しよう。
しかしわしゃ実物を初めて見た。
こんな感じなんじゃな。

やあ、しかしこれはなんじゃろ、噂通りじゃなあ。
なぜ垢BANされたのか理由は一切書かれてない。
娘さんのアカウントはさっき開いたばかりでアカウントそのものが問題とは思えないし、何のアクティビティもやっておらん。
FB様が宣っておるようなヤバいことは愚か、ヤバくないことさえ何もしておらん。
しかしFB様は、
「を、オマエ。何かおかしなことをしやがったな」
「今後も使いたかったら試しに審査してみろ」
「運が良ければ再開を許可してやる」
文面は丁寧じゃが、慇懃無礼。
かなり右斜め上からの通告じゃ。

BANされたアカウント(大元の娘さんアカウントじゃ)でやったことといえば、
  • 個人アカウントを作成した
  • その後すぐに広告ページを作った
  • テストのために、個人アカウントを用いてダミーの予約をいれた
これだけじゃ。
逆にやらなかったことといえば、
  • 個人アカウントページにも広告ページにも詳しい情報を入れなかった(後回しにした)
  • (多分じゃが)個人アカウントの方は公開していないか公開範囲を狭めにしているかもしれない
案外こっちのほうが問題だったかもしれない。
しかし理不尽だろうがなんだろうが、停止処置を食らってしまったのは現実であり、本日より30日以内になんとかしないといけん。
ワシは取り敢えず「できるだけ早めに来訪するから、それまでは放っておいてください」と娘さんに伝えて、次の休みに時間があれば行ってみようかと考えたわけじゃ。

以上が10月18日の顛末じゃ。


2020年7月25日土曜日

倉真赤石温泉(18) 完全予約制・武漢ウイルス防御対策ほぼ完璧

前回は「我慢じゃ我慢」などと書いたが、その舌の根も乾かぬうちに本日は倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:完全予約制:11:00くらい〜17:00くらい:途中の道及び駐車場がややシビア)に参った。
前回、前々回同様の理由によるセレクトで、ここであらば、
  • 施設も小さいしそれに伴い浴室も狭い
  • だから基本は実質貸し切り
  • アクセスがちょいとシビアじゃから客はどっとは来ない
故、武漢ウイルス感染リスクは他の温泉銭湯よりはそもそも低い。
その上、今年3月くらいから完全予約制に移行しておるため、見知らぬ人と浴室内で居合わせることがほぼ完全になくなったはずじゃ。
ところで予約は前日までにせねばならんが、ワシはしておらんかった。
正午前くらいにダメ元で電話してみると、ここ数年鈴木会長(しつこいがこれはワシが勝手につけたあだ名で本当の氏名は別にある)と共に温泉を守っておる娘さんが電話に出た。
ワシが名乗る前に開口一番「あらあ、久しぶりじゃない」。
電話にワシを登録すると云っておったから、着信と同時に液晶画面でワシからの電話とわかったんじゃろう。
「今日ってやってます?」
「やってるけど、12時からと2時に予約が入っているの」
「やあ、厳しいなあ。今御前崎にいるんですけどね」
実は宮内うどん(みやうちうどん:静岡県御前崎市宮内377-3:080-5823-8070:水〜金10:30〜14:00:土日8:00〜14:00:定休月火:駐車場は店の横に6台程度)に行って、美味い釜揚げうどんを食べて、その後やぎさんのつくしちゃんとなずなちゃんと遊んでおったのじゃった。
「ふうん、じゃあ1時に予約入れるから。あと食事はやってないからね」
これも武漢ウイルス対策の一環と想像した。
「いや。今しがたうまいうどんを食べたところだから大丈夫」
「自分だけずるいなあ」
何がどうずるいのかわからんがまあ受け流し、ワシは御前崎を出て40分くらいで温泉に着いたわけじゃ。
クルマを降りると、玄関先はこのようになっておる。

簡易テーブルを活用した受付
密にならないよう屋外で受付するため
© ill-health(ruephas) 2020
以前は写真奥に見える入り口に入り、左手にあるカウンターで料金を支払っておったが、表で受付と料金収受を行う方式に変わっとる。
如何にも急拵えな受付テーブルを見ると、このようなことになっとる。

やるべきことは全部やっとる
ほぼ完璧じゃろう
© ill-health(ruephas) 2020
物々しい「受付」の札と最近流行りの鉄砲型電子体温計その他が置かれておる。
お姉さんはワシの(いつの間にか知らないうちに広くなった)おでこに鉄砲型電子体温計の照準をピタリと合わせ検温し「うん、36度5分。合格ね」と厳かに入場の許可を与えたのじゃった。
その後ノートに連絡先を記入し、最後にアルコール消毒剤をワシの掌に吹きかけてようやく準備は完了した。
これらの対策に加え、客が出るたびに入口の引き戸、玄関内カウンターの周辺、脱衣室の引き戸・照明スイッチ・椅子・浴室入り口引き戸等を消毒してから次の客を入れるという努力をなさっとるそうじゃ。
会長はおられるものの、実質的にはお姉さん一人だけで切り回しておると云うのに、大変なことじゃと感心した。
そうこうしておると建屋の奥からはその鈴木会長がなんと、フェイスシールドを装着して登場したのには流石に驚いた。
はっきり書くが、ゴメンね鈴木会長、大分に笑える図じゃった。
「しかしアレだね。随分マジメじゃん」
「そうしないと、掛川市の公式のステッカーがもらえないのよ」
ははあ、成程。
そういやあ丁度昨夜のニュースで、掛川駅前にあるこだわりっぱという土産屋に市の職員が立ち入り、武漢ウイルス対策が万全と確認した上で認証ステッカーのようなものを店先に貼っておった。
アレのことじゃろう。
まあ何れにせよそのようなステッカーがあろうがなかろうが、ここ倉真赤石温泉はきちんと対策しておられるので、電話予約した上で安心して訪れるが宜しかろうと思う。

ところで本日は雨こそ来なんだが大変に蒸し暑い日じゃった。
倉真赤石温泉の内湯は大変温度が低い(燃料代をケチっておるわけではない。泉質を落とさないギリギリの温度にしておる)ため、こんな日でもワシのような暑がりであっても入浴後に流汗淋漓となることは無いんじゃが、それでももう少しさっぱりしたい。
それで思うのはやはり屋上の完全源泉非加熱露天風呂じゃ。
これは今を去ること8年前、2012年6月に鈴木会長が渾身の力を込めて作り上げた傑作で、内湯では正直パワーが落ちてしまっておる炭酸感がより強く味わえるのが特徴じゃ。
夏に入れば最高なんじゃが、中にはガッツ石松のように真冬に味わって「最高です」との感想を漏らす剛の者も存在する。
ただ残念ながら暫く前から今は休止中じゃ。
鈴木会長に「ねえ屋上早く復活させましょうよ」とお願いしてみたが、何でも今年の正月に転んで少し膝腰を痛めてしまわれたようで、普段の生活はほぼ大丈夫じゃけども、階段の上り下りとかは少し大変じゃから暫くはちと無理じゃ、とのことであった。
お早い回復を祈るとともに、立ってるものは親でも使えではないんじゃが、治癒なさって更に余力があらば是非露天を復活させてもらえると嬉しいとワシは心から願う。
何ならワシ、手伝いますけど。
は?いらん?
まあそうじゃな、ワシなどが手伝ってもじゃまになるだけというのは間違いはなかろうから。

追記1)
昨日(2020年7月24日)から、静岡県西部方面で武漢ウイルス感染者が急激に増加しており、追跡不可能感染者やクラスターも発生しとる。
その影響で「来週からまた営業自粛しようかしら」とのことじゃったので、事前確認・予約は必ず行うべしじゃよ。

追記2)
このポストで、丁度1000ポスト目と相成りました。
2011年に始めて9年ちょいとなりますが、よくもまあこんなに大量の駄文を書き飛ばしたものじゃと我ながら呆れ果てておるところじゃ。
ただし、1000ポストのうち37本は諸事情により公開していなかったり、書けずに放置しておったりしておるので、読めるのは963本でございます。
目標は10000ポストじゃな。



温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.7

2020年3月8日日曜日

倉真赤石温泉(17) 予約制へ徐々に以降中であります

大抵の週末は温泉に行くかやぎさんと遊んどる事が多いんじゃが、ここ数週間は所要があって毎週実家に帰省しとる。
今後もそれは続きそうな情勢じゃから暫くは温泉にも行けんしやぎさんにも会えん。
なので今日は思い切って倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:11:00くらい〜17:00くらい:途中の道及び駐車場がややシビア)に行ってきた。
昨今のご時世じゃから、人が密集する大規模スーパー銭湯などはいかにも危険じゃし、ワシが住んどる静岡県の中部ではコロナウイルスのキャリア(分別のない中年)がスポーツジムの風呂に入って大騒ぎになったし、お隣の愛知県は蒲郡ではやはりコロナウイルスのキャリア(同じく分別のない中年)がフィリピンパブで酒を飲んだ挙げ句あろうことか「ワシは陽性じゃ」と喚いてやはり大騒ぎになった。
何れも万死に値する莫迦野郎中年(特に蒲郡の莫迦は最低でも傷害罪じゃろう)の話じゃが、兎に角まあそんなこともあったので、人があまり来なくて殆ど貸切状態の倉真赤石温泉に行くことにしたわけじゃ。
温泉に着くと何時もの如く、ワシの真っ黄っ黃なスイスポくんのエンジン音を耳ざとく聞きつけた鈴木会長が傘を広げて待っておってくれた。
だいぶんに久し振りに会うなあ。
続いて会長の娘さんも現れた。
「いやあ、実はね。ここ10日くらい休んどったんじゃ」
「へ?どうしました?体調でも崩されましたか」
「いや違う。このご時世だからね」
ふうん、そうか。
人口密集とはまさに真逆、閑散とし過ぎているここ倉真赤石温泉は影響は無いじゃろうと思いこんでおったワシのほうが警戒感がなさすぎたのかも知れん。
「今日は入れるんですか」
「大丈夫よ。実は今日も偶々来てただけでもう帰ろうと思っていたんだけど大丈夫。入れるから」
やあ、ありがたい。
早速玄関に入ると、こんな掲示がしてあった。

予約制に関するお知らせ
© ill-health(ruephas) 2020

曰く。
〜 お知らせ 〜
これから予約制にして行きますので、前日までにお電話ください。
営業時間は10時〜18時です。
よろしくお願いいたします
− 店主 −
「なんですかこれ?予約制?」
「そうなの。昼間に誰も来なくて閉めようと思ったら電話がかかってきて『今から行っていい?』『なんだやってないの』とか云われることが多くて困ってるのよ」
ははあ、成程ね。
「そうか。予約制はいつから始めるの」
「いつからってわけじゃなくて、段々と予約制に移していくって感じ」
まあ、ここの温泉はクチコミで「なかなかいい源泉掛け流し温泉」「秘湯感が味わえる」等の評判が広がっておって、それを聞きつけた温泉客、もっというと運営経営の実態を全く理解していない温泉客がこのような無茶を云うのであろうとは想像に難くないところじゃ。

ここの温泉は親子で切り回しとる良質ながら小さな日帰り温泉じゃ。
18時位に温泉に入りたいというのは判るが、こういった次第じゃからあまり無茶な事を云ってはいかんよ。
因みに予約は上に書いてある電話で前日までお願いしますとのことじゃった。
特に平日行きたい場合は電話は是非お願いしたいところじゃ。
勿論ワシも電話する。
ただまあ、このような感じで思いついた時に気軽に行ける場所が段々と少なくなってくるとしたら、これはまあ寂しい話じゃ。
しかし「かんぽの宿 浜名湖三ヶ日」のように廃業しないだけまだ有り難い。
頑張って欲しいと思う次第じゃ。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
4.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.8

2020年1月2日木曜日

倉真赤石温泉(16)

例年、正月3が日の間に行く温泉に相当悩むわけじゃ。
最近のワシはややサボり気味であり、山奥にある日帰り専門のこぢんまりした秘湯っぽいところよりは、アクセスの良いのみ可のホテルや旅館に行くことが多いんじゃけども、そのような場所は正月の間は高かったり期間中は日帰りお断りというところも多く、いちいちそれを確認するのも面倒じゃ。
かと云って近隣にあるフツーのスー銭のようなところに行くのも正月にふさわしくない気がする。
矢張り新年一発目はいい温泉に浸かりたい。
となるともう選択肢は泉質がよく確実に営業しとる倉真赤石温泉(くらみあかいしおんせん:静岡県掛川市倉真赤石5986:0537-28-1126:電話番号いいふろじゃヨ:¥1100:11:00くらい〜17:00くらい:途中の道及び駐車場がややシビア)しかないという事になる。
ブログを確認してみると、2019年1月3日2018年1月3日2013年1月1日2012年1月1日という感じで行っており、ポストがない2014年から2017年についても書いとらんだけで行くだけは行っとると云う具合じゃ。
当然今年も本日行ってきた。

正面玄関の図
このごちゃごちゃ感がワシ案外好き
© ill-health(ruephas) 2020
via Instagram

実はここ数ヶ月この温泉に来ることがなく、本日温泉の前に真っ黃っ黃のスイスポを乗り付けたら、気配を気取った鈴木会長(本名に非ず。スズキの会長にクリソツなのでワシが勝手につけとる渾名)とその娘さんが出てきて、
「いやあ、最近全然来てくれなかったじゃん」
などという場末のスナックのママのような色っぽい言葉をかけてくれた次第じゃでへへ。
温泉の前には鈴木会長及び娘さんの車以外に静岡ナンバーのクルマが停まっており是即ち先客がおられるという事になる。
という事は暫く待つ必要があるが、鈴木会長とか娘さんと話をしとればすぐに時間が経っていくので何の苦もない。
先ずは娘さんに例の倉真赤石温泉カレンダーを頂いた。

これが2020ヴァージョンのカレンダーじゃ
© ill-health(ruephas) 2020
はて。
何時ものやつと少し違う。
昨年までじゃと、肩を見せて(実際にはここにはない)露天岩風呂に浸かっとる妖艶なおネエちゃんが台紙に書いてあったんじゃが…

これが2012年ヴァージョン
ほれ、まっこと妖艶じゃろう
© ill-health(ruephas) 2011/2020
不思議に思って会長に訊ねると、
「印刷業者が変わって絵柄も変わったんじゃ」
との答え。
くぅ。
ワシは内心このおネエちゃんたちが好みじゃったからこれは残念じゃがまあ仕方ない。
その後気になっとった例のドングリコーヒーはどうなったか訊いてみたら、
「あれから何度か試してみたんじゃけどどうも芳しい出来でなくてなぁ。取り敢えず諦めた」
ううむ、これまた残念。
ワシ的には可成りいい出来に感じたんじゃが。
「しかしじゃ、幾つか新メニューを開発して客からは結構好評なんじゃ」
と会長は云って壁のメニューをワシに指し示した。

充実の度合いを篦棒に深めつつあるメニュー
あれ、名入りタオルまでメニューに加わっとるな
© ill-health(ruephas) 2020
「一番人気は自然薯麦ご飯で、これがまた美味いんじゃ」
等と云われれば食うしかないじゃろう。
丁度お昼どきじゃし。
当所のシェフたる娘さんに調理所要時間を訊ねると、
「山芋すりおろしたりが結構時間かかるのよ」
という返事じゃったため、風呂上がりに食べることにした。

そんなこんなしておると先客が風呂から出てきたんで、ワシは入れ替わりに早速浴室に入った。
ここ倉真赤石温泉に関してのポストは今回で既に16回目であり、その泉質の素晴らしさについては過去既にしつこいほど書いておるから、詳しくは過去ものを読んで欲しいんじゃけども、要するにその良好な泉質とその使い方、湯の中を踊る湯の花、加えて温泉施設の持つ風情の良さは全く変化がなく嬉しい限り。
40分ほど素晴らしい温泉を楽しんで湯船から出ると、丁度自然薯麦ご飯が出来上がってテーブルに置かれたところじゃった。
娘さんがワシが出てくる気配を読んで時間を計算してくれたようじゃ。

これが好評を博しておる自然薯麦ご飯
ボリューミーに見えるが案外ぺろりと行けるヨ
© ill-health(ruephas) 2020
ワシは早速箸を取り、小振りの当り鉢に入れられた自然薯に添えられとった生山葵を投入して軽くかき混ぜ、取り敢えず自然薯だけを口にした。

ん!
んまい!
大変に美味い!

次にそれを麦ご飯にやや多めに投入し、一気に掻き込んでみた。
いやあ。
麦ご飯そのものも美味いし、自然薯との相性が抜群でこれは美味いなあ。
装われている麦ご飯は決して少なくはないんじゃけども、それだけではとても足りない感じで出来ればおかわりをしたかったが、この歳になると何事も控えめが肝要じゃと思い直しおかわりはやめておいた(が、帰宅後の今はだいぶんに後悔しておる)。

斯くの如くここ倉真赤石温泉は素晴らしい温泉に加えて、恐らく娘さんの活躍の結果じゃろう、アメニティ面においても可成り進化しておる。
いいところじゃ。

さて因みに、例の屋上露天風呂に関しての情報じゃ。
この屋上露天風呂は2011年から2012年に掛けて鈴木会長が独力で建造したもので、泉源から源泉を直接ポンプアップし無加水非加熱のそのままを味わえるという素晴らしい風呂じゃ。
非加熱じゃから冷たいし、加熱した内湯よりもダイレクトにその炭酸泉が味わえるため夏場に入ると大変に気持ちが良い。
ある年の冬場、ここを訪れたガッツ石松が寒風吹きすさぶ屋上に上り、この風呂に入って「気持ちいい。素晴らしい」と叫んだのは既に伝説となっとる。
しかしここ数年は入ることが出来ない状態が続いとる。
なんでも、
「去年復活させたかったんじゃけども、7月が大雨続きで手を出せなかったんで8月に作業しようと思ったんじゃけど余りに暑すぎてやんなった」
との極めて率直な回答を聞かせてくれた。
「いやあ、是非復活お願いしますよ」とお願いしてみたら。
「よしわかった。じゃあ4月に入ったら手を入れるかな」
とのことじゃった。
うまくすればあの素晴らしい非加熱炭酸泉を今年の夏は味わえるかも知れん。
ワクドキ胸熱じゃなあ。
ああ、夏が待てんよう。


温泉銭湯コスパ算出表
泉質ポイント
4.5
風情ポイント
3.5
やぎさんポイント
0.0
入浴料
1100
温泉コスパ
0.7

2019年1月3日木曜日

倉真赤石温泉(15)

昨年も同じ1月3日に倉真赤石温泉に行っとって、なんだろうね全くこの倉真好きは。
昨年はだ〜れも客がおらんかったけど、今回は温泉についた時にちょうど家族客が出ていくところで、やはり正月ばかりはここと雖もヒマかと思いつつクルマを降りると出迎えてくれた会長の娘さんが、
「早く早く!11時から5人来ちゃうから取り敢えずすぐ入って!」
時間を見ると既に11時を過ぎており、言われた通り浴室に飛び込んだ。
11時のお客さんはかなり遅刻しているようで、結局1時間弱は貸し切りで入ることが出来てラッキーじゃった。
ところでこの温泉は、かなり大量の湯の華がお湯の中をゆらゆらしており、大型の湯の華は浴槽のそこにやはり大量に沈んどる。
パッと見ると灰の塊のように見えるんじゃけど、手にとってよく見るとゼラチン質というかゼリー状というかプルンプルンした感じで、なんかいかにもお肌に良さそうな気がする。
じゃからワシはこの湯の華を上手いこと掬って、最近小皺が目立つようになってきた顔面にこすりつけたりしとる。
あと、背中のお肌が少し荒れてきていているんじゃけど、その辺りにこすりつけると荒れたところに染みて(傷口にアルコール吹き付けたとこまでは行かないけど、確かに少し染みる感じがする)次の日位には瘡蓋になって、更に次の日くらいにシャワーを浴びるとその瘡蓋が取れてきれいになっとる。
アトピーなんかにもきっと効きそうじゃから、肌の弱い方はぜひお試しあられたい。

さて、懸案になっておる「さつまいもメニュー」の件じゃけど、前回書いた条件(すぐ簡単に作れる・あるいは作りおきができる・日持ちがする・それこそ少し「斬新」さがある)に適合するメニューがなかなか難しい。
スイーツについては生菓子系は手間もかかるし日持ちもせんから、乾き物系でなんか無いか考えとる。
スイーツではなくて食事系でなにか出来んかについて、会長及び会長の娘さんと少し話してみたんじゃけど会長は、
「ワシは餃子がいいんじゃないかと思っとる」
は?
さつまいもで餃子ですか?
甘い餃子…う〜ん…
「いや、以前ワシの手作りの餃子をここで出しとったことがあって、結構評判じゃったんじゃ。羽つき餃子で結構美味かった。あれの餡をさつまいもで作ったらどうじゃろうか」
試しにGoogle様にお尋ねしてみたところ、キユーピーのサイトでさつまいも餃子のレシピが見つかった。
しかしそれは云えばスイーツ代わりのメニューであり、会長の狙っとる方向性ではなかった。
会長が思い浮かべとるさつまいも餃子がいかなる味になるかは想像もつかんが、斬新さという点では問題なさそうじゃし、冷凍しておけばずっと保存できる。
いいかもしれない。
さつまいも餃子方面は会長に一任し、ワシは別の方向性の提案をしてみた。
「ボク実は元々の本籍は大分なんですけど、あっちの方だとほれ、温泉蒸しみたいな料理があるでしょ。高温源泉の湯気で鳥とか野菜とか蒸し上げてポン酢とかで食べるやつ。ああいうのはどうかな」
「うーん、成る程」と会長の娘さん。
「ちなみにこの間貰った蒸し芋はどうやって蒸してるんです?」
「あれは、炊飯器で蒸してるのよ」
「ああ、成る程。だったら小さめのザルに、さつまいもとか枝豆とか、あと鶏肉とが豚バラとか、少なめに盛って蒸して出したらどうかなあ。あの美味かった漬物も出して定食で。お風呂入る前に注文とっといて、お風呂の間に蒸し上げとけばいいんじゃないかなあ」
「あーナルホドね。うん」
「もしなんだったら、ボク家で試してみるけど。単身赴任生活長かったから料理は結構得意なんですよ」
「じゃあ、やってうまくいきそうだったら教えてね」
これで更に「中の人」化が進んでしまったが、それとは関係なくこれ面白そうなのでちょっとやってみようと思う。
100円ショップとかで直径15㌢くらいのざるを買ってきて、ありあわせの材料でやってみて、どうなるか見てみよう。

あと、温泉の厨房の傍らに業務用ソフトクリーマーが鎮座しとるのを見て、さつまいもソフトクリームというのも思い浮かんだので、そっちの方面の探索も勧めてみようと思う。

温泉に入りに行っとるのか経営企画をしに行っとるのか最近判別できんようになってきた次第じゃけど、こういうのは面白いのでもう少し「中の人」化の深さを強めてみようと思っとる。
これを読んだ極少数の読み手の人で、いい考えがある人は是非ワシに教えてくだされ。
あなたの考えが温泉食事メニューになるかもしれん。
なんの儲けにもならんかも知れんが、滅多に味わえん体験じゃ。
よろしくお願い申し上げる次第であります。

2018年12月29日土曜日

倉真赤石温泉(14)

多分今年最後になると思われる温泉として、倉真赤石温泉に行くことにした。
温泉そのものの実力はもう書く必要のないくらいじゃけど、それにも増して80歳を過ぎて意気軒昂すぎる「会長」の言動が面白くて行くのをやめられない。
更に今年はそれに加えて、結構個性がある「会長の娘さん」が登場人物として参戦し、状況が混沌としてきて味わいが増しとる。
毎回目を離すことが出来ん。
定期的に行かんとなんかとんでもないことを仕出かしとりそうで確認する必要がある。
まああと、この時期になると小さいカレンダーを入浴客に配ってくれていて、ワシは毎年それを貰って仕事場やクルマに常備しとる。
かれこれ2011年から貰い続けとるがデザインやサイズは基本不変。
それを今年も貰い受けに行くという目的もある。

ありもしない露天岩風呂イラストを
削除する気は一切なし
それでヨシ
© ill-health(ruephas) 2018

ちなみにこれが2011年末に貰った2012年版
よく見ると微妙にデザインが変化しとる
しかし露天岩風呂イラストのみは不変
© ill-health(ruephas) 2011/2018
倉真赤石温泉へ行きたいけどなかなか行けないという人がおると聞いとるが、その原因の一つが、最後に出てくる細くて険しい山道をクルマで進む自信がないというものがあると思われる。
確かに向こうから対向車が来たら道だけで離合は出来んが、案外絶妙な位置にすれ違いスペースが設けられておるから問題はない。
ということで思い切って通ってみればなんていうこともない単なる細い道なんじゃが、これまで一回も対向車に出くわしたことはなかった。
ところが今日はその対向車に出くわした。
青いクルマに乗った若いお嬢さんのように見えたが、すれ違いについては問題なく行えた。
ここに通い始めた当初は客といえばおっさんおばさん以上の年齢のヤツばかりじゃったが、時代は変わってきとるようじゃ。
ということで現地に着き、休憩所に上がり込むと会長曰く「夫婦客が入っとるから暫く待ってくれるか」。
温泉前の狭い駐車場には確かに他府県ナンバーのデカいクルマが停まっとったからそれじゃろう。
待つのは構わぬし、寧ろわざわざ(かどうかはわからんが)遠方から遥々ここまで来たんじゃから、いいお湯を快く堪能してほしいと思う。
待つ間は例により会長と茶飲み話。
娘さんがこの温泉に参戦してから、いろんな掲示(石鹸を使っちゃうと温泉成分に良くないから使用禁止、など)が増えたりとかちょっとづつ変化が見られるんじゃけど、食事方面についても同様に良い方向に変化しとる。
前回及び前々回のどんぐりコーヒーの件もそうじゃし、このブログでは特には書いとらんが新たに干し芋とか作って売っとったり、前から出しとる饂飩とかあさり汁定食などすべてのメニューに「源泉を使用しています」と掲示したり。

筆跡から見るに、娘さんによる作品と思われる
© ill-health(ruephas) 2018
普通のコーヒーに温泉を使って本当に大丈夫なんじゃろかとの若干の懸念を感じるところではあるが、まあさしたることはないじゃろう。

で、じゃ。
会長は最近さつまいもに凝っておるようで、干し芋販売の他に「源泉で蒸かした蒸し芋」の販売を始めており、ワシも買い求めて一口味わってみたが甘くてなかなか美味いものじゃった。
会長は、
「この蒸し芋を作って何かスイーツが作れんか考えとる。売りたいんじゃ」
はあ?
すいーつ、ですか?
確かにスイーツの素材としては申し分はないように思われる。
「どうじゃろう。例えば鯛焼きの餡に使ってみるとか、さつまいも大福とか。結構斬新じゃろう」
さつまいも餡の鯛焼きは確かに斬新に思えたが、さつまいも大福は以前何かで見た気がした。
調べてみると、やはりcookpadで沢山引っかかった。
「いや、大福はもう大量の素人さんが手がけていてそんな斬新じゃないです」
と云うと、会長は少し悲しそうな眼になった。
その斬新さについては相当の自信があったので満を持して発表したら、若手(ワシのことじゃ)により数秒でそれが斬新ではないとあっさり判定された。
そりゃ悲しいじゃろう、寂しいじゃろう。
悪いことをしてしもうた。
「そうか。ならば他にないかなあ」
「うーん、そうですねえー」
「うーん」
「うーん」
2人してなんでこんなにウンウン悩んどるかと云うと、要するに温泉で出すとなると、
・すぐ簡単に作れる
・あるいは作りおきができる
・日持ちがする
・それこそ少し「斬新」さがある
・見た目が良くて若干の高級感がある
などの条件が必要じゃろう。
そんなスイーツはなかなか思いつかんのでウンウン悩んどるわけじゃ。
「どうじゃ、あんた。少し考えてきてくれんか。思いついたら教えてくれ」
うーむ、考えるに関しては全く吝かではないし全然構わんのじゃけど、最近どうもワシは「倉真赤石温泉の中の人」化が激しくなってきとることがどうも気になる。
しかし面白いから別に良い。
酒飲みながら時間をかけて考えるとしよう。

更に会長は、
「ちょっとこれを毒味をしてくれんか」
といって、たくわんとセロリの醤油漬けがのったお皿を指さした。
間抜けなことに写真を撮り忘れたのじゃが、兎に角その漬物は本当にうまかった。
「これ、いけますね。かなり美味いですよ。うん、美味い。どっちもすげえおいしいです」
「へ、そうかい」
「うん。ご飯ほしいです。この2種類の漬物とお味噌汁とご飯だけで『究極の漬物定食』とか出しても絶対売れます。そうだなー、650円とか700円でどうです?」
と言うと、さっき見せた悲しげな眼差しはあっという間に虚空に消し飛び、代わりに満面の笑みを湛えた会長じゃった。
娘さんも「ほんと?おいしい?良かったー」とやはり嬉しそうじゃった。

ではさて帰ろうと立ち上がりかけると会長が、
「ちょっとこれ、この石も見てくれんか」
といって、机の上に乗せられた石を指さした。
間抜けなことに写真を撮り忘れたのじゃが、兎に角その石を手にとって観察してみた。
「泉源に降りていく坂道に落ちとったんじゃけど、真ん中の辺りにキラキラ輝くつぶつぶがいっぱい見えるじゃろう」
「うん、ありますね。キラキラしてますね」
「このキラキラしとるのは多分『金』だと思うんじゃが、どう思う?」

金、か…

「もし金なら大金持ちじゃよ」
ニヤリと笑った。
「いや、これは多分ですけど、恐らくですけど、雲母か何かで金ではないと思いますよ」
と云うと、会長は再び少し悲しそうな眼になった。
そりゃ悲しいじゃろう、寂しいじゃろう。
悪いことをしてしもうた。

2018年12月2日日曜日

倉真赤石温泉(13)

先週に引き続き、今週またもや行ってしもうた。
先週赴いた時にワシ自身も結果として「どんぐりコーヒー」開発陣の一員となったわけじゃが、こんなワシでも一応法人務めにより稼ぐサラリーで糊口を凌いでいるわけじゃので平日に開発作業は罷りならん。
その分、(多分会長の娘さんかなと思われる)女性が力強く、
「私が来週までになんとかしますから次の週末には必ず来てください!」
なる誠に力強い宣言をなすったので、その(多分会長の娘さんかなと思われる)女性にその開発のすべてを任せ、今日までの平日はリーマンとしての職務にあたっとった。
で本日早速に倉真赤石温泉に赴くと、普段は殆ど停まっとらん客のクルマが3台も停まっとる。
珍しくも千客万来の様子。
取り急ぎあの素晴らしいお湯に入り、狭い浴槽に先客2名とともに入り、彼らとともに静岡は瀬名の平山温泉の件や、ワシとしては最高難度の超秘湯と認定しとる名神一宮インターのところにあるラブホの湯などについて暫く語らい、その後着衣をして満を持して休憩所に向かったのじゃった。
その間にも別口の客が訪れておって、いつもはワシと会長しかおらんその部屋は結構な込具合であったがそれには関与せず、(多分会長の娘さんかなと思われる)女性が淹れてくれとるはずのどんぐりコーヒーの仕上がりを待っておった。

そして10分位あとのことじゃ。
遂に出てきたよ。

もうどっから見てもコーヒー
© ill-health(ruephas) 2018
先週より明らかに、色がコーヒー側に近寄ってきとる。
早速一口啜る。

おを!
これは先週とは違う。
何段も進化しとる。
既に麦茶ではなく、はっきりとコーヒー方面の味に変わっとる!
味も濃く、それなのにエグみや苦味は殆ど感じられぬ。
どのような開発を進めたかについて(多分会長の娘さんかなと思われる)女性に問うと、
「どんぐりの実を源泉に漬けて灰汁抜きする時間を長くして、焙煎(と言ってもフライパンで炒るだけじゃけど)も長くしました」
なるほどね〜。
しかしじゃ、全て飲み干した後に思ったのは、もう少しだけ濃ければ完璧なんじゃがなあ、ということじゃった。
なので(多分会長の娘さんかなと思われる)女性にその旨伝え、
「もうほんの少しだけどんぐりの粉の量を多くしてもう一杯だけ淹れて貰えますか」
とお願いしてみたところ、快い承諾を得られた。

その直後、なんと7人組のハイカーが新規客として登場し、もう休憩所も満員浴槽内も満員という、ここ倉真赤石温泉としては異常事態と云うべき状況になってしもうたが、そのような中(多分会長の娘さんかなと思われる)女性は落ち着き払って客を捌きつつ、ちょっと濃い目のコーヒーを淹れてくれた。
それがこれじゃ。

違いがわかる男の、倉真どんぐりコーヒー
だばだ〜、だ〜だばだ〜、だばだ〜
© ill-health(ruephas) 2018
わかるかなあ。
前のに比べてコーヒーに照りのようなものが感じられるじゃろう。
もう殆ど完成したと見た。
で、ドキドキ胸熱状態で一口。

よし!
これでヨシ!

うまい具合に濃くなって、しかし不思議なことにエグみや変な苦味は増えとらん。
なんて言えばいいんじゃろう。
味だけが濃くなって、その他の不快な味は全然増えん。
不思議なことじゃよ。
コーヒーに添えてくれたチョコ食べながら頂けばいいバランスじゃし、あと、ワシは普段コーヒーはブラックしか飲まんのじゃけど、このどんぐりコーヒーに関してだけはミルク(コーヒーフレッシュ)が絶対に合うと思う。
残念ながら温泉にもワシ自身にもその用意がなかったため試せなかったんじゃが、次回はそれを懐に忍ばせて行こうと思う。

で、ワシとしては商品化OKと思う。
倉真赤石温泉のメニューに載せてよしと断言する。
値付けは最初300円かと思ったが、温泉のメニューには既に普通のコーヒーが300円として載っておる。
どんぐりコーヒーは確かに原価はかかっとらんものの、人件費相当額を考えると普通のコーヒー以上の値付けが必要じゃろう。
したがって、コーヒーフレッシュを一個付けた上で最低でも400円、可能であれば500円取ってもよろしかろうと判断するところじゃ。
しかもこれは恐らくは季節限定メニューじゃろう。
毎年この時期だけじゃ。
更に恐らくは、そう沢山は淹れられん。
1日限定10杯といったところが妥当なとこと思われる。
そういうような事を(多分会長の娘さんかなと思われる)女性に申し述べたところ、
「1日10人も客こないから」
というお返事じゃった。

いやいや、今日の商売繁盛っぷりを目の当たりにするとそうとも限らんとは思うんじゃけどね。

兎に角是非、売り出してもらいたいものじゃと思う。

倉真赤石温泉って、会長が暇でいろいろ「悪戯ばかりしている」(本人談)のでほんとに面白くて飽きないんじゃよなあ。
そして(多分会長の娘さんかなと思われる)女性という新キャラも相まって、ますます目が離せない場所になってきとる。

ちなみに帰りしなに会長が、
「最近はあの娘に怒られてばかりおる」
とボヤいておったので、(多分会長の娘さんかなと思われる)女性ではなく、今後「会長の娘」とします。
酋長の娘のようで、誠にいいではないか。
わはははは。

2018年11月25日日曜日

倉真赤石温泉(12)

もうここには軟便も、
ん??
大丈夫かGoogle日本語入力、何遍も来てて沢山書いててもう飽きるんじゃないか書くことがないんじゃないかと思ったりするけど、温泉の主(ぬし)たる鈴木会長(本名は知らない)の個性的な性格や行動様式もあって全く飽きることがない。
今日地元では航空自衛隊浜松基地で航空祭をやっておって大変にウルサイため、避難のために倉真赤石温泉に行ってきた。
山林のところどころが段々に秋の表情が見え始めとる。

会長曰く「来週には山じゅうもっといい色になるよ」
© ill-health(ruephas) 2018
ここの泉質の素晴らしさに関してはもうくだくだしいんで省きます。
源泉は炭酸泉で、残念ながら加温のため浴槽では目に見える形での炭酸成分は感じることは出来んのじゃけど、先日行った磐田ななつぼしという人工炭酸泉がウリのスーパー銭湯の壁に書いてあることによれば、目に見えないお湯の中に溶け込んだ成分こそが大事ということなので、この倉真赤石温泉も多分効能あらかたじゃろうと思う。
その代り、夏場になれば屋上の源泉浴槽を楽しめるし、加温した内湯の浴槽にはもう嫌になるほどの湯の華が舞い踊っとる。
暫く前までは浴槽内に石鹸シャンプーの備えがあったんじゃが今はなくその代り、

お湯だけを、泉質だけをただ楽しむべし
© ill-health(ruephas) 2018
という掲示が新たにされておる。
なかなかいいことでありますので、皆様ここに来るときには家でシャワー済ませてからのほうが宜しい。

で、鈴木会長はもう既に80歳をとっくに超えた爺様なんじゃけどまだまだ意気貢献としており、大きなことから小さなことまでいろんなことに挑戦しておる。
でじゃな、これじゃ。

何かの工業製品の原料にも見えるがどんぐりです
© ill-health(ruephas) 2018
何か茶色い粉状のものが水の中に入っておる。
これは現在鈴木会長が新たに取り組んどるどんぐりコーヒーの原料じゃ。
最近温泉の周りの山林を散歩しとる時に、あまりに大量のどんぐりが落ちておることに改めて感銘を受け、ならばこのどんぐりを何とかすればコーヒーになるんじゃなかろうかと思いたったらしい。
そこで今朝どんぐりを拾い集め硬い殻を剥き実を取り出し、詳しいことは聞いとらんが兎に角何かの下処理をしてコーヒーのようにして濾して飲んでみたらしい。
結果としては余りに渋く余りに不味かったため一口飲んだのも吐き出し、全部捨ててしまったと。
そういう話をしてくれたからワシもちょっとばかし興味が出てきて、
「だったらほれ、ここの温泉、炭酸泉だし、粉にしたどんぐりの実を源泉に漬けといたら、渋みとか灰汁とか抜けないですかね」
と提案してみた。
何となくだけど、普通の水より炭酸成分が入ったやつのほうがその手の苦味とかうまく抜けそうな気がしない?
すると、
「うん。ワシもそう云われると思って既に温泉でアク抜きしとる」
おかしい。
今日ワシがここ来ることは事前には連絡しとらんかったんじゃが、まあ良いわ。
先程の写真の通り、温泉に浸かったどんぐりの粉を木べらでかき回しながら、
「朝からしとるから、もうかれこれ半日かな」
「へえ、じゃあ適当なとこで水分切って天日干しして少し火を通せば飲めるかもですね」
「でもなあ、あの苦味がいい具合に抜けんと」
「じゃあ今どんな具合かちょっと味見してみてくださいよ」
とお願いしてみると、今朝の苦味が相当応えている様子で明らかにヤだという表情を浮かべたため、
「じゃあちょっと僕が味見してみますね」
と云って、指先に粉を取って口に入れてみた。
「ん?あれ、全然苦味ないですよ。あれ、オレ舌バカになったかな。全然大丈夫な感じですよ」
「へ?本当かい?じゃああんた、ちょっとやってみるか?飲んでみたいか?よし作ってみよう」
実は適当なところで切りをつけて帰ろうと思っとったんじゃけど、何か目に見えない未知のフォース(つまり理力じゃね)のようなものに突き動かされつつある鈴木会長の勢いに巻き込まれた形になってしまった。
「とりあえずフライパンで水分飛ばして少し炒った感じにすればなんとかなるんじゃないかね」
会長は厨房から小さな網を持ってきて適量をそこに移し、厨房に戻っていった。

現段階では口にすべきものとは思えないがどんぐりです
© ill-health(ruephas) 2018
ワシも何か目に見えない未知のフォース(つまり理力じゃね)のようなものに突き動かされつつあるようで、許可も得ないまま会長の後ろについていって薄暗い厨房に入った。
会長はデカい五徳に火を入れ、フライパンを乗せてそこにどんぐりの粉を躊躇わず投入。

味噌ではなくどんぐりです
© ill-health(ruephas) 2018
菜箸を巧みに操りながら着実に乾燥作業を進める。

何か良くないものに見えるかもしれんがどんぐりです
© ill-health(ruephas) 2018
序盤、フライパンに少し焦げ付きかけるような挙動を見せたものの、会長は構わず乾燥焙煎作業を進め、その形状も段々と変化を見せ始める。

こら誰だヤギのなんとかって云ったヤツは
どんぐりです
© ill-health(ruephas) 2018
このあたりになると僅かにじゃけど香ばしいいい匂いがしてきたんで、少し食べてみることにした。
「あちあちあち、あちっ。あぢあぢ。ぱくっ。ん。あ!これ普通に食べれますよ。え〜っと、噛むと僅かに渋みはあるけど全然食べれますよ」
ほんとにそうで、旨味はないけど苦味とか渋みとかは結構いい感じで抜けている。
思ったのは、この状態のどんぐりをもう少し砕いて、クッキーの生地に混ぜ込んで焼いたら少し苦味のある大人のクッキーになって美味しそうなんじゃないか。
これ絶対ありです。

しかし本日の目的はどんぐりコーヒーを試飲することじゃから、調理役を会長からワシに交代し、菜箸ではなく木べらを使ってできるだけ細かくしつつ乾燥焙煎作業を進める。
その手付きを見て、(多分会長の娘さんかなと思われる)女性が、
「いや〜、なんか手付きがいいですね」
と褒めたりするので更に気合いをいれて作業を進める。
暫くすると会長から、
「うん。これくらいでいいじゃろ」
との許可が降りたため作業を終了、あとは(多分会長の娘さんかなと思われる)女性にバトンタッチ。
暫く待っておると(多分会長の娘さんかなと思われる)女性が、
「は〜い。出来ましたよ〜」
と言いながらコーヒーカップを2つ持ってきてくれた。

おほっ!これまんまコーヒーじゃん!
© ill-health(ruephas) 2018
ぱっと見、全くコーヒー。
ただ、コーヒーよりは若干色が薄く、濃いめ麦茶という色合いかな。
さあ、早速頂くことにしよう。
一口すすってみた。
「ん。こりゃいかん」
とワシ。
会長も同じく、
「うーん。これは…。これはいかんな」
同じ感想の言葉。
「そう。これはあれですよ、単なるすごく美味しい麦茶ですよ。えっと、何かが抜けすぎてますね。なんだろ?」
「うん。パンチ力がない。今朝のあの凄さはどこに?確かに単なる美味しいお茶だね」
そう、ホントに美味しいお茶に仕上がってます。
「これはこれで多分、冷やしておいてお風呂上がりに飲んだらすごく美味しくていいですよ」
「でも、コーヒーではない」
「そう、コーヒーではない」
両者意見は一致し、再起を期すことに決定した。
帰るためにクルマに乗り込むワシに向かって(多分会長の娘さんかなと思われる)女性が、
「絶対美味しいコーヒーにしますから、近いうちに来てくださいね」

うん、来週には素晴らしい紅葉になると会長も云っとるし、そう、早速来週に再訪することとしよう。
赤く染まった山を眺めながら美味しいどんぐりコーヒーをいただければ、きっと最高の気分になれるだろう。

2018年1月3日水曜日

倉真赤石温泉(11)

新年だからといって特にめでたくもないんですけど、社会的儀礼に基づき、皆様あけましておめでとうございます。

正月に行くべき温泉はどこか、熟慮に熟慮を重ねて(約5分間)得た結果は、倉真赤石温泉でした。
さっさと準備を済ませ、さっさとクルマに乗り込み、ガンガン走って温泉に到着。
温泉建屋前の僅かなスペースにクルマを停めつつ奥を見やると、中には鈴木会長(社長と言うか店長と言うか館長というか、要するにこの温泉の持ち主。スズキの鈴木会長に似ているのでオレが勝手に付けているあだ名)が胡座をかいているのが見えました。

クルマを降りて中に入り、
「あけましておめでとうございます」
と挨拶して中に入ると、鈴木会長は弁当を使っていました。
「いやあ、今日はヒマなんで営業開始を12時にしたんだよ」
って、今もうその時間過ぎてるんですけど。
「じゃあまだお湯溜まってないですか」
って訊いたら、会長は弁当を使いつつ、
「いや、いっぱいだよ。いいから早く行ってゆっくり入んな」
と云ってくれたので、会長との会話は後回しにして直ぐに浴室へ。

ここに関しては過去もう10回も書いているのでくだくだしくは書かないですけど、シンプルな浴室、乱舞する湯の華、ぬるくていつまでも入っていられるぬるつる泉質。
全てに変化なし。
どこにもスキはなし。
内湯しかないんだけど浴室にはおっきな窓があって開け閉めでき、湯あたりしそうになればそれを大きく開け放てば宜しい。
あけるとそこに見えるは、杉と竹に覆われた静やかな山林。
人工物は、はるか遠くに頭だけ見える鉄塔のみ。

注がれる源泉。
それと同じ量がオーバーフローしてます。
熱がりの私でも1時間ゆっくり入っていられる奇跡的な温度。
まったく、何も言うことなし。

浴室をでて、汗を拭き拭き会長と会話。
会長、今また新たな野望を抱いているようでした。
真冬に訪れたガッツ石松をして素晴らしいと云わしめた屋上の完全温度無調整炭酸温泉には瞠目するしかなかったが、会長、今回はそこまでハードな企画ではなく、玄関先に「真っ白になる源泉」を引き込んで、訪れるものたちをびっくりさせてやりたいとのこと。
「なあに、そこらに岩はたくさんある。4㌧トラックをぐっとここまで乗ってきて、岩を積んでやればなあに、直ぐにできるよ」
「白骨温泉みたいに真っ白になるんだよ。これを使えばいっぱい客が来るわい」

その意気や吉。
ぜひ期待したいもの。

なお、例のミニカレンダーは今年も健在でした。


あと、レアアイテム化して久しい「倉真赤石温泉タオル」については、本日会長のご機嫌が良かったようで、なんと記念に無料でいただけました。
あくまで超ラッキーなことであり、通常は有料であることは強く申し伝えます。

さらにあと、数年前に自販機あらしにやられて以来、ここには自販機はありません。
殆どの方は掛川バイパス西郷ICから現地を目指すと思われるが、途中でファミマ(旧さーK)があるので、そこで適度な補給をするがよろし(倉真赤石温泉は、持ち込み可じゃ)。

兎に角、鈴木会長。
今年も意気軒昂と見た。

2013年4月14日日曜日

倉真明石温泉(10)

昨夜の酒が少し残っていたんですがそれほど重症でもなく、9時過ぎに起床出来ました。
そこで、午後から倉見赤石温泉に行くことに致しました。

今年の元旦に行って以来約4ヶ月ぶり。

倉見に行く時いつも利用する国道1号バイパスの2車線化区間がだんだん伸びてきていて、以前まで頭痛の種であった磐田から袋井・掛川近辺の渋滞が見事に解消されておりストレスなく現地着。
温泉前の駐車スペースには既に3台の車が陣取ってましたが、私の車も何とかねじ込めることが出来ました。
中に入ると、もう大変な商売繁盛状態。
とは言っても、

  1. おばさん2人とおじさん1人という組み合わせのグループ
  2. 初老の夫婦
  3. 20代と思われるお兄ちゃん3人組
  4. それに私

という具合。
1.及び2.の面々は、持ち込んだ数々のおつまみお弁当でもって昼間っから宴会を繰り広げており、可成りの盛り上がりっぷりであります。
誠に正しい時間の過ごし方です。
本当は私もそうやってこの温泉に長居したいんだけど、なんせ交通手段が車ですので願いを叶えることが出来てませんが、酒を呑まない人に運転してもらっていつかきっとやりたいと思っとります。
浴室にはお兄ちゃん3人組が入っていたんで、彼らが出るまで暫くオッサンオバハンたちの宴会話を聞いてました。
しかしあの年代のオバハンはハイエネルギーだねえ全く。
まあ、次から次へと色んな話を繰り出して大声で笑って呑んで食って。
全く持って健康ですな。

今日は少し暖かい日なので、もし屋上の源泉露天がやってたら入ろうかなあと思ってたんですが、残念ながら準備してないとのこと。
浴室環境がどの程度進化してるか見るために屋上に上がってみると、何か浴槽がひとつ増えていて、合計3つになってたです。
あと浴槽の脇に灯籠が追加されていた。
何か風呂の方向性というかコンセプトがイマイチわかんない感じの進化ですが、まあこれが鈴木会長の醍醐味でなんでしょうな。
この屋上露天風呂、何時まで経っても完成しないという点では、プチサクラダファミリアと云ってもいいかも知れないな^^;

そのうちお兄ちゃんたちが出てきたので、早速浴室へ。
いつもの通りの浴室。
大きな窓を開け放ち、新鮮でさわやかな外気を浴室内に取り入れながら、僅かにとろみがある源泉掛け流しの温泉に浸かっているのは誠に至福の時です。
鳥の声を聞きながら、浴槽内で暫くうとうとしてました。

ふと壁を見ると、以前から狂いっぱなしで常におかしな時間を示していた時計が遂に撤去の憂き目にあってました。
まあ、こんな浮世離れした場所に来てまで別に時間を気にする必要もないし、寧ろ時計なんかないほうが心身ともにリラックス出来そうな気がするので、無いほうがいいや。

2013年1月1日火曜日

倉真赤石温泉(9)

今年に入ってから既に19時間と40分以上経過しましたが、それは兎も角皆様飽けましておめでとうございます。
直前のテキストに関する誤変換を敢えて修正しないままの船出であります。
今年初の温泉は表題の如く倉真赤石温泉で、昨年の元日も同様でありました。
今後、毎年元日の行事として、必ずここの温泉に来る事を年中行事としたいと思います。
酔っぱらってます、スミマセヌ。
今年最初のポストがこれか、まあいいや、私らしいから。