2021年8月14日土曜日

温泉に行かない日(504) 昼酒が呑めない

今回は誠に時分勝手な個人的志向に基づく内容じゃから善良な一般人は無視して宜しい。
まあこんな事書かなくとも普段から無視されとるから要らぬお世話じゃが。

ワシの住む辺りにも蔓延防止なんちゃらが出た。
その結果、ほぼ全部の飲食店で終日酒が呑めなくなった。
ワシはこれまで屡々書いていたとおり酒が好きで、医者の言いつけを完全無視してほぼ毎晩呑んでおる(が、何故かγの数値は年々下がっているというこの不思議よ)。
またたまさかには、一人でぶらりと歩いたりバスで出掛けて料金が手頃そうな店に入り昼呑みをするのが愉しみじゃ。
適度な罪悪感と幸福感を感じながらの独り昼酒。
年に数回のこのちょっとした個人的なイベントはワシにとっては大事なものじゃ。
ところがそれが訳の分からぬ蔓延防止なんちゃらのせいで出来なくなった。

この辺以降は特に自分勝手な部分じゃから「何云ってんだオマエ」という内容になるが別に構わん、ここはワシの場所じゃ。
ワシは昼呑みでも夜呑みでも、大人数での呑み会はダイキライじゃ。
意味のない持ち上げ会話に疲れるだけで、それに正比例して酒も不味くなる。
特に定期異動時における会社絡みの大規模呑み会はもう本当に本当に本当にダイキライで絶対に出たくないため、多くの呑み会を「昨年から決まっている外せない用事があるから」という理由で断っておる。
これを皆にも明示するため、会社のグループウエアのスケジュールにも目立つ色で「夕刻より外せない所用あり」と入れておく。
酒は独りで呑むべきであり、そうでない場合でも上限は3人まで。
酒の場でワーワー騒いだり歌ったりはすべきではなく、ただ黙って呑むべし。
数人の際には静かな低い落ち着いた小声で語るべし。
これが昔から変わらぬワシの考えじゃ。
こう云いつつも、もう何十年も前から毎年末に続けておる個人的呑み会がある。
ワシを含む同じ歳の初老が3人集まってやる忘年会のようなものじゃが、これは流石に一昨年より控えておる。
同じエリアで働いておるのならまあやってやれんことも無いんじゃろうが、不幸にしてワシ以外の1人は県東部、もう1人は四国で働いておるので、そういった意味でもやめておくのが良かろうと決めた。

何が云いたいかと云うと、独りで黙って節度を保って呑む分には昼だろうが夜だろうがリスクは殆どゼロじゃろうということじゃ。
透明な仕切りの中に独り入って黙ってつまみを突き、酒を呑むののどこがどう危険なのか政治屋の人は教えてくれと思う。
昼間に暇な中年主婦がファストフード屋やファミレスに集まり、やっすいフリードリンクで何時間も粘ってその間デカい声でわあわあ喋っとるのを見ることがあるが、そっちのほうがほうがよっぽど危険じゃ(煩いし)。
また大都会での電車の方がそれより遥かに危険じゃ。

なんでこうやって根拠も理由もない一律な線を引いて呑み屋を締め付けるのか。
或いはたまの休みに居酒屋で独りで一息つきたい中年初老をいじめるのか。
売上が少なすぎて利益になるかどうかはわからんが、リスクが無い範囲というか基準を科学的根拠に基づき定めて、少しでも営業できるようにしてあげれば居酒屋の皆さんとて生きがいを保てるじゃろうと思うのに。

繰り返しになるがワシとてたまには外で呑みたい。
特に昼に独りで静かに飲む酒は最高に美味い。
庶民がたまに味わう小さな幸せを奪うな。
なんとかならんもんかと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントどうもありがとうございます。
貴方のコメントは世界とワシとあなたを救う。
たぶん。